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トラベル インフォメーション

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トラベル インフォメーション
LINTEC SERVICE TRAVEL INFORMATION
(お問い合わせ先) TEL:03-3579-7155
mail:[email protected]
VOL44
★ 米国:ESTAスタート「いまのところ混乱はない」★
01 月 12 日から米国への入国時に、電子渡航認証システム「ESTA」での事前オンライン申請が義務化されました。
当初は、システムが未対応の航空会社もあり、国土交通大臣の金子一義氏が記者会見で懸念を表明するなど混乱も予想されま
したが、義務化から約 2 週間が経過した 1 月 26 日 07 時現在、航空会社や大手旅行会社では特に大きな混乱やトラブルは発生
していないようです。
日本航空(JL)、全日空(NH)、ノースウエスト航空(NW)では、
「特に問題はありませんでした。ごく数名が未申請でしたが、そ
の場でスムーズに申請できていた。
」としており、ユナイテッド航空(UA)では、
「関西空港では 100%事前申請済みで、成田空
港では 2 件だけその場で申請した。
」と説明。
また、JL や NH では、予約者への確認の電話や、インターネット予約の際にポップアップで通知するなど、告知を進めてきて
いたといいます。
航空券手配を代行する旅行会社でも、顧客が搭乗できないなどの事案は把握していません。
各社が 4,200 円から 6,300 円程度の手数料を徴収して実施する「ESTA の申請代行サービス」でも問題は発生していないといい
ます。
阪急交通社では、
「(申請代行の)利用者は正確には把握できていないものの全体の 20%程度のようだ。大きな混乱はない。
」と
し、JTB でも同様に「11 月から通知しており、問題はない。
」と回答。
近畿日本ツーリスト(KNT)は「昨年 12 月から各販売店で伝えており、社内スタッフが米国大使館主催の勉強会に参加するなど
の対応をしている。
」といいます。
また、日本旅行も、
「ビジネス渡航やインターネット環境が整っていない人から各支店に問い合わせがあったものの、混乱は
なかった。
」としており、大使館や旅行会社、航空会社などによる継続的な告知の結果、渡航者への周知が進んでいることが
伺えました。
なお、北米路線を運航する複数の航空会社が認めたところでは、当面の間は従来の出入国カード「I-94W」が併用される予定。
そのため、ESTA の申請と承認が済んでいる旅客も、機内で出入国カードを記入することになります。
また、チェックインの際に承認の有無を確認するシステムの導入は、全日空(NH)はすでに終えたものの、日本航空(JL)は 01
月下旬をめどにしております。
ノースウエスト航空(NW)は 03 月末の予定で、ユナイテッド航空(UA)も時期は未定ながら導入に向けて準備を進めています。
★ エミレーツ航空(EK):中部-ドバイ便の運休を決定 ★
エミレーツ航空(EK)は 02 月 01 日から中部-ドバイ線を週 4 便に減便、03 月 29 日から運休します。
運休の要因は、世界的な経済情勢悪化の影響やドバイから中部への需要の伸び悩みなどで、中部-ドバイ線における今後の成
長性を見込めないと判断したといいます。
旅行会社では、EK の決定により販売中の商品や 04 月以降の商品への影響が出ているようです。
近畿日本ツーリスト(KNT)では、
「中部-ドバイ線が定着してきていました。ドバイだけでなくトルコやエジプト、ローマやパ
リなどのツアー設定もあり、打撃は大きい。
」とし、既に販売済みの商品については関空線への振替や日程の変更などで対応。
運休後の 04 月以降の商品は「パンフレットも発送済みだったが販売を中止する。
」といいます。
JTB でも同様に、
「販売分は日にちの振替で対応」しており、04 月以降は、
「商品企画の段階で運休の連絡があり影響はなかっ
た。
」といいます。
また、
「中部よりも関空の方が需要は高かった」とコメントしています。
このほか、中部圏の旅行会社では「レジャー需要が多く、02、03 月分は現在中部から関空へ振り替えているところ。
」といい
ます。
04 月以降は航空会社を変更してツアーを造成する予定で、
「他社でも振替が発生すれば座席が取れないことも予想され、料金
が合わない場合もある。その際には造成を中止して方面を変えてやっていく。
」と話しています。
関空線の利用に関しては「これまでの実績がないため考えていない。
」としました。
なお、昨年 12 月に開催された日本とアラブ首長国連邦との航空当局間協議では、2010 年に予定される成田空港の第 2 滑走路
の北伸完了後、ドバイ-成田間の就航が可能となりました。
EK は 10 年以上成田への乗り入れを希望してきた経緯もあり、2010 年の成田就航が想定されています。
★ 米国:日本人のESTA申請者22万人超 ★
米国への事前オンライン入国申請を義務付ける「電子渡航認証システム(ESTA)」が 01 月 12 日からスタートしましたが、昨年
08 月の試運転開始から、正式開始の 01 月 12 日までに日本人が申請した人数は 220,854 人に達しました。
この人数は、英国に次いで 2 番目の規模となっております。
この数字はアメリカン航空(AA)が大阪で開催している旅行会社向けの月例会「アメリカンウェイ」で、白石裕史西日本地区ア
カウントマネジャーが明らかにしました。
導入初日の 12 日の申請者は 11,987 人に上るなど、駆け込み申請もありました。
大阪・神戸米国総領事館のシェイファー・ゲーリー副領事は「申請者はさらに増加している。
」と話しています。
ESTA 承認の有無を確認できる航空会社側のシステム対応について、関空ではエバー航空(BR)が初日から行っていますが、未対
応の航空会社は口頭での確認を行っています。
大韓航空(KE)では ESTA の承認画面が印刷された書面の提示をチェックインカウンターで求めています。
同副領事によると、関空や中部空港でも「99%が問題なく進行している。
」といいます。
★ シンガポール航空(SQ):昨年に続き「地球の歩き方」ランキング1位 ★
ダイヤモンド・ビック社が発表した「2009年度版 地球の歩き方 エアライン・ランキング」によると、シンガポール航空(SQ)
が昨年に引き続き、総合ランキング1位に選出されました。
1位以下は、2位に昨年の3位からワンランクアップのヴァージン アトランティック航空、3位に昨年の6位から順位を上げたオ
ーストリア航空が続きました。
「総合ランキングベスト20」を詳しく見ると、3位以下は、4位にエミレーツ航空、5位にキャセイパシフィック航空、6位にマ
レーシア航空の順位となりました。
エミレーツ航空は昨年2位からのランクダウンとなりましたが、マレーシア航空は昨年16位から大幅にランクを上げ、トップ10
入りを記録しました。
日系航空会社をみると、8位の全日空は昨年より順位を上げた一方、日本航空は16位と昨年の14位から評価を下げています。
そのほか、昨年ランク外だったカタール航空、ニュージーランド航空、カンタス航空およびチャイナ・エアラインがトップ20
入りを果たしています。
「エコノミークラス ベスト20」でも、シンガポール航空とヴァージン アトランティック航空がそれぞれ1位、2位を獲得し強
さを見せています。
3位にキャセイパシフィック航空、4位にエミレーツ航空、5位にオーストリア航空が続き、順位の変更はあるものの、トップ5
は総合ランキングと同じ航空会社が揃いました。
「エコノミークラス以外 ベスト15」を見ると、1位にオーストリア航空、2位にエミレーツ航空、3位にシンガポール航空の順
位となりました。
なお、今回の結果は、一昨年 11 月 01 日~昨年 10 月 31 日に「地球の歩き方」ホームページ上で実施したアンケート調査によ
るもので、接客や機材など 8 部門において調査を行いました。
★ 日系航空会社(JL・NH):減便・運休を追加発表 ★
日本航空(JL)と全日空(NH)は、03 月末までの冬スケジュールの期間に、一部の国際線の路線を減便、または運休します。
2 社は昨年 08 月に路線再編を発表していましたが、世界的な経済危機により需要が低迷したため、計画の追加変更を決めまし
た。
夏スケジュール以降については、JL は現在のところ未定で、例年 01 月末から 02 月初めにかけて発表する路線計画に盛り込み
ます。
NH も運休期間を「当面の間」と説明しています。
JL は、成田発着の上海線と北京線、バンコク線を減便。
期間は上海線と北京線が 02 月 10 日から 03 月 28 日までで、バンコク線は 01 月 20 日から 03 月 28 日までとします。
2007 年通年の利用率と 2008 年 12 月の利用率を比べると、中国の 2 路線は 60%強から 50%に、バンコクは 70%強から 60%に
それぞれ減少しました。
NH は、関空-大連線と関空-大連/瀋陽線を運休するほか、成田-ムンバイ線と成田-上海線を減便。
NH の場合、例えば関空-大連線では、2007 年の利用率は 60.7%でしたが 2008 年上半期は 39.4%まで減少、下期はさらに景
気後退の影響を受けています。
NH 広報室では「今回の措置は費用削減をめざした短期的な緊急対策。
」と時限的な対策であると説明しました。
▽ JL 減便計画
・ 減便
(路線:新週間便数/現週間便数/実施日/便名)
成田-上海線:21 便/28 便/02 月 10 日/JL619 便・610 便
成田-北京線:14 便/19 便/02 月 10 日/JL683 便・684 便
成田-バンコク線:14 便/21 便/01 月 20 日/JO703 便・704 便(02/06、02/09、02/10、03/08 は運航)
▽ NH 運休・減便計画
・ 運休
(路線:現週間便数/開始日/便名)
関西-大連線:5 便/02 月 12 日
関西-大連/瀋陽線:02 便/02 月 14 日
・ 減便
(路線:新週間便数/現週間便数/開始日)
成田-ムンバイ線:3 便(日・火・金)/7 便/02 月 02 日
成田-上海線:14 便/21 便/02 月 05 日
★ 米国:NYCラガーディア空港が発着枠縮小 ★
米運輸省(DOT)はニューヨークのラガーディア空港の定期便発着枠を、現行の 01 時間当たり 75 便から 71 便に減らします。
今回の便数縮小は「強制的なものではなく、航空各社が自発的に便数制限に協力してくれた。
」(DOT)と説明しています。
DOT の発着枠オークション計画は、01 月初めにワシントン DC で提訴されており、目下、膠着状態。
しかしメアリー・ピータース運輸長官は、
「ラガーディア空港での遅延発生ぶりは、世界的に見ても最悪。利用客のために、
可能な改善策はすべて試していく。
」としています。
DOT 統計によると、ラガーディア空港の定時運航率は 2007 年に全米主要 32 空港の中で最下位。
2008 年 01~10 月累計では 28 位となっています。
★ ポルトガル:リスボン市におけるスリに関する注意喚起 ★
(以下、外務省発信の渡航情報より抜粋)
1:最近、リスボン市でスリ被害が多発しています。
昨年 11 月末から本年 01 月中旬までに在ポルトガル日本国大使館に届け出られた被害届は前年の約 2 倍になっており、そのほ
とんどは財布と共に旅券を盗まれています。
被害に遭っているのはいずれも短期滞在の旅行者であり、旅行客を専門に狙った犯罪集団が存在しているようです。
ポルトガルでは少額であってもデビットカード又はクレジットカードでの支払いが一般的であるため、地元の人は多額の現金
を持ち歩きません。
このため、犯罪集団は、常に多額の現金を持ち歩いている旅行者を狙っています。
2:特に被害が多発している場所は以下のとおりです。
(1)バイシャ地区:レスタウラドーレス(Restauradores)広場、ロッシオ(Rossio)広場、フィゲイラ(Figueira)広場周辺
(2)ブレイン(ベレン)地区:ジェロニモス修道院、発見のモニュメント周辺
(3)市電 15 番及び 28 番全線
(4)地下鉄全線
3:防犯対策
(1) バッグの中の貴重品入れごと盗難に遭うケースがほとんどです。市内散策中は多額の現金や貴重品をバッグに入れて
持ち歩かないようにしましょう。
また、やむを得ず現金を持ち歩く場合は、分散して携行し、肌身離さない等の対策をとるようにしてください。
(2) 貴重品入れの中に旅券を入れていたため、旅券も一緒に盗難に遭うケースがほとんどです。
市内散策中は旅券をホテルのセーフティボックスに預け、コピーを携帯するなどの対策をとりましょう。
やむを得ず旅券を携行する場合には、財布とは別の場所に入れ、細心の注意を払うようにしてください。
(3) 背中のリュックサックから貴重品入れを盗まれたり、混雑時にウェストポーチやハンドバッグから盗まれるケースも
報告されています。
バッグの口を閉じておくことで安心することなく、バッグ類は常に前に抱え、ファスナーも常に前に持ってくるなど、
目が行き届くようにしてください。
(4) 飲食中又は買い物中にスリ、置き引きに遭うケースも報告されています。貴重品が入ったバッグは体から離すことな
く、常に注意を払いましょう。
(5) 市電やバスに乗車する際には、混雑している車両は避けるようにしましょう。
また、市電やバスに乗車する際には地下鉄の券売機で「Viva Viagem」カードを購入し使用するようにし、現金で乗
車して財布の位置を知られることがないようにしましょう。
(6) 市電やバスの車内が混雑していない場合でも、集団で取り囲む等の方法により人為的に混雑している状況を作り出し
盗みを働くことがあります。
この場合犯人は犯行後すぐに逃げることができるように入口付近に固まっていることが多いようです。
車内で集団を見掛けた場合は近づかないようにしましょう。
また、入口付近に乗車せず、なるべく車両中央にいるようにしましょう。
さらに、体を寄せてくる等の不自然な行動に気付いた場合には、目的地より前であっても早めに下車しましょう。
★ 日系航空会社(JL・NH):11月国際線旅客、全方面で大幅減 ★
日本航空(JL)グループと全日空(NH)グループがまとめた 11 月の輸送実績によると、国際線旅客数は JL が前年比 17.6%減の
907,023 人、NH が 17.5%減の 314,465 人と両社ともに落ち込んでいます。
特に JL はオセアニア方面が前年比 36.9%減の 33,202 人と大きく割り込み、ヨーロッパ方面も 21.3%減の 83,680 人。
ヨーロッパについては NH も 23.0%減の 34,168 人と苦戦が目立ちます。
利用率は JL が 61.7%、NH が 64.4%でした。
一方、国内線旅客数は NH が 9.0%減の 3,593,481 人だったのに対し、JL は 0.8%減の 3,576,962 人と微減にとどめました。
利用率は NH が 68.2%、JL は 67.5%。11 月の国際線路線別旅客数は以下のとおりです。括弧内は前年同月比。
【JL グループ】
◇太平洋線:181,156 人(17.4%減)
◇欧州線:83,680 人(21.3%減)
◇東南アジア線:305,588 人(14.7%減)
◇オセアニア線:33,202 人(36.9%減)
◇グアム線:36,587 人(13.7%減)
◇韓国線:134,738 人(13.9%減)
◇中国線:132,072 人(20.2%減)
【NH グループ】
◇北米線:65,837 人(16.3%減)
◇欧州線:34,168 人(23.0%減)
◇アジア・オセアニア線:214,460 人(16.9%減)
★ 中国:中国人民元の偽札に関する注意喚起 ★
(以下、外務省発信の渡航情報より抜粋)
1:最近中国では、中国各地で人民元 100 元札の偽札が大量に市場に出回り、この偽札の番号は「HD90」
、
「HB」
、
「FA」で始ま
るものが多く、多くの商店では同番号で始まる 100 元札は受取りを拒否されている旨報じられています。
2:このような報道を踏まえ、中国人民銀行(中央銀行)では、同行のホームページやプレスリリースにおいて…
(1) 新聞等で報じられている偽札は、2007 年から見つかってきている
(2) 偽札は、手で触ったり肉眼で識別できる
(3) 「HD90」等の通し番号だけで偽札と判別することは正しくない
(4) 偽札が銀行の偽札鑑別器でさえ識別できないほど精巧という見解は確かではない等述べる一方、01 月 26 日の中国旧
正月(春節)を迎えるに当たって人民元の流通量も増大し、取引も頻繁となるので、偽札を受け取ったり使用したり
することがないように注意を呼び掛けています。
3:つきましては、中国へ渡航・滞在される方は、中国国内において偽札が流通している可能性があることに留意し、日本円
等の外貨を人民元に両替する際は、インターネットのブログ等に掲載されている不認可の両替商等では換金をせず、必ずホテ
ル、銀行等の金融機関を利用することをお勧めします。
なお、中国で偽造通貨と知りながらこれを所持又は使用した場合には、懲役又は罰金刑あるいは程度によりその両方が科せら
れます。
偽札を発見した場合は、人民銀行、公安機関又は金融機関に届け出る必要があります。
★ 全日空(NH):国際線エンターテイメントプログラムを刷新 ★
全日空(NH)は 02 月から、国際線のエンターテイメントプログラムのチャンネル数を増加していきます。
対象は個人用のシートモニターを装備する全ての機材。
ハリウッド映画をはじめ、特集番組などこれまでにない多様なチャンネルも増やし、多様化する旅客のニーズに応えていきま
す。
まず、02 月 01 日から欧米路線のボーイング B747-400 型機と B777-300ER 型機の番組を、従来の 82 チャンネルから 160 チャン
ネルに拡充。
04 月 01 日からは中国やアジアなど中・短距離路線の B777-200ER 型機と B767-300ER 型機の番組を、75 チャンネルから 153 チ
ャンネルに増加します。
チャンネル数の増加に合わせて、番組のラインナップも、ハリウッド映画や日本映画に加え、フランス、韓国、タイなどの映
画を集めるほか、人気の高いテレビドラマ「24-TWENTY FOUR-Season1」全 24 話の一挙上映なども実施。
オーディオ番組でも、雑誌「GQ JAPAN」とのコラボレーションで、
「GQ Salon on ANA」の番組を開始。
「大人の男性の洗練されたライフスタイル」をテーマに、ゲストトークや音楽を楽しめる内容です。子供向けの朗読なども提
供します。
注:今号の「旅上手への道」はニュースが多かったため、お休みさせて頂きます。
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