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日吉津村BCP(業務継続計画)
日吉津村BCP(業務継続計画) <地震・津波編> 【第1版】 2013(H25)年 3月 日吉津村 目 第1部 1 2 3 4 5 6 次 基本事項 BCPとは 日吉津村BCPの目的と目標 2.1 日吉津村BCPの目的 2.2 日吉津村BCPの目標 日吉津村BCPの基本方針 3.1 災害時優先業務への集中 3.2 一元的な災害時優先業務の実施及び資源の確保 3.3 業務継続体制の整備 3.3.1 実効的なBCPの策定 3.3.2 BCPに基づく計画的な準備 日吉津村BCPの位置づけ 4.1 日吉津村地域防災計画との関係 4.1.1 地域防災計画の実効性の担保 4.1.2 通常業務の継続 4.1.3 地域防災計画とBCPの整合 4.2 鳥取県版業務継続計画(BCP)との関係 日吉津村BCPの対象 5.1 対象となる組織 5.2 対象となる職員 5.3 対象となる業務 5.4 対象となる期間 5.4.1 対象となる期間の考え方 5.4.2 タイムライン 5.4.3 BCPの発動 5.4.4 BCPの解除 用語の定義 第2部 災害時の被害、状況及び課題 1 災害及び被害の基本的な考え方 1.1 鳥取県版BCP共通の考え方 1.1.1 基本方針 1.1.2 対象とする災害 1.1.3 資源に着目した検討 1.2 日吉津村BCPの考え方 2 災害時の状況及び課題 2.1 日吉津村の特性 2.2 災害時に懸念される状況、課題等 第3部 1 災害時優先業務 「災害時優先業務」とは 1.1 災害時優先業務 1.2 災害時優先業務以外の業務 2 「継続が不可欠な業務」及び「優先度が高い業務」の考え方 2.1 継続が不可欠な業務 2.2 優先度の判断基準 3 災害時優先業務一覧 3.1 災害時優先業務項目表 3.2 災害時優先業務・業務継続体制表 頁 01 01 02 03 05 07 08 08 08 10 10 11 11 第4部 業務継続体制 組織及び活動 1.1 日吉津村の組織及び活動 1.1.1 組織体制 1.1.2 権限及びその委譲 1.1.2.1 職務代行 1.1.3 必要な資源の確保、配分 1.2 関係機関との連携 2 資源 2.1 人的資源 2.1.1 日吉津村職員 2.1.1.1 安否確認 2.1.1.1.1 災害時の対応 2.1.1.1.2 平常時の事前対策 2.1.1.2 職員の参集 2.1.1.2.1 災害時の対応 2.1.1.2.2 平常時の事前対策 2.1.1.3 職員の再配置 2.1.1.4 職員の活動 2.1.1.4.1 職員の交代、休養 2.1.1.4.2 職員の活動支援 2.1.2 関係機関応援職員等(他市町村、国、県の職員。消防、警察、自衛隊。ボランティアなど) 2.1.2.1 関係機関への応援要請 2.1.2.2 関係機関からの受援 2.1.2.3 ボランティア等の受入れ、協働 2.2 物的資源 2.2.1 施設 2.2.1.1 日吉津村役場 2.2.1.1.1 庁舎 2.2.1.1.1.1 現状、課題 2.2.1.1.1.2 災害時の対応 2.2.1.1.2 執務空間 2.2.1.1.2.1 現状、課題 2.2.1.1.2.2 災害時の対応 2.2.1.1.3 駐車場等 2.2.1.1.3.1 現状、課題 2.2.1.1.3.2 災害時の対応 2.2.1.1.4 電気 2.2.1.1.4.1 現状、課題 2.2.1.1.4.2 災害時の対応 2.2.1.1.4.3 平常時の事前対策 2.2.1.1.5 上水道 2.2.1.1.5.1 現状、課題 2.2.1.1.5.2 災害時の対応 2.2.1.1.5.3 平常時の対策 2.2.1.1.6 下水道 2.2.1.1.6.1 現状、課題 2.2.1.1.6.2 災害時の対応 2.2.1.1.6.3 平常時の事前対策 2.2.1.1.7 通信 2.2.1.1.7.1 現状、課題 2.2.1.1.7.2 災害時の対応 2.2.1.1.7.3 平常時の対策 12 1 13 13 17 2.2.1.1.8 情報システム 2.2.1.1.8.1 現状、課題 2.2.1.1.8.2 災害時の対応 2.2.1.1.8.3 平常時の事前対策 2.2.1.2 日吉津村役場の代替施設 2.2.1.2.1 現状、課題 2.2.1.2.2 災害時の対応 2.2.1.2.3 平常時の事前対策 2.2.1.3 その他の主要施設 2.2.1.3.1 避難所 2.2.1.3.2 救援物資用倉庫 2.2.2 資機材 2.2.2.1 車両 2.2.2.1.1 現状、課題 2.2.2.1.2 災害時の対応 2.2.2.1.3 平常時の事前対策 2.2.2.2 災害応急作業用資機材等 2.2.2.2.1 現状、課題 2.2.2.2.2 災害時の対応 2.2.2.2.3 平常時の対応 2.2.3 物品、用品 2.2.3.1 事務機器等 2.2.3.1.1 現状、課題 2.2.3.1.2 災害時の対応 2.2.3.1.3 平常時の事前対策 2.2.3.2 食糧・飲用水 2.2.3.2.1 現状、課題 2.2.3.2.2 災害時の対応 2.2.3.2.3 平常時の事前対策 2.2.3.3 安全衛生保護具等 2.2.3.3.1 現状、課題 2.2.3.3.2 災害時の対応 2.2.3.3.3 平常時の事前対策 2.2.3.4 医薬品・トイレ 2.2.3.4.1 現状、課題 2.2.3.4.2 災害時の対応 2.2.3.4.3 平常時の事前対策 2.2.3.5 冷暖房器具等 2.2.3.5.1 現状、課題 2.2.3.5.2 災害時の対応 2.2.3.5.3 平常時の事前対策 2.2.3.6 その他の物品・用品 2.3 会計 2.3.1 災害時の対応 2.3.2 平常時の事前対策 2.4 情報 2.4.1 情報収集 2.4.2 情報提供 第5部 1 その他 業務継続力の向上 1.1 日吉津村業務継続体制の整備、強化 1.1.1 「ボトルネック」の事前解消 27 27 29 29 1.1.2 業務マニュアル等の整備 1.1.3 地域防災計画等への活用 1.1.4 課及び職員の責務 1.1.4.1 課の責務 1.1.4.2 職員の責務 1.2 日吉津村BCPの事前周知 1.2.1 住民への事前周知 1.2.2 関係・団体等への事前周知 1.3 日吉津村BCPの検証、見直し 2 資料集 2.1 関係機関連絡先 2.2 資源一覧 別紙1「用語の定義」 別紙2「業務の優先区分の考え方」 別紙3「災害時優先業務項目表」 別紙4「災害時優先業務・業務継続体制表」 別紙5「関係機関連絡先」 別紙6「資源一覧」 参考「『東日本大震災級の地震による被害』について」 31 第1部 1 基本事項 BCPとは BCP(=Business Continuity Plan:業務継続計画)とは、災害時優先業務(※1)を実施する態勢を確 保するために、事前に必要な資源(※2)の確保・配分や必要な対策を定めることにより、災害発生後の業務 立上げ時間の短縮や発災直後の業務レベルの向上を図る計画である(以下、「BCP」という)。 (鳥取県版BCP策定推進に関する基本指針[暫定版]1(1)参照) ※1:災害時優先業務 災害発生時に優先して行う必要がある業務(災害発生時における応急業務に、通常業務のうち継続又は早期復 旧の必要がある業務を加えたもの。詳細は、「第3部 災害時優先業務」参照) ※2:資源 人員、事業所、資機材等(詳細は、「第4部 図1-1「BCPのイメージ」 <平常時> BCPを策定 ・必要な資源の確保・配分 ・必要な対策 業務継続体制」参照) 事前に定める 災害時優先業務 を実施する態勢 を確保 <災害時> 災害時優先業務を実施 ・業務立上げ時間の短縮 ・発災直後の業務レベルの向上 2 日吉津村BCPの目的と目標 2.1 日吉津村BCPの目的 日吉津村BCPの目的は、日吉津村に災害が発生した際、災害時優先業務を最大限迅速、効果的に実施 し、災害時における被害、特に人的被害を最小限にとどめることである。 2.2 日吉津村BCPの目標 日吉津村BCPの目標は、上記2.1の目的を達成するため、災害発生時、施設、人員などに制約が生じ る中で、日吉津村は、「何を、いつ、どうやって」行うかをあらかじめ、具体的に計画することである。 災害時優先業務を迅速、効果的に実施するためには、事前にそれが可能となるよう計画を策定し、かつ、 策定した計画に基づいて準備を行っておかなくてはならない。 日吉津村BCPは、災害発生時に日吉津村は「何を」行わなくてはならないのか、そして、災害という 過酷な環境下で、それらの業務を「いつ」、「どうやって」行うのかをあらかじめ計画することにより、 災害時優先業務の迅速、効果的な実施と、そのための準備を可能にしようとするものである。 - 1 - 図1-2「日吉津村BCPの目標のイメージ」 【日吉津村BCP】 災害時優先業務(①何を)を明確化 災害時優先業務の目標時期(②いつ)、業務継続体制(③どうやって)を計画 【目指すべき状況】 ・BCP策定 ・BCPに基づき災害時優先業務の実施に必要 な体制をあらかじめ整備 ↓ BCPを指針として、迅速、効果的に災害時優 先業務を実施 災害時優先業務以外の通常業務は可能な限り 早期に復旧する ↓ 災害時における被害を最小限にとどめる。 人的被害、物的被害、経済的影響など。特に 人命保護を最優先とする 平 常 時 災 害 時 結 【避けるべき事態】 ・BCPがない ・BCPの内容やBCPに基づく準備が不十分 ↓ 場当たり的な対応、判断の誤り、対応の遅れ 等 ・災害発生時に何をしたらよいかわからない ・「想定外」の事態 ・事前の準備の不備 等 ↓ 災害時優先業務が遅延、十分効果的でない。 ・最低限必要な業務レベルの維持ができない ・継続すべき業務の中断 ・業務復旧の遅れ 等 果 被害の最小限化・復興復旧 災害時における被害の拡大 3 日吉津村BCPの基本方針 3.1 災害時優先業務への集中 日吉津村は、大規模な災害が発生した場合、被害を最小限にとどめるため、災害時優先業務の実施に全力 を挙げる。 このため、災害時優先業務以外の業務については、積極的に縮小・休止する。(その後、災害時優先業務 に影響を与えない範囲で順次復旧をはかるものとする。) 3.2 3.3 一元的な災害時優先業務の実施及び資源の確保 災害時優先業務の実施については、日吉津村災害対策本部において一元的に指揮・調整する。 また、災害時優先業務に必要な資源については、日吉津村災害対策本部において一元的に確保・配分する。 業務継続体制の整備 災害時優先業務を迅速、効果的に実施するため、あらかじめ業務継続体制を整備することが必要である。 そのために、日吉津村は、実効的なBCPを策定するとともに、当該BCPに基づき計画的に業務継続体 制を整備する。 3.3.1 実効的なBCPの策定 BCPの実効性が不十分では、業務継続体制を適切に整備することはできない。 このため、日吉津村BCPは、以下のような方針により策定するものとする。 〔日吉津村BCPの策定方針〕 ・災害時優先業務については、「誰が、いつ、何を、どのように」実施するのかを具体的に計画 する(抽象的な記述は避ける)こと。 ・あくまでも日吉津村の実態、現場のニーズを基礎とした計画とすること。 ・構成についても、BCPの実効性を高める観点から決定すること。(図1-4参照) ・速やかに、かつ、誤解なく理解できるよう、専門的な用語や冗長な文章は避け、記述は簡潔で わかりやすいものとすること。 - 2 - 図1-3「日吉津村BCPの構成」 BCPの実効性を高める観点から以下のとおり構成 構成区分 記載項目 第1部 基本事項 第2部 災害時の被 害、状況及 び課題 第3部 災害時優先 業務 第4部 業務継続体 制 第5部 業務継続力 の向上 3.3.2 1 2 3 4 5 6 1 2 BCPとは 日吉津村BCPの目的と目標 日吉津村BCPの基本方針 日吉津村BCPの位置づけ 日吉津村BCPの対象 用語の定義 災害及び被害の基本的な考え方 災害時の状況及び課題 内容・着眼点 (実効性を高める観点) 日吉津村BCPの基本となる事項(目的、方 針など)を明確化 災害時日吉津村で何が起きるのかを検討 ・日吉津村が対処すべき問題 ・日吉津村の対処上の障害 1 「災害時優先業務」とは 2 「優先度が高い業務」の考え方 3 災害時優先業務一覧 災害時に日吉津村がしなくてはならないこと は何かを計画 ・誰が、何を実施しなくてはならないのか 1 組織及び活動 2 資源 ・いつ、どのように実施するのか ・実施するために必要となるものは何か。 1 業務継続力の向上 2 資料集 日吉津村が現在及び今後しておくべきことは 何かを計画 ・日吉津村の現状 ・誰が、何を、いつまでに、どこまで、整備 するのか。 BCPに基づく計画的な準備 日吉津村BCP策定作業を進める中で明らかとなった業務を継続する上での課題について、計画的に整 備し、災害時に機能するよう平素から準備をしておかなければならない。 〔BCPに基づく準備の例〕 ・ハード面:資源の備蓄、施設・設備の耐震化など ・ソフト面:庁内体制整備、関係機関との連絡調整、ボトルネック(業務上ネックとなる箇所) 解消など 4 日吉津村BCPの位置づけ 4.1 日吉津村地域防災計画との関係 BCPは、以下の項目を計画することにより地域防災計画の実効性を担保するとともに、通常業務のうち 継続又は早期復旧の必要があるものの継続についても、同様に計画するものである。 4.1.1 地域防災計画の実効性の担保 日吉津村BCPは、日吉津村地域防災計画を受けて、災害対策業務のうち、災害応急対策業務と優先度 の高い災害復旧業務について、「何を」「いつ」「どうやって」行うかを詳細かつ具体的に計画し、その実 効性を担保する。 特に、「いつ」について、BCPでは業務ごとに主要なポイントの目標となる時期を明記する。 また、「どうやって」については、BCPでは行政(職員、施設等)が被災することや、災害時優先業 務に使用できる施設、人員等に制約が生じることを前提とするほか、業務に従事する職員の飲料水・食糧 の確保等についても計画する。 〔地域防災計画の実効性を担保するためBCPで計画する項目〕 ・優先業務の順位づけ ・人員、資機材の配分 ・業務継続の阻害要因(ボトルネック)の特定と対策 ・緊急時の対応を高める組織マネジメント - 3 - 4.1.2 通常業務の継続 BCPは、日吉津村地域防災計画に定めのない通常業務のうち、災害時に優先して行う必要があるもの も含む。反面、地域防災計画に定める災害対策業務であっても、災害時に優先して行う必要があるもの以 外は含まない。 図1-4「地域防災計画とBCPの関係のイメージ」 「日吉津村地域防災計画」 <災害対策業務> 第1編 総則 第2編 災害予防計画 第3編 災害応急対策計画 第4編 災害復旧・復興計画 資料編 4.1.3 「日吉津村BCP」 <災害時優先業務> ・災害応急対策業務 ・優先度の高い災害復旧業務 ・優先度の高い通常業務 誰が、いつ、どうやって実施するかを 具体的に計画 地域防災計画とBCPの整合 日吉津村BCPと日吉津村地域防災計画は、相互に整合性を確保するものとする。 具体的には、日吉津村BCPは日吉津村地域防災計画に基づいて策定、見直し等を行う。 また、日吉津村地域防災計画についても、日吉津村BCPの策定、見直し等を通じて、実行可能性など を検証し、必要に応じて修正を行う。 図1-5「日吉津村地域防災計画とBCPの比較」 日吉津村地域防災計画 位置づけ ・日吉津村が、住民、事業者、各関係団体 等と連携して実施すべき予防・応急・復 旧・復興に至る災害対策業務を総合的に 示す計画 対象業務 災害対策業務 1 災害予防業務 2 災害応急対策業務 3 災害復旧・復興業務 (※通常業務は対象としていない。) 前提条件 ・必ずしも村庁舎や職員が被災することは 前提していない。 ・業務開始の目標となる時間等は記載して いない。 ・業務に従事する職員の飲料水・食糧、ト イレ等の確保は、検討していない。 ・通常業務で継続するものがあることも前 提としていない。 4.2 <通常業務> 日吉津村BCP ・災害発生時、施設、人員などに制約が生 じる中で、日吉津村が「何を、いつ、ど うやって」行うかをあらかじめ、具体的 に定める計画 災害時優先業務 1 災害応急対策業務 2 優先度の高い災害復旧業務 3 優先度の高い通常業務 ・村庁舎や職員が被災することを前提とし ている。 ・業務ごとに主要なポイントの目標となる 時期を明記する。 ・業務に従事する職員の飲料水・食糧、ト イレ等の確保についても検討、記載する。 ・業務資源の確保等の観点から、災害時優 先業務がいつ、どの程度実施可能かを検 証。実現のための具体的手順を定める。 鳥取県版業務継続計画(BCP)との関係 日吉津村BCPは、鳥取県版業務継続計画(以下「鳥取県版BCP」という。)の一環として、県内の企 業、医療・福祉施設、県及び他の市町村・広域行政のBCPと連携するものである。 よって、基本事項は「鳥取県版BCP策定推進基本指針(以下「県基本指針」という。)」に基づくとと もに、災害時に日吉津村がスムーズに災害時優先業務を実施できるよう、あらかじめ他のBCP策定主体と 連絡調整を行い、その結果を日吉津村BCPに反映するものとする。 - 4 - 〔各BCP策定主体との連絡調整項目の例〕 ・災害時優先業務を実施する上で必要となる相互の要請事項 ・相互の認識や目標時期等の共有 ・ボトルネックとなる課題の解消 図1-6「鳥取県版BCPのイメージ」 「鳥取県版BCP」は、災害時における早期復旧・復興のため、県庁、市町村、企業、医療・福祉施設 が連携してBCPを策定し、安全・安心で豊かな暮らしを継続しようとするものである。 災害時における早期復旧・復興のため、各BCP策定主体が連携し、 安全・安心で豊かな暮らしを継続する。 県・市町村 連携 連携 連携 企業 連携 病院・福祉施設 連携 住民 各主体は、サプライチェーンにより繋が っており、BCPを策定することにより、被害 を少なくし、事業中断を回避。(仮に事業が 中断しても早期に復旧可能。) 5 日吉津村BCPの対象 5.1 対象となる組織 日吉津村BCPの対象となる組織は、以下のとおりとする。 対象組織 備 考 村長部局 ・保育所は福祉保健課に属するが、本村BCPでは単独の組織として対応する。 各種委員(会)事務局 ・小中学校、図書館、給食センター、公民館(自治会公民館を除く。)は教育 委員会に含む。 議会事務局 注)議会の議員、各種委員等は含まない。 日吉津村の関連団体等は含まない。(社会福祉協議会とは、可能な範囲で連携をとる。) 5.2 対象となる職員 日吉津村BCPの対象となる職員は、特に断りのない限り、上記5.1の対象組織に勤務するすべての職員 とする。 〔対象となる職員〕 ・村長、(副村長)、正職員 ・臨時的任用職員、非常勤職員(災害の規模により、村長が特に必要と判断した場合に限る。) 注)教育長、公営企業の管理者を含む。 「非常勤職員」は消防団員、水防団員を含む。 - 5 - 5.3 対象となる業務 日吉津村BCPの対象となる業務は、「災害時優先業務」である。 災害時優先業務とは、①災害発生時に、②日吉津村が、③優先して行う必要がある業務であり、詳しくは、 第3部において具体的に定める。 5.4 対象となる期間 5.4.1 対象となる期間の考え方 日吉津村BCPの対象となる期間は、県基本指針に基づきオール鳥取県体制で一体的に、迅速な応急対 策と早期の復旧・復興を進めていくため、災害の発生から緊急対応が落ち着くまでの期間(概ね1か月) とする。(県基本指針5(3)、(4)参照) 5.4.2 タイムライン 鳥取県版BCPでは、面的BCP(※1)を推進するため、各策定主体(県、市町村、企業、医療・福 祉施設)はタイムライン(※2)について足並みを揃え、これにより関係機関との相互応援の検討などを 行うこととされている。(鳥取県版BCPにおけるタイムラインのイメージは図1-8のとおり) ※1:これまでの点の災害から面の災害に対して(局所から広域へ)対応しようとするもの。 ※2:災害発生後の期間について、災害対策の段階ごとに区分し、それぞれの段階区分に応じた対応方針・ 目標及び想定される行動、活動等を記載したもの。 対象期間における日吉津村の基本的なタイムラインは、県基本指針に基づき以下のとおりとする。 図1-7「日吉津村BCPタイムライン」 ステージ タイムライン (区分) (時間・期間) 発災期 情報収集 発災直後 災 害 救助・救護 発災後10分~ 拡大期 ↓ 1時間~ 救援 3時間~ ↓ 12時間~ 災 害 沈静期 復旧 ↓ 復旧期 主な災害対応・対策の流れ 1日後~ 安否確認、活動体制の確立、情報収集 救出救助、救急医療、広域応援、広報、避難誘導 避難所開設、避難者受入開始 医療体制確保、物資輸送準備 食糧供給、給水、生活必需物資供給、交通確保(緊急道路障害物 除去等)、輸送 ライフライン復旧、防疫・衛生、他市町村応援職員等受入開始 3日後~ 仮設住宅検討、教育、廃棄物処理、ボランティア受入開始 1週間後~ 復興支援方策の検討、心のケア、風評被害対策、仮設住宅着工開 始 復興 2週間後~ 災害復旧本部設置、仮設住宅への入居や生活再建支援に関する住 ↓ 民説明 ~1か月 各種相談窓口、義援金配分委員会設置等 注)地震発生から3日間(72時間)は生存者のいる可能性が高い「Golden 72 Hours(黄金の72時間)」 となるため、救助活動を最優先とする。 - 6 - 図1-8「鳥取県版BCPにおけるタイムラインのイメージ」 タイムラインと想定される行動・活動に対する対応設定など(イメージ) 10m 1h 3h 12h 1日 1週間 3日 2週間 ~1か月 災害発生 Golden72h 緊急対策(救命) 災 害 対 策 の 段 階 避難所解消時期 応急対策(ライフライン復旧) 復旧・復興対策 (社会基盤の再建) 資源集中 迅速な資源集中 統合戦力の最大限発揮 救援 情報収集 復旧・復興 救助・救護 継続すべき重要な通常業務 県庁BCP対応A 対応1 市町村BCP 段階区分に応じた「県全体の対応方針・目標」 災害時にやらなければならな 対応C 対応B 対応D い業務をタイムラインで配置 対応E 対応F ※地域防災計画との相違点 対応2 対応4 対応3 医療BCP 対応a 対応b 対応① 福祉施設BCP 企業BCP対応ア 対応4 対応c○段階と時間軸を共有 対応d 対応e 対応6 対応f 対応② →各団体のベクトルを合わ すことが出来る(努力の総 対応③ 合一体化) 対応⑤ 対応⑤ 対応④ →連携の柱 対応⑥ 対応イ 対応ウ 対応オ 対応カ 対応エ 1 ※企業BCPについては、自治体サプライチェーンの場合を除き、経営判断を伴うものは独自に設定 5.4.3 BCPの発動 日吉津村長は、日吉津村に大規模な災害等(※1)が発生し、通常の業務、体制では対応できない(※ 2)と判断される場合、又は、その他必要と認める場合、日吉津村BCPを発動する。 ただし、災害時優先業務のうち、初動対応に係るもの(例:災害対策本部の設置等)については、BC Pの発動を待つことなく自動的に開始する。 なお、BCPについては、一部のみの発動も可能とする。 ※1=震度5強以上の発表(鳥取地方気象台)、津波警報の発表(気象庁又は大阪管区気象台)等 ※2=日吉津村地域防災計画に定める非常配備体制(第2号配備)による災害対策業務を行う場合 5.4.4 6 BCPの解除 日吉津村長は、日吉津村における施設や設備、人員等の状況を確認し、日吉津村の通常業務が復帰し、 概ね通常の態勢で実施できると判断される場合、日吉津村BCPを解除する。 なお、BCPについては、段階的な解除も可能とする。 用語の定義 本計画における用語の定義は、特に断りのない限り、別紙1のとおりとする。 - 7 - 第2部 災害時の被害、状況及び課題 1 災害時の被害の基本的な考え方 1.1 鳥取県版BCP共通の考え方 1.1.1 基本方針 日吉津村BCPは、鳥取県版BCPの一環として策定するものであることから、災害時の被害の考え方 についても、基本的には鳥取県版BCP共通の県基本指針6に基づくものとする。 1.1.2 対象とする災害 鳥取県版BCPは、まず地震・津波(原子力災害を除く)を対象として策定することとされていること から、日吉津村BCPにおいても同様とし、本計画を「地震・津波編」とする。 なお、鳥取県版BCPにおいては今後、順次他の災害等にも対象を広げていくことが予定されている。 1.1.3 資源に着目した検討 鳥取県版BCPでは、個別具体の地震・津波の想定に基づき策定するものではなく、災害時優先業務に 必要な資源に着目して検討することとされている。 その際、ライフラインやインフラ等の被害については、東日本大震災において発生した被害の状況に基 づいて作成した「被害状況の考え方の目安」を参考に検討を進めることとされている。 1.2 日吉津村BCPの考え方 日吉津村BCPでは、鳥取県版BCP共通の考え方を基本としつつ、より日吉津村の実態に応じた実効的 な計画とするため、「災害時、日吉津村で何が起きるのか」という観点を補足する。 具体的には、日吉津村が東日本大震災級の地震による被害を受けた場合に発生することが懸念される問題 は何か、また、日吉津村がそれらの問題へ対処しようとする際に対処を妨げる可能性がある障害は何かを検 討し、BCPの策定に活用する。 なお、日吉津村が東日本大震災級の地震による被害を受けた場合の状況については、東日本大震災、阪神 ・淡路大震災の被害など(別添「参考」参照)を、日吉津村の特性に照らし合わせることにより、日吉津村 で起こる災害状況を具体的にイメージするものとする。 2 災害時の状況及び課題 2.1 日吉津村の特性 【地形及び地勢、地質】 県の西部にあり、西は日野川下流東岸、 北は日本海に面し、周囲を米子市に囲ま れた面積4.16平方キロメートルの南北に やや長い平坦な地域である。 地質は流紋岩質岩石を多く含む火山性 岩石の上に沖積層が広がっている。日野 川河口付近では砂層を主とし、上流にな るに従い泥層に推移する。泥層は洪積世 の海退期に形成された侵食谷に沖積世に 埋積した海成粘土からなり含水率が大き く、地盤は軟弱である。 【気象】 本村は比較的温暖な気候であり、風向 きは年間を通じて南南東が多い。 春の気候は概ね周期的に変化し、日本 海を低気圧が発達しながら通るとき、南 よりの強風を伴い春の嵐になることがあ Copyright (C) Alps Mapping K.K. All Rights Reserved. 協力:マピオン http://www.mapion.co.jp/ - 8 - る。 夏から秋は、台風や秋雨前線等の影響を除いて晴れる日が多く、冬は、雪や雨の降る日が多くな り日照時間の少ない日本海側特有の気候で、積雪は県内各地に比べて少ないが、関西・山陽方面に 向かう中国横断自動車道は標高の高い峠を越える必要があり、冬期は積雪が多く夜間を中心に気温 が低下するため、通行に支障を来たすことがある。 気象庁の統計では、2011年の平均気温は15.2℃、年間日照時間は1,655.3時間、年間降水量は2,1 67.0mmである。 【産業】 田畑の中に集落が点在しているが、村のほぼ中央に国道431号が通っており、その沿道に大型シ ョッピングセンターや飲食店などのサービス業が、村の南側には大手製紙会社が営業をしている。 また、農業においては、耕作面積が163haで全面積の約39%。田畑の割合は田がやや多く、主な作 物は水稲、大豆、白ねぎ、ブロッコリーである。 【交通】 村内には鉄道や大きな港湾はなく、住民の避難方法は原則として陸路に限られている。主要道路 は、国道431号が村の中央を東西に横断して、東側で国道9号に交わり、県の東中部へ結ばれている。 また、関西、山陽方面に向かう中国横断自動車道岡山米子線の米子インターチェンジも近くにあ り、避難の際においては重要な交通手段となっている。 日吉津村地区別人口表 自治会名 総数 平成24年11月30日 男 女 備考 日吉津上1 429 199 230 日吉津上2 427 211 216 日吉津下口 798 386 412 海川 444 197 247 富吉 567 253 314 今吉 705 338 367 樽屋 90 42 48 3,460 1,626 1,834 合 2.2 (夜間人口も同じ) 計 災害時に懸念される状況、課題等 地震により、村内において数軒の家屋が倒壊し、多くの家屋が一部損壊となる。 地震火災も発生するが、消防水利のメインとなる水道消火栓も水道管断裂のため使用が出来ず、広域消防 及び消防団は自然水利での消火活動となる。 津波も発生し、全域が平坦地の本村では、沿岸部の住宅の一部が浸水する。 また、村内の大半が砂地であるため、いたるところで液状化現象が発生し道路陥没も起こるため、津波避 難所への避難や災害時要援護者の避難にも時間を要することとなる。 村内の全域が停電や断水となるが、上水道は米子市水道局から供給してもらっており復旧の目途が立たな いため、飲料水と生活用水の確保が急務となる。 - 9 - 第3部 1 災害時優先業務 「災害時優先業務」とは 日吉津村の業務のうち、BCPの対象となる「災害時優先業務」の範囲は図3-1のとおりであり、各業務の 具体的な考え方については、以下に記載するとおりである。 図3-1「災害時優先業務のイメージ」 通常業務 縮小業務 災 害 時 優 先 業 務 継続業務 = 災害予防業務 (地域防災計画2編) 1.1 休止業務 災害応急対策業務(地域防災計画3編) 優先度が高い業務 災害復旧・復興業務 (地域防災計画6編) 応 急 業 務 発 災 後 の 他の新規発生業務 災害時優先業務 「災害時優先業務」とは、「大規模な災害が発生した際に日吉津村が優先して行う必要がある業務」であ る。 その内容は以下のとおりであり、これらの業務が日吉津村BCPの対象となるものである。 「災害時優先業務」の区分 業務の内容 「通常業務」のうち継続業務 災害時においても継続が不可欠な業務 「応急業務」 「災害応急対策業務」 日吉津村地域防災計画「第2編 災害応急対策計画」に規 定する業務 「災害復旧・復興業務」 日吉津村地域防災計画「第6編 災害復旧・復興計画」に のうち優先度が高い復旧業務 規定する復旧業務のうち、優先して行う必要があるもの 「発災後新たに発生する業務」 その他、発災後新たに発生する業務のうち、優先して行う のうち優先度が高い業務 必要があるもの 1.2 災害時優先業務以外の業務 「災害時優先業務以外の業務」の内容は以下のとおりであり、これらの業務は、日吉津村BCPの対象と はならない。 「災害時優先業務以外」の区分 業務の内容 「通常業務」のうち、縮小業務、休止業務 災害時においては縮小・休止する業務 「災害復旧・復興業務」のうち優先度が高 日吉津村地域防災計画の「第6編 災害復旧・復興計画」 い業務以外の業務 に規定する業務のうち、1.1以外のもの 「発災後新たに発生する業務」のうち優先 発災後新たに発生する業務のうち、1.1以外のもの 度が高い業務以外の業務 「災害予防業務」 日吉津村地域防災計画の「第2編 災害予防計画」に規定 する業務 - 10 - 2 「継続が不可欠な業務」及び「優先度が高い業務」の考え方 災害時に実施すべき業務について、継続が不可欠な業務及び優先度を判断する基準については、以下のとお りとする。 2.1 継続が不可欠な業務 災害時に被害を最小限にとどめるためには、災害原因(異常な自然現象、大規模な火事、爆発等)自体を 早期に鎮圧すること、被害の拡大を遮断・防止すること、既に発生した被害について速やかに軽減・回復を はかること、が不可欠である。 図3-2「被害を最小限にとどめる要因のイメージ」 災害の原因 災 発 害 生 ①災害の原因を鎮圧 被 ②拡大を遮断・防止 害 ③被害を軽減・回復 被害の最小限化 災害時優先業務の迅速、効果的な実施 加えて、住民の生命、身体を守り、一刻も早く安定した生活に移行するため、日吉津村では、具体的に以 下のような分野の業務を継続する。 〔継続が不可欠な業務の分野〕 ① 住民の生命・身体を守る業務 ② 住民生活を守る業務 ③ 社会活動機能を維持、早期復旧する業務 ④ 上記①~③の業務継続に必要な体制及び資源を確保、活用する業務 2.2 優先度の判断基準 「優先度が高い業務」を判断する基準は、「1か月以上停止すると住民の生命・身体、住民生活及び社会 活動に致命的な影響が発生する業務」とする。(別紙2参照) すなわち、住民の生命・身体への影響、住民生活及び社会活動への影響から考えて、1か月以内に、かつ、 特定の水準まで復旧することが必要不可欠な業務とする。 逆に、以下のような場合は、「優先度が高い業務」とはしない。 ① 住民の生命・身体、住民生活及び社会活動への影響が致命的とはいえない場合 ② 1か月以内に復旧することが必要不可欠とまではいえない場合 ③ 1か月以内に復旧することが必要ではあるが、その際必ずしも特定の水準まで復旧することが不可 欠とまではいえない場合 3 災害時優先業務一覧 3.1 災害時優先業務項目表 災害時優先業務の項目については、別紙3のとおりとする。 3.2 災害時優先業務・業務継続体制表 災害時優先業務の業務内容、業務開始等の目標時期、必要な資源、注意事項、関係機関及び連携ポイント (情報共有、応援要請、受援の時期等)等については、別紙4のとおりとする。 - 11 - 第4部 業務継続体制 1 組織及び活動 1.1 日吉津村の組織及び活動 1.1.1 組織体制 (1) (2) 指揮命令系統 災害発生後、日吉津村災害対策本部(以下、「対策本部」という。)が設置され、村長が災害対策 本部長(以下、「本部長」という。)の任務にあたる。本部長は、同時に村BCPの発動を宣言し、災 害時優先業務について、一元的に指揮・調整・監督を行う。 そのため、本部長は、災害後速やかに対策本部に移動する。移動が困難な場合は、対策本部との間 に通信を確保する。この際、必要に応じて対策本部から連絡要員及び本部長の状況判断を支援する要 員を派遣する。 平素においては、本部長の所在を確認すると伴に、非常時の通信手段を確保しておく。 対策本部は、発生した危機事案に対応する法律(根拠法)に基づき設置する。 活動 災害時において、以下については対策本部において一元的に実施する。 ア 災害時優先業務に係る指揮 本部長は、あらかじめ選定、計画した災害時優先業務の実施を、当時の状況に応じて各課長 に指示する。 また、各課長は各課に係る災害時優先業務について、当時の状況に応じて実施する。 イ 所属間、業務間の調整 各課長は、別紙4「災害時優先業務・業務継続体制」に基づき、災害時優先業務を実施する。 その際、担当以外の職員であっても当時の状況に応じて業務にあたらせるほか、人員に余剰が ある場合には総務課(対策本部)へ人員を回し、総務課(対策本部)要員として災害時優先業 務にあたる。 ウ 対策本部の組織 対策本部は、本部長(村長)、副本部長(総務課長)と本部員(教育長、各課課長、議会事 務局長、出納室長、保育所長、消防団長)により構成する。 また、対策本部の中に次の部を設置し、住民の安全と生活の確保及び被害の早期復旧を図る。 総 総 総 情 務 務 務 報 部 課 班 班 物 資 部 出 納 室 議会事務局 物 資 班 民 住 調 衛 生 民 査 生 部 課 班 班 福 祉 部 福祉保健課 福 祉 班 避 難 所 班 教 育 部 教育委員会 消 消 防 防 部 団 教 消 防 団 育 班 農林・土木部 建設産業課 農 林 班 土 木 班 1.1.2 権限及びその委譲 1.1.2.1 職務代行 各所属は、災害時において、円滑に指揮命令系統を確立し、対処の遅滞を防ぐため、権限を持った職 員の参集遅延又は参集不能に備えて、<権限委任にかかる基本的な考え方>を踏まえて、あらかじめ権 限委任について定める。 危機事案発生時には、速やかに意思決定権者の安否を確認し、必要に応じて職務を代行する。 - 12 - <権限委任に係る基本的な考え方> ① あらかじめ定められた責任者及び代行者は、本庁に連絡を取り、負傷状況や参集の可能性等を報告 する。 ② 責任者と連絡が取れない場合は、意思決定に係る権限は、別途定められている場合を除き、あらか じめ定めた順序で自動的に代行者に委任する。 ③ 責任者が本庁へ参集できない状況にあっても、連絡手段が確保され責任者の指示を仰ぐことが可能 な場合は、権限の委任は行わない。 ④ 権限委任を定める責任者の範囲は、原則として室課長以上は必須とし、それ以外の職員は職務の内 容や不在時の影響等を考慮して定める。 ⑤ 代行者が多くの最優先業務に関与する等の理由により業務負荷が非常に高い場合も考えられるた め、災害時の業務負荷等を考慮して代行者を設置する。 ⑥ 責任者が有する全ての権限や職務を1人で代行することが困難な場合には、主たる代行者を定めた 後に、一部の権限や職務を別の者に部分的に委任することも検討する。 ⑦ 同一庁舎内で同時に被災する可能性もあるため、代行者には他の庁舎で勤務している者も含めるこ とも検討する。 1.1.3 1.2 必要な資源の確保、配分 災害時優先業務に必要な資源の確保については、別紙4「災害時優先業務・業務継続体制」に基づいて総 務課(対策本部)を中心に各課で行う。 確保した資源の配分については、発災後からBCPの発動が解除されるまでの間は、当時の状況に応じ て対策本部で協議し決定する。 また、平常時の事前対策として、備蓄の充実、民間業者等との災害協定の締結を村長が一元的に管理、 推進することによって、必要資源の充実と不足する資源の確保対策を検討する。 関係機関との連携 他の自治体、消防、自衛隊等関係機関との連携により、不足する資源の補充が期待できることから、各所 属は、平素より関係機関との連携を保ち、共通目標の確立と相互の能力とその性質を理解するとともに、定 期的な連絡、窓口担当者の確認を行っておく必要がある。 各課は、被害情報の収集や応急業務の実施のため、関係する団体等について、上記と同様に連絡先、窓口 担当者の確認をしておく。(関係機関は別紙5のとおり) 2 資源 2.1 人的資源 2.1.1 日吉津村職員 災害発生直後において、迅速に業務継続体制を立ち上げ、災害時優先業務に着手するためには、職員の 速やかな確保、配置が不可欠であることから、職員の安否確認及び参集について、予め以下のとおり計画 する。 また、限られた人的資源の下で大規模かつ長期間にわたる災害時優先業務を効果的に実施するためには、 職員配置について適切に調整するとともに、職員の活動についても計画的に運用、支援することが必要で あることから、職員の再配置及び活動について併せて計画する。 2.1.1.1 安否確認 2.1.1.1.1 災害時の対応 (1) 安否確認手順 職員及び職員の家族の安否確認は、次の手順に基づき行うこととする。 安否確認手順 ア 各課長は、所属職員(職員の家族も含む)の安否確認を行い、安否情報を集約・整理する。 イ 総務班は、各課長からの安否情報(職員の参集状況含む)を集約・整理し、対策本部に報告 する。 - 13 - 2.1.1.1.2 (2) 安否確認手段 防災担当が全職員に対し、安否確認及び参集ができるかどうかを確認するメール(インター ネット回線)を発信する。 また、インターネット回線やサーバの故障や不調により、職員の安否確認にメール(インタ ーネット回線)が利用できない場合は、携帯電話のメールで安否確認を行う。 安否確認のメールを受信した課長は防災担当に、職員は所属課長に現在の状況、参集できる かどうか及び所要時間等を返信する。 (3) その他 勤務時間外は、上記(1)、(2)により安否確認を行う。 勤務時間内については、職場内の捜索や直接の声掛等で安否確認を行い、出張等で不在の職 員については、上記(1)、(2)により安否確認を行う。 平常時の事前対策 災害時の対応を確保するために、防災担当は管理職を含む職員及び消防団員の携帯電話メールアド レスリストを作成し、職場のPC及び携帯電話に登録し非常時の安否確認が速やかに行えるよう体制 を整えておく。 また、非常時に速やかな安否確認ができるように、毎年実施している日吉津村防災訓練において検 証を行う。 2.1.1.2 職員の参集 2.1.1.2.1 災害時の対応 参集する職員は徒歩・自転車・バイクのいずれかの手段(自動車は使用しない。)を基本とし、通常 の出勤ルートにこだわらず、当時の状況にあわせて安全なルートを選択して参集すること。 あわせて、頭上からの落下物等にも注意し、途上の被害状況を把握する。 2.1.1.2.2 (1) 参集場所 参集場所は、日吉津村役場本庁舎とする。なお、日吉津村役場本庁舎が使用不可能な場合の 参集場所は、日吉津小学校体育館とする。 (2) 参集状況の確認 対策本部に動員受付簿を設置する。出動した各職員は、動員受付簿に氏名、到着時間等の記 入を行い、所属課長に出動完了の報告を行う。出動完了の報告を受けた各課長は、その都度、 総務班にその旨を伝える。 総務班は、安否及び参集メールの返信と動員受付簿、各課長からの報告により、参集状況の 確認を行う。 平常時の事前対策 (1) 災害時優先業務の実行可能度をあらかじめ検証するため、参集可能職員数の概数を把握する。 厳しい条件として、執務時間外の休日、夜間における地震発生を想定して試算する。 (2) 試算の考え方 時 間 経 過 3時間 1日 3日 1週間 2週間 参 集 可 能 職 員 数 の 試 算 方 法 庁舎から9km圏内の職員の70% 庁舎から20km圏内の職員の70% A) 庁舎から20km圏内の職員の70% (=○ A +(○ B -○ A )×4/11) 直線補完 (=○ B 全職員の90% (=○) ① 地震発生から3日間は、徒歩のみによる参集を想定する。その速度は、毎時3kmの連続歩行 とする。また、勤務地までの距離が20kmを超える場合には、徒歩による参集は困難とみなして いる。 ② 自宅の被災や、周辺の建築物被害に伴う救出・救助活動を求められることなどにより、30%の 職員は、地震発生から3日間、参集困難であると想定する。 - 14 - ③ 地震発生から2週間程度で、職員の大半は勤務地への参集が可能な状況になると考える。 自宅の全壊や、家族の死傷等により、当分の間、10%の職員は参集できないものと想定する。 そのため、地震発生から2週間の時点においても職員の参集率は最大で90%にとどまるものとし ている。 ④ 以上の考え方をもとに、地震発生から3日の時点から2週間の時点までの間は、毎日一定割 合で参集職員数が増加すると想定する。 (3) ① 参集の基準 震度4以上~震度5弱の地震が発生した時で、村長又は総務課長が震度及び被害状況により 参集の指示を行った場合。 ② 震度5強以上の地震が発生した場合(この場合には自動発令とし、職員は村長又は総務課長 の指示がなくても自発的に手段を尽くして参集する。) ③ その他、村長又は総務課長が必要と判断し指示を行った場合。 ④ 村長又は総務課長から待機の指示があった場合又は、大きな地震でありながら参集指示がな い場合には、職員は自らの判断で自宅待機を行う。 〈留意事項〉 今回作成する日吉津村BCPにおいては、参集時の歩行速度を3km/時としている。 この速度については、通常の歩行速度(4km/時)より遅い速度であるが、より厳しい条件下で の職員体制の構築を目指し、設定している。 2.1.1.3 職員の再配置 総務課は、事前に非常時の職員配置計画を策定する。 各課は、事前に策定する職員配置計画に従い、まず課内での調整を基本とした職員の再配置を行うも のとする。 各課は、不測の事態により事前の職員配置計画による再配置だけでは、課内で職員数が不足し、対応 が困難となった場合には、総務課に職員応援の要請を行う。 総務課は対策本部と連携し、災害時優先業務の実施の可否と優先順位及び必要な人役を見積り、必要 性を判断して課間の職員配置について調整を行う。 なお、災害時優先業務のうち、資格や業務経験が必要な業務については、上記に捉われることなく、 それを満たす職員を優先して派遣する。 また、交通機関の復旧状況などを勘案し、必要に応じて、遠隔地の職員が参集しやすいようにバス等 による送迎を行うなどの方策を検討する。 《 職員再配置のフロー 》 ○大規模な災害が予想される場合は、県等に自動的に支援を要請する。(総務課) ↓ ①課内における業務分担調整(各課が実施) ↓ ②事前計画に基づく再配置調整(各課) ↓ ③課を超えた配置調整(総務課、対策本部) ↓ ④県、地方機関を含めた配置調整(総務課、対策本部) ↓ ⑤県への応援要請(総務課) 2.1.1.4 職員の活動 2.1.1.4.1 職員の交代、休養 大規模災害が発生した場合、職員は長期の災害応急業務に従事することとなる。 総務課及び対策本部は、参集した職員を基に3交代制の勤務ローテーションを計画する。 - 15 - 職員は、3交代制で勤務することとし、原則として帰宅しない日が3日を越えて勤務することがな いようにする。災害応急業務中の休憩については、所属長が担当現場の状況を勘案し、業務への影響 がないように取らせることとし、職員は持ち場を離れる場合には、所属長に行き先等を告げること。 やむを得ず長時間勤務する場合には、適度に休憩及び仮眠を取らせながら16時間勤務を限度とし、 次の交代時には最優先で交代させること。 また、避難所へ派遣された職員についても同じ勤務体制とする。 なお、災害応急業務中に負傷又は体調に異変をきたした職員がある場合には、対策本部は速やかに 勤務のローテーション変更を行い、当該職員に対し治療及び療養をさせる。 2.1.1.4.2 職員の活動支援 対策本部は、職員が円滑な活動を行えるように、休憩・仮眠所、帰宅困難職員の宿泊場所、勤務の ローテーション、食糧、簡易トイレ等の確保など、職員の持続可能な勤務のための措置を行う。 (1) 職員の安全管理 各所属は、特に被害調査、連絡等のため、現場に出る職員がある場合は、緊急情報の収集、 伝達手段の確保(移動系防災行政無線携帯機、ラジオの携行など)など、職員の生命、安全の 確保を図る観点から、対応マニュアル等に従い、必要な措置を行う。 (2) 職員の家族の安否確認について 職員の家族の安否確認は、担当する災害応急業務の合間を見て行う。 各所属長は、担当する現場の状況を勘案し、災害応急業務に影響の出ない範囲で、順次所属 職員に対して、家族の安否確認をさせるようにすること。 (3) 職員のメンタルヘルスケア 応急対応に従事する職員には、責務や長期間の業務従事などで大きな心理的負担が生じるこ とから、メンタルヘルスへの影響が懸念される。 このため、総務課は、災害応急業務に従事する職員の健康管理を行う。 ① 職員のメンタルヘルスケア 総務課は、職員のメンタルヘルスに係る問題等の予防、早期発見、治療及びフォローアップ に係る対策を講じる。 ② 傷病の予防・治療 職員は、現場に出る時にはヘルメットを着用し、必要に応じマスクも着用するなどして、傷 病の予防に努める。災害応急業務中に負傷又は体調に異変をきたした場合には、各所属の班長 に相談し指示を仰ぐこと。班長は、職員が治療を要すると認めた時には、対策本部にその旨を 伝え、職員に病院での治療を受けさせることとする。対策本部は、職員が病院で治療を受けら れるように、勤務のローテーション変更等を速やかに行う。 2.1.2 関係機関応援職員等(他市町村、国、県の職員。消防、警察、自衛隊。ボランティアなど) 2.1.2.1 関係機関への応援要請 (1) 応援職員の要請 大規模な災害の発生時には、庁舎に参集可能な職員のみでは対応が困難となる場合が生じる 可能性がある。このような場合には、県等に応援職員の派遣を要請する。 また、明らかに大規模な被害が発生していると判断される災害等が発生した場合は、被害状 況、職員の不足状況の確認を待たずに、県等に応援職員の派遣を要請する。 (2) 実施手順 総務課は対策本部と連携し、次の手順により必要人員を把握し、県等に応援職員の派遣を要 請する ① 必要人員の把握 各課は、課内の人員の不足により災害時優先業務が実施できない場合(実施できなくなる可 能性のある場合を含む)には、総務課に対し課を超える職員の応援の要請を行う。 ② 課を超える応援職員の調整 総務課は対策本部と連携し、各課から要請のあった課を超える応援職員配置の調整を行う。 ③ 総務課及び対策本部は、課を超える応援職員配置の調整の結果、災害時優先業務が実施でき - 16 - ない(実施できなくなる可能性のある場合を含む)と判断した時には、調整結果(業務・職種・ 人数・期間等)を基に県等の関係機関に対し応援職員の派遣要請を行う。(関係機関は別紙5の とおり) 2.1.2.2 関係機関からの受援 (1) 配置・業務等の決定 関係機関からの応援職員の配置・業務については、総務課及び対策本部により決定する。こ のとき総務課及び対策本部は、派遣された職員の職務経験等の聞き取りを行い、出来るだけ経 験が生かされる部署及び業務へ配置を行う。 なお、職務経験がない部署及び業務へ配置する場合には、本村職員で経験のある者を責任者 として配置し、業務が円滑に行えるように配慮を行う。 (2) 2.1.2.3 職員の受入れ 応援職員については、配置先の長が受入れを管理する。配置先の長は、応援職員が効果的か つ持続的に活動できるよう、業務に慣れるまでは一人対応をさせないように本村職員を付け、 業務の引継や活動支援を行うこと。 また、本村職員と同様に「2.1.1.4.1 職員の交代、休養」、「2.1.1.4.2 職員の活動支援」 を行い、応援職員が効果的かつ持続的に活動できる体制に配慮することと、健康の管理を図る。 ボランティア等の受入れ、協働 災害時の応急対策活動において、ボランティアが被災者の救護、避難所の開設・運営等に果たす役割 はきわめて大きい。 大規模な災害が発生した場合には、庁舎に参集した職員及び関係機関からの応援職員でも対応しきれ ない場合がある。その場合には、本部長は避難所班長(福祉保健課長)に対し、災害ボランティアセンタ ーの設置を指示する。指示を受けた避難所班長は、日吉津村社会福祉協議会に災害ボランティアセンタ ーの設置を依頼する。日吉津村社会福祉協議会は、災害ボランティアセンターの運営マニュアルに従い、 受入れ計画を定め必要な物資・資機材の確保を行う。 避難所班が日吉津村社会福祉協議会と協力し窓口となり、対策本部及びボランティアコーディネータ ーと連絡を密に取り、迅速な対応が図れるようにする。 また、ボランティアの安全を図るために、状況に応じて損害保険を掛ける。その際の掛金は村が負担 する。 なお、ボランティアセンターの設置場所は、役場庁舎又は日吉津村社会福祉協議会とする。 2.2 物的資源 2.2.1 施設 2.2.1.1 日吉津村役場 2.2.1.1.1 庁舎 2.2.1.1.1.1 現状、課題 本村の庁舎は、平成元年10月に新耐震基準の建築物として竣工しており、耐震基準を満たして いる。(震度7でも倒壊しない設計。)また、津波ハザードマップの浸水予想区域外でもあり、災害 による直接の被害は少ないと考えられるが、オフィス家具等の転倒防止を行っていない執務室では、 窓ガラスの飛散、建物内部の散乱、汚染等により執務室が使用できなくなる場合が想定される。 平素から、各課においてオフィス家具等の固定や配置換えを行うとともに、定期的に書類を整理 することで被害の防止・軽減を図る。また、災害時優先業務に必要な書類は、すぐに当該業務に使 用できるような状態で保存しておく。 総務課は、窓ガラスの飛散対策として、飛散防止フィルムの貼付等を検討する。 2.2.1.1.1.2 災害時の対応 災害が発生した場合、総務課を中心とした職員は、庁舎の安全性を速やかに確認し、総務課長に 報告する。(時間外に発生した場合には、課を問わず参集した職員により庁舎の安全性を確認する。) 総務課長は被害状況をとりまとめ、対策本部に報告する。 対策本部は、最終的な庁舎の継続使用の可否の判断を行う。 使用可能な場合、総務課は危険箇所への立入制限措置や応急補修等を実施するとともに、各所属 は破損したガラスの処理や飛散した書類の整理等を行う。 - 17 - 使用不可能な場合、総務課は庁舎への立入制限措置をするとともに、各所属は本部が指示する代 替施設への機能移転作業を行う。 2.2.1.1.2 執務空間 2.2.1.1.2.1 現状、課題 庁舎の会議室は、次のとおりである。災害発生時は、関係機関の参集等により不足が懸念される が、これ以上庁舎内に増やす余地はない。 総務課は、各会議室に執務室としての機能を整備するように検討する。 会 議 室 名 定 員 場 所 備 考 第1会議室 50 本庁舎2階 庁内LAN未配線 第2会議室 50 本庁舎2階 庁内LAN未配線 第3会議室 20 本庁舎2階 庁内LAN配線済(1回線) 第4会議室 15 本庁舎2階 庁内LAN配線済(1回線) 庁 議 室 16 本庁舎1階 対策本部の協議場所として使用 庁内LAN未配線 相 談 室 6 本庁舎1階 庁内LAN未配線 ※ 停電時には、第3会議室と総務課執務室のみ、自家発電設備によりインターネット使用可。 総務課は、災害時優先業務を実施する課に、下記のとおり事前に使用する会議室を割り当てておく。 会 議 室 名 使 用 部 署 備 考 第1会議室 住 民 課 第2会議室 福祉保健課 第3会議室 建設産業課 第4会議室 - 状況に応じて割り当てを検討 庁 議 室 対策本部・総務課 相 談 室 福祉保健課 ※ 対策本部は、庁舎1階フロアを拠点とするが、重要事項の協議時には庁議室を使用。 ※ 教育委員会は、教育委員会の執務室を使用。 2.2.1.1.2.2 災害時の対応 各課は、事前の割り当てに基づき、各会議室を使用する。 総務課は、災害状況によって割り当ての変更を行う場合は調整を行うほか、必要に応じて他用途 で使用している空間の会議室への転用を行い、各課に通知するとともに対策本部に報告する。 総務課は、各会議室でパソコン等の事務機器や庁内情報システムが使用できるよう必要な設定等 を行う。 2.2.1.1.3 駐車場等 2.2.1.1.3.1 現状、課題 庁舎用の駐車場は、次のとおりである。 災害発生時は、関係機関の参集により、混乱や駐車スペースの不足が予想される。 駐 車 場 名 本庁舎駐車場 収容台数 56 役場職員駐車場 53 2.2.1.1.3.2 場 所 本庁舎正面・北側 備 考 「普通車等」区画56台分の内、6台分は 軽自動車専用 本庁舎西側 災害時の対応 職員の自家用車は、役場職員駐車場に移動・集約する。 公用車は、本庁舎駐車場の正面に集約し、応急災害業務に迅速に対応できるようにする。 総務課は、参集する関係機関が分かるよう本庁舎駐車場北側に案内表示を行うとともに、各課も 問い合わせがあった場合には、本庁舎駐車場北側へ案内する。 なお、本庁舎駐車場北側だけでは不足する場合は、総務課が役場職員駐車場を割り当て、対策本 - 18 - 部に通知する。 近隣の公共施設については、避難所の指定がしてあることから、特別の事情がない限りは駐車場 としての使用は行わない。 2.2.1.1.4 電気 2.2.1.1.4.1 現状、課題 庁舎の自家発電設備は、次のとおりである。 場 所 本庁舎3階(屋外) 範 囲 ・本庁舎2階(サーバー室・防災無線) ・本庁舎1階防災無線 発電機 kVA 20 出 力 kW エンジン・冷却方式 ディーゼルエンジン・水冷方式 種 類 軽 油 燃 料 消費量(L/h) 6.67 槽容量(L) 20.0 運転時間(h) 3.0 エンジンオイル量(L) 5.2 冷却水(L) 1.8 備 考 災害時優先業務の遂行にあたり、電気は必要不可欠な資源となっている。通信設備や情報システ ムはもちろん、飲料水の供給や冷暖房設備も電気なしでの稼動は不可能であり、停電時は大きな混 乱が予想される。 自家発電設備の配電範囲や運転時間は十分とは言えず、燃料の備蓄等もされていない。庁舎3階 の屋外に設置してあるため、浸水被害等はないと考えられるが、災害応急業務に必要な電力は供給 できない。 設 配 置 電 2.2.1.1.4.2 災害時の対応 総務課は、自家発電設備を稼動し、長時間運転に備え燃料の継続供給を図るとともに、電力事業 者に優先的な復旧等を依頼する。また、必要に応じて庁舎内の電力使用の制限を行う。各課は、災 害時優先業務に使用しない機器の電源は全て切るほか、災害時優先業務で使用する際も不要な時間 帯は電源を切るなどの節電に努める。 2.2.1.1.4.3 平常時の事前対策 総務課は、新たな自家発電設備の導入や災害時のレンタルによる確保等を検討する。 また、燃料については、販売業者との災害時の優先供給に関する協定の締結や備蓄等について検 討し、継続的な供給体制の構築を図る。 なお、電力事業者が所有する電源車の派遣による供給の可能性についても検討を行い、必要に応 じて受電設備の改修等を行う。 2.2.1.1.5 上水道 2.2.1.1.5.1 現状、課題 庁舎の上水道設備は、次のとおりである。 設 備 場 所 容量 給水栓 滅菌装置 配水範囲 備 考 本庁舎受水槽 1階ポンプ室上 8㎥ 無 無 本庁舎、車庫等 ポンプで屋上へ圧送 本庁舎受水槽 本庁舎屋上 4㎥ 無 無 本庁舎、車庫等 外部インフラである上水道に依存しているため、停電やタンク破損に加え、水道管破損による水 道水の供給が絶たれた場合は、飲用水やトイレの使用に大幅な制限を受ける。 2.2.1.1.5.2 災害時の対応 住民課は、米子市水道局に給水車の派遣を要請するとともに、上水道の早期復旧を依頼する。 また、必要に応じて対策本部からも県を通じて、自衛隊に給水車の派遣を要請する。 - 19 - 総務課は、必要に応じて使用箇所の制限を行うほか、各課は節水に努める。更に、早急に飲用水 を確保するため、災害協定を締結しているイオンモール日吉津に支援を要請する。 また、消防団は火災時に消火栓が使えないことを想定し、事前に用水路等の水位を確認するとと もに、掘り抜き消火栓の状態も確認する。 2.2.1.1.5.3 平常時の事前対策 上水道については、米子市水道局から上水の供給を受けていることから、住民課は米子市水道局 と災害時の給水車の派遣について、派遣可能台数や派遣ルート等を事前に協議しておく。 また、総務課は、雨水の利用や災害時協力井戸制度の導入による生活用水の確保を検討し、上水 の有効利用や節約(上水を生活用水に使用しない対策)を検討する。 2.2.1.1.6 下水道 2.2.1.1.6.1 現状、課題 下水管破損により下水道が使用できなくなった場合は、トイレの使用に大幅な制限を受け、災害 時優先業務の遂行に支障をきたすことも想定される。また、下水(トイレ)については、下水道への 自然流下が可能であるが、下水道が使用できない場合は使用不可となる。 そのため、職員や来庁者などの使用を想定し、簡易トイレ等の備蓄が必要と考えられる。 2.2.1.1.6.2 災害時の対応 総務課は、庁舎内の水使用を制限する。 建設産業課は下水道維持管理業者に連絡し、バキューム車の要請や下水道施設の点検及び早期復 旧を依頼する。 2.2.1.1.6.3 平常時の事前対策 総務課は、建設産業課と早期復旧に関する協議を行うほか、仮設トイレの設置が対応可能な業者 を確認しておく。 また、職員及び来庁者、避難者を想定し、簡易トイレの備蓄を拡充するとともに、設置場所及び 汚物の処理方法を予め計画しておく。 2.2.1.1.7 通信 2.2.1.1.7.1 現状、課題 通信システムの状況は、次のとおりである。 通 信 手 段 台 数 回 線 数 備 考 固定電話 28台 7回線 ・うちNTT災害時優先電話2回線 携帯電話 1台 1回線 総務課1台 インターネット 【中海テレビ放送回線】 ・ホームページの閲覧等で利用。 【サンメディア】 ・電子メール 【鳥取県情報ハイウェイ】 ・電子メール(他市町・県・国の一部機関宛)、情報システムの一部等で利用。 村防災行政無線 【固定系】 ・親局は庁舎2階サーバ室。子局(屋外スピーカー)は村内4ヶ所に設置。 ・緊急地震速報(震度5強以上の揺れが予想される場合)や津波警報等の発令時 は、J-ALERTにより自動放送。 【移動系】 ・基地局は庁舎2階サーバ室。 ・車載型無線機は11台設置。 (総務課:2台、住民課:4台、建設産業課:2台、教育委員会:1台、消防車:2台) 県防災行政無線 以下の通信媒体があり、専用回線で県と通信が可能。 ・電 話 総務課:4台、福祉保健課:2台、住民課:3台、建設産業課:2台設 置の内線電話を利用(平常時も使用可) ・FAX 総務課に1台設置(平常時にも使用可) - 20 - ・このほか、県一斉受令専用端末及び県テレビ会議(県庁⇔総合事務所間)等配 信端末が総務課内に各1台設置されている。 災害発生時には、下記の事項等が想定される。 ・外部からの問い合わせ電話が殺到し、災害時優先業務に支障が生じる。 ・固定電話については、停電や回線断絶などで使用不能になるほか、使用可能な場合でも通話の 集中により利用できない。 ・携帯電話については、台数が少ない上、通常業務で使用しており、早期の配置転換が困難。ま た、通話が集中し利用できない。 ・インターネットについては、回線断絶などで使用不能となる。 ・県防災行政無線電話・FAXや無線については、利用に不慣れで使用方法が分からず使用でき ない。なお、県防災行政無線電話・FAXは、通信先が限定される。 2.2.1.1.7.2 災害時の対応 総務課は、通信事業者に対して優先的な復旧を要請し、通信回線の早期復旧を図ることとし、管 理する携帯電話については、使用先からいったん回収し再配置を行う。 また、必要に応じて携帯型無線機の貸し出しを行う。 各課は、不要な通話を避けるとともに、県との連絡については、県防災行政無線電話・FAXを 活用する。また、無線等を積極的に利用する。 なお、外部からの問い合わせについては、災害時優先業務の妨げにならないよう、短時間かつ簡 潔に対応するとともに、積極的な広報(情報提供)を行うことで件数の削減を図る。(情報提供に ついては、「2.4 情報」を参照。) 2.2.1.1.7.3 平常時の事前対策 総務課は、県防災行線無線電話や無線の使用方法について職員に周知するほか、災害の影響を受 けにくい衛星携帯電話等の導入について検討する。 また、固定電話については、非常用電源の強化等、管理する携帯電話については、災害時の使用 ルール等を検討しておく。 各課は、県防災行政無線電話・FAXや無線の使用について、日頃からの利用等により熟知して おく。また、携帯電話メール等のパケット通信は、災害時でも音声通話と比べるとつながりやすい 可能性があるため、各課内で職員個人の携帯メールアドレス等を共有しておき、災害発生時の活用 を図る。 2.2.1.1.8 情報システム 2.2.1.1.8.1 現状、課題 庁内で業務に利用されている情報システムは、次のとおりである。 シ ス テ ム 名 機 器 設 置 場 所 所 管 課 備 住基 (住記・印鑑証明・住 鳥取県情報センター 住 民 課 クラウド環境 基ネット・国保資格・年金) データセンター 税務情報(国保・固定・住民 税・軽自・収税消込・税宛 〃 〃 〃 考 名・証明書発行・口座振替・ 口座管理・納組管理) 滞納整理 法人市町村民税 申告受付支援 特別徴収情報管理 総合福祉(保育料) 広域介護保険 後期高齢者医療 障がい者自立支援 医療費助成 〃 〃 〃 〃 〃 南部箕蚊屋広域連合 (南部町役場内) 鳥取県情報センター データセンター 〃 〃 - 21 - 〃 〃 〃 〃 福祉保健課 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 日吉津村、南部町、伯耆町 の広域連合システム クラウド環境 〃 〃 シ ス テ ム 名 児童手当(子ども手当) 選挙 投票人名簿 下水道 被保険者マスタ作成 農業行政 起債管理 健康管理 土木積算 財務会計(公会計) 住民基本台帳 ネットワークシステム 戸籍 人事給与 生活保護 児童扶養手当 災害時要援護者台帳管理 内部情報システム 機 器 設 置 場 所 鳥取県情報センター データセンター 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 所 管 課 福祉保健課 総 務 課 〃 建設産業課 福祉保健課 建設産業課 総 務 課 福祉保健課 建設産業課 総 住 務 民 課 課 本庁舎2階サーバ室 〃 〃 〃 〃 〃 〃 総 務 課 福祉保健課 〃 〃 総 務 課 〃 〃 備 クラウド環境 考 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 (県内市町村での共同利用) クラウド環境 機器のハウジング委託 現行法下では庁外設置不可 スタンドアロン 〃 〃 〃 ドメインコントローラ、ファイル サーバ、メールサーバ等 L-GWANサービス提供装置 LASDEC指定機器 上記のとおり、主要業務をはじめ庁内情報もシステム化されており、行政事務の遂行にあたって は、これら情報システムの利用が前提となっている。 情報システムは、ネットワーク等により各課や各職員の業務端末とサーバが接続され運用されて いるほか、一部の情報システムは、県及び村が整備した鳥取情報ハイウェイを利用している。 庁舎2階のサーバはラックに収納され、停電時に備え非常用電源及び無停電電源装置に接続され ている。また、定期的にバックアップを行い、データは耐火金庫等に保管したり、サーバのクラウ ド化により庁舎外に保管をしているが、そのような対策が取られていないシステムもある。 ネットワークの断線やサーバの障害が生じた場合、各種業務システムは使用不能となる。 2.2.1.1.8.2 災害時の対応 総務課は情報システムの被害状況を確認し、保守業者に復旧要員の派遣要請を行うとともに、復 旧あるいは代替手段のいずれが適当かを判断する。 各課は、災害時優先業務に必要な情報システム端末等の被害状況を確認し、長期間使用不能な場 合は、代替方法での業務継続を行う。 2.2.1.1.8.3 平常時の事前対策 総務課は、情報システムに関するBCPを策定し、事前対策・復旧手順(優先順位の決定や作業 手順)・代替方法の確立といった事項について検討を行う。また、早期復旧には保守業者の協力が 必要不可欠であることから、災害発生時の点検・復旧等の優先的な実施に関する条項を保守契約に 盛り込むことを検討する。なお、これらについては、総務課以外のシステム所管課についても、必 要に応じて検討を行う。 各課は、情報システムや業務端末等を使用しない方法(各種証明書の手書き発行、出納事務の手 処理など)や、災害時優先業務に必要となるデータの紙ベースでの保管について、検討・準備をし ておく。 - 22 - 2.2.1.2 日吉津村役場の代替施設 2.2.1.2.1 現状、課題 役場庁舎が使用不能の場合の代替施設は、次のとおりである。 設 名 構造 耐・免震 想定 完成 会 議 室 等 震度 年度 定員 日吉津小学校 S造 耐震 7 H20 事務室 20人 体育館 アリーナ 110人 施 移転時の 備 考 想定用途 対策本部 ・洪水ハザードマッ 仮庁舎 プ浸水想定区域 (執務) (0.0m~0.5m) 器具庫・控室 30人 ・津波ハザードマッ 小計 160人 - プ浸水想定区域外 ・自家発電設備(太 陽光発電の蓄電) ・受水槽(5.1㎥) ・スロープ、障がい 者用トイレ有 役場庁舎以外の公共施設は、災害時の避難所に指定していることから、日吉津小学校体育館を庁舎 の代替施設とする。 体育館には、電話回線及びインターネット回線がないため、手作業・紙ベースによる災害応急業務 となる。来庁者が多い時には混乱することが想定される。 2.2.1.2.2 災害時の対応 総務課は、災害発生後に各課職員に指示を出し、公共施設の被害状況を確認させる。各課職員は、 被害状況の確認結果を総務課に報告する。報告を受けた総務課は、庁舎が使用不能と判断した場合又 は、引き続き使用することが危険と判断した時に、あらかじめ決定している代替施設への移転を決定 し、本部長の承認を受ける。 また、代替施設が被災をしていても、軽微の修繕で利用可能であれば優先的に修繕を行い、代替施 設として使用するための準備を行う。 執務に必要な事務用品等は、各課職員が庁舎又は小学校から調達する。 体育館の事務室に対策本部を設置し、アリーナを仕切り各課の執務スペースを確保する。 万が一、小学校体育館をはじめとする他の公共施設が使用不能の場合には、総務課が建設業者等に 連絡し、小学校グラウンドにプレハブ等の仮設施設を設置し、庁舎の代替施設とする。 2.2.1.2.3 平常時の事前対策 日吉津小学校体育館は、自家発電設備を整備しており電気の供給は心配ないが、電話回線及びイン ターネット回線がないため、災害応急業務に支障をきたすことが考えられる。 総務課は電話回線及びインターネット回線の整備を検討するとともに、代替施設も使用できない場 合も考え、建設業者等との災害協定締結を含め、プレハブ等の仮設施設での代替施設の利用も検討す る。 また、各課は代替施設への移動を考え、災害時優先業務に必要な書類や台帳等の持ち出し品につい て検討しておくこと。 2.2.1.3 その他の主要施設 2.2.1.3.1 避難所 避難所は、村地域防災計画に定めるとおりである。 災害発生時は、村地域防災計画に定めてあるとおり、施設の被害状況や収容人員等の条件を考慮し、 次の開設順位により適切な施設から開設していく。 ~避難所の開設順位~ (1) 各地区公民館 (2) 村社会福祉協議会 (3) 小学校 (4) その他の公共的施設 - 23 - 避難所の開設は、本部長の判断で行うが、災害発生時、村民の早期避難に必要不可欠となる作業の ため、開設を担当する福祉保健課は、特に開設順位の高い施設を所管する課と施設の鍵の管理や開設 者等について事前協議しておく。 また、自治会公民館については、自助・共助の精神から各自治会で避難所を開設するように防災訓 練も実施していることから、自治会・自主防災組織との連携も図っておく。 2.2.1.3.2 救援物資用倉庫 災害発生時、各地から大量の救援物資が送られてくることが想定されるため、その保管場所を検討 しておくことが必要となる。 現在、備蓄品は庁舎機械室で管理しているが、救援物資の量によっては不足が予想されるため、総 務課は庁舎車庫他の候補施設もリストアップしておく。 2.2.2 資機材 2.2.2.1 車両 2.2.2.1.1 現状、課題 公用車の保有状況は、次のとおりである。 管 理 部 署 車種・形式 車載無線防災 種別 備 考 総 務 課 マイクロバス - 中型 28人乗り 消防自動車1 ひえづ 1 普乗 消防自動車2 ひえづ 2 普乗 マジェスタ - 普乗 村長車 ノア - 普乗 8人乗り プリウス ひえづ 8 普乗 ハイブリッド リーフ ひえづ 9 普乗 電気自動車 福祉保健課 ミニキャブ - 軽貨 住 民 課 ベルタ ひえづ10 普乗 日赤 ミニカ ひえづ 7 軽貨 ミニパト ひえづ 6 軽乗 軽トラ ひえづ 5 軽貨 建設産業課 ランサー ひえづ11 普貨 ハイゼット ひえづ 3 軽貨 教育委員会 exワゴン - 軽乗 ミニカ ひえづ 4 軽貨 中央公民館 災害発生直後は、被害状況の確認等で各課が使用するため、使用予約の混乱や不足が生じることが 想定されるほか、時間の経過に連れて燃料の不足も予想される。 2.2.2.1.2 災害時の対応 総務課は、公用車の被害状況を確認の上、早急に配車計画を策定する。また、必要な燃料の確保を 一括して行う。 各課は、配車計画策定以降は、計画に従い公用車を使用する。なお、使用に際しては、災害時優先 業務に必要な場合に限ることはもちろん、省エネ運転等を心掛け燃料の節約に努める。 また、給油をする場合には、残り少ない燃料を特定の公用車に給油することがないように、災害時 優先業務に使用する頻度等を考慮して給油を行う。 2.2.2.1.3 平常時の事前対策 総務課は、災害発生時には他課が管理している公用車を集中管理に切り替えることを検討し、台数 の確保を図る。また、燃料についても「2.2.1.1.4.3 (電気)平常時の事前対策」と同様に、販売 業者との災害時の優先供給に関する協定の締結や備蓄等について検討し、継続的な供給体制の構築を 図る。 2.2.2.2 災害応急作業用資機材等 2.2.2.2.1 現状、課題 水防用資機材は、総務課が管理しており、水防倉庫に保管している。 - 24 - 消防用資機材は、消防団が管理しており、消防車庫に保管している。 除雪については、道路除雪は業者へ委託しているため、除雪用資機材及び村所有の除雪車はない。 道路管理用資機材については、建設産業課が管理しているが、通常の維持管理用の資機材である。 2.2.2.2.2 災害時の対応 消防用資機材について、総務課は事前に整備したリストや消防団からの報告を基に、資機材の融通 を行う。水防用紙機材についても同様である。 道路管理用資機材について、建設産業課は事前に検討した調達先から必要となる資機材を調達する。 なお、総務課は、資機材の燃料の確保に努める。 2.2.2.2.3 平常時の事前対策 消防用資機材について、総務課は資機材のリストを整備する。リストは消防団と情報共有し、必要 な資機材の整備を図る。 道路管理用資機材について、建設産業課は災害発生時に必要となる資機材の調達を検討する。 なお、総務課は、各資機材の燃料について、「2.2.1.1.4.3 (電気)平常時の事前対策」と同様 に検討する。 2.2.3 物品、用品 2.2.3.1 事務機器等 2.2.3.1.1 現状、課題 事務機器等の保有状況は、次のとおりである。 事 務 機 器 等 台 数 備 考 パソコン 約100台 総務課管理分 プリンター 17台 総務課管理分 コピー機 7台 総務課管理分 プリンタートナー(予備) 6個 総務課管理分 コピー機トナー(予備) 9個 総務課管理分 コピー用紙(予備) 約75,000枚 総務課購入分 行政事務の遂行にあたり、これらの事務機器等は必要不可欠なものとなっている。 現在、パソコン、プリンター及びコピー機は、総務課で集中整備・管理している。 また、それ以外にも各課において個別に整備したパソコン等がある。 2.2.3.1.2 災害時の対応 総務課は、必要に応じてパソコンやプリンター、コピー機の再配置や使用制限を行う。さらに、保 守業者に対して早期復旧に向けた対応や、被災し使用不能となった事務機器等の代替機器等の要請を 行う。総務課は、災害時優先業務の優先順位に従い、準備された代替機器等を各課に配分する。 各課は、電力消費の観点からも、事務機器の使用にあたっては、必要最小限の台数とする。 プリンター・コピー機の使用にあたっては、不要な印刷やコピーを避け、消耗品の節約に努める。 2.2.3.1.3 平常時の事前対策 災害時優先業務の実施にあたっても、これら事務機器等の確保は不可欠である。 総務課は、集中管理対象外のコピー機・パソコンについても、台数や配置場所を把握しておき、必 要に応じて災害発生時に活用する。また、「2.2.1.1.8 情報システム」と同様に災害発生時の優先 的な保守の実施について検討する。 さらに、トナー・コピー用紙といった消耗品についても、災害を見越して備蓄しておく。 総務課は、保守業者以外にも、OA機器取扱い業者(販売店も含む。)とも災害協定を締結し、被 災時の代替機器の確保を検討する。 2.2.3.2 食糧・飲用水 2.2.3.2.1 現状、課題 職員の食糧・飲用水については、災害発生時、職員は数日間帰宅せずに災害時優先業務に従事する ことが想定されているため、その間の確保をあらかじめしておく必要がある。 村は、職員用の公的備蓄は一切しておらず、各個人に委ねているのが現状であり、各個人の備蓄状 - 25 - 況も把握していない。また、各課への備蓄推進の取り組みも特に行っていない。 近年の災害では、災害協定を締結してるイオンモール日吉津で食糧等を調達しているが、大きな災 害が発生した時は避難者用の食糧等も調達することになるので、何日間も職員の食糧等が確保できる かは疑問である。 2.2.3.2.2 災害時の対応 災害発生直後、物資班は、災害協定を締結しているイオンモール日吉津、鳥取県生活協同組合に食 糧等の要請を行う。この場合、避難者分とあわせての要請となるので、調達した食糧等は物資班が避 難所に優先的に配分を行う。総務課は、職員への配分で数量が足りない場合、今後の災害時優先業務 の遂行体制等を考慮して配分を行う。 このことも考慮に入れ、各職員は参集時に食糧等を持参することも含め、自己の必要量を確保して おく。 2.2.3.2.3 平常時の事前対策 県は職員備蓄について、公的備蓄・職員備蓄等の備蓄基準を定め、職員に対しては備蓄セットの斡 旋を行っている。 総務課は、備蓄量等の具体的な基準を定め、各課へ通知するほか、公的備蓄や職員への備蓄セット の斡旋について検討する。なお、基準策定に際しては、3日分の食糧・飲用水の確保を前提とするほ か、公的備蓄については関係機関職員の参集等も想定して検討する。 各職員は、定められた備蓄基準等を参考に、各個人の責任で必要量を確保しておく。 2.2.3.3 安全衛生保護具等 2.2.3.3.1 現状、課題 防災服やヘルメットなどの安全衛生保護具については、災害時優先業務を安全に遂行する上で重要 な装備品である。その整備は総務課で行っている。大きな災害の時には、建設産業課が管理するヘル メットも集中管理するが、全職員数に対して不足している。 2.2.3.3.2 2.2.3.3.3 災害時の対応 公的備蓄した装備品についての職員への配分は、総務課が調整して行う。 また、関係機関職員については、派遣元の安全衛生保護具等を装着若しくは持参で参集願う。 平常時の事前対策 総務課は、特に必要性の高い防災服について、公費で一括して購入した上、事前に各職員へ貸与す ることを検討するほか、他の装備品についても必要に応じて整備を検討する。 なお、関係機関職員等については、派遣元での整備を想定し、村での整備は行わない。 2.2.3.4 医薬品・トイレ 2.2.3.4.1 現状、課題 災害発生時に、キャビネットの転倒等で職員が負傷する恐れがある。この場合には、福祉保健課保 健師が管理する救急箱(救急セット)で対応する。 また、職員用トイレも上下水道の被害状況によっては使用不能となるが、備蓄はされていない。 なお、仮設トイレについては、被害状況や業者の被災状況等により早期の調達が困難になることも 想定される。 2.2.3.4.2 2.2.3.4.3 災害時の対応 公的備蓄したものについての配分は、総務課が調整して行う。 医薬品については、保健師の管理下での使用とし、節約に努める。 平常時の事前対策 総務課は、職員数や関係機関職員の参集等も踏まえ、事前に簡易トイレ等の設置基準を定めて公的 備蓄を行う。なお、トイレットペーパーや消毒薬といった消耗品についてもあわせて行う。 また、医薬品については保健師と連携し、使用期限切れや不足品がないように補充する。 - 26 - 2.2.3.5 冷暖房器具等 2.2.3.5.1 現状、課題 冷暖房器具の保有状況は、次のとおりである。 器 具 名 保有数量 備 考 石油ストーブ 0台 電気ストーブ 10台 車庫棟2階に保管 灯油ポリタンク(18L) 2本 車庫に保管 扇風機 10台 車庫棟2階に保管 空調設備は、燃料である灯油がない場合や停電時は使用できないため、職員の体調管理にあたって 冷暖房器具の整備が必要となる。 電気ストーブの備蓄はあるが、停電時に使用できないため、石油ストーブの備蓄を検討する必要が ある。 2.2.3.5.2 災害時の対応 総務課は、事前に定めた割り当てに基づいて配分する。なお、災害状況により、過不足が生じる場 合等は、調整を行う。 2.2.3.5.3 平常時の事前対策 総務課は、災害時の停電を考慮し、石油ストーブの購入を検討した上で、災害発生時の各課への割 り当てについて、事前に定めておく。その際には、会議室や休憩室等への配備についても考慮する。 また、燃料について「2.2.1.1.4.3 (電気)平常時の事前対策」と同様に検討するほか、器具保 管場所の再検討や分散保管の検討を行っておく。 各職員は、カイロや冷却剤等の身近な冷暖房用具の個人的な備蓄を必要に応じて行う。 2.2.3.6 その他の物品・用品 災害時優先業務を遂行する上で、その時の状況により予期せず必要となる物品等もある。各課の災害 時優先業務において必要となる物品等は、担当課が調達を行う。全体に関わる物品等については、総務 課が取りまとめをして調達を行う。 調達した物品等が、必要量に不足する場合には、総務課が災害時優先業務の順位に従って分配する。 また、各課は、災害時優先業務に必要な物品等の備蓄について検討しておく。 2.3 会計 2.3.1 災害時の対応 会計管理者及び各課は、必要に応じて事前に定めた代替方法等に基づき事務を行う。また、災害時優先 業務に関係しない出納事務については、可能な限り制限する。 総務課は、予備費充用や補正予算の編成等の予算措置を行い、各課が行う災害時優先業務の財政的な裏 付けを確保する。 福祉保健課は災害救助法が適用された場合は、必要な支出管理について各課に通知する。 2.3.2 平常時の事前対策 災害時優先業務の遂行にあたり、緊急に現金による支払でなければ調達が不可能な場合が想定されるほ か、財務会計システムが使用不能になることで出納事務等が混乱することが想定される。 よって、会計管理者は、災害時の会計処理や現金の調達について、指定金融機関と協議しておく。 また、会計管理者及び総務課は、財務会計システムが使用不能の場合の出納・予算事務の代替方法を予 め定めておく。 2.4 情報 2.4.1 情報収集 被害状況等の情報収集については、各課が職員からの携帯電話や無線等による報告により行う。また、 必要に応じて県や国の出先機関、自治会等といったあらゆる関係機関から収集するとともに、テレビやラ ジオといったマスコミからの収集も行う。 また、収集の際には、庁舎や情報システムの被害状況といった、災害時優先業務を遂行する上で特に重 要となる情報や、避難所(自治会公民館及び公共施設)の使用の可否といった情報については、最優先で - 27 - 収集する。 収集した情報は整理した上、原則として次に定める順序で報告する。 ~情報報告の流れ~ 職員・人員に関する情報 情報システムに関する情報 その他の情報(被害状況等) 2.4.2 各課 各課 各課 ⇒ ⇒ ⇒ 総務課(総務班) 総務課(総務班) 総務課(情報班) ⇒ ⇒ ⇒ 対策本部 対策本部 対策本部 情報提供 被害状況等の情報提供については、総務課(情報班)が一元的に行う。なお、関係機関への情報提供に ついては、各課からも必要に応じて行うことを可能とするが、その際は提供内容を総務課(総務班)にも 報告する。 村民への情報提供については、提供内容を本部会議に諮った上で、防災行政無線での放送やメール配信、 広報車、庁舎・公民館への掲示等を通じて行う。 報道機関への情報提供については、提供内容を本部会議に諮った上で、本部長、副本部長、あるいは総 務課長又は本部長が指名した者が行う。提供にあたって、総務課(情報班)は報道機関と必要な事前調整 を行う。 各職員への被害状況や災害情報の提供については、対策本部が総務課(情報班)に情報提供した上で、 総務課(情報班)から庁内情報システムや庁内放送等を通じて行う。 - 28 - 第5部 1 その他 業務継続力の向上 日吉津村は、本計画に基づき業務継続体制を整備、強化する。 また、本計画自体についても、併せて検証、見直しを行う。 これにより、迅速、効果的に災害時優先業務を実施するための業務継続力を向上させる。 1.1 日吉津村業務継続体制の整備、強化 1.1.1 「ボトルネック」の事前解消(主管:BCP策定担当課長) 日吉津村は、BCPの策定、検証等を通じ、災害時優先業務の迅速、効果的な実施の障害となる 「ボトルネック」(業務上ネックとなる箇所)をあらかじめ明確化し、計画的に解消する。 BCP策定担当課 ・日吉津村の災害時優先業務のボトルネックの検証、解消を統轄し、解消に必要 な調整等を行う。 ・毎年度、日吉津村の災害時優先業務におけるボトルネック、その解消計画及び 進捗状況を取りまとめ、公表する。 各課 ・担当する災害時優先業務のボトルネックについて、検証及び解消を行う。 ・毎年度、担当する災害時優先業務のボトルネック、その解消計画及び進捗状況 について、BCP策定担当課に報告する。 〔ボトルネック及びその解消の例〕 ボトルネック 資機材、物品、用品等の不足 拠点施設(又はその機能)の不足 関係機関との連携の不足 法令による制限 情報システムの使用不能 連絡(情報、要請等)の混乱 解消 備蓄、応援要請・受援体制の整備 施設の耐震化、自家発電設備の整備、代替施設の選定 協定の締結、共同訓練の実施 例規の整備 バックアップの確保 連絡体制・方法等の整備 1.1.2 業務マニュアル等の整備(主管:BCP策定担当課長) 日吉津村は、災害時優先業務の迅速、効果的な実施に必要となる業務マニュアル、様式、関係機関名簿、 資料集等について、あらかじめ整備する。 業務マニュアル等については、外部からの応援職員等が速やかに災害時優先業務を実施できるよう、具 体的に記載するものとする。 BCP策定担当課 ・各所属の業務マニュアル等を取りまとめ、必要に応じ所属間の調整等を行う。 各課 ・担当する災害時優先業務の実施に必要な業務マニュアル等を整備、更新する。 ・業務マニュアル等を整備、更新した際は、BCP策定担当課に報告する。 1.1.3 地域防災計画等への活用(主管:各計画担当課長) 日吉津村は、地域防災計画をはじめ、防災に関する計画、マニュアル、基準、指針の策定及び修正にあ たっては、BCP検証、見直しの成果を活用する。 また、地域防災計画等の検証、見直しの成果についてもBCPの見直し等に反映し、併せて、日吉津村 の業務継続体制を強化する。(第1部4.1参照) 1.1.4 課及び職員の責務 日吉津村の全課、全職員は、災害時優先業務を迅速、効果的に実施できるよう、常時準備を整えておか なくてはならない。 1.1.4.1 課の責務(総括:BCP策定担当課長) 各課 ・毎年度、職場点検を実施し、危険箇所についてはあらかじめ解消するとともに、 職場の状況を庁舎管理担当課に報告する。 ・災害時優先業務に必要な書類等については、外部からの応援職員等が速やかに - 29 - BCP策定担当課 業務を実施できるよう、あらかじめ整理、保管する。 ・各職場の状況を取りまとめるとともに、全庁的又は大規模な危険箇所の解消を 行う。 〔危険箇所解消の例〕 ・書庫、ロッカーなどの転倒防止 ・器具などの散乱防止 ・ガラスの飛散防止 ・出入口、避難経路の確保 1.1.4.2 職員の責務(総括:各課長) 職員 ・「第4部 業務継続体制」の定めるところに従い、災害時には速やかに参集し、 長期間にわたり、激務となることが予想される災害時優先業務に従事すること ができるよう、平常時から準備を行う。 ・課の災害時優先業務については、他職員が担当するものであっても実施できる ようあらかじめ学習し、訓練等を通じて相互に検証する。 ・組織改正、人事異動等の際は、平常時の業務のみでなく、災害時の業務につい ても引継書を作成する等、確実に引継ぎを行う。 課長 ・課内の職員の準備状況を把握し、必要に応じて職員への指示、職員間の調整等 を実施する。 〔平常時からの準備の例〕 ・安否確認の体制、方法等の確認(第4部2.1.1.1) ・参集の経路、方法等の確認(第4部2.1.1.2) ・家族の安否確認方法、避難場所等の確認(第4部2.1.1.3) ・3日分の食糧、飲料水、衣服等の職場への準備(第4部2.2.3) 〔平常時における検証の例〕 ・訓練時は、欠員を前提に実施 ・欠員となる職員Aが担当する災害時優先業務は、他の職員Bが実施 ・欠員となる職員Aは、他の職員Bの業務実施を検証 ・他の職員Bは、欠員となる職員Aが作成した業務マニュアル等を検証 1.2 日吉津村BCPの事前周知 1.2.1 住民への事前周知(総括:広報担当課長) 広報担当課は、日吉津村BCPについて、日吉津村報、HP等を通じてあらかじめ住民に周知し、災 害時における日吉津村の活動について理解を求める。 1.2.2 1.3 関係機関・団体等への事前周知(総括:防災担当課長、各課長) 防災担当課 ・日吉津村BCPについて、あらかじめ防災関係機関・団体等に周知し、災害時 における日吉津村の活動について必要な連絡、調整を行う。 各課 ・日吉津村BCPについて、あらかじめ関係する機関・団体等に周知し、災害時 における日吉津村の活動について理解を求めるとともに、必要な連絡、調整を 行う。 日吉津村BCPの検証、見直し(総括:BCP策定担当課長) 日吉津村は、毎年度、図上訓練によりBCPの検証、見直しを行う。 検証にあたっては、幅広い、多様な災害の種類、規模、条件等を用いることにより、「想定外」の発生を 防ぐとともに、BCPの対象を順次他の災害等にも拡大することができる。 なお、検証、見直しに当たっては、関係機関・団体等との連携に留意し、必要に応じ関係機関・団体等と 共同で検証、見直しを実施する。(第2部1.1.2参照) - 30 - 2 資料集 2.1 関係機関連絡先 災害時優先業務に係る関係機関の連絡先については、別紙5のとおりである。 2.2 資源一覧 災害時優先業務に係る資源(施設、備蓄等)の状況は、別紙6のとおりである。 (2.2.2 資機材 関連) - 31 - (別紙1:第1部6関連) 用語の定義 本計画における用語の定義は、特に断りのない限り、以下のとおりとする。 用語 災害 防災 地域防災計画 住民 滞在者 通常業務 ボトルネック タイムライン 発災 黄金の72時間 図上訓練 頁 定 義 異常な自然現象(暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴 火等)、大規模な火事、爆発その他その及ぼす被害の程度において これらに類する原因により生ずる被害をいう。 災害を未然に防止し、災害が発生した場合における被害の拡大を防 ぎ、及び災害の復旧を図ることをいう。 一定地域に係る防災に関する計画をいう。 →日吉津村においては、「日吉津村地域防災計画(平成18年度修 正版)」をいう。 日吉津村に住所を有する者をいう。 ・自然人(生活の本拠を有する者)、法人(主たる事務所を有する 者)の双方を含む。 ・国籍は問わない。 日吉津村内の自然人、法人のうち、日吉津村外に住所を有するもの をいう。 ・自然人では、通勤者、通学者、通所者、観光客等。 ・法人では、日吉津村の区域外に主たる事務所を有する法人。 災害が発生しなくても日吉津村が実施すべき業務のうち、「日吉津 村地域防災計画」に規定する災害対策業務以外のものをいう。 ・業務の頻度(日常的に行っているか否か)は問わない。 ネック(課題)となる箇所等 災害発生後の期間について、災害対策の段階ごとに区分し、それぞ れの段階区分に応じた対応方針・目標及び想定される行動、活動等 をまとめたもの。 災害が発生したとき。 生存者のいる可能性が高い、地震発生から3日間(72時間)をいう。 地図を用いて、経験したことの無い災害をイメージし、防災対策を 検討する訓練。 備 考 ・災害対策基 本法第2条 ・災害対策基 本法第2条 ・災害対策基 本法第2条、 第42条 ・地方自治法 第10条 (別紙2:第3部2関連) 業務の優先区分の考え方 業務優先区分 災害時 応 急 優 先 業 務 業 務 継 業 縮小業務 休止業務 続 務 内容 ○災害の発生に関連して発生する新規業務のうち優先度の高い業務(※) 1 「災害応急対策業務」 日吉津村地域防災計画の「第3章 災害応急対策計画」に規定する業務 2 「災害復旧・復興業務」のうち優先度の高い業務 日吉津村地域防災計画の「第6編 災害復旧・復興計画」に規定する業務の 優先度の高い業務 3 「発災後新たに発生する業務」のうち優先度の高い業務 その他、発災後新たに発生する業務のうち優先度の高い業務 うち、 例)日吉津村災害対策本部の設置、避難所等の開設・運営 等 ○通常業務のうち優先度の高い業務 1 住民の生命・健康を守る業務 2 日吉津村の意思決定に必要な業務 3 その他、縮小・休止することができない業務 ↓ 通常時の業務内容を保ったままで(又は通常時以上の人員、資源を投入して)継続 例)広報に関する業務、死亡届、埋葬許可に関する業務 等 ○通常業務のうち業務内容を縮小して行う業務 1 1か月以上業務を休止・延期することはできないが、一定の水準まで復旧すること が必要不可欠とまではいえず、業務規模の縮小などが可能な業務 例)保育所業務、諸証明書発行業務 等 ○通常業務のうち、休止・延期する業務 1 1か月以上休止・延期することが可能な業務 2 災害時優先業務の実施のため、1か月間休止・延期することがやむを得ない業務 例)職員研修、定期監査 等 ※「優先度の高い業務」 住民の生命・身体への影響、住民生活及び社会活動への影響から考えて、①1か月以内に、②特定の水準 まで、復旧することが必要不可欠な業務(=1か月以上停止すると住民の生命・身体、住民生活及び社会活 動に致命的な影響が発生する業務)をいう。 (別紙3:第3部3.1関連) 災害時優先業務項目表 ※ 1 2 優先度の基準 優 先 度 区 分 A 可能になり次第、速やかに縮小・休止を解除すべき業務 B 状況に応じ縮小・休止を解除する業務 C 当面縮小・休止する業務 総務課 災害時における組織のミッション 職員等の参集及び安否確認を迅速に行い、BCP計画に定めた災害時優先業務を実施する。 災害時優先業務 (1)応急業務(「災害応急対策業務」及び「復旧・復興業務」「 ・ 発災後新たに発生する業務」のうち優先 度の高い業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 参集メール、出勤職員数の把握、出動団員 3 公共施設や福祉施設の確認及び施設利用者 数の把握 や児童等の安否確認(自治会公民館等、避 難所を含む) 2 継続する業務への職員投入に関すること 4 (災害対策本部の設置等) (2)継続業務(通常業務のうち、災害時においても継続が不可欠な業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 防災無線及び緊急通信システムに関するこ 6 報道に関すること と 2 庁用車両に関すること 7 各種業務システムに関すること 3 村内巡回に関すること(消防団・職員) 8 防災備蓄品に関すること 4 警察・消防・自衛隊との連携に関すること 9 相談業務に関すること 5 国・県など関係行政機関等からの情報収集 10 家屋被害の状況把握及び罹災証明の発行に や連携に関すること 関すること 3 縮小・休止する通常業務 (1)縮小業務(通常業務のうち、災害時においては縮小する業務) 優先度 項目 A 建物損害保険、庁用車事故処理対応・保険事 郵送事務 務に関すること 賃金支払、保健取得、喪失、社会保険料納付 消防団運営に関すること 及び労災保険に該当した場合の事務手続きに 関すること 庁用車維持管理(整備・車検・修繕・廃棄・新規 支出事務 導入) 公用車運転委託管理 情報公開、個人情報保護 予備費対応業務 法制(条例等審査、公布、公告) マイクロバス運行管理 デジタルカメラ管理 A B 例月給与、期末手当の支給関係 共済・互助会掛金、負担金管理 保険証関係 公用車委託料の例月支払 共済短期給付関係 退職手当組合報告関係 公務災害関係手続 人事、給与システム履歴管理(新入職員) 人事、給与システム履歴管理(退職関係) 人事、給与システム履歴管理(所属関係) 時間外勤務の実績管理 共済貯金・共済年金関係 共済貸付 財形管理 職員旅行貯蓄管理 非常勤職員・臨時職員 雇用契約関係 庁用車(自転車を含む貸出業務)に関すること 議会招集、議案書送付 ファクシミリ管理 村長予定管理 公印管理 修繕契約事務 行政相談 在職、退職証明書作成に関すること 産前、産後休暇申請に関すること 広報及び広聴に関すること ホームページに関すること 広域行政等に関すること(交通政策) 消防の水利管理に関すること 常備消防に関すること 消防車両に関すること 地域防災計画に関すること 損害賠償補償保険関係に関すること 防災に関する調査に関すること C (2)休止業務(通常業務のうち、災害時においては休止する業務) 優先度 項目 A 土地・建物管理業務(交換・取得、登記等) 庁内印刷業務 金員、土地、建物寄付相談対応 事務報告書作成 公共施設状況調査 文書指導 普通財産行政財産使用許可 文書管理に関すること 公有財産境界確定に関すること 文書引継ぎ 土地開発公社(資産台帳管理、会計管理、予 平和事業 算決算、理事会運営、庶務) 建築設備定期点検 叙勲・叙位・表彰 総合計画に関すること 所信表明 地域づくりに関すること 庁外通知文による調査回答 (文化行政、日野川まつりイベント等) 情報化対策に関すること 行政懇談会 災害時協定に関すること 行政界、村の面積 国民保護協議会に関すること 組織・組織改正・事務分掌 AEDに関すること ひえづ物産に関すること 避難場所・避難所標識関係事務に関すること うなばら福祉事業団に関すること 決算統計事務 指定管理者等に関すること 財務諸表作成 入札参加資格登録事務 臨時交付金に関すること 委託契約事務 当初予算編成 工事契約事務 普通交付税事務 物品契約事務 財政健全化指標 自衛官募集事務 産休、育児休業、病休者の管理に関すること 嘱託職員に係る健康診断 年末調整(扶養控除) 嘱託職員に係る労働保険年度更新に関するこ と A B C 年末調整(保険料控除) 年末調整(住宅取得控除) 給与支払報告書 源泉徴収票発行 在職証明作成 予算管理・決算に伴う事務(人件費) 訴訟事務 児童手当給付 処分事務 条例・規則改正 服務(通知等) 子どもの看護休暇等の休暇付与 職務免除の許可等 健康相談 採用試験 昇給 職員配置関連(机配置含む) 人事異動関係 健康診断 派遣に伴う事務 各種調査(定員管理等) 給与制度・給与公表 給与実態調査 労働安全衛生・セクハラ対策 福利厚生関係 研修 職員顕彰の実施 消耗品、備品管理 印刷機管理 権限委譲に係る交付金に関すること 人事評価に関すること 補助金審査会に関すること コミュニティ計画に関すること ふるさと納税に関すること 複合施設に関すること 行政改革に関すること 自治基本条例に関すること 地方拠点都市に関すること 移住定住促進に関すること 地域づくり(村づくり講座等)に関すること 自販機電気料徴収 公共用駐車場使用料に関すること 財産管理庶務全般 土地開発公社保有地維持管理 土地建物以外の財産管理 公有財産土地建物維持管理に関すること 予算決算に関すること 文書取扱に関すること 自主防災組織育成事業に関すること 防災会議に関すること 防災訓練に関すること 国民保護計画に関すること 洪水・津波ハザードマップに関すること 財政事情調べ その他 国・県の補助金に関すること 補正予算編成 起債償還事務 特別交付税事務 (別紙3:第3部3.1関連) 災害時優先業務項目表 1 2 福祉保健課 災害時における組織のミッション 被災者のメンタルを含む健康及び衛生を確保しながら各種手当の支給を実施し、当面の生活が維持 できるように支援を行う。 災害時優先業務 (1)応急業務(「災害応急対策業務」及び「復旧・復興業務」「 ・ 発災後新たに発生する業務」のうち優先 度の高い業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 医療機関の被害調査等 2 伝染病予防その他疾病予防に関すること (2)継続業務(通常業務のうち、災害時においても継続が不可欠な業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 民生委員、児童委員に関すること 5 介護保険(認定等)に関すること 2 保険証の発行等窓口業務に関すること 6 各種相談業務に関すること 3 保健指導(母子・成人・精神等)に関すること 7 災害援護資金の支給に関すること 4 各種手当の支給 8 3 縮小・休止する通常業務 (1)縮小業務(通常業務のうち、災害時においては縮小する業務) 優先度 項目 A 包括支援センターの業務(認定・予防プラン) 包括支援センターの業務(ケアマネの支援)に に関すること 関すること ファミリーサポートセンターに関すること 子育て支援センターに関すること 児童虐待防止に関すること B 健康づくりに関すること 家族介護支援事業に関すること 特定健診事業に関すること 高齢者等の生活支援事業(その他全般)に関す ること 介護予防事業〈その他全般〉 C 包括支援センターの業務(特定高齢者・認知 女性に対する暴力に関すること 症)に関すること 在宅福祉事業に関すること (2)休止業務(通常業務のうち、災害時においては休止する業務) 優先度 項目 A 健康増進に関すること 少子化対策に関すること その他保健(技術)に関すること その他児童福祉に関すること その他保健衛生に関すること 児童館の運営に関すること B 外国人高齢者等特別給付金に関すること 介護予防事業(費用の賦課徴収)に関すること 高齢者等の生活支援事業(費用の賦課徴収)に 老人保護措置事業に関すること 関すること C 身体・知的・精神障がい者の制度に関すること その他老人福祉に関すること 特別児童扶養手当の支給に関する法律に関す その他社会福祉に関すること ること 老人クラブ活動等事業に関すること 福祉のまちづくり計画に関すること (別紙3:第3部3.1関連) 災害時優先業務項目表 1 2 住民課 災害時における組織のミッション 災害による戸籍事務(死亡及び埋火葬の手続等)、災害廃棄物の処理等を円滑に行うことで、災害復 興を図る。また、被災地の防犯活動を計画し、地域の安全を確保する。 災害時優先業務 (1)応急業務(「災害応急対策業務」及び「復旧・復興業務」「 ・ 発災後新たに発生する業務」のうち優先 度の高い業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 3 2 4 (2)継続業務(通常業務のうち、災害時においても継続が不可欠な業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 戸籍事務に関する業務(主に死亡届の受付 3 廃棄物の保管に関すること 等) 2 戸籍事務に関する業務(埋火葬許可証の交 4 防犯に関する業務 付) 3 縮小・休止する通常業務 (1)縮小業務(通常業務のうち、災害時においては縮小する業務) 優先度 項目 A 法人税申告受付 民刑事項に関する事務 例月異動処理 統計事務 個人住民税申告受付 戸籍住基月報年報事務 B 扶養チェック 外国人登録月報年報報告事務 死亡届・出生届以外の戸籍受付事務 行政証明発行業務 死亡出生以外の住民票異動業務 公害防止・保安協定に関すること 戸籍記載事務 分別・リサイクルに関すること C 年金処理業務 村営住宅に関する通常業務 戸籍審査・記載事務 交通安全に関する通常業務 人口動態調査(保健所通知) 村営霊園に関する業務 相続税法第58条通知事務(税務署通知) 消費生活相談業務 (2)休止業務(通常業務のうち、災害時においては休止する業務) 優先度 項目 A 未申告者受付 4税、臨戸・電話催促業務 未申告者実態調査 調査回答(例:実態調査) 土地・家屋賦課業務 住民基本台帳の閲覧 売却資産賦課業務 印鑑登録事務 窓口(証明・郵送・照会)、縦覧 証明書の郵送請求処理 固定資産税納税通知書発送・戻り処理 住民基本台帳ネットワークシステムの運用 相続人代表指定 外国人登録受付事務 固定:宛名管理 外国人登録原票作成事務 固定:概要調書・総評価見込 狂犬病予防に関すること B C 調停事務 固定・土地登記済通知書及び台帳処理業務 固定:予算・決算 固定:予算・決算不動産取得通知 固定:課内庶務 固定:帳票管理 固定:電子申請 4税の収納管理 4税の口座振替に関する業務 4税、現年督促業務 4税、納税証明書の発行 4税、納付書再発行 4税、還付事務 4税、年度切替 4税、納税交渉 4税、滞納整理及び分納管理業務 外国人登録証調整台紙作成事務 外国人登録証発行事務 戸籍の附票の異動処理 太陽光発電システム補助金 環境基本計画 ポイ捨て禁止条例 クリーン作戦 生ごみコンポスト補助金 環境審議会 ごみ問題を考える検討委員会 人権擁護委員活動(人権相談含む) 男女共同参画に関する通常業務 敬老会の開催に関すること 浄化槽に関する業務 遺族等援護・慰霊祭に関する業務 消費者啓発事業 (別紙3:第3部3.1関連) 災害時優先業務項目表 1 2 建設産業課 災害時における組織のミッション 被害を受けた道路や下水道等の応急復旧を行い、住民等の移動や救援物資の輸送等を確保する。 また、仮設住宅の建設について検討を行い、被災者の居住を確保する。 災害時優先業務 (1)応急業務(「災害応急対策業務」及び「復旧・復興業務」「 ・ 発災後新たに発生する業務」のうち優先 度の高い業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 道路・下水道・農業用施設安全・損壊状況確 2 仮設住宅に関すること 認・応急復旧に関すること (2)継続業務(通常業務のうち、災害時においても継続が不可欠な業務) 優先順位 項目 優先順位 1 3 2 4 3 項目 縮小・休止する通常業務 (1)縮小業務(通常業務のうち、災害時においては縮小する業務) 優先度 項目 A 農業者戸別所得補償制度 農業委員会、農業者年金に関すること 地域農業再生協議会 施設の通常管理・保守・保全に関すること 施設利用予約者への対応 支払・契約関係業務(主に災害復旧関係) 各種届出関係業務(道路、下水、農業、建築、 中小企業小口融資・セーフティネット保証認 屋外広告、水産等) 定・制度資金関係 農作物被害・病害虫関係 B 村道等各種境界立会業務 予算・決算に関すること 各種施設の予約関係業務 緊急雇用に関すること C 国有道路、水路に関すること その他土木関係業務 (2)休止業務(通常業務のうち、災害時においては休止する業務) 優先度 項目 A 農業改良普及業務 耕作放棄地対策 農業経営基盤強化基本構想 農政推進協議会、農政推進委員関係 農地利用集積円滑化事業 その他農業振興に関すること B 森林病害虫等駆除、森林計画その他林業に関 商工振興に関すること すること 景観形成に関すること 農地パトロール イベント・通常広報に関すること C その他河川、海岸、水産、建築、温泉関係業 各種計画策定に関すること 務 その他有害鳥獣、畜産関係業務 各種研修参加 度量衡に関すること (別紙3:第3部3.1関連) 災害時優先業務項目表 1 2 出納室 災害時における組織のミッション 災害対策に必要な最低限の現金の確保。 災害時優先業務 (1)応急業務(「災害応急対策業務」及び「復旧・復興業務」「 ・ 発災後新たに発生する業務」のうち優先 度の高い業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 災害対策に必要な現金の出納に関すること 2 (2)継続業務(通常業務のうち、災害時においても継続が不可欠な業務) 優先順位 項目 優先順位 1 4 2 5 3 6 3 項目 縮小・休止する通常業務 (1)縮小業務(通常業務のうち、災害時においては縮小する業務) 優先度 項目 A 例月出納検査に関すること 債権者登録に関すること 決算の調整に関すること 現金の出納・保管・記録に関すること B 有価証券の管理に関すること 職員共済費の支出に関すること 福利厚生(一部)に関すること C (2)休止業務(通常業務のうち、災害時においては休止する業務) 優先度 項目 A 帳票書類の整理、保管 B C (別紙3:第3部3.1関連) 災害時優先業務項目表 1 2 議会事務局 災害時における組織のミッション 災害対策本部(総務課)の本部員として、BCP計画に定めた災害時優先業務を実施する。 災害時優先業務 (1)応急業務(「災害応急対策業務」及び「復旧・復興業務」「 ・ 発災後新たに発生する業務」のうち優先 度の高い業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 3 2 4 (2)継続業務(通常業務のうち、災害時においても継続が不可欠な業務) 優先順位 項目 優先順位 1 4 2 5 3 6 3 縮小・休止する通常業務 (1)縮小業務(通常業務のうち、災害時においては縮小する業務) 優先度 項目 A B 議会の開催(災害予算の臨時議会も含む) C (2)休止業務(通常業務のうち、災害時においては休止する業務) 優先度 項目 A B C 項目 (別紙3:第3部3.1関連) 災害時優先業務項目表 1 2 教育委員会 災害時における組織のミッション 災害対策本部(総務課)の本部員として、BCP計画に定めた災害時優先業務を実施する。 また、被災状況及び災害復興状況に応じて、早期に学校運営の再開を行う。 災害時優先業務 (1)応急業務(「災害応急対策業務」及び「復旧・復興業務」「 ・ 発災後新たに発生する業務」のうち優先 度の高い業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 3 2 4 項目 … (2)継続業務(通常業務のうち、災害時においても継続が不可欠な業務) 優先順位 項目 優先順位 1 学校運営 5 2 6 3 7 4 3 縮小・休止する通常業務 (1)縮小業務(通常業務のうち、災害時においては縮小する業務) 優先度 項目 A 事務局、学校その他の教育機関の職員の任免、 子育て支援、教育相談に関すること 分限並びに懲戒に関すること 教育予算その他議会の議決を経るべき議案に 社会教育委員に関すること 対する意見の申し出に関すること 職員(学校職員を含む)の服務に関すること 青少年教育及び関係団体の育成に関すること 社会教育委員、公民館運営審議会委員、文化 青少年育成日吉津村民会議に関すること 財保護審議会委員、民族資料館運営委員会委 員、青少年育成推進指導委員、体力づくり推 進委員会委員、スポーツ振興審議会委員、体 育指導委員の委嘱に関すること 職員の任免その他の人事に関すること 青少年育成推進指導委員の会議に関すること 県費負担教職員の人事及び勤務評定に関する 成人教育の維持及び成人式に関すること こと 教育委員会の会議に関すること PTA・社会教育団体育成に関すること 学校医・学校歯科医及び学校薬剤師の委嘱に 村子ども会育成に関すること 関すること 学校施設の整備(国庫補助事業)に関すること 村子ども会育成連絡協議会に関すること 学校施設台帳及び学校施設の維持管理に関す 女性教育・団体育成に関すること ること 就学奨励援助及び就学義務の猶予免除に関す 青年教育の推進に関すること ること 児童生徒の入学・転学及び就学、退学に関す 同和教育に関すること ること A B C 学齢簿の編成に関すること 学校医の公務災害補償に関すること 教育関係統計及び諸調査に関すること 学校教育の充実、指導に関すること 教科書用図書の採択、教科書その他の教材・ 教具に関すること 教育課程、学習指導及び生徒指導に関するこ と 就学指導に関すること 生涯学習に関すること 幼児教育に関すること 家庭教育学級・子育て支援相談事業に関する こと 教育委員会に係る事務の管理及び執行状況の 点検評価に関すること 請願又は陳情等の処理に関すること 文化財保護審議会委員の会議に関すること 文化財の保護及び民族資料館に関すること 視聴覚教育に関すること 芸術文化の振興に関すること 教育表彰、条例表彰及び叙勲に関すること 教育委員会規則の制定又は改廃に関すること 広告式に関すること 工事計画の策定及び教育財産の取得の申し出 に関すること 教育機関の設置、管理及び廃止に関すること 同和教育推進協議会に関すること 学校、保育所における人権教育に関すること スポーツ少年団に関すること 中央公民館の管理運営に関すること 予算の編成及び執行計画に関すること 公民館運営審議会に関すること 館内外の管理・保全に関すること 図書館の管理運営に関すること 障がい者への資料、情報提供 行政情報の提供業務 民族資料館の管理運営に関すること 民族資料館運営委員会に関すること スポーツ振興審議会に関すること 体育指導委員に関すること 体育協会に関すること 公印の管守に関すること 文章の保存及び廃棄に関すること 職員の研修並びに福利厚生に関すること 公印の管守及び文章の管理等に関すること (2)休止業務(通常業務のうち、災害時においては休止する業務) 優先度 項目 A 広報に関すること 自治会公民館活動の育成に関すること 教職員の研修に関すること ふるさと創り運動に関すること 学校教育研究協議会(保小教)に関すること 文化活動に関すること 学校運営の開発と発展、学校評価に関するこ 芸能大会の開催に関すること と 図書館の指導助言に関すること ふれあいフェスタ(文化の部)開催に関するこ と 保小中連携推進に関すること 村盆踊り花火大会に関すること 社会教育の資料の刊行及び配布に関すること かがやき学級の運営に関すること 学社連携・ガッツ日吉津っ子育成事業に関す グループ育成・活動に関すること ること あらゆる差別をなくす総合計画に関すること 広報活動に関すること ふれあいフェスタ特別展示 成人教育講座に関すること 村民運動会に関すること その他講座の開設に関すること チューリップマラソン実行委員会に関するこ 図書、新刊雑誌の受入、装備 と 中四国ターゲット・バードゴルフ大会に関す 図書室資料搬送業務 ること 小学校体育館・小学校グラウンドの使用に関 図書室資料の貸出、相談等窓口、移動図書 すること A B C 元気もりもりハウスの使用に関すること 公民館の利用に関すること 情報の交換及び調査・研究に関すること その他民俗資料の収集に関すること 社会体育スポーツの振興に関すること 総合型地域スポーツクラブに関すること 西伯郡体育指導委員連絡協議会事務局に関す ること 調査及び統計に関すること 他系の所掌に属しないもの お話し会などの読書推進活動 各種体育スポーツ団体に関すること 体力つくり推進委員会に関すること 鳥取県ターゲット・バードゴルフ協会に関す ること 各種講演会に関すること 西伯郡体育協会に関すること その他社会教育に関すること (別紙3:第3部3.1関連) 災害時優先業務項目表 1 2 保育所 災害時における組織のミッション 災害対策本部(総務課)の本部員として、BCP計画に定めた災害時優先業務を実施する。 また、被災状況及び災害復興状況に応じて、早期に保育所運営の再開を行う。 災害時優先業務 (1)応急業務(「災害応急対策業務」及び「復旧・復興業務」「 ・ 発災後新たに発生する業務」のうち優先 度の高い業務) 優先順位 項目 優先順位 項目 1 3 2 4 (2)継続業務(通常業務のうち、災害時においても継続が不可欠な業務) 優先順位 項目 優先順位 1 保育所の運営 3 2 4 3 縮小・休止する通常業務 (1)縮小業務(通常業務のうち、災害時においては縮小する業務) 優先度 項目 A 保護者への通知や便り 職員会議 B C (2)休止業務(通常業務のうち、災害時においては休止する業務) 優先度 項目 A 行事の実施 B 諸帳簿の記帳 C 職員研修 項目 (別紙4 : 第3部 3.2関連) 災害時優先業務・業務継続体制表 課(室)名 総務課 担当者名 高森 彰 電話番号 0859−27−5950 総 務 課 課(室)名 No 総務課 業務 業務名 業務内容 ∼3時間 直後 ∼ 1 ○ 参集メールを送信する。 開始 参集メール 各部署職員及び消防団員の安否確認。 出勤職員数の把握 各部署出勤職員及び消防団員の人数及 ○ 出動団員数の把握 び参集時間を把握する。 完了 2 防災無線及び緊急 機器の点検 通信システムに関 防災無線や緊急通信システムにより避 すること 難に関する情報等の提供を行う。 ∼12時間 ∼24時間 目標時期 ∼72時間 ∼2週間 ∼1週間 ∼1月 必要な資源 3月 防災行政無線(固定式・移動 式全台) 公用車(庁用車全車) 日吉津村消防団 車載11台(うち消防車2台) 携帯11台 職員名簿及び連絡先一覧 メール送信用PC ○ 機器点検開始・完 了 ○ 情報提供開始 公用車(庁用車全車) 4 ○ 継続する業務への 災害対策本部の設置 災害対策本部設置 職員投入に関する 各部署出勤職員を必要業務へ配置、作 配置、作業指示 業を指示する。 こと 開始 完了 防災行政無線(固定式・移動 式全台) 公用車(庁用車全車) 車載11台(うち消防車2台) 携帯11台 業務一覧 5 公共施設や福祉施 設の確認及び施設 利用者や児童等の 安否確認(各自治会 公民館等、避難所 を含む) ○ 災害状況把握完了 ○ 安否確認完了 ○ 情報提供等開始 ○ 避難所設置完了 6 村内を巡回し、被害箇所の把握する。併 せて以降の被害防止の為の啓発活動を 行う。 ○ ○ 村内巡回に関する 上水道の復旧等対応業務 被害箇所把握開始 被災箇所の把握完 こと (消防団・職員) 公共施設等の復旧箇所の決定 了 公共施設等復旧等対応業務 ○ 開始 (上水道) ○ 完了 (上水道) ○ ○ 復旧箇所の決定 開始 (開始・完了) (復旧等対応業務) ○ 完了 (復旧等対応業務) 電源の確保 電話回線の確保 本部スペースの確保 全村地図 防災行政無線 J-ALERT 鳥取県 タイヨー通信(※災害協定締結) 防災行政無線が復旧できない 場合には、広報車で対応。 庁用車両に関する 庁用車両を含め使用可能な車両を確保 ○ こと し、巡回用等に割り当てる。 開始・完了 ○ ○ 議会施設の確保 議会施設の確保 (開始) (完了) 備考 防災行政無線 緊急通信システム 屋外スピーカー 個別受信機 広報車 3 ○ 安否確認開始 公共施設利用者及 び要援護者の避難 各部署管轄施設の被害状況及び危険箇 誘導開始 所を確認する。(災害状況把握) 災害状況把握開始 危険建造物等の表示する。また、避難所 を設置する。 公共施設や福祉施設の利用者や児童 ○ 等の安否確認及び避難誘導を行う。 公共施設利用者及 要援護者の避難誘導。(支援者による避 び要援護者の避難 難誘導が出来ない方については、訪問 誘導完了 により安否確認し避難誘導する。) 議員の安否確認 ○ 避難所設置開始 関係機関 庁用車で使用不能な車があ れば、他から確保する必要あ り 各課応急業務及び継続業務 の確認 【全体】 防災行政無線(固定式・移動 式全台) 公用車(庁用車全車) 危険箇所表示用等貼り紙 避難所用ブルーシート30枚 【福祉保健課】 パソコン1台(要援護者システ ム) 避難計画、避難マップ 利用者名簿 【住民課】 ブルーシート20枚 【保育所】 簡易トイレキット140人×6日 ブルーシート10枚 日吉津村消防団 各自治会、社会福祉協議会 イオン日吉津店(災害協定締 結) 消防、警察、民生児童委員等 児童福祉施設、共生ホーム等 ボランティア団体 海上保安庁境海上保安部 日吉津村漁業振興協議会 防災行政無線(固定式・移動 式全台) 公用車(庁用車全車) 大型1台・普通7台 軽7台・2輪1台 消防車(2台) ハンドマイク 懐中電灯 ヘッドライト 日吉津村消防団 各自治会 水道局 建築士等有資格者、土木技師 国土交通省・日野川河川事務所 西部総合事務所県土整備局 設計施工業者 電話 鳥取県警察 西部消防 自衛隊 (役場)・(小学校)・(保育所)・(児 童館・子育て支援センター)・ (社会福祉センター・デイサー ビスセンター)・(農業者トレー ニングセンター・ふれあい生活 館)・(中央公民館)・(下水道処 理場・海浜運動公園)・各自治 会公民館・イオンモール日吉 津店 共生ホーム・小規模特別養護 老人ホーム・老人保健施設・ グループホーム・ひえづの里・ 村営住宅 【公共施設】 16名 【福祉施設・要援護者】 4名 【村営住宅】 2名 【全村に対し8班体制の巡視】 職員 16名 要援護者対応 4名 消防団 10名(消防車2台) 【水道局対応】 職員 1名 7 警察・消防・自衛隊 状況に応じて支援を求めるなど、逐次、 との連携に関するこ 夫々の機関との連携を図る。 と ○ 開始 ○ 完了 8 国・県など関係行政 機関等からの情報 国・県など関係行政機関等からの支援を 収集や連携に関す 含め情報を収集する。 ること ○ 開始 ○ 完了 電話 鳥取県 鳥取県警察 西部消防 自衛隊 9 報道に関すること 被害状況を把握し、以降の対応も含め、 報道機関からの問い合わせに応じる。 ○ 開始 ○ 完了 電話 各種報道機関 巡回等で逐次入る情報を確認 10 各種業務システム 停止した業務システムの復旧を行う。 に関すること (業者へ依頼) 鳥取県情報センター職員(シ ステム管理委託業者) 鳥取県情報センター 電源の確保 11 必要に応じて備蓄品を避難所等に配布 防災備蓄品に関す する。 ること 関係機関への支援要請 備蓄品一覧 備蓄品 避難所マニュアル 各自治会 自衛隊 鳥取県 イオン(※災害協定締結) 必要に応じて救援物資を要求 電話 相談表 鳥取県 社会福祉協議会 各課が持つ業務の把握 罹災証明様式 鳥取県 罹災家屋確認後の業務 【土地・家屋の点検】 職員4名 職員 1名 12 13 相談業務に関する 各種部門がもつ業務に対する相談を受 こと け、付け振り分ける。 土地・家屋について被害状況を調査確 家屋被害の状況把 認 握及び罹災証明の 家屋の被害状況を把握し、罹災証明を 発行に関すること 発行する。 ○ 開始 ○ 完了 ○ ○ 備蓄品配布開始 要請開始 ○ ○ 備蓄品配布完了 支援物資配布開始 ○ ○ 開始 完了 ○ 開始 ○ 完了 (別紙4 : 第3部 3.2関連) 災害時優先業務・業務継続体制表 課(室)名 福祉保健課 担当者名 高田直人 電話番号 0859-27-5952 福祉保健課 課(室)名 No 1 福祉保健課 2 3 業務 業務内容 業務名 直後 ∼∼3時間 ○ ○ 医療機関の被害調 医療機関の被害調査等 開始 完了 査等 ○ 伝染病予防その他 伝染病等把握 開始 疾病予防に関する こと 民生委員、児童委 災害情報の提供 委員の活動支援 員に関すること 保険証の発行等窓 国保・後期高齢保険証発行、母子手帳、 口業務に関すること 生活保護(医療券発行、認定含む)、特 別医療証発行、障がい福祉(申請・認 定・サービス支給等)など ∼12時間 目標時期 ∼72時間 ∼24時間 ∼1週間 ∼2週間 ∼1月 3月 必要な資源 車両(車載無線)1台 ○ 完了 救急箱等医療器具 関係機関 備考 医療機関(しらいし、九里、ひ 職員(2人) がみ、井上、アロー) 医療機関、県の機関 職員(保健師1人) ○ 開始 ○ 開始 ○ 完了 ○ 完了 携帯防災無線 電話等連絡設備 パソコン5台(国保・後期・健康 管理・生保・障がい) 様式一式(パソコンがダメな場 合手書き) プリンター3台 母子手帳 状況確認用紙 筆記用具 電話等連絡設備 5 保健指導(母子・成 指導・支援など 人・精神等)に関す ること 児童扶養手当、児童手当などの支給 6 各種手当の支給 ○ 開始 ○ 完了 状況確認用紙 筆記用具 ○ 開始 ○ 完了 パソコン3台(児童手当・児童 扶養手当・財務) プリンター3台 状況確認用紙 筆記用具 7 介護保険(認定等) 申請受付、サービス利用の相談・対応、 に関すること 南部箕蚊屋広域連合との連携 ○ 開始 ○ 完了 パソコン1台(障害・介護) 電話等連絡設備 窓口担当者、包括職員、連合 職員等 状況確認用紙 筆記用具 電話等連絡設備 窓口担当者、保健師、社会福 祉士、福祉事務所員、要保護 児童対策協議会委員等 医療機関等、心理カウンセ ラー 福祉事務所等 職員(社会福祉士1人) 4 ○ 開始 8 各種相談業務に関 地域包括支援センター・介護・生活保 護・障がい福祉・健康・食生活・母子・児 すること 童・自殺対策などの相談・心のケア ○ 完了 9 災害援護資金の支 災害援護資金の貸付 給に関すること ○ ○ 電話等連絡設備 開始 完了 様式一式 民生児童委員 職員(1人) 窓口担当者、保健師、社会福 職員(3人+保健師1人+社会福 祉士、福祉事務所員、要保護 祉士1人) 児童対策協議会委員等 医療機関等 (別紙4 : 第3部 3.2関連) 災害時優先業務・業務継続体制表 課(室)名 住民課 担当者名 前田 昇 電話番号 0859−27−5951 住 民 課 課(室)名 No 業務 業務名 業務内容 住民課 1 主に死亡届の受付等 戸籍事務に関する業務 2 埋火葬許可証の交付 戸籍事務に関する業務 3 廃棄物の保管に関 災害廃棄物の保管 すること 4 防犯に関する業務 防犯活動 直後 ∼ ∼3時間 ∼12時間 目標時期 ∼72時間 ∼24時間 ○ 開始 ∼1週間 ∼1月 ∼2週間 ○ 完了 ○ 開始 3月 必要な資源 ○ 完了 ○ 開始 ○ 開始 〃 ○ 完了 ○ 完了 関係機関 戸籍・住基システム全般及び 法務局等連携 機器(システムが復旧しない場 合は、手書き及び手元の台帳 等で対応) 備考 職員2名 火葬場との連携 職員2名 輸送車両 産廃業者 西部広域行政管理組合 職員2名 巡回車両 警察及び防犯協議会等関係 職員1名 団体 (別紙4 : 第3部 3.2関連) 災害時優先業務・業務継続体制表 課(室)名 担当者名 電話番号 建設産業課 課(室)名 No 建設産 業課 業務 業務内容 業務名 道路・下水道・農業用施 設安全・損壊状況確認・ (国道・県道・河川・農道の状況確認含 応急復旧に関すること む) ∼3時間 直後 ∼12時間 ∼24時間 目標時期 ∼72時間 ∼1週間 ∼2週間 ○ 開始 ○ 終了 ○ 開始 ○ 終了 ∼1月 応急復旧工事 ○ 開始 関係機関 備考 国土交通省・倉吉河川国道事務所 鳥取県・西部総合事務所県土整備局 交通誘導用員 誘導・照明・規制用資材 照明用電源 規制・誘導箇所当り 誘導員1∼2名 鳥取県・西部総合事務所農林局 鳥取県・生活環境部・水大気環境課 諸機材1式 鳥取県・西部総合事務所・環境・循環推進課 米子市水道局、箕蚊屋土地改良区 大型特殊車両・運転職員・資材運搬車両 陥没等復旧用資材(AS・Co・砕石・鉄板・真砂土) 下水維持管理会社・村内・近隣建設会社・建設業 仮設橋等、大型・通常土嚢・排水用パイプ、鋼管 協会 排水ポンプ、排水用電源・ビニールシート、杭、矢 鳥取県警・米子警察署・日吉津駐在所 板 通行誘導・規制 1 必要な資源 ∼3月 ○終了 除雪(降雪・積雪時) 建設産業課 松嶋 宏幸 0859−27−5953 人員 4名 施設の損壊状況・重用箇所かによる (道路・下水・農道・各種施設と兼ねる) 降雪時 村内・近隣建設会社 建設業協会 下水維持管理会社 施設修繕経験業者 除雪用車両 除雪委託業者 建設業協会 仮設住宅に関すること ○ ○ 検討開始 終了 仮設住宅の検討 近隣建設会社、 建設業協会 ○ 建設開始 仮設住宅の建設 人員 2名 ○ 建設完了 ○ ○ 説明開始 完了 仮設住宅の入居説明 2 (別紙4 : 第3部 3.2関連) 災害時優先業務・業務継続体制表 課(室)名 担当者名 電話番号 出 納 室 課(室)名 出納室 (応急) 業務 業務内容 業務名 ∼3時間 直後 ∼ 災害対策に必要な現金 1.指定金融機関等との連絡調整に の出納に関すること より、当面の応急支出現金を確保す る 2.手書きによる支出命令の作成な ど例外的手続きを決定する 01 No ∼12時間 ∼24時間 目標時期 ∼72時間 ○ 開始 (1及び2) ○ 完了 (2) ∼1週間 ∼2週間 ∼1月 ∼3月 必要な資源 人員:全体で1名 パソコン、プリンター、用紙、筆記用具、簡易 金庫 ○ 完了 (1) 関係機関 指定金融機関 指定代理金融機関 出納室 加藤 文康 0859−27−5955 備考 合銀日野橋が業務不能の場合、合銀は 代替店舗を確保予定 災害時支援協定等による当面の現金支 出を減らす工夫が必要 通常は8万円保管 手書き様式の事前調整、表計算ソフトが 必要 (別紙4 : 第3部 3.2関連) 災害時優先業務・業務継続体制表 課(室)名 教育委員会 担当者名 松尾達志 電話番号 0859-27-5956 教育委員会 課(室)名 No 教育委員会 業務 業務名 学校運営 業務内容 ∼3時間 直後 ∼ ∼12時間 ∼24時間 目標時期 ∼72時間 ∼1週間 ∼2週間 学校教育 1 必要な資源 関係機関 ∼1月 ∼3月 警察、消防 ○ ○ ビニールシート 80枚 建築判定士 開始 完了 毛布 460枚 食糧・飲料水 470人分 電話 4台 バリケード 70m 仮設トイレ 12個 パソコン 14台 環境、ソフト 小学 一太郎、鳥 教ネット、図書システム。中学 一太郎、鳥教ネット。中公 ネット、図書システム。教委 一太郎、ネット。 プリンター、複写機、印刷機そ れぞれ 4台 ラジオ・テレビ それぞれ4台 懐中電灯 30個 灯油ストーブ 小学30台 扇風機 20台 備考 小学 3人 中学 1人 教委 2人 中学校は米子市と連携 建築判定士1人 給食再開 3人 養護教諭 1人 保健師 2人 学校医(内科) 1人 (別紙4 : 第3部 3.2関連) 災害時優先業務・業務継続体制表 課(室)名 福祉保健課、保育所 担当者名 森田倫子 電話番号 0859−27−0708 保 育 所 課(室)名 No 業務 業務名 保育所の運営 業務内容 年齢ごとに児童の状況を確認し、保育 ニーズをまとめる 調理機材など確認。食材、食器などを揃 える。 ∼3時間 直後 ∼ ∼12時間 ∼24時間 目標時期 ∼72時間 ∼1週間 ∼2週間 ○ ○ 開始 完了 ○ ○ 開始 完了 ∼1月 ∼3月 必要な資源 関係機関 備考 職員8人 簡易コップ140人×12回、皿 食品納入関係機関 140人×12回、サランラップ20 本、食材、簡易手袋6箱、飲み 水140人×5その他水、除菌手 拭6箱、アルコール剤3缶、レト ルト離乳食9人×6回 アレルギー用ミルク3缶 職員2人 米、カンパン、水は備蓄済み 1 電話連絡、防災無線などで保育所状況 を伝える。 児童保育 ○ 開始・完了 職員1人 ○ 開始 紙おしめ40人×6日、おしり ナップ10箱、使い捨て手袋10 箱、除菌手袋140人×30箱、 毛布140枚、扇風機10台、ス トーブ10台 保育職員16人 給食職員3人 ( 別紙5 ) 災害時優先業務に係る関係機関の連絡先 区 分 機 関 名 西部総合事務所 福祉保健局 鳥取県の機関 西部総合事務所 県税局 西部総合事務所 県民局 西部総合事務所 農林局 西部総合事務所 県土整備局 米子警察署 中国地方整備局 陸上自衛隊 第八管区海上保安本部 指定地方行政機関 指定公共機関 指定地方公共機関 その他公共団体 災害協定締結団体 その他団体 中国四国農政局 大阪管区気象台 ハローワーク米子 中国総合通信局 鳥取労働局 西日本旅客鉄道株式会社 NTT西日本−中国 日本赤十字社 日本放送協会 中国電力株式会社 西日本高速道路株式会社 日本通運株式会社 日ノ丸西濃運輸株式会社 株式会社新日本海新聞社 日本海テレビジョン放送株式会社 株式会社山陰放送 株式会社山陰中央新報社 山陰中央テレビジョン放送株式会社 株式会社中海テレビ放送 株式会社エフエム山陰 社団法人鳥取県トラック協会 日ノ丸自動車株式会社 日本交通株式会社 社団法人鳥取県医師会 社団法人鳥取県エルピーガス協会 全国農業協同組合連合会 社団法人鳥取県バス協会 社団法人鳥取県看護協会 鳥取県西部広域行政管理組合消防局 米子市水道局 米子日吉津商工会 鳥取県西部農業協同組合 箕蚊屋土地改良区 日吉津村社会福祉協議会 鳥取大学医学部附属病院 山陰労災病院 高島病院 九里クリニック しらいし医院 イオンモール日吉津 株式会社タイヨー通信 鳥取県生活協同組合 鳥取県情報センター 下水道維持管理業者 建設業協会 指定金融機関 機 関 名 西部福祉事務所(福祉企画課) 米子保健所(福祉企画課) 倉吉河川国道事務所 日野川河川国道事務所 第八普通科連隊 境海上保安部 美保航空基地 鳥取地域センター米子支所 鳥取地方気象台 米子支社 米子支店 鳥取県支部 日吉津村赤十字奉仕団 米子支局 米子営業所 米子管理事務所 米子店総務 米子支店 西部本社 米子支社 本社 米子総局 米子支社 米子支社 米子事務所 米子支店総務課 米子営業所 西部支部 鳥取県本部 米子消防署 皆生出張所 日吉津支所 日吉津支所 住重環境エンジニアリング㈱鳥取出張所 鳥取県西部建設業協会 山陰合同銀行日野橋支店 T E L 0859-31-9315 0859-31-9315 0859-31-9601 0859-31-9631 0859-31-9641 0859-31-9702 0859-33-0110 0858-26-6221 0859-27-5484 0859-29-2161 0859-42-2531 0859-45-1100 0859-22-0111 0857-29-1313 0859-33-3911 082-222-3376 0857-29-1709 0859-32-0255 0859-39-0042 0857-22-4466 0859-27-3673 0859-22-6121 0859-37-2624 0859-27-2181 0859-37-1220 0859-39-3939 0859-34-8815 0859-22-9238 0859-33-2111 0859-34-5211 0859-33-9003 0859-29-2211 0859-22-0531 0859-27-3041 0859-32-2121 0859-33-9111 0857-27-5566 0859-33-8588 0857-32-8337 0857-22-2724 0857-29-8100 0859-39-0251 0859-39-0253 0859-32-6111 0859-27-3482 0859-27-0311 0859-27-0239 0859-27-5351 0859-33-1111 0859-33-8181 0859-32-7711 0859-37-1721 0859-27-0149 0859-37-0650 0859-27-1211 0857-28-7411 0857-27-5070 0859-21-8201 0859-33-4551 0859-27-2611 (別紙6) 防災資機材一覧表 資 材 水防倉庫 棟 1 坪 数 坪 3 俵 500 ニか ま ルす シ又 は トビ ー 棟 数 ニた わ ルら 土又 のは うビ ー 日吉津村 ー 管 理 団 体 名 枚 120 む し ろ 枚 - 縄 又 は ロ | プ kg 18 木 材 2 m 本 50 鉄 線 kg - か す が い 丁 - 掛 矢 丁 2 た こ づ ち 丁 1 な た 丁 0 お の 丁 24 機 材 ワ イ つ ヤ 唐 か る の | ぐ ま は こ ロ わ し | プ 丁 2 丁 1 丁 0 m - 丁 1 その他 ス コ ッ プ 丁 6 と び 口 丁 2 一 輪 車 台 5 携 帯 ラ ジ オ 個 - 投 光 器 個 3 ヘ ル メ ッ ト 防移 災動 無携 線帯 機 個 30 個 10 (参考:第2部1.2関連) 「東日本大震災級の地震による被害」について 1 気象庁震度階級関連解説表 震度階級7 人の体感・行動 現象、被害 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろう され、動くこともできず、飛ばされることもある。 屋内の状況 固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。 屋外の状況 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物がさらに多くなる。補強されて いるブロック塀も破損するものがある。 木造建物 耐震性が高い 壁などのひび割れ・亀裂が多くなる。 (住宅) 耐震性が低い まれに傾くことがある。 傾くものや、倒れるものがさらに多くなる。 鉄筋コン 耐震性が高い 壁、梁(はり)、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂がさらに多くなる。 クリート 1階あるいは中間階が変形し、まれに傾くものがある。 壁、梁(はり)、柱 造建物 などの部材に、斜めやX状のひび割れ・亀裂が多くなる。 耐震性が低い 1階あるいは中間階の柱が崩れ、倒れるものが多くなる。 地盤の状況 大きな地割れが生じることがある。 斜面等の状況 がけ崩れが多発し、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生することがある。 ※気象庁HP http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/shindo/kaisetsu.html 2 東日本大震災による被害(概要) (1)地震の概要(気象庁調べ) ①発生時刻:H23年3月11日(金) 14時46分 ②発生場所:北緯38度06.2分、東経142度51.6分、深さ24km ③規 模:9.0(モーメントマグニチュード) ④最大震度:7(宮城県栗原市) (2)被害の例 全国 最大震度 人口(人) 世帯数 人 死者 的 行方不明者 被 負傷者 害 重傷 (人) 軽傷 程度不明 住 全壊 家 半壊 被 一部損壊 害 床上浸水 (棟) 床下浸水 火災発生件数(件) 避難所数(施設) 避難者数(人) 7 − − 16,140 3,123 6,112 674 5,177 261 128,582 244,031 691,882 20,425 15,502 286 − − 石巻市 6強 163,594 60,525 3,182 557 宮城県 気仙沼市 6弱 74,926 26,578 1,030 338 南三陸町 6弱 17,815 5,365 565 310 不明 不明 不明 22,357 11,021 20,364 6,821 10,908 23 250 40,601 8,490 2,544 4,355 不明 8 92 19,021 岩手県 陸前高田市 大槌町 欠測 欠測 ※1 24,277 16,171 ※2 8,173 6,351 1,555 802 291 484 不明 不明 3,142 169 1,214 不明 3,159 182 27 (空欄) 3,092 625 161 (空欄) 5 54 9,700 1 62 10,547 1 詳細不明 6,221 ※3 備考 ※1: 「最大震度」、「人的被害」、「住家被害」及び「火災発生件数」は、消防庁第144報(H24年2月14 日)による。(陸前高田市の震度は、同市の「被害状況」では「6弱」。) ※2: 「人口」及び「世帯数」は、 「住民基本台帳人口要覧(平成22年3月31日現在)」(総務省自治行政 局)による。 ※3: 「避難所数」及び「避難者数」は、宮城県、岩手県の被害等状況発表(H23年3月18日)による。 3 阪神・淡路大震災による被害(概要) (1)地震の概要(気象庁調べ) ①発生時刻:H7年1月17日(火) 05時46分 ②発生場所:淡路島(北緯34度36分、東経135度02分、深さ16km) ③規 模:7.3(モーメントマグニチュード) ④最大震度:7(神戸市須磨区・長田区・兵庫区・中央区・灘区・東灘区、芦屋市、西宮市、宝塚市、北 淡町、一宮町、津名町) (2)被害の例 全国 神戸市 芦屋市 長田区 7 124,799 53,389 東灘区 7 186,814 75,992 西宮市 備考 最大震度 7 7 7 7 人口(人) − 1,479,233 85,196 411,882 ※2 世帯数 − 575,547 33,381 160,283 人 死者 6,434 的 行方不明者 3 被 負傷者 43,792 害 重傷 10,683 (人) 軽傷 33,109 程度不明 住 全壊 104,906 家 半壊 144,274 被 一部損壊 390,506 害 床上浸水 (棟) 床下浸水 火災発生件数(件) 293 避難所数(施設) − 避難者数(人) − ※2: 「人口」及び「世帯数」は、 「住民基本台帳人口要覧(平成6年3月31日現在)」(自治省行政局) による。