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「次は〇〇駅です、降りる方はボタンを押してください」

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「次は〇〇駅です、降りる方はボタンを押してください」
5月
うさぎ組に入園・進級して 1 ヶ月が経とうとしています。新しい環境の中で、子どもた
ちなりに気持ちを張って生活していた1ヶ月だったのではないでしょうか。朝、お子さ
んを気持ちよく送り出してくださったり、昼寝などの睡眠時間や生活リズムを整えてく
ださったりしてありがとうございます。
一年間、保護者の皆様と一緒になって、子どもたちとしっかり向き合いながら成長
を助け見守っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
「次は〇〇駅です、降りる方はボタンを押してください」
A・Bちゃんがテラスで座ってぬいぐるみをもって遊んでいます。そばでにこにこし
ながらその様子を見ているCちゃん。教師は“Cちゃんは、A・Bちゃんの遊びに興味
をもっているみたい。一緒に遊びたいのかな”と考え、自然な雰囲気で触れ合って遊
べる場所をつくろうと、わいわいひろば前のテラスにベンチを並べておきました。
教師が一番前のベンチに座り「バスです、乗ってください」
と呼びかけると、A・B・Cちゃんが「乗りたい」と言って
後ろのベンチに座りました。「次は公園駅です、降りる方は
ボタンを押してください」とバスの運転手になってアナウンス
すると、「キャハハ」と子どもたちは大喜び。「ピッ」とボタンを押すまねをAちゃんがす
ると、B、Cちゃんも同じように「ピッ」とまねをします。「次は博多駅にして」とAちゃん。
「わかりました、次は博多駅~、降りる方は…」「おりまーす、ピッ」と、遊び始めると、
今度はCちゃんが「ドーナツ駅にして」とリクエストをしました。その様子をみた他の子
ども達も次々にベンチに座り遊びに加わりました。「水族館駅」「おもちゃ駅」など、い
ろいろな駅が出てきて、A・B・Cちゃんはもちろん、新入園の子も進級の子も一緒に
なって楽しい雰囲気を味わうことができました。
“先生と一緒だと楽しいな”“先生や○○ちゃんといるとなんだかおもしろい”と感じ
られるように一緒に遊んだり、自然な子ども同士の触れ合いができるようにとかかわ
っています。先生を介しながら、いろいろな友達と出会ったり、新しい友達の名前を覚
えたりして同じうさぎ組の友達に親しみを感じていってほしいと思っています。
「ダンゴムシ、どこにいっちゃったのかな」
Dちゃんが、カップにダンゴムシを捕まえて保育室にいる友達に見せに来ま
した。すると、Eちゃんもカップを持って外へ出かけ、ジャングルジムの周り
の乾燥した草むらやインターロッキングの上を探し始めました。しかし、ダン
ゴムシが見つかりません。教師が「ダンゴムシさんの好きな場所は、こういう
ところだよ。」とプランターの下や落ち葉が集まっている所を一緒に探しました。
まだ触ることはこわい様子で、ダンゴムシを見つけるとDちゃんや教師を呼び、
自分のカップに入れてもらっていました。翌日、雨あがりの時間帯に待ってま
したと言わんばかりにカップを持って出かける子どもたち。E ちゃんも、昨日教
えてもらった場所へ探しに行きました。しかし、誰が探してもダンゴムシが見
つかりません。教師が「おかしいね。なんでいないんだろう」と投げかけると
Dちゃん「雨でべちゃべちゃだからだめなんだ」と言います。それを聞いてい
た周囲の子も「だって落ち葉も濡れちゃってるもん」「雨の後はいないんだよ」
などとつぶやき、子どもたちなりに実際に探してみることでダンゴムシのいる
場所や住みかなどに思いをめぐらしていました。
<5月の保育>
〇
身支度や弁当の準備、用便、片付けなど、生活の流れやすすめ方が分かり、
先生に手伝ってもらいながら自分でやってみようとする。
〇 気に入った遊具や遊び場で、自分のしたいことを見付けて遊ぶ。
〇 追いかけっこやかくれんぼ、リズム遊びなどで、先生や周りの友達と触れ合っ
て遊ぶうれしさを感じる。
〇 チョウチョやダンゴムシなどの虫探しをしたり、砂や泥の感触を楽しんだりして、
身近な自然に触れて遊ぶことを楽しむ。
〇
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