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山 形 県 山形県新規就農相談センター

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山 形 県 山形県新規就農相談センター
やまがた
就 農
ガイドブック
山 形 県
山形県新規就農相談センター
山形県のプロフィール
山形県のプロフィール
山形県の位置
山形県は東北地方の
南部に位置し、北は秋
やまがた就農ガイドブック
札幌
田県、東は宮城県、西
I
N
D
E
X
は日本海と新潟県、南
●
は福島県に接している。
仙台
山形県のプロフィール
1
●
山形県新規就農の状況
3
●
Step1.農業はじめの一歩
5
●
新潟
福岡
広島
東京
大阪
名古屋
1.農業をはじめるということ
2.農業をはじめるための自己チェック
3.就農までのみちすじ
山形県へのアクセス ∼山形へのアプローチは意外に簡単∼
鉄道 TRAIN
鉄道路線図
奥
羽
本
線
酒田
瀬見
陸羽西線
至古川
陸羽東線
鶴岡
荒砥
米坂線
︵
奥山
羽形
本新
線幹
︶線
今泉
3.知っておきたい主な関係機関
山寺
寒河江
左
沢
線
あつみ温泉
小国
2.就農相談窓口
左沢
天童
坂町
8
●
1.就農相談
新庄
余目
羽
越
本
線
Step2.農業を知る
至横手
至秋田
山形新幹線「つばさ」で、
東京から山形間は2時間
30分。米沢2時間・新庄
3時間。(最短時間)
鶴岡・酒田の庄内方面
は上越新幹線と羽越本線
を使って約4時間。
仙山線
山形
至仙台
かみのやま温泉
Step3.就農計画の作成
赤湯
高畠
フラワー長井線
米沢
至新潟
12
●
1.就農計画の作成
至福島・東京
2.認定就農者制度
車 CAR
首都圏からは東北道か
ら山形自動車道を利用し
て、
山形市内まで360km。
山形自動車は酒田まで
延伸し、山形市から2時間。
国 道13号 線 を 利 用 し
て山形市から米沢市まで
70分・新庄市まで90分。
道路図
至秋田
7
酒田
至横手
345
酒田IC
新庄
47
345
尾花沢
鶴岡
347
458
山形自動車道
287
寒河江IC
月山あさひIC
112
寒河江
至古川
15
Step5.利用できる資金制度 ●
天童
至仙台
48
山形自動車道
北山形IC
345
287
山形
113
南陽
287
113
2.就農支援資金以外の資金制度
米沢
至白石
至飯坂
399
121
13
至福島
17
Step6.農地の取得、機械・施設の確保 ●
1.農地の取得
至喜多方
空港 AIRLINE
1.就農支援資金制度
上山
113
至村上
至仙台
286 山形蔵王IC
348
458
長井
至坂町
47
347
村山
東根
山形空港
鶴岡IC
7
14
●
344
112
庄内空港
庄内空港IC
Step4.技術と経営ノウハウの習得
13
2.機械・施設の確保
航空路線図
札幌
2つの空港があり、山形
空港は東京・札幌・名古
屋・大阪・福岡から就航。
庄内空港は東京・札幌・
大阪から就航。
庄内
Step7.住宅の確保
17
●
市町村の支援内容
18
●
やまがた農産物マップ
21
●
やまがた就農相談カード
22
●
山形
東京
福岡
大阪
名古屋
1
山形県の農業
●山形県の県土面積は全国第9位であり、一県一河川である最上川が県土を貫流し、その
流域面積は県土面積の約76%を占めています。また、森林面積は県土面積の約72%を
占めており、耕地面積は全国第12位となっているなど、豊かな自然環境に恵まれてい
ます。
●気候は、内陸地方は一般的に盆地的気候で、日変化が大きく乾燥の傾向にあります。ま
た、本地方は全国でも有数の多雪地帯(山形市周辺の平野部を除く)であります。日本
海に面した庄内地方は多雨・多照の海洋性気候で、冬季間は季節風が強くなります。
●本県では、豊かな自然と明確な四季の変化、県土を貫流する最上川を母体として、良質
米の生産や落葉果樹を中心とした園芸、地域特性を活かした畜産など、特色ある多彩な
農業が営まれています。夏の暑さと冬の寒さ。厳しい自然は時に過酷ですが一方で、全
国一の生産量を誇るサクランボやラ・フランスを始めとする果物、米、畜産物など天然
の恵みをたっぷりと与えてくれます。
秋田県
気象条件
新庄盆地
I温度の格差大
I夏期高温
I多雪
一最深積雪、平均138cm一
I多湿
▲鳥海山
庄内平野
I温度の格差小
I多雨多照
I冬期、季節風が
強い
岩手県
●酒田市
▲神室山
県を縦断する
最上川水系
●新庄市
●鶴岡市
●尾花沢市
▲月山
宮城県
● 村山市
寒河江市
●
▲船形山
● 東根市
山形盆地
I温度の格差大
I夏期高温
一日本最高気温40.8℃(昭和8年)一
I小雨(雪)
I夏期、晴日が多い
I風弱い
●
天童市
▲ 朝日山
■ 山形市
● 上山市 ▲蔵王
長井市●
●
南陽市
新潟県
▲飯豊山
●
米沢市
▲吾妻山
福島県
2
山形盆地と置賜
盆地を分ける丘
陵地
米沢盆地
I温度の格差大
I夏期高温
I多雪
一最深積雪、平均127cm一
I冬期、季節風が強い
0
5 10 15km
山形県新規就農の状況
山形県新規就農の状況
●山形県で新たに農業に就く新規就農者は、近年、増加の傾向で推移しています。
平成13年からは150人を越え、ボトムとなった平成8年の70人と比べて2倍以上と
なっています。
●内訳をみると、新規学卒者は40∼50名と一定規模で推移していますが、農家の出身者
で他産業に一度就職してから就農するUターン就農者、農外からの新規参入者は増加し
ており、これが新規就農者の増加の要因となっています。
●新規就農者の経営形態別内訳は、水稲のみが24.7%、水稲+野菜が19.2%、果樹のみ
が13.1%となっています。また、
Uターン就農者を年齢別にみると、平成15年では、
35
歳以下が70%となっており、参入時の年齢は20∼30代が中心となっています。
■新規就農者数の推移
農外からの新規参入
Uターン就農者
新規学卒就農者
人
250
219
200
160
112
15
150
119
76
50
102 7
94
100
107
2
7
70
6
47
35
24
39
40
40
H3
H8
H9
9
124 4
152
182
18
17
105
89
90
40
57
73
55
53
47
56
45
59
H10
H11
H12
H13
H14
H15
0
S60
資料:県農政企画課
3
■新規就農者内訳 (平成15年度)
新規参入者
39歳以下
7人
新規参入者
40歳以上11人
農業高校1人
農大
31人
一般高校8人
Uターン36歳以上
31人
大卒等
19人
Uターン35歳以下
74人
※調査は、毎年6月1日現在
■新規就農者の業態別内訳
(平成14年6月から平成15年5月までに新たに就農した182人)
水 稲
果 樹
野 菜
大 豆
花 き
山菜・きのこ
畜 産
酪 農
A
B
C
D
E
F
G
H
○
○
45
24.7%
A+B
16
8.7%
A+C
35
19.2%
A+E
12
6.5%
A+F
4
2.1%
A+G
2
1.0%
B
24
13.1%
○
B+C
2
1.0%
○
C
23
12.6%
E
9
4.9%
F
4
2.1%
G
6
3.2%
○
○
○
○
○
○
○
○
○
計(人) 構成比
A
○
○
業態区分
○
○
○
182
資料:県農政企画課
4
1 農業はじめの一歩
農業はじめの一歩
step
1 農業をはじめるということ
新しく農業を始めたいという人は、
農業や農村にいろんな夢やあこがれを持っていることでしょう。
新しく農業をはじめるということは、
経営者となって、事業を新たに起こす(起業)ことです。
農業で生計を立てるということは、
農のある生活をエンジョイすることや
市民農園での農産物生産とは違い、非常に厳しいことです。
自然相手の生物生産で、また、山形県では雪が降り、季節風も強く、
時には気象災害や気候に恵まれないこともあります。
今日のきびしい農業情勢の中で、農業をはじめようとする場合、
優れた経営能力に加えて、強い意欲と情熱なくして
農業を経営として成り立たせるのは困難です。
夢を持つことは大切ですが、実際に農業をはじめるには、
「夢を現実のものにするぞ!」という強い意欲と情熱が欠かせません。
へこたれない精神と何事にも根気よく取り組む自信があり、
生命を育む産業である「農業」を選択しようというのなら、
その前に、次の心構えが必要ですので、チェックしてみてください。
5
2 農業をはじめるための自己チェック
チェック
1 なぜ、農業をやりたいのですか?
農業経営には、栽培技術ばかりでなく、経営管理能力・顧客ニーズに対応
した販売に関するマーケティング能力、さらに自然が相手ですので、思いも
よらない災害への対応など、多くの努力が必要です。
農業で生活していくためには、“田舎暮らしがしたい”、“自然と触れ合い
たい”、
“会社勤めより楽そう”など思いつきや現状逃避が理由であれば、も
う一度考え直してください。
チェック
2 技術・経営管理能力の知識習得にどん欲ですか?
新しく農業を始めるということは、経営者として新しい事業を起こし、事
業展開することです。特に、非農家出身者が新たに農業を始めるということ
は生産基盤のある既存の農業者より安易でないことを知り、専門的な技術と
経営管理能力を身に付け、経営計画を立て、目標に向かって努力する熱意と
行動力が大切です。
チェック
3 家族からの協力は得られますか?
農業を始めるということは、農村で生活するということでもあり、家族の
理解と協力が必要です。農村は都会と違い、生活面が不便に感じることも多
いので、家族の納得が得られるよう、十分に時間を取って話し合いを行って
ください。
チェック
4 軌道に乗るまで耐えられる根気がありますか?
農産物の販売収入を得るまでの期間は、作物によって違いがあり、また、
安定した収入が得られるまでには、長い期間がかかります。
就農後の一定期間は、農業技術が未熟で収入が上がらないジレンマや、地
域の人との人間関係を構築するストレスなどにも対応できる根気が必要と
なります。
チェック
5 地域の人達と仲良く付き合えますか?
新しく農業を始めるということは、同時に農村に移り住み、農村で暮らす
ことを意味します。つまり、農村社会の一員となるわけです。農村は、長年
農業が営まれてきた場所であり、地域の人々同士の付き合いが都市に比べて
濃密です。
農業を始めるには、地域に溶け込み、村の人たちと深く親しく付き合うこ
とが必要です。
6
3 就農までのみちすじ
就農するまでの主なみちすじです。農業をはじめるためには技術やノウハウの習
得とともに、農業も生産活動ですから、生産の3要素である土地・労働・資本は欠
かせません。新しく農業を始めるとなると、初期投資として農地や農機具を取得す
る必要があり、その資金が必要になってきます。生活資金を含めた資金計画をしっ
かりと立てましょう。就農計画を立てる過程で、本当に農業を経営として成り立た
せることができるかどうかを検討することが大切です。
※実際にはいろんなパターンやケースがあります。
おおまかなモデルケースとお考え下さい。
農業をはじめたい
①就農相談・情報提供
就農相談 (P9)
山形県新規就農相談センター
〔(財)山形県農業振興機構、山形県農業会議〕
農業普及課(農業改良普及センター)
各市町村役場
NO
②農業を自営しますか?
YES
認定就農者制度(P13)
NO
目指す経営内容を明確化して、
就農計画を作成し、認定就農者
の認定を受けよう。
農業への就職
技術と経営ノウハウの習得(P14)
③技術と知識を持っていますか?
農業大学校等の研修機関
先進農家での実務研修
YES
NO
農地の取得(P17)
④農地をもっていますか?
YES
農地の購入・賃借
YES
資金の確保(P15、16)
⑤資金が必要ですか?
NO
就農支援資金・その他資金制度
農業開始
農業経営のスタートの第一歩
7
独 立
農業法人への
就 職
step
2 農業を知る
農業を知る
1 就農相談
農業を始めようとするとき、
意欲的な取り組み姿勢も大切ですが、
将来どのような農業経営をやりたいのか、
あらかじめその目標を明確にする必要があります。
しかし、農業にまったく関わりのなかった人には、
目標を明確にした就農計画を描くことは難しいことでしょう。
就農相談窓口を訪ねて、
農業を始めるために必要な情報を収集したり、
相談を受けてみましょう。
農業をはじめるにあたっての様々な疑問にお答えできるよう、
山形県新規就農相談センター((財)山形県農業振興機構、
山形県農業会議)、農業改良普及センター、
市町村等の関係機関と連携して、就農相談や情報提供を行っています。
具体的には、次のようなお手伝いをしています。
①受入情報の収集(農地情報、研修先の情報、市町村等の情報)
②農地の確保、技術の習得、就農のための資金融資の情報と相談
③研修受入先、受入市町村の紹介
8
2 就農相談窓口
就農に関する総合窓口
1 県農林水産部農政企画課地域営農振興室担い手育成係
〒990-8570 山形市松波二丁目8−1 TEL(023)630−3069 FAX(023)630−3096
E-mail [email protected] URL http://www.agrin.jp
新規就農相談センター (総合的にサポートします)
2 (財)
山形県農業振興機構
〒990-0041 山形市緑町一丁目9−30 TEL(023)635−0589 FAX(023)635−0587
E-mail [email protected] URL http://www.s-kikou.com
就農支援資金の貸付、研修受入の相談など新規就農全般にわたる支援を行います。
3 山形県農業会議
〒990-0041 山形市緑町一丁目9−30 TEL(023)622−8716 FAX(023)634−8640
E-mail [email protected] URL http://www.yca.or.jp
農地や農業法人情報の提供をはじめ、研修受入農家や機関の紹介など、新規就農全般にわたる支援を行います。
農業技術や経営指導のほか、各種相談を受けつけています (農業改良普及センター)
4 村山総合支庁農業普及課
8 置賜総合支庁農業普及課
〒990-2492 山形市鉄砲町二丁目19−68
TEL(023)621−8290 FAX(023)621−8275
〒999-2174 高畠町大字福沢字鎌塚台160
TEL(0238)57−3411 FAX(0238)57−3414
5 村山総合支庁西村山農業普及課
9 置賜総合支庁西置賜農業普及課
〒991-8501 寒河江市大字西根字石川西355
TEL(0237)86−8111 FAX(0237)86−8247
〒993-8501 長井市高野町二丁目3−1
TEL(0238)88−5111 FAX(0238)83−1119
6 村山総合支庁北村山農業普及課
10 庄内総合支庁農業普及課
〒995-0024 村山市楯岡笛田四丁目5−1
TEL(0237)55−2121 FAX(0237)55−3239
〒999-7601 藤島町大字藤島字山ノ前51
TEL(0235)64−2103 FAX(0235)64−2104
7 最上総合支庁農業普及課 (農業改良普及センター) 11 庄内総合支庁酒田農業普及課
〒996-0002 新庄市金沢字大道上2034
TEL(0233)28−7772 FAX(0233)28−1072
〒998-0857 酒田市若浜町1−40
TEL(0234)22−6521 FAX(0234)22−6522
認定就農者の申請についてのお問い合わせは
12 村山総合支庁農業振興課
14 置賜総合支庁農業振興課
〒990-2492 山形市鉄砲町二丁目19−68
TEL(023)621−8383 FAX(023)622−3071
〒999-0012 米沢市金池七丁目1−50
TEL(0238)26−6049 FAX(0238)21−6941
13 最上総合支庁農業振興課
15 庄内総合支庁農業振興課
〒996-0002 新庄市金沢字大道上2034
TEL(0233)28−7716 FAX(0233)22−0662
〒997-1392 三川町大字横山字袖東19−1
TEL(0235)66−2111 FAX(0235)66−2535
知識・技術の習得をお手伝いします
農地の売買及び貸借について
16 農業大学校
17(財)山形県農業公社
〒996-0052 新庄市大字角沢1366
TEL(0233)22−1527 FAX(0233)23−3119
〒990-0041 山形市緑町一丁目9−30
TEL(023)641−1105 FAX(023)624−6019
URL http://www.ogri.pref.yamagata.jp/
URL http://www.ynk.or.jp/
全国の就農情報は
県外での相談窓口
18 全国新規就農相談センター
19 山形県Uターン情報センター
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1−25−5
虎ノ門34森ビル5F 全国農業会議所内
TEL(03)3213−4110
〒100-0013 東京都千代田区霞ケ関3−8−1
虎ノ門三井ビル1F やまがたプラザゆとり都内
TEL(03)3504−2717 FAX(03)3504−8744
URL http://www.nca.or.jp/Be-farmer/
20 山形県大阪事務所
〒530-0001 大阪市北区梅田1−3−1 800号
大阪駅前
TEL(06)6341−6816 FAX(06)6341−1419
9
新規就農のPR・情報提供
県内外の幅広い層から新規就農者を確保するため、東
新・農業人フェア (首都圏での就農相談会)
京・大阪・仙台での「就農相談会」・県内での「農業体感
ツアー」を開催し、本県での就農PRや支援情報の提供
を行っています。
遊佐町
東京・大阪・仙台で開催
八幡町
真室川町
酒田市
11
金山町
平田町
松山町
余目町
三川町 15
藤島町
10
鶴岡市
羽黒町
櫛引町
鮭川村
新庄市
7 13 16
最上町
戸沢村
舟形町
立川町
山形県ブースでの相談風景
温海町
大石田町 尾花沢市
大蔵村
農業体感バスツアー (県内での就農相談会)
村山市
6
朝日村
西川町
5 河北町
寒河江市
大江町
東根市
天童市
中山町
山辺町
朝日町
山形市
1 2 3 4 12 17
白鷹町
長井市
9
果樹園の視察
上山市
南陽市
小国町
高畠町
川西町
8
飯豊町
米沢市
14
県内での就農支援内容の説明
10
3 知っておきたい主な関係機関
山形県新規就農相談センター
山形県新規就農相談センターは、新たに就農しようとする意欲ある青年の就農を支援してい
くため、山形県知事の指定を受けた公益法人である(財)山形県農業振興機構内に設置していま
す。また、農業をはじめるためには、農地の確保が不可欠ですので、市町村農業委員会の上部
組織である山形県農業会議に支所機能を設けています。
〈主な業務〉
・新たに就農しようとする方々への就農関係情報の提供や就農相談
・就農に当たって必要な農業技術や経営方法の習得のための研修先の紹介
・農業技術の研修教育や就農準備のための無利子資金である就農支援資金の貸付窓口
・就農のための施設整備に対する補助事業の実施
・就農後の経営の定着を図るための新規参入者交流会の開催
農業委員会
農業委員会は市町村役場の中にあります。全国新規就農相談センターの業務を行っている全
国農業会議所、山形県新規就農相談センター支所機能を有する山形県農業会議は、この農業委
員会の系統組織です。農業委員会では、農地法の許認可などの仕事に加えて、本気で農業をは
じめようとする人へ農地を斡旋するなど、地域の農業生産の担い手を育てることにも力を入れ
ています。
〈主な業務〉
・農地の斡旋、紹介
農業協同組合(農協、JAは愛称)
山形県内には22の総合農協があり、農業経営や農村で生活するうえで、重要な役割を果た
しており、大部分の農家が組合員として加入しています。
農協は、組合員を相手に農業資材・生活物資の斡旋、農畜産物の集荷・販売、営農・生活資
金の貸し出し、貯金の引き受け、生命共済など組合員の営農・生活全般に係わる幅広い事業を
行っています。
〈主な業務〉
・各種制度資金、営農・生活資金の貸付窓口
・農畜産物の集荷・販売
農業普及課(農業改良普及センター)
山形県内には農業普及課が8ケ所あり、改良普及員が農村を巡回し、直接農業者に対して技
術や経営方法について個別指導を行っています。
〈主な業務〉
・就農関連情報の提供、研修先の紹介や制度資金の活用等の相談
・営農計画の作成アドバイス活動
・経営の発展段階に応じた地域の技術・経営指導の実施
11
step
3 就農計画の作成
就農計画の作成
1 就農計画の作成
土地・労働・資本は生産の3要素です。
農業も生産活動ですから、これらを欠かすことはできません。
しかし、ひと口に農業といっても、
作物や家畜の種類によって内容は様々です。
技術はもちろん、必要な農地面積や資金量も大きく異なります。
まずは、どこで、どんな農業を、どんな規模で行うかなどを
はっきりさせ、就農計画をきちんと立てることが必要です。
また、新しく農業を始めるとなると、
初期投資として農地や農機具を取得する必要があり、
その資金が必要になってきます。
農業は月々決まった収入があるわけではありません。
就農後も農産物を販売して収入を得るまでの間の肥料代、
農薬代などの運転資金が必要です。さらに、毎日の生活資金も必要です。
このため、農業経営が軌道に乗るまでの間の
資金を準備しておくことも必要です。
従って、生活資金を含めた資金計画をしっかりと立てておくことが大切です。
こうした計画を立てる過程で、本当に農業を経営として
成り立たせることができるかどうかを検討することが大切です。
具体的な「就農計画」では、
次の内容について作成することが必要となります。
営農類型・栽培作物・所得目標・経営規模・施設整備計画・
研修計画・就農準備資金・資金活用計画・収支計画
就農計画が県知事に認定されると「認定就農者」となり、
就農計画に基づく研修の実施、農地の取得、
就農に必要な資金の融資など様々な支援を受けることができます。
就農希望地の県総合支庁の各農業普及課に相談しながら、
作成しましょう。
12
2 認定就農者制度
これから就農しようとする方が、いつ・どこで・どのような農業をはじめようとするのか
の目標と、その実現のための研修や資金調達などを就農計画として作成し、この計画について
県知事が認定する制度で、
認定された方を「認定就農者」といいます。
なお、
認定就農者制度は「青
年等の就農促進のための資金の貸付け等に関する特別措置法」
に基づいて行っている制度です。
■認定就農者の対象
(1)青年の場合:18歳以上40歳未満
新たに就農しようとする方で、農業経営に意欲と能力を持ち、将来他産業並みの所得など
が得られるような農業経営の担い手となる方
(2)中高年の場合:40歳以上55歳未満(知事特認の場合65歳未満)
新たに就農しようとする方で、農業経営に意欲と能力を持ち、将来他産業並みの所得など
が得られるような農業経営の担い手となる方で、次のいずれかのひとつに該当すること。
①商工業その他の事業の経営管理に3年以上従事した者
②商工業その他の事業の経営管理に関する研究又は指導、教育その他の役務の提供の事業に
3年以上従事した者
③農業又は農業に関連する事業に3年以上従事した者
④これらと同等以上の知識及び技能を有すると認められる者
■認定就農者のメリット
1.就農のための研修や準備、施設及び機械の購入に活用できる無利子資金・
「就農支援資金」
が借りられる。
2.県独自の支援事業(P17参照)が受けられる。
3.就農計画の目標達成に向けて、農業普及課や市町村からの指導が受けられる。
■認定就農者になるための手続き
1.就農希望地の県総合支庁の各農業普及課まで相談され、就農計画の作成指導や就農関連情
報の提供を受けてください。
2.「就農計画認定申請書」を作成して、就農先の市町村へ提出ください。
3.市町村を経て、
県総合支庁農業振興課に提出された「就農計画」は、
就農計画認定委員会で
審査され、計画が適当と認められれば、県知事が就農計画を認定し、認定通知を交付します。
■就農計画認定フロー
①指導・助言
新
規
就
農
希
望
者
②認定申請
農業普及課
③提 出
市
町
村
農業振興課
④認定通知
就農計画認定委員会
④認定通知
13
総
合
支
庁
step
4 技術と経営ノウハウの習得
技術と経営ノウハウの習得
農業を営むには確かな技術が必要で、就農前の技術習得は経営の早期安定に欠かせません。特に、
農業生産の基本は生物や自然を相手にするものですから教科書通りにいかないことが多く、しかも自
然条件に左右される農業技術は地域によっても少しずつ異なり、経験や知識により臨機応変に対応す
ることが求められます。
そこで、山形県では、就農条件に応じて栽培技術や経営管理のやり方を身につける実践的な各種研
修制度を開設しています。
■就農のための実践研修
研 修 機 関
研 修 内 容
相談窓口(P9)
16 農業大学校
□
山形県立農業大学校
養成部
農業基礎技術の実践教育の実施(全寮制)
・就業年限 2年間
・定 員 1学年50名
・コ ー ス 7コース(稲、野菜、果樹、花き、酪農、肉用牛、養豚)
・研修経費 無料(生活費別途必要)
山形県立農業大学校
特別研修課程
チャレンジコース
農業大学校及び県内の農業関連試験研究機関での研修の他、先進農
家での実践研修の実施
・研修期間 1年間
・定 員 30名程度
・研修経費 無料(テキスト代等は実費徴収)
農業経営革新支援者指導事業
農業実習生制度
県農業会議職員として、他産業で培ってきた知識や経験を農家にア
ドバイスするとともに、アドバイスした農家での農作業に従事するこ
とにより、農業での独立・農業法人への就職を支援
・雇用期間 約1年間(6ケ月未満×2回)
・定 員 20名程度
・給与支給 有
3 県農業会議
□
農業経営実践講座
経営の発展段階に応じた技術・経営管理等を学ぶ各種講座を開設
・研修経費 無料(一部講座に実費徴収する講座もあります)
4 ∼□
11 各農業普及課
□
農業大学校短期研修講座
経営者に必要となるマーケティング能力・先進技術等を学ぶ各種講
座を開設
・研修経費 無料(一部講座に実費徴収する講座もあります)
16 農業大学校
□
■農業体験プログラム
研 修 機 関
やまがた農業短期体験
プログラム
研 修 内 容
農業に関心のある人を対象に、在学・在職中から農業の実地体験と
先進農家による就農アドバイスを受けられる短期研修を開設
・研修期間 希望者と相談して期間・時期設定
・定 員 80名程度
相談窓口(P9)
1 県農政企画課
□
■研修支援助成事業
研 修 機 関
研修活動支援事業
研 修 内 容
就農を前提とした国内外での長期実地研修に対する経費の一部助成
・補助対象 1年以上の長期実地研修に限る
・補助対象 定額(上限50万円)
14
相談窓口(P9)
2(財)
農業振興機構
□
step
5 利用できる資金制度
利用できる資金制度
1 就農支援資金制度
農業経営を始めるために、無利子の就農支援資金が活用できます。就農支援資金を借り受け
る条件として、経営の将来構想や技術・経営方法の実地研修などの計画をまとめた「就農計
画」を作成し、「認定就農者」となることが必要です。
なお、就農資金のうち、就農施設等資金については、連帯保証人や担保がなくても、農業信
用基金協会からの保証により借り受けができます。
資 金 名
就農支援資金
就農研修資金
貸 付 事 業
貸付限度額
認定就農者が新規就農するのに必
要な技術の習得及びその他事前の活
動及び経営を開始する際の設備投資
等に必要な資金
先進的農家等における研修(旅費、先進農家等
図書等購入費、圃場研修教材費、調
査分析機器購入費、研修視察費、地
域青年との交流会費、宿泊費等)
就農準備資金
就農先調査旅費、図書等購入費、
就農前研修費、資格取得費、地域農
業者との交流会費、滞在費、住居移
転費、関係者との打ち合わせ・連絡
通信費等
就農施設等資金 経営開始時の施設設置費、機械購
入費、家畜・種苗・肥料・農薬・資
料等の資材購入費、施設・農機具の
修繕費、機械リース料等。ただし資
材購入費、修繕費、リース料等につ
いては、経営開始初年度のみ貸付対
象となる
15
償還期限
(うち据置)
無利子
農業大学校または民間施設教育施 農業大学校等
設等における研修(授業料、教材費、
視察研修費、実習被服費、資格取得
費、宿泊費等)
普及員、指導農業士等の指導研修
(先進地等研修費、
研修教材用簡易施
設設置費等)
貸付利率
(年利)
月5万円
12年(4年)
条件不利地域
に就農
20年(5年)
月15万円
200万円
200万円
経営初年度 青年 2,800万円
中高年 1,800万円
2∼5年目
900万円
※資金需要額の1/2以内
12年(5年)
2 就農支援資金以外の資金制度
就農資金以外でも次の制度資金が活用できます。自分の経営に最も適した資金を選びましょ
う。
資 金 名
貸 付 事 業
貸付限度額
経営体育成強化資金 経営規模の拡大を図るための前向 個人
法人
(前向き投資資金) き投資資金
(農地の取得等)
※融資率
農業近代化資金
農業改良資金
貸付利率
(年利)
1億5千万円 1.6%
5億円
80%
償還期限
(うち据置)
25年(3年)
農業者等の経営の近代化に資する 個人
1,800万円 1.6%
農業者
ための資金
(知事特認2億円)
認定農業者 15年(3年)
(住宅の取得、運転資金等)
法人
2億円 【0.75∼1.45%】
※融資率
80%
担い手の創意工夫で高リスク農業
にチャレンジすることを目的として
次の事業を行うのに必要な資金(施
設、機械、借地権、家畜、果樹等の
改良、造成、取得、育成資金等)
・新たな農業部門または農畜産物の
加工事業の経営開始
・農畜産物またはその加工品の新た
な生産方式の導入
・農畜産物またはその加工品の新た
な販売方式の導入
個人
1,800万円 無利子
法人・任意団体 5,000万円
※融資率
認定農業者
それ以外
認定農業者育成確 効率的、安定的な経営体を目指す 個人
保資金
認定農業者の経営改善を推進し、農 法人
業経営の体質強化を図るのに必要な ※融資率
資金
(近代化資金の上乗せ利子補給)
100%
80%
10年(3年)
特定地域の場合
12年(5年)
エコファー
マーの場合
12年(3年)
1,800万円 【1.5%】
15年(7年)
3,600万円 ただし、地域
100% 営 農 計 画 に
基づくもの
【0%】
農業経営基盤強化 認定農業者が、規模拡大、その他 個人
1億5千万円 【0.75∼1.6%】 25年(10年)
資金
の経営改善を図るのに必要な資金 (複合経営等
3億円) ただし、地域
(スーパーL資金) (農地、施設、機械、借地権、家畜、 法人
5億円 営 農 計 画 に
果樹等の改良、造成、取得、育成資 (特認
7億円) 基づくもの
金及び負債整理等資金)
【0%】
農業経営改善促進 認定農業者が、規模拡大、その他 個人
500万円 1.4%
資金
の経営改善を図るのに必要な運転資 (畜産経営等 2,000万円)
(スーパーS資金) 金
法人
2,000万円
(種苗、肥料、雇用労賃、家畜・小農 (畜産経営等 8,000万円)
機具の購入等、機械の修繕、市場開
拓費等)
1年
(注1)貸付限度額、償還期限は主なものを記載。
(注2)貸付利率は、平成16年3月18日現在の適用利率を記載。【 】は、農産漁村振興基金の利子助成後の利率。
16
step
6 農地の取得、機械・施設の確保
農地の取得、機械・施設の確保
1 農地の取得
農業を始めるには、農地が必要ですが、農地の取得については、購入・借入いずれの場合も、
市町村農業委員会の許可が必要です。
農業委員会では、営農計画や能力、資本装備などを総合的に判断し、購入または借入した農
地で農業経営が可能であると認められれば、農地の取得が認められます。
その際の基本的な条件として、取得後の農地面積の合計が50アール以上(市町村によって
は、施設栽培の場合例外規定がある場合もある。)であることが必要です。
農地の購入・借入については、県農業会議、市町村農業委員会、県農業公社が農地の利用調
整やあっせんをしていますので、県農業会議、取得したい農地の所在地の市町村農業委員会、
県農業公社にご相談ください。
2 機械・施設の確保
農業は機械化・施設化が進み、農業経営を始める場合、何らかの機械購入や施設整備は必要
となります。全ての機械や施設を一度に揃えようとすると多くの資金を要します。
当初は必要最小限の機械・施設でスタートし、経営が軌道に乗ったところで装備の充実を図
ることが理想です。具体的には、中古品の活用・農家からの借り受け・機械リースで対応する
ことも負担を少なくする方法です。
山形県では就農初期段階の負担を軽減して、経営の早期安定を支援するため、次の支援事業
を実施しています。
■初期投資軽減の支援事業
支 援 内 容
地代、施設・機械のリース料の助成
・補 助 率 1/3(上限533千円/年)
・補助期間 3年間
【新規就農者定着支援リース事業】
対 象 者
・県が指定する長期実践研修を修了した者
・本県での就農を考える概ね40才以下の認定
就農者
2
□
機械・施設整備の初期投資に対する助成
・補 助 率 1/2(上限1,000千円)
【ニューファーマー経営安定加速事業】
花きの事業開始のための事業計画の策定、
施設整備に対する助成
・補 助 率 1/2
【花き農業担い手強化対策事業】
step
相談窓口(P9)
17 農業公社
□
(財)農業振興機構
・3名以上の営農集団
・本県での花き就農を考える概ね40歳以下の
認定就農者
1□
12 ∼□
15
□
総合支庁農業振興課
7 住宅の確保
住宅の確保
農業を始めることは農村で暮らすことでもあり、住居の確保が必要となりますが、収穫した
農産物の出荷調整や機材の格納等から考えた場合、住宅はできるだけ農地の近くに、出荷調整
できる住居を確保することが望まれます。しかし、条件の良い住居は一般的な住宅と違い、数
多く流通していないので、容易に確保できないのが現実です。
就農希望地の市町村への相談による確保が最も早道ですが、地域の人との信頼関係を築くこ
となく条件の良い住宅を確保することは困難です。できるだけ足を運び、地域との信頼関係を
築いていくことが大切です。
市町村によっては、公的住宅を提供しているところもありますが、入居条件や入居期間が定
められているので最終的には自分で住宅を確保することが必要となります。
17
市町村の支援内容
市町村の支援内容
市町村
天 童 市
事 業 名
対象者・条件
支 援 措 置 の 内 容
問 合 先
天童市農業後継者育 40歳未満の新規就農
成基金利子補給事業 者、農業後継者。
農業経営資金を原資とした農業後継者育成 天童市農林課
資金を借り受ける場合、利率2%を超えた 農政係
部分を市1/2、JAで1/2利子補給する。 023
(654)
1111
内線216
天童市農業後継者海 市内の新規就農者、農 海外研修に係る経費の1/2の額(1人当た
外派遣研修事業
業後継者。
り25万円を上限)を助成する。
天童市農業後継者県 市内の新規就農者、農 国内研修に係る経費の1/2の額(1人当た
外派遣研修事業
業後継者で結成した団 り15,000円を上限)を助成する。
体。
寒河江市
人材育成事業
寒河江市の農業後継者 ①先進地視察研修
寒河江市農業委員会
で結成した組織。
②消費者グループとの交流事業
0237
(86)2111
③農産物販売促進及びPR事業
内線422
④その他農業担い手育成のためのソフト活
動等に要する経費に対して一部助成。
河 北 町
農業後継者海外派遣 農業後継者。
事業
海外での研修等を行う経費に対して、1名 河北町農林課
につき20万円以内とし、経費が50万円未 農政係
満の場合は4/10以内の額を補助する。
0237
(73)2111
内線232
農業経営確立支援事 就農3年以内の新規就 新規就農者が農業経営を行うのに必要な経 河北町農業委員会
業
農者。
費の1/2以内の額(100万円を上限)を助 0237
(73)2111
成する。
内線262
西 川 町
海外研修に対する助 農業後継者。
成
海外研修に係る経費に対し、20万円を限
度として助成する。
西川町農林課
0237
(74)2111
内線242
新 庄 市
若者園芸実践塾
川 西 町
農業後継者就農支援 概ね30歳未満の新規 新規就農者の農業技術研修経費の一部(上 川西町農林課
事業
就農者等。
限30万円)を助成する。
農畜産振興係
0238
(42)2111
内線413
高 畠 町
高畠町新規就農者定 ・町内居住が確実で、 新規就農者の定住促進を図るため、営農経
住支援事業
就農から1年未満の 費、研修経費等の一部を助成する。
者か1年以内に就農 (上限25万円)
が確実な者。
・3年後の年間就農日
数が150日以上。
・年齢が50歳未満の者。
市内在住(Uターンも 花きを中心とした施設園芸を習得するため、新庄市農林課
含む)でおおむね30 4棟(100坪×4)のビニールハウスを活 0233
(22)2111
歳以下の農業後継者で、用し、1年間、実践農家と同様の栽培体系 内線261
研修終了後はハウスを を実践し、は種から出荷までの技術を取得
活用した施設園芸に取 する場を提供する。また、研修生には年額
り組もうとする者。
30万円の研修支援金を支給する。
高畠町担い手農業者 ・町内で農業に従事し 将来の農業を担う農業後継者が国内先進地
研修支援事業
ている者で概ね45 研修(2日以上の農業研修)を行う場合に
歳未満の者(Iター 必要経費の一部を助成する。
(上限5万円)
ン、Uターン、新規
参入者はこの限りで
はない。
)
18
高畠町農林課
農政推進室
0238
(52)1111
内線276
市町村
事 業 名
対象者・条件
支 援 措 置 の 内 容
問 合 先
白 鷹 町
新規就農者育成支援
事業
飯 豊 町
新農業3PC推進事業 ①新規就農者または就 ①新規就農者の場合、賃貸借住宅家賃の自 飯豊町農政課
新規農業者・研修
農後3年以内の者で、 己負担額の1/2または月額3万円のいず 0238
(72)2111
生支援事業
将来とも飯豊町の中
れか低い額を助成する。
核農家として期待が ②研修生の場合、賃貸借住宅家賃の自己負
できる者。
担額の1/2または月額1万円のいずれか
②町内の農業者等で研
低い額を助成。
修を受け、飯豊町で ③就農期の調査費、研修旅費、資格取得費
就農の期待できる研
の1/3または30万円のいずれか低い額
修生。
を助成する。
鶴 岡 市
鶴岡市農業後継者育
成研修事業
・40歳未満の農業後
継者及びそのグルー
プ。
・40歳未満でこの先
就農しようとする農
業後継者及びそのグ
ループ。
農業者の企画立案による営農・経営・技術 鶴岡市農政課
の習得に関する先進地視察研修、長期研修 農政係
等について、対象経費(宿泊、交通費)の 0235
(25)2111
1/2(上限1人あたり25,000円)以内の
額を助成する。
鶴岡市園芸農業後継
者育成支援事業
農業経営基盤強化促進
に関する基本的な構想
に定める認定基準に適
合 し 得 る、概 ね40歳
以下の農業者が、庄内
広域産地化品目に該当
する作物を栽培するた
めに行う事業で、農業
改良普及センター及び
鶴岡市農業協同組合の
重点的指導を受けるこ
とができる者。
①園芸経営新規導入条件整備事業
鶴岡市農政課
新規に栽培用管理機械、ハウス及び附帯 農産係
施設を導入する場合、経費の1/2以内の額 0235(25)2111
(500万円を上限)を助成する。
②先駆的園芸経営推進条件整備事業
先駆的園芸農業者が経営拡大を図るため、
省力化に資する新素材及びシステムを導入
または菌茸栽培管理用施設及び附帯施設を
導入する場合、経費の1/2以内の額(上限
200万円)を助成する。
③経営近代化推進事業
パソコンによる経営・生産管理業務に係
るソフトウェアを導入する場合、経費の
1/2以内の額(上限5万円)を助成する。
羽 黒 町
羽黒町まちづくり活
動支援事業
町内に居住する者とし、・国内研修:助成対象事業費の1/2に相当 羽黒町企画商工課
それらが組織する団体
する額以内、かつ1事業あたり30万円か 町づくり対策係
及び個人で、まちづく
参加者1人あたり3万円を乗じた額のい 0235
(62)2111
り活動に貢献が期待で
ずれか少ない額を助成する。
きる者。
・国外研修:助成対象事業費の1/2に相当
する額以内、かつ1事業あたり50万円か
参加者1人あたり10万円を乗じた額の
いずれか少ない額を助成する。
櫛 引 町
新規就農者育成事業
年 齢35歳 未 満 で、年 機械購入、
施設設備、
農地の購入、
借入れ、
経 櫛引町農業委員会
間150日 以 上 就 農 す 営管理機器等の経費の初期投資の軽減を図 0235
(57)2111
る新規就農者。
り、安定経営を支援するため、1人20万円 内線271
以内の額を助成する。
認定農業者の後継者及 就農に必要な技術の習得、資格取得に必要 白鷹町農林課
び新規就農者の認定農 な研修費の一部を助成する。
(上限20万円 農業支援センター
業者。
(原則として30 ×3年間)
0238
(85)2111
歳未満)
19
市町村
事 業 名
対象者・条件
支 援 措 置 の 内 容
問 合 先
余 目 町
やる気の農業者支援
事業
認定農業者、新規就農
者、経営の改善等に意
欲ある農業者、会則を
備え活動実績のあるグ
ループ。
若者園芸農業実践研
修支援事業
次に掲げる条件を満たす者。 ①施設園芸の技術習得のため町内先進農家 余目町産業課
で研修を実施する研修生の生活費
農産係
①町民(研修以降町民
0234
(42)0146
となることが見込ま 助成金額:月額 自宅5万円
れる者)で、施設園 自宅外12万5千円
芸に新規に取り組む ②前途①の研修生が実施する先進事例調査
及び技術導入調査に係る交通費・宿泊費
者または取り組む予
の経費
定の者。
②満18∼40歳までの者。 助成金額:経費の1/2以内(限度額5万円)
朝 日 村
朝日村新規就農者支
援事業
・村内に住所を有し、 ①農地確保に係る経費
かつ居住しており、 ②農業機械購入費
新規に就農する世帯。③住居購入及び修繕費
・農 地 を50a以 上 所 ④農業研修費
有または賃貸契約し 補助金額:新規就農準備資金の38%以内
ている世帯。
(限度額100万円)
朝日村農林課
農政係
0235
(53)2111
藤 島 町
青年農業者育成支援
事業
町内で就農する概ね
35歳以下の青年農業
者または組織。
藤島町エコタウン課
0235
(64)2111
内線165
立 川 町
新規就農者等研修活
動支援補助金
原則として新規就農者。新規就農者等が実施する短期研修等に対し 立川町農林課農政係
て一部助成。
0234
(56)2629
酒 田 市
ニューファーマー育
成支援事業
次に掲げる条件を満た
す者。
①概ね50歳未満。
②市内で農業に従事し
ている者または市内
で農業に従事したい
と考えている者。
遊 佐 町
遊佐町新規就農者等
支援事業
①町内に居住し、引き 新規就農者、農業後継者に対し居住経費、 遊佐町農林水産振興課
続き居住することが 営農経費及び営農準備金にかかる経費を助 農業振興係
確実であると認めら 成する。
0234
(72)5882
れるか、就農時 に、
町内に居住すること
が確実であると認め
られる者。
②就農後、1年未満か、
1年以内の就農が確
実に見込まれる者。
③年齢が50歳未満の者。
①生産、
流通、
販売、
経営等に関する研修事業 余目町産業課
②消費者との交流事業
農業振興係
③農産物の新品種及び農産加工の新技術の 0234
(42)0143
研究開発等を図る事業
④新規就農者が実施する研修事業
⑤新規就農者を育成、確保する事業
助成金額:事業費の1/2以内(限度額年10
万円)補助期間は最長3年。
①研修補助金
国内:対象経費の70%
(限度額1経営体10万円以内)
国外:対象経費の2/3
(限度額1経営体年額30万円以内)
②経営自立補助(組織に対して)
対象経費の2/3(限度額30万円)
新しい作物の栽培に挑戦してみたいと思っ 酒田市農政課
ている者や、農業を始めてみたいと考えて 経営改善係
いる者を対象に、指導農家と実際に農作業 0234
(56)2629
をしながら希望する作物の技術習得支援を
行う。また、農地やハウス等の賃借料、種
苗費や肥料等の営農経費に対して助成する。
助成金額:営農経費の1/2以内
(限度額50万円)
20
やまがた農産物マップ
やまがた農産物マップ
主な産地
庄内地方
最上地方
遊佐町
八幡町
飽海郡
真室川町
酒田市
金山町
平田町
余目町 松山町
鮭川村
三川町
新庄市
最上郡
最上町
藤島町
鶴岡市
戸沢村
舟形町
羽黒町
櫛引町
東田川郡
西田川郡
北村山郡
立川町
尾花沢市
大石田町
大蔵村
村山地方
温海町
村山市
朝日村
西村山郡
西川町
東根市
河北町
寒河江市
大江町
置賜地方
天童市
中山町
西村山郡
東村山郡
朝日町
山辺町
山形市
西置賜郡
白鷹町
上山市
長井市
南陽市
小国町
東置賜郡
高畠町
川西町
西置賜郡
飯豊町
米沢市
凡 例
米
プラム
西洋梨
スイカ
ニラ
丸なす
さくらんぼ
ぶどう
柿
トマト
長ねぎ
いちご
ブルーベリー
プルーン
りんご
小なす
食用菊
豚肉
鶏肉
牛肉
もも
和梨
メロン
きゅうり
21
枝豆
やまがた就農相談カード
フリガナ
氏
名
性
別
郵便番号 〒 −
住
男 ・ 女
電話番号
( )
生年月日(西暦)
職
所
業
年
月
日
歳 (相談日の満年齢)
1.会社員 2.自営業 3.学生 4.農業従事者 5.公務員 6.団体職員
7.パート・アルバイト 8.無職 9.その他 10.不明
現在または以前に働いていた仕事の内容
業種〔 〕
職種〔 〕
家
族
1.独身 2.妻
(夫)
帯者[子供あり]
3.妻
(夫)
帯者[子供なし]
4.不明
経
験
1.まったく無し 2.体験程度 3.研修済み(農業者を含む) 4.不明
1.高校 2.高専 3.専修 4.短大 5.大学 6.大学院
最終学歴
〔 〕学部 〔 〕学科
出 身 県
資格・特技
◎就農相談エリアにご訪問の方は以下も記入して下さい
《相談の内容……どんな農業がしたいのか》
動
機 希望順位 1.本格的に農業経営に取り組みたい 2.都会生活をやめ田舎暮らしをしたい
3.休暇等を利用して農業を体験してみたい 4.有機農業をやりたい
1
5.農業法人等で働きたい 6.その他 7.不明
2
3
作
具体的な内容
目 希望順位 1.稲作 2.麦類 3.豆・いも・雑穀類 4.施設野菜 5.露地野菜 6.花・観葉植物
7.工芸作物 8.果樹 9.酪農 10.肉用牛繁殖 11.肉用牛肥育 12.養豚
1
13.採卵鶏 14.ブロイラー 15.その他 16.未定 17.不明
2
3
具体的な内容
希望地域 希望順位
1
2
3
研
修
1.村山 2.最上 3.置賜 4.庄内 5.未定 6.不明
具体的な内容
地域
1.研修を希望する(期間は
年
月位)
2.希望しない 3.わからない 4.不明
必要な農地面積 1.田
a 2.畑
a
3.樹園地
a 4.その他
a
用意できる自己資金額
1.500万円未満 2.500∼1,000万円 3.1,000万円以上 4.なし 5.不明
具体的な額
円
整理番号
相談日時
平成 年 月 日( )
相談対応者
所属: 氏名:
※コピーして活用ください。
22
N
︵奥
山羽
形本
新線
幹
線
︶
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翔
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美術館●
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形
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動
車
道
13
至誠堂
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J
R
山
形
駅
至寒河江
山
形
県
庁
山形
蔵王IC
十●
字
屋
至
上
山
至仙台
山形県農林水産部農政企画課
山形市松波二丁目8-1
023-630-3069
山形県新規就農相談センター
(財団法人 山形県農業振興機構)
山形市緑町一丁目9-30
023-635-0589
平成16年3月発行
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