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環境活動レポート - エコアクション21

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環境活動レポート - エコアクション21
エコアクション21
環境活動レポート
2016年版
対象期間《2015年1月~2015年12月》
2016年 6月7日 作成
目 次
1.
組織の概要……………………………………2・3・4
許可証概要…………………………………………5
2
環境方針……………………………………………6
3.
組織図・実施体制…………………………………7
4.
環境目標(中期目標)……………………………8
5.
環境活動計画(工場)……………………………9
環境活動計画(ホテル)…………………………10
6.
環境目標の実績………………………………11・12
7.
取組結果と評価、次年度の取組………13・14・15・16
8.
環境活動、地域貢献活動への取組…………17・18
9.
環境関連法規………………………………………19
10.
代表者による全体評価と見直し結果……………20
1
1. 組織の概要
【1】事業の概要
1.名称及び
代表者名
桜井資源株式会社
代表取締役 桜井洋一
昭和38年1月
1,000万円
2.設立
3.資本金
4.所在地
本 社 工 場
総
務
部
静岡県島田市中溝町2560‐1
TEL:0547-37-6138 FAX:0547-35-2147
敷地面積:8,910㎡
営
部
静岡県島田市若松町2555-1
TEL:054733-5500 FAX: 0547-37-9070
焼 津 工 場
静岡県焼津市小川3899-10
TEL:054-624-0312 FAX:054-624-1218
敷地面積:4,506㎡
初 倉 工 場
静岡県島田市中河123‐21
TEL:0547-38-3756 FAX:0547-38-4110
敷地面積:12,210㎡
エコホテルラクーネしまだ
静岡県島田市幸町5-10
TEL:0547-34-0011 FAX:0547-34-0015
業
5.売上高
【桜井資源】11億円 【ホテル】4500万円
6 . 環境管理責任者
及び環境事務局
環境管理責任者 桜井洋一
環境事務局 安原敬吾、大塚直美
TEL:0547-37-6130 FAX:0547-35-0433
[email protected]
※ エコアクション21認証・登録 平成19年9月26日
7.従業員
従業員 正社員43名 パート19名 計 62名
8.事業内容
◆資源廃棄物(金属スクラップ・古紙)の
製造・ 製造原料への加工処理
◆産業廃棄物収集運搬・処分業
◆一般廃棄物収集運搬・処分業
◆ホテル業
◆計量証明
◆不動産業
9.主な事業の取扱処理量
処理実績:年間43,000t(有価物としての金属と古紙)
♦産業廃棄物・・・・収集運搬量 190t
中間処理量 325t
♦一般廃棄物・・・・収集運搬量 10t ※食品廃棄物に関しては発生しない(ホテルラクーネしまだ)
計量件数: 413件
10.廃棄物処理料金
金属屑は有価で買取り。その他事前に電話・書類等で打合せ
2
【2】設備の概要
№41型押出式圧縮機
アルミ缶プレス機
本社工場
SDLS-30ダブリングシャー
50t自動計量器
5tリフマグ付天井クレーン1機
35PCN型スクラッププレス
焼津工場
二軸破砕機ブレイカーズ
50t自動計量器
1,250t圧大型ギロチンシャー
7.5tリフマグ付天井クレーン
5tリフマグ付天井クレーン
初倉工場
50t自動計量器
№30型ベーリングプレス
1250型ニューギロ
【3】保有車両等
1.主要運搬車両
車輌の型式
車番
置き場
最大積載量
つかみ
14-90
本社
5,500kg
つかみ・磁石
20-79
本社
5,200kg
パッカー
5-71
本社
6,600kg
パッカー
6-94
本社
5,200kg
パッカー
28-23
本社
2,350kg
アームロール
24-32
本社
7,900kg
パワーゲート
90-56
本社
3,000kg
つかみ
27-00
焼津
6,100kg
つかみ
24-33
焼津
9,100kg
ユニック
17-29
焼津
6,700kg
フックロール
18-64
初倉
7,900㎏
2.その他作業車等
重機
11台(本社3 初倉4 焼津4)
リフト
13台(本社6 初倉4 焼津3 )
ショベル
3台(本社1 初倉2)
営業車等
8台(営業5 総務1 ラ1 初倉1)
3
【4】処理フロー図
※ 点線 内は当社での処理
廃プラ類
金属くず
ガラス
陶磁器くず
紙くず
木くず
コンクリー
トがら
破砕
破砕
破砕
破砕
圧縮
切断
中間処理業者
(選別)
中間処理業者
(選別・圧縮)
資源物
として売却
プレス加工
(製紙原料化)
製鋼所
中間処理業者
(破砕)
埋立
製紙会社へ
売却
製紙原料化
破砕会社
or
埋立
【5】廃棄物の種類と処理施設の処理能力
廃棄物の種類 (単位t/日 8.0時間)
事業所
本社
施設
破砕
廃プラ類
金属くず
ガラスくずコンクリー
3.60
11.70
7.20
圧縮
焼津
破砕
初倉
切断
トくず及び陶磁器くず
紙くず
木くず
1.22
1.81
110.40
2.90
1.25
249.60
4
4.06
【6】許可証の概要
許可権者
許可番号
許可年月日 有効年月日
静岡県知事
第02221048472号
H26.7.14
H31.7.14
静岡県知事
第02201048472号
H24.6.5
H29.6.4
産業廃棄物収集運搬業許可
(金属くず等)
島田市長
島生環第290号
H27.7.3
H29.7.2
一般廃棄物処理業許可
(一般廃棄物・古紙等)
藤枝市長
藤生環指第1-26号
H28.4.1
H30.3.31
一般廃棄物(ごみ)処理業許可
(一般廃棄物・鉄くず・紙類)
焼津市長
第14-12号
H28.4.1
H30.3.31
一般廃棄物処理業許可
(一般廃棄物の収集運搬)
焼津市長
第101-4号
H28.4.1
H30.3.31
一般廃棄物処理業許可
(金属くずの圧縮処理)
牧之原市長
牧之原市許可第25‐03号
H27.7.27
H29.7.26
一般廃棄物処理業許可
(一般廃棄物の収集運搬)
静岡県知事
第20224601352号
静岡県知事
環地第2-128
H24.6.10
H29.6.9
第一種フロン類回収業者登録
静岡県知事
廃再第7号
H5.11.25
-
廃棄物再生事業者登録(本社)
金属くずの再生事業(圧縮)
静岡県知事
廃再第8号
H6.4.26
-
廃棄物再生事業者登録(初倉)
金属くずの再生事業(切断)
静岡県知事
廃再第24号
H8.2.15
-
廃棄物再生事業者登録(焼津)
金属くずの再生事業(圧縮)
静岡県知事
第35-2
H5.11.1
-
計量証明事業登録証(本社)
静岡県知事
第361-2
H17.11.29
-
計量証明事業登録証(初倉)
静岡県知事
第63-2
H5.11.1
-
計量証明事業登録証(焼津)
静岡県公安委員会
第491180078400号
S39.10.30
-
古物商許可証
静岡県公安委員会
第44号
S43.5.2
-
金属くず商許可証
静岡県中部衛生保健所
中部保衛第84号
H22.7.15
-
旅館業許可証
静岡県中部衛生保健所
第61201000215号
H22.7.15
H28.9.30
飲食店営業(旅館)
静岡県中部衛生保健所
中部保衛第83号-2
H22.9.30
-
公衆浴場業許可証
静岡県知事
静岡県知事(2)第12586号
H28.3.16
H33.3.15
宅地建物取引業者免許証
H26.10.27 H31.10.26
5
許可の種類
産業廃棄物処分業許可
(破砕・切断・圧縮)
自動車リサイクル法破砕業許可
2.環 境 方 針
環 境 方 針
<基本理念>
桜井資源株式会社は、金属・古紙リサイクル、宿泊業という環境とは切
り離せない社会的責任のある業の中で、働く一人一人がより一層、環境
への心配りを持ち、事業活動のあらゆる面で地球環境の保全に配慮し、
循環型社会の構築を目指します。
<行動指針>
1 .資源再生企業として、3Rを心がけ、自社内単純埋立処分ゼロを
目指す。
2 .一般廃棄物の選別を強化し、資源物の収集率UPに邁進する。
3 .省資源・省エネルギーに配慮し、効率の良い節水、節電を心が
ける。
4 .工場見学会を積極的に開催し、資源リサイクルを地域社会に公
開することにより地域との環境コミュニケーションを図る。
5 .環境に対する法律、法令等を順守する。
6 .環境方針は、全社員に公開するとともに外部からの要求に対し
開示する。
2003年1月6日制定
2007年4月9日改訂
2010年4月1日改訂
桜井資源株式会社
代表取締役 桜井 洋一 ㊞
6
3.組織図と実施体制
【1】組織図
エコアクション21対象事業所
桜井資源株式会社
本社工場
桜井資源株式会社
桜井資源株式会社
焼津工場
初倉工場
エコアクション21対象事業所
エコアクション21対象事業所
エコホテル
ラクーネしまだ
エコアクション21対象事業所
関連会社
株式会社志太紙業
桜井資材運輸株式会社
※Eco-CRIP実施
エコアクション認証登録に向け活動中
株式会社大井川メタル
※エコアクション21取得
※Eco-CRIP実施
【2】実施体制
※エコアクション21統括責任者
環境管理責任者
1.環境方針の制定
代表取締役 桜井 洋一
2.人員・指針等の確保
3.代表者による評価の見直し
エコアクション21
※推進状況確認・PDCA対応会議
環境事務局
※環境事務局
環境事務局(本社)
安原 敬吾
大塚 直美
環境事務局(焼津)
桜井 英利
環境事務局(初倉)
桜井 雅晃
環境事務局(ホテル)
安井 幹也
1.該当法令順守
2.教育訓練実施
3.各活動の実施
4.緊急事態への対応
※事務局以下工場レベル
1.各活動の実施
本社社員
焼津社員
初倉社員
ホテル社員
2.マニフェスト管理(事務)
3.廃棄物・排水・施設管理(現場)
4.車両・運行管理・安全運転(収運)
7
4.環境目標(中期目標)
【1】対象事業所:本社・焼津・初倉
環境目標項目
二酸化炭素排出量
電力使用量
(排出係数0.513)
対象期間:2015年1月~2015年12月
単位
基準年
(2012年度)
kg-co2
687,395
kwh
ℓ
軽油使用量
※2015年6月
新焼津工場稼動
2015年度
目標値
575,936
151,037
内訳
ℓ
11,837
2015年比-1%
2015年比-2%
659,899
645,914
639,390
6%削減
2015年比-1%
2015年比-2%
541,379
407,508
403,392
1%削減
2015年比-1%
2015年比-2%
149,526
160,744
159,120
2015年比-1%
2015年比-2%
9,106
9,014
2015年比-1%
2015年比-2%
109
62
61
2%削減
2015年比-5%
2015年比-6%
245
312
309
2%削減
2015年比-4%
2015年比-5%
782
790
781
11,363
2%削減
LPG使用量
㎥
2017年度
目標値
4%削減
3%削減
ガソリン使用量
2016年度
目標値
113
2015年6月〜12月まで
の半年分のデータか
ら年間データを割り
出し、新しい基準数
値を策定する。
廃棄物排出量
t
253
水使用量
㎥
807
環境事故0件の維持
(火災・汚水流出等)
件
0
0
0
0
0
環境目標項目
単位
基準年
(2011年)
2015年度
目標値
2016年度
2017年度
目標値
2018年度
目標値
二酸化炭素排出量
kg-co2
165,863
【2】対象事業所:ホテルラクーネしまだ
炭酸ガス使用量(大浴場用)
電力使用量(排出係数0.513)
内訳
ガソリン使用量
重油使用量
LPG使用量
水使用量
客数増加数
kg
kwh
ℓ
ℓ
㎥
3000
(ボンベ15本)
220,319
305
22,300
764
㎥
4,329
人
10,297
8
目標値
5%削減
6%削減
6%削減
7%削減
157,569
155,911
155,911
154,252
15本以内
15本以内
15本以内
15本以内
3,000
3,000
3,000
3,000
4%削減
5%削減
6%削減
7%削減
211,506
209,303
207,099
204,896
4%削減
5%削減
6%削減
6%削減
292
289
286
286
4%削減
5%削減
5%削減
6%削減
21,408
21,185
21,185
20,962
5%削減
6%削減
7%削減
7%削減
725
718
710
710
4%削減
5%削減
5%削減
5%削減
4,155
4,112
4,112
4,112
2%増加
2%増加
3%増加
4%増加
10,502
10,502
10,605
10,708
5.環境活動計画
当社は、環境目標を達成するため、以下に示す環境活動計画に基づき環境活動を実践する。
【1】対象事業所:本社・焼津・初倉
環境目標
担当者
環境活動計画の内容
本社
焼津
初倉
・機械設備の電源を不使用時はこまめに切る
八木
柴田
伊井
・ERIA管理装置による電気使用量とピークデマンド管理の徹底
安原
・事務所冷暖房の温度管理(冷房28℃、暖房20℃)
安原
工場長
工場長
・冬場は100w以下の暖房器具を使用しエアコンと併用する
安原
工場長
工場長
梶
黒木
大崎
・社有車のエコドライブ徹底
萩原
工場長
工場長
軽油・ガソリン使用量の
・収集運搬業務において、効率的な配車計画をたてる
削減
萩原
工場長
工場長
・重機やリフトの稼働の効率化、点検整備の徹底、ムダな動きの見直し
八木
工場長
工場長
・洗車方法の指導徹底
萩原
工場長
工場長
工場長
工場長
工場長
工場長
電力使用量の削減
・事務所内の電源管理の徹底(エアコン・照明機器・PC等)
伊井
水使用量の削減
・事務所以外の水使用は、地下水を利用する(初倉・焼津工場)
・現場レベルでの廃棄物分別の徹底
八木
担当営業
・営業段階での回収物の検収徹底(不純物削減)
廃棄物排出量の削減
職場環境保全・CSR活
動等
・重要度の低い印刷物は裏紙を利用する
大塚
黒木
大崎
・サイボウズや社内メールを活用したペーパレス化の強化
社長
工場長
工場長
・事務所内のビニール回収BOX設置による廃棄物削減
大塚
黒木
大崎
・安全講習・環境セミナーなどへの積極的な参加(社員レベル)
社長
工場長
工場長
・産業廃棄物キャリア形成セミナーの実施(月1回、助成金対象)
安原
米山
伊井
社長・八木
工場長
工場長
・社会科見学、職場体験等の受入を積極的に行う
・社員へエコアクション・BCPの社内教育の実施
9
安原・大塚
【2】対象事業所:ホテルラクーネしまだ
環境目標
電力使用量の削減
環境活動計画の内容
・1F玄関、ロビー・廊下の照明管理を行う
安井
・冷蔵庫の温度管理を行う。待機状態は常に「切」設定
安井
・エアコンフィルターの定期的な清掃を行う
安井
・客室の温度管理(冷房28℃、暖房20℃)
安井
・ラミネート文書による節電の呼び掛けを行う
安井
・日射を遮るためにブラインド、ひさしなどを利用する
安井
・室内風呂より大浴場を使ってもらえるよう声掛けの実施
重油使用量の削減
ガソリン使用量の削減
LPG使用量の削減
水使用量の削減
廃棄物排出量の削減
(炭酸泉の効能を説明しながら)
安井
・大浴場設備の温度を60度で管理
安井
・エコドライブの徹底
安井
・客数に合わせた朝食の用意
安井
・調理場での節約を心掛ける
パート社員
・調理場での節水、下ごしらえ時には注意
パート社員
・大浴場利用の呼びかけ
安井
・浴場の温度管理
安井
・分別ごみの確認(資源物は本社工場で回収後リサイクル化)
安井
・客室用トイレットペーパーの残りを従業員用として使用
安井
・社内メールの活用、ペーパレス化の推進
安井
・食堂の割り箸はエコ箸を利用
安井
・食堂からでる生ごみの発生をゼロに維持する
客数の増加
担当者
パート社員
・お客様のニーズに合わせた新プランを練る
安井
・定期的なサービスの見直し
安井
10
6.環境目標の実績
【1】対象事業所:本社・焼津・初倉
環境目標項目
単位
基準年
(2012年)
削減
目標
二酸化炭素排出量
kg-co2
687,395
4%
削減
2015年
目標値
実績値
達成率
659,899
652,439
-5.4%
本 社
250,302
初 倉
281,261
焼 津
120,876
電力使用量(排出係数0.513)
内
kwh
575,936
6%
削減
541,379
411,625
151,629
初 倉
220,784
焼 津
39,212
ℓ
151,037
1%
削減
149,526
162,368
60,216
初 倉
64,958
焼 津
37,194
ℓ
11,837
4%
削減
11,363
9,198
7,193
初 倉
378
焼 津
1,627
㎥
113
3%
削減
109
基準となる数値とした
基準となる数値とした
-79.4%
63
34
本 社
初 倉
基準となる数値とした
-28.7%
本 社
LPG使用量
基準となる数値とした
7.0%
本 社
ガソリン使用量
評価
-39.9%
本 社
軽油使用量
訳
対象期間:2015年1月~2015年12月
29
㎥
焼 津
廃棄物排出量
t
253
3%
削減
245
14%
295
本 社
22
初 倉
182
焼 津
91
水使用量
㎥
807
3%
削減
782
670
-20.4%
本 社
348
初 倉
242
焼 津
80
環境事故0件の維持
(火災・汚水流出等)
件
0
0
0
※各項目の詳細については、別紙ラクーネデータを参照。
CSR活動
・安全講習・セミナーへの参加
・職場体験の実施
各責任者参加
実施・呼び掛け
11
・島田第二中学校
・島田樟誠高等学校
○
○
工場移転
のため、
実績値把
握にとど
める。
【2】対象事業所:ホテルラクーネしまだ
環境目標項目
単位
基準年
(2011年)
二酸化炭素排出量
kg-co2
165,863
kg
3,000
kwh
220,139
重油使用量
ℓ
22,300
ガソリン使用量
ℓ
305
炭酸ガス使用量
電力使用量(排出係数0.513)
内
訳
対象期間:2015年1月~2015年12月
LPG使用量
水使用量
㎥
764
㎥
4,329
2015年
削減
目標
5%
削減
15本
以内
4%
削減
4%
削減
4%
削減
4%
削減
4%
削減
評価
目標値
実績値
達成率
157,569
184,112
9.9%
3,000
3,000
0.0%
211,506
210,243
-4.7%
21,408
26,700
16.5%
292
118
-158.5%
725
644
-18.6%
4,155
4,471
3.2%
×
10,502
10,653
3.3%
○
×
○
○
×
○
○
※各項目の詳細データについては、別紙参照。
客数の増加
人
10,297
2%
増加
12
7.環境活動計画の取組結果とその評価、次年度の取組内容
【1】対象事業所:本社・焼津・初倉
取組内容
考察
次年度の取組内容(28年度)
二酸化炭素排出量の削減
前年と比べ増加という結果となった。項目別で見ると
全工場での各取組を継続していく。特に焼津工場に
主に電気と軽油の増加が要因であり、工場別で見る
おいては移転し1年がたつ年でもある。新事務所の
と、本社・初倉の両工場ともに増加している。細かく
建設もあるので、それを機に社員への周知やデマン
分析すると初倉の軽油使用量の増加が要因である。
ド管理の徹底等により力を入れていきたい。
(安原)
電力使用量の削減
焼津工場が新工場になったことで、新たな基準値や目
標値を検討することとなった。旧工場に比べ、電力使
用量は大幅に下がっている。これは天井クレーン等の
電気を使用する大型機械を新工場では導入してないた
デマンド管理の徹底はもちろん、毎月ごとにデータ
めである。焼津工場でも他工場と同じくデマンド管理
を見直し、最適なデマンド数値を検討する。また、
の一環でERIAを導入した。また、他工場の電気使用
電気使用量にも目を配り、総合的に省エネを推進し
量は本社・初倉ともに前年値を超える結果となった。
ていければと考えている。
デマンド値は設定を超えることがなかったが、特に6
月に使用量は前年を大きく上回る数値がでている。継
続的に機械が動いていたことを意味する。
(安原)
機械設備の電源を不使用時はこまめに切る
荷の搬入状況により、不必要な電力を抑えることで削
減へ繋げている。荷は都度処理するのではなく、ある 工場設備が与える負荷は非常に大きいので、引き続
き継続していく。
程度たまった段階での処理を心掛けている。
(安原)
ERIA管理装置による電気使用量の徹底
デマンド管理の一環で、警報が鳴った場合の対応策を
ルール化した。現場と現場事務が連携し、ピークデマ
新事務所ができた後に、適切な場所へ配置し、本社
ンドを抑える体制ができている。焼津工場においても
同様のデマンド管理体制ができるようにしていく。
同体制ができるようにもっていきたい。
(安原)
事務所の冷暖房温度管理
(冷房28℃、暖房20℃)
社内規定の周知徹底や不快度指数表を見ることで、適
切に温度管理を行うことができた。 (安原)
継続
冬場は100w以下の暖房器具を使用し
エアコンと併用
事務所内でできる対策として非常に有効。 (安原)
継続
事務所内の電源管理の徹底(エアコン・照明
消し忘れ防止のためにチェック表を作成。 (安原)
機器・PC等)
継続
軽油・ガソリン使用量の削減
新焼津工場の軽油の使用量が大きく増えているが、こ
れはスクラップ選別作業を天井クレーンから重機に変
燃費の削減は重機そのものを長持ちさせることにも
更したことが大きな要因である。初倉の軽油使用量増
繋がるという認識を社員に周知させる。焼津工場に
加の要因は主に重機であり、仕事内容に応じた改善・
おいては軽油がCO2削減の鍵を握る。
見直しや、乗り手による使用燃料の差を改善していき
た。 (安原)
社有車のエコドライブ徹底
日々の点検や燃費計算をし、配車主任が主体となりエ 配車主任が主体となり、管理・点検の周知徹底を継
コドライブの徹底をしていく。 (安原)
続して行う。
引き取りの関係で多少の増減はあるが、配車に関して
収集運搬業務において、効率的な配車計画を は効率的に組まれていると見受けられる。特に焼津の
車両も配車主任が管理することになったことが非常に
たてる
大きい。 (安原)
継続
乗り手は固定しているので一定の削減の見通しは立
つ。乗り手に関しては継続的なエコ運転の指導徹底を
していく。 (安原)
継続
重機、リフトの稼働効率化
点検整備の徹底、ムダな動きの見直し
13
評価
次年度の取組内容(28年度)
焼津工場にて大幅な削減ができた。これは、新工
場で地下水を利用できるようになった為、大量に
水を消費する洗車時はすべて井戸水を使用し、水
道水の利用は極めて限定的となるためである。
(安原)
地下水の利用可能な初倉・焼津での洗車時の利
用は引き続き継続する。水道水に関しても、初
倉工場で導入したエコハンドル等を、他工場で
も導入を検討していきたい。
洗車方法の指導徹底
特に車輌台数が多い本社での洗い方等の指導強化
が必要。 (安原)
洗車時での雨水利用や地下水利用をを継続して
いく。
事務所以外の水使用は、地下水を利用する
(初倉・焼津工場)
実施できたことが削減に繋がっている。
(安原)
洗車時に継続。グループ会社の桜井資材運輸も
同様である。
廃棄物の削減
前年に比べ削減が達成されている。初倉工場で大
幅に削減されているが、これは鉄の扱い量が減っ
たことが要因である。他工場については排出の時
期にもよるので一概には言えないが、回収段階で
の削減を引き続き継続していく。 (安原)
継続
現場レベルでの廃棄物分別の徹底
分別はできているが、廃プラに関しては各工場で
の方針の違いもある。細かい分別も大事ではある
が、人件費や手間費も考慮する必要もある。
(安原)
適正処理については引き続き継続を行う。利益
がついてくれば経営的には問題はない。社員向
けのセミナーも開催したい。
営業段階での回収物の検収徹底(不純物削減)
引取不可な物については、営業の段階で客先へ伝
えているので、不純物は減ってきていると考え
る。 (安原)
引き続き営業部全体で徹底を行っていく。
取組内容
水使用量の削減
要度の低い印刷物は裏紙を利用
各事務所内で実施できている。 (安原)
各工場に再度通達を出す。
サイボウズや社内メールを活用したペーパレス
化の強化
スキャン等を利用し、サイボウズユーザー同士で
のペーパーレス化が進んだと考える。 (大塚)
事務所内のビニール回収BOX設置による廃棄物
削減
回収BOXによるリサイクル意識が定着し、削減に リサイクル業者として、再生可能なものはしっ
かりと分別していく。
繋がっている。 (大塚)
環境事故の維持
0件を維持することができた。大きな事故には繋
がらなかったが、構内事故や客先での接触事故、
油漏れなどクレームに繋がる案件もあったので、
指導徹底をしていきたい。 (安原)
14
継続
未然に防げる事故は未然に防ぎ、引き続き0件
の維持を目指す。
【2】対象事業所:ホテルラクーネしまだ
取組内容
考察
次年度の取組内容(28年度)
二酸化炭素排出量の削減
目標を達成することができなかった。しかし、客
数が昨年より増加していることや飲食店がオープ 重油の削減が難しい為、他項目で削減率を伸ばすよ
ンしたことを考えると削減できなかったと一概に
うな活動をしていく。
は言えない。 (大塚)
電力使用量の削減
お客様に支障がない程度の呼びかけ、取組の継続を
目標を達成することができた。客数が伸びたにも
する。また、食堂を飲食店とし電気代に関しては当
かかわらず削減することができたのは、節電の徹
社の負担となっている。夜間の営業が加わるため、
底を社員だけでなく客室まで浸透させている結果
電気量の増加が考えられる。目標値の見直しが求め
だと思われる。 (大塚)
られる。
1F玄関、ロビー・廊下の照明管理
チェックアウトが終了した時点で、消灯する徹底
ができている。 (大塚)
冷蔵庫の温度管理を行い、待機状態は常に「切」設定
客室清掃時、スイッチをOFFにした。 (大塚)
今後も継続していく。
継続
エアコンフィルターの定期的な清掃
冷暖房の切り替え時期に、年2回丸洗いを行っい
る。臭いが気になる場合等は必要に応じて清掃。
(大塚)
客室の温度管理 (夏 28℃ 冬 20℃)
基本的に管理はできているが、客室リモコンが優 事務所集中リモコンでは引き続き設定温度で管理を
行っていく。
先される為難しい部分もある。 (大塚)
ラミネート文書による節電の呼び掛け
実施できた。 (大塚) 掲示文書の見直し、設置場所の改善等行っていく。
日射を遮るためにブラインド、ひさしなどを利用
昼間はブラインドやカーテンを閉めるよう徹底し
た。 (大塚)
重油使用量の削減
昨年に引き続き達成できなかった。重油の使用は大浴
設備入れ替えの検討、大浴場使用の呼びかけ強化す
場・浴槽に限られている。機械の老朽化による燃焼効率
る。
の低下が要因と言える。 (大塚)
室内風呂より大浴場を使ってもらえるよう
声掛けの実施 (炭酸泉の効能を説明しながら)
大浴場設備の温度を60度で管理
ガソリン使用量の削減
継続
継続
チェックイン時、必ず声を掛けるよう実施した。 個人客が大浴場を利用してもらえるような対策を考
(大塚)
える。
実施できた。 (大塚)
継続
目標を達成することができた。まとめた買出しを
心掛けることで、大幅な削減に繋がった。
(大塚)
継続
エコドライブの徹底
買い出し以外にあまり営業や外出の予定がないた
め削減となった。支配人の営業が加われば増加す
る可能性はある。 (大塚)
LPG使用量の削減
食堂を飲食店として改築し、年末に別会社と契約を
目標を達成できた。計画的な調理が徹底できた結
結んでいる。調理に関して使用量が増加すると考え
果だと判断する。 (大塚)
られる。
客数に合わせた朝食の用意
調理場での節約を心掛ける
実施できた。 (大塚)
外出時の効率的な配車計画を立てる。
朝食に関しては、お客様への提供方法を含めやり方
をSNKさんと検討していく。
朝食数を把握することで、節約を心がけることが 飲食店契約者であるSNKさんへ、エコの観点から無
できた。 (大塚)
駄遣いのないよう心掛けてもらう。
15
取組内容
水使用量の削減
調理場での節水、下ごしらえ時には注意
大浴場利用の呼びかけ
浴場の温度管理
廃棄物の削減
考察
目標を達成することができなかった。お客様によっ
て大幅に増減する項目なので、今回は単純に客数が
増えたことが要因だと考える。 (大塚)
宿泊人数に見合った必要最低限の調理を心がけるこ
とができた。 (大塚)
チェックイン時、お客様に声掛けをおこなった。
(大塚)
事務所にて管理を行った。 (大塚)
飲食店からでる食品廃棄物、通常の一般廃棄物の削
減を心がける。 (大塚)
ごみの分別管理
(資源物は本社工場で回収後リサイクル化)
2週に1回の回収を実施。分別はできている。
客室用トイレットペーパーの残りを従業員用として使用
脱衣場、客室の清掃用として利用した。(大塚)
社内メールの活用、ペーパレス化の推進
食堂の割り箸はエコ箸を利用
食堂からでる生ごみの発生をゼロに維持する
(大塚)
次年度の取組内容(28年度)
部屋の浴室よりも、大浴場を使ってもらえるよう
な取組を実施していく。
飲食店に関しては、水道や電位代は当社が負担す
る契約となっているため、今後大幅な目標値の見
直しが求められる。
引き続きフロントでの呼びかけを継続。
継続
一般廃棄物排出量の把握を行っていく。
継続
継続
紙で保存しなければならない書類も多いが、紙の再 社内メール活用の強化、裏紙の利用など基本的な
利用等おいつかない部分もある。 (大塚)
以前使用していた物とは別のエコ箸を利用。
(大塚)
活動の見直しを行っていく。
継続
飲食店オープンまでは、決まった数量の朝食のみ調
理をしていた為、生ごみゼロの維持はできた。
飲食店から出る食品廃棄物の管理を行っていく。
(大塚)
客数の増加
前年を上回る結果となった。大きな要因としては、工事
営業を強化することで、新規顧客や団体客獲得を
関係者の宿泊が増えたことである。しかし、実業団や学
していきたい。支配人が営業にでれるような体制
生の合宿等の団体客は相変わらず減少しているため、独
を整えたい。
自の企業努力に力を入れていきたい。(大塚)
昨年からのエコプランが今年も好評だった。来年も
お客のニーズに合わせた新プランを練る
実施していく。プランのリピーターが多い。
新プランの検討、実施。
(大塚)
定期的なサービスの見直し、改善
経営状況やお客のニーズをもとに必要に応じて行っ
た。 (大塚)
16
必要に応じて継続
8.環境活動・地域貢献活動への取組
◆ 島田第二中学校 職場体験学習の様子(27年5月)
本社工場・ホテルラクーネで3日間の職場体験を
実施。
自社の業務を通じて、働くことの意義や社会人
としてのマナーやルール、リサイクルについて
学んでもらえたと感じている。
◆「こどもわくワーク」の様子(平成27年11月) 市内の小学生が地元の企業や商店で働き、仕事の意味や地域を知る職業体験イベント。
昨年に引き続き本社工場とホテルラクーネで受入れを行い、楽しかった!また参加したい!
という感想を多数いただいた。
17
◆ 樟誠高等学校 職場体験学習の様子(27年8月)
高校生の受入れは今年初めて行った。現場作業、運転手助手、ホテルフロント・客室清掃など、
当社の業務を通じ今後の進路選択の参考になればと思う。
◆ 産経新聞写真ニュース 小学校へ寄贈
環境問題をテーマにした子供ニュースを、近隣の小学校に寄贈。わかりやすい内容や写真に
興味を持ち、毎回楽しみにしてくれている。
18
9.環境関連法規への対応
1.環境関連法規等の遵守状況
当事業所に適用される環境関連法規の遵守状況を確認した結果、違反はありませんでした。
遵守状況確認 平成28年5月31日
法規・条例・規制
要 求 事 項
適 用
遵守状況
環境基本法
公害の防止・自然環境保全、廃棄物の適正処
理・再資源化等への利用
エコアクション21への積極的取
組
〇
循環型社会形成推進基本法
廃棄物の発生抑制、循環型社会の形成
3Rへの努力
〇
5年毎の更新
〇
廃棄物の処理及び清掃に関
する法律
廃棄物処理業・収集運搬業の届出と更新
廃棄物保管基準の遵守、悪臭・飛散防止
外部処理委託は、運搬と処理を区別して契約を
結ぶ・マニフェストの運用・管理・保管・不法
投棄の禁止
置場の点検
〇
委託契約書の確認
〇
マニフェストの管理
〇
資源有効利用促進法
廃棄物の発生抑制、再生資源の利用の促進
廃棄物の分別化の徹底
〇
食品リサイクル法
食品廃棄物等の発生抑制
食品廃棄物の適正処理
(ラクーネ)
〇
家電リサイクル法
対象機器を適切に引き渡し、収集・再商品化に
適正指定業者名までの運搬
関する料金の支払いに応じ適切な処理を行う
〇
自動車リサイクル法
破砕業許可の届出と更新
5年毎の更新
〇
消防法
消防設備の設置は、届出と点検及び報告が必要
消防設備点検2回/年
〇
点検結果報告1回/3年
〇
定期的(年1回)の点検
〇
浄化槽法
浄化槽の保守・点検
騒音規制法
特定施設の届出 敷地境界における規制基準の 油圧プレス(本社・焼津)
順守
せん断機(初倉)
〇
振動規制法
特定施設の届出 敷地境界における規制基準の 油圧プレス(本社・焼津)
順守
せん断機(初倉)
〇
悪臭防止法
敷地境界における規制基準の順守
〇
フロン類の使用の合理化及び
管理の適正化に関する法律
特定製品が廃棄される際のフロン類の適正かつ
確実な回収・破壊の促進。第一種フロン類回収
フロン類の適正な回収
業者はフロン類を抜き取り フロン類破壊業者
に引き渡す
地球温暖化対策推進法
温室効果ガス発生抑制
エコアクション21への積極的取
組
〇
グリーン購入法
環境物品の購入
環境物品の積極的購入
〇
労働安全衛生法
特定設置届出、定期点検、定期健康診断
クレーン、健康診断
〇
道路交通法
積載量、運転資格、運転禁止事項
法令厳守
〇
道路運転車両法
車両の法定点検及び整備
法令厳守・毎時点検
〇
静岡県生活環境の保全等に
関する条例
公害の防止、環境(大気、水、土壌等)への負
荷の低減、良好な状態に保持することで、生活 油水分離槽
環境を保全する
〇
静岡県産業廃棄物の適正な
処理に関する条例
産業廃棄物委託先の確認、
排出事業者処理責任の徹底、処理業者による不
産業廃棄物の運搬・処分状況報
適正な処理の防止
告
〇
静岡県地球温暖化防止条例
温室効果ガス発生抑制
エコアクション21への積極的取
組
〇
作業時における悪臭発生の防止
2.違反、訴訟等の有無
関係機関からの指摘、利害関係者からの訴訟や苦情はありませんでした。
19
〇
10.代表者による全体評価と見直し結果
昨年の代表者による全体の評価と見直しにて、①全社員にわかり易く周知徹底
をはかること。②環境レポートを誰が見てもわかりやすく改訂すること。を述べ
させていただいたにもかかわらず、私自身の怠慢にてそれを実行することが出来
ませんでした。
環境事務局も一生懸命やってくれてはおりますが、私の意図が伝わっておらず活
動が後手後手になってしまったように感じます。
このことについては心機一転、改革をする所存であり、まずは環境事務局に私の
考えを伝えることから始めようと思う次第でございます。
さて、実績についての評価ですが桜井資源本体につきましては、焼津工場の区
画整理による移転があった関係にて実績値が算出できませんでした。しかしなが
ら移転に伴い環境負荷の低い処理機械やハイブリッド重機を導入したことにより
今後、電気料金については大幅に削減できるものと確信しております。
次にホテルラクーネしまだでございますが、客数の増加分がそのまま水道使用
量の増加に繋がってしまった。ホテルという性質上、お客様に対して水道使用量
に制限をかけるわけにはいかないが、今後は張り紙等を利用してエコホテルであ
る旨の徹底をしていきたい。重油に関しては大幅に使用量が増加してしまった
が、設備の老朽化によるものである。こちらについては費用対効果の面にて更新
することが困難であるため、頭を悩ませているのが本音である。尚、ホテルにつ
いては昨年10月より1階食堂部分を別会社に賃貸し居酒屋をはじめたことにより
今年はそのあたりも考慮していかなければならない。
全体的な結論であるが、やはり冒頭に記した通り全社員一丸となってエコアク
ション21活動に参加することが削減の第一歩だと考える。今年度はそちらを重視
していきたい。
桜井資源株式会社 桜井洋一
20
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