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アドグリーンコート®による 遮熱対策ご提案書 遮熱塗装の目的 建物の老朽化を防ぎ、躯体を保護する事で耐久性を強化します。 遮熱塗装により、屋根温度を15℃~20℃下げ、輻射熱が影響している建物の 室内温度を3℃~7℃抑制する事で作業効率がUPします。 "熱だまり"を解消し、過分な空調負荷の削減やCO₂排出量の削減が可能となり、 ヒートアイランド対策に貢献します。 商 品 概 要 ①商品概要 ヒートアイランド対策用に設計された太陽光高反射・遮熱塗料 ②研究開発 日本中央研究所㈱と㈱アドマテックスの共同開発により国際特許出願済 <㈱アドマテックス・・・トヨタ自動車㈱ベンチャー1号企業> ③実証・認定 環境に配慮し、様々な実証・認定を取得 ■国土交通省「新技術情報システム NETIS」に登録 登録NO.CB-070001-A (※震災復興・復旧支援商品) ■アドグリーンコート®はグリーン購入法による特定調達品目の高日射反射率塗料です。 原料の優位性 一般的に多孔質セラミック(通称:中空バルーンセラミック)を原料に用いた遮熱塗料が多様化 されていますが、アドグリーンコート®は排熱にこだわりアドマテックス社が開発した0.5μ の 真球超微粒子無孔質ファインセラミック(アドマファイン)を原料に用いています。 アドマファインは高熱伝導・低熱膨張・耐熱向上その他多くの機能性を持ち、精密機器や 電子機器・半導体の封止材に用いられる世界最先端技術を支える重要な素材です。 この素材を世界初、塗料に応用しWブラインド効果を実現させ、ヒートアイランド対策用に設計された 遮熱塗料が太陽光高反射・遮熱塗料アドグリーンコート®です。 Wブラインド効果 (太陽光高反射+排熱機能) 原料(アドマファイン®)の機能性 比較図 セラミック 0.5μ ファインセラミックス(sio2 シリカ) 30~300μ 中空バルーンセラミック 形状 無孔質・真球・均一な粒子径・アモルファス 多孔質・バラバラな粒子径・空気層60% 機能性概 念 排熱理論 太陽光線からの日射温度を想定 この素材は熱を長時間保持することが出来ない性質 があるため、ハイテク機器のシリコンチップ熱ごもり対 策(封止材)に用いられているもの。この特徴を機能性 に活かしたのです。 断熱理論 大気圏突入の摩擦熱3000℃を想定 アメリカのNASAがスペースシャトルを打ち 上げる際、大 気圏の熱を断熱する為に応用した素材で断熱機能に着 目して製品化された。 膜厚状態 薄塗りでも効果が高い 厚塗りしないと効果が薄い 耐久性 きめが細かいため、防汚力や耐久性に優れ遮熱力も 持続する。 粒子が粗いセラミックは、温度の高低差が大きい場合 に塗膜破壊・浸透・機能性の持続などその課題は多い。 美観性 ファインセラミックスは、薄膜で美しい仕上がりとなる。 一般セラミックは、厚膜仕上がりでザラツキがある セラミック系塗料の市場シェア セラミック系 90%程度 高反射率塗料 顔料系 中空ビーズ(断熱) 90%程度 真球ファインセラミック (遮熱・排熱) 日本中央研究所 その他セラミック 高反射率塗料は大きくセラミック系、顔料系に分けられ、その大半がセラミック系塗料です。 弊社もセラミック系の塗料になります。 更にセラミック系は弊社以外に中空ビーズ系とその他に分けられます。 比較資料 1.反射率・温度上昇試験 ※宇宙航空研究開発機構(JAXA)「機能性塗料の性能比較に関する検討書」から抜粋 商品名 (発売元) アドグリーンコート 日本中央研究所㈱ GAINA ㈱日進産業 ナノコンスーパー ㈱NNCコーポレーション ミラクールS100 長島特殊塗料㈱ 塗膜 200ミクロン 800ミクロン以上 未確認 200ミクロン 83.8% 61.0% 28.3% 62.8% JIS直達日射 + 拡散日射 (近赤外線領域) 隠蔽率試験紙の白字 温度上昇試験 (白) 温度上昇試験 (N6グレー) 表 裏 表 裏 表 裏 表 裏 45.1℃ 43.4℃ 48.1℃ 45.3℃ 46.7℃ 42.7℃ 45.2℃ 43.5℃ 57.7℃ 56.6℃ 62.8℃ 62.3℃ 68.6℃ 66.8℃ 60.3℃ 59.8℃ 2.価格 (設計施工価格の比較) ※ベース設計図書から抜粋 商品名 (発売元) アドグリーンコート 日本中央研究所㈱ GAINA ㈱日進産業 ナノコンスーパー ㈱NNCコーポレーション ミラクールS100 長島特殊塗料㈱ ベース設計記載 施工単価 (材・工込み/㎡) 3,500円/㎡ 5,000円/㎡ 4,600円/㎡ 4,600円/㎡ 3.環境対応(登録・認定) ※中空バルーンを原料としている塗料で最も代表的なGAINAとアドグリーンコートで比較 環境負荷対応 GAINA アドグリーンコート (環境省)ETV実証事業 環境省・環境技術実証事業 無対応 ○ (国土交通省)NETIS登録 NETIS・震災復興・復旧支援 無対応 ○ エコマーク認定 無対応 ○ カーボンオフセット 無対応 ○ ○ 申請中 内装材登録 4・省エネ効果(冷房負荷削減効果) ※某ハウスメーカー報告書より抜粋 ①目的 遮熱塗料を塗布したユニットハウスにおける冷房負荷削減効果を検証 ②ユニットハウス(コマツハウス FLEX)概要 面積:12.95㎡、高さ:2.7m 屋根断熱材:グラスウールT=50(10㎏品) ※詳細は図2-1参照 ③使用塗料 日本中央研究所㈱のアドグリーンコート及び㈱日進産業のガイナの遮熱塗料を比較 ④検証方法 アドグリーンコート及びガイナは機能性塗料の為、グレー色で塗装。 一般塗料は反射率の高い白塗料をユニットハウスに塗布し、無塗装と合わせて計4種の 夏期エアコン稼働時の電力量・温度を比較検討した。 ⑤測定概要 測定期間:2010年8月6日~2010年9月30日 測定項目: ・エアコン電力量(3168クランプオンパワーハイテスタ:日置電気) ・室内温湿度(TR-72U/Thermo Recorder:テイアンドデイ) ・屋根表面温度(TR-72U/Thermo Recorder:テイアンドデイ) ・外気温湿度(TR-72U/Thermo Recorder:テイアンドデイ) エアコン: ・温度設定→26℃ ・稼働設定→土日祝日を除く 8:00~17:00 ・機種→R25KNS(ダイキン) APF5.0 遮熱塗料使用 →SRC222F(三菱重工) APF不明 一般塗料(白)、無塗装使用 設置状況:図5-1、写真5-1参照 ⑥測定結果 測定期間中の外気条件を図6-1に示す。日中には8月9日を除きすべて外気温が30℃を超える状態での 計測となった。比較には、最高気温が35℃を超える猛暑日となった8月23日~8月29日(但し、8月27日は ガイナのみ停電の為エアコン停止)の7日間を代表日として用いた。 室内温度の比較を図6-2に示す。祝日のためエアコンを稼働していない8月28日、29日の室温は各塗 料が外気温度より上昇し40℃以上となった。8月23~27日はエアコン稼働(AM8時)及びエアコン停止 前(pm5時頃)は一時的に25℃前後となるが、ほぼ設定どおりの26℃前後の室温となった。又、若干の 誤差はあるが4室ともほぼ同等の温度となっている。 エアコン電力量の比較を図6-3、無塗装を基準としたエアコン電力量の削減割合を図6-4に示す。 エアコン稼働日においては電力量が削減され、 遮熱塗料アドグリーンコート、一般塗料(白)、遮熱塗料ガイナの順で効果が確認された。 又、遮熱塗料アドグリーンコートはグレー色でも一般塗料(光沢白)以上の効果が確認でき、塗装をしない 場合よりも約20%強の電気代削減が可能であった。