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小児の肺炎球菌感染症 予防接種について

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小児の肺炎球菌感染症 予防接種について
小児の肺炎球菌感染症 予防接種について
小児が肺炎球菌に感染するとどうなるの?
肺炎球菌は細菌による子どもの感染症の主な原因菌の一つです。
せきやくしゃみなどにより感染し、多くの子どもがのどや鼻に保菌しています。
体力や抵抗力が落ちたときなどに、菌が体内に入り込んで、年間 150 人くらいが
細菌性髄膜炎を発症し、その他に菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気
を起こすこともあります。
肺炎球菌性の髄膜炎になった人のうち、約 2%が死亡し、約 10%に水頭症、難聴、発育障
害などの後遺症が残ります。
生後 3 か月から 5 歳未満(特に 2 歳未満)にかかりやすいので注意が必要です。
小児用肺炎球菌ワクチンについて
肺炎球菌の中でも、子どもの肺炎球菌感染症を起こしやすい 13 種類の型に対応して作ら
れており、平成 25 年 11 月から定期接種で使用できるようになったワクチンです。
<接種回数・間隔について>
標準的な接種スケジュール
☆生後 2 か月~7 か月になる日の前日までに開始:4 回
初回接種:27 日以上の間隔で 3 回*1(2 歳*2 の誕生日の前日までに完了)
*1;2 回目の接種が 1 歳の誕生日の前日以降の場合、3 回目の接種は不可
*2;標準的には 1 歳
追加接種:初回 3 回目の接種から 60 日以上の間隔で 1 回(1 歳以降*3)
*3;標準として 1 歳~1 歳 3 か月の間に接種
27 日以上の間隔
3 回目の接種から
60 日以上の間隔
27 日以上の間隔
2 歳(標準:1 歳)の誕生日の前日までに完了
1 歳以降(標準:1 歳~1 歳 3 か月の間)
★1 歳の誕生日の前日以降に初回接種が途中の場合、残り 2 回(初回 1 回、追加 1 回)のみ接種可能です。
★2 歳の誕生日の前日以降に初回接種が途中の場合、残り追加 1 回のみ接種可能です。
標準的な接種スケジュールを逃した場合
☆生後 7 か月~1 歳の誕生日の前日までに開始:3 回
初回接種:27 日以上の間隔で 2 回(2 歳*4 の誕生日の前日までに完了)
*4;標準的には 1 歳
追加接種:初回 2 回目の接種から 60 日以上の間隔で 1 回(1 歳以降)
27 日以上の間隔
2 回目の接種から
60 日以上の間隔
★2 歳の誕生日の前日以降に
初回接種が途中の場合、
残り追加 1 回のみ接種可能です。
2 歳(標準:1 歳)の誕生日の前日までに完了
1 歳以降
☆1 歳~2 歳の誕生日の前日までに開始 :2 回〔60 日以上の間隔〕
60 日以上の間隔
☆2 歳~5 歳の誕生日の前日までに開始
:1 回
<副反応について>
接種部位の局所反応:赤み、腫れ、痛み、硬結など
全身反応:発熱(37.5℃以上)、傾眠状態、易刺激性、食欲減退、下痢、嘔吐など
接種部位の赤み、腫れは比較的多くみられています。
重い副反応として、非常にまれに、ショック、アナフィラキシー※1(じんましん・呼吸困
難など)、けいれん、血小板減少性紫斑病があらわれることがあります。
※ 1「アナフィラキシー」とは、通常接種後約 30 分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗
がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声
が出にくい、息が苦しいなどの症状に続き、ショック状態になるような激しい全身反応のことです。
接種にあたって
ワクチン接種を受けることができないお子さん
① 明らかに発熱(通常 37.5℃以上)をしている
② 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかである
③ 小児用肺炎球菌ワクチンまたはジフテリアトキソイドによってアナフィラキシー※1 を起
こしたことがある
④ その他、医師が不適当な状態と判断した場合
ワクチン接種を受ける際に注意が必要なお子さん
① 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などの基礎疾患がある
② 予防接種で、接種後 2 日以内に、発熱や全身性発疹等のアレルギーを疑う症状がみられ
たことがある
③ 過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある
④ 過去に免疫不全と診断されたことがある、または近親者に先天性免疫不全症の方がいる
⑤ 小児用肺炎球菌ワクチンまたはジフテリアトキソイドに対して、アレルギーを起こすお
それがある
接種後の注意点
①予防接種を受けた後 30 分程度は、急な副反応が起こることがあります。
体調の変化に注意し、症状が現れたときには、医師にご相談ください。
②接種後、1 週間程度は副反応の出現に注意しましょう。
③接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこするのはや
めましょう。
④当日は、激しい運動は避けましょう。
健康被害救済制度について
定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になった
り、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種救済制
度により予防接種法に基づく給付を受けることができます。
詳しくは、お手持ちの予防接種手帳「予防接種と子どもの健康」のページをご確認くださ
い。
<お問い合わせ>松山市保健所
TEL:911-1858
FAX:923-6062
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