立憲主義をとりもどす市民の会三豊・観音寺

立憲主義をとりもどす市民の会三豊・観音寺
ニュース
Ｖｏｌ ５
2015 年１２月
憲法とは、国民が政府（国家権力）を縛るものです。立憲主義とは、憲法に基づき政治を行うという考え方で
す。安倍政権は憲法の専門家である憲法学者の９９％が違憲という法案群を、数にものをいわせて国会を強引に
通過させました。これは一政府によるクーデターです。この行動に、全国で多数の市民が怒りを覚えました。マ
スコミが権力に支配され、大切な情報が市民に知らされない現状に危機感を持ちつつ、立憲主義を市民の手に取
り戻そうと、我々は会を立ち上げました。政府の暴走をとめるてだては今のところ選挙しか我々国民にはないよ
うに思います。次の参院選挙、衆院選挙では今回の安保法案に賛成した議員を落とすべきだと考え、定期的にニ
ュースを発行することから行動を始めました。
※趣旨に賛同いただける方は右記メールまでご連絡ください。[email protected] 白井
※ホームページ立ち上げました。 http://www.geocities.jp/rikkensyugi
安倍政治はアーミテージレポートの完全コピー
安倍政権のやってきたことはアーミテージレポート（CSIS 国際戦略研究所日本講座 報告書）の
提言そのままといっても過言ではない。
CSIS 国際戦略研究所日本講座 報告書 2012 年 夏
執筆者 リチャード・L・アーミテージ 、ジョセフ・S・ナイ
れた報告書にある（
）はこちらで加えたもの。
の一部。ただし、以下の翻訳さ
○日本に対する提言
・原子力発電の慎重な続行は、日本にとって正しく責任のあるステップである。(原発再稼働へ)
・TPP 交渉への参加だけでなく、このレポートでも説明されている CEESA(包括的経済エネルギー
安保協定)の提案のように、日本はより意欲的かつ包括的な交渉を締結せよ。（TPP 参加へ）
・新しい役割と任務の見直しにおいては、日本は地域の有事における自国の防衛と米国との共同
防衛を含めることで責任の範囲を拡大する必要がある。同盟国には、日本の領域をはるかに超
えて拡張した、より堅牢で、共有され、相互運用の可能な情報・監視・偵察(ISR)の能力と運用
が必要である。（安保関連法成立へ）
・平時から緊張、危機、戦争状態まで、安全保障上のあらゆる事態において、米軍と自衛隊が日
本国内で全面協力できるための法制化を、日本側の権限において責任もって行うべき。（日米
新ガイドライン合意）
・ホルムズ海峡を閉鎖するというイランの言葉巧みな意思表示に対して、すぐさま日本はその地
域に掃海 艇を一方的に派遣すべきである。日本は、航行の自由を保証するために、米国と協力
して南シナ海の監視も増やすべきである。 （安保関連法成立へ）
・東京は、二国間の、もしくは国家の保安機密と極秘情報を保護するために、防衛省(MOD)の法的
能力を強化すべきである。 （秘密保護法成立へ）
・PKO へのより充実した参加を可能にするためには、平和維持隊が必要に応じては武力で一般人
や他の国際平和維持隊を保護することも含め、許容範囲を拡大することが必要である。（安保
関連法成立へ）
○米日同盟に対する提言
・福島の教訓を生かし、東京とワシントンは原子力エネルギー研究と開発協力を再活性化させ、
安全な原 子炉設計と、堅実な規制の実施を地球規模で促進させるべきである。（原発の世界へ
の売り込みへ）
・米陸軍と海兵隊は、陸上自衛隊との相互運用性を高め、水陸両用作戦などで機敏であり、展開
し易い軍 体制の方向に発展していくべきである。（防衛省の水陸両用艇（殴り込み部隊である
海兵隊で必要とされるもの）の新予算化へ）
・米国と日本は、民間空港の循環活用、トモダチ作戦で得た教訓の分析、水陸両用の軍事力を強
化することによって共同訓練の質的向上を図るきである。グァムと北マリアナ諸島、オースト
ラリアで行われる二国 間防衛演習の質を向上させよ。もしくは他国のパートナーと行われる共
同訓練機会を最大限に活用すべ きである。
（自衛隊と米軍との一体化へ）
・米国と日本は、将来兵器の共同開発の機会を増やすべきである。短期的な軍備プログラムは、
相互の利 益と、作戦上の必要条件を満たす明確なプロジェクトを考慮すべきである。同盟は、
共同開発のための長 期的な運用必要条件も明確にすべきである。（将来の核兵器開発につなが
る？）
日本政府は２０１５年の秋、アーミテージ氏に叙勲までしている。日本の政治家で CSIS 国際
戦略研究所と関連の強い人が何人もいる。安倍政治のやっていることは日本国民のためなのか？
むしろアメリカの極東部門の研究所のためではなのか、という人の意見がまともに見えてくる。
安倍首相は国会の議論をする前に米国議会で『夏までに安保関連法案（戦争法）を成立させ
る。」と言って、国民の反対に会って９月にずれ込んだが無理矢理成立させた。アメリカのネオ
コンのために政治をしているように見えてくる。
※アーミテージレポート全文は、ホームペーhttp://www.geocities.jp/rikkensyugi で読むことができます。
○インターネット上に、同趣旨の会のホームページがあります。検索してみてください。
☆オールジャパン平和と共生 ☆立憲デモクラシーの会
☆戦争させない・９条壊すな！総がかり行動実行委員会 ☆自由と平和のための京大有志の会
☆ＳＥＡＬＤＳＫＡＮＳＡＩ
☆htt://www.sealds.com ☆http://saspll210.wix.com
○ 新聞、テレビで得られない情報を得るジャーナルの例として
☆ＩＷＪ ☆マスコミに乗らない海外記事 ☆耕助のブログ