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資料3 - NHKオンライン

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資料3 - NHKオンライン
(資料−1)
平成24年度
収支予算と事業計画の説明資料
日本放送協会
目
次
Ⅰ.平成24年度予算編成について
2
1 平成24年度予算の基本的な考え方
2
2 事業運営の重点事項
3
3 受信料の値下げについて
5
Ⅱ.一般勘定
般勘定
6
収支構造
6
(事業収入)
9
1 受信料収入
9
2 副次収入
11
3 交付金収入等
11
(事業支出)
12
1 国内放送
12
2 国際放送
26
3 契約収納
29
4 受信対策
31
5 広報
32
6 調査研究
33
7 給与、退職手当・厚生
35
8 共通管理、減価償却費等
37
(建設計画)
41
Ⅲ 番組ア カイブ業務勘定
Ⅲ.番組アーカイブ業務勘定
43
Ⅳ.受託業務等勘定
45
(資料) 平成24年度末予定貸借対照表
平成24∼26年度経営計画(収支)
社会 経済指標
社会・経済指標
46
47
48
・従来、「税込方式」としてきた消費税の会計処理について、24年度から「税抜方式」に変更
します。比較をわかりやすくするため、23年度予算は税抜で試算し、表示しています。
・単位未満の端数を切り捨てて表示しています。
1
Ⅰ.平成24年度予算編成について
1
平成24年度予算の基本的な考え方
完全デジタル移行を経て、放送は新しい時代を迎えるなど、NHKをと
りまく環境は大きく変化しています。その中で、23年3月には東日本大震
災を経験し 公共放送の役割と重要性が再認識され NHKに対する視聴
災を経験し、公共放送の役割と重要性が再認識され、NHKに対する視聴
者の期待がますます高まっています。
このような状況のもと、24年度の事業運営にあたっては、3か年経営計
画の初年度として、公共放送の原点に立ち返り、「公共」「信頼」「創造
・未来」「改革・活力」の4つの重点事項に取り組みます。
具体的には、東日本大震災を踏まえ、いかなる災害時にも対応できるよ
う、安全・安心を守るための公共放送の機能を強化するとともに、東日本
大震災からの復興を支援します また 世界に通用する質の高い番組や確
大震災からの復興を支援します。また、世界に通用する質の高い番組や確
かなニュース、日本や地域の発展につながる放送を充実するとともに、完
全デジタル移行後の放送と通信の融合時代にふさわしいさまざまな伝送路
を利用した新たなサービスを開発します。さらに、効率的な経営を行い、
公共放送の価値を最大に高めるほか、受信料の公平負担の徹底のため、営
業改革と受信料制度の理解促進に努めます。
協会の主たる財源である受信料については、テレビ受信機のみを対象と
する受信料体系に移行した昭和43年以降、初めてとなる値下げを平成24年
10月から実施します。
これらの考え方に基づき、24年度は、経営計画の目標に全力で取り組む
一方で、効率的な運営と経費の抑制に一層努め、公共放送としての使命を
果たし、視聴者の期待と信頼に、これまで以上にこたえていきます。
2
2
事業運営の重点事項
右端の( )内は主な参照ページを示しています。
(1) 公共
安全・安心を守るなど公共放送の機能を強化するとともに、
東日本大震災からの復興を支援
① いかなる災害時にも対応できる放送設備と体制の強化
(P21)
② 地域の安全・安心に役立つ情報提供
(P21)
③ 東日本大震災を検証し復興を支援する番組
(P22)
④ 災害の映像・証言を歴史的資料として記録し保存・活用
(P22)
(2) 信頼
世界に通用する質の高い番組や、日本、そして地域の発展に
つながる放送の充実
① 確かなニュースや多様で質の高い番組
(P13,18)
② 地域の再生、地域の活性化への貢献
(P17)
③ 国際発信力の強化
(P26)
④ 国際展開によるNHKのブランド力の向上
(P13)
2
3
(3) 創造・未来
放送と通信の融合時代にふさわしい、さまざまな伝送路を
利用した新たなサービスの充実
① 放送と通信が融合した新たなサービスの提供と開発
(P23,43)
② 新たなメディア環境に対応する技術とサービス基盤の確立
(P33)
③ 次世代の超高臨場感放送システムの開発
(P33)
④ 人にやさしい放送・サービスの拡充と開発
(P24,33)
⑤ テレビ放送の完全デジタル移行後の課題への取り組み
(P31)
(4) 改革・活力
① 効率的な経営を行い、公共放送の価値を最大化
効率的な経営を行い 公共放送の価値を最大化
(P37)
② 受信料の公平負担に向けた営業改革と受信料制度の理解促進
(P9,29,32)
③ 放送・サービスの質を向上させる活力ある職場づくりの推進
放送 サ ビス 質を向上させる活力ある職場づくり 推進
(P40)
4
3
受信料の値下げについて
24年10月より、口座・クレジット支払で月額120円、継続振込等で月額70円の値下げを実施しま
す (地上契約および衛星契約の場合)
す。(地上契約および衛星契約の場合)
■地上契約の月額受信料
値下げ
△120円
値下げ
△70円
月額受信料の
△8.9%
1,345円
口座・
クレジット
継続振込等
1,275円
1,225円
24年9月30日まで
受信料額
24年10月1日以降
(沖縄県の受信料額は省略)
◆24年9月30日までの受信料額
契 約 種 別
(消費税込)
月
額
6か月前払額
12か月前払額
地 上 契 約
1,345円
7,650円
14,910円
衛 星 契 約
2,290円
13,090円
25,520円
特 別 契 約※
1,005円
5,730円
11,180円
◆24年10月1日以降の受信料額
契 約 種 別
地 上 契 約
衛 星 契 約
特 別 契 約※
支払区分
(消費税込)
月
額
6か月前払額
12か月前払額
口座・クレジット
1 225円
1,225円
6 980円
6,980円
13 600円
13,600円
継続振込等
1,275円
7,270円
14,160円
口座・クレジット
2,170円
12,370円
24,090円
継続振込等
2,220円
12,660円
24,650円
955円
5,430円
10,580円
1,005円
5,730円
11,180円
口座・クレジット
継続振込等
※ 特別契約とは、自然の地形による難視聴地域または列車・船舶等の移動体で衛星放送のみ受信できる
場合の契約です。
5
Ⅱ.一
般
勘
定
収支構造
事業収入については、受信料の公平負担に向けた取り組みを強化し、支払率および収納率の向上
に努めますが、 24年10月からの受信料値下げ等により大幅な減収となります。
事業支出については、公共放送の機能強化と放送・サービスのさらなる充実を図る一方、業務の
棚卸しを進めることで、経費を削減します。
このように、24年度は収入・支出とも前年度を大幅に下回る厳しい状況となりますが、効率的な
業務運営を 層推進することで、収支均衡予算とします。
業務運営を一層推進することで、収支均衡予算とします。
事業収支
区
(億円)
23年度
予算(税抜)
分
24年度
予 算
増減額
率・%
備
考
入
6,604
6,489
△ 114
△ 1.7
料
6 362
6,362
6 269
6,269
△ 93
△ 1.5
1 5 受信料値下げによる減等
交 付 金 収 入
34
34
△ 0.1
△ 0.3 選挙放送関係交付金の減等
副
次
収
入
89
91
2
財
務
収
入
50
50
△ 0.6
入
19
37
17
事
業
受
収
信
雑
収
3.0 番組活用収入の増等
△ 1.3 受取配当金の減等
92.9 前々年度以前受信料の増等
特
別
収
入
47
7
△ 40
△84.2 固定資産売却益の減等
事
業
支
出
6,564
6,489
△ 74
△ 1.1
事 業 運 営 費
5,789
5,740
△ 48
△ 0.8
国 内 放 送 費
2,719
2,804
84
3.1 公共放送の機能強化による増等
国 際 放 送 費
137
150
13
国際発信力の強化に向けたNHKワ ルドの充実等
9 8 国際発信力の強化に向けたNHKワールドの充実等
9.8
契 約 収 納 費
570
580
9
1.7 外部委託の拡大による契約収納活動の強化等
受 信 対 策 費
287
74
△ 213
△74.2 完全デジタル移行に伴うデジタル化対応経費の減等
費
50
51
0.5
調 査 研 究 費
81
85
4
与
1,255
1,254
退職手当・厚生費
565
615
50
共 通 管 理 費
121
123
2
減 価 償 却 費
698
697
△
1
△ 0.1 建設費の圧縮に伴う減等
費
1
0 04
0.04
△
1
△97 0 放送債券利息の減等
△97.0
出
25
22
△
3
△12.7 固定資産除却損の減等
費
50
30
△ 20
40
−
△ 40
広
報
給
財
特
予
務
別
支
備
事 業 収 支 差 金
△
1
6
1.0 NHKふれあいセンターの体制強化等
5.3 スーパーハイビジョンの開発推進による増等
△ 0.1 要員の見直しによる減等
8.9 年金制度変更の効果の償却終了等
1.8 シェアードサービス導入検討経費の増等
△40.0
資本収支
設備投資や建設積立資産など資産の増減と、その財源対応を収支で表したものです。
区
資
分
本
23年度予算
収
入
24年度予算
(億円)
増減額
850
1,122
272
事 業 収 支 差 金 受 入 れ
40
−
△ 40
前 期 繰 越 金 受 入 れ
72
400
327
減 価 償 却 資 金 受 入 れ
698
697
△
1
れ
29
25
△
4
放送債券償還積立資産戻入れ
10
−
△ 10
850
1,098
248
費
750
698
△ 52
建 設 積 立 資 産 繰 入 れ
−
400
400
100
−
△ 100
−
24
24
資
産
受
入
(除却・売却等による固定資産の帳簿価額の受入れ)
資
本
支
建
放
資
出
設
送
債
本
券
収
償
還
支
金
差
金
資本収支差金24億円については、財政安定のための繰越金へ繰り入れます。
参考1
財政安定のための繰越金と建設積立金
現在の放送センター(本部)は第1期工事の完成から46年が経過して老朽化が進むとともに、放
送・サービスの拡充に伴いスペース不足も深刻になっています。いかなる災害の時も放送の中枢機能
を維持し、十分な耐震構造と放送機能を備えた設備への更新を行うため、新放送センターの整備に向
けた準備を始めます。
このため、将来の建て替えに備え、24年度は財政安定のための繰越金のうち400億円を新放送セン
ターの建設積立金に組み替えます。
(億円)
区
23年度末見込
24年度取崩
24年度繰入
24年度末見込
建 設 積 立 金 ( 資 産 )
−
−
400
400
財政安定のための繰越金
1,164
△ 400
24
789
参考2
分
外部資金の状況
23年度に放送債券の償還を完了(24年2月予定)し、24年度に新たな放送債券の発行や借り入れ
は予定していないため、23年度末および24年度末における外部資金の残高はゼロとなる見込みです。
(億円)500
400
300
長期借入金
208
131
200
100
260
260
25
10
3
260
260
260
200
0
16年度末
17年度末
18年度末
19年度末
7
20年度末
21年度末
放送債券
100
0
22年度末
23年度末
参考3
事業収支のうち衛星放送に係る収入と経費
衛星放送に係る収入と経費とは、衛星付加受信料を収入とし、衛星放送の実施に要する番組制作や
契約収納等の経費を把握しているものです。
衛星放送に係る経費は、衛星放送のみに係る経費のほか、衛星放送および地上放送に共通して係る
経費を放送時間比率や受信契約件数比率等の一定の基準により配賦しています。
区
分
(金額は再掲)
23年度
予算(税抜)
24年度
予 算
(億円)
増減額
率・%
衛 星 付 加 受 信 料 収 入
1,455
1,525
70
4.8
衛星放送の実施に要する経費
1 200
1,200
1 495
1,495
294
24 5
24.5
事
業
運
営
費
1,104
1,401
297
26.9
減
価
償
却
費
96
93
△
2
△ 2.9
255
30
△ 224
差
額
配賦基準の見直し
23年7月のBSアナログ放送終了により、衛星放送は難視聴解消波としての役割を終え、放送法の
位置づけも基幹放送となりました。このような役割や制度面での変更により、衛星放送に係る経費の
区分についても見直す必要が生じたため、24年度から配賦の考え方を見直し、一層の適正化を図ります。
・BSアナログ放送終了により、衛星放送は難視聴解消波としての役割を終え、これまで全額を地上
放送の経費としていた「大河ドラマ」等の番組制作費を配賦
・衛星放送の実施に係る要員数をチャンネル別の業務量調査等をもとに算出し人件費を配賦 等
参考4
業務別予算
業務別予算とは、国内放送費、契約収納費など業務ごとの経費(物件費)に、人件費と減価償却費
を要員・施設に応じて配分したものです。
を要員
施設 応じて配分したも です。
z 番組・放送技術の調査研究185億円〔2.9%〕
z 事業の管理251億円〔3.9%〕
z 広報活動70億円〔1.1%〕
z 財務費、特別支出、予備費
52億円〔0.8%〕
(23年度2.7%)
(23年度1.0%)
(23年度3.9%)
(23年度1.1%)
z 受信サービス活動121億円〔1.9%〕
(23年度5.1%)
(
年度
)
z 受信契約および受信料の収納
736億円〔11.3%〕
(23年度11.1%)
事業支出
z 国際放送番組の制作と送出
195億円〔3.0%〕
6,489億円
(23年度2.8%)
z 国内放送番組の制作と送出
4,875億円〔75.1%〕
〔 〕は構成比率を表します。
( )は23年度予算(税抜)における構成比率です。
(23年度72.3%)
8
(事 業 収 入)
1
受信料収入
改革・活力②
24年度は、受信料の公平負担に向けた取り組みを強化し、支払率73%、収納率96%を目指します。
受信料収入は、10月からの受信料値下げにより217億円の減収が発生しますが、契約件数の増加や
未収削減に努め、123億円の増収を図ることにより、6,269億円を確保します。
(億円)
区
受
信
基
本
23年度
予算(税抜)
分
料
収
入
24年度
予 算
増減額
率・%
6,362.7
6,269.0
△ 93.7
△ 1.5
料
4,906.7
4,743.0
△ 163.7
△ 3.3
衛 星 付 加 受 信 料
1,455.9
1,525.9
70.0
4.8
受
信
受信契約件数等の年間増減
区
支
払
22年度
分
数
決 算
(A)−(B)
年度末件数
契
約
総
数
収
数
(B)
星 契
約
数
見 込
予 算
45
65
3,527
3,574
3,572
3,637
46
40
20
45
3,731
3,757
3,751
3,796
△
25
△ 25
204
183
179
159
87
75
60
72
1,543
1,601
1,603
1,675
27
※1
年度末件数
予 算
24年度
65
年度末件数
衛
23年度
73
(A)
年度末件数
未
(万件)
△
△
20
支
払
率
※2
71%
72%
72%
73%
収
納
率
※3
95%
95%
95%
96%
※1 ここでの「衛星契約」とは、衛星系および地上系による放送受信契約と特別契約を指します。
※2 支払率=支払数/有料契約対象数
支払率 支払数/有料契約対象数 (有料契約対象数は、22年国勢調査結果速報値をもとに推計しています。)
(有料契約対象数は 22年国勢調査結果速報値をもとに推計しています )
※3 収納率=収納数/有料契約数
9
受信料収入と支払率・収納率の推移
(億円)
97%
7,000
92%
90%
92%
93%
93%
94%
70%
71%
72%
72%
77%
6,800
72%
69%
22年国勢調査結果
速報値による支払率
17年国勢調査結果による支払率
6,600
,
95%
95%
96%
74%
75%
76%
収納率
支払率
72%
6,680
(税込)
71%
73%
6,598
6,478
6,400
6,442
6,410
6,386
値下げ
6,362 △217
(税抜)
6,312
6,269
6,200
(税抜)
増収
+123
6,138
6,000
6,024
5,800
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
決
算
(消費税込)
23年度
見込
24年度
予算
(消費税抜)
受信契約件数等の年間増減の推移
区
分
(万件)
15年度
16年度 17年度
18年度
19年度 20年度
21年度
22年度 23年度
24年度
決 算
決 算
決 算
決 算
決 算
決 算
決 算
予 算
決 算
見 込
数
6
△ 199
△ 110
61
52
47
35
73
45
65
数
15
△ 28
△ 44
03
0.3
22
22
23
46
20
45
数
9
171
66
△ 61
△ 30
△ 25
△ 12
△ 27
△ 25
△ 20
衛 星 契 約 数
42
35
18
37
50
53
69
87
60
72
支
契
未
払
約
総
収
5か年平均(前年度比)
受信料増収額
114億円
契 約 総 数
22万件
衛星契約数
59万件
10
2
副次収入
改革・活力①
24年度は積極的な番組の二次展開等により、23年度を上回る91.9億円の副次収入を見込みます。
区
副
23年度
予算(税抜)
分
次
収
入
(億円)
24年度
予 算
増減額
率・%
備
考
89.2
91.9
2.6
3.0
番 組 活 用 収 入
63.1
65.3
2.1
3.5
技 術 協 力 収 入
6.4
6.0
△ 0.3
△ 5.0
衛星打ち上げ技術協力収入の減等
施 設 利 用 料 等
19.7
20.5
0.7
4.0
スタジオパーク入場料収入の増等
交付金収入等
3
区
交
財
付
金
収
収
収
別
23年度
予算(税抜)
分
務
雑
特
番組提供収入の増等
収
(億円)
24年度
予 算
増減額
率・%
備
考
入
34.2
34.1
△ 0.1
△ 0.3
選挙放送関係交付金の減等
入
50.8
50.1
△ 0.6
△ 1.3
受取配当金の減等
入
19.2
37.0
17.8
92.9
入
47.9
7.5
△ 40.3
△84.2
11
前々年度以前受信料の増等
固定資産売却益の減等
(事 業 支 出)
1
国内放送
24年度は、国民の生命・財産を守るため、災害時の報道および番組制作体制を強化して、正確で
迅速な報道に万全を期すとともに、東日本大震災を検証し、復興を支援する番組を放送します。テレ
ビ放送の開始から60年を迎え、公共放送として幅広い視聴者層に親しまれ、多様で質の高い番組を
放送するとともに、地域の特性や視聴者の関心に応じた放送・サービスを充実します。また、オリン
ピックロンドン大会の放送を実施します。
1
(億円)
3,000
2,719
,
2,804
全国放送番組費(P14∼16)
テレビ・ラジオ各波の全国放送番組の制作費、オリンピック
ロンドン大会放送実施経費
2
2,500
2,000
地域放送番組費(P17)
地域放送局による地域放送番組の制作費
(地域放送局が制作する全国放送番組の制作費は全国放送番組費)
1 375
1,375
1,387
3
報道取材費(P18)
信頼されるニュースのための本部・地域放送局における日常の
取材活動、東日本大震災・原子力発電所事故等の重大関心事の取
材、海外総支局や航空取材用ヘリ運用経費等
1,500
148
1,000
174
293
149
182
322
4-1
制作共通費等(P18)
音楽著作権料、素材伝送回線料、放送システム経費等の番組制
作に共通して要する経費
4-2
編成企画費・番組利用促進費(P18)
178
194
視聴者との結びつきのための番組連動イベントや、番組の周知
宣伝、考査、番組編成や個別番組の向上を図るための調査経費等
549
567
5
500
放送サービス維持・運用経費(P19)
全国に放送を届けるための放送回線料、放送設備の電力料、放
送衛星の中継器利用料、電波利用料、放送機材・設備の維持費等
0
23年度
24年度
(再掲)公共放送の機能強化と東日本大震災からの復興支援
58億円
安全・安心を守るなど公共放送の機能を強化するとともに、
東日本大震災からの復興を支援
12
国内放送の重点事項
1 国民の生命と財産を守る正確で迅速な報道
公共①
z
正確で迅速な報道に万全を期し、防災・減災につながる情報の充実・強化
z
日本が抱える課題や世界の動きを詳しく伝えるニ
日本が抱える課題や世界の動きを詳しく伝えるニュース・報道番組の充実
ス 報道番組の充実
z
インターネットの機能を活用したニュース番組を新設
信頼①
2 東日本大震災を検証し、復興を支援する番組
公共③,④
z
東日本大震災や原子力発電所事故の教訓を検証する大型の調査報道番組を制作
z
被災地の方々の心を癒やし、励ます番組や元気づける取り組みで復興を支援
z
災害の映像や復興の記録のアーカイブス化
3 幅広い視聴者層に親しまれる番組
信頼①
z
家族で楽しめる番組を強化するとともに、視聴者参加型のクイズ番組を新設
z
音声放送では、青少年に親しまれる、インターネットと連動した番組等を編成
信頼①
4 新たな時代に突入した衛星放送のさらなる定着
z
BS1では、デジタル化のメリットを生かしたマルチ編成等でサービスを強化
z
BSプレミアムは、これまで以上に受益感の大きなチャンネルとして定着を図る
5 世界に通用する質の高い番組
信頼④
z
海外の放送機関と連携した国際共同制作を強化
z
海外マーケットを意識した番組の開発や展開を通じて、世界に通用する大型番組を制作
放送局のちから を深化させた地域放送の充実
6
公共②
信頼①,②
z
地域の再生や活性化へ貢献するため、地域が抱える問題と向き合い、多様なサービスを展開
z
地域を舞台にしたドラマ制作等を強化して、全国に発信
z
自治体等との連携も図り、全国の放送局のホームページで安全・安心につながる情報を強化
7 放送と通信の融合時代にふさわしい新たなサービスの展開
z
創造・未来①
放送の視聴意欲を高める動画コンテンツの展開や、視聴者参加型コンテンツの拡大
8 オリンピックロンドン大会およびパラリンピック放送の実施
z
9
インターネットやデータ放送等とも連携しながら、視聴者の高い関心にこたえる
人にやさしい 放送・サービスの拡充
z
字幕放送・解説放送・手話など 人にやさしい 放送・サービスをさらに推進
13
創造・未来④
1 全国放送番組費
〔地上放送〕
各波の編集方針
総合テレビジョン
総合サービス波として、国民生活に必要不可欠なニュース・情報番組や創造的な文化、教養、娯楽
番組等の調和ある編成を行います。さらに、震災後の日本の課題を考える番組や、国民の安全・安心
を守る番組を発信します。また、世代を超えてともに楽しめる NHKだからできる放送 のさらなる
充実を図ります。地域放送の全国への発信も一層強化します。
(編集のポイント)
・夜間の報道・情報番組を充実
・親子がともに視聴できる番組の充実
・地域を支援し、視聴者と直接向き合う番組の充実
地域を支援し 視聴者と直接向き合 番組 充実
・東日本大震災を検証し、復興を支援する番組
・大型番組のさらなる強化
大河ドラマ「平清盛」
教育テレビジョン
(E テ レ)
教育テレビジョン(以下、Eテレ)は 未来を志向する チャンネルとして、主に 未来を生きる子
どもたち 、 明日を担う若者 を対象とした番組を強化します。また、引き続き「大きく伸びろ!子
を対象とした番組を強化します。また、引き続き 大きく伸びろ 子
どもたち」「ともに生きる社会」「心豊かな暮らし」を3本柱のテーマとして、より広い視聴者の期
待と要望にこたえるとともに、定時マルチ編成を実施します。ワンセグ放送では同じ内容を同時放送
しつつ、週末・深夜を中心に独自サービスを行います。
(編集のポイント)
・ティーンズ向け番組の充実・強化
・趣味・実用番組の刷新
・英語番組の刷新
・若年層向け番組、教養番組の充実
・福祉番組の刷新
・学校放送番組の再構築
「Rの法則」
・幼児・子どもゾーン番組の充実
14
ラジオ第1放送
生命や暮らしを守る 安心ラジオ として、ニュース・報道番組を充実させます。生放送を中心とし
た編成で、災害等の緊急時には、迅速に情報を伝えます。
インターネットや携帯端末等を通して、聴取者の声を取り入れる双方向の番組づくりに努め、身近
なメデ アとし
なメディアとしての存在感を高めます。ネットラジオを活用して、放送と通信の融合時代にふさわし
存在感を高めます ネ トラジオを活用し
放送と通信 融合時代にふさわし
い番組の開発を進め、若い世代へ聴取者層の拡大を図ります。
(編集のポイント)
・土日夜間に10∼20代の心に寄り添う番組を集中編成
・平日午前に長時間の生活・文化情報番組を新設 等
NHKネットラジオ 「らじる★らじる」
ラジオ第2放送
ラジオ第2放送は、放送を開始して80年を超え、ネットラジオもスタートするなど、新たな時代
を迎えました。これまで以上に時代に即した 生涯学習波 として、さらなる質の向上を図ります。中
核である語学番組は、学習者の利便性を考慮したラインナップに組み直し、新たな英語番組も開始し
核である語学番組は 学習者の利便性を考慮したラインナップに組み直し 新たな英語番組も開始し
ます。福祉番組や国際放送と連動した番組もリニューアルを図ります。
(編集のポイント)
・語学講座番組の充実
・国際放送と連動した番組の充実
F
M
放
等
送
総合音楽波 として、優れた音質を生かした多彩な音楽番組や、音楽ファンの期待にこたえるユニ
ークな特集を編成します。インターネットを通したサービスの充実に取り組み、ネットラジオの聴取
者層をさらに広げます。
災害など緊急時には、地域情報波としてラジオ第1放送と連携して機動的な編成を行うなど、きめ
災害など緊急時には 地域情報波としてラジオ第1放送と連携して機動的な編成を行うなど きめ
細かな情報を提供します。
(編集のポイント)
・日曜午後に気軽に楽しめる番組を新設
・クラシックファンの期待にこたえるために番組の個性を明確化
区
分
上
放
23年度
予算(税抜)
24年度
予 算
(億円)
増減額
836.0
836.8
0.8
総合テレビジョン
598.9
600.4
1.5
E
レ
201.7
199.1
送
35.2
37.2
地
音
テ
声
放
送
等
△
2.5
1.9
率・%
備
考
0.1
オリンピックロンドン大会放送による増、
「坂の上の雲」放送終了による減等
ワンセグ独自サービス実施規模見
△ 1.3
直しによる減等
0.3
5.5 音声放送の強化
24年度から、業務委託費の総合テレビジョン・Eテレへの計上基準を見直しています。23年度は、この見直し
を反映した予算額を表示しています。
15
全国放送番組費 〔衛星放送〕
各波の編集方針
B S
1
世界の今を伝える国際情報 、 生放送にこだわったスポーツ 、 報道の背景を深く掘り下げる番
組 を中心とした編成で、独自性をより際立たせます。特にスポーツソフトは、常に視聴者の意向を
にらんだ、柔軟で機動的な編成を行います。さらに、デジタル化のメリットを最大限に生かして、ス
ポーツ中継の延伸時のみならず、同一時間帯で複数番組を編成するなど、マルチ編成の活用を進め、
視聴者の利便性をさらに向上させます。
(編集のポイント)
・金曜夜間に特集番組枠を新設
・スポーツ情報番組の充実・強化
・週末夜間と朝の国際情報の強化
・国際放送との連携
「ワールドWave トゥナイト」
BSプレミアム
本物志向の教養・娯楽チャンネル として
として、多彩な分野の良質で、個性的な定時番組を編成し、従
多彩な分野の良質で 個性的な定時番組を編成し 従
来の視聴者の充足を図りながら30∼50代、とりわけ女性を中心とした視聴者の期待と関心にこたえ
ます。また、圧倒的な訴求力と話題性を持った大型企画番組やダイナミックな長時間特集を編成し、
BSプレミアムの存在感を高め、新たな視聴者の獲得を目指します。先進的な演出方法やテーマに挑
戦し、新たなテレビ文化の創造に貢献します。
(編集 ポ
(編集のポイント)
ト)
・夜11時台を女性視聴者の関心にこたえるゾーンとして刷新
・土曜夜間に、訴求力のある大型特集番組等を新設
・平日夜9・10時台の刷新と良質で個性的な番組の充実・強化
・平日夜7・8時台を多彩な分野の番組で視聴者層を拡大
・幼児・子どもに向けた番組を充実・強化
「世界遺産 時を刻む」
・ドラマの充実
区
分
星
放
(億円)
23年度
予算(税抜)
24年度
予 算
増減額
率・%
539.5
539 5
550 5
550.5
10 9
10.9
20
2.0
1
273.1
284.1
11.0
4.0
B S プ レ ミ ア ム
266.4
266.3
△ 0.04
△0.02
衛
B
S
送
16
備
考
オリンピックロンドン大会放送に
よる増等
2 地域放送番組費
全国の放送局が掲げてきた 放送局のちから をさらに深化させます。放送局が一丸となって地域
に密着した情報を視聴者のみなさまにお届けし、地域の再生や活性化の拠点としての取り組みを一
層強化させます。また、群馬県、栃木県で県域テレビ放送を24年4月から開始します。
層強化
群馬県 栃木県 県域
放送
年 月
開始
1
地域の安全・安心に役立つ情報提供
z 全国54の放送局のホームページを「地域の安全・安心のポータルサイト」と位置づけ、自治体
との連携等により、地域の災害情報、避難情報、生活安全情報等をきめ細かく提供
z 地域放送番組の字幕放送を拡大
地域放送局の「河川水位情報」
2
地域の再生、地域の活性化への貢献
z 放送局の経営資源を集中させ、平日夕方6時台のニュース・情報番組の取材・制作にあたり、
より地域に密着した情報を提供
よ 地域 密着
情報 提供
z 地域社会が抱える問題、各地域の豊かな自然や文化や人々の営みを見つめ、金曜夜間を中心に
それぞれの地域の特性や視聴者の関心に応じた多様なサービスを展開
z ドラマなど、地域を舞台にした番組の充実
z データ放送や双方向機能、マルチ編成など、デジタル放送ならではのサービスを充実
地域放送時間(1日あたり計画値)
総合テレビジョン
ラジオ第1放送
FM放送
3
3時間程度
2時間30分程度
1時間20分程度
群馬県、栃木県での県域テレビ放送を4月から開始
(億円)
区
分
地 域 放 送 番 組 費
23年度
予算(税抜)
148.0
24年度
予 算
増減額
149.3
1.2
率・%
0.8
備
考
群馬県、栃木県での県域テレビ放送
群馬県
栃木県での県域テレビ放送
開始による増等
地域放送局の取り組みは、地域放送番組費のほか、全国放送番組費や報道取材費、技術設備の維持運用費等に
より実施します。
17
3
報道取材費
国民の生命・財産を守るという公共放送NHKの重要な使命を果たすため、正確で迅速な報道に
万全を期し、防災・減災につながる情報に一層力を入れます。
また、災害の映像・証言を歴史的資料として記録し保存・活用していきます。
国民の生命と財産を守る正確で迅速な報道の強化
z 災害対応強化のための報道・制作体制を充実
公共①
z 自治体等と連携した、災害・防災情報等を充実
公共②
z ニュース番組を強化するとともに
ニュ ス番組を強化するとともに、インタ
インターネットを活用したニュース
ネットを活用したニュ ス
番組を新設
公共③
z 日本が直面するさまざまな課題、激動する国際情勢等を深く掘り下げる
調査報道を展開
信頼①
航空取材用ヘリ
区
23年度
予算(税抜)
分
東日本大震災の取材現場から
24年度
予 算
増減額
率・%
備
(億円)
考
報 道 取 材 関 係 経 費
174.1
182.9
8.7
5.0
国
内
取
材
142.5
151.5
8.9
災害対応の強化による増、
6.3 統一地方選挙の終了による減等
海
外
取
材
31 5
31.5
31 3
31.3
△ 0.1
01
4 制作共通費等
公共① ④
△ 0.6
0 6 為替変動(円高)による減等
信頼①
創造・未来①
制作共通費等は、番組制作や正確な放送を支えるシステムの開発・運用経費や、権利団体と包括的
制作共通費等
、番組制作や正確な放送を支える ステム 開発 運用経費や、権利団体 包括的
に契約を行っている音楽の共通著作権費、素材伝送回線料のほか、映像等資料のアーカイブス化経
費、番組審議会の開催、番組の公開・催物の経費等です。
区
分
制作共通費 共通著作権費
制作共通費・共通著作権費・
素 材 伝 送 回 線 料 等
編 成 企 画 費 ・
番 組 利 用 促 進 費
23年度
予算(税抜)
24年度
予 算
増減額
(億円)
率・%
備
考
293.9
322.7
28.7
9.8 インターネットニュースの強化等
178.0
194.4
16.3
9.2 アーカイブス経費の増等
18
5 放送サービス維持・運用経費
公共①
創造・未来⑤
放送サービス維持・運用経費は、視聴者のみなさまに良質で安定した放送サービスをあまねく
提供するために必要となる技術設備の運用経費です。
具体的には、放送所施設・共同受信施設のメンテナンス経費や電力料、放送回線料、放送衛星
の利用料、番組の制作や送出に係る設備の運用経費等です。
区
分
放 送 サ ー ビ ス
維 持 ・ 運 用 経 費
放 送 所 施 設 ・
共同受信施設運用費
放 送 回 線 料
23年度
予算(税抜)
24年度
予 算
増減額
率・%
549.5
567.3
17.8
88.2
102.5
14.2
60.9
55.0
△ 5.8
衛星放送施設運用費
46.3
45.8
△ 0.5
放送会館施設運用費等
353.9
363.8
9.9
(テレビ・ラジオ・FM)
参考5
(億円)
備
考
3.2
建設費圧縮に伴う老朽設備の補修
費の増等
放送回線の再構築に伴うテレビ回
△ 9.7
線料の減等
衛星2波化完了に伴う設備関連経
△ 1.1
費の減等
16.2
2.8 公共放送の機能強化に伴う増等
オリンピックロンドン大会およびパラリンピック放送
夏季オリンピック・ロンドン大会では、NHKはそれぞれの波の特性を生かし、インターネット
やデータ放送等とも連携しながら、注目選手や競技の情報を多角的に伝え、視聴者の関心にこたえ
ます。また、ロンドン2012パラリンピック大会にあたっては、関連番組を含めて競技の模様を
伝
伝えます。
(億円)
区
分
(金額は再掲)
総
24年度
予 算
額
備
考
29.6
オ リ ン ピ ッ ク ロ ン ド ン 大 会
25.3
開催期間7/28∼8/13(17日間)
ロンドン2012パラリンピック大会
2.2
開催期間8/30∼9/10(12日間)
3 − S c r e e n s 展 開
2.0
インターネット、データ放送、携帯端末等
(日程は日本時間)
19
ジャンル別番組制作費
参考6
区
1本あたりの
制作費の目安
分
主な番組名
(参考)
決算額(億円・税抜)
(参考)
編成比率(%)
(22年度実績値・映像波)
(22年度実績値・映像波)
944
21.6
517
15.6
391
11.7
255
4.3
218
15.1
181
7.9
146
4.2
115
9.4
71
6.1
60
4.1
NHKニュースおはよう日本
NHKニュース7
ニュース・報道
日曜討論
ニュースウオッチ9
BSニュース
NHK手話ニュース クローズアップ現代
情報・ドキュメンタリー
0.6百万円∼37.9百万円
NHKスペシャル
ためしてガッテン
BS世界のドキュメンタリー
ひるブラ
まる得マガジン
サンデースポーツ
ス
ポ
ー
テレビ体操
スポーツ中継(プロ野球 MLB Jリーグ
ツ
PGA 大相撲 高校野球 等)
テレビスポーツ教室
ド
ラ
マ
9.9百万円∼58.3百万円
大河ドラマ
ドラマ10
教
養
1.5百万円∼20.7百万円
BS時代劇
海外連続ドラマ
連続テレビ小説
ダーウィンが来た!∼生きもの新伝説∼
東北発・未来塾
ハートネットTV
NHKみんなの手話
音楽・劇場公演
1.8百万円∼35.3百万円
NHK短歌・俳句
BS日本のうた
NHK歌謡コンサート
NHKのど自慢
MUSIC JAPAN
にっぽんの芸能
ららら♪クラシック
日本の話芸
ごきげん歌謡笑劇団
バ
ラ
エ
テ
ィ
2.3百万円∼27.7百万円
オンバト+
鶴瓶の家族に乾杯
ショータイム
○○○○の演芸図鑑
スタジオパークからこんにちは
課外授業ようこそ先輩
教
育
0.7百万円∼7.7百万円
NHK高校講座
おかあさんといっしょ
幼児・子ども番組
プレミアムシネマ
映 画 ・ ア ニ メ
味
・
実
用
まいにちスクスク
BSアニメ
アニメ(バクマン。 忍たま乱太郎 等)
東京カワイイ★TV
趣
学校放送番組
語学講座
0.7百万円∼10.2百万円
美の壺
日曜美術館
団塊スタイル
趣味Do楽
囲碁・将棋フォーカス
きょうの料理ビギナーズ
きょう
料理 ギナ ズ
・地上波、衛星波のテレビ全国放送定時番組の番組制作費の目安をお示ししています。(地域放送番組は対象外)
この範囲を超える番組を随時編成することもあります。
・金額は、直接制作費(出演料・脚本料・演奏料・美術セット費・映像編集料・CG制作費・旅費等)のほか、人件費、
機材費を含む経費です。
・「ニュース・報道」ジャンルにおいては、取材・制作費が複数の番組に共通するため1本ごとの目安がありません。
ス 報道」 ャ ル お て 、取材 制作費が複数 番組 共通するため 本
目安がありま ん。
また、「スポーツ」「映画・アニメ」ジャンルについては、制作費の中で放送権料の占める割合が大きく、守秘義務上の
問題があるため、公表することができません。これらは、今後、決算においてその総額をお示ししていきます。
・編成比率とは、映像波の年間総放送時間に占める各ジャンルの放送時間の比率です。
20
参考7
1
公共放送の機能強化と東日本大震災からの復興支援
いかなる災害時にも対応できる放送設備と体制の強化
公共①
z 首都直下地震や首都圏大停電等に備え、本部のバックアップ機能を大阪局に整備するととも
首都直下地震や首都圏大停電等に備え 本部のバックアップ機能を大阪局に整備するととも
に、首都圏周辺における取材・伝送拠点を分散配置
z 東海・東南海・南海地震等への対応を中心とした全国の取材・伝送機能、放送会館等の電源
設備、放送所やロボットカメラ等の機能強化
災害対応のための報道・制作体制の充実
z 災害対応のための報道
制作体制の充実
z 大災害時にも放送の中枢機能を維持するため、新放送センターの整備に向けた準備を開始
2
地域の安全・安心に役立つ情報提供
公共②
z 全国の放送局のホ
全国の放送局のホームページを「地域の安全・安心のポータルサイト」と位置づけ、災害情報、
ム
ジを 地域の安全 安心のポ タルサイト」と位置 け、災害情報、
避難情報、生活安全情報等をきめ細かく提供
z 自治体等と連携し、地域に密着した災害・防災情報等を充実
z 災害発生時におけるラジオ放送など、音声メディアの強化
本部のバックアップ機能整備 ロボットカメラの機能強化
本部のバックアップ機能整備、ロボットカメラの機能強化
BS
(放送衛星)
本部が機能停止した場合、大阪局から
全国ニュースを放送衛星を使って各放送局に送出
CS
さいたま局をはじめ本部周辺の取材・伝送機能を
強化し、本部が被災した場合も首都圏の取材を継続
(通信衛星)
中継基地局や衛星伝送車で
ヘリコプターからの電波を自動追尾
リ
タ
ら 電波を自動追尾
水戸局
中継基地局
前橋局
BS1
BSプレミアム
中継基地局
取材・伝送拠点
京都局
千代田
放送会館
各営業
センター
さいたま局
静岡局
大津局
広島局
放送センター
NHK
アーカイブス
(埼玉・川口)
放送技術研究所
神戸局
名古屋局
大阪局
ニュース制作
横浜局
本部が機能停止の場合
奈良局
松山局
千葉局
和歌山局
長時間の停電に備え、放送会館や
ラジオ放送所等の電源設備を強化
災害発生直後に、本部の「緊急展開
チーム」を被災地に派遣
21
ロボットカメラ
地震の揺れや津波をとらえるロボットカメラ
を増設・機能強化
3
公共③
東日本大震災を検証し復興を支援する番組
z 大震災や原子力発電所の事故の教訓、復興への課題の検証、予想される大災害の科学的分析、
過去の大災害の検証など、将来の防災・減災に役立つ番組を制作
z 復興に向かう被災地の様子や地域経済の動き等を伝えるニュースや番組の強化
z 被災地応援キャンペーンを展開し、被災地の方々を元気づけるドラマの制作やイベントを開催
4
災害の映像・証言を歴史的資料として記録し保存・活用
公共④
z さまざまな災害の映像や復興の記録、被災者の証言等を、メタデータを付与して整理し、
さまざまな災害の映像や復興の記録 被災者の証言等を メタデ タを付与して整理し
アーカイブス化
z アーカイブス化した映像・証言を、クリップ化して放送やインターネットを通じて広く公開
災害映像・被災者の証言等を体系的にアーカイブス化し、防災・減災に貢献
災害の映像素材を整理
災害映像・証言等のデータベース構築と活用
NHKアーカイブス(埼玉・川口)
全国の放送局が取材した数万本の
映像素材にメタデータを付けて整理
映像や証言を活用して災害を分析し、
防災・減災につなげる番組を制作
被災者の証言を記録
映像・証言のデータベースを構築
ホームページ等で広く公開
番組制作を通して、体系的に被災者の
証言を記録
区
分
(金額は再掲)
公 共 放 送 の 機 能 強 化 と
東日本大震災からの復興支援
(参考)
公 共 放 送 の 機 能 強 化
設 備 投 資 ( 建 設 費 )
被災者の証言
(億円)
24年度
予 算
備
考
65.1
国内放送費58.8億円、
設備投資に伴う減価償却費6.3億円
71.5
本部バックアップ機能の大阪局への整備、
全国取材・伝送機能の強化等
22
参考8
放送と通信の融合時代にふさわしい新たなサービス
放送を軸に、インターネットの双方向機能等を活用したニュース・コンテンツの開発をさらに強化
し、変化するメディア環境に対応した新たな公共放送の役割を果たします。
テレビ、パソコン、携帯、タブレット端末等さまざまなメディアを連携させてNHKの情報やコン
テンツを届けるサービスの提供を推進します。
1
インターネットを活用したサービス
創造・未来①
インターネットを活用したサービスとして、NHKが放送した番組やニュース、関連情報など
(既放送番組等)を、受信料を財源として提供するサービスと、有料で提供するサービス(P43
「NHKオンデマンド」)を実施します。
(億円)
区
分
(金額は再掲)
インターネットを通じた
既放送番組等の提供
23年度
予算 税抜
予算(税抜)
24年度
予 算
26.4
増減額
29.9
3.5
率・%
率
%
13.6
備
考
インターネットニュースの強化、
災害の映像・証言のアーカイブス化等
このほか、安全・安心に役立つ情報提供を行うための経費は3億円となります。災害時には自治体等
と連携し、地域に密着した災害・防災情報等をインターネットにより提供します。
地域ニュースのネット配信
2
スマートフォン向け番組アプリ
ワンセグ放送
ワンセグ放送は、地上テレビ放送の主に携帯・移動端末向けサービスです。電車やバス、外出
先など、さまざまな場所で自由にテレビを楽しむことができます。総合テレビジョンでは同じ内
容の番組を同時放送することを基本とし、Eテレでは同じ内容を同時放送しつつ、平日午後、週
末深夜を中心に独自サービスを行います。
区
分
(金額は再掲)
ワンセグ放送実施経費
23年度
予算(税抜)
10.9
(億円)
24年度
予 算
増減額
△ 3.7
7.2
23
率・%
△ 34.3
備
考
ワンセグ独自サービスの実施規模
の見直し
3
人にやさしい放送・サービスの拡充
創造・未来④
字幕放送・解説放送・手話番組など人にやさしい放送の充実をさらに推進します。
字幕放送は 総合テレビジ ンの生放送の情報番組を中心に拡大し 「ひるブラ」「土曜スタジオ
字幕放送は、総合テレビジョンの生放送の情報番組を中心に拡大し、「ひるブラ」「土曜スタジオ
パーク」等に新たに字幕を付与します。解説放送についても、新たに策定した長期計画のもと、さらに
充実します。手話番組についても引き続き取り組みます。
また、地域放送番組の字幕放送の拡充や、データ放送やインターネットを活用した新たなサービス
の開発にも取り組んでいきます。
(億円)
区
分
(金額は再掲)
総
23年度
予算(税抜)
額
24年度
予 算
増減額
率・%
18.2
21.4
3.1
17.5
備
考
字
幕
放
送
13.9
16.8
2.8
20.7 字幕付与番組の拡充
解
説
放
送
1.8
2.1
0.3
16.3 解説付与番組の拡充
手
話
番
組
2.4
2.4
△ 0.01
放送時間(計画)
区
分
△ 0.5
(全国放送・地上波計 1週あたり
23年度
24年度
字
幕
放
送
解
説
放
送
29時間08分
30時間37分
手
話
番
組
3時間50分
3時間50分
159時間05分 163時間58分
生字幕の制作風景(リスピーク方式)
アナウンサーが音声を要約して復唱し
音声認識装置により字幕変換
字幕放送
増 減
考
4時間53分 衛星放送 59時間04分
1時間29分 衛星放送 10時間00分
ニュース番組
24
備
再放送含む)
ー
手話番組「NHKみんなの手話」
参考9
事業支出のうち伝送部門に係る経費
NHKから視聴者のみなさまのご家庭への、番組の送信に係る経費です。中継放送所の維持経費や
電波利用料、放送衛星利用料等が含まれています。
(億円)
区
分
(金額は再掲)
伝送部門に係る経費
23年度
予算(税抜)
466.4
24年度
予 算
増減額
458.1
△ 8.3
率・%
△ 1.8
備
考
建設費の圧縮に伴う減価償却費
の減等
(人件費、減価償却費を含む経費)
伝送部門の範囲
放送衛星
国際放送 総合テレビ・
ラジオ放送
Eテレ・FM放送
中継放送所
八俣送信所
東京タワー・ ラジオ放送所
東京スカイツリー®
NHK共同受信施設
放送センター
放送局 53局
25
2
国際放送
東日本大震災に関する「NHKワールド」の報道は、その速報性と冷静で多角的な視点が世界から
高く評価されました。世界からの注目を追い風とし、24年度の「NHKワールド」は、復興と新生
高く評価されました。世界からの注目を追い風とし、24年度の「NHKワ
ルド」は、復興と新生
に取り組む日本の姿を積極的に詳しく世界に発信していくとともに、ニュースの強化と多様な番組を
通じて、日本の今、日本の魅力、そしてアジアや世界の動向を、正確に多角的に伝えていきます。
NHKの国際放送と海外発信
NHKワールドTV
外国人向け英語映像サービス
1日24時間 ニュース・情報番組等を放送
※JIB(日本国際放送) 独自番 組を含 む
テレビ
NHKワールド・プレミアム
在外邦人向け日本語映像サービス
1日およそ 5時間 ニュースを中心にノンスクラ ンブル 放送
1日およそ19時間
ドラマ、子ども番組等を配信
NHKワールド・ラジオ日本
日本語を含む18言語の音声サ ビス
日本語を含む18言語の音声サービス
短波に加え、海外放送局の中波・F M波、 衛星を 利用
ラジオ
インターネットによるサービス
ニュース・番組の動画配信、音声や テキス トの配 信
インターネット
国際発信力の強化
信頼③
z 24時間英語ニュースを充実・強化
z 日本に対する理解を深めるため、全国各地の優れたコンテンツを積極的に世界に発信
z 受信可能地域の拡大と重点地域での受信環境整備の推進
z 大震災から復興する日本の姿をテレビ、ラジオ、インターネットを通じて多角的に発信
z ホームページの情報量の増加、携帯端末等へのアプリ提供の推進
国際放送向け制作番組
24時間英語ニュース
NEWSLINE
TOKYO EYE
26
journeys in japan
テレビジョン国際放送
NHKワールドTV
00
(分)
外国人向けサービス
NHKワールドTV
1時間ごとの編成イメージ
z 24時間英語ニュースの強化
・全世界に広がるNHKの取材網から最新の情報を提供
・日本の深夜にあたる時間帯の拡充に着手
z 質のさらなる充実へ
・国内放送向け番組と素材を共有し、外国人向けに構成や演出
を変えて制作する番組を新設
z 東日本大震災から復興していく日本の姿を海外に発信
・復興に歩み始めた日本各地の姿を伝えるニュースや番組
NHKワールド・プレミアム
24時間英語ニュース
28
30
英語による情報番組
在外邦人向けサービス
z 国内と同時に伝える最新のニュース・情報番組
z 海外で暮らす日本人や旅行者のライフラインとしての
情報提供
インフォメーション
60
国際放送向け制作番組
国内放送番組の英語版
NHK地域局制作の番組
など
NHKワールドTV 受信環境整備状況
… 整備済み地域
※24年3月末見込み
… 今後の重点整備地域
※アメリカは一部都市でのみ24時間視聴可能
NHKワールドTV 視聴可能世帯数
(
)
(世帯)
200,000
2億
150,000
1億5,000万
1億1,000万
1億2,500万
1億3,655万
1億5,000万
(目標)
23年3月
24年3月
100,000
1億
5,000万
5
000万
50,000
655万
0
0
20年3月
21年3月
22年3月
27
ラジオ国際放送
NHKワールド・ラジオ日本
外国人向けサービス
z 地域の特性に応じた多様な放送サービスの推進
・各地域の実情に合わせて放送枠を新設・移設
・短波だけではなく衛星ラジオや中波・FM波など、地域の特性に応じた伝送手法を拡充
短波だけではなく衛星ラジオや中波 FM波など 地域の特性に応じた伝送手法を拡充
z ニュース・番組の充実
・災害等の緊急時には機動的な編成に努め、最新のニュースを迅速・的確に発信
・番組では幅広い情報を多角的に伝えるなど、一層の充実
NHKワールド・ラジオ日本
在外邦人向けサービス
z 最新
最新のニュース・多彩な番組の提供
多彩 番組 提供
・国内の主要ニュース、時事番組、スポーツ、音楽、ラジオドラマ等の番組を国内と同時に放送
1日の放送時間
使用言語 18言語
合 計
55時間55分
日本語
17 言語
24時間00分
31時間55分
日本語
英語
中国語
フランス語
ハングル
ペルシャ語
ポルトガル語 タイ語
アラビア語
ベンガル語
ビルマ語
ヒンディー語 インドネシア語
ロシア語
ウルドゥー語
スペイン語
スワヒリ語
ベトナム語
インタ ネット
インターネット
NHKワールド・オンライン
z ホームページのさらなる充実
・ニュースを中心にホームページの情報量を増加
・携帯端末等へのアプリの開発・提供など、世界中で、いつでも
どこでも「NHKワールド」に接触できる取り組みを推進
どこでも「NHKワ ルド」に接触できる取り組みを推進
z ライブストリーミングの拡充
・NHKワールドTVのライブストリーミング視聴できる番組数を
著作権処理の促進等により増加
ホームページ・携帯端末のイメージ
(億円)
区
23年度
予算(税抜)
分
24年度
予 算
増減額
137.2
150.8
13.5
テレビジョン国際放送
102.8
116.0
13.2
ラ ジ オ 国 際 放 送
34.4
34.7
0.3
国
際
放
送
費
率・%
考
9.8
12.8 震災関連番組の新設等
0.9 中波・FM波による展開の強化等
人件費、減価償却費を含めた24年度の国際放送に係る経費は195.6億円です。
なお、国からの国際放送関係交付金は33.9億円です。
28
備
3
契約収納
改革・活力②
受信料の支払率および収納率を高め、受信料支払いにおける不公平感を解消していくことは、受信
料制度を堅持していくための極めて重要な課題です。制度への理解を深めて受信契約を結んでいただ
き、受信料を公平にお支払いいただくための取り組みを進めていきます。あわせて、効率的かつ効果
的な業務体制の構築に向けた営業改革を推進していくことで営業経費の抑制に努めていきます。
地域スタッフ等手数料・給付金
(億円)
主に受信料の契約取次や収納業務を行う地域スタッフへの
手数料や給付金
700
580
570
600
法人委託の手数料
公開競争入札による法人委託やエリア型法人委託等に係る手数料
500
249
266
400
300
200
43
78
104
110
30
25
100
93
受信料の契約増加対策や収納促進対策を行うための経費
口座振替等請求・収納費
口座振替・継続振込等による請求に係る経費や収納手数料等
システム・情報処理費
契約収納業務を管理するためのシステム運用・情報処理関係経費
88
31
28
23年度
24年度
0
契約収納促進費
契約収納管理費
NHKふれあいセンター経費や地域スタッフ募集経費等
(億円)
区
23年度
予算(税抜)
分
24年度
予 算
増減額
率・%
備
考
570.4
580.3
9.9
地 域 ス タ ッ フ 等
手 数 料 ・ 給 付 金
266.6
249.3
△ 17.2
△ 6.5 地域スタッフ体制の見直しによる減等
法人委託の手数料
43.5
78.5
35.0
80.5 公開競争入札の実施地域拡大による増等
契 約 収 納 促 進 費
104.4
110.0
5.5
口座振替等請求・収納費
30.3
25.8
△ 4.4
△ 14.6 継続振込請求書送付経費の減等
システム・情報処理費
情報処 費
93.5
88.4
△ 5.1
△ 5.5 システム改善規模の見直しによる減等
改善規模
直
減等
契 約 収 納 管 理 費
31.8
28.0
△ 3.7
△ 11.9
契
約
収
納
費
29
1.7
5.3
業界団体やケーブルテレビ事業者と
の連携強化による手数料の増等
地域スタッフ募集・指導経費の見直
しによる減等
受信料の公平負担の徹底による支払率・収納率の向上と営業経費抑制
に向けた営業改革の推進
効率的な業務体制の構築に向けた地域スタッフ体制の見直しと外部委託の拡大
z
・公開競争入札実施地域の拡大等による法人委託の拡大
・専門要員による未払者対策の促進
z
事業所や世帯に対する未契約訴訟の拡大と支払督促の実施
z
公的移転情報(住民票の除票など)やCASメッセージ等を活用した契約取次の推進
z
業界団体やケーブルテレビ事業者等との連携強化による契約収納活動の推進
地域スタッフ体制と法人委託の状況(予算での計画値)
区
分
23年度
24年度
人
3,900
増
人
△
500
減
地 域 ス タ ッ フ 数
4,400
人
公開競争入札実施地域
15
地区
34
地区
19
地区
エリア型法人委託
57
エリア
87
エリア
30
エリア
(参考)営業経費(人件費、減価償却費を含む)と営業経費率の推移
(%)
(億円)
850
営業経費
819
817
804
13.6
800
営業経費率
816
13.3
13.5
788
780
759
750
12.6
営業経費率(税込・値下げ前) 14.0
12.5
13.0
769
730
12 4
12.4
11.9
11.9
11.9
11.5
736
11.7
12.0
11.5
700
11.3
12.5
11.2
6 0
650
11.0
10.5
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
決
算
(消費税込)
21年度
22年度
23年度
24年度
予算
予算
(消費税抜)
30
4
受信対策
地上テレビ放送の完全デジタル化後も、視聴者のみなさまに、より良い電波環境でテレビを視聴し
て ただくための取り組みを続けます
ていただくための取り組みを続けます。
創造・未来⑤
テレビ放送の完全デジタル移行後の課題への取り組み
z 衛星セーフティネットの終了に向けた新たな難視聴や混信への対策、デジタル化後の周波数
再編や、東京タワーから東京スカイツリー®への送信機能の移転等を着実に実施
(参考) 衛星セーフティネットの終了(平成27年3月末)に向けた主な取り組み
デジタル中継局の置局
新たな難視聴地域にデジタル中継局を置局
自主共聴デジタル化改修・新設
デジタル難視聴地域にある自主共聴や新設される自主共聴の
デジタル整備費または維持費用の一部を助成
混信
中継局A
高性能等アンテナ対策
中継局B
新たな難視聴世帯の高性能等アンテナ対策に対し、
経費の一部を助成
デジタル混信対策
新たな難視聴地域のケーブル移行
新たな難視聴世帯のケーブルテレビ等への移行費の
一部を助成
デジタル電波の
カバーエリア
×
×
NHK共聴改修の代替施策への支援
ケーブルテレビ等に移行し、NHK共聴の
デジタル化改修が不要となる場合、移行費
の一部を助成
デジタル置局の代替施策への支援
ケーブルテレビ等に移行し、デジタル中継局の置局が不要
となる場合、移行費の一部を助成
となる場合、移行費
部を助成
(億円)
区
受
信
23年度
予算(税抜)
分
対
策
24年度
予 算
増減額
率・%
費
287.2
74.0
△ 213.2
△ 74.2
うちデジタル化対応経費
270.5
58.5
△ 212.0
△ 78.4
31
備
考
デジタル難視聴対策費やアナログ
終了に向けた周知広報費の減等
5
広
報
視聴者のみなさまとの対話の仕組みをさらに充実させ、その声を迅速かつ的確に経営に反映して、
視聴者目線に立 た放送 サ ビ に なげ
視聴者目線に立った放送・サービスにつなげていきます。また、公共放送・受信料制度への理解を
きます また 公共放送 受信料制度
理解を
さらに深めていただくため、多様で効果的な広報活動を展開します。
1
視聴者のみなさまとの結びつき
改革・活力①
z 視聴者のみなさまの声を経営に反映させる仕組みの強化
・NHKふれあいセンターの体制強化による、より迅速・的確な意向集約と視聴者満足度の向上
・放送番組や地域の課題等をテーマにした「ふれあいミーティング」の積極的な実施
・NHKハートプラザにおける視聴者のみなさまとの対話促進
2
改革・活力①,②
公共放送・受信料制度への理解促進
z 事業活動をわかりやすく伝え、公共放送・受信料制度への理解促進を図るための広報活動の展開
・放送の活用による周知活動に加え、インターネットなど放送以外の媒体も積極的に活用した
効果的・多面的なPR展開
・リニューアルしたNHKスタジオパークでのさまざまな展示やイベント、公開番組を通して
NHKの多彩な放送にふれる機会を充実
NHKふれあいセンター
ふれあいミーティング
NHKスタジオパーク
(スーパーハイビジョン)
(
パ ハイビジ ン)
(億円)
区
広
23年度
予算(税抜)
分
報
費
24年度
予 算
増減額
率・%
50.5
51.0
0.5
1.0
視聴者意向収集費
31.1
31.6
0.5
1.7
広
19.4
19.4
△ 0.0
△ 0.04
報
推
進
費
32
備
考
NHKふれあいセンターの体制強化
による増等
6
調査研究
テレビ放送の完全デジタル移行を経て、メディア環境が大きく変化する中、より豊かな放送文化
の創造に向けた調査研究や、放送と通信の融合時代にふさわしい新たな技術の研究開発に取り組み
ます。
1
視聴者の信頼と期待にこたえるための調査研究の推進
z 公共放送の機能を高め、放送番組・サービスの向上に資する調査・研究
・メディア利用状況や内外の放送機関の動向把握など、完全デジタル時代の放送に関する調査・研究
メディア利用状況や内外の放送機関の動向把握など 完全デジタル時代の放送に関する調査 研究
・地域放送番組についての意向把握など、地域放送局を支援する調査・研究
z 社会と文化の発展に寄与する調査・研究の推進と成果の積極的発信
・政治・経済・社会の動きに対応した世論調査の実施
・出版物の刊行・ウェブ展開・研究発表やシンポジウムの開催など、調査・研究成果の社会還元
2
放送と通信の融合時代にふさわしい新たな技術の研究開発の推進
創造・未来②∼④
z 新たなメディア環境に対応する技術とサービス基盤の確立
・放送と通信の新たな連携サービス「ハイブリッドキャスト(Hybridcast)」の研究開発
z 次世代の超高臨場感放送システムの開発
・高質感・空間再現メディアの実現を目指したスーパーハイビジョン等の研究開発
・オリンピックロンドン大会等でのスーパーハイビジョンの実用化に向けた普及促進
z 人にやさしい放送のための研究開発
・あらゆる視聴者が利用しやすいユニバーサルサービスの提供に向けて、自動字幕や手話CG、
視聴者が
バ
ビ
提供 向
自動字幕
話速変換装置など、 人にやさしい放送のための研究開発
(億円)
区
調
研
増減額
率・%
備
考
81.4
85.8
4.3
5.3
係
11.8
11.3
△ 0.5
△ 4.3
4.7
4.2
△ 0.5
△10.7
7.1
7.1
△ 0.0
△ 0.1
69.6
74.4
4.8
7.0
放送と通信の融合時代に
ふさわしい新たな技術等の研究開発
39.6
44.5
4.8
スーパーハイビジョンの開発
12.2 推進による増等
現行放送サービスの改善等
29.9
29.9
0.0
0.02
組
究
24年度
予 算
費
番
査
23年度
予算(税抜)
分
関
放送番組・サービスの向上に
資 す る 調 査 ・ 研 究 等
社 会 と 文 化 の 発 展 に
寄 与 す る 調 査 ・ 研 究 等
技
術
関
係
33
多メディア利用の生活時間調
査の終了等
新たなメディア環境に対応する技術や人にやさしい放送のための研究開発
創造・未来②,④
いつでも、どんな場所でも、視聴者のみなさまが、信頼できる情報を確実に安心して入手できる
ようにするため、新たな放送通信連携サービスの開発や障害者、高齢者等に対する人にやさしい
放送のための技術研究を進めます。
放送とメディア
デジタル放送の
高機能化、大容量化、高信頼化
放送・通信ネットワークの高度利用
人とメディア
人と人
人と人
放送を媒介とした感動の共有、
価値観の共有
人にやさしいサービス
インターネット
インターネット
視聴者コミュニティ支援
インターネット
インターネット
ハイブリッドキャスト(Hybridcast)
∼放送通信連携サービス∼
視聴者による
コンテンツ制作
手話CG
ふりがなが
ついていて
読みやすい!
わかりにくい
言葉には説明が
ある!
ニュース原稿を平易な日本語に変換
次 世 代 の 超 高 臨 場 感 放 送 シ ス テ ム の 開 発
創造・未来③
スーパーハイビジョンは、超高精細映像とマルチチャンネル音響により高質感・高臨場感を再現す
る次世代の放送です。メガネなしで疲れない自然な立体テレビなど「高質感・空間再現メディア」を
目指した研究を進めます。
超大容量・超高精細の技術
超大容量衛星放送・地上放送・光伝送
超高精細撮像・表示
超大容量・高速記録
究極の映像・音響表現
スーパーハイビジョンカメラ
小型化・高感度化
立体テレビ
メガネなしで疲労の少ない
空間像再生型映像技術
空間音響
3D音響収音再生・信号処理技術
スーパーハイビジョン
大型テレビから携帯端末まで
対応可能な映像音響再生技術
34
7
給与、退職手当・厚生
公共放送の使命達成に必要な体制を確保しながら、業務の棚卸しを徹底し、要員の見直しを図るこ
とにより給与費総額の抑制に努めます。要員数については、年度内△80人の純減を見込みます。
区
23年度
予算(税抜)
分
給
与
24年度
予 算
(億円)
増減額
率・%
1,254.7
△ 1.2
△ 0.1
△ 0.01
0 01
△ 0.4
04
△
△ 0.1 要員の見直しによる減等
員
報
酬
38
3.8
38
3.8
職
員
給
与
1,252.1
1,250.9
退職手当・厚生費
565.0
615.4
50.3
退
当
348.6
394.9
46.2
厚 生 保 健 費
216.4
220.5
4.1
手
1.2
8.9
年金制度変更の効果の償却終了に
13.3 よる退職給付費の増等
1.9 社会保険料の増等
要員構成(23年度)
要員数
24年度要員数
10,482人
平均年齢
40.7歳
平均勤続年数
17.3年
男性
女性
性別構成
経営委員の報酬(23年度)
区
委
考
1,255.9
役
職
備
員
分
会長、副会長等の報酬(23年度)
報酬(年額)
長
(非常勤)
633万円
委 員 長 代 行
(非常勤)
570万円
委
員
(非常勤)
506万円
監査委員兼任委員
(非常勤)
696万円
委
(常
員
勤)
85.8%
14.2%
2,256万円
区
分
会
副
専
理
会
務
理
報酬(年額)
長
3 192万円
3,192万円
長
2,770万円
事
2,420万円
事
2,256万円
24年度の経営委員の報酬、会長、副会長等の報酬については、経営委員会の議決により、24年度予算の国会承認後決定します。
35
要員数の推移
z 要員数は昭和55年度以降、これまでに△6,000人以上の純減
z 24年度から3か年で△280人程度の純減を予定
(人)
18,000
16,920人
16,000
△6,000人以上の純減
14,000
12,000
10,482人
10,000
0
昭和54年度
59年度
平成元年度
6年度
11年度
16年度
21年度
24年度
給与(予算)の推移
z 24年度の給与は13年度予算に対して△174億円の減(△12.2%)
(億円)
1,500
1,450
1,400
1,429
1,429
1,413
1,412
1,383
1,350
△174億円の減(△12.2%)
1,341
1,300
1,311
1,290
1,250
1,279
1,258
1,255
1,254
22年度
23年度
24年度
1,200
1,150
13年度
14年度
15年度
16年度
17年度
18年度
36
19年度
20年度
21年度
8
共通管理、減価償却費等
(億円)
区
23年度
予算(税抜)
分
24年度
予 算
増減額
率・%
備
考
シェアードサービス導入検討経費の
増等
共
通
管
理
費
121.5
123.8
減
価
償
却
費
698.5
697.5
費
1.3
0.04
△ 1.2
△ 97.0 放送債券利息の減等
出
25.3
22.1
△
△ 12.7 固定資産除却損の減等
費
50.0
30.0
△ 20.0
財
特
務
別
予
備
参考10
1
支
2.2
△
1.0
3.2
1.8
△ 0.1 建設費の圧縮に伴う減等
△ 40.0
効率的な経営を行い、公共放送の価値を最大化
改革・活力①
経営計画の達成に向けた評価・管理
z 公共放送としての役割を達成するため、NHK独自の評価・管理方法を確立
z 「基本方針」「4つの重点目標」「現場管理」を一貫して管理する仕組みを確立
・「基本方針」の進捗については、視聴者の期待度と、それに対するNHKの実現度で、
公共放送としての役割の達成度を評価
・「4つの重点目標」は、それぞれの期待度に対する実現度に加え、質的指標、接触者率、
視聴率、支払率、収納率、VFM*(コストに見合う成果)等で評価
・放送については、放送番組審議会の意見を参考にして質的評価を補完
・「基本方針」「重点目標」の進捗状況は、放送法に基づき、会長が経営委員会に報告
*VFM(Value
for Money)=
NHKが生み出した価値額
(視聴者の支払意思額の合計※)
NHKの事業支出額(決算)
※視聴者の支払意思額の合計=地上放送および衛星放送に対する支払意思額×契約数の合算
37
2
z
効率的なNHKの業務体制の構築
全ての部門について徹底した業務の棚卸しを実施し 効率的な業務体制を構築
全ての部門について徹底した業務の棚卸しを実施し、効率的な業務体制を構築
業務の棚卸しによる経費削減
(億円)
区
分
(金額は再掲)
総
24年度
予 算
額
備
考
△ 120.9
(番組関係)効率的な番組制作の実施による削減
効率的・効果的な放送の実施
△ 66.8 (技術関係)放送設備保守・補修費等の削減
(国際関係)番組素材の有効活用等による削減
z
契約収納費の削減
△ 31.1 地域スタッフ体制の見直しによる手数料等の削減
調査研究費の削減
△
1.7 研究内容や計画等の見直しによる削減
給与 退職手当・厚生費の削減
給与、退職手当
厚生費の削減
△
8 1 要員の見直し(△80人)による削減
8.1
減価償却費の削減
△
7.3 整備計画の見直しなど建設費の圧縮による削減
その他管理・間接経費等の削減
△
5.7 効率的業務実施による事務共通経費等の削減
全国の放送局のマネジメントに関する体制を整備し、放送局の業務の見直しを推進
38
3 効率的なグループ経営の推進
z 子会社等の経営目標管理を徹底し、NHKグループとしてのガバナンスを強化
z 子会社等の位置づけを明確にし、重複業務の整理や業務の仕分けを実施
z 事務系システム統合を進め、より効率的・効果的なNHKグループの業務体制を構築
z 競争力のあるコンテンツの開発・展開等により、子会社等からの副次収入を拡大
子会社等からのNHK財政への貢献(副次収入と配当金の推移)
(億円、消費税込 )
150
123
105
100
50
76
0.7
76
76
16年度
92
子会社等からNHKへの配当金
子会社等からNHKへの副次収入
53
87
88
17
19
36
18
70
68
73
70
69
69
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
5
0
子会社等系統図
日 本
子 会
放 送 協
社(13団体)
(財)NHKサービスセンター
(財)NHKインターナショナル
(株)NHKエデュケーショナル
(株)NHKエデュケ
ショナル
(財)NHKエンジニアリングサービス
(株)NHKグローバルメディアサービス
(財)NHK放送研修センター
(株)日本国際放送
(学)日本放送協会学園
(株)NHKプラネット
(公財)NHK交響楽団
(株)NHKプロモーション
(福)NHK厚生文化事業団
(株)NHKアート
(株)NHK出版
(23年12月現在)
関連公益法人等(9団体)
(株)NHKエンタープライズ
(株)NHKメディアテクノロジー
会
〈福利厚生団体〉
日本放送協会健康保険組合
(株)NHKビジネスクリエイト
(財)日本放送協会共済会
(株)NHKアイテック
(株)NHK文化センター
関連会社(5団体)
NHK営業サービス(株)
(株)放送衛星システム
(株)総合ビジョン
NHK Cosmomedia America, Inc.
計 27団体
NHK Cosmomedia (Europe) Ltd.
平成10年度の65団体から
再編・統合を進めてきた
(株)ビーエス・コンディショナル
アクセスシステムズ
39
4
環境経営への取り組み
z
環境問題やエネルギー問題を取り上げるニュース・番組の制作、イベント等を実施
z
CO2の削減目標を定め、放送会館や放送所、放送機器の省エネ化、自然エネルギーの導入を
推進するとともに、廃棄物の削減等を推進
LED照明を全面的に導入した
スタジオ
太陽光発電システムの整備
電気自動車を活用した中継車
参考11 放送・サービスの質を向上させる活力ある職場づくりの推進
改革・活力③
高い使命感と責任感を有する人材を確保するとともに、公共放送を支える人材の育成施策を
より充実させます。また、放送・サービスの質の向上・発展に向けて、職員の意欲向上と活力
より充実させます また 放送・サービスの質の向上・発展に向けて 職員の意欲向上と活力
ある職場環境づくりを推進します。
1
公共放送を担う人材の確保と育成
z 公共放送を支える高い使命感を備えた人材を確保するため、より積極的で広範な採用活動を展開
z コンプライアンス意識の醸成や、マネジメント力強化のための人材育成施策をさらに充実
2
士気の向上と職場の活性化
z 評価、人材配置の一層の適正化を目指した施策を推進
z 海外の放送機関等への派遣や、異業種交流など、職員の意欲を高め、放送の充実とスキルアップ
に資する研修を拡充
40
(建 設 計 画)
24年度は、公共放送の機能強化のための整備を重点的に進めるほか、安定的な放送サービス継続
のための設備更新、緊急報道の強化や地域放送の充実、新たなサービスへの対応等に必要な設備の
整備を効率的に実施します。
(億円)
800
750
698
10
700
1 衛星放送設備の整備
5
180
161
600
2
(27)
66
500
放送網設備の整備
公共①
16
3 地域放送会館の整備
400
398
364
300
(41)
4 放送番組設備の整備
公共①
200
100
127
5 研究設備・一般設備等の整備
115
公共①
(2)
0
23年度
24年度
( )は公共放送の機能強化分 71億円
(億円)
区
建
23年度
予 算
分
設
費
750 0
750.0
うち公共放送の機能強化
−
24年度
予 算
増減額
52 0
698 0 △ 52.0
698.0
71.5
71.5
41
率・%
備
考
△ 6.9
6 9 設備更新計画の見直し等による減
1
衛星放送設備の整備
z 衛星放送設備の更新
5.9億円
等
BSアップリンク設備
2
放送網設備の整備
161.1億円
z テレビ放送所の建設および放送所設備の整備
z ラジオ・FM放送所の建設および放送所設備の更新
等
テレビ放送所
3
地域放送会館の整備
ラジオ放送所
16.9億円
z 甲府放送会館の整備(24年5月運用開始予定)
z 京都放送会館の整備(26年度運用開始予定)
z 仙台放送会館ほか会館建設のための準備経費
等
甲府放送会館完成イメージ
4
放送番組設備の整備
398.6億円
z 緊急報道対応設備の整備
z 番組制作・送出設備の整備
z 会館電源・空調設備の更新
等
衛星伝送車
5
研究設備・一般設備等の整備
ラジオセンター
スタジオ映像設備
スーパーハイビジョン
太陽光発電システム
115.5億円
z スーパーハイビジョン等の研究開発のための設備整備
z 環境経営推進のための設備整備
自動車
般機器 更新
z 自動車・一般機器の更新
等
(再掲)公共放送の機能強化
71.5億円
公共①
z 本部バックアップ機能の大阪局への整備
z 首都圏周辺における取材・伝送拠点の分散配置
z 全国の取材・伝送機能、放送会館等の電源設備、
放送所やロボットカメラの機能強化
等
大阪放送局
42
ロボットカメラ
非常用発電装置
Ⅲ.番組アーカイブ業務勘定
創造・未来①
番組アーカイブ業務勘定とは、NHKのコンテンツをインターネットを通じて提供するNHKオン
デマンドの業務に係る勘定で、区分経理を実施しています。(放送法20条2項2号、73条2項)
デマンドの業務に係る勘定
区分経理を実施し
ます (放送法20条2項2号 73条2項)
25年度の単年度黒字化を目指し、さまざまな施策による視聴料収入の増加を図ります。視聴料収入
は23年度から12億円の増加を見込み、事業収支差金の赤字を7億円まで圧縮する見込みです。
事業収支
区
(億円)
23年度
予算(税抜)
分
24年度
予 算
増減額
資本収支
率・%
区
分
(億円)
23年度
予 算
24年度
予 算
増減額
入
11
23
12
106.8
資
入
0.3
0.2
△ 0.08
視 聴 料 収 入
11
23
12
106.8
減価償却資金受入れ
0.3
0.2
△ 0.08
事
出
25
31
5
21.9
資
出
0.3
0.2
△ 0.08
既放送番組配信費
21
26
5
26.5
建
費
0.3
0.2
△ 0.08
費
2
2
0.02
0.9
資本収支差金
−
−
−
与
1
1
0.0
0.5
退職手当・厚生費
0.4
0.4
0.04
10.9
共 通 管 理 費
0.4
0.4
0.05
14.5
減 価 償 却 費
0.3
0.2
△ 0.08
△ 25.4
事業収支差金
△ 14
△ 7
6
事
業
収
業
広
支
報
給
本
収
本
支
設
事業収支差金△7億円を含む24年度末の繰越不足△76億円については、一般勘定からの短期借入金等をもって
補てんします。
NHKオンデマンド収支計画
(億円)
40
37 36
31
30
25
20
14
10
0
△ 10
△ 20
6
3
1
20年度
25
24
23
11
事業収入
1
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
△7
△ 13
△ 21
△ 30
( 消
決
費
算
税 込
△ 18
)
△ 14
予算
43
( 消
予算
費 税
抜
)
計画
事業支出
事業収支差金
「NHKオンデマンド」利用者の拡大に向けて
提供番組の充実、利便性の向上等により、利用者の拡大を目指します。
‹ シームレス番組※のジャンルを、ドキュメンタリー、エンターテインメント番組、趣味実用番組等に拡
大します。
‹ スマートフォン、タブレット端末での購入・視聴に対応します。
‹ PC系サービスの料金支払方法の多様化を実施します。
※シームレス番組とは、放送から14日間程度は「見逃し番組」で、その後約3か月は「特選プレミアム」で、以降
「特選ライブラリー」でご覧いただける番組です。
「NHKオンデマンド」のサービスの概要
見逃し番組
「大河ドラマ」や「連続テレビ小説」など
NHKで放送している人気番組を、放送後
14日間程度、 単品または「見逃し見放題
パック」でご覧いただけます。
特選プレミアム
新着番組や海外ドラマ等の番組を、単品
新着番組や海外ドラマ等の番組を
単品
またはお得なパックでご覧いただけます。
特選ライブラリー
過去の名作ドラマや大型ドキュメンタリー番組
などNHKの豊富な映像資産を、単品または
像資
「特選見放題パック」でご覧いただけます。
PCでも
視聴申込
動画配信
プラットフォーム事業者
CATV事業者
IPTV事業者
視聴申込
動画配信
44
TVでも
Ⅳ.受託業務等勘定
受託業務等勘定とは、本来の業務に支障のない範囲で協会資産や番組制作のノウハウ等を有効活
用する業務に係る勘定で、区分経理を実施しています。(放送法20条3項、73条2項)
副次収入の増加を図り、視聴者のみなさまの負担増を抑制することを目的としています。
1号業務…協会の保有する施設・設備の供用等
2号業務…映像ソフトの制作等
事業収支
区
事
業
(億円)
23年度
予算(税抜)
分
収
入
24年度
予 算
増減額
率・%
備
考
14
14
△ 0.03
△ 0.3
1 号 業 務 収 入
14
14
△ 0.06
△ 0.5 協会の保有する施設・設備の供用等
2 号 業 務 収 入
0.05
0.08
0.02
12
11
△ 0.03
△ 0.3
受 託 業 務 等 費
12
11
△ 0.03
△ 0.3
事 業 収 支 差 金
2
2
△ 0.0
事
業
支
出
50.0 映像ソフトの制作等
受託業務の実施に係る直接経費、人件費、
減価償却費等
事業収支差金2億円については、一般勘定の副次収入に繰り入れます。
45
(資
平成24年度末予定貸借対照表
料)
(協 会 全 体)
(億円)
区
分
23年度末
年度
資
産
増減
増減額
8,697
8,673
△
23
1,824
1,808
△
15
1,563
1,552
△
11
金
59
55
△
4
産
201
201
6,873
6,464
△
408
有 形 ・ 無 形 固 定 資 産
4,511
4,486
△
24
長
券
2,231
1,847
△
384
等
130
130
−
−
400
400
−
400
400
計
8,697
8,673
△
23
債
3,083
3,068
△
15
2,163
2,089
△
73
金
1,269
1,214
△
54
債
894
874
△
19
920
978
58
金
546
560
14
国 際 催 事 放送権 料 引当金
250
326
75
そ
123
92
△
31
5 613
5,613
5 605
(64.6%) 5,605
△
7
承継資本・固定資産充当資本
4,477
4,492
剰
1,136
1,112
流
動
資
産
現 金 ・ 預 金 ・ 有 価 証 券
受
そ
信
の
料
他
固
未
の
流
期
資
資
保
有
有
産
価
証
資
特
定
建
収
動
定
出
設
資
資
積
産
立
産
資
産
合
負
流
動
受
そ
信
の
負
料
他
固
職
の
の
付
の
純
負
流
受
動
負
負
給
他
債
前
定
退
(
24年度末
年度
債
引
固
当
定
負
債
資
産
余
金
(64.5%)
0
15
△
23
建
設
積
立
金
−
400
繰
越
剰
余
金
1,136
712
△
423
8,697
8,673
△
23
債
・
純
資
産
合
計
)内は、自己資本比率を表します。
46
400
(資
平成24∼26年度経営計画(収支)
料)
受信料還元の考え方
NHKが21∼23年度経営計画で視聴者のみなさまにお約束した24年度からの受信料収入の還元は、
その後の経済状況の悪化や東日本大震災を踏まえ 以下のように実施します
その後の経済状況の悪化や東日本大震災を踏まえ、以下のように実施します。
受信料の値下げ(24年10月より実施)
z 口座・クレジット支払 月額 △120円(年間 △1,440円)
地上契約受信料月額1,345円の8.9%
z 継続振込等
月額 △ 70円(年間 △
840円)
※いずれも毎期(2か月)払いの場合
大震災に伴う緊急の設備投資(減価償却費)
z 首都直下地震等に備えた本部バックアップ機能を大阪局等に整備
z 東海・東南海・南海地震に備えた取材・伝送機能の強化
z 津波・長時間停電に備えた放送会館等の電源設備の強化 など
21∼23年度
経営計画策定時
24∼26年度
経営計画の考え方
全額免除等の拡大
【収入の減少】
2.4%
受 信 料 収 入の
% に相 当
10
%
還
元
東日本大震災
経済状況の悪化
(金額は税込)
10
受信料値下げ
の財源
7.6%
7 0%
7.0%
1,670億円
受信料の
値下げ
7 0%
7.0%
1,162億円
106億円
0.6%
0.6%
大震災に伴う
緊急の設備投資(減価償却費)
収支計画(税抜)
事業収支(一般勘定)
区
事
23年度
(税抜)
分
増減
25年度
26年度
増減
増減
6,604
6,489
△ 114
6,451
△ 38
6,549
98
う ち 受 信 料
6,362
6,269
△ 93
6,179
△ 90
6,305
126
出
6,564
6,489
△ 74
6,498
9
6,539
41
事 業 収 支 差 金
40
−
△ 40
△ 47
△ 47
10
57
業
収
24年度
入
事
業
(億円)
支
47
(資
社会・経済指標
料)
20年秋のリーマン・ショックに端を発する世界金融危機により景気は急激に悪化し、さらには
23年3月の東日本大震災の発生により大きな影響を受けました。現在も、欧州の債務問題等による
不安定な経済状況が続いています。
特に、受信料の免除対象となる生活保護世帯数の拡大が続いており、19年度末の112万世帯が、
23年9月末には150万世帯まで大幅に膨らんでいます。
(23年12月現在)
区
出 典
分
19年度
20年度
21年度
22年度
実質経済成長率
内閣府
「四半期別GDP速報」
・22年度は速報値
1.8%
△ 3.7%
△ 2.1%
3.1%
消費者物価指数
総務省「消費者物価指数」
・生鮮食品を除く総合、全国
・22年:100
101.1
102.3
100.7
99.8
完 全 失 業 率
総務省「労働力調査」
・全国
3 8%
3.8%
4 1%
4.1%
5 2%
5.2%
5 0%
5.0%
生活保護世帯数
厚生労働省
「福祉行政報告例」
・3月末
112万世帯
119万世帯
134万世帯
146万世帯
262,131円
258,836円
253,771円
250,327円
2 4 9円
12,419円
2 2 円
12,527円
28 円
12,817円
2 894円
12,894円
114.4円
100.6円
92.8円
85.7円
消
費
支
出
情報通信関係費
為 替 レ ー ト
(円/米ドル)
総務省「家計調査」
・総世帯の月平均
日本銀行 時系列統計データ
・東京市場、銀行間
・年度平均
23年度
△ 0.1%
(内閣府見込み)
99.6
(11月)
4.5%
(内閣府見込み)
150万世帯
(9月末概数)
79.0円
生活保護世帯数の推移
(万世帯)
146
150
140
134
130
119
120
110
102
0
106
109
112
100
17年3月
18年3月
19年3月
20年3月
48
21年3月
22年3月
23年3月
主要公共料金等(東京都区部)の変動状況
(円)
(平成2年4月→23年10月)
平成2年4月を
基準とする
大学授業料
・国立
1か月
タクシー代
・初乗り
バス代
・初乗り
新聞代
・朝夕刊
朝夕刊
1か月
郵便料
・ハガキ
ガス代
・家庭用月額
70 m3使用
水道料
・家庭1か月
基本料金
受信料
・地上契約
口座振替等
1か月
(増減率)
+57.8%
+47.9%
+29.4%
+23.0%
+22.0%
+16.4%
+14.2%
+1.9%
平成2年
4月
28,300
23年
10月
増減額
44,650 +16,350
480
710
+230
160
207
+47
3,190
3,925
+735
41
50
+9
8,998
10,470
+1,472
791
903
+112
1,320
1,345
+25
1,225
△95
△8.9%
受信料 値下げ後
受信料・値下げ後
△7.2%
1,320
(24年10月∼)
平成9年4月の消費税改定(3%→5%)を含む値
総務省統計局「小売物価統計調査」による
・生鮮食品を
(参考)
消費者物価指数 除く総合、
東京都区部
+4.1%
49
日本放送協会
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