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序章 環境共生都市なはの実現に向けて

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序章 環境共生都市なはの実現に向けて
序章
序章
環境共生都市なはの実現に向けて
環境共生都市なはの実現に向けて
沖縄県が平成 21 年度に策定した「沖縄 21 世紀ビジョン」では、
県民全体で共有する沖縄の 2030 年を目途とした将来像の 1 つに、
「沖
縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島」があります。
その実現を目指した「沖縄 21 世紀ビジョン基本計画」では、
「自
然環境保全と社会経済活動が両立した環境負荷の少ない循環型社会
の構築に取り組むとともに、再生可能エネルギーの導入をはじめとし
た地球温暖化防止対策やエコリゾートアイランドの形成等に積極的
に取組み、自然と共生し、環境と調和した世界に誇れる環境共生フロ
ンティア地域を形成します。
」と記載されています。
那覇市においても「沖縄 21 世紀ビジョン」を共有しながら、「環
境共生都市なは」として、個性のあるまちづくりが求められています。
「第4次那覇市総合計画」では、6つの都市像の 1 つに「人・自
然・地球にやさしい環境共生都市なは」を掲げ、
「第2次那覇市環境
基本計画」では、その実現に向け、
「快適な都市環境と自然と歴史と
共生するまち」、
「身近な取組で地球環境保全に貢献するまち」
、
「環境
を大切にする市民が暮らすまち」
「環境と経済・観光が調和するまち」
、
の 4 つの基本目標を掲げています。
「環境共生都市なは」の実現に向けては、市民や事業者、行政な
どのすべての主体が協働により取り組みを進める必要があります。
本計画では、2030(平成 42)年度の那覇市が目指すべき社会像を提示します。
社会像1
災害に強い安全・安心なまち
社会像2
誰もが移動しやすいまち(車中心から人中心へ)
社会像3
自然環境が保全され、多様な生物と共生するまち
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序章
現在の姿
環境共生都市なはの実現に向けて
将来の姿
出典:図解 環境百科事典ホームページ 環境工学研究所 WEEF
-2030 年の人・自然・地球にやさしい環境共生都市なは-
社会像1
災害に強い安全・安心なまち
○化石燃料への依存度を小さくし、エネルギー源の多様化や水溶性天然ガスなどの
エネルギーを地産地消できるまちが実現している。
○太陽光などの再生可能エネルギーやコージェネレーションシステム、蓄電池、燃
料電池などによる分散型エネルギーが普及したまちが実現している。
○情報通信技術を活用したエネルギー利用の効率化や省エネルギー建築物への転
換に加え、エネルギーの面的利用の進んだまちが実現している。
社会像2
誰もが移動しやすいまち(車中心から人中心へ)
○歩行者や自転車、公共交通優先の道路空間の配分やカーシェアリングの普及によ
り自動車の総交通量は減少し、走行車は、電気自動車や燃料電池車などの次世代
自動車に代わっている。
○緑あふれる本市に合う LRT などの公共交通機関が導入され、子供から高齢者まで
誰もが移動しやすいまちが実現している。
○歩いて暮らせるコンパクトシティー(集約都市)となり、街路樹による緑陰や電線
類の地中化などにより、安全で快適な歩行空間のあるまちが実現している。
社会像3
自然環境が保全され、多様な生物と共生するまち
○自然環境の適正利用により、環境と経済社会の発展が両立した環境負荷の少ない
持続可能な循環型社会が実現したまちが実現している。
○都市部に残された貴重な自然環境が保全され、希少動植物などの生態系が保護さ
れ多様な生物と共生できるまちが実現している。
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