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地域改善対策奨学金等返還事務
平成24年度 事務事業評価票 (平成23年度分) A 一般型 No. 2127006 通常評価 Ⅰ 事業の概要 Ⅰ-1 事業の概要 事務事業名 所管局部課等 地域改善対策奨学金等返還事務 (連絡先) ホームページアドレス ■ 直営 委託(補助)先の名称,委託(補助)の内容 □ 部分委託 業務運営方法 (名称) 文化市民局市民生活部人権文化 推進課 075-366-0137 (評価票作成者) 人権文化推進課長 島﨑 俊樹 事務事業の性格 □ 義務的事業 ■ 任意的事業 類型 1 個人給付・融資 □ 部分補助等 (内容) 会計区分 □ 全部委託 開始時期 昭和 36 年度 終了(予定)時期 平成 42 年度 □ 全部補助等 ■ 一般会計 □ 特別会計 実施根拠 (法令,条例, 京都市地域改善対策奨学金等の返還の債務の取扱いに関する条例及び同施行規則 規則,要綱等) (誰を,何を) 対 象 旧地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律に規定する対象地域に居住していた者 で,世帯の所得,就労等の生活実態から就学が困難であると認められたため,奨学金等の貸与を受けていた者 (どのような手段で) 事 業 概 要 活 動 内 容 同和対策事業の一環として運用されてきた自立促進援助金制度(奨学金等の返還に際し,返還額と同額の補 助金を給付するというもの)を平成20年度に廃止したことに伴い,その後新たに返還困難者に対する免除制度 等を新設し,返還事務に取り組んでいる。 なお,返還手続の透明性,公平性,客観性を確保するため,京都市奨学金等返還事務監理委員会を設置し, 取組状況を報告するとともに,返還事務の取扱いについて意見聴取することとしている。 (どのような状態にしたいのか) 本市の返還金債務を適正に管理するため,平成21年度以降,新たに奨学金等の返還を求めることとなった借受 目 的 者に対し,返還手続(免除・猶予・納入)に応じていただく。 Ⅰ-2 投入量 No. 年間経費等推移 ① 区分 事業費 H21年度決算 H22年度決算 H23年度決算 H24年度予算 H25年度予算 (千円) 貸付金(就学奨励金) (千円) 負担金補助及び交付金(奨学交付金(養正親友)) 13,687 2,265 7,852 156 2,540 5,215 15 4,065 1,737 5,820 2,109 2,540 3,992 3,478 償還利子及び割引料(国庫返還金) 奨学金等返還事務 (資料作成,通知,第三者機関設置) 8,057 ①’ 委託料 ② 委託料が事業費に占める割合(①’÷①) ③ 人件費(25年度は見込) (%) 254,745 126,346 69,197 69,197 69,197 職員(課長級) (人) 4.00 3.00 2.00 2.00 2.00 職員(課長補佐級、係長級) (人) 11.00 5.00 2.00 2.00 2.00 (人) 11.00 5.00 3.30 3.30 3.30 職員(係員) 嘱託職員等人件費 (千円) (千円) ④ 年間経費(①+③) (千円) 268,432 128,611 71,737 77,254 74,412 ⑤ 特定財源(市税等の一般財源以外) (千円) 11,282 10,334 9,996 12,821 11,144 国庫・府支出金 (千円) 受益者負担分(使用料, 手数料等) (千円) その他( 貸付金元利収入等 )(千円) 11,282 10,334 9,996 12,821 11,144 ⑥ 京都市年間負担経費(④-⑤) (千円) 257,150 118,277 61,741 64,433 63,268 ⑦ 受益者負担率(受益者負担分÷④) (%) 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 2/2 ページ 平成24年度 事業名 (平成23年度分) Ⅱ 評価結果 地域改善対策奨学金等返還事務 ※「Ⅱ‐1 市民と行政の役割分担評価」は,5年ごとの重点評価時に実施 Ⅱ-1 市民と行政の役割分担評価(過去の評価結果) 公共性 実施主体の妥当性 公 益 性 より多くの市民に 提供されるサービス (共同消費性) 特定の個人又は集団に 提供されるサービス (個人消費性) 必 需 性 日常生活に必要 不可欠なサービス (必需) 日常生活に必要不可欠 でないサービス (選択) 判定 ③ 選択・個人消費性 年度 受益者負担の妥当性 必要性(程度) 政 策 性 政策的意思決定を 必要とするサービス (政策的) 経常業務の度合いが 高いサービス (経常的) 行 政 専 門 性 行政上の専門知識を 必要とするサービス (行政専門性) 行政上の専門知識を 必要としないサービス (一般専門性) ② 経常的・行政専門性 判定 個人を対象とし,日常生活に欠かすことのできないというほどではないサービ スが該当します。 行政が関与するのは,サービスの供給に問題があり,公平平等なサービス提 供できていない場合に限られます。 【例】 資格取得のための社会人教育など 23 評価実施年度 ー 現在の受益者負担率 日常的,定型的な業務のため,政策的な判断は伴いませんが,業務を進 めていくうえで,行政の専門的な知識や行政のみが入手できる情報等が必 要となります。 外部委託等に当たっては,行政の専門的な知識などを必要とする部分と そうでない部分を切り分けることが必要となります。 ー 京都府で,同様の事業として地域改善対策修学奨励金の返還事務が 大阪市,神戸市,名古屋市,広島市,福岡市,北九州市でも同様な事業が実施され ており,いずれも返還事務のみである。 国,府,民間 実施されている。 他の政令指定都 事業者による 市の実施状況 類似事業 Ⅱ-2 業績評価 目標達成度 指標1 指標名 区分 返還手続(免除・猶予・納付)の状況 単位 目標値 …① % 実績値 …② % 目標達成度(②÷①) 指標の種類 増加することが良いとされる指標 % 評価 H21年度 H22年度 H23年度 90 90 94 95 92 #DIV/0! #DIV/0! 104.4% H24年度 95 H25年度 95 105.6% かなり良い かなり良い 目標値 …① 実績値 …② 指標2 目標達成度(②÷①) 指標の種類 % 評価 総合評価 指標の選択理由 指標1 目標値設定の考え方 奨学金の返還について,返還金債務を適正に管理するうえで,返還手続を求める 借受者1,404人(手続不要者,所在不明者含む)のうち,返還手続を行った者の割 必要があるため,返還手続(免除・猶予・納入)を行った者の割合を目標達成指標 合。自立促進援助金制度を適切な時期に見直しできなかった経過があるため,返 とする。 還手続に対する理解を得ることが困難であることを考慮した。 指標変更 □ 有 ■ 無 の有無 指標名 適用年度 単位 指標名 適用年度 単位 指標2 指標変更 □ 有 ■ 無 の有無 効率性 No. 区分 単位 ① ② ③ ④ 年間経費(事業費及び人件費の合計額) 単位当たり経費(②÷①×1,000円) 千円 円/単位 H21年度 268,432 H22年度 128,611 H23年度 71,737 単位当たり経費変動率 評価 (市民参加の具体的な手法等) 市民参加度 (市民参加の □有 □無 ■該当しない 事業の性質上,市民参加は考えられない。 手法) 自立促進援助金制度の廃止に伴い,奨学金等の返還手続を求めており,返還が困難な者には,条例に基づき返還免除し 平成24年度 ている。また,履行期限が経過しても返還金が納入されない場合は,督促や1年以上かけ4回以上の催告に取り組んでお の実施状況 り,催告等にもかかわらず,滞納金額が100万円以上となる者に対しては,裁判手続に着手している。 市会・監査・ 外部機関等 からの指摘 Ⅲ 今後の方向性 (充実及び縮小等による見直しの理由及び具体的な内容) 効率化等による 見直し