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<写真欄> グリッドコンピューティングと DRソリューション 日本オラクル株式会社 2006年8月1日 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。 また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことは できません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメン ト(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さ い。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期につい ては、弊社の裁量により決定されます。 Agenda y y y y システム全体最適化とOracle Grid Oracle Gridとディザスタリカバリ Oracle Grid事例 まとめ Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 3 システム全体最適化とOracle Grid Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 企業におけるIT化ステージングの状況 組織改革 顧客視点 の徹底 社外との連携 統合・ 標準化 電子計算機 の導入 「企業」の壁 EC導入 EDI導入 情報技術による企業 プロセスの標準化 業務のIT化 「経営」の壁 バックオフィスの IT化 企業役割の変革 「システム」の時代 コミュニケーション の最適化 「経営」 の時代 ステージ④ 共同体最適化企業群 ステージ③ 組織全体最適化企業群 ステージ② ステージ① 部門内最適化企業群 IT不良資産化企業群 IT不良資産化企業群 5.7% 67.8% 24.2% 2.4% 平成17年8月 野村総合研究所アンケート調査 出展「CIOの機能と実践に関するベストプラクティス懇談会」報告書 経済産業省商務情報政策局 平成17年12月 ステージ② ⇒ ステージ③ 全体最適化のための基盤インフラ構築 グリッドによる共通基盤構築 セキュリティ・ID統合 運用管理サービス ステージ③ ⇒ ステージ④ ITに付加価値を与えるソリューション提案 SOAによるプロセス標準化 ビジネスの可視化のためのBI 統合されたコンテンツ管理・検索 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 5 従来型ITインフラの課題 個別最適化されたシステム y個別最適されたシステム 会計業務 人事業務 調達業務 APサーバ A APサーバ B APサーバ C DBサーバ A DBサーバ B DBサーバ C OS A OS B OS C SI A社 SI B社 SI C社 –最大負荷に合わせた設計 –99% 以上の可用性 –乏しい拡張性 –分散して存在するデータ –バラバラなセキュリティ・ポリシー y増大するコスト y複雑になる運用管理 y求められる多くのスキル・セット y連携に強く依存するシステム構成 運用管理・システム・ライフサイクル Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 6 全体最適化における共通基盤の役割 個別最適化されたシステム 会計業務 アプリ 人事業務 アプリ 全体最適化によるシステム統合 SI A社 SI B社 会計業務 アプリ 人事業務 アプリ SI X社 調達業務 アプリ APサーバ A APサーバ B APサーバ C DBサーバ A DBサーバ B DBサーバ C ・・・ 調達業務 アプリ 標準管理フレームワーク 標準APサーバ OS A SI A社 OS B SI B社 OS C 標準DBサーバー 標準OS SI C社 共通基盤 (共通運用環境) Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 7 ビジネスの変化に柔軟に対応できる、 安定したITシステム基盤を 適正なコストで実現すること 運用管理の自動化/簡素化 リソースの仮想化・共有化 高度な安定性と拡張性 サービス・レベルの保証 Oracle Gridとディザスタリカバリ Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. Oracle Gridにおけるシステム停止防止機能 システム障害 計画外 停止 データの損害 & 災害 人的ミス ストレージ 障害 Real Application Clusters アプリケ-ションの可用性を確保 データガード(DB/AS) データのロス、ゼロを実現 フラッシュ・リカバリー ユーザーの人的ミスを自動修正可能 自動ストレージ管理(ASM) Diskの自動ミラーリング 計画 停止 システム チェンジ ローリングアップグレード データ変更 オンライン再定義 自動的に必要なパッチを適用 テーブル再定義をOnlineで実現 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 10 Oracle Data Guard データロスのない災害対策ソリューション 予備システムを構築し、いざというときに切り替えて事業を継続 通常時 障害時 本番サイト 本番サイト スタンバイ・サイト スタンバイ・サイト コピー 通常時は本番サイトに接続 障害発生時にはスタンバイ・サイトに接続 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 11 アプリケーションサーバー層とデータベース層 における高可用性の追求 ロード・バランサ プライマリ・サイト フェイルオーバー スタンバイ・サイト ASGuard Oracle Application Cluster スイッチオーバー Data Guard Oracle Real Application Clusters Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 12 Oracle Grid事例 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. BIGLOBE様におけるシステム要件 <システムの概略> 会員数が1300万人を超える国内トップクラスの総合インターネットサービス事業者。また、 法人向けビジネスとしてストリーミング、ホスティング、 Eマーケティング等のサービスにも 力を入れている。BIGLOBEの提供するBIGLOBEサービス用DB基盤の標準構成として Oracleを採用している。 <BIGLOBE様の課題> • 高品質で信頼性の高いサービス提 供 • 迅速なサービスの立ち上げ • サービスを提供する基盤の柔軟性 • ITリソースの効率化 <基盤データベースに 求められる要件> • 迅速なサービス展開 ¾拡張性 • 耐障害性の向上 ¾高可用性 • データの保全性 ¾信頼性 • データベースの安定運用 ¾運用性 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 14 Oracle Database 10g Release2の導入ポイント Oracle Real Application Clustersの採用 サーバーを連携させ性能と信頼性を高めるグリッド機能。 スモールスタートかつ迅速なサービス立ち上げで、1サービスあたり単 価コストを削減。 サービスの負荷が高まると迅速なスケールアウト。 Oracle Data Guardの採用 ローリングアップグレードによりパッチ適用、バージョンアップも停止時 間最小限で実現。 Oracle Enterprise Managerの採用 データベース管理の簡便化およびメンテナンスの一元化を実現。 ワークロード管理機能でリソース配分制御し、 早急に高負荷のサービ ス検知と別サーバへの再配置を行う。 負荷分析やサービスイン前の開発、テスト段階でチューニングが可能。 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 15 BIGLOBEサービス用DB基盤 サービスA サービスB ログ転送 NASストレージ ・・・ データベース運用者 データベース運用者 ・EnterpriseManagerにより、DB全体の一括管 Managerにより、DB全体の一括管 ・Enterprise 理を実現。 理を実現。 DBサーバ DBサーバ ・2CPUブレードサーバ×4台 ・2CPUブレードサーバ×4台 (今後の負荷(サービス)増加により増設予定) (今後の負荷(サービス)増加により増設予定) ・RedHatEnterprise EnterpriseLinux Linux ・RedHat ・OracleReal RealApplication ApplicationClusters10g Clusters10g ・Oracle ・DataGuard(本番同等構成)サイトを用意し、 Guard(本番同等構成)サイトを用意し、 ・Data ローリングアップグレードを実現。 ローリングアップグレードを実現。 ストレージ&バックアップサーバ ストレージ&バックアップサーバ ・ストレージのSnapShot機能で高速バックアップ ・ストレージのSnapShot機能で高速バックアップ ・NASを採用し、ディスク容量の拡張に柔軟に対 ・NASを採用し、ディスク容量の拡張に柔軟に対 応 応 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 16 Data WarehousingへのGrid適用例 FIN SCM HR 業務システム FIN SCM HR Oracle Warehouse Builder ETL DWH 各々の最大ピーク時にあわせたリソース投資が必 要なため、非効率、高コスト 業務システム Oracle Warehouse Builder ETL DWH Grid環境により、ピーク時の異なるBIシステムの負荷 を分散、CPU資産の有効活用と低コスト、堅牢なイン フラを実現 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 17 Amazon.com: 世界最大のLinux DWH サプライ チェーン 企画・プラ ン 経理分析 商品配送セ ンター カスタマー ウェブ サーバー DWH パートナー 社内 ユーザー パーソナライズ キャンペーン コンテンツ サービス Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. Eメール サーバー Amazon.com 増大するDWHパフォーマンス要件 DBサイズ データサイズ ユーザー数 検索件数 /1日 % < SLA 2000 2001 2002 2003 2004 ~1 TB 3.5 TB 10 TB 15 TB 20 TB ~1 TB 2.3 TB 9 TB 13 TB 18 TB 330 512 800 830 830 630 1000 4200+ 6,000 7,000 63% 77% 80%+ 80%+ 80%+ Redbrick 8i 9i R1 9i R2 2005 25 TB 23 TB 830 8,000 80%+ 2006 61 TB 51 TB 830+ 10,000 80%+ 10g R1 6年間で: - 50倍超のデータ量 - 16倍超の検索件数 - 3倍以上のユーザー数 - ショップでの取り扱い製品カテゴリの増加 - レポートの種類の増加 サービスレベルの維持と、プライス・パフォーマンスの向上 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. Amazon.com システム構成 1. 業務システ 2. データ統合、 3. データ検索・ 4. データアクセ ムからの抽出 移行、非正規化 分析 ス・配信 ステージング DB (7TB) データ抽出 サーバー 8ノード4cpu HP DL580 ADS(Atomic Data Store) ClickStream (61TB) 16ノード 4 CPU HP DL580 ETL Manager ステージング DB (7TB) 8ノード4cpu HP DL580 ADS(Atomic Data Store) ClickStream (61TB) 16ノード 4 CPU HP DL580 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. ユーザー 検索 パーソナライズ Datanet Server Oracle RAC 10g on ASM •70,000 DSS検索/週 •61TB DB Size (data size 51TB, Storage Size 100TB) 「利益率向上」を目的に開始した Oracleの “ Global Single Instance ” プロジェクト 業務サーバ数 プロセスもデータも各国 ごとバラバラ 102台 データセンター 各国各拠点に散在・・・ 業務プロセス一元化、業務データ 1インスタンスに 9台 オースティン他、世界3ヵ所に集約 IT部門スタッフ 1,523名 (‘99) 844名 (‘03) $500M超 (‘99) $229M (’03) $39M (’99) $25M (’02) 業務 コスト(運用) コスト(サーバ購入) Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 21 GSIにおける復旧要件 復旧要件: • プライマリの最大REDO率 = 8MB/sec • プライマリのサイト障害からの保護 • サイト間の距離 = 1,000マイル(=1,600km) • ネットワーク遅延時間(RTT) = 25msec ~ 35msec • データ障害からの保護 • RPO = 最大で5分以内 • RPO = Recovery Point Objective = 目標復旧時点 • RTO = 最大で1時間 • RTO = Recovery Time Objective = 目標復旧時間 • 最小限のデータベース管理者 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 22 GSI スタンバイ・サイトの構成 1600 km Austin Data Center Internet Load Balancing BigIP Intranet Load Balancing BigIP Network / BigIP / DNS Colorado Springs Data Center Internet Load Balancing BigIP Intranet Load Balancing BigIP Giga Ethernet Giga Ethernet Application Code ( ストレージ・ミラー ) Giga Ethernet Giga Ethernet DR1 RAC1 RAC2 RAC3 DR2 DR3 DR4 RAC4 Database ( Data Guard ) Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. TEST1 TEST2 TEST3 TEST4 DR TEST 23 GSI スタンバイ・サイトの構成内容 y 異なるローケーションにスタンバイ・サイトを構築 y スタンバイ・サイトでもH/W構成は冗長化 y 同期/フェイルオーバーに使用する機能 – – – クライアント層 ⇒ DNSによる振り分け アプリケーション層 ⇒ ストレージ・ミラー データベース層 ⇒ Data Guard(フィジカル・スタンバイ) y スタンバイ・サイトはテスト目的でも利用 – スタンバイ用とテスト用でドメイン分割 y データ障害から保護するために、スタンバイへの適用は、 4時間遅延させる – Flashback Databaseを利用することで、遅延適用は利用せずに済 むようになる Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 24 「コスト削減」と「ガバナンス強化」を 両輪で実現する結果に Single Instanceの実現による プラスアルファの効果 データ可視化 データ可視化 内部統制実現 内部統制実現 プロセス可視化 プロセス可視化 コンプライアンス向上 コンプライアンス向上 アクセスコントロール アクセスコントロール 災害対策 災害対策 当初の主目的 コスト削減 コスト削減 コストを削減し利益率 を改善 施策 サーバ/データ統合 サーバ/データ統合 業務プロセス統合 業務プロセス統合 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. さらなるコスト削減 さらなるコスト削減 効果 • 全組織にて1,000億円($1 billion)超をコスト削減 • 決算発表を短縮 • データの正確性/可視性/リアル タイム性向上 25 Oracle Data Guardの導入実績(一部) スタンバイ方式 REDO転送方式 ロケーション プライマリ スタンバイ A社様 フィジカル ARCH転送 東京 東京 3node 2node B社様 フィジカル LGWR非同期転送 関東 関西 Single Single C社様 フィジカル LGWR非同期転送 N/A N/A 2node 1node D社様 ロジカル LGWR非同期転送 東京 関東 Single Single E社様 フィジカル LGWR非同期転送 大阪 大阪 Single Single F社様 フィジカル ARCH転送 東京 中部 Single Single G社様 フィジカル LGWR非同期転送 東京 大阪 4node 2node H社様 フィジカル ARCH転送 東京 大阪 2node 2node I社様 フィジカル ARCH転送 東京 東京 2node 2node 事例検索サイト 国内事例 http://www.oracle.co.jp/showcase/index.html 海外事例 http://www.oracle.com/customers/products/database.html Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 26 まとめ Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 急激に変化するビジネスに対する 有効なシステム基盤 標準・安定・柔軟性 システム基盤は全体最適化 全体最適化によるDRの効率化 Copyright© 2006, Oracle. All rights reserved. 28 日本オラクル株式会社 無断転載を禁ず この文書はあくまでも参考資料であり、掲載されている情報は予告なしに変更されることがあります。 日本オラクル社は本書の内容に関していかなる保証もいたしません。また、本書の内容に関連したいかなる損害についても責任を 負いかねます。 Oracle、PeopleSoft、JD Edwards、及びSiebelは、米国オラクル・コーポレーション及びその 子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標の可能性があります。