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Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2 リリース

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Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2 リリース
Dell Data Protection | Rapid Recovery™ 6.0.2
リリースノート
2016 - 06
2016 年 6 月
これらのリリースノートは、Dell Data Protection | Rapid Recovery™ リリース、ビルド 6.0.2.144 に関する情報を提供します。
トピック:
•
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2 について
•
改良点
•
解決した問題
•
既知の問題
•
Rapid Recovery のシステム要件
•
製品ライセンス
•
Rapid Recovery を初めてご利用になる方へ
•
各国語対応
•
デルについて
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2 につい
て
Dell Data Protection | Rapid Recovery ソフトウェアは、社内またはリモートに配置された VM および物理サーバの高速なバックア
ップと検証機能付きのリカバリを実現します。Dell™ Rapid Recovery は、低価格で使いやすく豊富な機能を備えたバックアップ、
レプリケーション、およびリカバリソリューションを必要とする IT プロフェッショナル向けに開発されたソフトウェア製品です。
Dell Rapid Recovery を使用すると、Microsoft® SQL Server®、Microsoft Exchange、および Microsoft SharePoint® などのサーバ
および基幹業務アプリケーションを保護できます。Rapid Recovery を使用すると、単一の Web ベースの管理コンソールから、す
べての重要なデータとアプリケーションを継続的にバックアップし保護することができます。
Rapid Recovery リリース 6.0.2 は、拡張機能を含むマイナーリリースです。「改良点」を参照してください。
旧称 AppAssure, Rapid Recovery は、進化の次の段階を反映するために、リリース 6.0.x でブランド名が変更されました。新名称
は Rapid Recovery Core、および、マシンにインストールしてデータを保護できる Rapid Recovery Agent ソフトウェアに適用され
ます。
他のコンポーネントの一部は、一貫性を保つためにブランド名が変更されています。ブランド名変更の詳細については、『Rapid
Recovery 6.0.1 Release Notes』(Rapid Recovery 6.0.1 リリースノート)の「Enhancements」(拡張機能)トピックを参照してく
ださい。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
1
AppAssure Replication Target for Azure に対する勧告のア
ップグレード
クラウドにオンプレミス Core の複製を作成する Rapid Recovery 6.0.x ユーザー向けに、新しい Azure VM が利用可能です。詳細
については、Dell ソフトウェアの Web サイトから入手できる『Dell Data Protection | Rapid Recovery Replication Target for
Microsoft Azure Setup Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery Replication Target for Microsoft Azure セットアップガイ
ド)を参照してください。AppAssure Replication Target for Azure(リリース 5.4.3)のユーザー向けのアップグレードパスが記載
されています。
AppAssure Replication Target for Azure(リリース 5.4.3)を使用し、オンプレミスのソース Core のアップグレードを検討してい
る場合、Azure 上でターゲット Core をアップグレードできます。アップグレードの詳細については、
『Setup Guide』
(セットアッ
プガイド)を参照してください。
注意: ソース Core をアップグレードする前に、ターゲット Core をアップグレードする必要があります。ターゲット Core は、
ソース Core と同じバージョンまたはそれ以上である必要があります。そうでない場合、クラウドレプリカは複製を停止しま
す。
改良点
Rapid Recovery 6.0.2 は、拡張機能および機能性を含むマイナーリリースで、不具合が修正されています。
以下に、Rapid Recovery リリース 6.0.2 に実装されている拡張機能を一覧表示します。
•
ローカライゼーションろーからいぜーしょん
•
Deferred Delete の夜間ジョブへの追加
•
Rapid Recovery Agent Debian 7 および 8 のサポート(Linux)
•
VDDK コールの VMware プロキシサービスへの分離
•
オペレーティングシステムのサポート変更
•
ドキュメントの更新と変更
メモ: AppAssure 5.x ユーザーは、Rapid Recovery リリース 6.0.1 がメジャーリリースであったことに留意してください。ESXi
™ ホストの VMware VM のエージェントレス保護に含まれた新機能には、新しい VMware VM の自動検出、アーカイブの直接
マウント、クラウドアーカイブからの BMR、複製ブロックの再利用、SNMP 1.0 のサポート、Rapid Recovery API 向けソフト
ウェア開発キット(SDK)の導入が含まれています。
また、リリース 6.0.x では、AppAssure から Rapid Recovery へのブランド変更など、リリース 5.4.x からのその他多くの拡張
機能が変更になりました。UI 拡張機能に含まれるその他の変更には、Windows および Linux エージェント向けの OS サポート
の変更、Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 マシンを実行する Microsoft Hyper-V クラスタ共有ボリュー
ムへの仮想エクスポートおよび仮想スタンバイ、スケジュールされたアーカイブのインポートなどがあります。これらの変更
に関する詳細については、『Rapid Recovery 6.0.1 Release Notes』(Rapid Recovery 6.0.1 リリースノート)を参照してくださ
い。
以下も参照してください。
•
解決した問題
ローカライゼーションろーからいぜーしょん
本リリースは、中国語(簡体字)、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語にローカライ
ズされます。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
2
メモ: Rapid Recovery Core Console から選択できるロケールはスペイン語(スペイン)としてリストされますが、ローカライ
ズされたコンテンツは、実際には汎用化された国際スペイン語の翻訳であり、スペイン固有のものではありません。この指定
は、将来、ローカライズされたバージョンで修正されます。
Deferred Delete の夜間ジョブへの追加
リカバリポイントのデータはリポジトリ内のリカバリポイントファイルシステム(RPFS)に保存されます。リカバリポイントの削
除を手動で指定するか、または Core がロールアップを試行してリカバリポイントをマージまたは削除すると、指定したリカバリ
ポイントは削除用にマークされます。このアクションは、Core に「インデックス RPFS ファイルの削除」ジョブを作成します。関
連するリカバリポイントは、Core Console のユーザーインタフェースからただちに削除されます。
削除ジョブが直ちにキューに登録され、他の Core の操作と同時にバックグラウンドで実行が開始されます。リカバリポイントの
削除は、時間のかかるプロセッサ集中型のタスクです。マークされているリカバリポイントの削除におけるこの遅延は Rapid
Recovery Core の Deferred Delete 機能として知られています。この機能は、AppAssure リリース 5.4.1 で最初に導入されました。
Core 環境の重い負荷(小型の Core、またはネットワークまたはインフラストラクチャが低速の環境)の下では、転送ジョブは
Deferred Delete ジョブと同時に実行されると低速になることがります。
リリース 6.0.2 の拡張機能として、Core には夜間ジョブに新しい Deferred Delete(遅延削除) オプションが含まれています。こ
のオプションは単一のパラメータを制御します。これにより、夜間ジョブ中の Deferred Delete の最大実行時間を設定できま
す。新しい夜間ジョブの Deferred Delete(遅延削除) オプションはデフォルトでは無効になります。
この新しいオプションが有効の場合は、その他の夜間ジョブが完了すると、
「Deleting records previously flagged for deletion(削
除用に以前フラグされたレコードの削除)」ジョブが Core で最優先されます。転送、レプリケーションなどのすべての新しいジョ
ブは、Deferred Delete ジョブ後のキューに入れられます。このように、Core の処理は Deferred Delete ジョブ専用となり、
他のジョブが実行されないため、より迅速に完了することができます。マークされたすべてリカバリポイントが削除されるか、ま
たは指定された最大実行時間の期間が経過すると、夜間ジョブは完了し、Core は通常の操作を再開します。転送およびその他の操
作が再開され、マークされている残りのリカバリポイントの削除はバックグラウンドジョブとして続行されます。
デフォルトの Deferred Delete の最大実行時間は 4 時間です。このタイムアウトしきい値は、最小 5 分から最大 23 時間 59 分
まで時間と分によってカスタマイズできます。削除専用の時間は、Core の負荷と通常は削除されるキューに登録されているリカバ
リポイントの数に基づいて決定する必要があります。
デルでは、キューに登録されているリカバリポイントの削除に関連する転送パフォーマンスの問題が発生しない限り、このオプシ
ョンのデフォルト設定(無効)を使用することを推奨します。この新しいオプションを有効にする場合は、デルでは、Core のジョ
ブによって、削除用にマークされた最大のリカバリポイントが 1 週間以内にリポジトリから削除されていることを確認することを
推奨します。このアプローチは、最大転送パフォーマンスとリポジトリ容量の最大利用のバランスを取るのに役立ちます。
Deferred Delete の詳細については、Dell のナレッジベース記事 198715、Understanding Deferred Delete in Nightly Jobs(夜間ジ
ョブでの Deferred Delete について)を参照してください。
Rapid Recovery Agent Debian 7 および 8 のサポート
(Linux)
Rapid Recovery リリース 6.0.1 以降でサポートされている Linux オペレーティングシステムに加え、現在では、次の Linux オペ
レーティングシステムが Rapid Recovery Agent でサポートされるようになりました。
•
Debian ® Linux 7、8
メモ: これらの Linux ディストリビューションでは、apt パッケージマネージャを使用します。
サポートされているその他の Linux オペレーティングシステムとディストリビューションを含む Rapid Recovery Agent のソフト
ウェア要件のフルセットについては、「Rapid Recovery Agent のソフトウェア要件」を参照してください。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
3
VDDK コールの VMware プロキシサービスへの分離
Rapid Recovery リリース 6.0.2 には、VMware 仮想ディスクストレージの作成とアクセスのための VMware 仮想ディスク開発キッ
ト(VDDK)との改良された統合が含まれます。VDDK アプリケーションプログラムインタフェース(API)への Rapid Recovery
のコールは VMware プロキシサービスに分離されます。結果として、API がハングする場合(必要な接続が一時的に使用できない
場合など)、プロセスは終了し、新しい VDDK ラッパープロセスが開始されます。
この拡張機能によって、低速の応答または失敗した VMware API コールの再試行が可能になり、実行の可能性も高まります。これ
は、プロキシのタイムアウト設定の変更、プロキシサービスの再起動、リポジトリがいっぱいの場合のスナップショットのクリー
ンアップなど、VMware プロキシサービスポートの設定やカスタマイズに影響します。
オペレーティングシステムのサポート変更
次の Microsoft オペレーティングシステムは製造中止になり、デルによってサポートされなくなりました。
•
•
Windows Server® 2003 拡張サポートは 2015 年 7 月 14 日にサポートが終了しました。
Windows XP® 拡張サポートは 2014 年 4 月 8 日に終了しました。
EOL は指定されたオペレーティングシステムのすべてのサービスパックおよびエディションに適用されます。オペレーティング
システムが EOL フェーズに達すると、ソフトウェアの製造元はサポートを停止します。結果として、デルは EOL に達したオペレ
ーティングシステムをサポートしません。
EOL に達した OS を使用する AppAssure または Rapid Recovery Core でマシンを保護する場合は、お客様の責任で行ってくださ
い。これらのマシンからデータをリカバリする際に問題が発生した場合は、これらの問題への対応は、デルサポートの範囲または
責任外となります。
リリース 6.0.x では、Microsoft Windows® 10 サポートに次の例外が含まれます。
•
•
Windows 10 の保護対象マシンの Oracle® VirtualBox への仮想エクスポートでは、SCSI コントローラのドライバが欠落してい
ます。
Kaseya® 管理コンソール用の Rapid Recovery アドオンは、Windows 10 マシンで現在サポートされていません。
Rapid Recovery がサポートしているオペレーティングシステムの詳細情報が利用できるようになりました。次のリソースを参照
してください。
•
•
•
Rapid Recovery リリース 6.0.2 のオペレーティングシステムのインストールと互換性マトリクス
Rapid Recovery Core と Central Management Console の要件
Rapid Recovery Agent のソフトウェア要件
ドキュメントの更新と変更
Rapid Recovery リリース 6.0.2 には、次の製品ドキュメントへの更新が含まれます。
• 『Dell Data Protection | Rapid Recovery DocRetriever for SharePoint User Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery DocRetriever for SharePoint ユーザーガイド)は完全に更新されました。コンテンツの変更は、この製品の現在の UI とワーク
フローを反映し、一部のコンテンツは再編成されます。ユーザアカウントの作成に関連するコンテンツが明確化されました。製
品のブランド変更を反映するようにイメージが更新されました。
• 『Dell Data Protection | Rapid Recovery Mailbox Restore for Exchange User Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery Mailbox Restore for Exchange ユーザーガイド)は完全に更新されました。特にリストア手順に関連する UI に行われた最新の
変更を反映しています(Microsoft Exchange のバージョンによって決定されなくなりました)。この文書には、Eseutil.exe コマ
ンドラインユーティリティ関数の追加が含まれています。グラフィックが更新され、XML 形式の表の外観を改善するためのマ
イナーな更新が含まれています。
• 『Dell Data Protection | Rapid Recovery Third-Party Integration Guide』
(Dell Data Protection | Rapid Recovery サードパーテ
ィ統合ガイド)は、Kaseya UI 用のアドオンへの最新の変更を反映して完全に更新されました。最新のシステム要件と Kaseya
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
4
VSA 互換性も含まれてます。ドキュメントはワークフローとナビゲーションを改善するために再編成されました。更新には製
品のブランド変更も反映しており、XML 形式の表の外観を改善するためのマイナーアップデートが含まれています。
• 『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)には XML 形
式の表の外観を改善するためのマイナーアップデートが含まれています。サポートされているリリースのバージョンが更新さ
れました。
コンテキスト依存のヘルプがこのドキュメントから生成され、Rapid Recovery Core からアクセスできます。『Dell Data
Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)のリリース 6.0.1 に含ま
れ、ヘルプファイルには含まれていなかった一部のマイナーな編集または追加が更新されました。ヘルプファイルには、XML
形式の表の外観を改善するためのマイナーアップデートも含まれています。以前はリリースノートに含まれていたサードパー
ティのコンポーネントについての情報は、コンテキスト依存のヘルプのリリース 6.0.x でアクセス可能です。Rapid Recovery
Core コンソールで、Help(ヘルプ) メニューから、About(バージョン情報) を選択し、Third-party contributions(サー
ドパーティの貢献)
をクリックします。
• 『Dell Data Protection | Rapid Recovery Installation and Upgrade Guide』
(Dell Data Protection | Rapid Recovery インストー
ルおよびアップグレードガイド)は更新され、システム要件情報(Debian Linux バージョン 7 および 8 でのエージェントソフ
トウェアのサポートなど)が含まれています。サポートされているリリースのバージョンが更新されました。インストール手順
は、ローカライズ手順を含めるように更新されます。マイナーアップデートには、XML 形式の表の外観の改善が含まれていま
す。
•
通常通り、『Dell Data Protection | Rapid Recovery Release Notes』(Dell Data Protection | Rapid Recovery リリースノート)
には、製品の拡張機能、システム要件に関する最新情報が含まれています。 前回のリリース以降に解決された問題、および既
知の問題。
次のマニュアルは廃止されました。
• 『DellAppAssure Command Line Management Reference Guide』(Dell AppAssure コマンドライン管理リファレンスガイド)
は廃止されました。現在 cmdutil.exe と呼ばれている Rapid Recovery Command Line Management ユーティリティの情報
については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)
の付録を参照してください。このコンテンツは、Core の管理機能を説明しています。このユーティリティは、以前は AACMD
と呼ばれていました。
• 『DellAppAssure PowerShell Module Reference Guide』(Dell AppAssure PowerShell Module レファレンスガイド)は廃止
されました。更新された Rapid Recovery PowerShell モジュールの情報については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery
User Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の付録を参照してください。
API についての追加情報は、参考資料およびサンプルの形式で SDK に含まれた HTML ファイルで使用できます。SDK は、Dell Data
Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル の Downloads(ダウンロード) ページからアクセスできます。
解決した問題
このリリースで解決済みの問題は、次のとおりです。
表 1. Central Management Console の解決済みの問題
解決した問題
問題 ID
機能エリア
32532
Rapid Recovery Central Management Console が AppAssure または Rapid Recovery
Core サービスなしでコンピュータにインストールされた場合、正しく画像が表示されませ
んでした。
MCMP
「An error occurred during the request execution(リクエストの実行中にエラーが発生し 32123
ました)」というエラーメッセージが表示され、ドメインコントローラ上で、Rapid Recovery
Central Management Console の起動に失敗しました。
MCMP
Core サービスが Central Management Console 上で実行されていなかった場合、どのコ 32093
アサーバでも、Rapid Recovery Central Management Console で正しく画像が表示されま
せんでした。
GUI
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
5
表 2. Core および Windows の解決済みの問題
解決した問題
問題 ID
機能エリア
同時エージェントレス転送の数がデフォルトの 3 から 10 に増加したときに、エージェン
トレス転送のパフォーマンスが低下し、転送不良の頻度が増加しました。
33286
エージェントレス保護
RPFS レコードの記録モードを 0 に変更した場合、Rapid Recovery 6.0 へのアップグレー 32974
ド後にリポジトリがマウントされませんでした。まれに、5.4.1 以前のビルドでは、RPFS
レコードの記録モードが不具合によって無効な値に変更される場合があります。
リポジトリ
CSV レポートが正しくフォーマットされませんでした。
32966
レポート
バックグラウンドジョブ設定の移行手順が開始されませんでした。
32670
下位互換性
UseSqlQuery オプションを使用する場合、SQL メタデータ収集のタイムアウトを変更する 32639
機能がありませんでした。
メタデータ
デフォルト以外の重複除去キャッシュサイズを持つ Core で、アップグレード中に誤った 32608
空き領域の計算が示されました。
インストーラ
Core に確立されているカスタムグループがある場合、アップグレード後に Core Console 32488
GUI が表示されませんでした。
Core
32100
Core をサイレントモードでインストールする場合に、
「Application catch an exception
System.NullReferenceException depth 0: Object reference not set to an instance of an
object. (0x80004003)(アプリケーションが例外 System.NullReferenceException depth
0 をキャッチしました。オブジェクト参照がオブジェクトインスタンスに設定されていま
せん。(0x180004003)」というエラーメッセージが表示され、インストールが失敗しま
す。
インストーラ
リポジトリを伴う Core 設定の復元は、リポジトリのパスを修正後、Restore Repositories 31990
(リポジトリの復元) ポップアップで実行できませんでした。
ESXi Agentless で復元後に、システムボリュームのチェックディスクが失敗します。
31981
GUI
VMware のエージェント
レス
一部の状況において、キャンセルすることができなかったいくつかのジョブ(SQL アタッ 31881
チ可否、Exchange マウント可否、Exchange チェックサム、リカバリポイントのチェック
を含む)の実行中にデッドロックが発生しました。
Core
エージェントのアップグレード時の複数 Linux エージェントの同時展開中に、Core サービ 31878
スがクラッシュする場合があります。
一括導入
増分スナップショット後、差分エクスポートの代わりにフル仮想スタンバイエクスポート 31877
が発生します。このイベントは、仮想スタンバイエクスポートが確立されているサーバと
同じ ESXi サーバに格納されている VM 上で Core が実行された場合に発生しました。
仮想スタンバイ
ESXi エージェントレス保護で、VM 上のディスクがフォーマット ...-000001.vmdk を使用 31738
していた場合に、転送が失敗しました。
VMware のエージェント
レス
31352
VMware のエージェント
レス
ESXi エージェントレスマシンの転送が特定の環境でスタックしました。
30339
ソース Core 上に未処理のシードドライブがあるソースとターゲット Core をリリース
5.4.3 からアップグレードした場合に、
「...Failed to synchronize the lists of consumed and
outstanding seed drives(使用済みで未処理のシードドライブのリストの同期に失敗しま
した)」というエラーが表示され、レプリケーションが失敗しました。
レプリケーション
メール通知の遅延を引き起こす「Background Job Delayed(バックグラウンドジョブの遅 29450
延)」のイベントが、Mongo DB 上に高負荷をもたらしました。
アラート
古いレプリケーションモード(5.4.1 以前)のレプリケーションが、すでに複製されたター 25648
ゲット Core へのボリュームイメージの転送を試み(失敗し)ました。
レプリケーション
Deferred Delete ジョブのスケジュールを削除する機能がありませんでした。
04739
Deferred Delete
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
6
表 3. DocRetriever for SharePoint の解決済みの問題
問題 ID
解決した問題
アウトオブプレースの復元時にサブサイトのみを復元する場合、リンクがトップリンクバ 31629
ーに複製されます。
機能エリア
GUI
表 4. Linux に関する解決した問題
問題 ID
解決した問題
機能エリア
マシンに LVM 設定の一覧にないデバイスが含まれていた場合、保護されている Linux マシ 32880
ンが起動時にクラッシュしました。
Linux エージェント
ボリュームグループ名にハイフンを含むスワップボリュームが含まれていた場合、Linux
マシン上で Rapid Recovery Agent サービスが起動に失敗しました。
32715
Linux エージェント
SLES 12 が BMR の後で起動不可でした。
31762
Linux Live DVD
新たに生成されたデータがデータストアのサイズよりも大きかったため、以前のスナップ 31695
ショットが失敗した後で、Agent は次のスナップショットの取得に失敗します。
Linux エージェント
既知の問題
以下に、リリース時点で存在することが確認されている問題(サードパーティ製品に起因する問題も含む)の一覧を示します。
表 5. Central Management Console の既知の問題
問題 ID
既知の問題
エラー:Central Management Console にアクセスするためにドメインユーザーまたはグ 33459
ループを追加すると「Sequence contains no elements(シーケンスに要素が含まれてい
ません)」と表示されます。
回避策:Windows レジストリをバックアップし、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE
\AppRecovery\Mcmp\AccountManagementAlgorithm で
AccountManagementAlgorithm を 1 に設定してレジストリを変更します。
Core のアンインストール後に、コントロールパネルの プログラムと機能 から Rapid
Recovery Agent または Central Management Console を修復または削除できません。
回避策:インストーラプログラムを使用して Rapid Recovery Agent または Central
Management Console を修復または削除します。
機能エリア
MCMP
30747
インストーラ
問題 ID
機能エリア
表 6. Core および Windows の既知の問題
既知の問題
一部のボリューム用に割り当てられた容量に関する情報が利用できません。VM が NFS デ 33551
ータストアにある場合、保護対象マシンの Summary( サマリ) ページに警告メッセージ
が表示されます。これは、NFS で収集するメタデータに起因する VMware の問題です。
回避策:既知の回避策はありません。
GUI
33532
特定の PCIe アプリケーションアクセラレータフラッシュドライブ(SanDisk Fusion
ioMemory™ SX350)を持つマシンは保護できません。シリアル化例外エラーが表示され
ます。「Replay.ServiceHost.Implementation.Hosting.ServiceHost ... Service Host Error:
Service error while handling request...: Enum value '2046' is invalid for type
'Replay.Common.Contracts.Metadata.Storage.StorageBusType' and cannot be
serialized.(Replay.ServiceHost.Implementation.Hosting.ServiceHost ... サービスホストエ
ラー:要求の処理中にサービスエラーが発生しました...: Enum value '2046' はタイプ
保護
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
7
問題 ID
既知の問題
機能エリア
'Replay.Common.Contracts.Metadata.Storage.StorageBusType' に対して無効であり、シ
リアル化できません。)」
回避策:デバイスを無効にするかまたは削除します。カスタムバイナリを使用してこの問
題に対処できます。この問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
エージェントレス保護を使用する場合は、ハイパーバイザーホストはライセンスポータル 33525
でライセンスを消費します。
回避策:既知の回避策はありません。
エージェントレス保護
クラスタサービスが停止しているノードに Hyper-V 仮想エクスポートを実行すると不明 33511
瞭なエラーメッセージが表示されます。
回避策:クラスタが有効な場合は、クラスタサービスを開始します。それ以外の場合は、
無効なまたは不要なクラスタを削除します。
Hyper-V エクスポート
マウント可否チェックジョブを実行する非常に大規模なデータベースの場合、キャンセル 33462
のアクションは無視され、ジョブがハングする場合があります。
回避策:キャンセルする場合にマウント可否チェックジョブがハングする場合は、Core サ
ービスを再起動します。
マウント可否チェック
ポストプロセス中に仮想スタンバイのジョブの仮想エクスポートがハングすることがあり 33460
ます。
回避策:失敗したエクスポートジョブをキャンセルします。
Virtual Standby
一時的な接続の問題が原因でレプリケーションが失敗した場合は、自動再試行が実行され 33423
ないことがあります。レプリケーションジョブが終了する前に、2 回再試行を行えるはず
です。
回避策:手動で強制的にレプリケーションを実行します
レプリケーション
古いオペレーティングシステム(Windows Server 2003、Windows Server 2008、Windows 33359
Vista など)のデータを正常に起動復元されたマシンに復元した後で、Rapid Recovery
Universal Recovery Console(URC)からドライバを導入する機能がありません。
回避策:付属のドライバサポートのあるハードウェア上で復元します。5.4.3.106 ビルドか
ら x86 起動 CD を使用します。OS、 Rapid Recovery エージェントをインストールし、ボ
リュームを復元します。
URC
証明書はアーカイブのインポート時に使用されないため、Core および保護対象マシンの 33354
両方のアーカイブの証明書検証はアーカイブのチェックジョブから削除する必要がありま
す。
回避策:アーカイブから証明書を削除しないでください。
Archive
非常にビジーな状態のシステムでは、まれに、不適切な RPFS ファイルサイズエラーによ 33308
り、仮想スタンバイエクスポートが開始できないことがあります。
回避策:作業負荷が軽減されるまである期間待機します。次のエクスポートジョブが問題
なく開始されます。
Virtual Standby
エラー:マウント可否チェック中にコアログに「Sequence contains no matching element 33301
(シーケンスには一致する要素が含まれていません)」と繰り返し表示されます。
回避方法:大きなファイルを処理できるようにログ設定を変更します。
マウント可否チェック
プロセス後手順で「オブジェクト参照」エラーが発生し、エージェントレスのエクスポー 33291
トに失敗することがあります。
回避策:別のエクスポートを実行します
エージェントレス保護
特定のエラーでジョブが失敗した場合、誤った障害の理由が表示されます。
回避策:ログをチェックして実際の障害の原因を確認します。
33242
ロギング
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
8
既知の問題
問題 ID
機能エリア
複製ジョブの実行中に仮想エクスポートジョブを開始した場合、レプリケーションレート 33230
が非常に遅くなります。
回避策:パラレルで実行しないようにジョブを設定します。
レプリケーション
SNMP プロトコルのセキュリティの修正が必要です。現在、SNMP を無効にする機能がな 33185
いため、コミュニティタイプを設定します。
回避策:ファイアウォールを使用して SNMP ポートをブロックします。
SNMP のサポート
MongoDB サービスが、安全でない REST インタフェースを使用するように設定されてい 33171
ます。
回避方法:キーの「--rest」の部分を手動で削除し、サービスを再起動します。
Mongo
33168
この API を使用して保持ポリシーを設定する場合、検証プロセスがありません。
回避策:パラメータを慎重に確認します。UI を使用して保持ポリシーを設定し、設定を確
認します。
REST API
認証の問題(AD または LDAP の停止、誤った資格情報、または破損した Exchange のイ 33151
ンストールなど)によって「Unable to contact licensing server(ライセンスサーバに接続
できません)」というエラーが発生し、ハートビートが失敗します。
回避策:Exchange アカウントが正しく動作しないすべての原因を修復します。ライセン
スポータルのメタデータの設定を無効にするか、または SQL / Exchange メタデータの収
集を修正します。
ライセンス
仮想 RDM によるマシンのエージェントレス保護が動作しません。保護対象マシンが保護 33039
に失敗します。またはディスク情報が表示されません。
回避方法:エージェントレス保護を使用せずに、Rapid Recovery Agent ソフトウェアをイ
ンストールします。
エージェントレス保護
レプリケーションでは、ソース Core がターゲットから適切な応答を受信しない場合、情 32995
報価値のないエラーメッセージが表示され、レプリケーションが失敗します(通常、Core
間のネットワークの問題に起因します)。
回避策:2 つのコア間のネットワークの接続性を改善し、通信を改善します。
レプリケーション
セクタあたり 4096 バイトのハードディスクドライブに VMware ESXi 仮想エクスポート 32972
を開始することが可能です。VMware では、セクタあたり 512 バイトのディスクのみをサ
ポートします。したがって、セクタあたり 4096 バイトのディスクのエクスポートはでき
ません。
回避策:この時点では回避策はありません。
ESXi エクスポート ESXi
えくすぽーと
Rapid Recovery Agent がマシンにインストールされている場合、Windows システム状態 32967
のバックアップが正しく動作しません。
回避策:カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。この問題が発生した場合
は、サポートにお問い合わせください。
ソフトウェアの競合
32954
RecoveryPointsInfo および MasterCoreInfo プロパティが、Get-ReplicatedServers
PowerShell コマンドレットから削除されました。このコマンドレットへの変更は意図的
なものです。これらのプロパティなしで動作するように、スクリプトをアップデートして
ください。
回避策:カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。この問題が発生した場合
は、サポートにお問い合わせください。
PowerShellModule
vCenter に追加された ESXi ホストの 1 つがオフラインの場合、 ESXi エクスポートはすべ 32897
てのエージェントで「FormatException...」というエラーにより失敗します。
回避策:仮想エクスポートを実行する前に ESXi ホストをオンラインに戻します。
ESXi エクスポート ESXi
えくすぽーと
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
9
既知の問題
問題 ID
機能エリア
32879
AppAssure 5.4.3 から 通知がすでに構成済みの Rapid Recovery 6.0 にアップグレードす
ると、通知が適切に動作しない場合があります。
回避策:このキーがない保護対象マシンに HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE
\AppRecovery\Core\Agents\_ID_\EventsService\AgentAlertingPolicy レジストリブラン
チを追加します。スクリプト https://s3.amazonaws.com/appassure_patches/
MigrateTo601.zip を実行します。カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。
この問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
下位互換性
32878
起動 CD がアップグレード前に作成された場合は、5.4.3 からのアップグレード後に、
「Object reference not set to an instance of an object(オブジェクト参照がオブジェクト
のインスタンスに設定されていません)」というエラーが Boot CDs(起動 CD) タブに表
示されます。
回避策:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\AppRecovery\Core\IsoDatabase\Entries\0
(1,2,3 etc) registry branch(es) を削除します。カスタムバイナリを使用してこの問題に対
処できます。この問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
下位互換性
以前の HKLM/Software/AppRecovery レジストリブランチが存在する場合は、クリーンイ 32863
ンストール中は Rapid Recovery の移行手順が開始されません。
回避策:1.現在のバージョンで使用されていないレジストリキーを削除します。または
2.Core の以前のバージョンをインストールし、新しいバージョンにアップグレードしま
す。
前のアーカイブの試行が中断された場合、不正なアーカイブ作成プロセスの動作が行われ、 32780
「完全に消去」リサイクルアクションが選択されました。
回避策:アーカイブ用の別のフォルダを選択します。
インストーラ
Archive
PreHyperVAgentScript は、VM エクスポート中に、まれに Hyper-V ホスト上で実行されな 32712
いことがあります。詳細については、Microsoft KB https://support.microsoft.com/en-us/
kb/2779204 を参照してください。
回避策:カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。この問題が発生した場合
は、サポートにお問い合わせください。
Hyper-V エクスポート
リカバリポイントまたはボリュームのイメージのメタデータが低メモリまたはリポジトリ 32226
が一杯などの環境上の問題が原因で書き込まれなかった場合、「Unable to read data
contract from stream due to incorrect RPFS file size(RPFS ファイルサイズが適正ではな
いためにストリームからデータの契約を読み取れません)」というエラーが発生して、レプ
リケーションが失敗します。
回避策:ソース Core の「削除範囲」を使用して問題のあるボリュームまたはリカバリポ
イントを削除して、レプリケーションを強制的に実行します。
転送
ディスクのメタデータのサイズがアーカイブ中の進行状況の追跡とずれています。たとえ 32044
ば、ボリューム上に多くのデータベースがあるとします。進行状況バーが、長時間 1 % の
ままに留まり、その後速度を上昇します。
回避策:この時点では回避策はありません。
Archive
ターゲットのネットワークストレージボリュームの容量が不足すると、複数のアーカイブ 31827
ジョブが進行中の場合、実行しているすべてのアーカイブジョブは「There is not enough
space on the disk(ディスク容量が不足しています)」というエラーが発生して失敗しま
す。
Archive
最も一般的には、Exchange エージェント上の環境上の問題が原因で発生しますが、まれ 31803
にマウント可否キューが仮想スタンバイエクスポートの順序を破壊し、
(増分ではなく)フ
ルエクスポートの原因となります。
回避策:1.Exchange エージェン上の環境上の問題(通常は低メモリ)を解決します。また
は 2.自動マウント可否チェックを有効にします。カスタムバイナリを使用してこの問題に
対処できます。この問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
ジョブ
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
10
問題 ID
既知の問題
機能エリア
ESXi エージェントレス保護のユーザーが、ESXi および VMware に BusLogic Parallel コン 31775
トローラベースのマシンの仮想エクスポートを実行する場合、エクスポートされたマシン
は起動できません。
回避策:ESXi マシンにすでにエクスポートされた設定でコントローラのタイプ変更した後
で起動します。あるいは、Hyper-V サーバへエクスポートを実行します。
VM Export(VM エクスポ
ート)
31705
VM Export(VM エクスポ
ート)
エクスポート後に WinXPx86 マシンが起動できません。エクスポートされた VM に存在
しない SCSI および IDE コントローラのコントローラドライバに関連する問題です。
Open Existing Repository(既存のリポジトリを開く) オプションを使用して開かれたリ 31473
ポジトリの fix path(パスの修正) へのリンクがありません。
回避方法:リポジトリパスを削除して、リポジトリを再度開くときにパスを修正します。
GUI
保護対象マシンの Settings(設定) ページで、Snapshot Cleaning Timeout(スナップシ 31460
ョットクリーニングタイムアウト) を変更できません。
回避策:この問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
GUI
エージェントレスの ESXi 自動保護を使用してメタデータを更新すると、新しいボリューム 30968
が保護された状態で自動的に取得されない場合があります。
VMware エージェントレ
ス
2 つ以上の Exchange 2013 データベースが同じマウントボリュームに置かれている場合、 30818
「Mandatory database was not found(必須のデータベースが見つかりませんでした)」と
いうエラーが発生してマウント可否チェックが失敗します。
回避策:データベースを移動してマウントされたボリュームを分割します。カスタムバイ
ナリを使用してこの問題に対処できます。この問題が発生した場合は、サポートにお問い
合わせください。
Core のアンインストール後に、コントロールパネルの「プログラムと機能」から Rapid
Recovery Agent または Central Management Console を修復または削除できません。
回避策:インストーラプログラムを使用して Rapid Recovery Agent または Central
Management Console を修復または削除します。
30747
マウント可否チェック
インストーラ
Core または保護されたマシン設定を開くときに、
「Object '/...rem' has been disconnected 30629
or does not exist at the server(オブジェクト '/...rem' が切断されたか、またはサーバに存
在しません)」というサーバエラーが発生します。
回避策:Core での作業負荷を減らします。
Core
起動 CD イメージの作成中に、ユーザーが特定の IP を指定した場合でも起動 CD がランダ 30365
ムな IP を使用して起動します。
回避策:正しい IP アドレスが必要な場合は、お使いのネットワークを設定して一時的に
DHCP を使用できます。または、キーボードとモニタを使用して起動 CD イメージにログ
インし、ベアメタル復元の実行中に IP アドレスを割り当てることができます。
URC
30319
URC
GPT パーティションの BMR 中にボリュームの文字を割り当てることができません。
回避策:diskpart を使用してドライブ文字を割り当てます。
リカバリポイントがフルリカバリポイントチェーンなしでアーカイブされるようにアーカ 30297
イブの機能が変更されました。デフォルトの動作は、Archive Wizard(アーカイブウィザ
ード) の Options(オプション) ページで Build recovery points chains (fix orphans)
(リカバリポイントチェーンを構築する(孤立の修復) を選択しています。回避策:Core
での作業負荷を減らします。カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。この
問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
イベントレコードが 300,000 より大きい Core の HTML レポートの生成中に Core がハ 29788
ングします。
回避策:HTML 形式ではなく PDF、CSV、XLS、または XLSX 形式でレポートを生成しま
す。
リポジトリ
レポート
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
11
問題 ID
既知の問題
29786
コアに 300,000 以上のイベントのレコードが含まれている場合、「Failed to generate
report file(レポートファイルの生成に失敗しました)」というエラーが発生してレポート
が失敗する場合があります。
回避策:Core および MongoDB サービスを再起動します。
「One of the parameters was invalid(パラメータの 1 つが無効です)」というエラーが発生 29508
して、SAN 転送モードを使用した ESXi エージェントレス保護されたマシンの復元または
仮想エクスポートが失敗します。
回避策:ロールバック用のネットワーク転送モードを使用します。
機能エリア
レポート
VMware エージェントレ
ス
特定の環境で、DVM フラッシュアクションがあまりにも頻繁に呼ばれる場合に Deferred 29420
Delete ジョブの削除が遅くなります。
回避策:Core での作業負荷を減らします。カスタムバイナリを使用してこの問題に対処で
きます。この問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
DVM
PDF および HTML レポート が 300,000 以上のイベントレコードがある Core にエクスポ 29265
ートされません。回避策:CSV または Excel 形式でエクスポートします。
レポート
1 つまたは複数の保護されたボリュームがない場合に、夜間のリカバリポイントの整合性 28741
チェックが一部の保護対象マシンに対して実行されません。
回避策:夜間のリカバリポイントの整合性チェックからの保護されたボリュームがない任
意のエージェントを除外します。カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。
この問題が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
夜間ジョブ
同じジョブが以前に中断された場合、Copy to seed drive(シードドライブにコピー) の 27749
完了後にレプリケーションが一時停止したままになります。
レプリケーション
自動ディスクマッピングでの ESXi エクスポートのエラーメッセージが不明瞭です。
回避策:この時点では回避策はありません。
27309
ESXi エクスポート ESXi
えくすぽーと
バックアップ中にエージェントボリュームが拡張される場合、「DvmBadRecord」エラー
が表示されます。
回避策:バックアップの進行中はボリュームを拡張しないでください。
26579
リポジトリ
まれに(数百もの SQL データベースがボリュームに存在する場合)、Rapid Recovery がス 22155
ナップショットを取得すると、SQL Writer が安定した状態から「nonretryable」状態に移
行します。
回避策:1.ボリューム上のデータベースの数を減らします。2. KBhttps://
support.software.dell.com/appassure/kb/119513、https://support.software.dell.com/
appassure/kb/120829、および https://support.software.dell.com/appassure/kb/151899
を参照してください。3. カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。この問題
が発生した場合は、サポートにお問い合わせください。
Core
表 7. DocRetriever for SharePoint の既知の問題
既知の問題
問題 ID
機能エリア
DocRetriever Console が SharePoint 2013 で単一サイトコレクションのバックアップを
開きません。
17238
DR
既知の問題
問題 ID
機能エリア
製品のマニュアルの『インストールおよびアップグレードガイド』のバージョン 6.0.1 お
よび 6.0.2 の「Installing the Agent software on off-line Linux machines(オフラインの
33628
Linux
表 8. Linux の既知の問題
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
12
問題 ID
既知の問題
機能エリア
Linux マシンに Agent ソフトウェアをインストールする)
」の手順には、ダウンローダスク
リプトを取得する場所について誤った情報が含まれています。
回避策:その手順のステップ 1 に記載されている URL を使用せずに、次の情報を使用しま
す。次に、ステップ 2 に記載されている手順を再開します。
1. インターネットへアクセスしている Linux マシンで、以下のように Dell Data Protection
| Rapid Recovery ライセンスポータル からオフラインでのエージェントのインストール
用のシェルスクリプトをダウンロードします。
a.ライセンスポータル にログインします。b.Downloads(ダウンロード)をクリックしま
す。c.お使いの製品用のプロンプトが表示されたら、Rapid Recovery を選択します。
d.Linux ベースのアプリケーションで、Downloader script for off-line Agent installation
(オフラインエージェントのインストール用ダウンローダスクリプト) にスクロールダウ
ンし、ダウンロード をクリックします。e.両方のマシンと互換性のあるリムーバブルス
トレージメディアを使用して、シェルスクリプトファイルを適切なオフラインの Linux マ
シンのホームディレクトリに転送します。
製品マニュアル: SLES のインストールコマンドをアップデートして Zypper を使用する。 33583
SUSE Linux Enterprise Server(SLES)の Rapid Recovery Agent ソフトウェアのインスト
ール用に記載された『インストールおよびアップグレードガイド』の 2 つのコマンドは正
しくありません。SLES は、Zypper パッケージマネージャを使用しますが、ステップ 5 お
よび 6 のコマンドは apt コマンドです。
回避策:次のコマンドを使用します。「apt-get update」の代わりに「zypper refresh
'rapidrecovery repository'」を使用してステップ 5 のローカルリポジトリを更新します。
ステップ 6 で「apt-get install rapidrecovery-agent」コマンドの代わりに「zypper install
rapidrecovery-agent」コマンドを使用して Agent をインストールします。
Linux
英語以外のロケールにインストールすると、5.4 Linux Agent ソフトウェアのインストール 33042
は失敗します。
回避策:Agent のインストーラを実行する前に、シェルロケールを一時的に英語に変更し
ます。
Linux
Linux の保護対象マシンのコントローラタイプが検出されず、次のような仮想エクスポー 32938
トエラーが発生する場合があります。「System.InvalidOperationException: Sequence
contains more than one matching element(System.InvalidOperationException:シーケ
ンスに一致する複数のエレメントが含まれています)」。
回避策:カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。この問題が発生した場合
は、サポートにお問い合わせください。
Linux
Hyper-V のエクスポート後に Ubuntu x32 マシンを起動できません。
回避策:この時点では回避策はありません。
31307
VMware エージェントレ
ス
ESXi エージェントレスマシンの VirtualBox エクスポート後に Red Hat® Enterprise
Linux® (RHEL)保護対象マシンが起動できません。
回避策:この時点では回避策はありません。
31277
VirtualBox エクスポート
31206
BMR 後に、エージェントレスの保護対象 ESX Ubuntu マシンが起動できません。
回避方法:エージェントレス保護を使用する代わりに、Ubuntu で Rapid Recovery Agent
を使用します。
VMware エージェントレ
ス
仮想マシンのタイプが SATA ディスクで仮想マシンにインストールされた Linux エージェ 28583
ント用の「物理的マシン」と表示されます。
回避策:この時点では回避策はありません。
Linux
27509
Linux
SLES 11 x64 上で大量のデータを転送中に RAM の消費が拡大します。
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リリースノート
13
既知の問題
問題 ID
機能エリア
問題 ID
機能エリア
回避策:カスタムバイナリを使用してこの問題に対処できます。この問題が発生した場合
は、サポートにお問い合わせください。
表 9. Local Mount Utility の既知の問題
既知の問題
5 つ以上の複数のリカバリポイントがマウント解除された後で、ユーザーが Active Mounts 31707
(アクティブなマウント) ウィンドウを開こうとするか、リカバリポイントをマウントし
ようとすると LMU がハングします。
Local Mount Tool
LMU で 20 以上のリカバリポイントをマウントし、LMU でマウント解除すると、マウント 31706
解除されたリカバリポイントは、Core Console にリモートマウントとして引き続き表示
されます。
Local Mount Tool
表 10. Mailbox Restore の既知の問題
問題 ID
既知の問題
機能エリア
データベースにメールボックス所有者の一意のメールボックス識別子が間違った値で保存 33440
されている場合は、元の場所への復元動作は、
「Could not open message store(メッセー
ジストアを開けませんでした)」というエラーが発生して失敗します。
回避策:別の場所に復元します。
MR
Exchange 2016 データベースは現在サポートされていません。サポートはリリース 6.1 の 30924
サポートで予定されています。現在、Exchange 2016 データベースは Exchange 2013 デ
ータベースとして誤って識別されます。
回避策:この時点では回避策はありません。
MR
Rapid Recovery のシステム要件
本項では、Rapid Recovery Core、Rapid Recovery Agent、および Rapid Recovery Central Management Console のインストール
に必要なシステム要件とライセンス要件について説明します。
推奨されるネットワークインフラストラクチャ
Rapid Recovery のパフォーマンスを最大化して実行するには、最低でも 1 ギガビットイーサネット(GbE)のネットワークインフ
ラストラクチャが必要です。堅牢な環境が求められる場合は 10 GbE のネットワークを使用することをお勧めします。また、大容
量(5TB 以上)のサーバを保護する場合は、10 GbE ネットワークをお勧めします。
Core マシンで、NIC チーミング(複数の物理 NIC を単一の論理 NIC にグループ化する機能)をサポートする複数のネットワーク
インタフェースカード(NIC)が使用可能です。ネットワーク内のスイッチで NIC チーミングが許可されている場合は、Core で
NIC チーミングを使用すると、さらにパフォーマンスを向上させることができます。このような場合、可能であれば、保護対象マ
シンで NIC チーミングをサポートする予備のネットワークカードをチーミングすることにより、全体的なパフォーマンスも向上で
きます。
Core で iSCSI または Network Attached Storage(NAS)を使用する場合、Dell では、ストレージとネットワークトラフィック向
けに個別の NIC カードを使用することをお勧めします。
想定帯域幅での通信を実現するには、適切な規格のネットワークケーブルを使用してください。お使いのネットワークのパフォー
マンスを定期的にテストし、それに応じてお使いのハードウェアを調整することをお勧めします。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
14
これらの提案は、Rapid Recovery の提供するバックアップ、レプリケーション、およびリカバリの各機能だけではなく、事業運営
をサポートするためのすべての要求に対応したネットワークインフラストラクチャが必要とする、標準的なネットワーク要件に基
づいています。
UEFI および ReFS のサポート
Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)は、BIOS に置き換わるものです。UEFI は、Windows 8、Windows 8.1、Windows
10、Windows Server® 2012、および Windows Server 2012 R2 オペレーティングシステムで使用されています。Windows システ
ムの場合、UEFI は単純な FAT32 ボリュームとして処理される、拡張ファームウェアインタフェース(EFI)システムパーティショ
ンを利用します。保護機能およびリカバリ機能は、EFI システムパーティションの Rapid Recovery で使用できます。
また、Rapid Recovery では、Windows Server 2012 および 2012 R2 の Resilient File System(ReFS)ボリュームの保護とリカバリ
にも対応しています。
Rapid Recovery は、デルがサポートする Linux® ディストリビューションの保護対象マシンの UEFI もサポートしています。サポー
トされるディストリビューションには、Red Hat® Enterprise Linux®(RHEL®)、CentOS™、Debian®、Ubuntu®、SUSE® Enterprise
Linux(SLES®)、および Oracle® Linux が含まれます。
ダイナミックボリュームとベーシックボリュームのサポート
Rapid Recovery では、すべてのダイナミックボリュームとベーシックボリュームのスナップショットを作成できます。また、Rapid
Recovery では、1 つの物理ディスク上にあるシンプルダイナミックボリュームのエクスポートも可能です。その名前が示すよう
に、シンプルダイナミックボリュームとはストライプボリューム、ミラーボリューム、スパンボリュームのいずれでもありません。
ダイナミックディスクの仮想エクスポートは、エクスポートするボリュームが Rapid Recovery Agent ソフトウェアによって保護さ
れているか、VM がエージェントレス保護の機能を使用しているかによって動作が異なります。これは、シンプルではないダイナ
ミックボリュームまたは複雑なダイナミックボリュームは、Rapid Recovery からは完全には認識できない恣意的なディスクジオメ
トリであるためです。
Rapid Recovery Agent ソフトウェアを使用して、マシンから複雑なダイナミックディスクをエクスポートしようとすると、エクス
ポート機能はシンプルなダイナミックボリュームに制限されるという内容の注意がユーザーインタフェースに表示されます。ま
た、Rapid Recovery Agent を使用してシンプルなダイナミックボリューム以外のものをエクスポートしようとすると、エクスポー
トのジョブは失敗します。
これとは対照的に、エージェントレスで保護している VM のダイナミックボリュームは、保護、仮想エクスポート、データの復元、
および BMR をサポートします。また、リポジトリストレージもいくつかの重要な制限事項付きでサポート対象となります。たと
えば、次のとおりです。
•
保護:ダイナミックボリュームが複数のディスクにまたがる場合、ボリュームの完全性を維持するために、それらのディスクを
まとめて保護する必要があります。
•
仮想エクスポート:エージェントレス保護を使用している ESXi ホストから、ストライプボリューム、ミラーボリューム、スパ
ンボリューム、または RAID ボリュームなどの複雑なダイナミックボリュームをエクスポートすることができます。
ただし、ボリュームはディスクレベルでエクスポートされますが、ボリューム解析はされません。たとえば、2 つのディスクに
またがるダイナミックボリュームをエクスポートする場合、2 つのディスクボリュームが個別にエクスポート対象となります。
注意: 複数のディスクにまたがるダイナミックボリュームをエクスポートする場合は、ディスクタイプを保持するために、元
々のシステムボリュームとともにダイナミックディスクをエクスポートする必要があります。
•
データの復元:複数のディスクにまたがるダイナミックボリュームを復元nする場合は、ディスクタイプを保持するために、元
々のシステムボリュームとともに、ダイナミックボリュームを復元する必要があります。1 つのディスクだけを復元すると、デ
ィスク設定が壊れてしまいます。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
15
リポジトリストレージ:さらに、Rapid Recovery は、複雑なダイナミックボリューム(ストライプボリューム、ミラーボリュー
ム、スパンボリューム、または RAID ボリューム)上でのリポジトリの作成をサポートしています。リポジトリが設定されたマシ
ンのファイルシステムは NTFS または ReFS である必要があります。
クラスタ共有ボリュームのサポート
Rapid Recovery リリース 6.x の場合、AppAssure リリース 5.4.x と同様に、クラスタ共有ボリューム(CSV)のサポートは、Windows
Server 2008 R2 を実行している CSV のネイティブバックアップに制限されます。Windows Server 2008 R2 を実行している CSV
ボリュームを、リカバリポイントから復元することも、Windows Server 2008 R2 を実行している Hyper-V CSV に、仮想エクスポ
ートを実行することも可能です。クラスタの共有ボリュームの仮想エクスポートは実行できません。Rapid Recovery リリース
6.0.1 以降には、Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 を実行している Hyper-V の CSV への仮想エクスポートを
実行する新機能が含まれています。
その他のオペレーティングシステムでも、Rapid Recovery エージェントサービスをクラスタのすべてのノード上で実行し、クラス
タを Rapid Recovery Core 内のクラスタとして保護できますが、CSV は Core Console には表示されないため、保護対象として使
用できません。ローカルディスク(オペレーティングシステムボリュームなど)はすべて保護ボリュームとして使用できます。
次の表に、Rapid Recovery Core におけるクラスタ共有ボリュームの現在のサポート状況を示します。
表 11. AppAssure と Rapid Recovery によるクラスタ共有ボリュームのサポート
Rapid Recovery でのクラスタ 保護、レプリケート、ロールア CSV ボリュームのリストア
ップ、マウント、アーカイブ
共有ボリュームのサポート
Hyper-V CSV への
仮想エクスポート
Rapid Recovery または
AppAssure のバージョン
5.3
5.4
6.0
5.3
5.4
6.0
5.3
5.4
6.0.x
Windows Server 2008 R2
いいえ
はい
はい
いいえ
はい
はい
いいえ
はい
はい
Windows Server 2012
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
はい
Windows Server 2012 R2
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
はい
Rapid Recovery では、その他の一部のオペレーティングシステムをクラスタ共有ボリュームで保護できる場合がありますが、これ
は自己責任で行ってください。デルのサポート対象は、上記の表の構成のみに限られます。
Rapid Recovery Core のインストール要件
Rapid Recovery Core は、専用の Windows 64 ビットサーバにインストールしてください。サーバには、Rapid Recovery に関係が
ない他のアプリケーション、役割、または機能をインストールしなくでください。たとえば、Core マシンをハイパーバイザホスト
としても使用しないようにしてください(サーバが適切にサイジングされた Dell DL シリーズのバックアップおよびリカバリのア
プライアンスである場合は除く)
。
別の例として、Core サーバをトラフィック量が多いウェブサーバとして使用することもやめてください。可能な場合は、Microsoft
Exchange Server、SQL Server®、または Microsoft SharePoint® を Core マシンにインストールして実行しないようにしてくださ
い。Core マシンに SQL Server が必要な場合(たとえば、Dell Data Protection | Rapid RecoveryDocRetriever for SharePoint を使
用している場合)は、Core の効率的な動作に必要なリソース以上のリソースが割り当てられていることを確認します。
ライセンスおよび環境の要件に応じて、複数の Core をそれぞれ専用サーバにインストールすることが必要になる場合があります。
必要に応じて、複数の Core をリモート管理する場合は、64 ビット Windows コンピュータに Rapid Recovery Central
Management Console をインストールすることもできます。
Rapid Recovery Core で保護するマシンごとに、そのマシンのオペレーティングシステムに対応するバージョンの Rapid Recovery
Agent ソフトウェアをインストールします。必要に応じて、VMware ESXi ホスト上の仮想マシンを Rapid Recovery Agent をイン
ストールせずに保護することができます。このエージェントレス保護には、いくつかの制限事項があります。詳細については、
「Rapid Snap for Virtual のエージェントレス保護」を参照してください。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
16
Rapid Recovery リリース 6.0.2 をインストールする前に、お使いのシステムが、次に示すハードウェアおよびソフトウェアの最小
要件を満たしていることを確認してください。ハードウェア、ソフトウェア、メモリ、ストレージ、およびネットワーク要件のサ
イジングに関する詳細については、Dell Data Protection | Rapid Recovery の Knowledge Base の記事 185962『Sizing Rapid
Recovery Deployments』(Rapid Recovery の展開におけるサイジング)を参照してください。
注意: Dell サーバの役割が制限される Windows Core オペレーティングシステムでの Rapid Recovery Core の実行はサポート
されません。これには、Windows Server 2008 Core、Windows Server 2008 R2 Core、Windows Server 2012 Core、および
Windows Server 2012 R2 Core のすべてのエディションが含まれます。Windows Server 2008 Core を除いて、これらの
Core エディションのオペレーティングシステムでは、Rapid Recovery Agent ソフトウェアの実行がサポートされています。
メモ: DellMicrosoft Small Business Server または Microsoft Windows Server Essentials などのオールインワンサーバシリーズ
へ Rapid Recovery Core をインストールすることはお勧めしません。
注意: DellHyper-V ホストとして稼働している物理マシンと同じマシンで Rapid Recovery Core を実行することもお勧めしま
せん(ただし、Dell DL シリーズのバックアップおよびリカバリアプライアンスを使用する場合は、その限りではありません)。
Rapid Recovery リリース 6.0.2 のオペレーティングシステム
のインストールと互換性マトリクス
Microsoft Windows オペレーティングシステム
Rapid Recovery Core は、サポート対象の 64 ビット Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行している、適切にサイ
ジングされたサーバにインストールする必要があります。次の表および注意事項では、各 Windows オペレーティングシステムで
利用可能な Rapid Recovery のコンポーネントまたは機能についてそれぞれ記載しています。
メモ: この情報は、各環境で利用可能な機能をユーザーに把握してもらうことを目的としています。サポートが終了しているオ
ペレーティングシステムについて、デルではサポートを行いません。
表 12. Windows オペレーティングシステムで利用可能な Rapid Recovery のコンポーネントと機能
Windows OS
Core
Agent
エージェン
トレス
LMULMU
MR
DR
ブート CD
Windows XP SP3
いいえ
いいえ
はい
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
Windows Vista™
いいえ
いいえ
はい
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
Windows Vista SP2
いいえ
はい
はい
はい
はい
はい
はい 1
Windows 7
いいえ
いいえ
はい
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
Windows 7 SP1
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
Windows 8
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
Windows 8.1
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
Windows 10
はい 3
はい 3
はい 3
はい
はい
はい
はい
Windows Server 2003
いいえ
いいえ
はい
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
Windows Server 2008
いいえ
いいえ
はい
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
Windows Server 2008 SP2
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
Windows Server 2008 R2
いいえ
いいえ
はい
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
Windows Server 2008 R2 SP1
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
Windows Server 2012
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
17
Windows OS
Core
Agent
エージェン
トレス
LMULMU
MR
DR
ブート CD
Windows Server 2012 R2
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
Windows のインストールとサポートの注意事項:
1
ブート CD は Vista SP2 のベアメタル復元をサポートしていますが、ドライバの導入はサポートしていません。
2
一般的に、AppAssure 5.4 と Rapid Recovery 6.0.x のコンポーネントは Windows 10 で動作しますが、Rapid Recovery Add-on
for Kaseya® は Windows 10 にインストールできません。
Linux オペレーティングシステム
Linux オペレーティングシステムは、Rapid Recovery Core の保護対象マシンとしてサポートされています。エージェントレス保護
が使用できます。または、Rapid Recovery Agent をインストールすることも可能です。次の表および注意事項では、サポート対象
の各 Linux オペレーティングシステムとディストリビューションのリストと Rapid Recovery のコンポーネントまたは機能それぞ
れのサポート状況を記載しています。
表 13. Linux オペレーティングシステムで利用可能な Rapid Recovery のコンポーネントと機能
Linux OS またはディストリビューション
Agent
エージェントレス
ライブ DVD
Red Hat Enterprise Linux 6.3 ~ 6.7
はい
はい
はい
Red Hat Enterprise Linux 7.0 ~ 7.2
はい
はい
はい
CentOS Linux 6.3 ~ 6.7
はい
はい
はい
CentOS Linux 7.0 ~ 7.2
はい
はい
はい
Debian Linux 7、8
はい
はい
はい
Oracle Linux 6.3 ~ 6.7
はい
はい
はい
Oracle Linux 7.0 ~ 7.2
はい
はい
はい
Ubuntu Linux 12.04 LTS、12.10
はい
はい
はい
Ubuntu Linux 13.04、13.10
はい
はい
はい
Ubuntu Linux 14.04 LTS、14.10
はい
はい
はい
Ubuntu Linux 15.04、15.10
はい
はい
はい
Ubuntu Linux 16.04 LTS
はい
はい
はい
SUSE Linux Enterprise Server 11 SP2 以降
はい
はい
はい
SUSE Linux Enterprise Server 12
はい 1
はい 1
はい 1
Linux のインストールとサポートの注意事項:
1
Btrfs はサポートされていません。SUSE 12 のデフォルトのファイルシステムです。
Rapid Recovery Core と Central Management Console の
要件
Rapid Recovery Core と Central Management Console(CMC)の要件は次のとおりです。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
18
Central Management Console のオペレーティングシステム要件は、Rapid Recovery Core の要件と同じです。これらのコンポー
ネントは、必要に応じて同じマシンにインストールすることも、異なるマシンにインストールすることもできます。
表 14. Rapid Recovery Core および Central Management Console の要件
要件
詳細
オペレーティングシ Rapid Recovery Core と Central Management Console には、次の 64 ビット Windows オペレーティング
ステム
システム(OS)のいずれかが必要です。32 ビット Windows システムまたは Linux ディストリビューショ
ンでは動作しません。Rapid Recovery Core には、次の x64 Windows オペレーティングシステム(OS)の
いずれかが必要です。
•
•
•
•
•
Microsoft Windows 7 SP1
Microsoft Windows 8、8.1*
Microsoft Windows 10
Microsoft Windows Server 2008 SP2、2008 R2 SP1(Core エディションを除く)
Microsoft Windows Server 2012、2012 R2*(Core エディションを除く)
Windows オペレーティングシステムで Rapid Recovery Core サービスを実行するには、.NET Framework
4.5.2 がインストールされている必要があります。また、* マークの付いている OS には、ASP .NET 4.5x の
役割または機能が必要です。Core をインストールまたはアップグレードすると、インストーラは Core サ
ーバの OS に基づいてこれらのコンポーネントを確認し、必要に応じて、自動的にコンポーネントをインス
トールまたはアクティブ化します。
他に記載がない限り、Rapid Recovery Core ではリストにある Windows OS のすべての x64 エディション
がサポートされます。Rapid Recovery Core では Windows Server Core エディションはサポートされませ
ん。
リストのオペレーティングシステムに Service Pack が指定されている場合(Windows 7 SP1 など)は、指
定された Service Pack をインストールした OS が最低要件になります。リストのオペレーティングシステ
ムに Service Pack が指定されていない場合(Windows 8 など)は、ベースのオペレーティングシステムが
サポートされます。明示的に除外されていない限り、リストの OS に後続する SP もサポートされます。
最適なパフォーマンスを得るためには、Windows 8.1 以降または Windows Server 2012 R2 以降などの、よ
り最新のオペレーティングシステムに Rapid Recovery Core をインストールすることをお勧めします。
アーキテクチャ
64 ビットのみ
メモリ
8GB 以上の RAM
確実に Rapid Recovery Core サーバの最適なパフォーマンスを得るためには、Error Checking & Correction
(ECC)メモリの使用を強くお勧めします。
プロセッサ
クアッドコア以上
ストレージ
使用するリポジトリは、ダイレクトアタッチストレージ(DAS)、ストレージエリアネットワーク(SAN)、
またはネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイス(パフォーマンス順に列挙)に配置することをお勧め
します。
メモ: NAS にインストールする場合、リポジトリのサイズは 6 TB を上限とすることをお勧めします。
どのストレージデバイスも、最低限の入力 / 出力要件を満たしている必要があります。ハードウェア、
ソフトウェア、メモリ、ストレージ、およびネットワーク要件のサイジングに関する詳細について
は、Dell Knowledge Base の記事 185962「Sizing Rapid Recovery Deployments」(Rapid Recovery
の展開におけるサイジング)を参照してください。
ネットワーク
1 ギガビット Ethernet(GbE)以上
メモ: 堅牢な環境が求められる場合は、バックボーンに 10 GbE のネットワークを使用することをお勧
めします。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
19
要件
詳細
ネットワークハード 想定帯域幅での通信を実現するには、適切な規格のネットワークケーブルを使用してください。
ウェア
メモ: お使いのネットワークのパフォーマンスを定期的にテストし、それに応じてお使いのハードウ
ェアを調整することをお勧めします。
Rapid Recovery Agent のソフトウェア要件
次の表では、Rapid Recovery Agent のソフトウェアの要件を記載しています。
表 15. Rapid Recovery Agent のソフトウェア要件
要件
詳細
オペレーティングシ Rapid Recovery Agent ソフトウェアは、次のような 32 ビット / 64 ビットの Windows および Linux オペレ
ステム
ーティングシステムをサポートしています。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
Microsoft Windows Vista SP2
Microsoft Windows 7 SP1
Microsoft Windows 8、8.1*
Microsoft Windows 10
Microsoft Windows Server 2008 SP2、2008 R2 SP1(Windows Server 2008 Core を除くすべてのエデ
ィション)
Microsoft Windows Server 2012、2012 R2*
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、7.0、7.1、7.2
CentOS Linux 6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、7.0、7.1、7.2
Oracle Linux 6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、7.0、7.1、7.2
Debian Linux 7、8
Ubuntu Linux 12.04 LTS、12.10、13.04、13.10、14.04 LTS、14.10、15.04、15.10、16.04 LTS
SUSE Linux Enterprise Server(SLES)11(SP2 以降)、12
メモ: Windows オペレーティングシステムで Rapid Recovery Agent サービスを実行するには、
Microsoft .NET Framework バージョン 4.5.2 がインストールされている必要があります。上記のリ
ストで * が付いているオペレーティングシステムには、ASP .NET 4.5.x の役割または機能が必要です。
Rapid Recovery Agent ソフトウェアをインストールまたはアップグレードすると、インストーラはこ
れらのコンポーネントを確認し、必要に応じて、自動的にコンポーネントをインストールまたはアク
ティブ化します。
その他のオペレーティングシステムでは、エージェントレス保護のみがサポートされています。詳細につい
ては、「Rapid Snap for Virtual のエージェントレス保護」を参照してください。
リストのオペレーティングシステムに Service Pack が指定されている場合(Windows 7 SP1 など)は、指
定された Service Pack をインストールした OS が最低要件になります。リストのオペレーティングシステ
ムに Service Pack が指定されていない場合(Windows 8 など)は、ベースのオペレーティングシステムが
サポートされます。明示的に除外されていない限り、リストの OS に後続する SP もサポートされます。
Rapid Recovery Agent ソフトウェアは、Windows 2008 R2、2012、2012 R2 の Windows Server Core エデ
ィションのインストールをサポートしています。Windows Server 2008 R2 Core の場合のみ、SP1 以降が必
要です。Windows Server 2008 Core エディションはサポートされていません。
Rapid Recovery Agent ソフトウェアは、上記のリストに記載された Linux オペレーティングシステムをサ
ポートしています。リリースされたほとんどのカーネルバージョンでテスト済みです。ext2、ext3、ext4、
xfs ファイルシステムのみがサポートされています。
Microsoft Hyper-V Server 2012 でインストールされた Agent は、Windows Server 2012 のコアエディショ
ンモードで動作します。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
20
要件
詳細
メモ: クラスタ共有ボリュームのネイティブバックアップは、Windows 2008 R2(SP2 以降)の保護
対象マシンでのみサポートされます。
アーキテクチャ
32 ビットまたは 64 ビット
メモリ
4GB 以上
プロセッサ
シングルプロセッサまたはそれ以上
Microsoft
Microsoft Exchange 2007 SP1 Rollup 5 以降、Microsoft Exchange 2010、または Microsoft Exchange 2013
Exchange のサポー
ト
Microsoft SQL のサ Microsoft SQL Server 2005 以降(プレビューバージョンを除く)
ポート
Microsoft
SharePoint
Microsoft SharePoint 2007、2010、2013
ストレージ
ダイレクト接続ストレージ、ストレージエリアネットワークストレージ、またはネットワーク接続ストレー
ジ
ネットワーク
1 ギガビット Ethernet(GbE)以上
メモ: Dell では、堅牢な環境が求められる場合、バックボーンに 10 GbE のネットワークを使用するこ
とをお勧めしています。
Dell では、WAN(広域ネットワーク)経由でマシンを保護することはお勧めしません。複数のネットワー
クを持つサイトがある場合、Dell では各サイトに Core をインストールすることをお勧めします。情報を共
有するには、別々の場所にある Core 間でレプリケーションを実行できます。Core 間のレプリケーション
は WAN での使用に最適化されています。データ転送中は、データが圧縮、重複排除、および暗号化されま
す。
ネットワークハード 想定帯域幅での通信を実現するには、適切な規格のネットワークケーブルを使用してください。
ウェア
メモ: Dell お使いのネットワークのパフォーマンスを定期的にテストし、それに応じてお使いのハー
ドウェアを調整することをお勧めします。
Rapid Recovery Local Mount Utility ソフトウェアの要件
Local Mount Utility(LMU)は、Rapid Recovery に含まれています。LMU インストーラは、Core Console または Dell Data
Protection | Rapid Recovery ライセンスポータルのどちらの ダウンロード ページからでも入手できます。Local Mount Utility の
要件は、次の表に記載されています。
表 16. Local Mount Utility ソフトウェアの要件
要件
詳細
オペレーティングシ Rapid Recovery Local Mount Utility ソフトウェアは、次のような 32 ビットおよび 64 ビットの Windows
ステム
オペレーティングシステムをサポートしています。
•
•
•
•
•
Microsoft Windows Vista SP2
Microsoft Windows 7 SP1
Microsoft Windows 8、8.1*
Microsoft Windows 10
Microsoft Windows Server 2008 SP2、2008 R2 SP1(Windows Server 2008 Core および Windows
Server 2008 R2 Core を除くすべてのエディション)
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
21
要件
詳細
•
Microsoft Windows Server 2012、2012 R2*
メモ: Windows オペレーティングシステムで Rapid Recovery Agent サービスを実行するには、
Microsoft .NET Framework バージョン 4.5.2 がインストールされている必要があります。上記のリ
ストで * が付いているオペレーティングシステムには、ASP .NET 4.5.x の役割または機能が必要です。
LMU をインストールまたはアップグレードすると、インストーラはこれらのコンポーネントを確認
し、必要に応じて、自動的にコンポーネントをインストールまたはアクティブ化します。
リストのオペレーティングシステムに Service Pack が指定されている場合(Windows 7 SP1 など)は、指
定された Service Pack をインストールした OS が最低要件になります。リストのオペレーティングシステ
ムに Service Pack が指定されていない場合(Windows 8 など)は、ベースのオペレーティングシステムが
サポートされます。明示的に除外されていない限り、リストの OS に後続する SP もサポートされます。
LMU ソフトウェアは Windows 2012 および 2012 R2 の Windows Server Core エディションのインストー
ルをサポートします。Windows Server 2008 Core エディションおよび Windows Server 2008 R2 Core エ
ディションはサポートされていません。
アーキテクチャ
32 ビットまたは 64 ビット
メモリ
4GB 以上
プロセッサ
シングルプロセッサまたはそれ以上
ネットワーク
1 ギガビット Ethernet(GbE)以上
メモ: 堅牢な環境が求められる場合は、バックボーンに 10 GbE のネットワークを使用することをお勧
めします。
ネットワークハード 想定帯域幅での通信を実現するには、適切な規格のネットワークケーブルを使用してください。
ウェア
メモ: お使いのネットワークのパフォーマンスを定期的にテストし、それに応じてお使いのハードウ
ェアを調整することをお勧めします。
Rapid Snap for Virtual のエージェントレス保護
Rapid Recovery の Rapid Snap for Virtual 機能を使用すると、Rapid Recovery Agent ソフトウェアをインストールせずに VMware
ESXi ホスト上の仮想マシン(VM)を保護することができます。この Rapid Snap for Virtual という機能は、エージェントレス保護
とも呼ばれます。
エージェントレス保護にはいくつかの利点もあると同時に、多少の制限事項があります。たとえば、ダイナミックボリューム(ス
パンボリューム、ストライプボリューム、ミラーボリューム、または RAID ボリュームなど)では、ボリュームレベルのスナップ
ショットを作成できません(エージェントレス保護では、ダイナミックボリュームはディスクレベルのスナップショットを作成で
きません)。このような利点と制限事項をどちらも理解したうえで、エージェントレス保護を使用してください。詳細については、
(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「“Understanding
『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』
agentless protection”」(エージェントレス保護について)のトピックを参照してください。
エージェントレス保護を使用している場合は、お使いの VM で、ベースオペレーティングシステム、RAM、ストレージ、およびネ
ットワークインフラストラクチャについて、Rapid Recovery Agent ソフトウェアがインストールされた保護対象マシンと同じ最小
要件を満たす必要があります。詳細については、「Rapid Recovery Agent のソフトウェア要件」のトピックを参照してください。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
22
その他のオペレーティングシステムのエージェントレスサポート
Rapid Recovery リリース 6.x は Microsoft .NET 4.5.2 を使用しますが、.NET 4.5.2 は Windows XP SP3、Windows Vista(SP2 以
前)、Windows Server 2003、Windows Server 2008 ではサポートされていません。これらのオペレーティングシステムを搭載し
たマシンを以前の Core バージョン(AppAssure Core 5.4.3 など)で保護していた場合は、対応するバージョンの AppAssure Agent
(以前の .NET バージョンを使用)がサポートされていました。
これらの Rapid Recovery Core の保護対象マシンは、以前の Agent バージョンを使用することで継続して保護することが可能で
す。
ただし、これらのオペレーティングシステムを搭載する保護対象マシンは、Rapid Recovery Agent リリース 6.x にアップグレード
できません。
けれども、これらの Windows オペレーティングシステムを搭載したマシンは、次のいずれかの方法を使用して Rapid Recovery リ
リース 6.x Core で保護することができます。
•
エージェントレス保護を使用して VMware ESXi ホスト上の仮想マシンを保護する。
•
保護対象の物理マシンまたは仮想マシンに、問題なく動作する以前のバージョンの Agent をインストールして実行する。リリ
ース 6.0.2 の場合、これらの OS でサポート対象となる利用可能な Agent のバージョンは、AppAssure Agent 5.4.3 です。
VMware ESXi 環境は、デルがサポートしない一部のオペレーティングシステムでも問題なく動作することがあります。たとえば、
Windows XP SP3、Windows Vista(SP2 以前)、Windows Server 2003、および Windows Server 2008 はすべて Microsoft のサポ
ートが終了しています。
動作テストでは、すべての範囲の Rapid Recovery の機能(バックアップ、リストア、レプリケーション、およびエクスポート)
が、これら特定のオペレーティングシステム上でも適切に機能しました。
ただし、これらのオペレーティングシステムを使用する場合は自己責任となります。デルのサポートでは、これらのサポートが終
了しているオペレーティングシステムや、Rapid Recovery Agent でサポートされない、リストに示されたオペレーティングシステ
ムで発生した不具合の解決をサポートできません。
Rapid Snap for Virtual(エージェントレス保護)のサポートの制限事項
サポート対象のオペレーティングシステムのリストについては、「Rapid Recovery リリース 6.0.2 のオペレーティングシステムの
インストールと互換性マトリクス」を参照してください。Core またはその Agent では、各々に対して、既知のすべての制限事項
がこれらのマトリックスに含まれているか、またはソフトウェア要件表に注意事項として記載されています。不具合によって特定
の機能を一時的に使用できない場合、この情報は通常どの特定のバージョンにおいてもリリースノートで報告されます。Dell どの
ソフトウェアバージョンをインストールする場合においても、システム要件とリリースノートを確認することを強く推奨します。
Dell では、サポートされていないオペレーティングシステムを使用したテストを、完全には行っておりません。エージェントレス
保護を使用して Rapid Recovery Agent ソフトウェアでサポートされていない OS がインストールされた仮想マシンを保護する場
合は、自己責任でのご利用となります。いくつかの制限事項が適用される場合があることに、ユーザーは注意してください。これ
らの制限事項には、次のような事項が挙げられます。
•
仮想エクスポートが実行できない(1 回のみ、または継続的に)
•
アーカイブに保存できない、またはアーカイブから復元できない
•
ベアメタルリストアを使用してシステムボリュームを復元できない
たとえば、Agent を使用せずに Windows 95 を搭載したマシンを保護する場合、Hyper-V への仮想エクスポートを実行しようとす
ると失敗します。この不具合は、古いオペレーティングシステムでは Hyper-V のサポートに制限があることが要因です。
特定の問題を報告するには、Dell のサポート担当者に連絡してください。ご報告いただいたそのような問題は、Dell Knowledge
Base の記事に個別の動作不具合の問題として記載されるか、または今後のエディションにリリースノートとして記載される場合が
あります。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
23
ハイパーバイザの要件
ハイパーバイザは、ホストコンピュータ上で仮想マシン(ゲスト)を作成および実行します。各ゲスト OS には、それぞれのオペ
レーティングシステムがあります。
Rapid Recovery の仮想スタンバイ機能を使用すると、1 回限りの仮想エクスポートを実行することができます。また、以降の仮想
エクスポートの要件を定義することも可能です。このプロセスは、物理または仮想に関わらず、どの保護対象マシンからも実行す
ることができます。Virtual Standby マシンにデータをエクスポートすることで、データの高可用性コピーが可能になります。保護
対象マシンがダウンしても、仮想マシンを起動してリカバリを実行できます。
Rapid Recovery では、次の表に記載された VM ホストに仮想エクスポートを実行することができます。
表 17. 仮想エクスポートをサポートするハイパーバイザの要件
要件
詳細
仮想マシンのホスト
VMware
•
•
VMware Workstation 7.0、8.0、9.0、10、11
ESX または ESXi 4.0、4.1、5.0、5.1、5.5、6.0 上の VMware vSphere
メモ: サポートされている最新の VMware バージョンで実行することをお勧めします。
Microsoft Hyper-V
•
•
Microsoft Exchange Server 2008 SP2、2008 R2 SP1、2012、2012 R2 で実行されている Hyper-V
Hyper-V 機能付きの Microsoft Windows 8、8.1、および Windows 10 実行されている Hyper-V
メモ: 任意の Hyper-V ホストに仮想エクスポートするには、.NET 4.5.2 が Hyper-V ホストにイン
ストールされている必要があります。
Oracle
•
Oracle VirtualBox 4.2.18 以降
ゲスト(エクスポートさ 2 TB 以下のボリュームの場合 2 TB 以下のボリュームの保護に関し、VM(ゲスト OS)は「Rapid
れた)オペレーティング Recovery Agent のソフトウェア要件」のトピックで説明されているサポート対象オペレーティングシ
システム
ステムと同じオペレーティングシステムを使用できます。
2 TB を超えるボリュームの場合 2 TB を超える保護対象ボリュームを持つシステムで仮想エクスポー
トを実行する場合は、Windows 2012 R2 または VMware ESX(i)5.5 を使用します。ホストが仮想ハー
ドディスク(VHD)に接続できないため、以前の OS はサポートされていません。
第 1 世代および第 2 世代の Hyper-V はサポートされています。
メモ: すべてのハイパーバイザで、すべてのオペレーティングシステムがサポートされるわけで
はありません。
ストレージ
ホストに予約されているストレージ容量は、ゲスト VM 内のストレージサイズと等しいか、またはそれ
よりさらに大きい必要があります。
アーキテクチャ
32 ビットまたは 64 ビット
Rapid Recovery では、Rapid Recovery Agent ソフトウェアをインストールせずに VM ホストを保護することができます。これは、
エージェントレス保護と呼ばれます。エージェントレス保護の例外を含む詳細については、『Dell Data Protection | Rapid
Recovery User Guide』
(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「Understanding agentless protection」
(エー
ジェントレス保護について)のトピックを参照してください。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
24
エージェントレス保護は、次の表で説明されているとおりにサポートされます。
表 18. エージェントレス保護をサポートするハイパーバイザの要件
要件
詳細
仮想マシンのホスト
VMware
•
•
ESX または ESXi 5.0(ビルド 623860 以降)、5.1、5.5、6.0 上の VMware vSphere
各ゲストには、最新の VMware Tools をインストールしてください。
メモ: サポートされている最新の VMWare バージョンで実行することをお勧めします。
オペレーティングシス
テム
ボリュームレベルの保護用に、ゲスト VM は GPT または MBR パーティションテーブルを持っている必
要があります。他のパーティションテーブルが見つかった場合、保護はボリュームレベルではなく、デ
ィスクレベルで開始されます。
ストレージ
ホストに予約されているストレージ容量は、ゲスト VM 内のストレージサイズと等しいか、またはそれ
よりさらに大きい必要があります。
アーキテクチャ
32 ビットまたは 64 ビット
DVM リポジトリの要件
Deduplication Volume Manager(DVM)リポジトリを作成する場合は、配置場所にローカルストレージボリュームまたは Common
Internet File System(CIFS)の共有場所にあるストレージボリュームを指定できます。Core サーバでリポジトリをローカルに作成
する場合は、リソースを状況に応じて割り当てる必要があります。
DVM リポジトリは、プライマリストレージデバイスに保存する必要があります。Data Domain のようなアーカイブ用のストレー
ジデバイスは、パフォーマンスの制限のためサポートされていません。同様に、リポジトリはクラウドに階層化された NAS ファイ
ラに保存しないようにします。これらのデバイスをプライマリストレージとして使用すると、パフォーマンスが制限される傾向が
あるためです。
使用するリポジトリは、ダイレクトアタッチストレージ(DAS)、ストレージエリアネットワーク(SAN)、またはネットワーク接
続ストレージ(NAS)デバイスに配置することをお勧めします。これらは、優先度が高い順にリストされています。NAS にインス
トールする場合、リポジトリのサイズは 6 TB を上限とすることをお勧めします。どのストレージデバイスも、最低限の入力 / 出力
要件を満たしている必要があります。これらの要件や、お使いのハードウェア、ソフトウェア、メモリ、ストレージ、およびネッ
トワーク要件のサイジングについては、以下で参考文献として挙げられている『Dell Data Protection | Rapid Recovery Sizing
Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery サイジングガイド)を参照してください。
DVM リポジトリを作成する場合は、ボリューム上でリポジトリのサイズを指定する必要があります。各 DVM リポジトリは、最大
4,096 リポジトリのエクステント(追加のストレージボリューム)をサポートします。
クラスタ共有ボリューム(CSV)への Rapid Recovery Core または Core 用リポジトリのインストールはサポートされません。
サポート対象の物理ホストまたは仮想ホストにあるボリュームであれば、複数の DVM リポジトリをインストールすることができ
ます。インストーラでは DVM リポジトリのサイズを決定します。
メモ: オンデマンドまたはスケジュール設定されたレポートを生成して、お使いのリポジトリのサイズや正常性を監視すること
ができます。リポジトリレポートの生成については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell Data
Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「Generating a report from the Core Console」(Core Console からのレポ
ートの生成)のトピックを参照してください。
必ず専用のフォルダまたはディレクトリでリポジトリを作成するようにし、ボリュームの root フォルダには作成しないようにしま
す。たとえば、ローカルパスにインストールする場合は、D:\Repository\ を使用し、D:\ は使用しないようにします。データ
とメタデータには、それぞれ個別のディレクトリを作成することをお勧めします。たとえば、D:\Repository\Data と D:
\Repository\Metadata のようなディレクトリです。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
25
Rapid Recovery 使用の詳細については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell Data Protection | Rapid
Recovery ユーザーガイド)を参照してください。Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスの詳細については、
『Dell Data
Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル User Guide』
(Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータルユーザ
ーガイド)を参照してください。ハードウェア、ソフトウェア、メモリ、ストレージ、およびネットワーク要件のサイジングにつ
いては、Knowledge Base の記事 185962『Sizing Rapid Recovery Deployments』(Rapid Recovery の展開におけるサイジング)
で参考文献として挙げられている『Dell Data Protection | Rapid Recovery Sizing Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery
サイジングガイド)を参照してください。
ライセンス要件
Rapid Recovery のコンポーネントをインストールする前に、Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータルで登録を
行い、アカウントを作成して、ライセンスキーまたはライセンスファイルを取得する必要があります。このライセンスキーまたは
ライセンスファイルは、Rapid Recovery Core と Rapid Recovery Agent ソフトウェアをダウンロードして、マシンを設定および保
護するために必要です。ライセンスポータルで Core を登録するには、サーバがインターネットに接続しており、ライセンスポー
タルに定期的にチェックインできる必要があります。
Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル、ライセンスキーの取得、およびアカウント登録の詳細については、
『Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル User Guide』
(Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポー
タルユーザーガイド)を参照してください。
製品ライセンス
Rapid Recovery、AppAssure、または Dell DL シリーズのバックアップおよびリカバリアプライアンスソフトウェアの任意のバー
ジョンを使用および管理するには、次の 2 点が必要です。
1.
Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータルのアカウント。
ライセンスポータルのアカウントは無料です。新規ユーザーの場合は、
「https://licenseportal.com」で登録してください。登
録する際は、デルの営業担当のファイルに記録されているメールアドレスを使用します。試用版からアップグレードする場合
は、その試用版に関連付けられているメールアドレスを使用します。別のメールアドレスを使用する必要がある場合は、デル
の営業担当に連絡してサポートを受けてください。
メモ: このライセンスポータルは以前、DellAppAssure ライセンスポータルと呼ばれていました。AppAssure で使用したラ
イセンスポータルアカウントがすでにある場合は、そのアカウント情報を使用します。以前のライセンスポータルユーザ
ーは、Rapid Recovery 用に新しいアカウントを登録する必要はありません。
ライセンスポータルの詳細については、
『Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル User Guide』
(Dell Data
Protection | Rapid Recovery ライセンスポータルユーザーガイド)を参照してください。
2.
ソフトウェアライセンス。Rapid Recovery の使用にはライセンスが必要です。有効期間に制限がある試用版ライセンスか、長
期(非試用版)ライセンスを使用できます。試用版ライセンスの期間が切れると、有効な長期ライセンスを取得して登録する
まで、Rapid Recovery Core はスナップショットの作成を停止します。
Rapid Recovery の試用版を登録すると、すぐに使用できる試用版ライセンスでインストーラが設定されます。試用版ライセン
スは 14 日間有効ですが、グループ管理者は 1 回に限りライセンスの試用期間を 28 日に延長できます。
Dell DL バックアップおよびリカバリアプライアンスを購入した場合、アプライアンスで Core を初めて起動すると自動的に
アクティブになる 30 日間の一時ライセンスでアプライアンスが設定されます。
ソフトウェアまたは Dell DL アプライアンスを購入すると、電子メール経由で長期的な(非試用版)ライセンスファイルまた
はライセンスナンバーを受信します。販売注文時に指定した場合、ライセンスはエンドユーザーのメールアドレスに送信され
ます。それ以外の場合、長期間なライセンスは販売注文時の連絡用メールアドレスに送信されます。
試用版ライセンスを有効にするには:
試用版に登録すると、試用版ライセンスが Rapid Recovery Core ソフトウェアインストーラに書き込まれます。ライセンスポータ
ルのアカウントにログインするだけで、Rapid Recovery Core ソフトウェアをダウンロードできます。「Rapid Recovery のシステ
ム要件」をよくお読みになり、Rapid Recovery Core をインストールします。マシンの保護とバックアップをすぐに開始できます。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
26
購入した商用ソフトウェアライセンスを有効にするには(試用版ライセンスなし):
ソフトウェアライセンスを購入し、試用版ライセンスで起動しなかった場合、Rapid Recovery Core のインストール後に Core
Console でライセンス入力を求めるプロンプトが表示されます。ライセンス番号を入力するか、販売注文時にメールで提供された
ライセンスファイルを検索して参照します。詳細については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell Data
Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「“Updating or changing a license”」
(ライセンスのアップデートまたは変更)を
参照してください。
試用版 DL アプライアンスライセンスを有効にするには:
各 Dell DL シリーズアプライアンスには、アプライアンスで Core を初めて起動すると自動的にアクティブになる 30 日間のライセ
ンスが含まれます。
試用版ライセンスをアップグレードするには:
中断されないバックアップを行う場合は、試用版の有効期間が終了する前に、長期ライセンスにアップグレードします。試用版ラ
イセンスの期間が切れると、Rapid Recovery Core はスナップショットの作成を停止します。ライセンスの不足によって中断した
バックアップを再開するには、長期ライセンスを取得し Core Console にライセンス情報を入力します。
ライセンスのアップグレードを要求するには、https://software.dell.com/register/57955 にある Contact Sales の Web フォームに
必要事項を入力し、デルの営業担当に連絡してください。営業担当者を介して長期の Rapid Recovery ライセンスをアップグレー
ドまたは購入すると、新しいライセンスキーまたはファイルが含まれたメールが送信されます。このライセンス情報を、Core
Console に入力します。詳細については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell Data Protection | Rapid
Recovery ユーザーガイド)の「“Updating or changing a license”」
(ライセンスのアップデートまたは変更)を参照してください。
Dell DL シリーズバックアップおよびアプライアンスにライセンスを追加するには、『Dell Data Protection | Rapid Recovery User
Guide』
(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「“Adding a license”」
(ライセンスの追加)のトピックを参照
してください。
Rapid Recovery を初めてご利用になる方へ
以下のトピックでは、Rapid Recovery を使用してデータ保護を開始するために利用できる情報を提供しています。
•
Dell のサポートポリシー
•
アップグレードとインストールの手順
•
補足資料
Dell のサポートポリシー
Dell のソフトウェアポリシーでは、各ソフトウェア製品における 2 つ前のリリースまでがサポートされます。Rapid Recovery リリ
ース 6.0.2 の時点で、Dell は Rapid Recovery リリース 6.0.1 の Core と Agent の機能、およびリリース 5.4.3 の AppAssure の Core
と Agent の全範囲をサポートしています。新機能を使用したい場合は、最新のリリースである Rapid Recovery リリース 6.0.2 に
アップグレードしてください。
次の表では、AppAssure および Rapid Recovery Agent と Core で利用可能な機能を、Agent のバージョンごとに視覚的に示してい
ます。
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
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表 19. AppAssure および Rapid Recovery Agent と Core のサポート対応状況
Agent
AppAssure 5.4.1
Core
AppAssure 5.4.2
Core
AppAssure 5.4.3
Core
Rapid Recovery 6.0.1 Rapid Recovery 6.0.2
Core
Core
5.4.1
Agent
サポートあり
サポートあり
サポートあり
サポートなし
サポートなし
5.4.2
Agent
サポートなし
サポートあり
サポートあり
サポートあり
サポートなし
5.4.3
Agent
サポートなし
サポートなし
サポートあり
サポートあり
サポートあり
6.0.1
Agent
サポートなし
サポートなし
サポートなし
サポートあり
サポートあり
6.0.2
Agent
サポートなし
サポートなし
サポートなし
サポートなし
サポートあり
アップグレードとインストールの手順
デルでは、インストールまたはアップグレードの前に、『Dell Data Protection | Rapid Recovery Installation and Upgrade Guide』
(Dell Data Protection | Rapid Recovery インストールおよびアップグレードガイド)をよく読み理解することをお勧めしています。
特に、アップグレードを行う場合は、
「“Upgrading to Rapid Recovery”」
(Rapid Recovery へのアップグレード)のすべての章をお
読みください。新規インストールの場合は、
「“Installing Rapid Recovery”」
(Rapid Recovery のインストール)のすべての章をお読
みください。
また、デルでは、お客様がアップグレードする前に、各リリースのリリースノートと、そのリリースの「Rapid Recovery のシステ
ム要件」を十分に確認することをお勧めしています。このプロセスは、潜在的な問題を検知して予防するために役立ちます。
AppAssure Core リリース 5.4.3、または Rapid Recovery Core リリース 6.0.1 からのアップグレードの場合、次にお使いの Core
上で新しい Core のインストールソフトウェアを実行します。レプリケーションを使用している場合、ソース Core の前に必ずタ
ーゲット Core をアップグレードします。
Agent ソフトウェアを使用してマシンを保護する際には、AppAssure Core リリース 5.4.3、または Rapid Recovery Core リリース
6.0.1 からアップグレードを行う場合、新規の Rapid Recovery Agent インストーラを保護する各マシン上で実行します。詳細につ
いては、「保護」のサブトピックを参照してください。
Agent ソフトウェアなしで ESXi 上の VMware 仮想マシンを保護する場合には、Rapid Snap for Virtual 機能を使用することもでき
ます。重要な制限が適用されます。エージェントレス保護の利点と制限に関する詳細については、『Dell Data Protection | Rapid
Recovery User Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「“Understanding agentless protection”」(エ
ージェントレス保護について)のトピックを参照してください。
デルのソフトウェアポリシーでは、各ソフトウェア製品における 2 つ前のリリースまでがサポートされます。2 つ前の古いリリー
スからバージョンをアップグレードしたい場合は、最初に一番最後のリリース(Rapid Recovery Core リリース 6.0.1)にアップグ
レードするか、1 つ前のリリース(AppAssure Core リリース 5.4.3)にアップグレードすることをお勧めします。次に、Rapid
Recovery Core または Agent コンポーネントに対してそれぞれ Rapid Recovery リリース 6.0.2 のインストーラを実行します。
メモ: 英語以外の言語にローカライズされた Core を実行している場合は、AppAssure リリース 5.4.3 から Rapid Recovery
Core リリース 6.0.2 に直接アップグレードします。
詳細については、
『Dell Data Protection | Rapid Recovery Installation and Upgrade Guide』
(Dell Data Protection | Rapid Recovery
インストールおよびアップグレードガイド)を参照してください。
保護対象の Linux マシンで AppAssure Agent から Rapid Recovery Agent バージョン 6.0.x へアップグレードする場合は、最初に
AppAssure Agent をアンインストール必要があります。詳細と固有の手順については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
リリースノート
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Installation and Upgrade Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery インストールおよびアップグレードガイド)を参照して
ください。
Rapid Recovery Core ソフトウェアをダウンロードするには、Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル に登録す
る必要があります。登録が成功するとソフトウェアがダウンロードできるようになりますので、Rapid Recovery のシステム要件
をよくお読みになり、Rapid Recovery Core をインストールしてください。
ライセンス
Rapid Recovery Core の試用バージョンには、仮のライセンスキーが含まれる場合があります。ライセンスキーは、中断されない
バックアップ、レプリケーション、またはデータ復元の実行の際に必要になります。詳細については、次のリソースを参照してく
ださい。
•
ライセンスキーに関する基本情報は、これらのリリースノートの「製品ライセンス」の項で参照できます。
•
Rapid Recovery Core からのライセンス管理の詳細については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell
(ライセンスの管理)のトピックを参照してくだ
Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「“Managing licenses”」
さい。
•
ライセンスの完全な詳細については、Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータルの『ユーザーガイド』を参照
してください。
保護
物理または仮想マシン(VMware vSphere 上の VM を除く)を保護するには、Rapid Recovery Agent ソフトウェアをインストール
する必要があります。License Portal から Rapid Recovery Agent をダウンロードし、保護をする各マシンにインストールできま
す。適切に設定された Rapid Recovery Core から、保護をするマシンに Agent を展開することもできます。
VMware vSphere ホストを Core と保護対象のマシンで使用している場合、Rapid Recovery Agent をインストールせずにマシンを
保護するオプションがあります。エージェントレス保護を使用している場合は、いくつかの制限が適用されます(特に SQL Server
と Exchange Server の場合)。これらの制限に関する詳細については、『Dell Data Protection | Rapid Recovery User Guide』(Dell
Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「“Understanding agentless protection”」
(エージェントレス保護について)
のトピックを参照してください。
Protect Machine(マシンの保護)または Protect Multiple Machines(複数のマシンの保護)ウィザードを使用して、Rapid Recovery
Core にマシンを追加し保護します。
メモ: クラスタを保護する前に、まずリポジトリを作成する必要があります。詳細については、『Dell Data Protection | Rapid
Recovery User Guide』(Dell Data Protection | Rapid Recovery ユーザーガイド)の「“Creating a DVM repository”」(DVM リ
ポジトリの作成)を参照してください。リポジトリはマシンを保護するために必要ですが、マシンを保護するためのワークフ
ローの間にリポジトリを作成するためのオプションがあります。
補足資料
補足情報は次の場所で入手できます。
•
技術マニュアル
•
ビデオとチュートリアル
•
サポート技術情報
•
テクニカルサポートフォーラム
•
トレーニングと認定
•
Dell Data Protection | Rapid Recovery ライセンスポータル
Dell Data Protection | Rapid Recovery 6.0.2
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各国語対応
このセクションでは、本製品を英語以外の設定(たとえば、北米以外のお客様に必要となる設定)でインストールおよび運用する
ための情報を提示します。このセクションは、製品版ドキュメントの別の場所にあるサポート済みプラットフォームおよび設定に
関する記述を置き換えるものではありません。
本リリースは、Unicode 対応で、任意の文字セットをサポートしています。本リリースでは、すべての製品コンポーネントで、同
一または互換性のある文字エンコーディングを使用するように設定し、同一のロケールおよび地域オプションを使用するようにイ
ンストールする必要があります。本リリースは、北米、西ヨーロッパ、南米、中央および東ヨーロッパ、極東アジア、日本の各地
域での実行をサポートすることを目的としています。これは、双方向の書き込み(アラビア語とヘブライ語)をサポートしていま
す。本リリースは、コンプレックススクリプト(中央アジア - インド、タイ)をサポートします。
本リリースは、中国語(簡体字)、フランス語、ドイツ語、日本語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語にローカライ
ズされます。
このリリースには、以下の既知の機能や制限が含まれます。
•
Rapid Recovery リリース 6.0.1 以降には、Microsoft .NET 4.5.2 が必要です。AppAssure は以前の .NET バージョンを使用しま
した。利用可能なダウングレードオプションはありません。AppAssure から Rapid Recovery にアップグレードし、その後
AppAssure の以前のバージョンを使用する場合は、AppAssure のコアおよびエージェントの新規インストールを実行する必要
があります。
•
Rapid Recovery リリース 6.0.2 のログとサポート技術情報の記事は、英語版のみの提供です。
デルについて
デルは、お客様の声に耳を傾け、お客様の信頼に応えて、価値ある革新的なテクノロジ、ビジネスソリューション、およびサービ
スを世界中に提供しています。詳細については、「http://software.dell.com」を参照してください。
デルへのお問い合わせ
セールスまたはその他のお問い合わせについては、「http://software.dell.com/company/contact-us.aspx」を参照するか、+
1-949-754-8000 までお電話ください。
テクニカルサポート:
テクニカルサポートは、有効な保守契約が付属する Dell ソフトウェアを購入している場合、または試用版を保有している場合にご
利用いただけます。サポートポータルにアクセスするには、「https://support.software.dell.com」に移動します。
サポートポータルには、問題を自主的にすばやく解決するために使用できるセルフヘルプツールがあり、24 時間 365 日ご利用い
ただけます。また、サポートポータルでは、オンライン上のサービスリクエストシステムを介して製品サポートエンジニアに直接
アクセスできます。
サポートポータルでは、次の操作が可能です。
•
サービスリクエスト(ケース)の作成、アップデート、および管理
•
サポート技術情報記事の参照
•
製品通知の取得
•
ソフトウェアのダウンロード。評価版ソフトウェアについては、「http://software.dell.com/trials」を参照してください。
•
コミュニティディスカッションへの参加
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