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災害復興住宅融資 ご利用例(PDF 109KB)
災害復興住宅融資のご利用例 相談1 東日本大震災により実家が全損した。親は、現在、70歳と高齢 であり、建設資金を借りるには、年齢的に難しいので、子供(遠隔 地に居住)である自分が支援したいのだが、何かいい方法はない でしょうか。 子が申込者となり、被災した親のために住宅を建設、購入又は補 修する費用に対するご融資の制度として、「親孝行ローン」という方 法がございます。 「親孝行ローン」をご利用いただいた場合、子(申込者)は、借入の 債務者となりますが、融資住宅に居住する必要はありません。また、 申込者は、持分を必ず持っていただきますが、持分割合には制限は ありません。 なお、融資住宅の建設場所も制限はありません。 (例) 親の住所 子の住所 融資住宅の場所 気仙沼市 東京都 気仙沼市 ○ 相談2 東京都 ○ 仙台市 ○ 【親孝行ローン】 ※建設場所は 問いません 東日本大震災により被災した家屋に居住して いた親(満60歳以上の父母・祖父母等)が居 住するため、子が住宅を建設、購入又は補修 するための費用に対するご融資の制度です。 東日本大震災により被災した住宅を補修しようと考えているが、 自分(65歳)は、年金収入のみで年収が少ないので、総返済負担 率からみると、工事費全額の融資を受けられないようだが、何かい い方法はないでしょうか。 収入合算という方法があります。収入合算とは、お申込人本人の 年収に加えて、連帯債務者の年収を合算したうえで、総返済負担 率を計算する制度です。 収入合算は、同居しない連帯債務者の年収を合算できる場合が あります。 また、複数名の収入合算もできます。 (例) 親 子(A) 子(B) 子(C) 同居する 同居しない 同居しない 年収 150万円 250万円 200万円 300万円 収入合算後の年収 合算できる 収入 150万円 250万円 100万円 150万円 650万円 【収入合算】 融資住宅に同居する直系親族、親族、配偶者(内縁関係を含む。)は年収の全額、同居しない直系 親族、将来同居する親族は、年収の5割までを合算することができます。 相談3 東日本大震災により住宅が全壊し、新築を考えているが、父親 (65歳)は高齢のため、返済期間が短くなり、希望する資金計画が たてられない。自分(子供・35歳)だけでは、年収が少ないので、借 入希望額が少なくなるのだが、何かいい方法はないでしょうか。 「親子リレー返済」という方法がございます。 父親(65歳)が単独でお申込みをする場合、完済時年齢の上限 (80歳)により、返済期間は14年となりますが、「親子リレー返済」を ご利用いただくことで、後継者である子供の年齢を基に計算し、最 長35年の返済期間でお借り入れ可能です。 また、収入合算もできるため、借入可能額が増額でき、ゆとりを もった資金計画をたてることが可能です。 【親子リレー返済】 申込本人の直系卑属又はその配偶者を後継者にすることによって、申込人の年齢が70歳以 上の者でも申込みができ、また、申込時の年齢にかかわらず、後継者の申込時の年齢を基に、 「年齢による最長返済期間(80歳-「後継者」の申込時の年齢(1歳未満切り上げ))」を計算す る制度です。後継者は、同居(将来同居を含む。)する必要があります。 相談4 東日本大震災により住宅が全壊し、新築を考えているが、現在、 勤務先も被害を受け受注が減少し、一時的に、収入が減額されて いる。当面の間、返済額を少なくしたいと思っているが、何かいい 方法はないでしょうか。 ご返済の当初から最長5年間の元金据置期間を設定することが 可能です。 災害復興住宅融資(建設)の場合、当初5年間の金利は、0%の ため、元金も利息も支払うことなく、据置期間が終了した後からの ご返済となります。このとき、返済期間は、据置期間分延長されます。 なお、据置期間を設ける場合には、総返済負担率を計算する際の 毎月の返済額は、11年目以降の金利により算出した利息金額とな ります。 (返済額) 据置なしの返済に比べて、6年目以降の返済額、 総返済額ともに増加しますので、ご注意下さい。 また、完済時年齢は、80歳です。 元 金 据置期間は 、 利息のみのお支払 いとなりますが、当 初 5年 間の金 利は 0%のため、返済額 は0円となります。 35年 1~5年 6~10年 40年 (返済期間) ※特例加算は、元金据置期間中、利息の返済が必要です。 東日本大震災特設サイト http://www.jhf.go.jp/shinsai/index.html 災害復興住宅融資シミュレーション (東日本大震災) http://www.simulation.jhf.go.jp/saigai/index.html 〔平成23年5月作成〕