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小・中学校「食」に関する指導(学年別一覧表) 下呂市栄養部会 【資料4】
小・中学校「食」に関する指導(学年別一覧表) 学年 1 年 主題 食べ物の ひみつを 知ろう (学級活動) 2 年 野菜のよい ところを知 って、いっ ぱい食べら れるように なろう (学級活動) 3 小 年 かむことの たいせつさ をしって、 いっぱい かもう (学級活動) 学 校 4 年 おやつの ひみつを 知ろう (学級活動) 5 年 6 年 1 年 朝食の 大切さ (学級活動) 食生活と 生活習慣病 (保健体育) 学 校 2 年 3 年 ねらい つけたい基礎、基本 指導の工夫 ◎給食に使われている食べ 物を通して興味・関心を持 ち、食べものには名前があ り、グループに分けられる ことを知らせる。色々な食 べ物を食べようとする意欲 を持たせる。 ◎色々な野菜の名前を知 り、興味関心を持たせ、野 菜の働きを知って、自分の 食生活で尐しでも野菜を食 べようとする意欲を持たせ る。 食事を作ってくれる人の努 力を理解させる。 ◇食べ物には、名前があり、それぞれグループに分け ることができる。 ( (野菜・果物・肉・魚など) 食べ物は体の中に入ってからの働きの違いで、3つに 分かれ、色々な食べ物を食べると元気になることがわ かる。 ・赤・・・体を作る(肉、骨、血、歯) ・黄・・・パワーになる(運動、体温) ・緑・・・病気にかかりにくくする ▽3つの仲間がそれぞれに働きをもって いることを「列車元気号」でわかりやすく 説明する。 ▽今日の給食の食材を取り上げ、赤黄緑が バランス良く入っていることを理解させ る。 ◇「野菜」には、いろいろな大切な働きがあることを 理解し、好き嫌いせず食べようとする意欲を持つ。 ・おなかの中をきれいにする ・良いウンコが出るようにする ・病気にかかりにくくする ・歯がきれいになる(歯やあごが強くなる、目を守る) ◎よくかんで食べたときの 食べ物の変化、あごや口の 中の様子に気づかせ、かむ ・ ことの大切さを理解させ ・ る。 ・ ◎よくかんで食べようとい ・ う意欲を持たせる。 ◇よくかんで食べることは、健康にとっていろいろな 効果があることがわかる。 ・あごが丈夫になって、歯並びが良くなる ・あじがよくわかる ・食べ物の消化を助ける ・食べ過ぎを防ぐ ・唾液がたくさん出て、むし歯、ガンを予防する ・頭が良くなる ◎日頃、食べているおやつ は、10 歳の 1 日の目安量か ら見て、かなり多くの油、 塩、砂糖が含まれているこ とがわかり、おやつの取り 方について自分なりの考え を持たせる。 ◇10 歳の子供の油、塩、砂糖の 1 日の目安量がわかり、 摂りすぎの問題点がわかる。とりすぎに気づく。 ◇飲料水やお菓子の成分表に目を向けたり、あるだけ 食べるのではなく、量や時間を決めて飲食することの 大切さがわかる。 (特に、砂糖中心) ◎朝食の問題点を見つけ、1 日のスタートとしてバラン スの良い食事が摂れるよう 自分でできることを見つ け、実践意欲を持たせる。 ◇朝食をしっかり食べる事の大切さを理解する。 ・体温が上がり、元気に活動するエネルギーを確保す る。 ・頭がスッキリとして、考える力が出てくる。 ・排便を促す ◇自分の朝食を見直し、ひと工夫する。 ◎自分の食生活を振り返る 中で、改善点を明らかにし、 健康な生活を送ろうとする 意欲を持たせ、実践させる。 ◇糖分、塩分、脂肪のとりすぎ、運動不足、睡眠不足 などが原因で、生活習慣病になることがわかる。 ◇特に、スナック菓子などおやつによる脂肪のとりす ぎに気づく。 ◇食事が体に及ぼす影響や、食品をバランスよく組み 合わせて食べることの大切さを理解し、実践する。 カルシウムを 上手に とろう (家庭科) ◎成長期に大切なカルシウ ム摂取の必要性を理解し、 自分の食事の中などに積極 的に取り入れようとする意 欲を持たせるとともに、カ ルシウムと運動、生活の仕 方との関わりについて理解 させる。 バランスの 取れた食事 の大切さ (家庭科) ◎心身の成長著しい中学生 にとって望ましい、バラン スの取れた食事をとること の大切さを理解し、家庭で も栄養のバランスに配慮し た食事をとろうとする意欲 を育てる。 ◇食品に含まれている栄養素や働きを知る。 ・炭水化物…脳のエネルギー ・脂肪…持久性のエネルギー ・たん白質…体温の上昇 ・無機質…精神の安定化 ・ビタミン…体の調子を整える ◇栄養のバランスをとるには、1 日3 回の食事をとるこ とが大切であることがわかる。 食の 自己管理能力 (家庭科) ◎自分の食生活や将来の課 題を見つけ、望ましい食事 の仕方や生活習慣を理解 し、将来自立した生活を送 るための食に関する自己管 理能力を高める。 ◇給食が無くなったときの、自分の昼食について考え ることができる。ファストフードやコンビニを利用し たときでも、栄養のバランスを考えて工夫できる。 ◇手作り弁当のよさが分かる。 ◇スポーツと栄養について理解し、自分の食生活に活 かす。 中 下呂市栄養部会 【資料4】 ◇カルシウムを上手に取るための工夫を知る。 ・Ca 含有の多い食品を知る ・Ca の吸収を助けるものを知る ・Ca の吸収を邪魔するものを知る ・1 日の必要量を摂取できる料理の組み合わせを知る ▽野菜の実物を使ったクイズや、活動によ って興味関心を持たせる。 ▽給食の献立には、毎日必ず野菜が入って いることを献立一覧表と食材カードを使 って説明する。 ▽腸の長さを実感させるため6mのホー スを準備し、つまらないようにするための 野菜の役目を理解させる。 ▽柔らかい物と固い物とをかみ比べをす ることにより、かむ回数などの違いに気づ かせる。 ▽同じ食材をかむ回数を変えてみること により、味や食べ物の様子の違いに気づか せる。 ▽かむことの効用の資料を使い、良くかむ ことの大切さを理解させる。 ▽おやつのパッケージを持ち寄り、成分表 から含まれる油や塩の量を知る。またジュ ース等に含まれる砂糖の量を、現物で確認 させる。 ▽1 日の目安量と、実際の摂取量を比較さ せる。 ▽「食生活教材」を活用する。 ▽主食・主菜・副菜・汁物がとれているか、 自分の朝食のバランスをチェックし、望ま しい食事に近づける。 ▽血管の紙芝居を使って、生活習慣病が、 大人になってからの病気でないことを理 解させる。 ▽食生活教材のおやつカードを利用し、自 分の食生活を振り返り、改善を考えさせ る。 ▽国民栄養調査の結果や Ca 摂取量チェッ ク表により、食生活において Ca が不足し ていることを実感させる。 ▽Ca の役割、1日の所要量表などから成長 期の Ca の必要性を理解させる。 ▽献立カードを利用し、料理の工夫や組み 合わせでCa が多くとれるよう考えさせる。 ▽朝食を食べた人と、食べなかった人の体 温をサーモグラフィーの写真で提示する。 ▽1 日分の栄養のバランスを考え、自分の 食事のとり方を見直す。 ▽コンビニ弁当を利用し、不足している栄 養素を補うための工夫を提示する。 また表示された食材や添加物等から問題 点を明確にしてやる。 ▽アスリートの食事から、スポーツ栄養を 考える。