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子育て両立のための職員参加プログラム ~ やります!

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子育て両立のための職員参加プログラム ~ やります!
仕事・子育て両立のための職員参加プログラム
~ やります!
4つの「Do! プラン 」~
横 浜 市
はじめに
急速な少子化の進行や家庭及び地域を取り巻く環境が変化している中で、社会全体が次世
代育成に向けた対策に取り組んでいくことが求められています。
こうした中、平成 15 年 7 月に、国、地方公共団体、企業における今後 10 年間の集中的・
計画的な取組を促進し、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、かつ育成される環境の
整備を図ることを目的とする、次世代育成支援対策推進法が成立しました。
こ の 仕事・子育て両立のための職員参加プログラム ~ やります!4つの「Do! プラン」~
は、次世代育成支援対策推進法に基づき、本市で働いている職員を対象に、事業主(※)として
策定した特定事業主行動計画です。
多様化し複雑化する市民ニーズに迅速かつ的確に対応していくには、職員一人ひとりが意
欲を持って、能力を十分に発揮していかなければなりません。そのためには、職員が地域や
家庭で生活する人間として、その生活が充実していることも重要です。
この計画は、こうした視点を踏まえ、男性職員も女性職員も、また子どものいる人もいな
い人も、誰もが子ども達の健やかな育成を自分自身にかかわることと捉え、職場全体で仕事
と子育ての両立を支えていくためのものです。
職員本人だけでなく、家族ともこの計画を共有し、職場内の助けあい・支えあいと家族の
理解・協力という両面から、次世代育成支援に取り組んでいきましょう。
※
事業主(各任命権者)
:市長、市会議長、選挙管理委員会、代表監査委員、
教育委員会、人事委員会、消防長、水道事業管理者、
交通事業管理者、病院事業管理者
計画の期間
この計画は、集中的・計画的な取組とされている 17 年度から 26 年度までの 10 年間の
うちの前半の期間である 17 年4月1日から 22 年 3 月 31 日までの5年間を計画期間とし
ました。今後、概ね3年ごとに見直しをしていきます。
なお、この計画に記載している取組は、17 年度から実施していきます。
全体の構成(目次)
1
やります!
4つの「Do! プラン」 ······················· 1
<Do! プラン 1> 1ページ~2ページ
出産・育児等にかかる制度の周知徹底と職員への浸透を図るための取組
① 冊子やYCAN等を活用した出産・育児等にかかる情報提供の充実 ・・ 1
② 経営責任職・運営責任職を中心とした研修の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
<Do! プラン2> 3ページ~10 ページ
安心して出産・育児ができ、また職場復帰できるための取組
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
出産休暇中や育児休業中の職員の円滑な職場復帰を支援する
ための職場復帰支援プログラムの実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
育児休業等や育児短時間勤務制度を活用する職員の業務分担の見直し
及び代替職員の確保・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
仕事と子育ての両立について、必要な時に相談ができる仕組み
の用意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
職員のための保育サービスのあり方の検討・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
子どもの出生時における父親の休暇の取得の促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
育児休業の取得の促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
子どもが病気になった際の「子の看護休暇」等の取得・・・・・・・・・・・・・・ 10
<Do! プラン3> 11 ページ~14 ページ
職員が子どもとふれあう時間等を確保するための取組
①
②
③
超過勤務の縮減・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
年次休暇等の取得の促進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
ワークライフバランスの推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
<Do! プラン4> 15 ページ
地域における子育てを支援するための取組
①
②
③
2
子ども・子育てにかかる活動に職員が積極的に取り組んでいくこと
による地域への貢献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
子どもとふれあう機会の充実・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
子育てバリアフリーの推進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
計画を推し進める体制の整備 ······························ 16
① 「特定事業主行動計画推進委員会」の設置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
② 「次世代育成支援対策推進者」の設置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
資料編 ······················································ 19
やります! 4つの「Do! プラン」
1
この計画の中で、事業主として取り組む項目はゴシック体で記載しています。こうした取組のもと、各
職員が主体的に取り組む項目は、内容ごとに、実施主体を四角で囲んでいます。
<Do! プラン 1>
出産・育児等にかかる制度の周知徹底と職員への浸透を図るための取組
仕事と子育ての両立を図るためには、子育てを行う職員を含め、全ての職員の理解と
協力が大切なことから、職員への次世代育成支援対策に関する情報提供や、経営責任職・
運営責任職を中心とした研修を強化、推進していきます。
子育て中の職員が、自らの仕事と子育ての両立のために役立てることはもちろんのこ
と、経営責任職・運営責任職を含めた周囲の職員は、こうした取組を通じて、子育てに
ついて改めて考え、職員の育児参加に対する理解を深めるための機会とし、仕事と子育
ての両立を推進していく職場風土の醸成と職場内の助けあい・支えあいをすすめましょ
う。
①
冊子やYCAN等を活用した出産・育児等にかかる情報提供の充実
■
出産・育児等にかかる情報提供の一元化
本市における職員の出産・育児等にかかる制度については、福利厚生を紹介する「職員の
ための福利厚生ガイド」と、休暇制度等を紹介する「給与のてびき」に、別々に掲載されて
います。このため、職員にわかりやすく伝わるよう、冊子やYCAN等の活用により、出産・
育児等にかかる制度の情報提供を一元的に行います。
妊娠・子育て中の職員だけでなく、職員一人ひとりが、こうした情報をもとに、出産・育
児等にかかる制度をきちんと理解しましょう。
■
育児休業を取得した職員の体験談等の情報提供の実施
育児休業を取得した職員の体験談や、男性の育児参加のための望ましい休暇取得例、妊娠
中の母親の状態等の出産・育児に関する基礎知識など、出産・育児等にかかる制度の紹介等
とあわせて、仕事と子育てを両立しやすい働き方について情報提供を行います。
こうした情報を参考にしながら、妊娠・子育て中の職員は、自らの仕事と子育ての両立に
役立てるとともに、経営責任職・運営責任職を含めた周囲の職員は、妊娠・子育て中の職員
が、仕事と子育てを両立しやすい職場風土の醸成に努めましょう。
1
②
経営責任職・運営責任職を中心とした研修の実施
所属や職場ごとに仕事と子育ての両立を図れるよう、経営責任職・運営責任職を中心として、
「責任職両立支援マニュアル」を活用するなど、次世代育成支援対策の推進にかかる研修を実施
します。また、セクハラ防止研修の推進を通じて、
“男は仕事、女は家庭”などの性別役割分担意
識の是正等を図ります。
こうした研修のもと、経営責任職・運営責任職は、横浜市全体で次世代育成支援対策を推進す
るため、自らが率先して取り組むことを常に意識しながら、職場において、子育て中の職員等へ
の支援や、仕事と子育てを両立しやすい職場風土の醸成に取り組みましょう。
☆ポイント☆
~
経営責任職・運営責任職に求められること
~
職員が、意欲をもって仕事に取り組み、その能力を十分に発揮するためには、子育てや介護など、
個人生活が充実していることが重要な要素です。このことは「人事給与制度検討委員会報告書(平
成 16 年 11 月 10 日)
」の中でも示されています。したがって、職場・職員を管理監督する立場
にある経営責任職・運営責任職は、日頃から職員の仕事と生活の両立に向け、職員の意欲や能力が
存分に発揮され、組織で活かされるような環境の整備に努めていかなければなりません。
また、この計画の策定に際し寄せられた職員の意見によると、仕事と子育ての両立を推進するた
めには、多くの職員が、特に経営責任職・運営責任職自身の意識改革が必要だと感じています。
経営責任職・運営責任職のみなさん! 職場におけるこの計画の取組を率先して推進していきま
しょう!
2
<Do! プラン2>
安心して出産・育児ができ、また職場復帰ができるための取組
出産前から育児休業取得後の職場復帰に至るまでの間や、職場復帰後における仕事と
子育てを両立する上での不安の解消を図るための総合的な支援を実施します。
妊娠・子育て中の職員は、状況に応じて、こうした出産・育児支援の取組を有効に活
用しましょう。また、経営責任職・運営責任職を含めた周囲の職員は、職員が安心して
出産・育児ができ、また職場復帰できるよう、妊娠・子育て中の職員に思いやりをもっ
て、対応していきましょう。
①
出産休暇中や育児休業中の職員の円滑な職場復帰を支援するための職場復帰
支援プログラムの実施
■
出産休暇中や育児休業中の職員等に対する情報提供の強化
円滑な職場復帰を支援するため、復帰後に利用できる育児支援制度や、子育ての先輩職員
からのアドバイス等、職場復帰に向けて役立つ情報の提供等を行う講座を実施します。
出産前や育児休業中の職員は、こうした講座に参加し、職場復帰後の仕事と子育ての両立
に向けた計画を具体的に立てるとともに、同じ状況にある職員との交流を深め、情報交換を
行う機会として活用しましょう。
また、育児休業中等においても、必要な情報を入手できるよう、YCAN に掲載されている
情報等について、インターネット等を活用した情報提供を行います。
出産休暇中や育児休業中の職員は、必要に応じて、こうした情報をもとに、職場を離れる
ことによる不安の解消を図りましょう。
■
自宅における自己啓発の促進
育児休業中等においても、自ら能力開発を図れるよう、E―ラーニング(インターネット
を利用した自宅等でできる学習システム)の推進のほか、職員の生涯学習を支援するための
通信教育講座「レッツビギン」等の情報提供を行います。
職場復帰の際に円滑に復帰できるようにするためには、育児の合間の時間等を有効に利用
して、業務遂行能力の維持・向上を目指すことも重要です。育児休業中等の職員は、積極的
にスキルアップを図りましょう。
3
■
仕事・子育て両立のための職場サポート
職員は、父親・母親となることがわかったら、仕事と子育ての両立が
必要になるということを職場で受け止めてもらうよう、職場の上司や周
囲の職員に速やかに申し出るようにしましょう。
職員からの申出を受けた上司は、出産・育児等にかかる制度や、出産前から育児休業取得
後の職場復帰に至るまでに受けられる支援等について説明することはもちろんのこと、女性
職員に対しては、妊娠中の健康や安全への配慮が必要なことから、業務分担の見直しなどに
ついても話しあいを行いましょう。また、職員から、育児休業中に職場の状況や業務の進捗
状況などを定期的に教えて欲しいとの希望があれば、E メール等で対応するようにしましょ
う。さらに、育児休業から職場に復帰した職員とは、休業中の業務の状況や今後の進め方な
どについて、仕事と子育ての両立という視点を十分に踏まえながら話しあいを行い、その職
員の状況に応じた必要な対応を図るようにしましょう。
このように、職場の上司は、職務として、育児休業を取得する職員と節目節目で話しあ
いを行い、状況に応じた対応に努めることが必要であるとともに、職場全体で育児
にかかる職員を支えていくという風土の醸成に、日頃から力を入れていきましょう。
職場内の周囲の職員も、子育てを自分のことと捉え、上司や育児にかかる職員を支
えていきましょう。
☆ポイント☆
~職場のコミュニケーション~
この計画では、仕事と子育ての両立に向け、様々な取組をすすめていくこととしています。し
かし、こうした取組の前提として、職員のみなさんが、日頃から相互にコミュニケーションを図
り、職場内の信頼関係を築いておくこと、そして、妊娠・子育て中の職員に思いやりとやさしさ
を持ち、相互に支えあいながら職場の仕事をきちんとやるということが何よりも基本であるとい
うことを忘れてはいけません。
②
育児休業等や育児短時間勤務制度を活用する職員の業務分担の見直し及び
代替職員の確保
育児休業等や育児短時間勤務制度を活用する職員の業務を円滑に遂行するためには、業務分担
の見直しや代替職員を確保することが重要となります。実際に、育児休業の取得を希望する職員
が、安心して休業に入れるよう、育児休業を取得した職員の業務を代替する選択肢の一つとして
任期付職員採用制度を導入します。
職場において、育児休業等を取得する予定の職員がいる場合は、経営責任職・運営責任職は、
業務に支障が生じないよう、局・部・課等、職場内の応援体制による業務分担の見直しを行いま
しょう。また、職場内の周囲の職員は、自らすすんで業務分担の見直しに協力しましょう。
その上で、育児休業等を取得した職員の業務を処理することが困難な場合には、業務の内容に
応じて必要な人材を確保し、業務に支障が生じないようにしましょう。
4
☆ポイント☆
~ひろがる!
次世代育成支援~
育児を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための環境整備を目的として、
地方公務員の育児休業等に関する法律が改正されました(平成 19 年法律第 44 号)。
これに伴い、横浜市職員の育児休業等に関する条例等の改正を行い、
「育児短時間勤務」の新設
を始め、次世代育成支援制度の充実を図りました。
主な制度改正(色付き部分)
子の年齢
3歳に達するまで
小学校就学の始期に達するまで
育児休業
(完全に仕事を離れる:無給)
勤務したものとみなす期間
1/2 → 100/100以下に改正
改正
新設
部分休業
(1日2時間まで職務免除:給与減額)
対象となる子の年齢の引上げ
育児短時間勤務(H20.4.1~)
(週5日、1日あたり4時間勤務など:給与は時間割で支給)
育児短時間勤務の概要
(1) 育児短時間勤務とは
職員が職務を完全に離れることなく育児を行うことができるよ
う、常勤職員のまま育児のため短時間勤務を認める制度
(2) 対象となる職員
小学校就学の始期に達するまでの子を養育する常勤職員
(3) 勤務のパターン
①週5日勤務、1日当たり4時間(週20時間)
②週5日勤務、1日当たり4時間45分(週23時間45分)
③週3日勤務、1日当たり7時間45分(週23時間15分)
④週3日勤務、2日 1日当たり7時間45分
1日 1日当たり4時間(週19時間30分)
など
育児短時間勤務の期間は、子が小学校就学の始期に達するまで。
請求期間は1月以上1年以下で、子が小学校就学の始期に達す
るまで期間の延長を請求可
(4) 期間及び期間の延長
(5) 給与・退職手当
・給料月額及び職務関連手当(管理職手当等)は勤務時間に応
じた額
・生活関連手当(住居手当等)は全額支給
・期末・勤勉手当は、基礎額、在職期間等の特例を措置
・退職手当は、1/3 の期間を在職期間から除算
5
育児休業制度の改正
(1) 再度の育児休業をするこ ・
「負傷等により子を養育することができなくなった職員が育児
休業の承認を取り消された後、当該負傷等から回復した場合」
とができる特別の事情
を追加
・
「両親が交互に子を養育する場合に、育児休業をした職員の配
偶者が任命権者が定める方法により、当該子を当該職員に引き
続いて養育した場合」を追加
(2) 育児休業に伴う任期付採
用に係る任期の更新
育児休業に伴い任期を定めて採用した職員の任期を更新する
場合には、あらかじめ職員の同意を必要とすることを規定
(3) 育児休業をした職員の職
務復帰後における号給の
調整
職務に復帰した場合において、その育児休業の期間のうち、
勤務したものとみなす期間を求めるための換算率を、「2分の
1」から「100分の100以下」に改正
部分休業制度の改正
(1) 対象となる子
対象となる子の年齢を「3歳未満」から「小学校就学前」に
引き上げ。
(2) 部分休業をすることが
できない職員
育児短時間勤務をしている職員又は育児短時間勤務の例に
よる短時間勤務をしている職員を追加
(3) 部分休業の承認
部分休業の承認要件を緩和
6
③
仕事と子育ての両立について、必要な時に相談ができる仕組みの用意
「両立支援ホットライン」を常設し、専門の相談員(次世代育成支援対策員)による相談と情
報提供ができる仕組みを用意します。
仕事と子育ての両立等に悩みや不安を持っている職員は、自分の上司や職場の同僚だけでなく、
「両立支援ホットライン」も有効に活用しながら、仕事と子育ての両立を図っていきましょう。
これに加え、「自分の育児経験・知識・資格を、今、あるいはこれから育児
等にかかわる職員に役立てたい!」という職員を必要に応じて「両立支援サポ
ーター」として位置づけたり、職員の悩みや不安解消、職員同士のネットワー
クづくりのための「通信」の発行も、相談しやすい仕組みづくりに有効です。
職員の仕事・子育て両立支援ホットライン
電話番号
:045-662-1175
メールアドレス
:[email protected]
相談受付曜日、時間:火曜日から金曜日まで
9時30分から16時30分まで
※ 夜の相談は火曜日で、18時まで受け付けます。
◇対象
職員のみなさんなら、どなたでも結構です。
◇相談内容
仕事と子育ての両立等に関すること 等
①妊娠中、出産後、育児中のからだの相談
②子育て相談
③職場、服務に関する相談
④パートナーからの相談
⑤各種情報提供
⑥その他 (例 介護に関する相談 など)
※ 子育て以外の内容でもご相談ください!!
◇相談内容の取り扱い
①相談は原則として匿名です。
②相談内容はプライバシーに配慮し、ホットライン止まりとしますので、
安心してご相談ください。
③相談は電話、E-メールで行いますが、面談を希望される場合は、事前絡をお願いします。
(連絡先 ホットライン 662-1175)
◇相談に応じる専門家
次世代育成支援対策員
◇相談員による出張アドバイス
ホットラインによる相談以外に、仕事と子育て・家庭生活との両立に悩む皆さんの職場内ミ
ーティング (昼休みの対応も可)でのアドバイスのご要望にも応じます。ご相談ください。
7
④
職員のための保育サービスのあり方の検討
保育サービスに対する職員のニーズは、職員の家庭状況や勤
務状況等によっても異なり、多様なニーズがあると考えられる
ことから、職員のための保育サービスのあり方について検討し
ます。
⑤
子どもの出生時における父親の休暇の取得の促進
この計画の推進を通じて、
子どもの出生時における、
父親の3日間以上の休暇取得を促進します。
経営責任職・運営責任職は、各年度に設定した数値目標を踏ま
えた上で、職員ニーズや職場の実情を的確に把握し、父親となる職
員に対して、子育ての始まりの時期の親子の時間の確保及び配偶者
の支援のため、休暇の取得を促すとともに、業務の円滑な執行体制
に配慮しましょう。
父親となる職員は、配偶者の出産前後に、3日間以上休暇を取得
するように努めましょう。
<参考>子どもの出生時に、父親が活用できる制度
■配偶者の出産のための職免
対象職員
制度の
内容
配偶者が出産する職員
配偶者が出産するため病院に入院する等の日から出産の日後2週間を経過する日まで
の期間内に、3日の範囲内で、職免を受けられます。
(1日単位または1時間単位。1時間を超える部分については、15 分刻みで取得可)
※ 妊娠4か月(85 日)以上で死産等をした場合においても、職免を受けられます。
■男子職員の育児参加のための職免
対象職員
配偶者が出産する職員で、出産に係る子または小学校就学前の子を養育する職員
配偶者の出産予定日の8週間(多胎妊娠の場合は 14 週間)前の日から当該出産の日
後8週間を経過する日までの期間内に、5日の範囲内で職免を受けられます。
(1日単位または1時間単位。1時間を超える部分については、15 分刻みで取得可)
※ 妊娠4か月(85 日)以上で死産等をした場合においても、職免を受けられます。
制度の
内容
期
職免の対象となる子
間
産前8週
産後8週
当該出産に係る子
×
○
既出生児(上の子)
※小学校就学前に限る。
○
○
8
⑥
育児休業の取得の促進
この計画の推進を通じて、男性職員の育児休業取得率を社会全体の目標値である 10%にするよ
う努めます。
経営責任職・運営責任職は、各年度に設定した数値目標を踏まえた上で、職員ニーズや職場の
実情を的確に把握し、父親・母親となる職員が、安心して育児休業を取得することができるような
職場風土の醸成に努め、そうした職員に対して、育児休業を取得するよう促しましょう。
父親、母親となった職員は、子育ての喜びを実感するとともに、子育ての責任を認識できるよ
う、育児休業を取得するよう努めましょう。
<参考> 育児休業取得率(企業局を除く。)
16年度
17年度
18年度
男性職員
1.6%
2.6%
4.4%
女性職員
97.0%
97.0%
98.3%
<参考> 育児休業取得率の社会全体の目標値
「次世代育成支援に関する当面の取組方針」
(平成 15 年 3 月 14 日 少子化対策推進関係閣僚会議決定)(抄)
☆
☆
男性の育児休業取得率
女性の育児休業取得率
9
10%
80%
⑦
子どもが病気になった際の「子の看護休暇」等の取得
子どもが突発的に病気になった際には、その職員が子の看護休暇や年次休暇を取得できるよう、
日頃から、経営責任職・運営責任職を含め、全ての職員が相互に業務の進捗状況等を把握しあう
など、突発的な休暇の際には、職場全体で支援できるようにしましょう。
「子の看護休暇」とは??(根拠規程:横浜市一般職職員の休暇に関する条例 等)
小学校 3 年生までの子を養育する職員は、その子の看護のために、「子の看護休暇」を利用す
ることができます。
◇
日数
1休暇年度において、5日の範囲内で取得することができます。
*
夫婦とも本市職員である場合には、それぞれ5日の範囲内で取得可能
◇
利用要件
職員の子の看護(負傷し、又は疾病にかかった当該子の世話を行うことをいう。)のため
勤務しないことが相当である場合は、取得できます。
*
他に看護可能な家族等がいる場合であっても、職員が子の看護を行う必要があり、実際に
その看護に従事する場合には、取得できます。
10
<Do! プラン3>
職員が子どもとふれあう時間等を確保するための取組
仕事と子育て両立のためはもちろん、職員が意欲をもって仕事に取り組み、その能力
を十分に発揮できるよう、超過勤務の縮減や、休暇の取得促進などの取組を推進します。
職員一人ひとりが、こうした取組に向け、計画的・効率的に業務を進めていきましょ
う。
①
超過勤務の縮減
■
経営責任職・運営責任職に対する意識啓発の強化
超過勤務のより一層の適正化等を図るため、各局区人事担当課による超過勤務縮減に対す
る運営責任職へのヒアリングや、適正化や改善が図られない職場について、経営責任職への
報告等を実施します。
経営責任職・運営責任職は、日頃から超過勤務の縮減に努めるこ
とはもちろんのこと、こうした機会にも職場の状況を振り返り、さ
らなる超過勤務の縮減に向けて一層取り組んでいきましょう。
■
定時退庁日の励行
定時退庁日の実施について周知を図るとともに、局区人事担当課による各職場の巡回や庁
内放送等を実施します。
職員は、周りの職員と声を掛けあって退庁するよう努めましょう。特に、経営責任職・運
営責任職は、職員が退庁しやすい雰囲気づくりに努めるとともに、定時退庁を率先垂範しま
しょう。
<参考> 定時退庁日等の実施
「超過勤務の適正化について」
(平成18年7
月14日行職第579号行政運営調整局長通知)
(抄)
1.(5)定時退庁の励行
ア 定時退庁日の徹底
イ 定時退庁強化期間の設定
☆
☆
☆
11
毎週金曜日
⇒ 全庁的な定時退庁日
月1回の定時退庁日
⇒ 区局が独自に設定
毎年8月
⇒ 定時退庁強化月間
■
「過重労働による健康障害防止対策」の推進
やむを得ず生じた長時間の超過勤務により健康に影響をおよぼすと、家庭生活にまで支障
をきたすおそれもあるため、「過重労働による健康障害防止対策」を推進します。
子育て中の職員を含め、職員一人ひとりが、日頃から、自らの健康管理に気をつけるよう
にしましょう。
「過重労働による健康障害防止対策」とは??
平成 14 年2月の厚生労働省の通知(「過重労働による健康障害防止のための総合対策につい
て」)に基づき、6か月間に月100時間以上の超過勤務を1月以上行った職員や月80時間以
上の超過勤務を2月以上行った職員等を対象として、問診票により健康状態を確認するととも
に、特に負担度の高い職員については健康管理医による面談を行っています。
■
超過勤務の上限の目安時間の徹底
経営責任職・運営責任職は、年間の業務スケジュールの作成や、事務の簡素・合理化等の
取組を通じて、効率的な執行体制を確保しましょう。その上で、常日頃、超過勤務を縮減す
るよう心がけ、1年につき 360 時間を超えて超過勤務をさせないよう努めましょう。
<参考> 超過勤務の上限の目安時間
「超過勤務の縮減及び適正化について」
(平成 11 年 9 月 29 日 総労第 298 号総務局長通知)
(抄)
管理職員は、職員に対し、1年につき 360 時間を目安として、これを超えて超過勤
務をさせないよう努めること。ただし、災害その他避けることのできない事由に基づく
臨時の勤務については、この限りではない。
12
②
年次休暇等の取得の促進
この計画の推進を通じて、年次休暇(年度で 20 日間)の取得を促進します。また、特に取得日
数が少ない職員について、少なくとも 10 日以上の年次休暇が取得できるよう取り組みます。
■
年次休暇の計画的取得
経営責任職・運営責任職は、各年度に設定した数値目標を踏まえた上で、職場の実情を的
確に把握し、職場において、年間の業務スケジュールを作成するなど、業務に関する情報の
共有化を図り、効率的な執行体制を確保しましょう。その上で、職場ごとに年間休暇計画表
を作成するなど積極的に、職員が休暇を取得できる職場運営に努めましょう。職員一人ひと
りは、計画的に年次休暇を取得するよう努めましょう。
また、休暇の取得の現状は、職場の状況等によりばらつきがあります。職員一人ひとりが、
年次休暇については、少なくとも年間 10 日以上取得するよう努めましょう。特に、経営責
任職・運営責任職については、平均取得日数が少ないため、率先して計画的に取得するよう
努めましょう。
■ 連続休暇等の取得促進
経営責任職・運営責任職は、職員ニーズや職場の実情を的確に把握し、夏季等における連
続休暇や、職員やその家族の誕生日等記念日における年次休暇、学校行事への参加等のため
の年次休暇などの取得の促進を図りましょう。
職員一人ひとりは、職場の状況に応じ、業務調整するなど計画的に連続休暇等を取得しま
しょう。
例えば・・・
◇
ゴールデンウィークや夏季休暇期間は、業務を調整し、連続休暇を取得しましょう。
また、ゴールデンウィークやお盆期間における関係課会議など庁内における会議等の開
催は自粛しましょう。
◇
年 1 回以上、年次休暇等を利用した 1 週間以上の連続休暇を取得しましょう。
◇
入学式、卒業式、授業参観などの学校行事や家族の誕生日、結婚記念日等のときは、
休暇を取得し、家族や子どもと過ごす時間をもちましょう。
経営責任職・運営責任職は、職員が休暇を取得しやすい職場環境づくりのためにも、率先
して休暇を取得しましょう。
13
<参考> 年次休暇の平均取得日数(行政職員給料表の適用を受ける職員の場合)
平成16年度
③
17年度
18年度
区局長
3.3日
3.9日
5.3日
部長
4.3日
5.5日
5.7日
部次長
4.8日
6.0日
6.6日
課長
4.5日
5.2日
5.5日
課長補佐
6.4日
7.2日
7.5日
係長
6.3日
7.0日
7.6日
職員
13.5日
14.0日
13.8日
計
11.7日
12.2日
12.1日
ワークライフバランスの推進
八都県市ワークライフバランス推進キャンペーンの一環として、10月を「ワークライフバラ
ンス推進月間」と位置づけ、「仕事と家庭生活の調和」推進のための取組みを実施します。
この期間は、子育て中の職員だけでなく、すべての職員がライフステージにあわせ、仕事と生
活のバランスのとれた働き方ができるよう、経営責任職・運営責任職は、職員や職場の実情に応
じた「仕事と家庭生活の調和」推進のための取組みを実施するとともに、仕事の進め方や勤務実
態などを点検し、長時間の残業や、休暇が取りにくいなどの状況を見直しましょう。
特に、推進月間のうち 1 週間を、
「ワークライフバランス強化週間」と位置づけ、経営責任職・
運営責任職をはじめ職員一人ひとりが、定時または早めの退庁に努めましょう。
なお、予算編成や市会対応などで、10 月が特に繁忙となる職場については、実施時期を変更す
るなど職場の状況に応じ柔軟に対応しましょう。
14
<Do! プラン4>
<Do!プラン4> 地域における子育てを支援するための取組
地域における子育てを支援するための取組
言うまでもなく、職員は地域社会の構成員でもあります。したがって、地域における
子育て支援の取組に積極的に参加するとともに、子育てしやすい環境づくりにおいて市
役所に期待されている役割を踏まえた取組を推進していきます。
職員一人ひとりが、こうした役割を十分に認識し、地域で行われる次世代育成にかか
る取組に参加していきましょう。
①
子ども・子育てにかかる活動に職員が積極的に取り組んでいくことによる地域へ
の貢献
次世代育成支援対策の推進にかかる研修等を通じて、職員が地域の子ども・子育てにかかる活
動に積極的に参加していくよう、意識啓発を推進します。
職員一人ひとりは、こうした意識啓発を通じて、地域で行われている子
ども・子育てにかかる活動や地域の自主的な防犯活動、少年非行防止等の
取組に、積極的に参加するよう心がけるとともに、子どもを交通事故から
守るため、日頃から交通安全に対する意識を持つように努めましょう。
②
子どもとふれあう機会の充実
子ども達に、
「行政」という仕事や役割を学ぶ場を提供するとともに、市政の理解を深めること
を目的として、子どもを対象とした市役所見学会等を行います。
職員一人ひとりが、職場単位で、子ども達とふれあう貴重な機会として見学会の開催に協力す
るとともに、子育て中の職員は、自らの子どもの参加を促しましょう。
③
子育てバリアフリーの推進
地域の子育てを支援する観点等から、市の施設へ多目的シートを設置するなど、おむつを交換
できるスペースの確保を推進するとともに、市庁舎への授乳コーナーの設置を検討します。
職員は、子どもを見守るあたたかな気持ちや、子育てに向きあう親達を応援する気持ちを持つ
ことなどに日頃から心がけ、ソフト面でのバリアフリーも推進していきましょう。
15
2
計画を推し進める体制の整備
次世代育成支援対策を計画的に推進するため、全庁的な推進体制を整備します。
①
「特定事業主行動計画推進委員会」の設置
「特定事業主行動計画推進委員会」を設置し、この計画を全庁的に推進します。
②
「次世代育成支援対策推進者」の設置
各局区における責任者として「次世代育成支援対策推進者」を設置し、この計画を着実に推進
します。
「次世代育成支援対策推進者」は、局区における取組を主体的に推進するとともに、定期的に
実施状況を確認し、
「特定事業主行動計画推進委員会」に報告します。
16
<参考>次世代育成支援対策の実行サイクル ~Plan Do See~
<Plan>
計画の策定・見直し(概ね3年ごと)
仕事・子育て両立のための職員参加プログラム
~ やります!
<Do>
4つの「Do! プラン」
~
計画の実行
事業主(各任命権者)
・出産・育児等にかかる制度の周知徹底と意識啓発の推進
・出産・育児等にかかる制度の活用促進及び新たな支援の仕組み
の用意、検討
・地域における子育ての支援 など
※事務・取りまとめの所管は 13 ページ参照
妊娠・子育て中の職員
・制度等の積極的な活用
・仕事と子育ての両立を図るた
めの自助努力 など
経営責任職員・運営責任職員
周囲の一般職員
・経営責任職・運営責任職自らの意
識改革
・仕事と子育てを両立しやすい職場
風土の醸成
・職員の意識啓発の推進
・出産休暇・育児休業取得前後にお
ける職場サポートの推進 など
・ 職場内の助けあい、支え
あい など
<See>
計画の推進・チェック
推進
チェック
特定事業主行動計画推進委員会
・全庁的な計画の推進、チェック
次世代育成支援対策推進者
・局区毎の取組の推進、チェック
17
<参考> 4つの「Do! プラン 」の事務・取りまとめの所管課
・ 「事務・取りまとめの所管課」とは、事業主としての取組を主体的に推進する課や、各職場における取組が
円滑に行われるよう支援する課を表しています。
・ 「事務・取りまとめの所管課」は、次のとおりですが、各職場においても、全ての取組を主体的に推進します。
事業主(各任命権者)
市
会
議
長
市
長
やります!4つの「Do! プラン 」
つプ
いラ
てン
の全
所体
管に
行政運営調整局
人事組織課
○
代
選
市消
委
委
人
挙 委表
長防
員
員
事
管 員監
*長
会
会
査
理
員選 行監
市
庶会 選会挙 政査
務事 挙事管 監事
課務 課務理 査務
局委 課局
局
○
○
○
委
教
員
育
会
病
交
水
管
管
管
院
通
道
理
理
理
事
事
事
者
者
者
業
業
業
事
人
務
事
局
委
調
員
査
会
課
安
人全
事管
課理
局
事
教
務
育
局
委
職
員
員
会
課
局教
教育
※
職委
教
員員
職
人会
員
事事
課務
人水
事道
課局
○
○
○
○
○
病
調
院
職交
整
経
員通
担
課局
営
当
局
○
○
* 安全管理局職員の任命権者は市長又は消防長となりますが、安全管理局においてプラン全体を所管するのは、安全管理局人
事課となります。
<Do! プラン1 > 出産・育児等にかかる制度の周知徹底と職員への浸透を図るための取組
① 冊子やYCAN等を活用した出産・育児等に
かかる情報提供の充実
各項目についての事務・取りまとめの所管課
■ 出産・育児等にかかる情報提供の一元化
行政運営調整局人事組織課
■ 育児休業を取得した職員の体験談等の情報
提供の実施
行政運営調整局人事組織課
、
教 人水
教育 事道
職委 課局
員員
課水
人会
事事 発人道
局
課務 課材人
局
開事
② 経営責任職・運営責任職を中心とした研修の
実施
行政運営調整局人事組織課、人材開発課
交
通
局
職
員
課
病
調
院
整
経
担
営
当
局
交
通
局
職
員
課
病
院
経
営
局
調
整
担
当
交
通
局
職
員
課
病
調
院
整
経
担
営
当
局
職交
員通
課局
病
院
整
経
担
営
当
局
調
<Do! プラン2 > 安心して出産・育児ができ、また職場復帰できるための取組
① 出産休暇中や育児休業中の職員の円滑な職場
復帰を支援するための職場復帰支援プログラ
ムの実施
■ 出産休暇中や育児休業中の職員等に対す
る情報提供の強化
■ 自宅における自己啓発の促進
各項目についての事務・取りまとめの所管課
人水
発
材道
課
開局
行政運営調整局人事組織課、人材開発課
行政運営調整局人材開発課、職員課
行政運営調整局人事組織課
■ 仕事・子育て両立のための職場サポート
行政運営調整局人事組織課
行政運営調整局職員課
④ 職員のための保育サービスのあり方の検討
行政運営調整局職員課
⑤ 子どもの出生時における父親の休暇の取得
の促進
行政運営調整局人事組織課
⑥ 育児休業の取得の促進
行政運営調整局人事組織課
⑦ 子どもが病気になった際の「子の看護休暇」
等の取得
行政運営調整局人事組織課
、
② 育児休業等を取得する職員の業務分担の見
直し及び代替職員の確保
③ 仕事と子育ての両立について、必要な時に
相談ができる仕組みの用意
教
職
員
教
人
育
事
委
課
員
会
教
事
職
務
員
局
労
務
課
水
道
局
人
事
課
<Do! プラン3 > 職員が子どもとふれあう時間等を確保するための取組
① 超過勤務の縮減
各項目についての事務・取りまとめの所管課
■ 経営責任職・運営責任職に対する意識啓発
の強化
行政運営調整局職員課
■ 定時退庁日の励行
行政運営調整局職員課
■「過重労働による健康障害防止対策」の推進
行政運営調整局職員課
■ 超過勤務の上限の目安時間の徹底
行政運営調整局職員課
② 年次休暇等の取得の促進
③ ワークライフバランスの推進
行政運営調整局人事組織課
教
教育
職委
員員
労会
務事
課務
局
水
道
局
人
事
課
行政運営調整局人事組織課、職員課
<Do! プラン4 > 地域における子育てを支援するための取組
各項目についての事務・取りまとめの所管課
① 子ども・子育てにかかる活動に職員が積極的に
取り組んでいくことによる地域への貢献
行政運営調整局人事組織課
② 子どもとふれあう機会の充実
教育委員会事務局生涯学習課
(市内の子どもを対象とした市役所見学会について)
③ 子育てバリアフリーの推進
18
庁舎・施設管理者
務教
局育 人水
事教委
課職員 事道
員会 課局
人事
資料編
Ⅰ
次世代育成支援対策推進法及び特定事業主行動計画の概要······ 20
Ⅱ
「横浜市特定事業主行動計画」素案に対する職員意見の概要···· 21
Ⅲ
「男女共同参画に関する職員調査」結果(抜粋)
~ 仕事と家庭生活との両立のための方策について ~ ····· 24
19
Ⅰ 次世代育成支援対策推進法及び
特定事業主行動計画の概要
[次世代育成支援対策推進法(平成 15 年法律第 120 号)の概要]
[法律の趣旨]
我が国における急速な少子化の進行等を踏まえ、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、
かつ、育成される環境の整備を図るため、次世代育成支援対策について、基本理念を定めるとと
もに、国による行動計画策定指針並びに地方公共団体及び事業主による行動計画の策定等の次世
代育成支援対策を迅速かつ重点的に推進するために必要な措置を講ずる。
市町村行動計画及び都道府県行動計画の策定・
実施
〔計画の内容〕
地域における子育ての支援、母性並びに乳
児及び幼児等の健康の確保及び増進、子ど
もの心身の健やかな成長に資する教育環境
の整備
ほか
一般事業主行動計画の策定・実施
(大企業(301 人以上):義務付、中小企業(300 人以下):努力義務)
〔計画の内容〕
労働者の雇用環境の整備に関する事項 ほか
特定事業主行動計画の策定・実施
(職員の事業主として、国、地方公共団体が策定)
〔計画の内容〕
職員の勤務環境の整備に関する事項
ほか
仕事・子育て両立のための職員参加プログラム
~やります! 4つの「Do! プラン」~
[特定事業主行動計画の概要(次世代育成支援対策推進法、行動計画策定指針等より抜粋)]
■
■
■
■
特定事業主行動計画
国及び地方公共団体の機関が、職員の仕事と子育ての両立等に関し、国の指針に即して、目標、
目標達成のために講じる措置の内容等を盛り込んだ行動計画
計画期間:17 年度~21 年度(16 年度中の計画の策定・公表)
計画の策定主体
地方公共団体の特定事業主は、次世代育成支援対策推進法施行令第 1 項により教育委員会と規定
されているほか、厚生労働省からの通知により、各任命権者とされている。ただし、国からの通知
では、計画策定について、それぞれの各地方公共団体の実情に応じて、連名で計画を策定すること
は差し支えないとされている。
計画に求められる基本的な内容
<基本的な事項>
・職員の意見の反映
・可能な限り、定量的に目標を設定
・計画策定にあたっての推進体制の整備
<内容に関する事項>
① 職員の勤務環境の整備に関する事項
妊娠中及び出産後における配慮、子どもの出生時における父親の休暇取得の促進、育児
休業等経験者に関する情報提供・育児休業を取得した職員の円滑な職場復帰の支援、庁内
託児施設の設置、事務の簡素合理化や意識啓発の推進等による超過勤務の縮減、年次休暇
や連続休暇等の取得の促進
② 地域における子育て支援等
子どもを連れた人が安心して来庁できるよう子育てバリアフリーを推進、地域における
子育て支援活動への職員の積極的な参加の支援など子ども・子育てに関する地域貢献活動
の実施、子どもが保護者の働いているところを実際に見ることができる「子ども参観日」
の実施、機関内における家庭教育に関する学習機会の提供
20
Ⅱ 「横浜市特定事業主行動計画」素案に対する
職員意見の概要
◎
◎
意見総数:2,436 件(意見募集期間:平成 16 年 11 月 17 日(水)~12 月 10 日(金))
1 項目につき、概ね 5 件以上寄せられた意見(次のとおり)
1.やります! 4つの「Do! プラン」
Do! プラン1 出産・育児等にかかる制度の周知徹底と職員への浸透を図るための取組
■
冊子や YCAN 等を活用した出産・育児等にかかる情報提供の推進
[意見]
・出産・育児等に係る制度の周知徹底に努めてほしい。
・出産・育児等に係る情報提供は一元化してほしい。
・出産・育児等にかかる制度の YCAN を活用した情報提供を推進してほしい。
・情報提供は YCAN だけでなく、冊子も作成してほしい。
・育児休業を取得した職員の経験談の情報提供をしてほしい。
・子育て支援事業本部とも連携し、出産と育児についての情報提供をしてほしい。
・職員の福利厚生機関誌「かがやき」等の活用による情報提供も職員には親しみやすいので
はないか。
■
仕事と子育ての両立を職場単位で推進していくよう、研修等を通じた管理職への意識
啓発の強化、推進
[意見]
・管理職に対する研修は特に必要。
・仕事と子育ての両立について理解し合える職場環境を整えるには、管理職への研修を実施
し、その内容を管理職が職員に伝えることが重要。
・管理職に加え、一般職員に対する研修も必要。
・男性職員に対する研修も必要。
Do! プラン2 安心して出産・育児ができ、また職場復帰ができるための取組
■
育児休業取得者が安心して職場復帰できるよう、必要なメニューを盛り込んだ「職場
復帰支援プログラム(仮称)」の実施
[意見]
・育児休業者が円滑に安心して職場復帰できるような職場環境を整えてほしい。
・職場復帰数ヶ月前から、所属長との面談・職場情報の提供など、復帰先の管理職等を中心
に職場復帰しやすい環境整備を行うといい。また面談は所属長に限らず、専門のコーディ
ネーター(第三者)がいると相談しやすい。
・育児休業者への E メールや手紙等による職場の状況等の情報提供は必要。
・育児休業者に職場の状況等の情報提供をすると、不安や負担を感じることにならないか。
・育児休業中に YCAN に掲載されている一部の内容等を自宅で見れるといい。
・育児休業を取得する職員同士の交流の機会を目的とした講座があるといい。
・講座の受講は、職員の希望制が望ましい。
・職種や職場によって状況は違うので、画一的なプログラムでは限界がある。また、プログ
ラムの実施が実質的に業務とならないよう、情報提供程度にとどめることが必要。
■
職場の中での業務執行体制の工夫を行った上での育児休業取得者の代替職員の確保
[意見]
・育児休業中の代替職員が確保されれば、安心して育児休業を取得できると思う。
・職場の中での業務執行体制の工夫を行った上で、育児休業者の代替職員の確保は必要。
・アルバイトではなく正規の職員や嘱託員、本市 OB 職員の活用、人材派遣会社からの派遣
が必要。
21
・代替職員を確保するための登録制があるといい。
・業務の習熟・専門性の確保の観点から、産育休代替アルバイトに限って、最大 3 年まで継
続雇用が可能になるといい。
・円滑な業務執行体制が組めるよう、職場の工夫がより重要。
・担当業務に主・副担当をおくなど一つの業務に複数の職員が携わっていることが必要。そ
うした業務執行体制の工夫は、運営責任職の責任と明確に位置付けた方がいい。
■
庁内託児施設の設置等を含めた、職員のための保育サービスのあり方の検討
[意見]
・庁内託児施設はあるといい。
・庁内への託児施設の設置は、待機児童が多い中、対外的に説明がつくか疑問。市民の理解
等を考えると慎重に検討することが必要。
・市の職員だけでなく、市民全体を対象に保育環境の整備に力をいれることが必要。
・通勤電車に子どもを乗せてくるのは大変。
・病後児保育のように、地域で不足しているサービスが受けられるといい。
・庁内託児施設がなくても、配置先への配慮があればいい。
■
子どもが突発的に病気になった際の子の看護休暇等の取得
[意見]
・子どもが病気になった際に休暇等を取得できるよう、職場全体の理解を深めることが必要。
・制度周知、意識改革、啓発研修が必要。
・増員が困難な状況の中、複数の職員が業務に携わる職場体制・業務分担が必要。
・子の看護休暇は、時間単位で取得できるようになるといい。
・子の看護休暇の付与日数が拡大されたり、対象年齢が引き上げられるといい。
■
仕事と子育ての両立について、必要な時に相談等ができる仕組みの用意
[意見]
・実際に育児体験をした方などに、いつでも気軽に相談できる体制があるといい。
・庁内に、子育て相談窓口、子育て経験者による子育てアドバイザーを設置するといい。
・E メール等による相談もできるといい。
・自分の職場以外のところに相談できる体制があるといい。
・「第一健康相談室」のような「子育て相談室」を設置し、専門的知識を有するカウンセラ
ー等を常駐させ、気軽に相談できる場所・環境を整備する必要がある。
■
実効性を確保していくための数値目標の設定
[意見]
・数値目標は必要。
・男性の育児休業の取得の義務化が必要ではないか。
・男性の育児休業取得を目標とすることはどうか。
・数値目標より、育児休業を取得しやすい環境づくりの方が重要。
・男性の育児休業の取得目標は 10%ではなく、社会全体を引っ張っていくためにも、また
職員の啓発的な意味でも、もっと高い目標値にしてもいいのではないか。
Do! プラン3 職員の子どもとふれあう時間等を確保するための取組
■
超過勤務の縮減
[意見]
・業務の見直しや効率的な執行体制の確保、超過勤務縮減に向けた職場の風土づくりが必要。
・管理職への意識啓発が必要。
・年間 360 時間というのは多い。
・適正な人員配置が必要。
■
年次休暇の取得促進
[意見]
・休暇を取得しやすい職場の環境づくりをしてほしい。
・休暇取得スケジュールをつくり、計画的に年次休暇が取れるようになるといい。
・休暇取得スケジュールを作成し、取得を強制させるといい。
5 年に一度 1 ヶ月程度のリフッレシュ(連続)休暇が取れるといい。また、夏季休暇等の
長期(連続)休暇取得が促進されたり、毎月 1 日、年次休暇を取得するなどの目安を共有
できればどうか。
22
・管理職の休暇取得の促進により、休暇を取得しやすい職場環境が形成される。
・運営責任職への意識啓発が必要。
・時間単位で休暇が取得できるようになるといい。
■
実効性を確保していくための数値目標の設定
[意見]
・数値目標は必要。
・超過勤務縮減の数値目標設定は、職場によって状況も異なるから一律に設定するのは困難
で、サービス残業を増やすことになりかねないからやめた方がいい。
・年次休暇の取得についての数値目標は疑問。職員個々の判断に任せるべきではないか。
・管理職が率先して休暇を取得することが必要。
・年次休暇の取得が 10 日以下の人は自分の仕事のやり方を見直して、年間 10 日以上取得す
るように努めることが必要。
・部署別に年次休暇の取得状況を公表するといい。
Do! プラン4 地域における子育てを支援するための取組
■
地域における子ども・子育てにかかる活動に職員が主体的に取り組んでいくよう、職
員への意識啓発等の実施
[意見]
・地域の子ども・子育てに係る活動についての情報提供や意識啓発を推進してほしい。
・地域活動の参加に利用できる休暇等があるといい。
■
子ども達とふれあう機会の充実
[意見]
・市役所を知ってもらうためにも、市役所見学会等を積極的に実施した方がいい。
・家族を職場に呼ぶことで、仕事への理解や協力がすすむと思う。
・職場見学会のような機会は、意識啓発にもつながると思う。
・職場見学会は職場の負担にもなり、効果があるかどうか疑問。
・ボランティア休暇の活用、育児休暇の部分取得や時間単位の取得、育児休暇の強制取得等
により、子どもとふれあう機会・時間を創出することが必要。
■
地域の子育てを支援する観点等から、事業主として取り組んでいく子育てバリアフリ
ーの推進
[意見]
・市庁舎への授乳室の設置はいいことだと思う。
・市民向けの託児施設・スペースがあるといい。
・市庁舎への授乳室の設置は本当に必要なのか。
・多目的シートの設置を推進してほしい。
2.計画を推し進める体制整備
[意見]
・計画を推進する体制の整備が必要。
・各所属に計画を推進する担当をおくといい。
その他
[意見]
・職員の意識改革・意識啓発が重要。
・制度の周知を徹底してほしい。
・育児休業を取得した職員は、必ずしも同じ職場への復帰でなくてもいい。
・育児時間が拡充されるといい。
・短時間勤務があるといい。
・フレックス勤務やワークシェアリングなど、多様な勤務形態があるといい。
・一定の場合、夫婦二人が同一時期に育児休業を取れるようになるといい。
・保育園送迎等のため、必要な職員の駐車場利用を認めて欲しい。
・次世代育成について、人事考課の対象としてはどうか。
23
Ⅲ 「男女共同参画に関する職員調査」結果(抜粋)
~ 仕事と家庭生活との両立のための方策について ~
<調査の概要>
1 目的
横浜市役所内における男女共同参画の推進、仕事と家庭責任との両立などについて、職員
の意識・現状と課題を把握し、庁内における男女共同参画推進の取組に反映するとともに、
人事施策を検討する上での基礎資料とすることを目的として実施しました。
2 対象
部次長以下の事務職員、技術職員
3,000 名(無作為抽出)
3 調査方法
庁内メールでの配付・回収によるアンケート調査
4 調査期間
平成 16 年1月 20 日~1月 30 日
5 回収結果
回収数 2,219 票(回収率 74.0%)
図表5-4
仕事と家庭生活との両立のための方策(複数回答)
0
10
20
30
40
(%)
60
1 2 .7
1 1 .6
1 3 .6
育 児 ・介 護 と 仕 事 の 両 立 に 関 す る
相 談窓 口 の 設置
1 9 .5
1 8 .4
2 1 .0
管 理 職へ の 啓 発
4 0 .5
3 9 .9
4 1 .6
職 場 の 理解 を深め るため の 啓 発
2 1 .0
1 9 .5
2 2 .7
子 ど もの 出 生時 における
父 親 の 休暇 取 得 促進
9 .6
1 0 .4
8 .7
育 児 休 業 ・介 護 休 暇 等 経 験 者 に 関 す る
情報 提 供
4 3 .9
育 児 休 業 ・介 護 休 暇 を 取 得 し た 職 員 の
円滑 な職 場復 帰 の 支援
3 8 .5
3 3 .3
庁内 託 児 施設 の 設 置
2 8 .1
4 9 .4
3 8 .8
3 2 .4
3 5 .5
事務 の 簡 素合 理 化 や意 識 啓 発の 推 進 等
による超 過 勤 務 の 縮 減
2 9 .3
2 5 .0
年 次 休 暇や 連 続 休暇 等 の 取得 の 促 進
2 9 .7
3 4 .5
8 .2
6 .2
1 0 .1
地 域における子育 て支 援活 動 へ の
職 員の 積 極 的参 加 の 支援
1 0 .9
1 1 .1
1 0 .6
その 他
無 回 答
50
全 体 ( n = 2 ,2 1 9 )
女 性 ( n = 1 ,0 8 2 )
男 性 ( n = 1 ,1 0 7 )
1 .9
1 .6
2 .0
※ 「平成 15 年度男女共同参画に関する職員調査報告書」
(横浜市男女共同参画に関する職員調査プロ
ジェクト)より抜粋
24
計画の策定及び改正の経過
平成17年
2月
策定
平成18年
4月
組織機構改革に伴う改正
平成20年
3月
地方公務員の育児休業等に関する法律の改正等に伴う改正
25
横浜市行政運営調整局人材組織部人事組織課
平成 20 年3月 編集・発行
〒231-0017 横浜市中区港町1-1
電話 045(671)2173
F A X 045(662)7712
26
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