Comments
Description
Transcript
あなたの勇気で救える命があります
そばにいるあなたしか、救えない命があります 日本では年間 7 万人が心臓突然死で亡くなります。 健康な人でも何かのきっかけで心臓突然死が起こる可能性もあります。 でも、もしそこに AED があったら、 その場にいる人たちが胸骨圧迫を行い AED を使うことができれば、助かる命があります。 胸骨圧迫を行うことで 2 倍、 AED を使えばさらに 2 倍、助かる可能性が高くなります。 でも、突然、目の前で人が倒れたら、あなたは落ち着いて行動できますか? 胸骨圧迫も AED も、 一度、講習会で体験することで、誰でも簡単にできるようになります。 山形県内では平成 25 年に 263 人の心肺機能停止が目の前で目撃されており、 そのうち一般市民が AED を使用したのは 6 人でした。 また、心停止が目撃された人には、心臓に何らかの疾患があった人が多く、 最も多く目撃された場所は住宅でした。 もし、あなたの大事な人が突然倒れたとき、 その人を救うために必要なことは、ほんの少しの知識、 正しい心肺蘇生法とAED使用法を身につけておくことです。 あなたの家族や周りの人、友人と一緒に講習会を受講しましょう。 ■心停止が目撃された人は、 既往歴または現病歴に 心疾患が多い (件) 151 H25 _ 263 症例 62 21 《消防署の講習風景》 6 その他 《日本赤十字社の講習風景》 8 道路 ■講習会の様子 7 仕事場 公衆出入 場所 2 教育施設 6 社会福祉 施設 160 140 120 100 80 60 40 20 0 医療機関 県内で平成 25 年に一 般市民により心肺機能停 止が目撃された場所は、 住宅が151件、社会福祉 施設が 62 件、公衆出入 場所が 21 件となってお り、住宅での目撃が最も 多くなっています。 住宅 県内における平成19年から平成25 年 までの7カ年で、一般市民により心肺機 能停止が目撃された39歳以下の症例 54 件のうち、8 件は既往歴または現病歴 に心疾患があった。このうち 19 歳以下 の 9 症例では、4 件に心疾患があった。 ■心停止が目撃された場所は、住宅が多い AED〈自動体外式除細動器〉は 救える命を広げます 突然の心停止 ❷応急手当 (AED を使用) ❶応急手当(胸骨圧迫) ※電気ショックを行った後は 直ちに胸骨圧迫を再開する。 ※人工呼吸の技術と行う意思がある人は、 胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の 組合せを行う。 ❸救急隊に引き継ぐか、呼びかけへの応答、 普段通りの呼吸や目的のある仕草が 認められるまで❶❷を繰り返す AEDは音声により操作方法をアナウンスします。 誰にでも操作できて安全で安心です! AEDは、心電図を自動的に解析して、電気的除細動が必要かどうかを判断します。 あなた (救助者)が行う操作は、次の3つだけです。 ❶AEDの電源を入れる みなさん、 離れて !! ※機種によってはAEDのフタを 開けると自動的に電源が入る ものもあります。 ❷電極パッドを 傷病者の胸に貼る ※パッドを貼り終えると、除細動が必要かを 判断します。機種によってはパッドの コネクタをAED本体の差込口に入れる ものもあります。 ※体が濡れている場合は拭いてから パッドを貼って下さい。 ❸電気ショック (除細動) ボタンを押す ■応急手当の重要性 119番通報を受けてから救急車が現場に到着するまでの平均時間は、平 成25年中では約9分を要しています。 救えるはずの命を救うためには、空白の9分間を作らずに勇気をもって救急 現場に居合わせた人(バイスタンダー)が、 応急手当を実施することが重要です。 そして、早い119番通報、早い心肺蘇生とAED、救急隊や医療機関に おける専門的な処置・治療というような救命の連鎖によって、命を救える可 能性が高くなるのです。 救命の連鎖 (チェーン・オブ・サバイバル) 心停止の 予防 早い 119番 通報 早い 心肺蘇生と AED 救急隊、 病院での 処置 ■救命曲線 ●グラフ中の上の実線は、その場に居合わせた人(バイスタンダー)による救命処置が 行われた場合の救命効果を示しています。また、下の点線は、バイスタンダーによる 救命処置が行われず、現場に到着した救急隊により救命処置が実施された場合の救 命効果を示しています。 ●このグラフから、 「時間の経過により救命のチャンスは低下する」また「応急手当の 実施が救命のチャンスを高める」ことが読み取れます。 ●しかし、応急手当の開始が遅れても、その効果が全くなくなるというわけではありま せん。応急手当の開始が遅れても、少しでも蘇生の可能性があれば、積極的な応急 手当の実施が望まれます。 ●日本国内では、心肺停止になった人に対して一般市民が救命処置をする機会が増えれ ば、社会復帰できる割合も増えるという研究結果が発表されています。社会復帰し た人の割合は平成17年の3.3%から、平成 25 年には7.8%に増えています。 講習会はお住まいの地域の消防署や日本赤十字社山形県支部で実施しております。 また、みなさんが勤務している事業所や 施設にも指導員を派遣しますので、詳しくは、 最寄りの消防署や日本赤十字社山形県支部にお問い合わせください。 ■講習会の実施機関 実施機関名 担当部署名 電話番号 山形市消防本部 救急救命課 (023) 634-1193 上山市消防本部 消防署救急係 (023) 672-1190 天童市消防本部 消防署救急係 (023) 654-1191 西村山広域行政事務組合 消防本部 実施機関名 担当部署名 電話番号 高畠消防署 (0238) 52-1505 川西消防署 (0238) 42-3700 消防署本署 (長井市) (0238) 88-1213 消防署本署(寒河江市) (0237)86-2574 白鷹分署 (0238) 85-5242 河北分署 (0237) 73-3138 飯豊分署 (0238) 72-2222 大江分署 (0237) 62-3120 小国分署 (0238) 62-2154 朝日分署 (0237) 67-2215 鶴岡市消防本部 西川分署 (0237) 74-2101 酒田地区広域行政組合 消防本部 村山市消防本部 消防署救急係 (0237) 55-2514 東分署 (酒田市上安町) (0234)25-2224 東根市消防本部 総務課救急救助係 (0237) 42-0134 西分署 (酒田市大浜) 総務課救急係 (尾花沢市・大石田町) (0237) 22-1131 南分署 (酒田市飯森山) (0234)41-2119 消防署本署(新庄市) (0233) 22-7521 八幡分署 (0234) 64-3100 北支署(真室川町) (0233) 62-2153 松山分署 (0234) 62-2174 南支署(舟形町) (0233) 32-2101 平田分署 (0234) 61-7117 東支署(最上町) (0233) 43-2008 立川分署 (0234) 56-2110 西支署(戸沢村) (0233) 72-2308 余目分署 (0234) 43-3300 金山支署 (0233) 52-2913 遊佐分署 (0234) 72-4100 米沢消防署 (0238) 23-3108 南陽消防署 (0238) 43-3500 尾花沢市消防本部 最上広域市町村圏事務組合 消防本部 置賜広域行政事務組合 消防本部 事務局 置賜広域行政事務組合 消防本部 西置賜行政組合消防本部 消防署救急係 (鶴岡市・三川町) 消防署本署 (酒田市千石町) 日本赤十字社山形県支部 〒990−8570 山形市松波二丁目8番1号 山形県環境エネルギー部危機管理・くらし安心局危機管理課 山形県健康福祉部地域医療対策課 TEL. 023−630−2227 TEL. 023−630−3366 (0235) 22-8331 (0234) 23-3131 (0234) 33-3519 (023) 641-1353