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1-‐‑‒a 制御震源地震探査等による 断層形状の解明

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1-‐‑‒a 制御震源地震探査等による 断層形状の解明
立川断層帯25-­‐1-­‐1-­‐a
1-‐‑‒a 制御震源地震探査等による
断層形状の解明 東京大学地震研究所
研究目標
・断層帯の深部形状を明らかにする
(震源断層モデルに資する)
・断層帯の浅部形状を求め、変位様式・平
均変位速度の解明に資するイメージを提示
・強震動の予測精度を向上させる。
内容
・真如苑プロジェクト用地で実施した三次元
高分解能探査
・H26年度の予定(重力探査・浅層反射法
地震探査)
H24 三次元浅層高分解能探査 真如苑プロジェクト用地
中央部では三
成分でデータを
取得し、S波に
よる解析を行う
震源: エンビロバイブ +S波バイブレーター
三次元反射法地震探査
1.目的
日産村山工場跡地において、立川断層を対象とした三次元反射法・屈折法
地震探査を実施する。横ずれ成分を伴う高角な立川断層の形状把握および
活動性評価に資するため、高密度の三次元データを取得することによって、
浅層の三次元反射断面および速度断面を得る。調査対象深度は500m程度
とする。
2.データ取得仕様
1)浅層三次元反射法
2)浅層二次元三成分反射法 震源仕様 震源
中型バイブロサイス1台(標準) 標準発震点間隔
10.0m 標準発震測線間隔
10.0m 標準スウィープ数
2回標準スィープ長
12秒スィープ周波数
10-­‐100Hz 受振仕様
受振器
10Hzジオフォン
MEMS三成分センサー(2ライン)受振点間隔
10.0m(三成分センサーは5m )標準受振測線間隔
10.0m 展開レイアウト
固定展開記録仕様
記録システム
24ビットA/Dディジタルテレメトリサンプル間隔
2ms 記録長(相互相関後)
震源仕様
震源
S波起振車1台(標準) 標準発震点間隔
10.0m 標準発震測線
1ライン標準スウィープ数
2回標準スィープ長
12秒スィープ周波数
10-­‐100Hz 受振仕様受振器
MEMS三成分センサー(2ライン)受振点間隔 記録仕様 1)と同一
S波バイブレーター 中型バイブレーター 三成分地震計 Fig2.4-­‐3(2) shot 3d vp20002 line21001 P波発震記録例
VP20002 Line21001 ● ・3/24発震記録
・VP20002 ・RP21001-­‐21133 ・中型P波バイブロサイス (1台, 90%Force) ・2重合
・AGC1000ms, Low Cut 25Hz RP ←P波 1.7km/s ←反射波 0.5s ←音波 図2.4-­‐3(2) 浅層三次元反射法ショット記録例(VP20002, Line21001) Fig2.5-­‐1(3) shot 2d vp20001 line20001 H2 S波発震記録例
VP20001 Line20001 ● ・3/24発震記録
・VP20001 ・RP20001-­‐20133 H2成分
・S波バイブロサイス (1台, 80%Force) ・2重合
・AGC1000ms, Low Cut 25Hz RP ←S波 0.7km/s 図2.5-­‐1(3) 浅層二次元三成分反射法ショット記録例(VP20001, Line20001, H2成分) データ処理フロー
FIELD DATA
[ GDAPS4/SERCEL]
FORMAT CONVERSION
[ SEGY->SuperX ]
COMPILATION of FIELD DATA / TRACE EDIT
. GEOMETRY APPLICATION to TRACE HEADER
. DEFINITION of 3D CMP STACKING LINE
F-KxKy Filter on Cross Spread Gather
MINIMUM-PHASE CONVERSION
GAIN RECOVERY
WHITENING DECONVOLUTION
PREPROCESSING on CMP ENSEMBLES
CMP SORTING
WEATHERING and ELEVATION CORRECTIONS to FDP
VELOCITY ANALYSYS
NMO CORRECTIONS
RESIDUAL STATIC CORRECTIONS
NAVIGATION
DATA
GENERATION of GEOMETRY
INFORMATION TABLES
FIRST-BREAK PICKING
CMP STACK
3D-FX PREDICTION FILTER
DATUM CORRECTIONS
BANDPASS FILTER and TRACE SCALING
3D KIRCHHOFF MIGRATION
DEPTH CONVERSION
処理パラメータ一覧(1/2)
3次元浅層反射法測線
1フォーマット変換及びデータ編集
受振点数
2077チャンネル(31ライン x 67チャンネル)
有効発震点数
バイブレータ発震 1931点
2 トレースヘッダーへの測線情報の入力
CMP 3D bin size
inline x crossline : 5m x 5m
CMP範囲
1 - 7920
inline CDP…60
crossline CDP…132
3 屈折初動解析
屈折初動読み取り位相
正のピーク位置
屈折波インバージョン実施オフセット範囲
50 - 180m
表層基底速度を求める際の空間ブロック
長
500m
4 初動ミュート
ミュート開始位置
テーパー長
5 コヒーレントノイズ抑制処理
アルゴリズム
3D F-K Filter
適用帯域
NMO補正後 0-500m/sec
6 振幅補償
幾何減衰補償
AGC適用ゲート長
1000msec
7 デコンボリューション
バイブレータスウィープ波形位相処理
最小位相変換
アルゴリズム
前提とするウェーブレット位相
予測距離
零オフセット位置におけるゲート開始時刻
ゲート長
ゲートタイプ
オペレータ長
プリホワイトニングファクター
Whitening Deconvolution
最小位相
2msec
50msec
1600msec
Non-TV
120msec
0.5%
処理パラメータ一覧(2/2)
8 浮動基準面に関する静補正
補正内容
浮動基準面の定義
9 速度解析
解析内容
解析点間隔
解析速度数
10 残差静補正
アルゴリズム
時間シフトの最大許容値
時間ウィンドー
11 CMP重合
NMOストレッチファクター
重合前振幅調整
NMO後ミュート
12 周波数-空間領域予測フィルター
空間オペレータ長
空間ウィンドー長
時間ウィンドー長
オーバーラップ長
13 帯域通過フィルター
オペレータ長
周波数通過帯域
14 時間マイグレーション
アルゴリズム
Aperture距離
速度モデル
15 深度変換
深度変換サンプリング間隔
表層補正及び標高補正
長波長標高変化 (CDP平均)
重合速度
inline : 100m, crossline : 100m
40(1400-6000m/sec)
Linear Traveltime Inversion
12 msec
50 - 700 msec
1.5
AGC 300msec
5 CMPs
35 CMPs
1500msec
1000msec
500msec
20/22 - 58/60 Hz
3次元キルヒホッフ型
マイグレーション
500 m
重合速度スケーリング
0 - 5000 msec : 100%
1m
CDP重合数分布
表層静補正量分布
豊岡礫層(中期更新統)基底面
(鈴木ほか、H24ボーリング)
地表面
榎トレンチ
深度断面(1:1)
深度断面(1:1)
深度断面(1:1)
ヒンジの位置:上総層群を
切る高角の断層と不調和
上総層群中の地層の層厚の増
大:西向き撓曲構造の成長
三次元反射から推定された豊岡層群の基底面高度分布
三次元高分解能探査のまとめ
-­‐  立川断層は、上総層群中の高角度の断層群から
構成される。 -­‐  上総層群中では、全体として南東側低下の変位
を示す。(高角断層群とは、やや不調和) -­‐  豊岡礫層(中期更新統)の基底面は、上総層群
中の断層と調和的な変形を示さない。地形的に
推定されていた北東側の隆起はない。
H25 重力探査 170点の追加測定を予定 既存、データ権者からは使用許
可を受ける
重力測定点 緑点:公開データ 赤点:非公開データ 非公開データ所有者 ・国際石油帝石㈱ ・石油資源開発㈱ ・防災科学研究所 ・国土地理院 ・産業技術総合研究所 H25 反射法探査 測線については、重力探査の結果を
検討して決定 A: 断層南部: 上総層
群中の変形と豊岡層
群の変位の検討 A
A
B
B: 多摩川右岸: 遺跡で
確認された断層の地
下へ延伸の検討 
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