Sidney J. Gray （シドニー J. グレイ）

演 題
Sidney J. Gray （シドニー J. グレイ）
講
師：
日
時： 2012 年 12 月 10 日（月）
4 限（15:10～）
会 場： B 号館 304 号教室
主 催： 関西学院大学 商学部
共 催： 関西学院大学 商学研究科
協 賛： 関西学院大学 産業研究所
講演要旨
世界各国の会計基準はいま、ＩＦＲＳ（国際会計基準）との「コンバージェンス（収斂）」 を行う
のか、あるいはＩＦＲＳを 「アドプション（採用）」 するのかで活発な議論が行われている。
ＩＦＲＳを策定しているＩＡＳＢ（国際会計基準審議会）は各国がＩＦＲＳをアドプションすることを
期待しているが、米国、日本、中国、インドなどの主要国がまたアドプションに踏み切るには至っ
ていない。
本講演では、ＩＦＲＳをアドプションし、実施することのコストとベネフィット、そしてこれに関連す
る諸問題について概観し、最新状況を解説することとする。
講師紹介
Sidney J. Gray （シドニー J. グレイ） 教授
1942 年にイギリスに生まれ、イギリスとオーストラリアの市民権を有する会計学および国際ビジネス
の著名な研究者である。シドニー大学で学士号、ランカスター大学で博士号を取得されている。
オーストラリアおよびイギリスの大学で教鞭をとられ、現在はシドニー大学のビジネススクールで教授
を務めておられる。その間、企業、官庁、会計事務所での実務経験ももたれた。
商学部の英語雑誌 International Review of Business の Editorial Board member を 1996 年の創
刊の時から務めていただき、関学主催の国際学会でも特別講演をしてくださっている。
このたび、関西学院大学は、同教授に対し名誉博士号を授与し、長年の貢献を讃えることとした。