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Options(オプション)の設定(続き)

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Options(オプション)の設定(続き)
SU Podium V2Plus
ユーザーズガイド
alphacox Co.,Ltd.
目次
・・・・・・・・・・・・・・1
インストール
・・・・・・・・・・・・・・1
Windows 版のインストール
・・・・・・・・・・・・・・2
Macintosh 版のインストール
・・・・・・・・・・・・・・3
ライセンシング
・・・・4
レンダリングプロセスと操作開始(レンダリング演習)
・・・・・・・・・・・・・・5
マテリアルプロパティを適用
・・・・・・・・・・・・・・7
Options(オプション)の設定
・・・・・・・・・・・・・・7
1. Output タブ
・・・・・・・・・・・・・・8
2. Environment
・・・・・・・・・・・・・・10
3. Preset
・・・・・・・・・・・・・・12
Tools(ツール)の設定
・・・・・・・・・・・・・・12
1. Analyse Model
・・・・・・・・・・・・・・12
2. Reset Meterials
・・・・・・・・・・・・12
3. Toggle Point Light/Spot Light
・・・・・・・・・・・・・・13
4. Preset Editor
・・・・・・・・・・・・・・13
3. Image Editor
・・・・・・・・・・・・・・14
照明の設定
・・・・・・・・・14
人工照明 - オムニライト、スポットライト
・・・・・・・・・・・・・・14
a. LEM 照明
・・・・・・・・・・・14
b. オムニライト / ポイントライト
・・・・・・・・・・・・・・15
c. 隠し LEM オプション
・・・・・・・・・・15
d. ソフトオムニライトオプション
・・・・・・・・・・・・・・16
e. Podium Light System
・・・・・・・・・・・・・・18
レンダリングとプレビュー
・・・・・・・・・・19
照明装置、植物、テクスチャ、Omni Grid
・・・・・・・・・・・・・・20
トラブルシューティング
はじめに
本書は SU PodiumV2 Plus が 2014 年 3 月現在でリリースされたバージョンを元に作成
されたものです。
本書記載の操作方法と実際の操作が異なる場合には、実際を優先して操作を行ってくださ
い。
本書においては日本国内で設定された価格にてパッケージで購入された方への特典として
配布をしております。本書の一部または全部において複製・複写の一切を禁じますのでご
了承ください。
SU PodiumV2Plus に関して
開発元:Cadalog, Inc.
(1448 King StreetBellingham, WA 98229 USA)
日本総販売元:株式会社アルファコックス
(東京都世田谷区北沢 1-45-39-1F)
SketchUp2014 Windows へのインストール
インストールの前の注意
※管理者権限をもったユーザーでログインしていること。
1.CD を起動します。
2.exe ファイルをダブルクリックで起動します。
32 ビット OS または 64 ビット OS によりインストーラーが違います。
当該のインストーラーをお使いください。
3.インストール先は SketchUp(Pro)2014 のプラグインフォルダです。
SketchUp(Pro)2014 からはプラグインフォルダの場所が変わっています。
4. インストールフォルダの指定は
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\SketchUp\SketchUp 2014\SketchUp\Plugins
※【plugins】自動でフォルダが選択されるので自身でフォルダを選択する必要はありません。
※このフォルダは不可視のフォルダになっており可能性もあります。
※SketchUp2014 へのインストールは必ず当該のインストーラーを利用してください。
5. 以下のフォルダとファイルがインストールされます。
・SU_Podium_V2 フォルダ
・SU_Podium_V2.rbs(ruby ロードファイル)
インストールする際に左図のような警告が出る場合
がありますが問題はございません。
SketchUp(Pro)2014 へのインストールに関しては、必ず web サイトを合わせて
ご覧ください。日本語のユーザー名(全角文字)をご利用の方向けのサポート情報が
掲載されています。
http://www.su-support.com/support/archives/1219
【SU Podium V2 のアンインストール】
スタートボタン>すべてのプログラム>SU Podium V2 Plus>
Uninstall
- 1 -
SketchUp2014 Mac へのインストール
1.CD を起動します。
2.SketchUp2014 用 PodiumV2 plus の pkg ファイルをダブルクリックします。
このような警告のウィンドウが表示される場合があります
が問題ありませんので OK ボタンで抜けます。(警告は日本
語の場合もあります)
3.指示に従ってインストールを進めます。
4. インストール先は HD の中の SketchUp(Pro)2014 のプラグインフォルダです。
Macintosh HD\Library\Application Support\SketchUp2014\SketchUp\Plugins
※インストールは自動で行われますので特にフォルダなどを指定する必要はありません。
【SU Podium V2 のアンインストール】
インストールされているフォルダは不可視になっています。
アンインストールは CD に同梱されたアンインストーラーを利用してください。
- 2 -
【SU Podium V2 Plus のライセンシング】
シリアル番号は16ケタからなる半角英数字です。ライセンスには2つの方法が
あります。
【方法 1】Podium のプルダウンメニューからライセンスを行う
インストールが成功するはプラグインメニューに Podium が表示されます。
【方法 2】レンダリングを実行するする際にライセンシングを行う
ライセンシングがされてない状態でレンダリングを実行するとライセンスを
求められます・
ツールアイコン
ライセンスの入力
以下のダイアログが表示されますので【Activate New License】を選択します。
パッケージ内に同梱されているシリアル番号を入力します。
シリアル番号は半角英数です、間違いの無いように入力してください。
- 3 -
レンダリングプロセスと操作開始
SketchUp2014 対応 SU Podium
V2Plus をインストールすると、
SketchUp のメニューバーに「プラグ
イン」というメニューが加わります。
また上記のようなツールバーも表示さ
れます。
プルダウンあるいはツールバーで Options メニューを選択します。プリセットプルダウンリ
ストで、Default.pps を選びます。このプリセットは最高品質ではありませんが、初めて使
用するのには最適です。Output タブにある Dimensions でレンダリングイメージサイズと
して Fixed size、またはデフォルトビューポートサイズを選びます。OK ボタンをクリック
します。
次にプルダウンまたはツールバーで Render メニューを選びます。Render アイコン、また
はメニューをクリックすると一連のシーケンスが実行されます。これが初めてのレンダリン
グの場合、ライセンスのアクティベートを促すプロンプトが表示されます。ライセンシング
は前項の【ライセンシング】を参照ください。
レンダリングを始めると最初にステップは Processing Scene です。この作業で SketchUp
のモデルを Podium のレンダリングエンジンが解析し始めます。
モデルサイズが大きい場合にはこのプロセス時間が長くなります。
- 4 -
Material Properties(マテリアルプロパティ)を適用
Material Type では Default と Metallic の
いずれかを選択可能、Metallic は金属のレン
ダリングに適している。
←拡散
←透過
選択されているマテリアル名が表示される。
マテリアルの選択にはスポイトを使用
←反射
←ぼんやりさせる
←屈折
拡散 / 透過 / 反射の 3 つの数値の合計が
100% になるように設定する。
←ぼんやりさせる
←バンプ
←光の強さ
←強い光を放つ
←隠し LEM ライト
テクスチャに屈折を設定。屈折率は素材
よりあらかじめ定義されている。
バンプとはレンダリングするオブジェク
トに対して揺らぎ設定する技術。一般に
は凸凹感を出す技術を指す。
←アンチエイリアス
レンダリングのジャギを抑えます。
程度が選択可能。
反射、屈折、バンプマップ、LEM ライト、その他プロパティは、指定したテクスチャに適用
されます。プロパティを適用したい SketchUp テクスチャを選択します。テクスチャの選択
はスポイトを利用して行います。また SketchUp のオリジナルのマテリアルにはすでにプロ
パティが設定されています、この設定を利用するには Options の Automatic Materials の
チェックを入れる必要があります。
Light スライダは、選択したテクスチャに LEM(発光マテリアル)を適用します。LEM ライ
トは、SU Podium V2 にある人工光源の 1 つのタイプでテクスチャの面から 1 方向に光を
放射する照明を作り出します。LEM ライトは、簡単に作成できレンダリングも高速です。
テクスチャを選択し、スライダで数値を適用します。
High Intensity チェックボックスは、LEM ライトに適用されます。
隠し LEM とはレンダリングしたイメージでマテリアルとそのマテリアルが置かれた
SketchUp 面を非表示にする機能です。LEM ライトは表示されますが、SketchUp ジオメト
リとマテリアルは最終イメージには表示されません。
ご注意 : プロパティをマテリアルに適用するには Apply ボタンをクリックしなければなり
ません。
- 5 -
Material Properties(マテリアルプロパティ)を適用(つづき)
このバージョンからメタリック(金属)のようなレンダリングが可能になりました。
Default を選択した場合はオブジェクトに対して反射する光の色は光源の色と同じです。
それに対して Metallic を選択すると反射した光の色はオブジェクトの付けられた色と同系統
の色となります。このことでより金属チックなイメージが仕上がります。
LEM ライトの光の強さを設定できます。
設定に関する詳細は「照明」の章をご覧ください。
- 6 -
Options(オプション)の設定
1. Output タブ
Options の「Output」タブではレンダリングした画像の保存に関する設定ができます。
この設定は PodoumV2 と同じです。
レンダリングサイズはビューポートと解像度の固定サイズおよびカスタムサイズが装備され
ます。
「Viewport(ビューポート)」とは、レンダリングしたイメージサイズが SketchUp
ビューポートサイズに制限されることを意味します。つまり、イメージ解像度は SketchUp
ビューポートのピクセルサイズと同じになります。たとえば、コンピュータの画面が 1600
X 900 で、SketchUp ビューポートがフルスクリーンの場合、レンダリングイメージの解像
度はおよそ 1600 X 900 になります。
解像度サイズは、固定サイズとカスタムサイズを選べます。固定サイズには、230X150、
640X480、1024X768、2048X1536、3076X2304、4076X3304、およびワイドスクリー
ン解像度の 852X480、1600X900、1920X1080 があります。カスタムサイズでは、
「8000
X 5000」のようにピクセルの高さ / 幅を任意に入力できます。
保存イメージフォーマットは PNG/JPG/HDR から選べます。
保存場所に関しては Custom を選択すると、イメージを任意のフォルダに保存できます。保
存場所の選択は「Custom」にチェックした後に ... のボタンを押して選択ができます。
Transparent のチェックは保存するイメージフォーマットが png ファイルの場合のみ有効
になります。Transparent にチェックを入れると背景部分が透過になります。
これによりお手元のある空の画像などを差し込んでよりリアルな背景を配置できます。
- 7 -
Options(オプション)の設定(続き)
2. Enviorment タブ
Options の「Enviroment」タブではレンダリングの設定を行います。
BackGround の設定
Default( デフォルト)ではレンダリングイメージ背景に SketchUp の背景色を SketchUp
で設定した空(SketchUp のスタイル)を反映します。
Physical Sky1 では SketchUp 内の設定が昼間の時間帯で天気のいい日として設定したレ
ンダリングに向いています。この Physical Sky1 は SketchUpV2 のリリースと同時に用意
された設定です。
Physical Sky2 は Posium V2 plus で新たに投入された設定です。この設定を利用すると
日の出や日没の表現に際しては他の2つの設定より向いています。
- 8 -
Options(オプション)の設定(続き)
2. Enviorment タブ(続き)
Sun/Sky Brightness の設定
Intensity スライダを中央より左方向にすれば太陽の光が強くなります。逆に右にすると弱
くなります。
Exposure スライダは露出の調整です。Intensity 同様に左にすれば強く、弱くするには右
にスライダを動かします。
Options のチェック項目
Soft Omni Light(ソフトオムニライト)
ソフトシャドーをオムニライトに適用し自然な照明効果を演出したい場合はオンにします。
Caustic(コースティック)
透明マテリアルにコースティック効果(オブジェクトを通過した際の光が反射または屈折
して投影されるライトまたは光源の効果)を適用します。
Clay(クレイ)
テクスチャは表現されず、粘土模型のようにレンダリングされます。
Geometry Cashing(ジオメトリキャッシュ)
SketchUp ジオメトリをレンダリングエンジンに保存してレンダリング速度を向上させる
ことができます。ジオメトリ形状を変化させた場合には再保存がかかります。
Information Bar(情報バー)
レンダリングしたイメージの一番下にある情報バーに表示されます。
Translucent Color(トランスルーセントカラー)
これはステンドグラスなど色の着いた半透明の物質の中を光が通過した際に、その影に色
が落ちる仕組みを表現します。
Automatic Materials(オートマチックマテリアル)
SketchUp にデフォルトで用意されているマテリアルの効果を自動適用します。
- 9 -
Options(オプション)の設定(続き)
3. Preset
Preset ってなに?
レンダリングをする上で光の反射回数などの様々な設定を定義しているのが Preset です。
エクステリアやインテリアなど影響をうける光源の種類がちがったり、強さが違うために
それぞれのシチュエーションに応じて用意されています。
Preset 内で定義されている事柄が多ければレンダリング時間は長くなる場合が多く見られ
ます。時間と比例してレンダリング画像も精細になります。
Preset の種類
Preset は大きく分けて 3 つのグループに分かれます。
-Default(デフォルト)
-Exterior(エクステリア)
-Interior(インテリア)
それぞれの中には
default、default、fine_AA、higt、QMC の 5 種があります。
レンダリング精度としては以下のようになります。
①QMC
②higt
③fine_AA
④default
⑤default
- 10 -
Interior プリセット
インテリアプリセットは、インテリアモデルで使用するのに適しています。interior プリセッ
トでは光の露出を上げています。そのため、このプリセットではレンダリングするインテリ
ア空間に日光がどのくらいあるかを確認しておくことが鍵になります。
日光が窓から入るような空間の場合には 日光に対する開口部をできるだけ多く取得し、
(可
能ならば)光が適切に入ってくるように太陽を配置します。たとえば、レンダリングシーン
には表示されていない壁を取り除けば日光をもっと取得できます。
日光を使用している場合、Sun intensity/Exposure スライダ(Podium オプションウィンド
ウの Environment タブ内)を調節します。
(PhysicalSky がオンになっていることを確認)
これらのスライダはインテリアに対して明るさを供給します。あまり大きな開口部がない場
合、スライダを最大に設定します。このテクニックなら、設定とレンダリングが簡単かつ高
速になります。日光は十分なインテリア照明をもたらすので、インテリアレンダリングでは
まず日光の調整を試してみることをお勧めします。
QMC プリセット
これは最高の品質になりますが、レンダリング時間がもっとも長くなります。ブロッチが生
じる場合、QMC プリセットはブロッチを取り除くので最適です。
SU Podium V2 プリセットは、できる限り高速になるように作られています。残念ながら、
ブロッチや予期しないコーナー影といった欠陥がレンダリングイメージに現れる場合もあり
ます。こうした異常はとりわけ、テクスチャのない青白いサーフェスやコーナー、低いポリ
ゴン数のジオメトリシーンにランダムに現れます。こうした欠陥は、Podium V2 プリセッ
トの品質や精度の低さによって生じます。
QMC プリセットはこの問題を解決するために特別に作られました。しかしながら、レンダリ
ング時間がはるかに遅くなります。QMC プリセットももっと粗いイメージを作り出します。
QMC プリセットの粗さを克服するには、完成後にイメージのサイズを変更するのではなく、
もっと高いピクセル解像度でレンダリングすることをお勧めします
preview プリセット
アンチエイリアシングを含むリサンプリング過程を最小化するので、クイックプレビューに
は最適ですが、最終レンダリングには向きません。
Exterior プリセット
エクステリアレンダリング用に作られました。Exterior プリセットは、主な光源として太陽
と空を使用ことが多く見られます。
エクステリア照明は、SU Podium の PhysicalSky を利用するか否か、SketchUp の影をオ
ンにするか(日光)、しないかで大きく変わります。また、SketchUp の空や太陽を利用する
場合は、SketchUp の背景色の暗さ加減、テクスチャの色が大きく影響します。
- 11 -
Tools(ツール)の設定
1
2
3
1. Analyse Model
モデル内の設定状況を確認できます。
いわゆる解析結果になります。
2. Reset Materials
設定してある内容の一部または全部をリセットします。
Remove
Remove
Remove
Remove
Remove
refraction:屈折の設定をすべてクリア
LEMs:LEM ライトをすべてクリア
Blur:Blur 設定(反射や透過などぼかし)をすべてクリア
Bump: バンプ設定をすべてクリア
All:Podium で設定したすべてをクリア
3. Toggle Point Light および Toggle Spot Light
配置したポイントライトまたはスポットライトを
消します(暗くします)
。
実行する際には配置したライトを選択する必要は
ありません。
- 12 -
Tools(ツール)の設定(続き)
5
4
4. Preset Editor
Preset Editor は Podum のレンダリングエンジ
ンに対してレンダリング指示をするいわゆる指
示書を自身で編集作成できる機能です。
既存のプリセットを編集して新しいオリジナル
プリセットにすることができます。
編集の詳細は開発元が作成している日本語の
Help(web)をご覧ください。
www.supluginsja.com
5. Image Editor
レンダリングされたイメージ画像の編集が
できます。
Podium Rendering Manage の Edit ボタン
からでも Image Editor が表示できます。
詳細は開発元が作成している Help (web)
をご覧ください。
www.supluginsja.com
- 13 -
照明の設定
人工照明 - オムニライト、スポットライト
a. LEM 照明
マテリアルプロパティメニューにある Light スライダ LEM( 発光マテリアル)を選択した特
定テクスチャに割り当てます。LEM ライトは、
SU Podium V2 にある人工光源の 1 タイプで、
テクスチャの面から 1 方向に光を放射する照明を作り出します。LEM ライトは、簡単に作成
でき、レンダリングも高速です。照明スライダは LEM ライトスライダです。テクスチャを選
択し、照明スライダを適用します。これで、テクスチャが LEM ライトに変わります。1 ~
100 の中から値を決めます。値は、整数でなければなりません。
High Intensity チェックボックスは、LEM ライトに適用されま
す。High Intensity の値は 1 桁の数値で十分です。これ以上の
設定をすると LEM ライトが極端に明るくなります。実際には使
用しなくても済む場合が多いようです。
メモ : V2 は Podium プロパティをテクスチャに適用します。
モデル内に照明要素の付加されたテクスチャを使用すると、適
用されたサーフェスが光を放射します。
b. オムニライト / ポイントライト
オムニライトやポイントライトは電球のように全方向に光を均一に放射する人工光源です。
オムニライトやポイントライトを挿入するにはプラグイン>Podium Light System または
アイコンからダイアログを出します。
Omni 又は Spot をラジオボタンで選択した後に
Create ボタンで作成します。
編集するのは SketchUp でライトコンポーネント
を選択します。これは、コンポーネント(非常に
小さい)をピックするか、SketchUp のアウトラ
イナで選択して実行できます。ポイントライトに
は、light-point で始まる名前が付きます。ポイン
トライトコンポーネントを選択後、左図ののダイ
アログボックスで照明出力を調節ができます。
- 14 -
c. 隠し LEM オプション
隠し LEM オプションがオンになっている場合、LEM ライトはレンダリングされますが、そ
の LEM が適用されている SketchUp 面とマテリアルはレンダリングされません。これは、
LEM ライト光源を隠し、ライト自体はそのままにしたい場合に非常に便利な機能です。下記
は単純な例です。
隠し LEM オプションが有効になって
いるサーフェス
サーフェスは消えて光だけが放たれ
ています。
d. ソフトオムニライトオプション
デフォルトで、オムニライト / ポイントライトには「ハード」シャドーが付いています。つまり、
オムニライトが投影する影のエッジがハードになります。オムニライトをもっと自然に見えるよ
うにするソフトシャドーオプションもあります。このオプションには、Environment タブにある
Options メニューからアクセスできます。このオプションを使用すると、レンダリング速度が大
きく低下します。
- 15 -
e. Podium Light System スポットライトとオムニライトの挿入方法
Podium Light System は、スポットライトプログラムであり、オムニライト(ポイントライ
ト)を作成、配置する別の方法でもあります。スポットライトはオムニライトの 1 タイプです。
ただし、スポットライトには直感的なユーザーインターフェースがあり、常にソフトオムニ
ライトがオンになっています。
Podium Light System V2 (PLS) には、SU Podium V2 用のスポットライトフィーチャの他、
オムニライト(ポイントライトとも呼ばれます)を挿入 / 編集する別のメソッドが入ってい
ます。PLS には論理的なユーザーフェースと、スポットライトとオムニライトの挿入を単純
にする推定 / スナップメソッドが備わっています。
PLS は、SU Podium V2 ツールバー、
または SketchUp Plug-ins メニューからアクセスします。
Podium Light System パネルアイコンをピック
すると、PLS ユーザーインターフェースが表示
されます。スポットライトを作成するには、
Spot ボタンをピックします。オムニライトを作
成するには Omni ボタンをピックします。
Create ボタンをクリックすると、スポット、あ
るいはオムニライトの配置処理が起動されます。
ただし、Create ボタンをクリックする前に、
Power や Color といったオプションを試します。
スポットライトには、Beam Angle オプション
も考慮しなければなりません。
スポットライトを作成する前に考慮すべきことがいくつかあります。
Power(出力)スポットライトの照明出力値の範囲は 1 ~ 100 です。出力 1 のスポットライ
トはかなり薄暗くなります。照明出力はイメージの環境光や自然光の量や、カメラの角度に
相対するので、出力レベルをいろいろと試してみなければなりません。
Color( 色)色は見ての通りです。照明プロパティメニューと同様、さまざまな色をスポット
ライトに適用できるようにするカラーピッカーがあります。デフォルトカラーは白です。
ビーム角度 : スポットライト光源は、選択した面に円すい形状の光を放射します。ビーム角
度の内側円すいはスポットライト(内側円すいとも呼びます)のサイズや直径を制御します。
外側円すいはスポットライトのドロップオフエリアの直径やソフトシャドーエリアです。ス
ポットライトをハードエッジにしたい場合は、外側円すい直径を内側円すいと等しく、ある
いは内側円すいより小さくします。スポットライトの外側(またはライトドロップオフエリ
ア)にソフトシャドーエリアを付けたい場合は、外側円すい直径を内側円すいより大きくし
ます。
出力数値、色、ビーム角度選択が済んだら、Create をクリックします。スポットライトには、
一時的な XYZ 軸(軸の中心から伸びる緑、赤、青の線が付いている)が表示されて配置が可
能です。
- 16 -
最初に表示される赤い点は、XYZ 軸の中心
を意味します。最初のクリックでモデルに
赤い点が配置されます。これは最初の推定
点と考えてください。最初にクリックする
と 3D クロスヘアと XYZ 軸が表示されます。
3D クロスヘアは 3D 空間のどこにでも動
かせますが、軸線の 1 つに沿ってクロスヘ
アカーソルを動かすと、その軸線にスナッ
プします。
Shift キーを使ってクロスヘアをその軸線上に固定します。
2 回目のクリックは光源を配置する場所になります。2 回目のクリックを実行すると、軸が
この点に移動します(オムニライトは完成、スポットライトは以下っでビーム角度の説明が
あります)。
Beam Angle(ビーム角度)
スポットライトを作成する場合には上記の作業に続いてビーム角度線を面上の位置にドラッ
グし、クリックします。これがスポットライトの中心点になります。
これで、スポットライトをレンダリングする用意が整いました。
オムニライト
PLS オムニライトボタンはオムニライトまたはポイントライトを作成します。Omni ボタン
を選択すると、オプションが Power と Color だけに制限されビーム角度はありません。
Create をクリックすると、スポットライトと似たような推定スナップを行えるようになり
ます。
照明出力について オムニライトもスポットライトも出力値範囲は 1 ~ 100 です。両ライト
とも SU Podium の照明プロパティエディタで編集することも可能です。但し、スポットラ
イトは PLS ユーザーインターフェースの 1/50 の値で照明プロパティエディタに表示されて
います。スポットライト出力はオムニやポイントライトの出力に合わせて別に作られます。
スポットライト出力を編集したい場合は、PLS ユーザーインターフェースを使う方が良いで
しょう。
編集
スポットライトやポイントライトは、挿入後でも編集可能です。スポットライトでクリック
し、Podium Light System ユーザーインターフェースを開くだけです。その特定のスポッ
トライトにもともと割り当てられていたのと同じ値がダイアログボックスに表示されていま
す。出力値や色、内側の円すい、外側の円すいのサイズを変更できます。ただし、スポット
ライトの実際の角度や、光源は変更できません。また、SketchUp のアウトライナを使って
スポットライトを選択することもできます。そのスポットライトはライトスポットグループ
としてリストされます。
- 17 -
レンダリングとプレビュー
レンダリングの前に、Options メニューを
チェックし、レンダリングイメージがどこに保
存されるかを確認します。
デフォルトでは、レンダリングイメージはその SketchUp モデルが入っているのと同じフォ
ルダに保存されるようになっています(ラジオボタンのチェックは「Model」です)
。
この場合はモデルを保存しないでレンダリングするとイメージが保存されないことがありま
すので必ずモデルは保存します。イメージを任意のフォルダに保存できます。
任意の保存場所の選択は「Custom」にチェックした後に ... のボタンを押して選択ができま
す。
レンダリング処理を開始するには、ツールバーでレンダーアイコンをクリックするか、
プラグインメニュー>SU Podium V2 Plus>Render をクリックして開始します。
レンダリング中のプロセスを見たい場合には Rendering Manager の Show ボタンをクリッ
クします。
- 18 -
照明機器、植物、テクスチャ、Omni Grid
照明機器、植物、テクスチャが含まれた SU Podium Browser
Podium Browser は、数百もの Podium V2 用に準備が整った照明装置、アルファ透過植物
/ 樹木、SketchUp 高解像度テクスチャへのアクセスを提供する無償ウェブベースのプラグ
インです。Podium Browser は SU Podium V2.4
(またはそれ以降)
といっしょにインストー
ルされます。
SU Podium Browser
テクスチャやフェースミー植物、3D 照明機器をクリック
SU Podium Browser は、3D 照明装置や 2D 植物、テクスチャをウェブサーバーから
SketchUp モデルに直接ダウンロードするライブラリです。
3D 照明装置や 2D 植物をモデルに挿入したり、テククチャをダウンロードできます。
3D 照明装置は SU Podium V2 のポイントライトが設定されていてすでにレンダリングの準
備ができています。2D フェースミー植物は Podium でのレンダリングや SketchUp でのモ
デリングに使用できます。
Cadalog ウェブサーバーにコンテンツがあるので、簡単にアップデートやコンテンツの追加
ができます。ソフトウェアのアップデートをダウンロードして再インストールする必要はあ
りません。ただし、インターネット接続環境下にあることが利用の条件になります。
有料の部分を使用したい場合
Podium Browser には Free(無料)と Paid( 有料)の部分があります。
Free の部分は自由に利用可能です。しかしながら Paid(有料)の部分はシリアル番号を購
入して利用しなければなりません。
シリアル番号はアルファコックスのサイト(以下、URL 表示)から購入が可能です。
http://www.alphacox.com/
Omni Grid V2
Omni Grid は、平面サーフェス(SketchUp 面)の上や下にポイントライトやオムニライト
のグリッドを作成できるようにする SU Podium V2 用のプラグインです。Omni Grid は、オ
ムニライトのグリッドを作成することで、広い空間いっぱいに光源を相対かつ均等に作り出
します。インテリアレンダリングに最適です。オムニグリッドに代わるのは隠し LEM です。
- 19 -
トラブルシューティング
動作環境に関して
SU Podium V2Plus は SketchUp2014 以上で動作が可能です。SketchUp8 や 2013 には SU
Podium V2 をご利用ください。同じシリアル番号で利用可能です。インストールを間違えない
ようにしてください。
インストールに関して
Windows/Macintosh ともに管理者権限をもったユーザーでログインしてインストールおよび
ライセンシングをする必要があります。
プラグインメニューが表示されない
原因不明の問題でインストールはできているのに、SketchUp にプラグインメニューが表示さ
れないという問題がおきています。
この問題に関しては
http://www.su-support.com/support/archives/category/support/su-podium
に記載があります。
モデルサイズの限界
現在のバージョンは 64 ビット OS に対応しています。このために大きなモデルをレンダリン
グすることも比較的に容易になりました。しかしながら Podium はモデル全体のジオメトリを
すべてチェックしてからレンダリング作業を行うようにプログラミングされています。なので
レンダリングの際に見えていないモデルの部分も計算をしています。
ダブルバイトの問題
現在のバージョンは解決しています。しなしながらモデル名や Windows のユーザー名などに
日本語が使われていると問題が生じることがあります。なるべく使わないようにしましょう。
SU Podium 1.x からの移行の問題
SU Podium V2 は V1.x とはエンジンが全く異なり、事実上は全く違うアプリケーションと言え
ます。なので、V1.x で付加した情報(ライトや反射など)は V2 では全く引き継がれません。
レンダリング機能に関して
ブラー反射や屈折はレンダリング処理の速度を低下します。
より多くの CUP やメモリを搭載されたマシンでレンダリングをすることをお勧めします。
Image Editor 起動時のエラーに関して
プラグインメニュー >SU Podium V2 plus >Tools>Image Editor を実行するとエラーが出る
場合があります。これは既知の問題です。OK で抜けて File メニューからイメージを読み込ん
でください。Rendering Manager から起動した場合にはエラーはでません。
Podium の問題に関しては以下を参照ください。
http://www.su-support.com/support/archives/category/support/su-podium
または
http://www.supluginsja.com/
- 20 -
本書に関して
SU Podium V2 Plus 用簡易マニュアル
制作:株式会社アルファコックス
(東京都世田谷区北沢 1-45-39-1F 03-3485-8196)
※乱丁等は交換いたします。
第 1 版:2014 年 3 月 10 日
発行人:株式会社アルファコックス
SU Podium V2 Plus に関して
開発元:Cadalog, Inc.
(1448 King StreetBellingham, WA 98229 USA)
日本総販売元:株式会社アルファコックス
(東京都世田谷区北沢 1-45-39-1F)
問題に関して
問題が生じた場合にはサポートにメールにて連絡をください。
( お電話ではお受けできません)
[email protected]
その際には以下をお書き添えください。
・シリアル番号
・使用 OS
・ログインユーザー名
・問題の内容(問題が起きている SketchUp ファイル)
※レンダリングイメージだけでは検証ができない場合があります。
※テクニカルサポートはトレーニングではありませんので、レンダリング方法など詳細に
関しての指導はいたしかねます。
本書は SU PodiumV2 Plus が 2014 年 3 月現在でリリースされたバージョン
を元に作成されたものです。
本書記載の操作方法と実際の操作が異なる場合には、実際を優先して操作を
行ってください。
本書においては日本国内で設定された価格にてパッケージで購入された方への
特典として配布をしております。本書の一部または全部において複製・複写の
一切を禁じますのでご了承ください。
SketchUp および SketchUp は米国 Trimble Inc. の商標または登録商標です。
SU Podium は米国 Cadalog 社の商標または商標登録です。
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