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社会福祉学研究科 社会福祉学専攻 - デジタルパンフ入稿システム

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社会福祉学研究科 社会福祉学専攻 - デジタルパンフ入稿システム
大学院案内
2 0 1 6
就職率 文系のみの大学日本一
※朝日新聞出版 AERA進学ムック「本気で探す 就職力で選ぶ大学2016」2015年8月10日発行
2015年 社会福祉士・精神保健福祉士国家試験 合計合格者数
全国 3 位
教育学
研究科
教育学専攻修士課程[MA]
The most beautiful campus in Japan!
心理学
研究科
両国家試験受験大学等ルート全145校中
厚生労働省報道発表資料をもとに集計
臨床心理学専攻博士課程
前期[MS]
・後期[PhD]
社会福祉学
研究科
社会福祉学専攻博士課程
前期[MSW]
・後期[PhD]
(経営福祉コース有)
児童学専攻修士課程[MA]
写真は伊勢崎キャンパス
現代社会の現実的課題の解決を
目 的 として 実 践 的 な 研 究 を 推 進 。
社 会 の 発 展 に 貢 献 して い ま す 。
東京福祉大学・大学院では「理論と実践の統合」を核として学部教
育・大学院教育が行われています。教育とは、現実の社会で起こる様々
な問題を発見し、解決することができるように、
そして学んだことを応用
できるように学生の能力を鍛えていくものでなければなりません。
した
がって、授業で取り上げられるテーマ、課される課題レポート、修士論文
などは全てこのような考え方を中心に展開されます。授業方法の一環と
して「実証研究」、
つまり、
ケーススタディ・メソッドも用います。東京福祉
大学・大学院の教育研究ネットワークは学生の実践的な能力を高めると
ともに、
その枠を越え、社会の発展にも大きく貢献しているのです。
建学の精神
「理論的・科学的能力と実践的能力を統合し、
柔軟な思考力と問題発見・解決能力のある
人材を育成する」
国際的な広い視野と他者への深い愛情と思いやり、未知の問題に
果敢にチャレンジして切り開くフロンティア精神を持ち、柔軟で合理的
な思考力による問題発見・解決のための知識と技術を備え、理論的・
科学的能力と実践的能力を統合して社会に貢献することができる人材
を育成する。
さらに、福祉・心理・教育・保育などの領域における発展に貢献する
研究を行い、社会に開かれた大学として、生涯学習社会における学習
ニーズに応えるとともに、地域社会の人々に対して、地域連携を通した
社会貢献事業を推進していく。
使 命
「できなかった子(生徒)をできる子(学生)に
するのが教育」
東京福祉大学は、高校時代に勉強が苦手だった学生でも、全ての学
生が双方向対話型の授業を基本とする本学の教育方法を通して学力
を伸ばし、国家試験や公務員試験、教員採用試験、臨床心理士試験
などの各種試験に合格できるような、優秀な人間に生まれ変わらせる
真の教育を実践し、卒業後の明るい未来を保障することを通して教育
力の高い大学として社会に貢献する。
C
王子キャンパス
(右手/9階建て1号館 左手/13階建て2号館)
O
N
T
E
N
T S
教育学研究科教育学専攻修士課程
心理学研究科臨床心理学専攻博士課程前期・後期
………
………
社会福祉学研究科社会福祉学専攻博士課程前期・後期
………
社会福祉学研究科児童学専攻修士課程
………
VOICE 院生・修了生メッセージ
………
通信教育課程
課題研究(修士論文)
・研究実績
………
………
キャンパス紹介・交通アクセス
………
2
6
10
14
18
20
22
24
M E S S A G E
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
わが国では今、大学院の役割が見直されています。学術研究の進展、急速な技術革新、社会およ
び経済の高度化・複雑化、雇用環境等の変化に伴い、大学院レベルでの高度専門職業人養成に対
するニーズが高まっています。
グローバル化がすすむ21世紀をわが国が生き抜いていくために、有為
な人材を養成し得る高度な教育機関として、大学院の担う役割が期待されております。
アメリカの大学院では、思考力、創造力、問題発見・解決能力を育てる教育メソッドが確立されてお
り、
世界レベルの優秀な人材・研究者を多数輩出しております。東京福祉大学大学院は、
2000年4月の
学部開設、2003年の大学院開設時より、
こうしたメソッドを取り入れながら、現実に直面する課題に
即した実践的な教育・研究の場を保障し、より高度で専門的な知識・技術を有する人材や研究者の
育成、
そして、
そのためにあるべき高等教育機関の姿を実現すべく努力を重ねてまいります。
こころ豊かな21世紀の社会づくりに貢献しようと願う多くの皆様が本大学院を志されるよう、私た
ちは心から期待しております。
学校法人
茶屋四郎次郎記念学園
理事長・名誉博士
水野 良治
東京福祉大学教授
元愛知県立高等学校長
元愛知県教育委員会
社会教育課主査
現在、
わが国は大きな環境変化に直面しています。国内では総人口の減少の中で急激な少子高齢
化が進行し、労働力人口の減少が続いています。
しかし他方では、通信・交通の飛躍的発展から世界
経済はますますグローバル化しており、為替レートを媒介に国際競争が一段と激化しているのはご存
じのとおりです。
こうした二面的な影響を受けて、
わが国では産業構造の転換が進み、
2次産業の縮
小とともにサービス産業中心の3次化現象が現れています。
そのため労働市場が流動化し、
しかも正
規雇用から非正規雇用に重心がシフトしてきています。
そのことが地方の過疎化と都会の過密化を
進行させ、社会的・経済的格差をより一層拡大させることになっているのです。
こうした環境変化を受けて、教育界でも新たな大学改革の胎動が注目されています。文部科学省
では、
これからの大学改革の指針を示す「大学ビジョン」を策定して、
(1)大学教育の質的転換とその
ための大学入試改革、
(2)グローバル化に対応した人材育成、
(3)地域再生の核となる大学づくり、
(4)イノベーションを生み出せるような研究力の強化、に向けて財政措置を含む大々的な支援策を
東京福祉大学学長 博士(社会福祉学)
打ち出しています。
藤田 伍一
東京福祉大学の大学院教育では、
これまで以上に、
きめ細かな実践的授業を通して「キャリア・アッ
東京福祉大学教授
一橋大学名誉教授
プ型」の高度専門職の養成を図ってまいりますが、同時に環境変化に対応した「キャリア転換型」の
プログラムを通じて、従前の職種・職域から離れて新たな技術や知識を習得したい方々のニーズにも
積極的に応えていきたいと考えています。
2020年時における就業構造で、
もっとも成長が望めるのは医療・福祉・介護・教育などの対人
サービス産業だといわれています。経済産業省の試算によれば、
これらの産業では1000万人の新規
労働力が必要と見られますので、私どもも「学び直し」の大学院教育に力を入れてサービス産業に幅
広く高度人材の供給を行ってまいります。常に社会ニーズを先取りして挑戦する本学の大学院教育に
是非ともご期待ください。
長い間、社会保障・社会福祉の研究教育の領域にいました。福祉ニーズが、実に多様で複雑な昨
今、様々な課題を解決しなければなりません。
そのためにも高い能力を持つ福祉人材輩出を東京福
祉大学に期待しています。
学術顧問
博士(社会福祉学)
京極 高宣
元日本社会事業大学学長
国立社会保障・人口問題研究所名誉所長
全国社会福祉協議会中央福祉学院学院長
社会福祉法人浴風会理事長
1
教育学研究科 教育学専攻
教育学研究科
教育現場で生じるさまざまな
教育現象を研究し
課題解決能力を備えた
地域の教育のリーダー
わが国の教育分野の
中核を担える人材を養成。
教育学専攻
修士課程
Master of Science in Education
大学院教育学研究科長
教育学部長 教授
教育学博士
鈴木 路子
東京学芸大学名誉教授
元東京学芸大学大学院
連合学校教育学研究科
後期博士課程教授
日本学校保健学会員
小児保健学会員
高度かつ専門的な教育研究能力と
問題解決能力を備えた人材を育成
現在、
国内外の大きな変化によってわが国の公教育とりわけ学校教育は
極めて困難な状況に直面しています。
社会では青少年による非行や犯罪
の増加と低年齢化が進行しつつあり、
教育現場では学級崩壊、
非行・暴力、
いじめ、
ひきこもり、
不登校、
モンスターペアレントへの対応が求められ、
家庭
では経済的困窮、
幼児・児童の虐待、
薬物の乱用等の深刻な問題が引き
起こされています。
こうした教育問題を解決するには、
教員は幅広い教育分
野の理論と方法論を体系的に学び、
多様な実践的手法や問題解決法を自
ら探求し得る能力を養わなければなりません。
そこで、
本大学院では、
高度かつ専門的な教育研究能力と問題解決能
力を備えた人材を育成し、
その人材が今日起きている様々な教育問題を解
決できる教育現場の中核教員として、
あるいは大学等の研究機関の教育
研究者として、
わが国の教育分野の中核的人材として活躍してもらうため、
教育学研究科教育学専攻修士課程を設置しました。
地域社会の発展にも
指導的な立場で貢献できる人材に
今後、
教育分野の専門性を深めて高い教育研究能力を身につけたいと
望む卒業生等、
学問的理論と方法論を深く考究して、
教育現場の問題や課
題に取り組む意欲にあふれた現職教員および教育関係者の方々を対象
に、
多角的な視野から教育に関する理論と実践を総合して、
教育の諸問題
を学術的に深め、
専門性の高い教育研究を行う機会を提供してまいりま
す。
多角的な教育理論や教育実践の発展はもとより、
教育が関わる社会全
体の発展にも指導的な立場で貢献できる教育研究能力・学識を備え、
人
間性の豊かな信頼される人材の養成をめざします。
本研究科は、
伊勢崎キャンパスに拠点を置き、
池袋・名古屋キャンパスと
共に学部・大学院の一貫教育研究組織であります。
すでに伊勢崎市教育
委員会、
東京都豊島区・北区等との連携で教職ボランティア活動の実績が
ありますので、
地域の小・中学校の校長・教頭、
教職員、
民生委員・保護者等
も巻き込んで、
地域における教育課題を発展させ、
プロジェクトを組み、
最
終的には学位取得のための研究論文に導かれる研究拠点大学として、
地
域教育研究組織づくりをめざします。
また、
真の国際化に向けて留学生を
積極的に受け入れ、
日本語教育の研究を行うとともに、
実践的な英語教育
を充実させ、
海外文献の調査や英語による研究発表の力を養っていきま
す。
さらに、
現職教員・退職教員ほか地元の研究教育に関心のある方々に
広く門戸を開き、
共に学び、
協働して教育研究能力の育成に努めます。
情報化社会の波動のなかで、
情報教育教材開発や次世代メディアの教
育利用等の先端科学に従事してきた専門教員との協働体制のもと、
多様
化する児童生徒等の心身や生活行動、
課題学習に向き合う教師、
養護教
諭、
特別支援教育教諭の分野の異なる専門領域の組織連携、
統合・総合
をしていく力量を育成いたします。
2
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
2015年度 主な教授陣
教員名
■ 専任教員
教 授
学位等/授与大学
担当科目
主な経歴
主な研究内容・指導領域等
教育学研究科長
教育学部長
教育学博士/東京大学
教育学修士/東京大学
教育学士/お茶の水女子大学
教育学総論
課題研究Ⅰ・Ⅱ
カリキュラム開発特論・演習
環境教育学特論
教育生理学特論
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了 元東京学芸大学大学
院連合学校教育学研究科後期博士課程 教授 東京学芸大学名誉
教授
○教育生理生態学・環境教育学
○小児の成長過程で獲得される適応能力の発達と自然環
境(人工環境)とのかかわり
小川 英光
工学博士/東京工業大学
工学士/東京工業大学
課題研究Ⅰ・Ⅱ
学習理論特論
東京工業大学理工学部電子工学科卒業 東京工業大学名誉教授 元東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻教授・研究
科長 元通産省工業技術院電子技術総合研究所研究員
○情報科学的学習理論
ロペス・ルイス・
ミゲル
池田 芳和
理学博士/パリ第11大学
理学修士/パリ第11大学
理学学士/パリ第11大学
教育データ分析演習
課題研究Ⅰ・Ⅱ
パリ第11大学理学部大学院数学科 Docteur3cycle 卒業 元東京
工業大学理学部助手 元 Marne-La-Vallee 大学(仏)理学部情報科
学科助教授
○コンピュータのための数学(グラフの理論など)
○記号学
教育学修士/兵庫教育大学
教育学士/東京学芸大学
教育学総論
課題研究Ⅰ・Ⅱ
兵庫教育大学大学院教科領域コース社会科教育修了 元都区指導主事・指
導室長 元東京都教育庁指導部初等教育指導課長 元港区立小学校長
元全国連合小学校長会長 中央教育審議会初等中等教育部会臨時委員
(平成 19 ∼ 21 年)
坂井 二郎
博士(コミュニケーション学)/オクラホマ大学
修士(スピーチコミュニケーション学)/カリ
フォルニア州立大学
国際関係学学士/日本大学
課題研究Ⅰ・Ⅱ
異文化理解特論
教育学総論
オクラホマ大学大学院コミュニケーション研究科後期博士課程修了 立
教大学ランゲージセンター教育講師 元湘南工科大学コンピューター応
用学科非常勤講師
○異文化コミュニケーションの現象学的考察
○コミュニケーション教育
下出 美智子
文学博士/大阪大学
教育学修士/大阪教育大学
教育学士/大阪教育大学
教育学総論
教育方法学特論・演習
課題研究Ⅰ・Ⅱ
大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻博士後期課程修了 元大
阪教育大学教育学部附属養護学校文部教官教諭 元大阪教育大学教
育学部併任講師・第Ⅱ部併任講師 元ザルツブルク・モーツァルテウ
ム音楽大学招聘研究生
○音楽表現論
○音楽教育学
○芸術教育と福祉
菅原 健次
教育学士/埼玉大学
生徒指導特論・演習
元葛飾区教育委員会指導主事 元東京都教育庁体育部体育健康指導課
指導主事 元北区立東十条小学校長 公益財団法人日本学校体育研究
連合会理事 元東京都小学校体育連盟理事長 元東京都小学校体育
研究会会長
○特別活動、生徒指導論
○小学校体育授業づくり・保健体育科指導法
○学級経営・学校経営
宮坂 敬造
教育学修士/東京大学
教育学士/東京大学
教育臨床心理学特論・演習
認知心理学特論
課題研究Ⅰ・Ⅱ
東京大学大学院教育学研究科修士課程修了 同博士課程中退 慶応義塾大学
名誉教授(元同社会学研究科委員) 元大阪大学人間科学部助手 マッギル
大学社会・文化精神医学部門客員研究員 トロント大学ノースロップ・フラ
イセンター客員フェロウ 豪州クレイトン・日本研究センター客員研究員
○多文化コミュニケーション
○臨床教育学
○教育心理学
○教育文化人類学
古俣 龍一
博士(教育学)
/東京学芸大学
課題研究Ⅰ・Ⅱ
学級経営学特論
東京学芸大学大学院教育学研究科保健体育教育運動学講座修士課
程修了 元東京学芸大学非常勤講師 元武蔵野市立大野田小学校
教務主幹
○健康・スポーツ
○体育科指導法
宋 暁鈞
医学博士/名古屋大学
医学士/石河子大学
学校看護救急学特論
教育生理学特論
健康相談学特論
課題研究Ⅰ・Ⅱ
名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了 元中国新疆ウイグル
自治区(県立)人民病院内科・消化器内科専門医 元名古屋文理
短期大学非常勤講師 元名古屋医療福祉専門学校専任講師 元名
古屋福祉保育柔整専門学校専任講師
○教育生理学
○看護救急学
〇健康相談学
鈴木 収
教育学士/愛知教育大学
学級経営学特論
元愛知県教育委員会指導主事 元愛知県春日井市立高蔵寺中学校
長 元愛知県春日井市立八幡小学校長
○社会科授業づくり・社会科指導法
○教育法規
○生徒指導論
立松 英子
教育学博士/東京学芸大学
教育学修士/東京学芸大学
教育学士/横浜国立大学
臨床発達支援特論・演習
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了 前東京
都公立養護学校主幹 自閉症スペクトラム支援士 Expert 学校心
理士スーパーバイザー ガイダンスカウンセラー
○障害のある子どもの発達
○認知発達と行動障害との関係
○概念形成期の教材開発
柴田 隆史
博士(国際情報通信学)/早稲田大学
修士(人間科学)/早稲田大学
学士(人間科学)/早稲田大学
教育情報メディア演習
教育生理学特論
課題研究Ⅰ・Ⅱ
早稲田大学国際情報通信研究センター・助手 日本学術振興会・特別研
究員 PD(早稲田大学) カリフォルニア大学バークレー校 Vision Science
Program・ポストドクトラルフェロー
○人間工学
○情報通信技術の人への影響
○映像メディアの評価と応用
○次世代メディアの教育利用
榎本 ヒカル
博士(学術)
/奈良女子大学
修士(家政学)
/奈良女子大学
学士(家政学)
/奈良女子大学
環境教育学特論
課題研究Ⅰ・Ⅱ
奈良女子大学大学院人間文化研究科生活環境学専攻修了 元独立
行政法人労働安全衛生総合研究所作業条件適応研究グループ研究
員
○建築環境工学、特に快適な温熱環境
○住居学全般
○家庭科教育
片岡 浩
芸術学修士/東京藝術大学
芸術学学士/東京藝術大学
教育方法学演習
課題研究Ⅰ・Ⅱ
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了 元東京都立工芸高等学校教諭 元
秋田公立美術工芸短期大学有期限講師 元労働省・中央職業能力開発協会国家技
能検定試験委員 元ジュエリーコーディネーター資格制度委員会委員 元東京都優
秀技能者部門別審査会委員
○造形教育法
○美術・工芸教育法
○美術・工芸領域における素材と表現の関連性に関わる
研究
竹内 俊彦
工学博士/青山学院大学
工学修士/青山学院大学
工学士/青山学院大学
教育データ分析演習
課題研究Ⅰ・Ⅱ
青山学院大学大学院理工学研究科博士後期課程単位取得後退学 元
東京理科大学理学部第二部数学科非常勤講師 元早稲田大学大学院
人間科学情報科非常勤講師 元茨城大学大学教育センター講師
○教育工学(コンピュータを利用した教材開発・情報教育・
インフォーマル・ラーニング)
高橋 みどり
文学修士/群馬県立女子大学
文学士/慶應義塾大学
英文表現演習
群馬県立女子大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了 フェリス女学院大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士後期課
程単位取得満期退学 元群馬工業高等専門学校非常勤講師 元群
馬県立女子大学非常勤講師
○英文学・英米児童文学
○英語文献講読・英語表現
井草 玲子
応用言語学修士/英国国立エ
ディンバラ大学
文学士/京都女子大学
英文表現演習
課題研究Ⅰ・Ⅱ
英国国立エディンバラ大学大学院応用言語学科修士課程修了 元国立
エディンバラ大学東アジア研究学科助手 元帝京大学ダラーム分校講
師
○応用言語学
○英語教育学
○ EAP( 学術目的のための英語 )
別府 結起
修士( 英語科 教 授法)/ティー
チャーズカレッジコロンビア大学
文学士/跡見学園女子大学
文学士/ジョンソン州立大学
異文化コミュニケーション演習
アメリカ Teachers College Columbia University TESOL 専攻卒業 元学校法人太田国際学園ぐんま国際アカデミー設立準備委員会メ
ンバー・教員
○社会言語学
○イマージョン教育
○異文化理解
三澤 紘一郎
博士(教育学)
/ロンドン大学
修士(教育学)
/国際基督教大学
学士(経済学)
/上智大学
教育社会学特論・演習
ロンドン大学教育研究所政策と社会学部教育の基礎と政策研究学
科哲学専攻修了 ロンドン日本人補習授業学校常勤講師 国際基
督教大学教養学部教育学科非常勤副手
○教育哲学
○分析哲学
○認識論
石
修士(教育学)
/京都大学
学士(教育学)
/京都大学
学士(法学)
/早稲田大学
教育学総論
生徒指導特論・演習
学級経営特論
課題研究Ⅰ・Ⅱ
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻研究指導認定退学 元広域通信制・単位制高校 ECC 学園高等学校非常勤講師 元滋賀
県済生会看護専門学校非常勤講師
○教育思想
○臨床教育学
内藤 伊都子
博士(国際関係)
/日本大学
修士(国際学)
/日本大学
教養学士/日本大学
異文化理解特論
課題研究Ⅰ・Ⅱ
日本大学大学院国際関係研究科国際関係研究専攻博士後期課程修
了 元日本大学国際関係学部非常勤講師 元明治大学情報コミュ
ニケーション学部兼任講師 専門社会調査士 ○異文化コミュニケーションと多文化共生
○外国語学習とイメージ
田村 にしき
博士(学術)
/東京藝術大学
音楽学修士/東京藝術大学
音楽学士/東京藝術大学
教育方法学演習
課題研究Ⅰ・Ⅱ
東京藝術大学大学院音楽研究科音楽文化学専攻音楽教育学博士後
期課程修了 元東京藝術大学ティーチングアシスタント 元学術
振興会特別研究員(DC2)
○音楽教育学
○生涯教育、社会教育
小野 智一
修士(教育学)
/愛知教育大学
学士(教育学)
/愛知教育大学
教育社会学特論・演習
愛知教育大学大学院教育学研究科修士課程修了 筑波大学大学院
博士課程人間総合科学研究科単位修得満期退学 元福島大学教育
学部非常勤講師
○社会科教育(学校教育学教科教育)
○アメリカの社会科教育
舘 秀典
修士(工学)
/東京工業大学
学士(教育)
/愛知教育大学
心理統計学演習
学習理論特論
東京工業大学大学院社会理工学研究科人間行動システム専攻博士
課程単位取得退学 元信州大学特別研究員 元三井物産戦略研究
所研究員 教育テスト開発センター連携研究員
○教育工学(コンピュータを利用した教材開発・情報教育)
西脇 雅彦
学士(社会福祉)
/日本福祉大学
修士(教育学)
/愛知教育大学
学習困難児指導特論
臨床発達支援特論・演習
元愛知県立養護学校部主事 瀬戸市スクールカウンセラー 一宮
市特別支援教育巡回相談員 丹羽郡扶桑町療育講座講師 愛知教
育大学臨床総合センター研究協力員 元愛知県立大学特別支援教
育研究協力員 障害児施設療育アドバイザー 臨床発達心理士
○ASD幼児の発達支援
○軽度発達障害児の心理支援・不適応
鈴木 茂樹
修士(情報科学)
/中京大学
学士(情報科学)
/中京大学
教育データ分析演習
教育情報メディア演習
中京大学大学院情報科学研究科博士前期課程修了 愛知県立千種
高等学校非常勤講師
○総合領域
○情報学
山口 敬雄
修士(文学)
/筑波大学
文学士/成城大学
英文表現演習
筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程単位取得退学 元明
星大学非常勤講師
○英米児童文学
○アメリカ文学
○英文表現法
リハビリテーション修士/筑波大学
人文学士/和光大学
地域連携福祉教育特論
筑波大学大学院教育学研究科カウンセリング専攻リハビリテー
ションコース修士課程修了 元厚生労働省雇用均等児童家庭局児
童健全育成専門官
○児童・家庭福祉
○地域政策
○子育て支援、障害児福祉
○児童館の施設設備・運営に関する基準づくり
鈴木 美智子
修士(心身健康 科学)/人間
総合科学大学
家政学士/日本女子大学
健康相談学特論
元九州女子短期大学専攻科教授・養護教育学科長
○養護教諭の行う健康相談に関する研究
○健康相談学特論
中村 朋子
教育学修士/東京大学
衛生看護学士/東京大学
学校救急看護学特論
東京大学大学院教育学研究科(健康教育)博士課程中退 茨城大
学名誉教授 愛知東邦大学教授(2011 年3月まで)
○学校救急処置・看護とコミュニケーションについて
原 千恵子
博士(心理学)
/明星大学
心理学修士/青山学院大学
文学士/日本女子大学
人間関係特論
児童心理学特論
教育臨床心理学特論・演習
明星大学人文学研究科心理学専攻博士後期課程中退 元東京都心
理判定員(児童相談所・女性相談センター・職業適性相談所・知的
障害者更生施設・保育士養成学院)
元山野美容芸術短期大学教授
○臨床心理学
○芸術療法(描画・箱庭・音楽療法など)
○自律訓練法
○認知症高齢者心理療法
関口 恵美
修士(リハビリテーション)/筑
波大学
教育学士/早稲田大学
カリキュラム開発特論・演習
筑波大学大学院教育学研究科修士課程修了 元新潟家庭裁判所家
庭裁判所調査官 前国立コロニーのぞみの園企画調査部調査課長
○子どもの家庭・福祉教育
○社会教育リハビリテーションの教材開発
○臨床ソーシャルワークの教育カリキュラム開発
○障害児(者)の教育カリキュラム開発
鈴木 路子
○学校経営論とカリキュラムマネジメント
○社会科教育学
○生活科指導法
准教授
講 師
達也
■ 兼担・兼任教員
教 授
鈴木 雄司
講 師
※教員の所属キャンパスについてはお問い合わせください。 ※2016年度は変更になることがあります。
3
教育学研究科 教育学専攻
修士課程
■履修モデル
Master of Science in Education
パターン
1
[通学]
2年
【学 位】 修士
〔教育学〕
教育の今日的諸現象は、学際的あるいは多角的な視点から横断的にアプロー
チをしなければ解決できない状況にあるといってよいでしょう。特定の教育分
野と隣接する諸科学はもちろん、多岐にわたる学問領域を取り込むことによっ
て、新たな知見と方法論を発見・開発する必要があります。
教育学専攻のカリキュラムは、学校や家庭、地域が抱えるさまざまな課題
に対処するため、
〔教育学分野〕
〔養護教育・特別支援分野〕
〔心理臨床学分野〕
〔教育情報分野〕
〔英語・異文化教育分野〕から構成されています。また、夏期・
※3科目の中から、研究テーマにあわせて1科目を選択履修する。
パターン
2
春期休暇等を利用して、学部で体験した教育実習・介護体験等とは別な視点
に立って、児童相談所、鑑別所等への訪問等多様な社会体験を臨床教育学的
選択科目(20単位以上)
教育学分野から 6 単位修得
※3科目の中から、研究テーマにあわせて1科目を選択履修する。
教育学
分野
パターン
心理臨床学
分野
3
★開講キャンパス:伊勢崎・名古屋キャンパス
■通学課程2015年度伊勢崎キャンパス開講時間割(参考・次年度は変更する場合があります。)
[春 期]
1
−
−
−
2
10:45 ∼
12:15
−
地域連携福祉教育特論
(選択)
認知心理学特論
(選択)
臨床発達支援特論
(選択)
3
13:10 ∼
14:40
−
教育生理学特論
(選択)
学校救急看護学特論
(選択)
健康相談学特論
(選択)
教育社会学特論
(選択)
水
教育方法学特論
(選択)
時間
月
火
水
1
9:00 ∼
10:30
−
−
−
2
10:45 ∼
12:15
学習困難児指導特論
(選択)
カリキュラム開発演習
(選択)
−
3
13:10 ∼
14:40
教育情報メディア演習
(選択)
教育社会学演習
(選択)
臨床発達支援演習
(選択)
4
14:55 ∼
16:25
−
学習理論特論
(選択)
−
心理臨床学分野
教育情報分野
英語・異文化教育分野
教育学総論
課題研究Ⅰ
必修科目
教育生理学特論
人間関係特論
異文化コミュニケーション演習
※
異文化理解特論
英文表現演習
課題研究Ⅱ
木
金
−
−
教育学
分野
養護教育・特別支援
分野
心理臨床学
分野
カリキュラム開発特論
(選択)
学校現場の諸問題を考察
学校臨床場面における児童
教育病理現 象を分析し対
教育データ分析演習
(選択)
人間関係特論
(選択)
し対処 法を案 出するのに
生徒の発達課題や健康・安
処 法を探 求 。さらに教 育
−
適した学問領 域を主軸に
全に関する臨床教育現象を
臨床心 理学を研究してい
様々な教育関連科目を開
分析。教育環境を総合的に
くための実 験やデータの
講する。
把握し、問題解決のための教
統計的分析法を学ぶ。
木
金
環境教育学特論
(選択)
生徒指導演習
(選択)
異文化コミュニケーション演習
(選択)
−
教育方法学演習
(選択)
教育臨床心理学演習
(選択)
心理統計学演習
(選択)
−
−
異文化理解特論
(選択)
4
2 年次
教育学総論
(1年必修)
生徒指導特論
(選択)
英文表現演習
(選択)
学級経営学特論
(選択)
教育臨床心理学特論
(選択)
[秋 期]
時限
1 年次
臨床発達支援特論
教育臨床心理学特論
教育臨床心理学演習
健康相談学特論
児童心理学特論
認知心理学特論
教育データ分析演習
教育情報メディア演習 ※
学習理論特論
養護教育・特別支援分野
関連研究科目
選 択 科 目
修士〔教育学〕
時間
教育病理現象の解決法を臨床心理学の面から探求し、
問題解決につな
げる専門家の養成
教育学分野
修士論文審査・口頭試問合格
9:00 ∼
10:30
教育臨床心理学の専門家
科目区分
関連研究科目
教育情報分野 英語・異文化教育分野
時限
養護教育・特別支援分野
関連研究科目
必修科目(10単位)
各関連分野の教員が多角的な視点から教育学とは何か、教育学の現状と課
題等について講義します。また、研究課題の発見から資料(文献)収集ま
たは調査し、データを分析して論文を作成するまでの指導を受けます。
2 年次
環境教育学特論
地域連携福祉教育特論
教育生理学特論
学校救急看護学特論
健康相談学特論
学習困難児指導特論
心理臨床学分野
児童心理学特論
教育データ分析演習
教育情報メディア演習 ※
教育情報分野
学習理論特論
異文化コミュニケーション演習
※
英語・異文化教育分野 異文化理解特論
英文表現演習
教育学総論
課題研究Ⅱ
必修科目
課題研究Ⅰ
選 択 科 目
養護教諭専修免許状(希望者)
14:55 ∼
16:25
1 年次
臨床発達支援特論
教育学分野
(各一種免許状取得者のみ)
4
児童生徒の成長を支える教育環境を総合的に把握し、問題解決策を究
科目区分
と実践力を備えた人材を育成します。
火
養護教育・特別支援の専門家
明する専門家の養成
に包括して学びます。教育の専門家として、包容力と人間性豊かで、思考力
【取得資格】小学校教諭専修免許状(希望者)
2 年次
関連研究科目
題解決能力を備えた教育現場の中核教員、あるいは教育研究機関の教育
研究者等、わが国の教育分野の中核として活躍できる人材育成をめざす。
1 年次
学級経営学特論
生徒指導特論
教育社会学特論
生徒指導演習
教育学分野
教育方法学特論
カリキュラム開発特論
養護教育・特別支援分野 健康相談学特論
人間関係特論
心理臨床学分野
教育データ分析演習
教育情報メディア演習 ※
教育情報分野
学習理論特論
異文化コミュニケーション演習
※
英語・異文化教育分野 異文化理解特論
英文表現演習
教育学総論
課題研究Ⅱ
必修科目
課題研究Ⅰ
選 択 科 目
教育の目的
今日起きている様々な教育現場の教育現像の情報を収集し、実態を把
月
教育現場が抱える諸問題を分析し、解決策を究明する専門的知識・技術
をもつ専門家の養成
科目区分
握の上分析し、その問題を解決できる高度かつ専門的な教育研究能力と問
養護教育・特別支援
分野
教育学の専門家
児童心理学特論
(選択)
−
※3科目の中から、研究テーマにあわせて1科目を選択履修する。
育研究能力を身につける。
教育情報
分野
英語・異文化教育
分野
学校現場で教員が扱う様々な情報を的確
英語コミュニケーション理論とアメリカの
に把 握するためのデータ分析力、またメ
移民社会の教育事情から、わが国の教育
ディアを用いる新しい学習環境を提案・実
問題の解決策を探るとともに、英文資料
践できる力、情報科学の立場から学習の問
の読み方や英文の書き方を学ぶ。
題を見直す科学的基礎力を身につける。
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
■開講科目(予定)( ):単位数
必修科目
教育学総論(2)
養護教育・特別支援分野
学校教育の現場で出現する児童生徒等並びに職員の不定愁訴・
自傷・いじめ・虐待・不登校・薬物乱用など各種不適応行動な
ど心身のアンバランスから出現する教育臨床場面の現状分析に
よってその背景を探り、教育学的な個別対応や教育行政施策の
方向性を見出していくために、教育学、心理学、養護・発達支援、
教育情報及び、英語・異文化教育の各学問領域からのアプロー
チを試みる。そして、総合的な教育臨床力を身につけると共に、
教育学への新たな視点の導入を図る。
教育生理学
特論(2)
教育現象への生理学的アプローチとして、温熱・光・音など教室
内学習環境諸因子と児童生徒の心身状態との関連について分析・
考察をおこなうとともに臨床教育場面にどのように活かすかを考
える。生理生態学的視点に人間工学的アプローチも含める。
学校救急看護学
特論(2)
養護教諭を中心とした救命、応急手当、安静・休養、保健指導等
の対応をする保健事業。施設・設備、
救急薬品等消耗品などの予算、
行事、教職員の研修等の保健管理・運営。医療体制、教育委員会、
文科省等行政、財政、法律などの保健行政。これらの構造につい
て理解する。
健康相談学
特論(2)
今日では、ストレスなどによる心身症の低年齢化、心身不調が多く
なっている。心身不調を予防・回避し「よりよく生きる力」を体得す
ることが大切であり、養護教諭は理論的な背景を元に支援実践方法
を確立させる時期に来ている。このような現代的な健康課題につい
て文献研究を行い、
「私の健康相談論」を作り出すことを目的とする。
学習困難児指導
特論(2)
学習困難児の特性や研究の動向、学習上の困難と行動との関係など
を講義や文献講読を通して学び、児童精神医学、発達心理学等周辺
分野からの知見を取り入れながら、実態把握から課題設定・指導方
針につながるプロセスを学び、学習困難児に効果的な教育プログラム
の作成および実践研究の進め方についての知識・技能を身につける。
選択研究科目群
教育学分野
学級経営学
特論(2)
学年学級経営のための基本的な事項について明らかにするとと
もに、学年学級をマネジメントしていくべき観点を明らかにし、
心を豊かにする学年学級経営について探究する。
生徒指導
特論(2)
生徒指導は、学校教育の根幹を支える重要な教育活動であり、すべ
ての教師がすべての児童・生徒を対象に行うことが大切である。そこ
で本講義は、①生徒指導、②進路指導も含むキャリア教育、③教育
相談について、その理論的枠組みと現状及び課題について考察する。
生徒指導
演習(2)
①生徒指導②進路指導も含むキャリア教育③教育相談について、
理論的枠組みと現状および課題について考察した上で、児童・生
徒の臨床的問題行動を取り上げる。
教育社会学
特論(2)
現代の教育問題に焦点をあて、教育社会学的な観点から検討し、
現代日本の教育を相対化、客観化する。そのうえで、どのよう
な子育て支援や教育的支援が必要か、学校教育の現場にどのよ
うなフィードバックが可能かを探っていく。
教育社会学
演習(2)
教育社会学特論で学んだ教育社会学的思考法と知識を基礎と
し、各自の問題関心にしたがって、何らかの教育事象を選択し、
教育社会学の観点から考察・分析・研究発表を行う。
教育方法学
特論(2)
「知識基盤社会」といわれる現在、確かな学力の育成は喫緊の課
題である。そこでPISA調査や全国一斉学力調査の結果も踏ま
えて思考力・判断力・表現力等を問う読解力や記述式問題、知識・
技能を活用する問題の克服などについて検討する。
教育方法学
演習(2)
教育方法学特論で学んだことを基に各自の問題意識にかかわる
課題を設定してその解明を図ることで教材開発力、授業構想力、
教育評価力を高める。教育方法に関連する文献や資料を収集し、
それらの内容について吟味しこれからの学校教育の課題を解決
できる力量の形成をめざす。
カリキュラム開発
特論(2)
学校におけるカリキュラムは、教育全体において大きな影響を及ぼす。
本講では柴田義松『教育課程―カリキュラム入門』を輪読し、要約・
発表・ディスカッションすることで、
カリキュラムに関する理解を深める。
カリキュラム開発
演習(2)
カリキュラム開発に必要な資料や情報を収集し、カリキュラムの教
育的効果と課題について考察する。本学の教育理念を実現するた
めのカリキュラム案を開発し、課題の解決を提言する。
環境教育学
特論(2)
人間を取り巻く自然環境の保全と人工環境化との相互バランスは、
人間の生活生存、発育にとって、必要不可欠である。環境教育の教
育的意義を考え、理論構築と共に教育活動の実践力を身につける。
地域連携福祉教育
特論(2)
学校外教育の果たす役割や意義について、特定の地域をモデル
に調査を行い、地域と子どもたちの結びつきを把握する。さら
に、学校外での教育のあり方についてこれまでの研究と取組み
を踏まえてプランを作成する。
臨床発達支援
特論(2)
幼児期からの適切な発達支援はきわめて重要であり、多くの実
証研究がそれらの有効性を示している。本講義では、発達支援
を基本として、特別支援教育学に関連する理論や実証研究につ
いて学ぶ。それらを学校教育実践に活かすために、総合的に追
求することを目的とする。
臨床発達支援
演習(2)
発達障害の原因・治療および支援方法、虐待を受けた子どもへの
支援などの発達支援に関する膨大な研究や臨床報告から、各自が
その時点で一番興味のある研究テーマについて研究計画の立案を
試み、実行し、成果を発表し、討論する。
異文化コミュニケー
ション演習
(2)
昨今、日本の学校教育を受ける外国人児童生徒数が益々増加しつ
つある中で、異文化コミュニケーションを理論的、実践的に理解
することは現場の教員にとって非常に重要である。価値観や信念
の違いがもたらす異文化間衝突の原因やその対処法といった実践
的な領域を扱う。
教育臨床心理学
特論(2)
学校での適応不全、障害、苦悩など様々な問題についてその発生
原因、解決の方法について理解、分析する。さらに実践を通して得
られる体験を統合し、現場で表出される現象をどのように臨床心理
学の理論を使って説明できるかを研究し、研究成果を公表する。
異文化理解
特論(2)
アメリカの移民社会の教育状況には、わが国の教育現場の状況と
の共通点が多々みられる。文化の違いを超えて教師の資質や能力
はいかにあるべきか、教育はどのようにあるべきかを考察する。
教育臨床心理学
演習(2)
学校現場における様々な問題について対処する方法を具体的事
例を中心に理解し、援助するための実際的方法を体験的に習得
する。心理学の理論であるロジャーズの来談者中心療法、箱庭
療法、自律訓練法、認知行動療法、芸術療法などの実際的技術
の習得も演習の目的とし、教育実践のなかで心理学の知見を活
かす方法を身につける。
英文表現
演習(2)
英語で学術論文の要旨であるアブストラクト(Abstract)を書く
のに必要な事項を学習し、的確で、簡潔なアブストラクトが書け
るよう練習を積む。
心理臨床学分野
認知心理学
特論(2)
「認知」という「こころの働き」を中心として,心理学の基礎的な理
論や実験等について解説する。また本講義では、
「記憶」
「思考」
「学
習や社会性の発達」を柱に神経学的基盤となる脳の役割や働きに
ついても理解する。
人間関係
特論(2)
教育現場の人間関係について考察し、感情処理のスキル、攻撃
に対処するスキルの実際、集団に適用できるセカンドステップ
などの技法を習得する。実際的な人間関係能力を高めるために
社会的スキルの練習や訓練も行う。
児童心理学
特論(2)
ピアジェの発達心理学を中心に、認知心理学の観点から理解を
深める。発達心理学、児童心理学、統計分析に関する基礎的知
識を有していることを受講の条件とする。
心理統計学
演習(2)
修士論文を書くのに必要な統計技法を概説する。具体的には実
験や心理尺度等を用いて収集したデータの解析方法を学び、統
計解析ソフトを利用して実際のデータ分析を体得する。
関連研究科目
教育情報分野
教育データ分析
演習(2)
教育の現場に立つと、学生の試験データや、授業アンケートの結
果、研究会の報告書作成など、大量のデータを量的・質的に分析
し、報告書にまとめる作業が必要となる。そこで本講義では、さ
まざまな定性データの収集やその処理について学ぶ。社会調査士
資格認定科目【A】に相当する内容である。
教育情報メディア
演習(2)
インターネットを用いた e ラーニングやモバイル学習などの教育メ
ディアが学習に与える影響について、教育工学の分野の論文を中
心に解説する。各種メディアに応じたデジタルコンテンツの特性・
機能・意味を理解するとともに、マルチメディア社会における個人
の役割や、人間の感性へ与える影響などについても理解を深める。
学習理論
特論(2)
脳の工学的なモデルである人工ニューラルネットワークを用いて、
コンピュータに汎化能力をもたせる問題を数学的に論じる。すな
わち、問題の数学的定式化の仕方、その解法、得られた解の解釈
について論じる。また、丸暗記学習と汎化能力を獲得する学習の
関係についても論じる。
英語・異文化教育分野
修士論文
各自の課題研究に沿った文献、資料および調査、収集データを分
課題研究Ⅰ・Ⅱ
(各 4) 析・考察し、研究指導教員の助言・指導を受けながら、修士論文
を完成する。
5
心理学研究科 臨床心理学専攻
心理学研究科
※日本臨床心理士資格認定協会
第1種指定大学院(継続指定申請中)
臨床心理学専攻
博士課程 前期(修士)
「こころ」の悩みを持つ方に
適切な心理的援助ができる
実践力の高い
臨床心理の専門家を
養成します。
Master of Science in Clinical Psychology
博士課程 後期(博士)
PhD in Clinical Psychology
大学院心理学研究科長 教授
臨床心理士
博士(臨床心理学)
鶴 光代
本研究科の博士課程前期では、臨床心理士資格認定協会第1種指
定校のカリキュラムを整えて臨床心理士資格取得を目指している院生
元福岡教育大学助教授
秋田大学名誉教授
前跡見学園女子大学教授
日本臨床動作学会常任理事
日本催眠医学心理学会理事
の支援をすると同時に、心理的支援とケアの現場で専門的な知識と技
術を活用できる実践家を養成しています。授業はすべて少人数の双方
向対話型で行われ、
コミュニケーション力の育成が図られ、修了生は身
につけた対人関係スキルと態度を発揮して、学校や病院、企業のメンタ
ルヘルス部門、
官公庁の心理部門などで活躍しています。
人間がよりその人らしく生きていけるよう
力を尽くしたい方へ
が臨床実習の一環として学内にある附属臨床心理相談室でケースを担
本研究科は、院生一人ひとりに対応した指導を重視しています。院生
臨床心理士の仕事は、
「こころ」の問題で悩んでいる人々に対して臨床
当する際には、
一対一できめ細かな指導を行います。
また、院生は学内だ
心理学にもとづく理論や技術を用いて、心理的援助を行うところのもの
けでなく、
学外の病院や施設などでも実習を行い、
各自の目的や特性に
です。
その人の「こころ」を理解しながら、価値観を尊重しつつ、
その人に
応じた実習指導を継続して受けることができます。本研究科には臨床心
合った支援を行うことが求められます。仕事は簡単ではありませんが、人
理士資格を持つ教員や指導員が多数在籍していますので、院生はそれ
に関わり、人がその人らしく生きていけるように自己実現の手伝いをした
ぞれ、
自分自身の個性を生かし、身につけるべき専門性を高めることがで
いと考えている人には、
ぜひ本研究科で学んでいただきたいと思います。
きます。
充実の臨床心理士
資格試験対策
心理学総論特論
4月
臨床心理学専攻
博士課程前期
入学
臨床心理士資格を
もつ 教 員を中心に
チームティーチング
により、臨床心理士
に必要な心理学の
広範な知識を体系
的に教授する。
※スケジュールは予定です。
6
学内外で院生一人ひとりの希望に合わせた
親身な指導を行っています
3月
臨床心理学専攻
博士課程前期
修了
臨床心理学専攻博士課程前期では、臨床心理士試験合
格に向けさまざまなサポートを行っています。大学院修了後
も、秋に実施される試験に向けて筆記対策・面接対策講座に
参加。試験合格を強力にバックアップしています。
臨床心理士資格
試験対策講座
〔必須〕
10月
4月∼9月
1週目 土曜日
2週目 日曜日
3週目 土曜日
4週目 日曜日
(一次試験)
毎月4回実施。筆記試験
に向け過去問演習。
筆記試験
臨床心理士資格
試験対策講座
〔一次試験合格者
必須〕
11月
10月下旬 土・日曜日
11月上旬 土・日曜日
合 計4回実 施 。一次
試 験 合 格 者を対 象
に面接指導。
(二次試験)
口述面接試験
合格
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
2015年度 主な教授陣
担当科目 ●:臨床心理学専攻博士課程前期
●:臨床心理学専攻博士課程前期通信教育
●:臨床心理学専攻博士課程後期
教員名
■ 教 授
学位等/授与大学
担当科目
主な経歴
主な研究内容・指導領域等
博士(臨床心理学)/東京福祉大学
教育学修士/九州大学
学芸学士/福岡学芸大学
臨床心理面接特論
心理療法特論
臨床心理実習
課題研究
臨床心理学特別演習Ⅰ
・Ⅱ・Ⅲ
臨床心理学特殊研究
発達障害特殊研究
●
●
●
●●
●
●
●
九州大学大学院教育学研究科博士課程教育心
理学専攻退学 元跡見学園女子大学教授 秋田大学名誉教授 日本臨床動作学会常任
理事 日本催眠医学心理学会理事長 日本リハ
ビリテイション心理学会理事
○心理療法における体験様式に関する研究
○臨床動作法における援助技法と効果に関する研究
○催眠法における心理療法要因に関する研究
博士(臨床心理学)/東京福祉大学
文学修士/上智大学
文学士/上智大学
臨床心理学特論
障害者(児)心理学特論
課題研究
臨床心理学特別演習Ⅰ
・Ⅱ・Ⅲ
臨床心理学特殊研究
高齢者心理学特殊研究
●
●●
●●
●
●
●
上智大学大学院文学研究科教育学専攻博士課
程満期退学 前岩手県立大学大学院博士後期
課程社会福祉学研究科教授 岩手県こころのケ
ア研究会代表 元東京都老人総合研究所心理
学部門主任研究員 日本老年社会科学会評議
員 元日本心理学会機関紙編集委員
○老年心理学(老年期における知能とパーソナリ
ティについて)
石川 清子
教育心理学博士/ミシガン大学
教育心理学修士/ミシガン大学
特殊教育学修士/イースタンミシ
ガン大学
教育心理学特論
社会心理学特論
学校臨床心理学特論
臨床心理学研究法特論
家族心理学特論
課題研究
学校臨床心理学特殊研究
ミシガン大学教育学大学院教育心理学科博士
課程修了 元ミシガン大学教育学部教育心理学
科助手
○比較文化研究:異文化が人間行動に与える影響、
異文化不適応における人間関係パターンの比較
文化、異文化適応に於けるソーシャルサポート
等、
文化と人間行動を探求する研究
○学 校における人間関係と動 機づけに関する研
究:学習不適応児における人間関係と動機づけ、
家族関係と達成意欲、
子どものアイデンティティと
動機づけ等、
その因果関係を調査する研究
○エスノグラフィー・現象学的な質的研究法:多角
的領域に渡るデータ収集による質的な研究によ
る、
事例研究・参加観察に焦点を置いた研究
花村 誠一
医学博士/自治医科大学
学士(医学)/東京医科歯科大学
社会病理学特論
精神医学特論
臨床心理学特別演習Ⅰ
・Ⅱ・Ⅲ
精神医学特殊研究
元自治医科大学講師 前東京医科歯科大学助
教授 日本精神病理・精神療法学会理事 日本
病跡学会理事 日本芸術療法学会理事 精神
保健指定医 精神科専門医
○DSM−Ⅳにもとづく精神疾患の実証的研究−
症状の測定と理論−
○精神疾患に対するシステム論的アプローチ−健
康の向こう側へ−
○精神障害者福祉における患者の自己決定権−
判断能力の評価法−
心理学部長
博士(臨床心理学)/東京福祉大学
文学修士/日本大学
文学士/日本大学
臨床心理面接特論
心理療法特論
臨床心理実習
課題研究
家族療法特殊研究
東京福祉大学大学院心理学研究科臨床心理学
専攻博士課程修了
○病的傾向のあるクライエントへのセラピーでは
なく、心の成長をめざす開発的カウンセリング
に属する領域、
すなわちサイコエディケーション
に資するもの
○開発的カウンセリングに関するもの
○場面領域:学校教育、家庭、職場
○理論領域:来談者中心療法、論理療法、交流分
析
太田 信夫
教育学博士/名古屋大学
教育学修士/名古屋大学
教育学士/愛知学芸大学
心理学研究法特論
発達心理学特論
臨床心理学特別演習Ⅰ
・Ⅱ・Ⅲ
教育心理学特殊研究
認知心理学特殊研究
名古屋大学大学院教育学研究科博士課程教育心理学
専攻満期退学 前筑波大学大学院人間総合科学科教
授 筑波大学心理学研究科長・人間学類長・第二学群長
(指定職)
・名誉教授 元放送大学教授 前学習院大学
大学院人文科学研究科教授 日本認知心理学会初代理
事長 日本心理学諸学会連合検定局長 学校心理士
○認知心理学、
特に記憶の領域
○教育心理学、
特に学習の領域
鈴木 康明
博士(臨床心理学)/東京福祉大学
教育学修士/筑波大学
教育学士/早稲田大学
文学士/早稲田大学
喪失の悲しみへの援助 ●●
芸術療法特論
●●
課題研究
●●
東京福祉大学大学院心理学研究科臨床心理学専攻博
士課程退学 筑波大学大学院教育研究科カウンセリン
グコース修了 元東京外国語大学留学生日本語教育セン
ター助教授 前国士舘大学文学部・人文科学研究科教授
○臨床死生学
○遺族ケア
○芸術療法
教育学修士/信州大学
社会学士/東洋大学
臨床心理学特論
臨床心理実習
臨床心理基礎実習
心理学総論特論
課題研究
●
●●
●●
●●
●●
信州大学大学院教育学研究科修了 元富山県
総合 教育センター客員研 究 主事 元富山県ス
クールカウンセラー
○学校における児童・生徒、
保護者、
教員に関するこ
とで、
治療的なものよりも教育的視点にたったか
かわりについて 具体的には、
人間関係づくり・ク
ラスづくり
(対人関係ゲーム・クラスで行うソーシャ
ル・
スキル・
トレーニング)
・教員のストレス・適応指
導教室 など
○理論領域:行動療法、
来談者中心療法、
システム
ズ・
アプローチ
新井 雅人
修士(人間科学)/早稲田大学
学士(人間科学)/早稲田大学
臨床心理実習
●●
心理学総論特論
●●
臨床心理基礎実習 ●●
早稲田大学大学院人間科学研究科健康科学専
攻博士課程単位修得満期退学
○臨床心理学
○実験心理学
岡本 香
博士(心理学)/広島大学
修士(社会学)/静岡大学
学士(社会学)/静岡大学
心理統計法特論 ●●
心理学総論特論 ●●
広島大学大学院教育学研究科学習開発専攻博
士課程後期修了 元東海学院大学健康福祉学
部総合福祉学科助教
○社会心理学:コンピュータを介したコミュニケー
ション(CMC)
における対人認知・対人コミュニケー
ションの心理的機制
大島 朗生
博士(臨床心理学)/東京福祉大学
修士(文学)/立正大学
学士(哲学)/立正大学
臨床心理査定演習 ●
臨床心理基礎実習 ●●
心理学総論特論
●●
東京福祉大学大学院心理学研究科博士課程後
期修了 元NPO東京教育カウンセリング研究所
カウンセリング部長
○心理療法
○心理アセスメント
○学生相談
加藤 宏一
博士(心理学)/セントラルミシガン大学
修士(心理学)/セントラルミシガン大学
学士(心理学)/南イリノイ大学
心理学総論特論
●●
セントラルミシガン大学大学院応用実験心理学
科認知心理学専攻博士課程修了 セントラルミ
シガン大学心理学部兼任教員
○認知心理学:学習と記憶
○記憶に関する実験的研究:忘却と抑制機能、記
憶高進、メタ記憶、記憶と感情、記憶と加齢
齋藤 瞳
博士(心理学)/同志社大学
修士(臨床心理学)/神戸女学院大学
文学士/同志社大学
臨床心理査定演習 ●
臨床心理実習
●●
心理学総論特論
●●
同志社大学大学院文学研究科心理学専攻博士
課程後期課程修了 元同志社大学こころの生涯
発達研究センター特別研究員 医療心理士
○心理療法におけるエビデンス・ベースト
○ストレス性疾患・生活習慣病を対象とした心身
医学的介入
○チーム医療における心理士の役割
松坂 秀雄
修士(臨床心理学)/東京福祉大学
心理学士/早稲田大学
臨床心理実習
●●
心理学総論特論
●●
臨床心理関連行政論 ●●
元神奈川県相模原児童相談所心理判定員 元
神奈川県福祉部障害福祉課主事 元東京工科
大学学生相談室カウンセラー 現在横浜市教育
委員会カウンセラーアドバイザー
○集中的グループ体験におけるファシリテーショ
ンの在り方
○不登校児童・生徒に対する心理的支援
心理学研究科長
鶴 光代
臨床心理士
臨床心理相談室長
中里 克治
臨床心理士
臨床心理士
手島 茂樹
臨床心理士
●●
●●
●●
●●
●●
●●
●
●●
●●
●
●
●
●
●
●●
●
●●
●●
●
●
●
■ 准教授
大澤 靖彦
臨床心理士
■ 講 師
臨床心理士
臨床心理士
臨床心理士
臨床心理士
※2016年度は変更になることがあります。
臨床心理士試験 臨床心理士試験合格率72.2%!
合格実績 (全国平均60.4%)
本学の臨床心理学専攻博士課程前期修了者18名が平成26年度臨床心理士資格認定試験を受験し、
13名が合格しました。合格率は72.2%で、全国の60.4%を大きく上回りました。
7
心理学研究科 臨床心理学専攻
博士課程 前期(修士)
※日本臨床心理士資格認定協会
第1種指定大学院(継続指定申請中)
Master of Science in Clinical Psychology
[通学・通信教育]
2年
※通信教育課程で臨床心理士受験資格を取得する場合、
3年間の履修が必要です。
【学 位】
修士〔臨床心理学〕
■開講科目(予定)( ):単位数
教育の目的
「こころ」の「やまい」や不適応状態の早期発見、早期援助、予防や
教育的カウンセリングに精通し、こころの問題や葛藤に苦しむ人々に、
レベルの高い臨床心理技術と福祉の心を持って適切に対応できる質の
高い人材の養成をめざす。
人間行動のメカニズムへの理解を深め、臨床心理査定・心理療法・カウンセリング
必修研究科目群
臨床心理学特論(4)
心理臨床の基礎となるような理論概念を、治療とアセス
メントとの両面から整理していく。
臨床心理面接特論(4)
臨床心理学の理論に基づいた面接法について考察し、
その理論と実際の心理臨床技法の習得をめざす。
臨床心理査定演習(4)
臨床心理学の専門家として必要な心理査定の技術の基
礎を演習によって習得する。
臨床心理基礎実習(2)
臨床心理の専門家として、必要なかかわり技法の基礎
を実習する。
臨床心理実習(2)
本学附属臨床心理相談室や学外実習施設において、臨
床心理の専門家として必要なかかわり技法及び倫理的
問題について実習する。
課題研究(4)
実践活動や先行研究・文献の考察から生じる各自の
問題意識に基づいて、リサーチを行う。はじめに研
究計画書を作成し、指導・助言を受けながら、論文
を作成する。
等を訓練します。さらに本学附属臨床心理相談室をはじめ、病院・施設等の学外実習
施設で、
継続して実習を行い、
臨床心理のさまざまな場面について、
スーパービジョン
(指
導・助言)
を受け、臨床心理士をめざし、実践的な臨床心理学を学びます。
【取得資格】 臨床心理士受験資格
︿修士論文執筆﹀
臨床心理・カウンセリング技法の基礎訓練を行って
人間行動のメカニズムなどを理解します。
選択研究科目群(10 単位)
科目群から 10 単位以上を修得し、
研究領域への理解を深めます。
課題研究︵ 単位︶
必修研究科目群(16 単位)
4
修士論文審査・口頭試問合格
修士〔臨床心理学〕
★開講キャンパス:伊勢崎キャンパス
選択研究科目群
心理学研究法特論(2)
心理学を構築している研究法について体系的に学び、
修士論文の作成ができるよう指導する。
心理統計法特論(2)
修士論文作成に必要な高度な統計技法を学ぶ。
臨床心理学研究法
特論
(2)
エピソード記述法、再記述法など、最も基本的な質
的研究方法の意義と方法を学ぶ。
教育心理学特論(2)
教育心理学の心理学的視点、基礎領域について概説
し、最近の教育心理臨床にみられる諸事例を取り上げ
考察・分析する。
発達心理学特論(2)
乳幼児期、幼児期、児童期、青年期、成人期、老年期
の各発達時期にどのような心理的問題があるか、またそ
の対処法を学習することを目標とする。
社会心理学特論(2)
「社会的存在としての人間」の諸側面を心理学的観点か
ら考察する。
社会病理学特論(2)
人間のライフコース上に生じる多様な生活障害の自力克服と
その社会的支援のための「知と技」を探求し演習を行う。
家族心理学特論(2)
家族支援の状況と今後のあり方について、現在の社会状況
と関連させながら分析・研究する能力を養う。
臨床心理関連行政論
(2)
臨床心理関連の法令を学ぶとともに、臨床心理職員の役割
と機能、対象者との関係、特に人権やプライバシー等につ
いて、講義、事例研究を通じて、理解を深め、実践的な対
応に必要な姿勢の涵養に努める。
精神医学特論(2)
本来的に目に見えない人間精神の病に、精神と医学の
知見から接近していく。
障害者
(児)
心理学
特論
(2)
障害の分類を基本に学び、障害者の心理について考察を深め、
障害者に対しての心理的な援助の技術を体得する。
心理療法特論(2)
心理療法のさまざまな療法(技法)
を概観するとともに、
言語による治療の限界と可能性を探る。
学校臨床心理学特論(2)
臨床心理学が学校という場でどのような役割を果たし得
るのか考究する。
喪失の悲しみへの援助(2)
死別体験がもたらすものに焦点をあて、悲嘆カウンセリン
グによる援助の可能性と限界について考察する。
芸術療法特論
(2)
芸術療法の持つ治療的役割と意義とあわせ、心理ア
セスメントとしての機能についても言及する。
心理学総論特論(2)
臨床心理士に必要な広範な心理学領域における知識
を体系的に学ぶとともに、臨床心理士としての実践
活動に必要な考え方・視点を修得する。
■通学課程2015年度開講時間割(参考・次年度は変更する場合があります。)
[春 期]
時限
時間
9:00 ∼
10:30
10:45 ∼
12:15
月
3
13:10 ∼
14:40
−
4
14:55 ∼
16:25
−
喪失悲しみへの援助
(選択)
5
16:40 ∼
18:10
−
芸術療法特論
(選択)
臨床心理基礎実習
(1年必修)
臨床心理実習
(2年必修)
−
教育心理学特論
(選択)
−
火
水
木
金
土
1
2
−
−
火
水
木
金
土
臨床心理査定演習 社会心理学特論
−
−
−
(1 年必修)
(選択)
臨床心理学特論 臨床心理査定演習 臨床心理面接特論
−
−
(1年必修)
(1年必修)
(1 年必修)
社会病理学特論 障害者(児)心理学特論 心理学総論特論
臨床心理学特論
精神医学特論
(選択)
(選択)
(選択)
(1年必修)
(選択)
臨床心理基礎実習
(1年必修)
臨床心理実習
(2年必修)
−
臨床心理学研究法特論 心理学総論特論
(選択)
(選択)
[秋 期]
時限
時間
月
2
10:45 ∼
12:15
−
3
13:10 ∼
14:40
−
4
14:55 ∼
16:25
−
5
16:40 ∼
18:10
−
心理療法特論
家族心理学特論 臨床心理面接特論
−
−
(選択)
(選択)
(1年必修)
心理学研究法特論
臨床心理関連行政論 学校臨床心理学特論 心理学総論特論
−
(選択)
(選択)
(選択)
(選択)
発達心理学特論
(選択)
−
臨床心理基礎実習
(1年必修)
臨床心理実習
(2年必修)
臨床心理基礎実習
(1年必修)
臨床心理実習
(2年必修)
−
心理統計法特論
(選択)
心理学総論特論
(選択)
−
−
−
※ 通信教育のスクーリングスケジュール例は p.21 をご参照ください。
東京福祉大学附属臨床心理相談室
12名の臨床心理士で
地域の皆様の心理教育相談を受け付けています。
主な活動は以下のとおりです。
(1)
一般市民および各種機関を対象とする心理教育相談
(2)
臨床心理分野における研究活動
TEL.0270-40-3181 FAX.0270-40-3182
URL http://www.tokyo-fukushi.ac.jp/CPCC
8
※ 選択科目は、年度により開講されないことがあります。
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
博士課程 後期(博士)
PhD in Clinical Psychology
[通学のみ]
3年
【学 位】
博士〔臨床心理学〕
教育の目的
研究指導科目6単位を含め必修10単位、選択6単位以上修得
臨床心理学に関するより高度な研究と教育を体系的に実践し、臨床
心理学に関わる高度職業人、カウンセラーの指導者並びに研究者を養
成する。
臨床心理学分野
関連科目分野
臨床心理学の最近の研究動向を講述すると
ともに、カウンセラーの職業倫理や臨床心理
士をめぐる社会的状況を考究します。
心理学を研究する上で必要なデータの統計
的分析方法や、精神医学の基礎を修得する
ことができます。
臨床心理学専攻博士課程後期(博士)では、臨床心理学専攻博士課程前期(通
学・通信教育)との一貫した教育研究体制により、臨床心理学の分野における
研 究 指 導
研究指導教員のもとで、博士論文を完成させることを目標に各自の研究を進めます。
研究と教育をさらに進めます。
博士論文審査・口頭試問合格
■開講科目(予定) ※ の科目は必修、( ):単位数
科目
区分
授業科目の名称
講義等の内容
研究指導︵博士論文︶
臨床心理学
特別演習Ⅰ(2)※
研究指導教員の指導を受けながら研究テーマについて、また構想
臨床心理学
特別演習Ⅱ(2)※
研究テーマに沿って、調査・面接・実験などを行い、データ収集
および内容を明確にし、研究計画を立て、研究に取り組んでいく。
等を進め、研究の具体的内容について指導を受ける。また、博
士論文の構成についても検討を行う。
臨床心理学
特別演習Ⅲ(2)※
博士〔臨床心理学〕
★開講キャンパス:伊勢崎キャンパス、池袋キャンパス
■履修モデル
パターン
1
研究指導教員から、研究の分析方法、論文作成の方法について各自
主要な心理療法、カウンセリング技法について比較研究し、その
臨床心理査定
特殊研究(2)
臨床心理査定の中心になっている心理検査法の信頼性、
妥当性、
学校現場における多くの臨床事例を臨床心理学の上から分
析・評価し、理論的に論証するとともに、実践経験を積み重ね、
学校臨床心理分野のリーダー的存在として活躍したい方など
の研究をもとに指導を受け、博士論文を完成させることを目標にする。
臨床心理学
特殊研究
(4)※
学校臨床心理の専門家養成
1 年次
科目区分
臨床心理査定
特殊研究
教育心理学特殊
研究
関連学問分野
_
_
─
研究指導
臨床心理学
特別演習Ⅰ
臨床心理学
特別演習Ⅱ
臨床心理学
特別演習Ⅲ
臨床心理学分野
臨床場面での活用利用について事例検討を行う。
高齢者心理学
特殊研究(2)
高齢者を対象とした心理臨床の実践のための最新の専門知識を
3 年次
学校臨床心理学
特殊研究
長所・短所について論述する。また、事例研究も行う。
実用性について比較研究し、主な長所短所を分析する。そして、
2 年次
臨床心理学
特殊研究
_
習得する。講義では演習形式もとり入れながら、心の加齢現象
臨床心理学分野
を正常な加齢と病的な加齢の両面から探求してゆく。
教育心理学
特殊研究
(2)
教育心理学に関する最近の知識の習得、実際的な研究遂行能
力や教育心理学的考え方の精練を本授業の目的とし、教育心理
学の研究能力をより向上させる。
学校臨床心理学
特殊研究(2)
学校生活においても見逃せない子どもの生活環境の多文化化
生涯発達を視野に入れた臨床心理領域の専門的知識や、
臨床心理学的関わりの実践能力を高めたい方など
科目区分
臨床心理学分野
比較的メジャーな心理療法、あるいは歴史的にみて重要と
思われる心理療法について解説。また、近年重要視されて
いるポジティブ心理学の考え方を随時取り入れて解説する。
家族療法
特殊研究
(2)
2
生涯発達心理臨床の専門家養成
は、人間の性格・行動特性に対しどの様な影響を与えるのか、臨
床心理学的見解に基づいて対応のあり方を明らかにする。
心理療法
特殊研究(2)
パターン
家族内の人間関係の質は、人間の成長・発達に欠かせない
ものである。ここでは家族療法の 3 つの立場を通して、
理論・
関連学問分野
研究指導
1 年次
臨床心理学
特殊研究
2 年次
3 年次
_
_
_
認知心理学
特殊研究
─
臨床心理学
特別演習Ⅰ
臨床心理学
特別演習Ⅱ
臨床心理学
特別演習Ⅲ
高齢者心理学
特殊研究
実践とその課題を学ぶ。
関連学問分野
認知心理学
特殊研究
(2)
認知心理学の国際的な研究動向の把握、認知心理学実験の遂
心理統計法
特殊研究
(2)
実験や調査に基づく実証的データに直面した際の統計的分析手
精神医学
特殊研究(2)
行能力と認知心理学的思考能力の向上を、主な目的とする。
法について講述する。
精神医学における分類、病因と治療の方法を身につけ、精神療法、治療者
̶患者関係、メンタルヘルスについて実際の事例に基づいて研究を進める。
9
社会福祉学研究科 社会福祉学専攻
社会福祉学研究科
科学的・実証的な研究を
実践で活用できる
世界基準の
ソーシャルワーカーを
養成します。
社会福祉学専攻
博士課程 前期(修士)
Master of Social Welfare
経営福祉コース
Social work, Business Management Major
博士課程 後期(博士)
PhD in Social Welfare
大学院社会福祉学研究科長
社会福祉学部長 教授
医学博士
植地 正文
元横浜市立大学医学部助教授(小児科)
元関東逓信病院小児科副部長
元鳥取大学医療技術短期大学部教授
元埼玉県立衛生短期大学保育科教授
元日本赤十字看護大学・研究科教授
科学的な調査・研究方法を
ソーシャルワークにも導入します
社会福祉実践を計画的・効率的に
行うためには、職場環境を整え、
優れた経営・管理能力を持った
上級のソーシャルワーカーが必要です。
現在の日本の社会福祉現場
(施設・機関、
病院、
学校、
地域包括センター
など)
や福祉行政分野では、
優れた中間管理職のソーシャルワーカーが求
められています。
それは、
社会福祉の理論と技術、
福祉マインドを持つと同
時に、組織運営のノウハウを取得した人達です。本研究科では、経営福祉
コースを設置しています。
また、
本研究科通信教育課程では、
「認定社会福
祉士」研修科目のうち、
6科目を修得することができます。
大学院社会福祉学研究科では、
社会の要請に応えることができる優秀
なソーシャルワーカーの養成をめざしております。
欧米諸国の社会福祉は、約100年にわたって科学的実践の発展に努
めてきました。
そして、
実証的な研究によって科学的に証明された客観的
なデータを、現場でのソーシャルワークに積極的に活用しています。
これ
が、
世界的に社会福祉研究の潮流となっているEBP
(Evidence-BasedPractice;科学的根拠に基づく実践)
です。
本研究科では、
このEBPを探求する理論構築の姿勢を開学以来の伝
統として持ち続けております。
このような世界基準の科学的な調査・研究
方法を習得することは、
これからの日本の社会福祉の担い手、
とりわけその
リーダーになる人達には欠かせないことです。
本研究科で学ぶことで、
自分が実践しているソーシャルワークがどのよう
な効果をもたらすのかを、
常に状況を観察しながら科学的に検証できる力、
研究者として活躍できる力を身につけることができます。
10
通信教育課程で認定社会福祉士研修プログラム開設
平成25年度から、以下の6科目が社団法人認定社会福祉士認証・認定機構による
認定社会福祉士研修科目の必修科目(共通専門科目)となりました。
認定社会福祉士研修科目名
ソーシャルワーク理論系科目Ⅰ
権利擁護・法学系科目Ⅰ
サービス管理・経営系科目Ⅰ
地域開発・政策系科目Ⅰ
実践評価・実践研究系科目Ⅰ
研修名(本学開講科目)
社会福祉援助技術特論
社会福祉援助技術演習
社会福祉法特論
福祉マネジメント特論
地域福祉特論
社会福祉研究法特論
認証番号 単位
20120034
2
20120035
2
20120036
2
20120037
1
20120038
1
20120039
1
※認定社会福祉士登録申請条件を満たすための研修科目のすべてを、本大学院において修得できる
わけではありませんので予めご了承ください。
※研修を受講するためには、
社会福祉士資格並びに社会福祉士としての実務経験を有することが条件
となります。
※本学大学院通学課程の科目は認定社会福祉士研修科目ではありません。通学課程の院生が研修
科目の受講を希望する場合は、通常の授業とは別に、通信教育課程で開講される講義を受講する
必要があります。
※認定社会福祉士…認定社会福祉士認証・認定機構が認定する社会福祉士の上級資格。資格取得
には、
同機構が認定する研修プログラム
(指定科目)全てを受講し、
なおかつ実務経験(5年以上)を
有する必要があります。詳しくは本学通信教育課(tel.0270-20-3674)
までお問い合わせください。
※認定社会福祉士制度の詳細につきましては、認定社会福祉士認証・認定機構のホームページ
(http://www.jacsw.or.jp/ninteikikou/)をご参照ください。
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
2015年度 主な教授陣
担当科目 ●:社会福祉学専攻博士課程前期
●:社会福祉学専攻博士課程前期通信教育
●:社会福祉学専攻博士課程後期
教員名
学位等/授与大学
担当科目
主な経歴
主な研究内容・指導領域等
学長
藤田 伍一
博士(社会福祉学)/東京福祉大学
社会学修士/一橋大学
経済学士/山口大学
社会福祉研究法特論
課題研究
一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修
得満期退学
一橋大学名誉教授
前一橋大学大学院社会学研究科教授
○社会保障・政策、年金
○医療・介護保険
副学長
博士(社会福祉学)/東京福祉大学
法学士/京都大学
社会福祉法特論
福祉マネジメント特論
課題研究
元経済企画庁総合計画局計画官 元社会保
険庁企画・年金管理課長 元内閣府経済社会
総合研究所総括政策研究官
○社会保障制度
(医療・介護・年金)
のあり方・政策
論について
○児童健全育成と社会保障制度の関わりについて
○高齢者の住宅資産の経済的活用による老後設計
費獲得方法について
小田 憲三
社会学博士/関西学院大学
社会学修士/関西学院大学
社会学士/関西学院大学
社会福祉原理特論
児童福祉特論
課題研究
関西学院大学大学院社会学研究科社会福祉
学専攻修士課程修了 元川崎医療福祉大学
学長補佐兼教授 元大阪市立大学教授
○社会福祉原理と社会福祉実践の関係
○イギリスの社会福祉の理論と動向
○児童福祉の理論と現状分析
○対人福祉サービスの方法と政策
洪 金子
社会福祉学博士/日本女子大学
文学修士/梨花女子大学
社会事業学士/梨花女子大学
海外福祉事情特論
国際福祉特殊講義
社会福祉援助技術演習
社会福祉研究法特論
社会福祉援助技術論特殊講義
課題研究
日本女子大学大学院文学研究科社会福祉学専
攻博士課程修了 韓国・鮮文大学元社会福祉
学科長・学生生活研究所長
○対象者・問題別:家族・女性問題 (DV、依存症
と共依存 )・青少年問題 ( 非行、家庭内暴力 )
○方法論:家族療法、グループワーク、ケースワー
ク、交流分析、国際比較
○特別分野:司法福祉、スクールソーシャルワーク
花村 誠一
医学博士/自治医科大学
学士(医学)/東京医科歯科大学
精神医学特論
精神保健福祉特論
精神保健福祉論特殊講義
社会病理学特論
課題研究
社会福祉研究法特論
元自治医科大学精神医学教室講師 前東京
医科歯科大学大学院精神行動医科学分野助
教授 精神保健指定医 精神科専門医・指
導医 ○ DSM ̶Ⅳにもとづく精神疾患の実証的研究̶症
状の測定と理論̶
○精神疾患に対するシステム論的アプローチ̶健
康の向こう側へ̶
○精神障害者福祉における患者の自己決定権̶判
断能力の評価法̶
先崎 章
医学博士/東京医科歯科大学
医学士/東京医科歯科大学
精神科リハビリテーション特論
課題研究
精神保健学特論
元埼玉県総合リハビリテーションセンター
地域支援担当部長 精神科専門医 リハビ
リテーション科専門医 てんかん専門医
○脳損傷後の高次脳機能障害
○中途障害による身体障害者の障害適応過程
○自殺未遂による身体障害者の支援
金 貞任
学術博士(老年学)/お茶の水女子大学
行政学修士/韓国漢城大学
行政学士/韓国放送大学校
高齢者保健福祉特論
社会福祉調査統計特論
課題研究
社会福祉研究法特論
高齢者福祉特殊講義
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博
士課程修了 東京都老人総合研究所長寿科
学リサーチレジデント
○日 韓 の 高 齢 者 の 介 護 に つ い て ( 介 護 保 険
サービスと関連して )
○日韓の介護保険と制度について
○東アジアの家族サポートについて
○終末期のケアについて
岡田 広司
博士(国際公共政策)/大阪大学
修士(経済学)/名古屋市立大学
学士(工学) /岐阜大学
オーガニゼーション特論
課題研究
社会福祉経営特論
大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課
程修了 元名古屋市立大学大学院経済学研
究科教授 武漢市立江漢大学客員教授 中
国山東省桜山日本語学校校長
○経営学、経営管理、経営戦略
○商品開発(新事業創造論)
○マーケティング
○経営組織
城田 吉孝
商学修士/愛知学院大学
商学士/愛知学院大学
マーケティング特論
課題研究
福祉マネジメント特論
非営利企業特論
愛知学院大学大学院商学研究科商学専攻博
士課程単位取得満期退学 前愛知学泉大学
経営学部教授 前愛知学泉大学経営研究所
所長
○マーケティング・流通:米の流通制度
○中小企業のコンプライアンスに関する調査
研究
○リスクマネジメントに関する調査
田中 正秀
学術博士/東京工業大学
政策メディア学修士/慶應義塾大学
工学修士/日本大学
学士(商学)/慶應義塾大学
社会福祉経営特論
課題研究
東京工業大学大学院社会工学研究科博士課
程修了 元筑波大学大学院准教授 米国国
務省人物交流プログラム「2009 IVLP 情報
公開法チーム」日本代表メンバー
○環境政策
○都市計画
○経営戦略
尹 文九
法学博士/筑波大学
法学修士/筑波大学
行政学修士/明知大学
行政学学士/明知大学
地域福祉特論
課題研究
●●
●●
筑波大学大学院社会科学研究科博士後期課
程修了 前祥明大学大学院社会福祉専攻講
師
○高齢者福祉および政策(介護保険制度など)
○地域福祉と福祉計画
○福祉行政
武田 嘉孝
商学修士/愛知学院大学
商学士/愛知学院大学
管理会計特論
財務会計特論
課題研究
情報処理特論
●●
●●
●●
●
愛知学院大学商学研究科大学院博士課程後
期単位取得退学 元聖徳学園女子短期大学
商経学科教授・同学科長 前岐阜聖徳学園
大学・大学院教授 岐阜聖徳学園大学名誉
教授
○会計学、簿記、経営分析
○事業における人的資源管理
○グローバル市場での経営戦略
○経営戦略の事例研究
田代 幹康
Filosofie magisterexamen
(International Master in Social Work) /スウェーデン国
立 Göteborg 大学
修士(リハビリテーション)/
筑波大学
社会学士/東北福祉大学
社会福祉援助技術特論 ●
社会福祉援助技術演習 ●●
ス ウ ェ ー デ ン 国 立 Göteborg 大 学 The
International Master of Science in Social
Work,Department of Social Work 修了 筑
波大学大学院教育研究科カウンセリング専
攻リハビリテーションコース修士課程修了
元情緒障害児短期治療施設勤務、元障害
者支援施設勤務、元群馬社会福祉 ( 現 : 群馬
医療福祉 ) 大学講師
○スウェーデン知的障害者福祉
○「障害者関連法制施策にみられるノーマラ
イゼーションの理念」―スウェーデンと日
本の比較―
○社会生活力プログラム
○「スウェーデンとデンマークにおける社会
生活力プログラムの実践について
田中 利光
博士(社会福祉学)/首都大学東京
修士(社会福祉学)/日本社会事業大学
学士(社会福祉学)/鹿児島経済大学
社会福祉援助技術特論
課題研究
首都大学東京大学院人文科学研究科社会行
動学専攻博士後期課程修了 元社会福祉法
人柚の木福祉会知的障害者福祉工場設立準
備室総支配人
○福祉思想・思想史(とくに欧米を中心に)
○ソーシャルワークの価値と倫理
○ソーシャルワーク実践史(とくに欧米にお
ける女性の活動を中心に)
長谷川 行雄
社会学修士/東洋大学
文学士/和光大学
精神保健福祉援助技術各論特論
精神保健福祉援助技術総論特論
東洋大学大学院社会学研究科修士課程修了
前板橋区立保健所精神保健福祉相談員
○アルコール依存症
○アルコール依存症回復へのアプローチ
大山 勉
社会福祉学博士/首都大学東京
社会福祉学修士/東京都立大学
文学士/東京都立大学
精神保健福祉援助演習
東京都立大学社会福祉学大学院博士課程単
位取得満期退学 元東海学院大学教授 元
川崎市健康福祉局職員
○精神障害者リハビリテーション
○リカバリー理念と支援のあり方
○精神障害者の就労
佐々木 貴雄
博士(社会学)/一橋大学
修士(社会学)/一橋大学
学士(社会学)/一橋大学
公的扶助特論
社会保障特論
●●
●●
一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了
○社会保障
○医療保健
平 仁
修士(法学)/国士舘大学
修士(経営学)/法政大学
学士(経営学)/法政大学
財務会計特論
経営財務特論
●
●
元青山学院大学大学院会計プロフェッショ
ン研究科客員教授 日本税法学会常任理事
租税訴訟学会理事 ABC税理士法人代
表社員
○租税法
○税務訴訟
○税務会計
○企業会計法
博士(経済学)/一橋大学
経済学修士/一橋大学
経済学学士/慶應義塾大学
医療経営特論
医療経済特論
社会福祉研究法特論
情報処理特論
一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了
一橋大学経済研究所 COE 特別研究員 フ
ァイナンシャル・プランナー 日本商工会
議所簿記検定
○医療・福祉経営論
○社会心理とマクロ経済
○経済特論
■ 教 授
喜多村 悦史
臨床心理士
●●
●●
●●
●●
●●
●●
●●
●●●
●●
●
●●
●●
●
●●●
●●
●●
●
●●
●●●
●●
●●
●●
●●
●●
●●
●●●
●●
●
●●
●●●
●●
●●
●●
●
●
●●
●●●
■ 准教授
精神保健福祉士
臨床心理士
精神保健福祉士
臨床心理士
●●
●●
●●
●●
●●
■ 講 師
保原 信弘
●●
●●
●
●
※2016年度は変更になることがあります。
11
社会福祉学研究科 社会福祉学専攻
博士課程 前期(修士)
Master of Social Welfare
[通学・通信教育]
2年
【学 位】
修士〔社会福祉学〕
■開講科目(予定)( ):単位数
教育の目的
社会福祉現場での有能な社会福祉実践者・研究者、地域の社会福祉関
連施設を管理・運営するリーダー、さらには国や自治体の社会福祉政策
のプランニングやその実施を担える人材を養成する。
社会福祉学専攻博士課程前期では、EBP(科学的証拠に基づく実践)を理念とし
て研究指導を展開。現職のソーシャルワーカーの方をはじめ、福祉行政機関等、様々
な社会福祉関連の施設・機関で活躍している実践家の方々、また、他分野から志を新
たに、社会福祉の専門職をめざす方々のための実証的研究を応援します。
◆施設経営・運営・管理に欠かせない実践的な知識・スキルを修得できる
カリキュラム
本大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻では、2013 年度から新たに経営福祉
関連科目を開講。社会福祉の多様な業務に対応できる高度な専門職者・研究者を養
成します。
◆社会福祉学専攻修士課程カリキュラムの基本理念
1)国際的な場において教育者、実践者として活躍できる人材の育成
2)
カリキュラムの基本的枠組みは、
国際的組織であるIFSW
(国際ソーシャルワーカー
連盟)
とIASSW(国際社会福祉学校連盟)が公式に採択した、
世界共通の社会福
祉専門職の定義を採用。
3)
{実践者̶研究者}
という統合モデルの推進
4)
現在、
世界的レベルで重要性が増しているEvidence-Based-Practice
(科学的証拠に
基づく実践)
を基本的原理にすえた、
科学的実践の修得と発展
5)社会福祉研究方法の基本的知識と技術の修得
【取得資格】 高等学校教諭専修免許状
[福祉]
(希望者)
(高等学校教諭一種免許状取得者のみ)
〈選択科目
(6単位以上選択)
〉
個々の院生の研究テーマと目的に応じて科目の選択を行います。
社会福祉原理・ 社会福祉援助
技術研究
制度研究
選択科目群
選択科目群
実践研究
科目群
関連研究
選択科目群
経営福祉
関連研究
選択科目群
課題研究︵ 単位︶
︿修士論文執筆﹀
必修研究科目群
(20単位)
社会福祉学の基盤や調査研究の基本を学ぶとともに、実践への応用、
社会福祉援助技術に関する現実的課題の探求と研究を行います。
必修研究科目群
社会福祉原理
特論(4)
社会福祉の原理と理念、社会福祉の構造と機能を体系的に
研究し、高度専門職業人としての社会福祉専門職のあり方
を探究する。
社会福祉援助技術
特論(4)
現代の社会福祉援助活動における、さまざまな実践理論、
実践モデルについて分析・考察する。
社会福祉研究法
特論(4)
量的、質的の社会福祉の研究方法を学び、体験を通し実践
に応用できる専門的知識と技術を習得する。
社会福祉調査統計
特論(4)
社会福祉調査の一般理論について講述した後、調査統計
データを実際に取り扱い、集計から多変量分析の実務を習
得する。
社会福祉援助技術
演習(4)
ソーシャルワークの価値観・倫理、面接技法などを取り上げ
ながら、事例研究を通して、問題解決の過程とその技法につ
いて指導する。
精神保健福祉援助
演習(4)
精神科ソーシャルワーカーとしての業務を遂行するに際しての
実際的な面接技法等をロールプレイ、事例研究などによって
深めていく。
※社会福祉援助技術演習・精神保健福祉援助演習はいずれかの科目1科目以上必修選択
社会福祉原理・制度研究選択科目群
社会保障政策
特論(2)
福祉国家の起源、思想、社会福祉政策の理論及びモデルを
中心に各理論を分析し、社会保障政策方法論等について検
討を行う。
福祉マネジメント
特論(2)
社会福祉機関・施設におけるケアマネジメント
(運営・管理)
を学ぶ。
社会保障特論(2)
社会福祉法特論
(2)
4
高齢者保健福祉
特論(2)
児童福祉特論(2)
修士論文審査・口頭試問合格
修士〔社会福祉学〕
障害者福祉特論(2)
★開講キャンパス:池袋キャンパス・名古屋キャンパス
■通学課程2015年度池袋キャンパス開講時間割(参考・次年度は変更する場合があります。)
時間
月
火
−
−
精神医学特論
(選択)
社会福祉原理特論
(1年必修)
社会病理学特論
(選択)
−
9:00 ∼
10:30
−
14:55 ∼
16:25
情報処理特論
(選択)
−
社会福祉原理特論
(1年必修)
−
−
10:45 ∼
12:15
社会福祉援助技術演習
(選択必修)
13:10 ∼
14:40
社会福祉援助技術特論
(1年必修)
14:55 ∼
16:25
社会福祉援助技術特論
(1年必修)
16:40 ∼
18:10
スーパービジョン特論
(選択)
16:40 ∼
18:10
18:25 ∼
19:55
20:10 ∼
21:40
水
木
経営財務特論
(選択)
−
−
福祉マネジメント特論
(選択)
−
−
精神保健福祉援助
精神保健福祉援助演習
技術総論特論
(2年選択必修)
(選択)
−
−
−
精神保健学特論
(選択)
医療経済特論
(選択)
金
時間
−
高齢者保健福祉持論
(選択)
社会福祉経営特論
(選択)
−
時間
月
火
水
木
金
−
−
−
−
16:40 ∼
18:10
非営利企業特論
(選択)
オーガニゼーション特論
(選択)
管理会計特論
(選択)
−
−
−
海外福祉事情特論
(選択)
−
−
−
社会保障特論
(選択)
18:25 ∼
19:55
医療経営特論
(選択)
20:10 ∼
21:40
12
精神保健福祉援助演習
(2年選択必修)
公的扶助特論
(選択)
経済学特論
(選択)
マーケティング特論
(選択)
時間
土
9:00 ∼
10:30
社会福祉調査統計特論
(1年必修)
児童福祉特論
(選択)
財務会計特論
地域福祉特論
精神保健福祉援助
(選択)
(選択)
技術各論特論
社会福祉法特論
(選択)
(選択)
精神保健福祉特論
(選択)
精神科リハビリテーション特論
(選択)
精神保健福祉特論
(選択)
社会福祉調査統計特論
(1年必修)
※課題研究については、
研究指導教員と学生が相談の上、
授業時間が決定されます。
*は伊勢崎キャンパスで開講
(臨床心理学専攻と共通開講)
※通信教育のスクーリングスケジュール例はp.21をご参照ください。
10:45 ∼
12:15
高齢者保健福祉の制度、政策について、研究テーマに沿って
問題点を見出し、日本・韓国・欧米の高齢者保健福祉を分析・
考察する。
児童に対する援助活動について、院生各々の問題意識に照
らし合わせ具体的事例も用いて援助活動のあり方を多角的
に模索する。
リハビリテーションを中心に障害者福祉の概念や専門性、
社会福祉における役割や意義・方法等について諸理論を
考察する。
コミュニティと社会福祉援助技術という視点から、地域福祉
の役割と意義を中心に分析・討議を行う。
公的扶助特論(2)
生活保護行政の課題、低所得者対策等に焦点を当て、生活
保護制度をめぐる今後の課題について分析・考察する。
精神保健福祉
特論(4)
地域生活支援の観点から精神保健福祉施策について分析・
考察を進め、院生の研究発表に基づき相互考察を行う。
海外福祉事情
特論(2)
ドイツの社会保障、イギリスの福祉政策、アメリカの医療
制度と医療費支出、韓国の福祉の変遷など、海外の福祉事
情を研究する。
土
[秋 期]
13:10 ∼
14:40
医療、介護、年金、雇用、労災の 5 つの社会保障制度を歴
史的観点から捉え、基本的思想を理解し、応用の利く知識
を獲得する。
地域福祉特論(2)
[春 期]
13:10 ∼
14:40
社会保障の政策原理について論究し、
社会保障制度の体系、
各制度の目的、対象、給付内容等について多角的に分析・
検討する。
※ 選択科目は、登録者が少ない場合開講されないことがあります。
社会福祉援助技術演習
(2年選択必修)
13:10 ∼
14:40
社会福祉研究法特論
(1年必修)
14:55 ∼
16:25
社会福祉研究法特論
(1年必修)
修士論文
課題研究(4)
社会福祉学に関する修士論文を作成する。テーマの設定、ア
プローチの特定化、テーマの深さに対する助言・指導を行う。
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
経営福祉コース
★開講キャンパス:池袋キャンパス・名古屋キャンパス
施設経営・運営・管理に欠かせない実践的な知識・スキルを
修得できるカリキュラムを開講。社会福祉の多様な業務に対
応できる高度な専門職者・経営者を養成します。
※経営福祉コース履修者は必修科目の他、経営福祉関連研究選択科目群から6単位
以上を選択必修のこと。
精神医学特論(2)
近代以降の精神医学の歴史を踏まえながら、精神医学への
理解を深め、精神疾患についての治療法やチームケアにつ
いて考察する。
スーパービジョン
特論(2)
スーパービジョンに内在する管理機能と教育機能の双方に
焦点を当て、スーパーバイザーの役割と機能の理解と分析を
行い、
スーパービジョンの構造、過程、手法について論及する。
さらに、勤務評価の手法と評価に必要とする評価スケールの
作成方法と使用方法の習得を進め、より高度な社会福祉援
助技術の手法を探究する。
【学 位】 博士〔社会福祉学〕
社会福祉学の新しい研究方法の開発と新しい社会福祉実践の理論と方法
の構築に貢献できる研究者、さらに国内外の大学、研究所、国連などの国
際機関で主に研究者として指導的役割を果たすことができる専門家の養成
をめざす。
前期(修士)課程までの教育・研究を基盤とし、さらに深く、より高度な研究方法を
修得します。
課題研究(4 単位)
〈博士論文執筆〉
精神障害者を対象とした個別・集団・地域援助技術の中から、
精神保健福祉
援助技術各論特論
(2) 具体的事例を援助アプローチの展開例として分析する。
精神保健学特論(2)
精神科領域におけるリハビリテーションのあり方について
考察し、批判的に検討する。
社会病理学特論(2)
人間のライフコース上に生じる多様な生活障害の自力克服と
その社会的支援のための「知と技」
を探求し演習を行う。
情報処理特論
(2)
プログラミング技術の概念および作成方法の基礎を理解
するために、表計算ソフトである VBA について学び、プ
ログラミングの基礎を習得することを目標とする。
4
博士論文審査・口頭試問合格
精神保健対策におけるシステムと課題について、精神保健活
動の実際と精神保健に関する調査研究をふまえて、分析・考
察していく。
精神科リハビリテー
ション特論(2)
1
博士課程
研究科目
社会福祉学科目全般に関する総合筆記試験により、
博士論文提出有資格者の認定を受けます。
以上選択︶
精神保健福祉分野のソーシャルワーク固有の実践理論および技
精神保健福祉
「利用者主体」の福祉サービス理論について分
援助技術総論特論
(2) 術という認識から、
析・考察する。
[通学のみ]
3年
︵ 科目 単位
関連研究選択科目群
PhD in Social Welfare
教育の目的
実践研究科目群
博士課程 後期(博士)
博士〔社会福祉学〕
★開講キャンパス:伊勢崎キャンパス・池袋キャンパス
■開講科目(予定)( ):単位数
博士課程研究科目
社会福祉原理
特殊講義(4)
社会福祉学の歴史的展開過程を踏まえ、相互扶助、宗教的慈善、政
治的救済の原理を探求し、近年の到達点と課題を批判的に吟味する。
上級社会福祉
研究法(4)
上級論文の書き方、研究テーマに適切な社会福祉理論、ソーシャル
ワークにおける事例研究の方法、事例分析の KJ 法、グラウンデット・
セオリーなどを学習し、博士論文執筆の完成を目指す。
社会福祉援助技術論
特殊講義
(4)
社会福祉援助技術のシステム論、エコロジー論、エンパワメント論、ソ
ーシャルサポートネットワーク論等について講述すると共に、臨床社会
福祉研究の研究法を演習する。
精神保健福祉論
特殊講義(4)
精神保健福祉の原理・理念、近年の主要な制度と施策について、精神
障害者の人権擁護のあり方なども含めて分析・考察する。
高齢者福祉
特殊講義(4)
老年学の視点から、
老化と老年病、
介護と高齢者福祉サービス等を考察し、
超高齢社会における諸課題、臨床上の実践を系統的に講述する。
国際福祉
特殊講義(4)
国際化時代のなかで、海外の福祉事情における問題点について国際
的な視野から分析・考察する。
祉会福祉経営特論
(2) 応用経営学としての福祉経営、福祉医療の供給、福祉医
社会福祉政策
特殊講義(4)
社会福祉政策の歴史、理論、実際、問題点と改革の方向を、とくに
北欧とイギリスについて詳しく説明し、日本の社会福祉政策で参考
にすべき点、日本の問題点、課題を明らかにする。
医療経営特論
(2)
医療・福祉に関する問題について、施設経営学的な観点か
ら研究を進める。現実の医療福祉機関がどのような問題に
直面しているかを検証し、その効果的な解決策を検討する。
統計解析
特殊講義(4)
統計解析の実践的利用のため、情報技術を用いた最新の手法につい
て考究。データ解析と情報編纂の新しいアプローチ方法と技術を学
び、データマイニングでのクラスタリングにおいて進化計算手法な
どを用いて最適化する新しい方法について考察する。
財務会計特論
(2)
財務会計の様々な理論を学説的に議論することからはじ
め、理論的な発展の課程、その実践の歴史、さらに福祉
施設等における財務会計の考え方までを考察していく。
非営利企業
特殊講義(4)
非営利企業は営利企業・公共機関の隙間を埋める存在であることを踏
まえ、その源泉を研究し、本質を抽出する。その上で、現代社会におけ
る非営利企業の経営・社会的位置付け・企業成長の在り方を研究する。
マーケティング
特論(2)
マーケティングに関する包括的な概念の研究を深め、特
に福祉施設等においてはどのようなマーケティング活動
が効果的かつ重要になってくるのかを研究する。
オーガニゼーション
特論
(2)
我々の周りにある多種多様の組織(企業や組織等)に関
する諸研究の特徴を解説し、組織研究の深化とその実践
の応用について講述する。
経営福祉関連研究選択科目群
管理会計特論
(2)
管理会計は管理と会計が結合された内容である。経営管
理にどのようにして会計情報を活用するかを考察する。
経営財務特論
(2)
企業の意思決定に有益な経営財務の理論を学び、実務へ
の応用力を養うことを目的にする。
医療経済特論
(2)
今日の医療機関が抱える様々な問題を経済学(特にミク
ロ経済学)の考え方を踏まえて学習する。
非営利企業特論(2)
営利企業との相違点を明らかにし、非営利企業の事業分
野、経営管理、企業統治問題などに接近していく。
経済学特論(2)
理論・実証の両面から、日本経済の過去・現在・将来に
ついて研究を進め、今後の日本経済に必要な構造改革・
経済政策などを議論していく。
療機関の経営、株式会社の福祉経営、日本の医療福祉制
度などに関して議論を深めていく。
博士論文
課題研究(4)
社会福祉学の理論、運営・システム、臨床・処遇等の研究領域の中か
ら主体的に研究課題を選び、研究を行い博士論文を作成する。
※ 選択科目は、登録者が少ない場合開講されないことがあります。
13
社会福祉学研究科 児童学専攻
社会福祉学研究科
子どもをトータルに把握し、
現代社会で子どもが
直面している
さまざまな問題や課題を
解明し、科学的、実証的な
研究と先導的な実践ができる
児童学の専門家を養成します。
児童学専攻
修士課程
子どもの存在を尊重し、
子どもから学び、
その成果を生かした児童学を学びます。
福祉、
教育、
文化などの領域に細分化され、
それぞれが発展してきました。
幼児教育や特別支援教育の現場、
保育・病児
保育や子育て支援の現場、
児童福祉施設や
行政の現場などで、
実践的に幅広く活躍できる
指導者や研究者の養成をめざします。
その反面、子ども像 の全体を見失うという結果を生じてしまいました。
①保育・幼児教育者の養成にあたる高度の専門性を備えた実践と理論
子どもに関する学問は、
科学の急速な発展によって、
保育、
保健、
心理、
本学社会福祉学研究科児童学専攻修士課程では、
子どもをトータル
に把握しながら、
今日、
子ども達が直面している発達課題や保育・教育
上の問題・課題を明らかにすることを標語として、実践的・実証的研究に
なるように心がけております。
①児童学専攻修士課程では、児童臨床の技術や児童教育の専門性を
持った教員が、乳児、幼児を対象とする研究・教育に努めておりま
す。また、健常児のみならず、ハンディキャップを持った子どもも視野
に入れ、
子どもの存在を尊重し、
子どもから学び、
その成果を子どもに
還元することに努めております。
②子どもを取り巻く人的・物的環境の状態は、
子どもの成長・発達に大き
く影響を及ぼします。特に、
子どもと直接に関わる保育者・教諭・養育
者(両親)の存在、身近な大人達の対応などは、児童学研究の中心
課題となります。
14
Master of Social Welfare in Child Care
的能力を統合した教育・研究者の育成。
②子どものみならず親の子育て支援、
すなわち保育・教育現場における
相談・援助に応じられる人材、地域や家庭の子育て相談ができる専
門職の育成。
③障害をもつ「子ども」に関する知識とその関わり方を身につけた特別
支援幼児教育実践家や研究者の育成。
④病児・病後児保育や医療保育の専門的知識を身につけた実践家や
研究者の育成。
⑤児童福祉・教育分野の行政、施設経営等(担当者)に対応する広い
視野と専門性を兼ね備えた人材の育成。
⑥乳幼児や学童の保育・教育・福祉に当たっている保育者・教育者の専
門性のさらなる向上をはかり、保育・教育現場における実践的なリー
ダーの育成。
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
2015年度 主な教授陣
教員名
担当科目 ●:児童学専攻修士課程
●:児童学専攻修士課程通信教育
学位等/授与大学
担当科目
主な経歴
主な研究内容・指導領域等
社会福祉学研究科長
社会福祉学部長
医学博士/東京大学
医学士/横浜市立大学
児童学研究基礎論
小児保健特論
病児保育学特論
課題研究
●●
●●
●●
●●
元横浜市立大学医学部助教授(小児科)
元
関東逓信病院小児科副部長 元東京警察病
院小児科部長 元鳥取大学医療技術短期大
学部教授 元埼玉県立衛生短期大学保育科
教授 元日本赤十字看護大学 ・ 研究科教授 昭和大学医学部客員教授
(藤が丘病院小児科)
リウマチ認定医 小児科専門医
○
「母乳哺育」
に関する分野の研究
○母子保健に関する分野の研究
○小児期感染症と予防接種に関する分野の研
究
岡野 雅子
博士(教育学)/東京学芸大学
家政学修士/お茶の水女子大学
家政学学士/お茶の水女子大学
児童学研究基礎論
乳幼児保育学特論
発達心理学特論
課題研究
●●
●●
●●
●●
信州大学名誉教授 元信州大学教育学部教
授 元信州大学教育学部附属幼稚園園長 元群馬女子短期大学教授
○現代の生活環境における保育に関する研究
(家族関係的環境、消費的環境、家庭教育な
どの視点からの検討)
○青年期の親性準備性獲得に向けての幼児と
のふれ合い体験学習のあり方に関する研究
○現代の時間的環境が保育に及ぼす影響
岡村 弘
教育学修士/福岡教育大学
教育学学士/大阪教育大学
児童学研究基礎論
●●
表現文化実践演習Ⅱ(音楽) ●●
課題研究
●●
福岡教育大学大学院教育学研究科音楽専攻
修了 元久留米信愛女学院短期大学教授 元日本音楽教育振興協会副会長
○表現̶幼児音楽̶
○芸術のコミュニケーション・テクノロジー̶
創造理論とその展開̶
保育児童学科長
文学修士/青山学院大学
家政学士/お茶の水女子大学
児童学研究基礎論
幼児教育学特論
幼児教育実践演習
課題研究
●●
●●
●●
●●
慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専
攻後期博士課程満期退学 元鶴見大学短期
大学部教授 十文字学園女子大学名誉教授
日本保育学会理事
○幼児の発達と保育実践との関連研究
○保育者の専門性に関する研究
矢吹 芙美子
家政学修士/お茶の水女子大学
家政学士/お茶の水女子大学
児童学研究基礎論
子育て支援特論
子育て支援演習
課題研究
●●
●●
●●
●●
前共立女子大学家政学部児童学科教授・児
童学科付設発達相談支援センター運営委員
長 元大妻女子大学短期大学部教授 元千
葉大学大学院・お茶の水女子大学非常勤講
師 元児童臨床研究会代表 臨床心理士
○発達心理臨床(乳幼児と親の心理臨床)
○保育における相談支援(保育者のあり方)
○共に育つ発達評価法(保育理論・技術・実
践、保育者養成としての心理劇、ごっこ遊
びと心理劇、子ども集団と人間関係)
学位等/授与大学
担当科目
主な経歴
主な研究内容・指導領域等
川島 亜紀子
博士(人文科学)/お茶の水女子大学
修士(教育学)/千葉大学
学士(文学)/上智大学
カウンセリング演習
臨床心理士
教員名
学位等/授与大学
担当科目
教育学研究科長
教育学部長
教育学博士/東京大学
教育学修士/東京大学
教育学士/お茶の水女子大学
児童環境保健学特論
鈴木 路子
短期大学部
こども学科長
教育学修士/東京大学
学芸学士/横浜国立大学
学校保健特論
児童安全管理特論
立松 英子
教育学博士/東京学芸大学
教育学修士/東京学芸大学
教育学士/横浜国立大学
特別ニーズ児童学特論
障害児保育演習
課題研究
洪 金子
社会福祉学博士/日本女子大学
文学修士/梨花女子大学
社会事業学士/梨花女子大学
家族福祉特論
■ 専任教員
教 授
植地 正文
関口 はつ江
教員名
講師
●●
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博
士 課 程 修 了 日 本 学 術 振 興 会 特 別 研 究 員
(PD) ○家族と子どものメンタルヘルスに関する発
達精神病理学的研究
○保育カウンセリング実践
主な経歴
主な研究内容・指導領域等
東京学芸大学名誉教授 東京大学大学院教
育学研究科博士課程修了 元東京学芸大学
大学院連合学校教育学研究科後期博士課程
教授
○健康教育学
○小児の成長過程で獲得される適応能力の発
達と自然環境(人工環境)とのかかわり
横浜国立大学名誉教授 東京大学大学院教
育学研究科修士課程修了・博士課程中退
○学校安全、安全教育学など幼児、児童生徒
の事故災害の防止に関する研究
○健康教育に関する分野の研究
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科
博士課程修了 元東京学芸大学非常勤講師
前東京都公立養護学校主幹 学校心理士 自閉症スペクトラム支援士 Expert ガイダ
ンスカウンセラー
○概念の形成課程の発達と行動との関係
○年少児や自閉症・知的障害児の発達評価と
教材教具の開発
○ ICT(情報通信技術)を活用した障害者の
移動支援、家族支援
日本女子大学大学院文学研究科社会福祉学
専攻博士課程修了 韓国・鮮文大学元社会
福祉学科長・学生生活研究所長
○対象者・問題別:家族・女性問題 (DV、依
存症と共依存 )・青少年問題 ( 非行、家庭
内暴力 )
○方法論:家族療法、グループワーク、ケー
スワーク、交流分析、国際比較
○特別分野:司法福祉、スクールソーシャル
ワーク
■ 兼任・兼担教員
教 授
齋藤 歖能
●●
●●
●●
●●
●●
●●
●●
※2016年度は変更になることがあります。
15
社会福祉学研究科 児童学専攻
修士課程
Master of Social Welfare in Child Care
■履修モデル
[通学・通信教育]
2年
【学 位】
パターン
修士
〔児童学〕
教育の目的
1
幼児教育や特別支援教育の現場、保育、病児 ・ 病後児保育や子育
て支援の現場、児童福祉関連施設や行政の現場などで、実践的に幅
広く活躍できる指導者や研究者の養成をめざす。
児童学専攻修士課程では、児童学に関するさまざまな問題(地域および家庭内
養育機能の低下など)を専門的、多角的な立場から分析・研究することによって、実
践力、
問題解決能力のある質の高い専門家や研究者の養成をめざしています。発
保育実践、保育研究に関する高度な専門的
能力の養成
科目群区分
乳幼児保育、幼児教
必修研究科目群
保育児童学調査研究法
識を深め、現在当面
している子育て支援、
保育児童学研究
乳幼児保育学特論*
保育内容研究特論*
保育実 践 等の課 題
選択科目群
幼児教育学特論*
幼児教育実践演習*
解決に向けた新しい
表現文化実践演習Ⅰ(言葉)* 表現文化実践演習Ⅱ(音楽)*
理 論、研 究 法、実 践
子育て支援特論*
法の学習
発達心理学特論*
保健・医療児童学
病児保育学特論
特別ニーズ児童学
特別ニーズ児童学
障害児保育演習*
研究選択科目群
特論*
域をもとにして、
「保育児童学研究分野」
「保健・医療児童学研究分野」
「特別ニー
ズ児童学研究分野」の3つの研究分野を設定しています。
*幼稚園教諭専修免許状取得科目
(24単位以上)
新たに児童についてトータルに勉強し直そうとする方々の実証的研究も支援
し、実践力の養成をはかります。
パターン
2
科目群区分
必修研究科目群
課題研究︵ 単位︶
︿修士論文執筆﹀
選択研究科目群(20単位以上)
児童学専攻生の個々の研究課題と研究目的に応じて、
下記の 3 つの研究選択科目群から選択することができます。
保健・医療
児童学研究
選択科目群
育に対する実証的研
究や実践能力をさら
に深めたい方など。
4
特別ニーズ
児童学研究
選択科目群
保育児童学調査研究法
保育児童学研究
子育て支援特論
保育内容研究特論
選択科目群
乳幼児保育学特論
表現文化実践演習Ⅱ(音楽)
発達心理学特論
保健・医療児童学
小児保健特論
病児保育学特論
研究選択科目群
学校保健特論
児童環境保健学特論
児童安全管理学特論
特別ニーズ児童学
パターン
3
修士〔児童学〕
科目群区分
必修研究科目群
少児・学齢初期児の
(18:45∼22:00)、土曜日(9:15∼16:45)の開講、
伊勢崎キャンパスでは昼間の開講となる予定です。
詳細は新学期オリエンテーションのときに提示いた
します。
−
18:25 ∼
19:55
−
20:10 ∼
21:40
−
障害児保育演習
(選択)
学校保健特論
(選択)
幼児教育実践演習
(選択)
発達心理学特論
(選択)
表現文化実践演習Ⅱ(音楽)
(選択)
水
木
金
−
−
−
−
−
−
−
小児保健特論
(選択)
10:45 ∼
12:15
保育児童学調査研究法
(1年必修)
カウンセリング演習
(選択)
−
−
13:10 ∼
14:40
児童学研究基礎論
(1年必修)
月
乳幼児保育学特論
(選択)
火
水
木
金
16:40 ∼
18:10
−
−
−
−
18:25 ∼
19:55
子育て支援特論
(選択)
児童安全管理学特論
(選択)
−
−
病児保育学特論
(選択)
児童環境保健学特論
(選択)
20:10 ∼
21:40
幼児教育学特論
(選択)
特別ニーズ児童学 特別ニーズ児童学
特論
臨床心理特論
(選択)
(選択)
−
家族福祉特論
(選択)
※通信教育のスクーリングスケジュール例はp.21をご参照ください。
16
土
教育学特論
(1年必修)
子育て支援演習
(選択)
[秋 期]
時間
時間
9:00 ∼
10:30
保育児童学調査研究法
保育児童学研究
発達心理学特論
家族福祉特論
て専門的知識・技能
選択科目群
子育て支援特論
子育て支援演習
を身につけたいと考
保健・医療児童学
小児保健特論
病児保育学特論
える方など。
研究選択科目群
特別ニーズ児童学
特別ニーズ児童学特論
カウンセリング演習
研究選択科目群
特別ニーズ児童学臨床心理特論 障害児保育演習
※幼・小・中・高教諭いずれかの普通免許状(一種・二種)を有し、
教員とし
ての実務経験が3年以上ある場合、
学部所定科目
(14単位)を履修する
ことにより
「特別支援学校教諭二種免許状」を取得することも可能。
[春 期]
火
保育内容研究特論
(選択)
2 年次
対象児の対応につい
■通学課程2015年度池袋キャンパス時間割(参考・次年度は変更する場合があります。)
月
1 年次
児童学研究基礎論
教育学特論
観 察・評 価力および
■2015年度開講時間割:池袋キャンパスでは主に月曜日から金曜日の夜間
−
特別ニーズ児童学特論
子どもの特別ニーズに対応できる専門的知識を持ち、
特別支援教育につながる専門家の養成 ※
特別ニーズを持つ幼
★開 講 キ ャ ン パ ス:池袋キャンパス・伊勢崎キャンパス
時間
2 年次
研究選択科目群
修士論文審査・口頭試問合格
13:10 ∼
14:40
16:40 ∼
18:10
1 年次
児童学研究基礎論
教育学特論
知識をもとに、病児保
「子ども」をトータルに観察し理解するために、児童学の基礎および調査・研究の
基本を学びながら、児童学の理解をさらに深め、実証的な研究に役立てます。
保育児童学研究
選択科目群
病児保育や医療保育に対応できる専門性を
持った実践家や研究者の養成
保健・医療の専門的
必修研究科目群(6単位)
子育て支援演習*
小児保健特論
研究選択科目群
(幼稚園教諭一種免許状取得者のみ)
2 年次
教育学特論*
育に関する専門的知
育・発達、
心理、
保健・医療、
福祉、
教育、文化といった保育・児童学に関連のある領
【取得資格】 幼稚園教諭専修免許状(希望者)
1 年次
児童学研究基礎論*
保育児童学研究
選択科目
保健・医療児童学研究
選択科目
特別ニーズ児童学研究
選択科目
現 在、保 育 現 場 、養 成 施
設、行政等で必要とされて
いる、高度な専門性を備え
た保育の専門的人材養成
ニーズに応えます。乳幼児
の保育・教育に関する研究
の最新の学術的知見を扱
い、保育実践の研究能力、
実践の改善、指導助言がで
きる識見、技能の習得を図
ります。
子どもの事故と安全対策、
子どもの疾病と対処法、子
どもを取り巻く環境への対
応などの学術知見を取り入
れ、病児・病後児保育にお
ける子ども及び家族への支
援方法の基礎を習得させ、
保育 現 場で研 究 能 力、実
践能力のある人材を養成し
ます。
幼児期・学童初期の子ども
の「特別な教育的ニーズ」
に関して、敏 感に感 知・評
価できる能力を持ち、これ
らに関して 対 応 する処 方
を考 案できる実力を養い
ます。
「軽度発達障害を含
む障害」
「社会的不適応」
「家庭内不適応」に関する
素養を活かして現実的に問
題の解決をはかるために分
析・考察できる識見を身に
つけることをめざします。
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
■開講科目(予定)[*は幼稚園教諭専修免許状取得選択必修科目 ( ):単位数]
必修研究科目群
児童学研究
基礎論(2)*
児童学の基礎的理論、今日的課題等を学び、理論的考察、研究
の基礎的技能を修得する。同一テーマの複数担当者による論述
などを通して、最新の知見を学ぶとともにプレゼンテーション
力を養う。
教育学特論(2)
「 子どもと教育 」 というテーマで、欧米の教育史を振り返り、
子どもの捉え方を考察し、「子ども」の見方の深化を図る。
保育児童学調査
研究法(2)*
課題研究に必要な調査研究、実践研究などの研究法の概括及び
統計的知識等を修得する。
選択研究科目群
[*は幼稚園教諭専修免許状取得選択必修科目 ( ):単位数]
保育児童学研究選択科目群
乳幼児保育学
特論(2)*
総論として、乳児及び低年齢幼児の保育に関する基礎的研究を
概括し、現代における乳幼児保育の動向や問題点について考究
する。各論として家庭保育、集団保育それぞれにおいて当面す
る具体的課題を子どもの身体的・精神的発達、及び子ども・環
境のそれぞれの視点から考察する。
幼児教育学
特論(2)*
幼児教育論の歴史的変遷を踏まえて、現代の子育て状況と集団
保育の役割を考察する。幼児教育研究の最新の論文を取り上げ、
幼児教育の社会的背景、保育観、実践方法、子どもの発達等の
関連、実践研究の方法等について検討する。
幼児教育実践
演習(2)*
幼稚園、保育所等における実践に関する論文講読、および保育
現場への参加観察等を通して、複雑な実践状況を的確に把握し、
課題等を発見し、改善への方策を考える力を養う。具体的保育
状況の展開過程分析、子どもと保育者との関係や内面の理解を
演習形式で学ぶ。
保育内容研究
特論(2)*
保健・医療児童学研究選択科目群
小児保健特論(2)
出生前小児科学の知識を修得すると同時に、小児の発育・発達
とその生活の支援、母乳哺育推進の意義、小児期の疾病ごとに
感染症とその予防対策などについて理解を深め、現状の分析と
今後のあり方について学ぶ。
病児保育学特論(2)
病院に入院したとき、子どもは一人で寂しい思いをしている。
子どもには病気の治療やケアのほかに、看護師、保育士、臨床
心理士などによるトータル・ケアや「あそび」などによって精
神的な安らぎを与えることが必要とされる。今日では、病児保
育は働く父母のサポートのためばかりでなく、育児中の家庭支
援へと分化してきており、その考え方を論究する。
学校保健特論(2)
学校保健の意義と目的をはじめ、学校保健の構造及び内容等に
ついて、および保健教育の保健学習と保健指導について、また、
保健管理においては主体管理、環境管理、生活管理を中心に、
学校保健として不可欠な内容を取り上げ論究する。
わが国における保育内容の歴史的変遷、変遷過程における思想
的、行政的問題点等について理解し、現在実施されている諸外
国における保育方法、保育内容について学ぶ。幼児期の教育の
特質理解を深める。
児童安全管理学
特論(2)
幼稚園、保育所などにおける事故例を分析し、事故の実態を把
握するとともに、子どもの心身の発達と事故との関係、安全管
理、事故災害の防止、不審者への危機管理などについて講述す
る。
表現文化実践
演習Ⅰ
(言葉)
(2)*
乳幼児期における言葉による表現文化について、現代の文化的
環境や伝統的子ども文化、子どもの言語発達等について、各自
がテーマを設定して探求する。特に、子どもが言語文化をいか
に内面化し、表現していくかについて研究する。
児童環境保健学
特論(2)
現代の児童をとりまく自然環境・生活環境について、保健学的
見地から講義する。また、環境の変化に伴う健康状態の変化と
望ましい環境づくりについて論究する。
表現文化実践
演習Ⅱ
(音楽)
(2)*
音楽的な表現文化について演習形式で学習する。子どもに内在す
る音楽的な表現力と音楽文化との関連、子どもの表現法の発達的
特性等の理解を通して、音楽の指導法、子どもおよび保育者自身
の創造性を養うための方策等を、実践を通して探求する。
子育て支援
特論(2)*
子育て支援
演習(2)*
就労と育児の両立支援の推進、相談支援体制の整備・充実、子
育て支援の情報提供、子どもの健やかな発達を支える環境つく
りなど、子育て支援の状況と今後のあり方について、現在の子ど
もを取り巻く社会状況と関連させながら分析・研究し、実践者と
して課題を持てるようにする。
院生各自が子育て支援の具体的あり方についてテーマを設定し
考究するとともに、具体的な子育て支援のあり方、相談支援の
あり方について、演習を通し、専門家としての子育て支援に必
要な実践的な能力を磨く。
発達心理学
特論(2)*
保育者と幼児の相互関係によって展開する生きた保育における
子どもと、保育者の理解力を高める。子どもの発達過程、環境
との相互作用等に関する最近の研究成果の理解、実践現場にお
ける子どもの内面理解、集団活動や指導効果の把握のしかた等
について演習形式で学ぶ。
家族福祉
特論(2)
家族の構造、形態、機能について諸理論を講述するとともに、
家族の責任としての養育、扶養の課題や今後の方向、ならびに
社会的責任、公的責任としての新しい家族福祉の課題やあり方
について講述する。
特別ニーズ児童学研究選択科目群 ※
特別ニーズ児童学
特論(2)*
特別ニーズ教育の思想のはじまりや欧米・日本における広がり・
障害児教育の歴史を解説するとともに、専門医が発達障害児の
診断や治療的介入について紹介する。
障害児保育
演習(2)*
健常児・障害児・軽度発達障害児・環境不適応児の特徴を踏ま
えて、保育園・幼稚園での保育活動の実践について解説する。
特別ニーズ児童学
臨床心理特論(2)*
健常児・障害児・軽度発達障害児・環境不適応児における臨床
心理的な評価・考察を深めるとともに、保育者に対するカウン
セリングについての知見を学習する。
カウンセリング
演習(2)
健常児・障害児・軽度発達障害児・環境不適応児の個別的な指
導に関する様々な職種が担当している、言語面の指導、ソーシャ
ルスキル指導、行動面の指導、感覚・運動面の指導、社会的自
立の指導など各種の方法論について解説する。
※小、中、高または幼稚園教諭免許状取得後3年間の実務経験のある方で、希望者には「特別支援
学校教論2種免許状」取得の道を紹介いたします。
修士論文
課題研究(4)
各自の研究課題に沿った文献、資料および調査、収集データを
分析・考察し、研究指導教員の助言・指導を受けながら、修士
論文を完成する。
17
V O I C E Voice
大学院生より
1
院生・修了生メッセージ
教育学研究科
教育学専攻
Voice
大学院生より
2
心理学研究科 臨床心理学専攻
教育学専攻 修士課程 1年
<伊勢崎キャンパス昼間通学>
臨床心理学専攻 博士課程前期 1年
<伊勢崎キャンパス昼間通学>
石原 佳樹さん
南谷 建太さん
東京福祉大学 教育学部 教育学科 出身
東京福祉大学 心理学部 心理学科 出身
Ishihara Yoshiki
最先端の3D教材を活用して
子どもたちの発見や
学びを増やしたい。
Minatani Kenta
深い学びを支えてくださる
一流の教授陣。
スクールカウンセラーめざして
学問に励んでいます。
大学在学中に、教材開発を進めている教授の研究室で制作に携わりまし
感情の言語化が精神の健康にどう関係しているかをテーマに研究準備を
た。
そこで、研究することの楽しさを知り、卒業後も研究を継続したいと考え大
進めています。たとえば、独り言をいったり誰かに自分の気持ちを打ち明けたり
学院進学を決めました。大学院では、現場経験豊富な先生方が実践を重視し
することが精神の健康――心が安らぐとか、心の負担が軽くなるとか――につ
た授業をしてくださったり、研究を進める上での具体的なアドバイスをくださる
ながるのかどうか。
つながるとすればどの程度か。今は、感情の言語化の前後
のでとても参考になります。少人数制なので質問しやすく、先生との対話も多い
における心の健康度をどう測定するか、被験者にストレス体験を書き出しても
ので教育に関する知識を深めることができています。教育学部出身ではない人
らう感情筆記法なども含めてその方法を模索すると同時に、
さらにテーマを絞
や大学院に通いながら臨時の教員として働く人など、多様な院生がいて意見
り込めないか検討している段階です。
交換はとても刺激的。先生と話したり他の院生と意見を交わす中で、研究の精
大学院の授業は、大学に比べて格段に深いという大きな特徴があります。
度を高めることができています。
大学ではさまざまな心理学の概要を教えてもらいますが、大学院では、
まず自
現在は「3D教材を使った学習の効果」について研究していています。既存の
ら調べ、先生の指導を仰ぎながらさらに調べる。まさに学問をしている実感が
教材と3D教材では子どもの気づきに違いがあるかなどを実証実験を通して調
あります。院生同士のディスカッションの密度も濃く、
それぞれに得意分野や
査しています。3D教材は既存の教材とは違い、音が出たり画面が動くなどの反
バックグラウンドが違う方の意見から得られるものは実に多いですね。さらに、
応が返ってきます。子どもたちはとても興味を持ってくれるので、多くの発見・学
この心理学研究科には、各分野の第一人者といわれる一流の先生方が揃って
びにつながると考えています。現在小学校では電子教科書や電子黒板など、
いるのが大きな魅力です。
その先生方の指導で、心理学の難しさと面白さを実
電子メディアを使った教材が導入されてきていますよね。教員は機械に弱いと
感しながら、大きく一歩踏み込んだ学びができていると思います。
言われることもあるので、将来は大学院で研究したことを現場で活かして、情
修了後は臨床心理士資格を取得し、スクールカウンセラーになりたいと考え
報・通信技術に関してリーダーシップのとれる教員になりたいです。
ています。児童・生徒の気持ちをもっとも大事にした援助ができるカウンセ
ラーになるのが夢です。
Voice
修了生より
5
臨床心理士試験に合格して
スクールカウンセラーとして活躍中!
大学院での専門的な学びが
今の仕事に生かされている。
学校現場での心理的ケアを担う
専門家として働いています。
心理学研究科 臨床心理学専攻
博士課程前期
(通学課程)
2014 年修了
臨床心理士
齋藤 美紀さん
Saito Minori
静岡県内の小中学校でスクールカウンセラーとして勤務
東京福祉大学 心理学部 心理学科 出身
18
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
Voice
大学院生より
3
社会福祉学研究科 社会福祉学専攻
Voice
大学院生より
4
社会福祉学研究科 児童学専攻
社会福祉学専攻 博士課程前期 1年
<池袋キャンパス夜間・土曜通学>
児童学専攻 修士課程 1 年
<池袋キャンパス夜間・土曜通学>
潘 琳琳さん
押部 直也さん
東京福祉大学 社会福祉学部 社会福祉学科 出身
東京福祉大学 社会福祉学部 保育児童学科 出身
Pan Linlin
日本の進んだ福祉を学び、
中国の福祉現場の人材育成に
寄与していきたい。
Oshibe Naoya
在職しながらの学修だから、
毎日の学びが現場で生かせる。
実践的な研究活動ができている
実感がある
中国で大学を出て就職しましたが、仕事に興味が持てず、
もっと専門性の高
大学を卒業後、実習先の幼稚園に就職し、幼稚園教諭として働いていまし
い仕事につきたいと考え、
日本で学習しようと思い、来日しました。日本語学校
たが、
さらに保育や幼児教育を深く研究していきたいと考えるようになり、大学
に通っているときに日本の老人ホームでアルバイトをして、日本の福祉制度に
院に入学することにしました。勤務先の園は働きながら学ぶことに非常に理解
興味を持ちました。日本の専門学校で福祉を学んで中国で就職しましたが、
中
があり、
「学んだことをどんどん園でフィードバックしてほしい」ということで認め
国の福祉施設では、専門的な教育を受けた職員が少なく、介護の技術や福祉
てもらっています。また、
今年は主任として担任を持たず、スケジュール調整をし
に対する意識が低いと思いました。そこで、
もっと福祉を深く学び、
中国での福
やすくしていただくなど、配慮もしてもらっているので、
千葉からの通学で時間
祉の人材育成に寄与していきたいと思い、再度来日し、大学院に進学しようと
的には大変なのですが、何とかがんばっています。大学院の先生方も、私の事
思いました。
情をご理解いただいた上で対応してくださり、感謝しています。
日本の専門学校の先生に紹介を受けてこの大学院に入学しましたが、私は
このように、学ぶ環境としては恵まれているので、自ら学び、より吸収していこ
留学生であり、言葉や知識の面で不足していることもあります。
しかし先生方が
うという意欲を強く持っています。授業で学んだ内容を、幼稚園での毎日の仕
わからないことは丁寧に指導してくれますし、論文指導では内容だけではなく、
事の中でそのまま生かしたり、
この大学院の授業で行われるディスカッション
日本語の文法まで細かく丁寧に指導していただけるので助かります。意欲も高
や先生との対話の中で、実際に幼稚園の現場で起こる問題を題材にして先生
まり、
自分自身の学びに対する能力そのものが高くなったような気がします。
やクラスメイトからさまざまな意見やアドバイスを受け、幼稚園の業務を改善
将来は認知症の研究や民間経営の福祉施設の運営方法を研究し、
中国の
していくなど、学びがそのまま現場での活動を通して事例研究にもつながって
福祉に役立てるよう勉強していきたいと思っています。
いて、実践的な研究活動ができている実感があります。この研究した成果を、
どんどん幼児教育の現場に還元していけるような実践的な研究を進めていき
たいと思います。
現在は、静岡県のスクールカウンセラーとして
癖を知ることに繋がり、様々な視点を持ってケース
相談したことで生徒の理解が深まったという声を
県内の小学校2校、中学校2校に勤務しておりま
を全体的にとらえることの大切さを知る機会にな
頂くと、スクールカウンセラーとして携われた嬉し
す。勤務先の学校によりスクールカウンセラーへ
りました。また、ケースを出す際にはレジュメにま
さややりがいを感じます。
のニーズが異なるため、学校に合わせた対応がで
とめる作業があり、改めてケースと向き合い、どの
子どもの気持ちを大 切にする姿勢とともに、
きるよう、先生方との関係作りや、学校全体をア
ようにまとめれば良いか毎回悩みながら作成して
日々子どもと向き合っている先生方を支えていく
セスメントする姿勢を心掛けながら仕事に取り組
いました。現在は先生に報告する際などに資料作
姿勢を大切にしながら今後も活動していけたらと
んでいます。不登校やいじめなど、様々な悩みを
りをする機会や、事例の書き方について先生方か
思っております。
抱える生徒・児童本人との面談、保護者との面談
ら聞かれることもあるため、ケースのまとめ方や発
といった直接支援の他、学校の先生方へのコンサ
表の場を学べたことは本当に良かったと思ってい
ルテーションや校内研修といった間接支援を行っ
ます。
ています。
学校での仕事の中では、教育の専門家である
大学院での「臨床心理実習」の授業の中では、
先生方と意見がぶつかる事もあり、カウンセラー
院生が内部実習で関わっているケースについて意
の意見の伝え方の工夫など、連携に際して難しさ
見を出し合い、様々な視点からケースを検討して
を感じることがあります。しかし、担任の先生とと
いました。ともに学ぶ院生からの意見や経験ある
もに不登校の生徒と関わる中で、生徒が相談室か
先生方からの意見に触れる事は、自分の考え方の
ら教室に行けるようになったり、担任の先生から
臨床心理学専攻博士課程前期では、高い実
践力を持つ心理のスペシャリストを養成する
ために、臨床心理士資格を有する教員を多
数配置。臨床実習できめ細かく指導するほ
か、臨床心理士資格試験合格に向けたアド
バイスも適宜行っています。
19
通信教育課程
通信教育課程
少子高齢化が急激に進み、高度化・複雑化する現代社会
心理学研究科臨床心理学専攻
博士課程前期
[修士
[修士]
の中で、高度な専門家を養成するための社会福祉・臨床心
理教育の全国的な展開が急務となった今、福祉・臨床心理
分野に従事する専門職者や教育・研究者がさらに専門性を
社会福祉学研究科社会福祉学専攻
博士課程前期[修士]
高める場が、全国的に必要とされています。
本学大学院では、社会福祉学専攻と臨床心理学専攻、
児童学専攻の修士課程で通信教育課程を併設し、
「いつで
も、どこでも、誰でも」学べるよう門戸を広げ、社会福祉学や
社会福祉学研究科児童学専攻
修士課程
履修
方法
臨床心理学、児童学の専門性をさらに深めたいという意欲
のあるすべての人々に教育・研究の機会を提供し、全国の志
ある人々のための高度な職業人教育の一端を担います。
通信教育における学習は、主としてレポート作成(印刷授業)と
スクーリング(面接授業)によって行われます。
また、修士論文作成・諸研究についても、研究指導教員による個別の指導を行います。
※履修科目、
修得単位数は通学課程と同じですので、p.8、p.12・13、p.17を参照してください。
■印刷授業(R履修)
研究レポートの添削指導と単位認定試験の両方で単位を修得します。
○研究レポート
科目ごとに課せられる設題に対し、
文献調査、
調査、
実験等を通して、
独自のレポー
トを作成します。
作成したレポートについては、
各科目の担当教員により、
その論理展
開や解答に誤りがないか精査し、
添削指導を通して、
思考力、
分析力、
問題発見・解決
科目単位数
本 数
2単位科目
レポート 3 本+単位認定試験
4単位科目
レポート 6 本+単位認定試験
○単位認定試験
能力といった学問的な力を高めていきます。
研究レポートが全て合格すれば、
単位認定試験が受けられます。試験の実施方
レポート本数の目安は、
表の通りとなります。
レポート1本あたりの字数の目安は
法は特定日時・会場における一斉試験となります。
5000字程度です。
科目により本数等が右表と異なる場合もあります。
試験会場は、
伊勢崎・池袋・名古屋会場のみとなります。
■面接授業〔スクーリング〕
(SR・S 履修)
指定のスクーリング会場にて、授業を受講します。対話・討論型、双方向対話型の
ます。
スクーリングは、
池袋・伊勢崎キャンパスを中心に開講します。
スタイルで授業を進めることにより、
様々なバックグラウンドを持つ他の受講生の職
※名古屋キャンパスのスクーリングは、受講者数により開講しない場合があり
業経験、
学習経験からの意見や、
印刷授業にて学んだ理論や疑問等を積極的に発
表でき、
より広い視野から物事を捉える力を養成します。
伊勢崎・池袋キャンパスで
は院生専用室も使用でき、論文作成やケースカンファレンスの情報交換の場となり
ます。
※臨床心理学専攻のスクーリングは、原則として伊勢崎キャンパスのみでの開講
となります。
■実習
(P履修)
臨床心理学専攻博士課程前期では、
毎週1日のスクーリングおよび週1日以上の
基本的には月∼土曜日の10時∼17時になります。学内実習では日曜・祝日・夜間の
実習で実践能力を高めます。
相談は行っていません。学外実習の場合は実習施設の対応時間によって異なりま
1年次の「臨床心理基礎実習」
「臨床心理査定演習」では、
毎週1日のスクーリン
すが、
1日3時間∼8時間を合計45時間行います。例:週1日3時間×15週間(時間帯
グにより、心理査定・面接技法・心理療法等の基礎訓練を行います。スクーリング
は9時∼12時、
15時∼18時などさまざま。施設等の事情による)
または週1日8時間×
は、
伊勢崎キャンパスで開講します。
6週間など。
2・3年次の「臨床心理実習」
は、
伊勢崎キャンパスにある東京福祉大学附属臨床
必要実習時間数は、
在学期間中に学内外を合わせて120時間相当です。
この時
心理相談室での実習
(学内実習)
と、
学外の病院、
施設等指定実習施設で行う実習
間数に達するまで、
学外実習および学内実習として最低3件のクライアントに対する
(学外実習)
、
およびスーパービジョン・ケースカンファレンスで構成されます。
相談経験を積みます。
学内実習は、
臨床心理相談室来談者(クライアント)の来談希望曜日が実習日と
スーパービジョン・ケースカンファレンスは原則として週末に、
1日3時間または90
なります。
あらかじめ固定した曜日や時間割が決められているわけではありません。
分授業2コマで行われます。
■課題研究
〔修士論文指導〕
「課題研究」の授業を通して、約2年(臨床心理士受験資格取得の場合は約3
20
旬∼3月に行われる
「修士論文構想発表会」、2年次8月
(臨床心理士受験資格取
年)にわたって修士論文作成の指導を受けます。入学後に提出する
「研究課題・研
得の場合は3年次8月)
に行われる
「修士論文中間発表会」を経て、
草稿作成にとり
究指導教員希望届」に基づき、指導教員を決定し、
研究指導教員の指導のもと、
修
かかります。
士論文のための詳細な研究計画書の作成、
研究計画の実行に必要となる実地調
草稿段階で、
指導教授による添削・指導を繰り返し、
質の高い修士論文作成をめ
査などを行います。
研究指導教員とは、
電子メールや電話・FAX、
またスクーリング・
ざします。
草稿の段階で、
指導教授への面接指導の申込みが可能です。
オフィスアワー等を活用しながら指導を受け、独自の研究を進めます。
1年次2月下
修士論文の字数は最低30,000字以上が基準です。
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFARE
通信教育課程
科目別
履修方法一覧
履修方法
S : 全授業スクーリング R : 印刷授業
SR : スクーリング及び印刷授業
P : 実習 G : 修士論文
◎は必修
○は選択必修
無印は選択科目
■心理学研究科 臨床心理学専攻 博士課程前期
科目名
単位数
履修方法
単位数
履修方法
臨床心理学特論◎
4
SR
科目名
社会心理学特論○
2
R
臨床心理面接特論◎
4
SR
社会病理学特論○
2
R
臨床心理査定演習◎
4
S
家族心理学特論
2
R
臨床心理基礎実習◎
2
S
臨床心理関連行政論
2
R
臨床心理実習◎
2
P
精神医学特論○
2
R
課題研究◎
4
G
障害者(児)心理学特論○
2
R
心理統計法特論○
2
R
心理療法特論○
2
SR
心理学研究法特論○
2
R
学校臨床心理学特論○
2
SR
臨床心理学研究法特論
2
R
喪失の悲しみへの援助
2
R
教育心理学特論○
2
R
芸術療法特論
2
S
発達心理学特論○
2
R
心理学総論特論
2
S
●2015年度 臨床心理学専攻スクーリング開催スケジュール
初回授業は入学式の翌週、2015
(※臨床心理士受験資格取得の場合)
年度の場合は4月2週から開始。
年次
学期
前期
1年次
後期
前期
2年次
後期
※1 2015年度は土曜日の午前または午後に90分授業を1コマ。
午前・午後は年度、学期により異なります。
※2 2015年度は土曜日の午前または午後に90分授業を2コマ。
3年次
午前・午後は年度、学期により異なります。
※3 選択科目。
すべて伊勢崎キャンパスにて開講予定。2015年度
は日曜日に実施。
通学課程の時間割はp.8参照。
前期
後期
科目名
臨床心理学特論
臨床心理面接特論
喪失の悲しみへの援助
臨床心理査定演習
臨床心理基礎実習
課題研究
臨床心理基礎実習
心理療法特論
学校臨床心理学特論
課題研究
臨床心理実習
課題研究
臨床心理実習
心理学総論特論
課題研究
臨床心理実習
心理学総論特論
課題研究
時間
90分×15週 ※1
90分×15週 ※1
90分×15週 ※3
180分×15週 ※2
180分×15週 ※1
修士論文作成指導
180分×15週 ※2
90分×15週 ※3
90分×15週 ※3
修士論文作成指導
週3時間×15週 学外または学内実習
180分×15週 スーパービジョン等
修士論文作成指導
週3時間×15週 学内実習
180分×15週 スーパービジョン等
180分×15週 ※2
修士論文作成指導
週3時間×15週 学内実習
180分×15週 スーパービジョン等
180分×15週 ※2
修士論文審査
■社会福祉学研究科 社会福祉学専攻 博士課程前期
科目名
単位数
履修方法
SR
科目名
海外福祉事情特論
2
R
社会福祉援助技術特論◎★
4
SR
社会福祉法特論★
2
R(SR)
社会福祉研究法特論◎★
4
SR
精神保健福祉援助技術総論特論
2
R
社会福祉調査統計特論◎
4
SR
精神保健福祉援助技術各論特論
2
R
社会福祉援助技術演習○★
4
SR
精神保健学特論
2
R
精神保健福祉援助演習○
4
SR
精神科リハビリテーション学
2
R
課題研究◎
4
G
情報処理特論
2
R
●2015年度 社会福祉学専攻スクーリング開催スケジュール
選択必修
履修方法
4
必修
単位数
社会福祉原理特論◎
精神医学特論
2
R
社会病理学特論
2
R
スーパービジョン特論
2
SR
経済学特論
2
R
選択
科目
社会保障政策特論
2
R
社会福祉経営特論
2
R
福祉マネジメント特論★
2
R(SR)
医療経営特論
2
R
高齢者保健福祉特論
2
R
福祉財務会計特論
2
R
児童福祉特論
2
R
マーケティング特論
2
R
障害者福祉特論
2
R
オーガニゼーション特論
2
R
社会保障特論
2
R
管理会計特論
2
R
認定社会福祉士研修科目
地域福祉特論★
2
R(SR)
経営財務特論
2
R
公的扶助特論
2
R
医療経済特論
2
R
精神保健福祉特論
4
R
非営利企業特論
2
R
科目名
会場
社会福祉原理特論
[3]
東京
社会福祉援助技術特論
[3]
東京
7月19日(日)
社会福祉研究法特論
[6]
東京
10月31日(土)、
11月1日(日)
社会福祉調査統計特論
[3]
東京
1月9日(土)
社会福祉援助技術演習
[12]
精神保健福祉援助演習
[12]
スーパービジョン特論
[3]
社会福祉援助技術特論
[10]
社会福祉研究法特論
[10]
東京
東京
東京
東京
東京
開講日程
6月21日(日)
11月14日(土)、
11月15日(日)、
12月6日(土)
隔年開講のため非開講
※例年11月∼12月の土日で実施
1月10日(日)
7月19日(日)、
7月25日(土)、
7月26日(日)
10月31日(土)、
11月1日(日)、
12月13日(日)
社会福祉法特論
[10]
東京
9月6日(日)、9月27日(日)
福祉マネジメント特論
[5]
東京
10月11日(日)
地域福祉特論
[5]
東京
10月25日(日)
[ ]内の数字は、スクーリ
]内の数字は、スクーリングのコマ数を表します
ングのコマ数を表します。
(注)受講申込者数が少ない場合(4 人以下
人以下)
、
開講中止となる場合があります。
※ 諸事情により開講日程、開講時間が変更される場合があります。
★は認定社会福祉士研修科目
■社会福祉学研究科 児童学専攻 修士課程
科目名
履修方法
単位数
履修方法
2
R
小児保健特論
科目名
2
R
教育学特論◎
2
R
病児保育学特論
2
R
2
SR
学校保健特論
2
R
2
R
児童環境保健学特論
2
R
幼児教育学特論
2
R
児童安全管理学特論
2
R
幼児教育実践演習
2
S
特別ニーズ児童学特論
2
R
保育内容研究特論
2
R
障害児保育演習
2
SR
表現文化実践演習Ⅰ(言葉)
2
SR
特別ニーズ児童学臨床心理特論
2
R
表現文化実践演習Ⅱ(音楽)
2
SR
カウンセリング演習
2
SR
子育て支援特論
2
R
課題研究◎
4
SR
子育て支援演習
2
S
発達心理学特論
2
R
家族福祉特論
2
R
選択科目
保育児童学調査研究法◎
乳幼児保育学特論
●2015年度 児童学専攻スクーリング開催スケジュール
必修
単位数
児童学研究基礎論◎
科目名
会場
開講日程
保育児童学調査研究法[7.5]
東京
9月26日(土)、9月27日(日)
幼児教育実践演習[15]
東京
7月25日(土)、7月26日(日)、8月2日(日)
障害児保育演習[7.5]
東京
8月8日(土)、8月9日(日)
子育て支援演習[15]
東京
8月15日(土)、8月16日(日)、8月23日(日)
表現文化実践演習Ⅰ
(言葉)
[7.5]
東京
12月12日(土)、12月13日(日)
表現文化実践演習Ⅱ(音楽)
[7.5]
伊勢崎
10月10日(日)、10月11日(日)
東京
10月24日(土)、10月25日(日)
カウンセリング演習[7.5]
[ ]内の数字は、スクーリングのコマ数を表します。
(注)各科目の単位を修得するためには、
全日程の受講が必要。
(注)
「表現文化実践演習Ⅰ
(言葉)
「
」表現文化実践演習Ⅱ
(音楽)
」以外の選択科目は、
スクー
リング受講前までに講義科目の学習を終了してから、受講することが望ましい。
(注)諸事情により開講日程、開講時間が変更される場合があります。なお、2015
年度の実施会場は一部科目を除き、池袋会場が中心となります。
21
課題研究(修士論文)・研究実績
課題研究
(修士論文)
大学院での学習は、科目履修を経て、
修士論文の作成を中心に展開されま
す。特に、本学の場合、現実的課題の解決に即した研究を基本としているた
め、文献調査に終始した研究論文や、
自分や他人の意見などを羅列した研究
論文では、到底修士号の学位修得には到達しません。
そこで、本学では実証
研究を基本に修士論文の作成をすすめていきます。実証研究とは、研究の目
的にあった調査、実験、症例検討などによりデータを集め、
得られたデータや
事例の分析を通し、
目的とする問題の究明を果たすという研究の考え方です。
研究テーマにあわせ、
自分で収集した調査結果、
また、政府等により発表され
た既存の「二次的統計資料」など、
研究に必要なデータを、統計分析等による
量的方法・事例研究法等による質的方法など、
様々な研究法によって分析し、
教授の指導を受けながら、論証方法が明確で、論理展開の正しいレベルの高
い修士論文の完成をめざしていきます。
こうした修士論文指導により、大学院
レベルの高度な課題発見・問題解決能力を身につけていきます。
スケジュール 1年 次
春期オリエン
テーション
履修方法・課題
研究(修士論文)
のガイダンス
4月下旬
研究指導教員
希望届提出
5月下旬
研究指導教員
決定
6月~
課題研究
授業開始
心理学研究科は
6月末
心理学研究科は
10月
心理学研究科は
秋期
2月中旬
修士論文構想発表
会に向け、
研究計
画書を提出
2月下旬
~3月上旬
修士論文
構想発表会
スケジュール 2 年 次
4月末日
学位論文題目届
提出
7月中旬
修士論文中間発
表会に向け、
さらに
精錬した研究計画
書を提出
8月下旬
修士論文
中間発表会
10月中旬
学位論文題目
変更届提出
11月中旬
修士論文草稿審
査委員会へ草稿
を提出
1月中旬
学位申請書・
修士論文 提出
2月中旬
口頭試問
修了
修士の学位
を取得
研究テーマ設定から修士論文作成までの流れ
1.研究領域と課題の設定
2 .情報収集
研究テーマの決定にあたり、社会福祉学専攻の場合なら、高齢者・障害
者・児童福祉等の分野、またはケースワーク・グループワークなどの援助方
法など、臨床心理学専攻なら、例えば個人の心理的問題と発達、家庭関
係、障害者の心理や心理療法など、児童学専攻なら、例えば児童の発達・
発育や子育て支援などの広い領域から、興味ある具体的な研究目的・課題
へとさらに絞っていくことになります。その際、自分が興味を持っている課
題について書かれた文献を読んでみると同時に、自分が研究したいと思う
ようになった研究目的・課題を質問の形に置き換えてみるなどして、具体的
なイメージを持たせていきます。
ある程度自分の研究目的・課題が決まったら、図書館などで先行論文な
どの情報収集を行っていきます。自分の研究目的に関連しそうな文献数本
の中から最も適切なものを2本程度選びます。適切な論文をおおまかに読
むことにより、選んだ課題の範囲について理解ができるようになり、研究目
的・課題をより絞っていく助けにもなります。この最初の文献調査の結果、
元の研究目的・課題を変えることも可能です。
〈置き換え質問例〉
社会福祉学専攻の場合
●自分が関係している福祉施設・機関の提供しているサービスと、その効
果について知りたい(目標人口に対するサービスの成功率、サービスの効
果度、地域住民の満足度など)
● 看護師・社会福祉士など異なる背景を持ったケアマネージャーの、自分
の役割についての理解度の違いは?
臨床心理学専攻の場合
● 臨床心理的地域援助について、中でも帰国生徒の適応過程と援助体制
について知りたい
●アルコール依存症の女性の回復を妨げる心理的・社会的要因とは何か?
児童学専攻の場合
● 障害児保育について、諸外国の実践方法と日本の保育所における実践方
法の違いは?
22
3.研究課題を精錬する
情報収集の結果と調べたい目的を、再度以下のようなポイントで精錬して
いきます。
① 調べたい研究目的・課題は社会福祉学・臨床心理学・児童学に関連して
いるか。
②どうしてこの研究目的・課題が重要であるのか。
③ 研究目的・課題について明らかにすることによって、何かの実践の改善に
対して強い影響を与えるのか。
④ この研究目的・課題には適切かつ合理的に答えを出すことができるの
か。また、限られた時間、財源で行うことが可能であるか。
4. 本格的な研究の開始
ここで精錬、改善した質問を、クラスメート、指導教員などに見せ、批評
を受け、本格的な研究に向け、さらなる文献調査を行い、研究スケジュール
を作成し、研究論文の作成にとりかかっていきます。
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFAR
東京福祉大学・大学院の教育・研究体制
大学院 PhD, MA
大学 BA
〈経営福祉コース有り〉
社会福祉学
研究科
児童学専攻 修士課程[MA]
心理学
研究科
社会福祉学科
社会福祉学専攻 博士課程前期[MSW]
社会福祉学専攻 博士課程後期[PhD]
臨床心理学専攻 博士課程後期[PhD]
教育学
研究科
社会福祉
学部
社会福祉専攻
精神保健福祉専攻(通学課程のみ)
経営福祉専攻
保育児童学科
臨床心理学専攻 博士課程前期[MS]
心理学部
心理学科
教育学専攻 修士課程[MA]
教育学部
教育学科
修士論文(課題研究テーマ例)
社会福祉学専攻
児童学専攻
●介護保険施設の介護職員のバーンアウトに関する研究
●3、
4歳児の遊びへの参入場面における対人行動に関する研究̶̶参入行動
の縦断的変化を中心に̶̶
●独立型社会福祉士の活動に関する研究
●精神障害者を抱える家族の生活状況と福祉ニーズの調査研究~静岡県にお
●軽度発達障害のある子どもをみる保育者の視点を深める保育者支援に関す
る基礎研究̶̶『気になる子ども』
と注意欠陥多動性障害を中心に̶̶
けるアンケート調査を実施して~
●医療ソーシャルワーカーにおける役割葛藤とストレス̶̶ワーカー自身、医
● 幼稚園における保育者の保育意識及び保育方法と幼児の発達過程の中日
比較研究̶̶学年初期と学年末の発達的変化を中心に̶̶
師、
看護師の役割期待を媒介として̶̶
●Motivational Interviewingの適用による中途視覚障害者の社会参加準備
● 母親の持つ育児不安とイラショナル・ビリーフとの関連についての研究
●ヒトの新生児・乳児における栄養法に関する研究――母乳哺育に対する認
性の促進
識を中心に̶̶
臨床心理学専攻
● 箱庭の表現による攻撃性の変容について̶̶P‐Fスタディの他罰反応を中
心として̶̶
教育学専攻
●児童生徒の抱えるストレスの軽減法̶̶自律訓練法を用いて̶̶
●女子青年の性役割と摂食障害傾向に関する研究
●東日本大震災による生徒の心的外傷後症状に関する研究̶̶養護教諭の
職務を生かして̶̶
●中学生のいじめの傍観者における情動的共感性、
自己主張性、
いじめへの意
識について
●NIRSを使用した子どもの前頭葉機能評価
● 母親の虐待傾向に対する
『怒りのコントロール』の効果̶̶認知療法とリラク
セーション+認知療法の2グループの比較̶̶
●障害児学童保育における音楽療法の試み
●アイデンティティと職業選択̶̶やりたいこととできることの狭間で̶̶
●小学生に対する効果的なリラクセーション技法の検討̶̶ストレスマネジメ
ント教育の一方法として̶̶
平成27年度「科研費」の新規採択数に関して
平成27年度の「科研費」の新規採択数に関して本学は、東京福祉大学、
本学では、この成果を今後も継続して維持していけるよう、引き続き支援し
東京福祉大学短期大学部合わせて29件の応募中、11件が新規採択されまし
てまいります。
た(直接経費は11,100,000円)。採択率は37.9%となっており、前年度の採
択率31.7%を大きく上回りました。
過去の東京福祉大学文部科学省科学研究費採択課題一覧
※文部科学省科学研究費とは、
わが国の学術を振興するため、人文・社会科学から自然科学まであらゆる分野で、独創的・先駆的な研究を発展させることを目的とする研究助成費
です。審査の上、文部科学省および日本学術振興会より交付されます。
・知的障害養護学校等における自閉症教育に関する実
証的研究
・児童の認識に着目した音痴克服のための歌唱指導
法に関する実証的研究
・高齢者のための心理療法の開発とその実際的展開-
包括的セラピーを中心に-
・大学院付属心理相談室と地域スクールカウンセラー
の相互援助・協力体制の研究
・米国のムーブメント教育論の形成過程に関する研究
-内容規定の要因を中心として-
・電子メディアコミュニケーションにおける学習活動を
促す感情面の支援に関する基礎研究
・記憶高進現象における意識的・無意識的処理の役割
・重症心身障害児のQOLの視点に立った子育て支援
に関する研究
・体温調節機構におけるセロトニンの役割解明
・保育士養成課程における音痴克服にむけた指導法
の開発
・熟知した物体と新奇な物体に関する新連合プライミ
ング
・子どもの展望記憶の発達に及ぼす社会的文脈の効果
・日本における教育心理学の成立と展開をめぐる歴史
的研究
・依存症者(AC)と共依存家族の回復に有効なグループ
ワークモデルの開発に関する研究
・
「多文化保育」に関する大学生の意識改革の研究
・日英語のモノリンガル児とバイリンガル児における動
詞の項構造の発達
・ソーシャルワーカーによる日本型ASD(急性ストレス障
害)介入モデルの開発
・異文化圏の子どもたちへのソーシャルサポートに関す
・職場のストレスに影響を与える性格・家庭の要因-職
業性ストレス簡易調査票を用いて-
・在宅高齢者に対するストレングス視点によるソーシャ
ルワーク実践
・老人保健施設における家庭復帰にむけた介入モデル
開発及びその有効性に関する研究
・保育所乳児保育における0~2歳児の精神発達過程
に関する研究
・ストレス被曝状態に対する生理的指標からみた吃音
の重度化と治療的予後に関する研究
・キャプション入力の専門性についてのアクション・リ
サーチ
・動詞と構文の意味的適合性についての研究
・主観的ウェルビーイングによる心理生物学的ストレス
反応低減効果の実証的研究
る現象哲学的研究
23
キャンパス紹介・交通アクセス
伊勢崎キャンパス
Isesaki Campus
池袋キャンパス
Ikebukuro Campus
本館(5階建て)
正門
2号館 大学院棟(2階建て)
学部通学課程/大学院/
通信教育課
〒372-0831 群馬県伊勢崎市山王町2020-1
東京駅から50分・上野駅から45分新幹線
「本庄早稲田駅」からバスも運行
東京福祉大学伊勢崎キャンパスは、埼玉県との県
境に位置する伊勢崎市にあり、湘南新宿ラインも乗
臨床心理相談室(2号館内)
り入れているJR高崎線「本庄駅」や、東武伊勢崎
線・JR両毛線「伊勢崎駅」、上越新幹線「本庄早稲
田駅」から本学提携の路線バスが出ており、首都圏
からもアクセスしやすい場所にあります。
4号館(4階建て)短期大学部棟
5号館(4階建て)教育学部棟
アクセス
バリアフリーで情報社会に対応する最新設
備、冷暖房完備。緑の芝生と赤レンガ調の校
舎が美しいキャンパス。
広大な敷地に6棟の校舎を有する伊勢崎キャンパ
ス。校舎全館に冷暖房を完備し、校舎の床には情
報社会に即応するOA対応フロアを採用。情報処理
学習室はもちろん、学生ラウンジ、カフェテリアなどか
らもインターネットに接続し、世界中の最新情報にダ
イレクトにアクセスできます。また、校舎は段差のな
いバリアフリー構造になっており、障害者用トイレや
エレベーターなどが配置されています。
●JR上越・北陸新幹線「本庄早稲田」駅より国際十王交通バス 約40分
●JR湘南新宿ライン・上野東京ライン・高崎線「本庄」駅またはJR両毛線・東武
伊勢崎線「伊勢崎」駅より国際十王交通バス*約15分
●関越自動車道本庄児玉IC、
北関東自動車道伊勢崎ICより約15分
*本学提携。
在学生は無料で利用できます。
*
池袋サンシャインシティから徒歩1分
再開発の進む東池袋駅ならすぐ目の前
東京福祉大学池袋キャンパス本館は、
サンシャインシティのすぐ近くの東池袋に
あります。
目の前の東池袋駅には、
ショップや蔵書約30万冊という大規模な豊島
区立図書館や劇場もある
「ライズシティ池袋」
が完成。
公園や緑地も整備され、
都会的な美しさと活気にあふれるエリアです。
5号館
(大学院棟)
には研究室の
他、
院生室などが整備されています。
アクセス
●東京メトロ有楽町線
「東池袋」
駅 6・7 番ライズシティ池袋方面出口正面右手、
サンシャインシティ徒歩1分
●JR・西武池袋線・東武東上線・東京メトロ丸ノ内線・東京メトロ副都心線
「池
袋」
駅
(東口)
下車徒歩10 分
●都電荒川線
「東池袋四丁目」
駅下車徒歩 4 分
〈8・9 号館
(説明会会場)
〉
〒171-0022 東京都豊島区南池袋 2-14-2
●JR・西武池袋線・東武東上線・東京メトロ丸ノ内線・東京メトロ副都心線
「池
袋」
駅
(東口)
下車徒歩 6 分
北関東自動車道
R17
JR山手線・埼京線
R462
伊勢崎
I.C.
大学院院生室
本館(8階建て)
インフォメーションセンター/学部通学課程/大学院
〒170-8426 東京都豊島区東池袋4-23-1
明
治
ZARA
三菱東京
UFJ銀行
り
通
マクドナルド
東急ハンズ
LABI(ヤマダ電機)
サンシャ 専門店街
イン60 アルパ
横断歩道
ワールド
インポート
マート
ALTA
メゾンカイザー
サンシャイン
60通り
学習センター・S教室
ROUND1
東京スター銀行
東京福祉大学
池袋キャンパス
11号館
東京福祉大学
池袋キャンパス
本館・4号館・5号館
東京福祉保育専門学校
KFC
東京福祉大学・大学院
短期大学部
交番
国際十王交通バス
「東京福祉大学」
バス停
LUMINE
国際十王交通バス
「東京福祉大学前」
バス停
24
JR・私鉄
地下道
出口35
adidas
り
通
治
明
JR・私鉄
地下道
出口42
本庄駅
HONJO STN.
豊島区立中央図書館
(ライズアリーナビル)
地下鉄
「東池袋」駅
6・7番出口
サンリオ
今泉一丁目交差点
無印良品
びっくり
マツモトキヨシ
ガード
メガネドラッグ
ソフトバンク
至新宿・渋谷
エアライズタワー
東京福祉大学
池袋キャンパス8号館・9号館
ジュンク堂
書店
8号館
別館
文化会館
7号館別館
駿台
予備学校
東京福祉大学 池袋キャンパス6号館
東京福祉大学 池袋キャンパス7号館
東京福祉大学 池袋キャンパス13号館
歯科医院
AZUMA通り
東京福祉大学 池袋キャンパス12号館
茶屋四郎次郎記念図書館池袋分室
※2015年5月現在
GRADUATE SCHOOL, TOKYO UNIVERSITY OF SOCIAL WELFAR
王子キャンパス
Oji Campus
名古屋キャンパス
Nagoya Campus
2号館(8階建て)
1号館(5階建て)
流行の最先端をはしる
街栄からも近く、
通学にも便利です。
左/2号館(13階建て) 右/1号館(9階建て)
近県からもアクセス抜群
伝統ある街の快適な
キャンパス
名古屋キャンパスは、名古
屋駅から市営地下鉄で3分
の丸の内駅から、
さらに徒
王子キャンパスは北区の玄関
歩1分という好立地にありま
口・王子駅より徒歩15分。東京
す。東海エリアにお住まいの
都内に残っている唯一の路面
図書館
方は通信教育のスクーリン
電車・都電荒川線「梶原」駅の
グ会場としてご利用いただ
すぐ目の前にあります。こちら
けます。
には池袋キャンパスの心理学
部を移転し、2014年度新入生
より受け入れを開始しました。
心理学部の専門教室として、
テ
スト室、心理学実験・実習室な
ど、専門教育に欠かせない施
ラーニングコモンズ
設が配置されます。
学部通学課程 〒114-0004 東京都北区堀船2-1-11
広報センター(10階建て)
名古屋キャンパス広報センター
名古屋駅前には、
名古屋駅の新幹
線ホームからも見える、系列の理
学・作業 名古屋専門学校があり、
こ
アクセス
ちらに本学の広報センターが置か
●都電荒川線
「梶原」
駅前
●JR 京浜東北線
「王子」
駅
(中央口)
下車徒歩15分
●東京メトロ南北線
「王子」
駅下車徒歩14分
●JR 京浜東北線
「上中里」
駅下車徒歩12分
●JR 宇都宮線・高崎線
「尾久」
駅下車徒歩10分
●都バス草64
(池袋駅東口─浅草雷門南)
「梶原」
バス停前
れています。
こちらで願書を直接入
手することも可能です。
〒453-0014
愛知県名古屋市中村区則武1-1-4
(理学・作業 名古屋専門学校内)
TEL.052-454-3502
FAX.052-454-3505
JR名古屋駅新幹線出口徒歩3分
地下鉄東山線「亀島」駅3番出口徒歩6分
アクセス
●地下鉄鶴舞線「丸の内」駅・地下鉄桜通線「丸の内」駅4番出口徒歩1分
N
東京福祉大学
王子キャンパス
溝田橋交差点
学部通学課程/大学院
〒460-0002
愛知県名古屋市中区
丸の内2-13-32
東京トヨペット
セブンイレブン
名古屋キャンパス
広報センター
東京福祉大学
名古屋キャンパス2号館
東京福祉大学
名古屋キャンパス1号館
ザ・グランドティアラ
中央口
25
2016
年度
大学院入試要項
※詳しくは「大学院 学生募集要項」をご覧ください。
アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)
選考方法
東京福祉大学大学院では、
学生に対し、
各分野の専門家に
通学課程
① 〈1 次選考〉
必要な「思考力」
「創造力」
「問題発見・解決能力」の獲得をめ
ざし、
卒業までに確実に学生の学問的基礎能力を高められるよ
書類選考、小論文
(専攻分野に関するテーマ)
、英語
(心理
う、双方向対話型の教育を実践しています。
レポートの作成や
学研究科臨床心理学専攻博士課程前期・後期、社会福
祉学研究科社会福祉学専攻博士課程後期)
グループディスカッションを日々の授業に多く取り入れ、
学生主
② 〈2 次選考(1 次選考合格者対象)〉
体に学ばせながら
「思考力」
「創造力」
「問題発見・解決能力」を
面接(専攻分野・研究分野の口頭試問)
身につけていきます。
本学の入学者選抜試験では、
こうした効果的な教育を受け
通信教育課程
て能力を伸ばせる学生を選抜することに主眼を置いています。
「読む力」
「論理的思考力」
「書く力」など、
学問・研究に必要な
① 〈書類選考〉
基礎的な能力について、入学後の能力の伸長の可能性をも見
② 〈1 次選考(書類選考合格者対象)〉
出すことを目的とし、選抜試験を実施します。
小論文(専攻分野に関するテーマ)、英語(心理学研究
ここで最も大切なことは、
一人ひとりが個性を伸ばしていくた
科臨床心理学専攻のみ)
めには、
学生個人の学習・研究に対する強い意欲や将来の目標
③ 〈2 次選考(1 次選考合格者対象)〉
への熱意・学問領域への関心が不可欠であるということです。
東
面接(専攻分野・研究分野の口頭試問)
京福祉大学では、
次にあげるような学習意欲・熱意、人間相手
の仕事への適性を持つ方にぜひ入学していただきたいと考えて
います。
意欲・熱意のある皆様からの出願をお待ちしています。
① 東京福祉大学の実践的・効果的な教育を継続して学び、
能力を伸ばしていこうという意欲
② 各分野のリーダー的な人材になりたいという強い熱意
③ 他人を大切にする「やさしさ」
「思いやり」
「人間性」
通学課程
出願期間
1次選考
2次選考
1期募集
2015年 8月19日(水)~2015年 8月31日(月)
2015年 9月12日(土)
2015年 9月25日(金)
2期募集
2015年11月 9日(月)~2015年11月23日(月)
2015年12月 5日(土)
2015年12月17日(木)
3期募集
2016年 1月18日(月)~2016年 1月31日
(日)
2016年 2月24日(水)
2016年 3月10日(木)
出願期間
1次選考
2次選考
通信教育課程
1期募集
2015年 8月19日(水)~2015年 8月28日(金)
2015年 9月12日(土)
2015年 9月25日(金)
2期募集
2015年11月 9日(月)~2015年11月19日(木)
2015年12月 5日(土)
2015年12月17日(木)
3期募集
2016年 1月18日(月)~2016年 1月28日
(木)
2016年 2月24日(水)
2016年 3月10日(木)
校章の
由来
大海を渡る御朱印船(「茶屋船交趾渡航貿易絵巻」
より)
フロンティア・スピリット̶
未来を切り開く開拓精神
本学の校章には大海を行く
「御朱印船」
がデザインされています。
本学の学校法人名にも取り上げられている茶屋四郎次郎は、
約400年前の江戸時代初期、
まだ海外への渡航が命がけであった時代に、
この
「御朱印船」
で荒波を乗り越え、
遠く安南
(今のベトナム)
にまで渡航し、
海外貿易に従事し、
徳川家康の幕府の
成立に協力しました。
命がけで未知の世界に飛び込み、
わが国の発展のために尽くした冒険者の精神、
国際的な広い視野、
人のために尽くそうとする心。
こうした
精神は、
時代が変わった現在でも生きているものだと私たちは考えます。
社会変動の激しい21世紀に活躍できる、
柔軟で合理的な思考、
国際的な広い視野、
未知の問題に取り組む思考力・創造力とチャレンジ精神、
国民のために尽く
そうとする心をもった人材を育成したい。
本学の学校法人名、
そして校章にデザインされた
「御朱印船」
には、
そういう本学の願いが込められているのです。
●池袋キャンパス入学課
〒170‐8426
東京都豊島区東池袋4‐23‐1
TEL.03-3987-6602
FAX.03-3987-8403
●王子キャンパス入学課 ●伊勢崎キャンパス入学課
〒1
14‐0004
東京都北区堀船2‐1‐11
TEL.03-5960-7426
FAX.03-3981-2533
〒372‐0831
群馬県伊勢崎市山王町2020‐1
TEL.0270-20-3673
FAX.0270-20-3693
URL ht tp://w w w.tok yo -fukushi.ac.jp
●名古屋キャンパス広報センター
〒453‐0014
愛知県名古屋市中村区則武1‐1-4
TEL.052-454-3502
FAX.052-454-3505
2016-T-1
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