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ダイナミキサーBB(バ ナ ナ
CA 4120 設置例 ダイナミキサーBB ( ) バ ナ ナ ブレード 高効率な消化タンク機械撹拌装置 ①設置開始 ②設置作業中 ③設置完了 水エンジニアリング事業部 水システム営業部 〒230-8611 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目1番地 TEL : 045-505-7606 FAX : 045-505-7702 http://www.jfe-eng.co.jp SOLDEC'08.3- 2 -1 SOLDEC.A 低動力で優れた撹拌能力を発揮。高効率な消化 タンク機械撹拌装置「ダイナミキサーBB( はじめに バ ナ ナ ブレード )」 撹拌シミュレーション 下水処理場の消化設備は、 従来からの目的である有機物分解による汚泥の減量や、 質の安定化・衛生化 に加えて、 創エネルギープロセスとして見直されつつあります。 また、 前段の濃縮工程にも機械濃縮が 採用されることが多くなり、 より高濃度で高効率な消化タンクの運用が求められています。 一方、 これまで消化タンクの撹拌方式は、 発生した消化ガスを用いたガス撹拌方式が主流でした。 しか JFEでは、鉄鋼業や造船業で培った流体シミュレーション技術を水処理分野に応用しています。 消化タンク形状や大きさに対し、流体シミュレーションを実施し、最適なダイナミキサーBB(バナナブレード)の選定 を行います。 ■解析結果例 し、 ガス撹拌方式では高濃度化した消化汚泥を効率よく撹拌することは困難です。 そこで、 JFEでは消化タンク機械撹拌装置のパイオニアとして、 ここに省エネ・省メンテを実現した新 型撹拌機 「ダイナミキサーBB (バナナブレード) 」 を開発いたしました。 特長 1 省エネルギー 流速分布図 低速で大きな撹拌羽根 (バナナブレード) を回転させるため、低い動力で効率的な撹拌が可能です。 2 高い撹拌能力 流体力学を考慮して設計された撹拌羽根(バナナブレード)は、大きな推進力を生みデッドゾーンの少ない撹拌を実 現します。 3 容易なメンテナンス などの異物が絡み つきにくくなって 荷重概念図 震荷重に対し十分な検討がなされていませんでした。 「ダイナミキサーBB(バナナブレード)」は、JFEが自ら設計・製作 を行う国内製品です。地震国日本でも安心・安全にご使用いただ 機器重量が軽く、 振動も少ないため既存の消化槽に設置が可能です。 後退翼のため、し渣 2段撹拌羽根撹拌機は、欧州の畜産バイオガスプラントなどで多 本来は十分な強度検討が必要ですが、欧州では地震がないため地 既存の消化槽に設置が可能 撹拌羽根形状 (バナナブレード) 構造解析 用されている機器です。水中軸は片持ち構造で支持されており、 消化タンク上部に駆動部を設置するため、 維持管理性に優れ定期点検インターバルは10年です。 また、 撹拌羽根 (バナナブレード) はFRP製であり、鋼製に比べ軽く、 MAPが付着しにくいことも特長です。 4 流速ベクトル図 けるよう、国内の基準に準拠し、据付時や運転時のみならず、地震 時における構造解析を実施し十分な強度を持たせています。 構造図 V T 地震荷重K R タンク内に設置した構造物にかかる荷重 駆動装置 フレーム SS400 G F(N)= G + V + T + R + K ここで、 います。 G:軸系及び撹拌羽根の自重 従って、従来品のよ V:軸系及び撹拌羽根に作用する浮力 うに羽根に絡まっ T:撹拌羽根から軸系に作用する最大スラスト力 たし渣の除去のた R:軸系及び撹拌羽根に作用する流体力 解析結果例 N/mm2 158.8 148.8 138.9 めの1日1回の静止、 水中軸 SUS304 K:地震荷重=(構造物質量+付加質量※)×地震加速度 118.9 108.9 98.93 88.95 逆転の操作は不要 です。 128.9 78.97 撹拌羽根 FRP ※物体にかかる動水圧を水の付加質量として置き換えたものであり、水中 構造物には考慮しなければなりません。たとえば、円柱形状である撹拌軸 は撹拌軸そのものの体積と同等の水の質量が付加質量となり、撹拌羽根 は羽根高さを直径とし羽根径を長さとする円柱を仮定し、その体積と同 等の水の質量が付加質量となります。 (機械工学便覧より) 68.98 59. 49.02 39.04 29.06 19.08 9.093 -0.888