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業務説明資料・仕様書

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業務説明資料・仕様書
業
務 説 明 資 料
本説明書に記載した内容には、現在検討中のものも含まれるため、本プロポーザルのみ
の設定条件とし、将来の業務(設計)実施の条件となるものではありません。
1 件
名 横浜市行政情報ネットワーク利用端末統制基盤構築計画策定業務委託
2
履行期限 契約の日から平成 27 年3月 31 日まで
3
履行場所 横浜市総務局IT活用推進課ほか
4
業務目的
横浜市では行政事務の効率的執行のため横浜市行政情報ネットワークを整備し、運用
を行っています。このうち職員が利用する端末については、個々の職員が自らソフトウ
ェアのインストールや端末の設定等を行っているため職員の管理負荷が上がっています。
また、マイクロソフト社製品については、Windows Server Update Services(WSUS)
によりセキュリティ管理の一元化ができていますが、他社製品については統一的な管理
ができておらずセキュリティ低下の要因となるなどの問題が生じています。端末を一元
的に管理する基盤を構築することによりこれら現状の課題を解決し、利用者にとってよ
り安全・便利なネットワークを実現します。
上記目的を達成するため、以下の業務概要のとおり委託を実施します。
5
業務概要
現在横浜市で運用を行っている横浜市行政情報ネットワークにおいて、ディレクト
リ・サービス・システム(マイクロソフト社 Active Directory)を導入するため、現状分
析、導入計画策定及び試行による課題の抽出等を行います。
(1) 現状の運用分析及び効果的な導入計画の策定
(2) 試行環境の構築・運用
(3) 試行運用による課題の抽出及び導入計画への反映
6
成果品
報告書
本業務委託により作成した資料
1
7
条件・仕様
詳細については別紙仕様書を参照してください。
本業務は平成 26 年度及び平成 27 年度の2か年での実施を予定しています。ただし、
今年度事業の委託により次年度事業の委託を決定するものではありません。
提案については次年度の対応も含めた内容としてください。
本委託業務において、別途横浜市の費用負担が必要な内容・項目がある場合はその内
容・項目及び概算費用を提案書に記載してください。
8
その他
参考までに、概算予定額は2か年で 18,000 千円(税込)を予定しています。単年度予
定額はその半額です。
2
仕
本仕様書では
様 書
横浜市行政情報ネットワーク利用端末統制基盤構築計画策定業務委託に
関する仕様を定める。なお、本仕様書に記載した内容には、現在検討中のものも含まれる
ため、本プロポーザルのみの設定条件とし、将来の業務(設計)実施の条件となるもので
はない。
1 件名
横浜市行政情報ネットワーク利用端末統制基盤構築計画策定業務委託
2
業務委託概要
現在横浜市で運用を行っている横浜市行政情報ネットワーク(以下 YCAN とする)に
おいて、ディレクトリ・サービス・システム(マイクロソフト社 Active Directory)を導
入するため、現状分析、導入計画策定及び試行による課題の抽出等を行う。
(1) 現状の運用分析及び効果的な導入計画の策定
横浜市から提供する情報に基づき現状の把握及び YCAN 全体への導入計画の策定を
行う。
ア
試行運用の中で機器導入が必要な場合は経済性を考慮した機器を導入すること。
イ
ポリシーの策定等においては横浜市の現行制度に沿った策定を行うこととし、今後
の運用や拡張等が容易に行える計画とすること。
現状の課題について、Active Directory だけでは解決が困難であり、別途、管理用
ウ
ソフトウェア等を組み合わせる必要がある場合は、複数の類似ソフトウェアを比較検
討した上で解決に向けた提案を行うこと。
本業務の試行対象には含めないが、将来的には VDI の導入やシングルサインオン基
エ
盤の見直し等も想定されるため、これらを視野に入れた計画とすること。
(2) 試行環境の構築・運用
導入計画策定後、導入計画に基づき一部所属において試行環境の構築・運用を行い計
画の検証及び課題の抽出を行う。なお、一部所属とは、本庁舎及び遠隔地でそれぞれ1
か所以上が好ましく、本庁舎において1局、区役所において1区行うことが想定される。
また、特に課題となる年度末から年度初めにかけての人事異動に対して職員が支障なく
業務を行うことができるよう万全の態勢を整えること。構築した試行環境については、
特段の問題がない限り後述するスケジュールに示す本格導入までの間継続運用するこ
とを想定している。
1
(3) 試行運用による課題の抽出及び導入計画への反映
試行運用中などに生じた各種課題に対して対応を行い、導入計画への適切な反映を行
うこと。
3
スケジュール
契約締結~1月
運用分析および導入計画の策定
1月~3月
計画に基づき、一部所属において試行環境の構築・運用
試行運用による課題の抽出及び導入計画への反映
※以降は平成 27 年度以降のスケジュール予定を示したものであり、本委託事業者に対し
て次年度以降の委託業務を約束するものではありません。
(平成27年度)
4月~6月
計画に基づく試行運用、課題の抽出及び導入計画への反映
(試行運用については通年実施)
7月~9月
修正された導入計画に基づく基本設計(概算導入額)の作成
10月~2月
基本設計に基づいた詳細設計の作成
(平成28年度)
4
4月~9月
本格導入のための事業者決定
10月~
本格導入の実施
現在の横浜市の運用概要及び課題
(1) YCAN 拠点数
約 900 拠点
(拠点例) 大規模拠点:市庁舎、市庁舎周辺民間ビル、区役所など
中小規模拠点:消防署、土木事務所、保育園、学校など
(2) YCAN 拠点間の回線速度
大規模拠点においては 100Mbps、中小規模拠点においては 10Mbps の回線速度であ
るが、ごく一部の事業所において ISDN 回線を利用している。
(3) トラフィック量
ほぼ全ての事業所が朝8時半の始業であるため、始業時間前後のトラフィック量が
多くなる傾向がある。また、多くの端末で利用しているソフトウェアのアップデート
配信時などもトラフィック量が増える傾向である。
(4) YCAN 利用者数
約2万人
(5) YCAN 利用者の人事異動の人数
4月1日約 2,000 件、4月中旬約 2,000 件、その他不定期に小規模の人事異動が行
われる。また、その他の人事異動として採用及び退職がある。
2
(6) 本業務を実施する上で考慮が必要な関連システム
・職員認証システム
職員情報を一元管理し、文書管理システムや庶務事務システムなど、内部事務用
Web アプリケーションを利用する際の職員本人を確認するシングルサインオン基
盤。
サブシステムとして職員情報を管理している LDAP サーバーも稼働している。
一部に本システム管理対象外のユーザーも存在する。
・YCAN 接続機器・組織業務メールアドレス管理システム
YCAN 上で利用するプリンターやネットワーク機器(HUB等)、その他アプライ
アンス機器を管理するシステム。DHCP サーバーと連携している。
・横浜市ソフトウェア資産管理システム(YSAM)
YCAN 上で利用する機器(パソコン・サーバー・NAS)及び機器において利用す
るソフトウェアを管理するシステム。YCAN 接続機器・組織メールアドレス管理
システムと連携している。各職員が利用する Windows 端末には YSAM エージェ
ントをインストールしている。
・DHCP サーバー
・WINS サーバー
・WSUS サーバー
・DNS サーバー
(7) 職員の利用端末等
・職員利用端末
使用 OS:Windows Vista Business、Windows 7 Professional、Windows 8 Pro
(10 月から Windows 8.1 Pro も導入される予定。
)
使用ブラウザ:Internet Explorer 7、8、9、10(10 月から 11 も使用される予定。
)
職員利用端末は、耐用年数5年として一括調達により段階的に更新している。
(一
部の端末については個別に調達しているものもある。)
一括調達により購入した端末は IT 活用推進課で YCAN に必要なソフト等をイン
ストール、設定した状態で各所属へ配布するが、不具合発生時等のリカバリー作
業は配布された各所属での実施となり、リカバリー後は製品出荷状態まで戻って
しまう。
・各部署に導入されているサーバー等
Windows Server 2003、2008、2012 のほか Linux や Solaris 等を導入している部
署もある。
ネットワークプリンターやファイル共有のため NAS を導入している。
各部署によりそれぞれの業務に対応した多様なソフトウェアが導入されている。
一部所属では独自に Active Directory 環境を構築済みである。
3
(8) YCAN の管理体制
YCAN を利用している各区局に管理責任者・管理補助者・管理実務者を配置し、各
課においても各課の管理責任者・管理補助者・管理実務者を配置しているが、配置に
関して特別な技能等を要件としてはいない。
(9) YCAN サポートセンター
職員のパソコン操作等へのサポートとして YCAN サポートセンターを設置・運用し
ている。電話・メールでの対応を行っており、リモート管理は行っていない。
5
試行に伴い横浜市が提供できる環境
サーバー環境としては、本市既設の仮想化基盤を利用することができるため、原則と
してそれを利用すること。仮想化基盤上では Windows Server 2008 R2 Datacenter エデ
ィションを導入しており、これを利用することができる。
仮想サーバーの利用が適さない場合は、その理由を明確にした上で物理サーバーを利
用することもできる。
物理サーバーは Windows Server 2008 R2 が搭載された既設機器を 1 台提供すること
ができる。
仮想サーバー・物理サーバーいずれも、Windows Server 2012 以降のバージョンを利
用する場合は別途 Windows Server ライセンスの調達が必要となる。
CAL については、Windows Server 2012 CAL を全台数分調達済みである。
6
履行場所
横浜市総務局IT活用推進課ほか
7
その他
契約に際しては、横浜市契約規則、委託契約約款、電子計算機処理等の契約に関する
情報取扱特記事項、個人情報取扱特記事項を遵守すること。
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