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議会だより 第38号 (※PDFファイルが開きます)
◆ 平成24年第3回定例市議会の代表質問初日の9月25日、 自民党・市民会議を代表して、川田ただひさ議員(厚別区) が質問に立ち、市政の諸課題に対し積極的な施策の展開を図 るべきとして、 「市長の政治姿勢」をはじめ、 「食の安全安心」 「節電、暖房対策と代替エネルギー」 「教育問題」 「丘珠空港」 「生活保護」 「市庁舎使用」 「新さっぽろ駅周辺のまちづくり」 「ヒグマ対策」等の10項目について、提言を交え市側の考 え方を質した。 主な質疑の概要は、次のとおり。 市 長 の 政 治 姿 勢 と 市 政 の 諸 課 題 について 経済活性化に 経済活性化に向けた景気浮揚対策 けた景気浮揚対策の 景気浮揚対策の取組を 取組を! ◆日本全体がデフレ経済の中、雇用形態や貧困が課題となっており、その根本的解決は経済・ 景気の底上げによる活性化が本質であり、仕事の創出と雇用の拡大・維持が優先されるべ きと考えるが、市民税の税源涵養策と短期的視点としての経済活性化や景気浮揚策の具体 的取組についてどのように考えているのか伺う。 ◆年齢階層別有効求人倍率を見ると、25 歳~44 歳の一番の働き盛りの年代の雇用創出が課題 として浮かび上がっているが、この年齢階層別の雇用対策へどのように取り組む考えか。 また、国の事業である緊急雇用創出事業が、今年度で終了した場合のそれに代わる雇用創 出事業への取組について伺う。 まちづくり戦略 まちづくり戦略ビジョン 戦略ビジョンの ビジョンの議会議決を 議会議決を! ◆長年にわたり、公共事業により成り立ってきた札幌市において、今後の公共事業に代わる 産業づくりをどのように考え、策定中のまちづくり戦略ビジョンにどのように位置付ける のか。さらに、重要な役割を担っているビジョンであるからこそ、市民から付託を受けた 議会において適切に議論し、議会の議決を含めどのように策定する考えか伺う。 -1- 諸課題等 諸課題等に対する市長 する市長の 市長の認識! ◆北1西1地区再開発事業と市民交流複合施設の整備は、都心のまちづくりを先導する上で も重要な施策であると認識しているが、NHKの準備組合退会理由と新たな事業参加者と の協議について伺う。 ◆昨今の領土問題を発端に、中国と日本の外交関係が大きく取り上げられているが、友好都 市である瀋陽市との関係について、どのような関係を構築することが必要があると考えて いるのか、見解を伺う。 ◆渡部副市長が、医療関係の雑誌に医師として知り得た情報を掲載したが、どのような考え 方で掲載し、 「守秘義務」についてどのように検討したのか。さらに、今回の掲載された内 容等を踏まえ、市長はどのような感想を持っているのか伺う。 ■ 上田市長 答弁 ■ ◇市民税の税源涵養のためには、所得水準の向上や雇用の拡大につながることが必要と認識 しており、まちづくり計画に沿って、新しい文化や高い付加価値を生み出す産業を創出し たい。また、短期的視点としての経済活性化や景気浮揚策については、融資制度の見直し や、公共事業といった景気の下支え効果の高い事業の実施など、必要な措置を講じたい。 ◇中高年齢者再就職支援事業として、35歳~64歳の求職者を対象に、職場定着までの総 合的な支援を行うとともに、概ね35歳未満の求職者を対象とした若年層就業促進事業に おいて、就職支援プログラムを実施し、さらに25歳~34歳までの求職者を正規雇用す る事業主への助成金制度を設けるなど、年齢層に応じた有効な支援を実施している。 また、緊急雇用創出事業終了後の取組については、現在取り組んでいる5万人の雇用達 成に向けて全力を挙げていきたい。 ◇現在策定中のまちづくり戦略ビジョンにおいては、都市の活力を高め、安定的な雇用を創 出し、市民の安心な暮らしを実現するために、経済分野を重点戦略と位置付け、 「創造性を 活かした産業群の育成」をテーマとして、新たな価値を創造する産業の強化、振興など図 りたいと考えている。また、まちづくり戦略ビジョンは、札幌市のまちづくりにおいて最 上位に位置付けられる基本的な指針となることから、今後とも機会あるごとに議会に諮り、 様々な意見をビジョンに反映したいと考えており、ビジョンの策定における議決のあり方 については、今後、議会と相談しながら適切に対応したいと考えている。 ◇北1西1地区再開発事業におけるNHKの準備組合からの退会については、施設配置や機 能などの要件を実現することが難しいとの理由で退会に至ったものであり、その後、新た な事業参加者の検討に着手し、9月1日付けで北海道テレビ放送株式会社(HTB)から の加入表明があり、9月14日準備組合の臨時総会にて正式に決定されたところである。 ◇瀋陽市との関係については、友好都市提携32年目を迎え、さまざまな分野で交流を深め てきており、このような時こそ自治体間や民間レベルの交流において冷静な対応が求めら れていると考え、引き続き交流事業を推進し、相互理解に根差した友好関係を構築したい。 ◇副市長の守秘義務の件でありますが、専門家が会報等に掲載する場合、自分の体験を基に、 個人を特定できないよう配慮しながら、かなり詳しく情報提供し参考に資するもので、今 回の内容についても医師会として掲載に問題なしと判断したところであることから、医師 としての業務行為として許されるもので、特に問題ないと考えている。 -2- ■ 渡部副市長 答弁 ■ ◇今回の会報等への掲載は、医師会からの依頼により作成したものであり、掲載にあたって は、公表されている情報と照らし合わせても、特定の個人を識別できないよう配慮したと ころである。 O157食中毒事件と食の安全・安心について 再発防止に 再発防止に向けて万全 けて万全の 万全の対策を 対策を! ◆今回の事件のように、食品は広範囲に流通するため、北海道などと共同して広域的な調査 や検討が必要となるが、今後、このような事件に対応するため、北海道とどのような連携 強化策を考えているのか伺う。 ◆食の安全・安心についての条例化を検討中であるが、道や関係市町村との連携のみならず、 具体的な役割を果たせる条例でなければ意味がないと考えるが、今後、食の安全・安心の ために具体的にどのような対策、事業展開を考えているのか伺う。 ■ 渡部副市長 答弁 ■ ◇今回、北海道内広域に患者が出たことから、札幌と北海道の関係部局からなる合同対策会 議を設置し、多角的な視点による対策が講じられたため、この会議を常設化し、速やかに 対応できるよう平常時から協議等を進めたいと考えており、さらに、今後は市単独で保健 所を持つ3市の関係部局を含め、連携が強化されるよう北海道等との調整を進めたい。 ◇札幌市の条例では、事業所に対し自主回収を報告させたり、重大な健康被害を防止するた め回収を勧告できるなど、独自制度を設けることで、食の安全を高めていきたいと考えて おり、食の安全・安心の確保に対する札幌市の強い決意を明確に示すことで、信頼回復に 向けて取り組みたい。 節 電、暖 房対策と 代替エ ネルギー について 冬の市民生活の 市民生活の安全を 安全を守る対策を 対策を! ◆冬の節電は、暖房という市民生活にとって必要不可欠な部分があり、果たして原発なしで 市民の安全を図ることができるのか、冬の節電、暖房対策の具体的方針について伺う。 ◆雪氷エネルギーの利用促進のためには、民間でも活用できる体制を構築することが必要で あり、流通コストの面から雪堆積場の近くの市街化調整区域内で行うための、規制緩和に ついてどのように考えているのか伺う。 (再質問) 再質問) ◆今まで原発が住民の基本的な生活を支えてきたことは事実であり、原発を再稼働せずに冬 を乗り切れるのか不安を感じることから、節電に対し、市長としての覚悟をお聞きしたい。 -3- ■ 生島副市長 答弁 ■ ◇冬は節電が難しいと言われているが、日常的にできることを積み重ねることで、大きな節 電効果を上げることができると考えており、これまでの取り組みを継続しながら、さらな る照明対策や適切な室内温度の設定など、冬の特性に合った取り組みを市民・事業者・行 政が一丸となって乗り切りたいと考えている。 ◇現行の基準では、市街化調整区域において雪氷エネルギーの利活用目的だけで建築物の立 地は出来ないが、今後、雪氷エネルギーなど再生可能エネルギーの利活用を促進する上で、 土地利用計画制度としてどのような対応ができるのか検討したい。 ■ 上田市長 答弁 ■ (再質問) 再質問) ◇原発の再稼働なしに冬は乗り切れないのではないかとの認識については、節電について工 夫し、ライフスタイルを変えて、省エネが楽しいという文化を作っていくことが必要であ ると認識し、そういう時代に来ているのだと覚悟しなければならないと考えている。 教 育 問 題 について 教育の 教育の正常化への 正常化への取 への取り組みを! ◆未来を担う子ども達の学力向上を目的とした全国学力テストの札幌市の対応について、学 力調査は実施すべきでないとの、教職員組合の主張に配慮して決定されているのか、見解 を伺う。 ◆全国で子どもの自殺が相次いでおり、過日、札幌でも痛ましい出来事が発生しまししたが、 子どもの重大な事故の防止ため、いじめの状況把握やきめ細かな対応について、札幌市と してどのように取り組んできたのか伺う。 ◆学校教育活動に係る徴収金の実態については、順次調査を行っていくとの方針であるが、 取扱要領に基づいた適切な取り扱いを徹底するため、教育委員会と学校において今後どの ような対策が必要と考えているのか伺う。 (再質問) 再質問) ◆我が会派では何回も学力テストについて聞いているが、教育委員会は組合の要望を参考に 入れず、主体的に学力テストを抽出で行っているとの認識でよいか伺います。 ■ 北原教育長 答弁 ■ ◇全国学力テストへの対応の決定については、文部科学省が示している調査の目的や留意点 を踏まえ、札幌市全体の児童生徒の学習状況を把握し、指導方法の工夫、改善を図るなど、 今後の教育施策に生かすため、教育委員会として主体的に決定したものである。 ◇いじめ問題の対応については、全校の児童生徒を対象としたいじめの状況等に関する調査 を実施するとともに、教育委員会が作成したいじめ問題の対応に関する指導資料を活用す るなど、学校にきめ細かな対応に努めるよう働きかけており、学校においては、学校独自 -4- のアンケート調査の実施、教育相談週間の設定による面談などにより、いじめの兆候の把 握に努めており、さまざまな視点からの情報を共有し、スクールカウンセラー等の専門的 な協力も得ながら、組織的に未然防止、早期発見及び早期対応に努めている。 ◇教育委員会としては、学校徴収金取扱要領等の改正も視野に入れながら、学校側に改善す べき点などを広く周知し、学校の意識の改善と向上を図り、学校においては、複数の職員 が業務を分担し、保護者への報告を徹底するなど、透明性の高い適正な事務執行を指導し たい。 (再質問) 再質問) ◇学力テストを含め、教育に関する基本的な方針、あるいは主要な教育施策の確立と教育に 関する重要な課題については、教育委員の合議体である教育委員会会議において決定して おり、今年度の調査においても、子ども達の学習状況の把握と改善に役立てるため、抽出 調査に参加すると判断したものである。 丘 珠 空 港 の あ り 方 について ジェット化 ジェット化による利便性 による利便性の 利便性の向上を 向上を! ◆札幌市の総合交通計画において丘珠空港の位置づけと将来展望が掲げられているが、現状 を踏まえ、これまでの利用促進策と利便性の向上対策と成果について伺いたい。 ◆滑走路の延長によるジェット化、高速道路との連携による都心へのアクセス整備等による 利便性の向上をPRするなど、早急にジェット化を基本とした空港経営の道筋を立てるべ きではないか伺う。 ◆先日行われた「丘珠空港活性化シンポジュウム」にて、航空会社「フジドリームエアライ ンズ」は、来年夏場に現在の丘珠の滑走路で、チャーター便をテスト飛行させたいとの意 向があるが、これに対する市長の考えを伺う。 ◆丘珠空港と同様の滑走距離である「ロンドン・シティ空港」の状況など、海外の事例を参 考に、滑走路の延長を行わずジェット化する取り組みについて検討する考えはないか伺う。 ◆丘珠空港機能の充実や、北海道新幹線の延伸決定による空港との連携等、新しい動きに対 応した道内の交通拠点としての位置づけも必要と考えるが、どのように認識しているのか 伺う。 ■ 上田市長 答弁 ■ ◇昨年5月に作成した丘珠空港活性化プログラムに基づきまして、HACや空港ビルなどの 関係者と連携し、航空利用の拡大や空港の賑わいの創出等の取り組みを推進してきたとこ ろであり、昨年度の航空利用者はHACの重いインシデント等の影響により減少したが、 非航空利用者の来場者は前年度と比較して3割程度増加しており、取り組みの成果が次第 に現れてきているものと考えている。 ◇ジェット化に関する質問については、丘珠空港の将来の利活用についてジェット化を含め 重要な課題であると認識しており、質問のあった都市型空港のロンドン・シティー空港は 非常に大きな経済規模を持った後背地を有している空港である点を考慮に入れることが必 要であり、丘珠空港がそれに資する役割を果たすことができれば素晴らしいものと思って -5- いる。しかし、一方では、陸上自衛隊との共用空港であり、さまざまな運用上の制約を抱 えていることから、今後とも新千歳空港との関連性も含め、丘珠空港の将来にわたる役割 について、道、経済界とも十分協議し考えていきたい。 ◇チャーター便運航に対する考え方については、丘珠空港に興味を持っていただくこと自体 大変歓迎すべきであるが、空港管理者である国土交通省や防衛省との協議や、航空会社に 対し地域に対する環境や安全面等について要望するとともに、札幌市として、これまでの 地域住民の皆さま方との合意の経緯などを踏まえ、騒音、安全面などについて説明が必要 であると考えている。 ◇新幹線延伸に対応した丘珠空港の位置づけについては、札幌延伸に期待される効果を全道 に波及させる観点から、空港ネットワークなどさまざまな交通モードを有機的に連携する ことは極めて重要な視点であるため、国の航空政策や航空業界の動向など、丘珠空港を取 り巻く状況の変化について注視していきたい。 生 活 保 護 について 徹底した 徹底した不正受給 した不正受給の 不正受給の実態把握を 実態把握を! ◆生活保護受給者の覚せい剤取締法違反容疑での逮捕事件を教訓に、受給者の実態把握はも とより、医療費の過剰請求や不必要な検査、自立支援の名を騙った貧困ビジネス等、生活 保護費を巡る一連の不正受給の実態をしっかり把握する取り組みを早急に行うべきと考え るが如何か。 ■ 渡部副市長 答弁 ■ ◇生活保護制度は、最後のセーフティーネットであり、大多数の方は適正に保護を受給して いるが、今回の特異な事案によって、制度の信頼性が損なわれることは、絶対に避けなけ ればならないことであり、今後とも不正額が高額で悪質な手口によるものは、警察と連携 を図り、積極的に刑事告訴等を行っていくとともに、国に対し、ケースワーカーの調査権 の強化等について要望しているところである。 市庁舎使用について 市職員組合 職員組合への長期無償使用許可 への長期無償使用許可は 長期無償使用許可は妥当か 妥当か! ◆公共施設を独占的に職員組合などに長期使用させていることの違法性の有無について、判 例や国の見解に基づいた、論理的な説明を伺いたい。 ◆使用許可面積について、労働組合法における「最小限の広さの事務所供与」に準じて許可 されているが、 「最小限」をどのような客観的根拠に基づき算定したのか伺う。 ◆使用料免除について、大阪市の問題が表面化し使用料を徴収する自治体の動きが増えてい るが、札幌市は免除の方針を変更する考えはないか伺う。 -6- ■ 生島副市長 答弁 ■ ◇公共施設の使用については、地方自治法における市庁舎などの行政財産の使用許可や、労 働組合法において、組合への事務所の供与が認められていることから、札幌としても組合 とさまざまな課題について議論を交わし、良好な労使関係を維持することが円滑な行政運 営に寄与し、市民サービスの向上にもつながると考え、年度ごとに判断し許可している。 ◇法的に具体的な基準は定められておらず、実態に即し社会通念にて判断されていることか ら、通常必要とされる打ち合わせスペースなど、事務所の機能を果たすに足りる面積の範 囲内で使用を許可している。 ◇使用料の免除については、社会情勢の変化等に常に注意を払っていく必要があるものと考 えるが、他の指定都市の多くが事務室を供与しており、その大多数が使用料の全部を免除 していること、また職員組合が行政運営に果たす役割や民間企業の現状から、現在のとこ ろ見直しを行う考えはない。 新 さ っ ぽ ろ 駅 周 辺 の ま ち づ く り について 新しい時代 しい時代に 時代に対応したまちづくり 対応したまちづくりを したまちづくりを! ◆新さっぽろ周辺地区の整備は、昭和46年に副都心と位置付けられ、計画に基づき多様な 都市機能の集積が進められ40年が経過してきたが、近年、副都心開発公社の駐車場や市 営住宅の建替えによる余剰地が発生し、将来的な利用方針が未定となっている。新しい時 代に対応するまちづくりの計画が必要と考えるが如何か。 ■ 秋元副市長 答弁 ■ ◇新さっぽろ駅周辺地区は、近隣都市も含めて拠点として重要な役割を担っており、余剰地 の効果的な活用や、公共交通の利用促進などにより、新たな時代にふさわしいまちづくり の展開ができるものと考えており、「副都心開発基本計画」に代わる新たなまちづくり計 画を策定する必要があると考えている。 ヒグマ対策について 猟友会とのさらなる 猟友会とのさらなる連携 とのさらなる連携を 連携を! ◆本市は部局を超えて札幌市ヒグマ対策委員会を設置しているが、一番現場を知っている猟 友会のメンバーを入れて本格的な対策を講じるべきと思うが如何か。 ◆春くまの駆除を廃止して以来、増加傾向にあると思われることから、人とヒグマのあつれ きを軽減するためにも、北海道における新たなヒグマ保護管理計画の策定が急務と考える が、道への働きかけについて伺う。 ◆猟友会のメンバーも高齢化が進んでいる現状から、若い力の育成が必要不可欠と考えるが、 市民の安全、安心を図るため猟友会の若返り策について、積極的に国への要望も必要と考 えるが見解を伺う。 -7- ■ 生島副市長 答弁 ■ ◇札幌市ヒグマ対策委員会においては、必要に応じて有識者や猟友会を含む専門家の意見を 聞いているが、今後、委員会開催時には猟友会の参加を求め意見を聞きたいと考えている。 ◇本年第2回北海道議会定例会において、ヒグマの保護管理計画の早期策定に取り組むとの 答弁があったところであり、札幌市としても道に対して早期策定に向け継続して強く要望 したいと考えている。 ◇市民の安全確保のために、ヒグマ防除隊の果たしている役割は非常に重要であると認識し ており、人材育成に関しては猟友会の意見も聞きながら、その対応策について検討してい きたい。 トンネル新設工事の掘削土砂の取扱いについて 地域の 地域の方々の不安解消のため 不安解消のため早急 のため早急に 早急に結論を 結論を! ◆こばやし峠トンネル新設工事における自然由来の重金属を含む掘削土砂については、市民 の健康や周辺環境への影響に十分配慮した適切な対応が求められているが、どのように認 識しているのか伺う。 ◆この重金属含有土砂の処理方法については、採石場跡地への搬入と堆積する方法と分岐ト ンネルに埋設する方法が検討されているが、今後、どのように進めていくのか伺う。 ■ 上田市長 答弁 ■ ◇この土砂の堆積場所については、中の沢の採石場跡地を第1候補として検討をすすめてき たが、地域の方々からの心配の声を重く受けとめており、運搬経路についても大きな課題 があると認識している。 ◇今回の問題を解決するためには、分岐トンネル案が最も好ましい方法ではないかと考えて いるが、追加調査を行い詳細な検討を行った上で、年内には結論を出したいと考える。 -8-