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和泉の三役
「和泉の三役」のご案内 お がな 鴨川市内、東条地区・和泉区の男金神社の祭礼で「和泉の三役」 (鴨川市指定無形民俗文 化財)が行われ、一般公開されます。 ○日 時 平成28年10月9日 ○場 所 鴨川市和泉区 正午頃から 和泉公会堂前庭 ぼうじゅつ かっこまい か ぐ ら し し ま い 和泉区内の三つの地区では、古くから「棒 術 」 「羯鼓舞」 「神楽獅子舞」がそれぞれ別に 継承されていました。江戸時代後半の文政年間、1820年頃に、その三つがそろって男 金神社の神前で奉納されるようになったのが、「和泉の三役」の起源とされています。 戦後しばらく三役そろっての保存継承が途絶えた時期もありましたが、平成のはじめ頃 から、地元での三役復活を望む気運が高まりました。地元の貴重な文化財を保存継承する 和泉の三役保存会が結成され、「和泉の三役」が復活をとげたことから、平成12年2月 21日に、鴨川市指定無形民俗文化財に指定されました。 「棒術」は、もともと武芸の修練が目的であった ものと推測され、六尺棒や真剣を用いての立ち会 いが中心になりますが、扇や傘を用いた演舞的な 要素も加わっています。 「羯鼓舞」は、稲作に欠かせない水を確保する ための雨乞いに関わる農耕神事です。腹につけ た羯鼓と呼ばれる小さな太鼓を打ち鳴らしな がら、三匹の獅子が笛の音に合わせて、跳躍を 交えながら踊ります。 ※「羯鼓舞」に使用されている獅子頭三点は、初 た け し い は ち ろ う のぶ よし 代 伊 八 ( 武志 伊八郎 信 由 ) の 弟 子 ・ 久 しまむらきゅうはちろうよしかつ 八(嶋村 久 八郎由勝)が文政2年(1819) に製作したことが確認されています。 「神楽獅子舞」は、江戸時代から昭和初 期に たて かけて鴨川市内の磯村で活動した太神楽 の館 さんだゆう 三太夫の流れを汲むものと推測されます。太鼓と 笛の音にあわせて、二人立ちの獅子が、魔物を祓 うために、時に優雅に時に激しく舞います。 鴨川市教育委員会生涯学習課文化振興室 04-7093-3800