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21世紀のトラ - ZSL Sites
21世紀のトラ 野生のトラに未来を トラにとっての脅威 ❈ 生息地の劣化や破壊 ❈ 密猟 ❈ 家畜や人を殺したトラ への報復 ❈ 人による被食動物の喪失 © Amanda O’Donnell ❈ 病気 適切な政治的支援や資金援助によって、 トラの保全活動を行うことが可能になります。 生息地や被食動物、そしてトラそのものを守ることで、野生のトラ個体群を安定に保つこと ができます。 また、野生のトラを守ることは、二酸化炭素吸収量や森などの、世界で最も価 値のある資源を守ることでもあります。 21世紀のトラは以下のようなプロジェクトを © T Chohan 支援しています。 ❈ ❈ ❈ ❈ ❈ ❈ トラが生息する国々において、 トラや被食動物、生息地を 守っている トラが生息する国々において、教育活動を推進している 関係のある生態学的モニタリングや研究を支援している トラと人との対立に取り組み、問題解決を推進している トラの餌となる動物の保護手段を改善すること 適切なトラの生息地および/あるいはトラが存在する地域の 管理/保護をどのように改善することができるのかを 行動で示している ❈ ❈ 他のトラ保全団体との協力、共同制作を促進している ❈ 現在進行形の他の保全計画やその活動と重複や対立を していない 地域行政、地域社会および地元企業をプロジェクトに 組み込んでいる 唯一無二の資金調達パートナーシップ 全ての寄付金は100%トラの保全に送付されます。 21世紀のトラは、 ドリームワールド野生動物基金(DWF)とロンドン動物園協会(ZSL)の パートナーシップによるものです。1997年に設立され、 これまでにアジアで行われて いる70以上ものプロジェクトに 2百万ポンド (約3億5800万円)を寄付してきました。 世界にあるトラの保全に寄与する非営利団体トップ10のうちのひとつです。 www.21stCenturyTiger.org 21世紀のトラ 保全プロジェクト 国際野生生物機関(FFI) © FFI / 毒を盛られたトラの子どもへの 応急処置 インドネシアのスマトラ島にあるクリンチ・スブ ラット国立公園では、2000年以降、公園を保護す ることで、 トラの身体の売買を監視するチームが 活動しています。6つのトラ保護および保全ユニ ットがパトロールを展開し、 スマトラトラやその他の 野生生物のための環境を守っています。2014 年には過去最高となる数のトラ捕獲用罠がパトロ ールによって見つけられました。 © ZSL Nepal ZSLネパール におけるパルサでの新規プロジ ェクト: ネパールのバラフォレストにおけるこのプ ロジェクトでは、地域密着型の密漁反対チームが 結成され、 トラとその捕食動物双方の分布密度の モニタリングが行われています。 ここは、太古の 森と成長する森がほどよく混ざり、川が流れ、草 原があるという、 トラにとって最高の生息地を形 成しています。 しかし、バラフォレストでは保護 活動が行き届いていないため、チトワン国立公園 のような非常に手厚く保護された場所と比べ、 ト ラの密猟者の恰好のターゲットになってしまいが ちなのです。 マレーシア・トラ保全同盟(MYCAT) マレーシアのタマンネガラ (国立公園)において、マ レー半島最大のトラの 2つの生息地を結ぶコリドー (回廊) を守ることがこのプロジェクトの目標です。 マ レーシア市民によるトラのためのアクションプログラ ム (CAT) では、市民の自然保護活動家が動物を捕獲 する罠を除去し、森における 「目と耳」 となって法の 執行を支援することで、 この重要な生息地を保護し ています。 © Institute of Zoology トラの健康調査 © MYCAT / Taman Negra 動物学研究所(IOZ)&WII(インド国立野生 動物研究所) インドにあるカーナ・トラ保護区は、 「マタキ」 タグの 研究が行われている場所です。 「マタキ」 タグとは、野 生のトラの毎日の行動パターンを記録することがで きる小さな装置です。 これを用いることにより、生息 地内でのトラの活動や行動に関する膨大なデータ を得ることができます。 この研究はインドラジオカラ ープログラムと野生生物研究所の共同で行われて います。