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Matrixxxナイメーヘン

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Matrixxxナイメーヘン
デュアック配合ゲル
製造販売承認申請書添付資料
第2部(モジュール2)CTDの概要(サマリー)
2.6.
非臨床試験の概要文及び概要表
2.6.4.
2.6.5.
薬物動態試験の概要文
薬物動態試験概要表
グラクソ・スミスクライン株式会社
Dec 15 2014 13:45:46
非臨床概要 薬物動態試験の目次
項目 - 頁
2.6.4. 薬物動態試験の概要文 ..................................................................... 2.6.4 - p.1
2.6.4.1. まとめ ........................................................................................ 2.6.4 - p.1
2.6.4.2. 分析法 ........................................................................................ 2.6.4 - p.2
2.6.4.3. 吸収............................................................................................ 2.6.4 - p.2
2.6.4.4. 分布............................................................................................ 2.6.4 - p.4
2.6.4.5. 代謝............................................................................................ 2.6.4 - p.8
2.6.4.6. 排泄............................................................................................ 2.6.4 - p.9
2.6.4.7. 薬物動態学的薬物相互作用 ........................................................ 2.6.4 - p.10
2.6.4.8. その他の薬物動態試験 ............................................................... 2.6.4 - p.10
2.6.4.9. 考察及び結論 ............................................................................. 2.6.4 - p.10
2.6.4.10. 図表.......................................................................................... 2.6.4 - p.11
2.6.4.11. 参考文献 .................................................................................. 2.6.4 - p.11
2.6.5. 薬物動態試験概要 ............................................................................ 2.6.5 - p.1
2.6.5.1. 薬物動態試験:一覧表 ............................................................... 2.6.5 - p.1
2.6.5.2. 分析方法及びバリデーション試験 ............................................. 2.6.5 - p.4
2.6.5.3. 薬物動態試験:単回投与後の吸収 ............................................. 2.6.5 - p.5
2.6.5.4. 薬物動態試験:反復投与後の吸収 ............................................. 2.6.5 - p.5
2.6.5.5. 薬物動態試験:分布................................................................... 2.6.5 - p.9
2.6.5.6. 薬物動態試験:蛋白結合 ........................................................... 2.6.5 - p.10
2.6.5.7. 薬物動態試験:妊娠又は授乳動物における試験 ........................ 2.6.5 - p.10
2.6.5.8. 薬物動態試験:その他の分布試験 ............................................. 2.6.5 - p.11
2.6.5.9. 薬物動態試験:In Vivo における代謝......................................... 2.6.5 - p.18
2.6.5.10. 薬物動態試験:In Vitro における代謝 ...................................... 2.6.5 - p.19
2.6.5.11. 薬物動態試験:推定代謝経路 .................................................. 2.6.5 - p.19
2.6.5.12. 薬物動態試験:薬物代謝酵素の誘導/阻害 ............................. 2.6.5 - p.20
2.6.5.13. 薬物動態試験:累積排泄 ......................................................... 2.6.5 - p.22
2.6.5.14. 薬物動態試験:胆汁中排泄 ...................................................... 2.6.5 - p.22
2.6.5.15. 薬物動態試験:薬物相互作用 .................................................. 2.6.5 - p.22
2.6.5.16. 薬物動態試験:その他 ............................................................. 2.6.5 - p.22
Dec 15 2014 13:45:46
2.6.4 及び 2.6.5 の略号等一覧
略語(略称)
AUC
BCRP
BPO
CLDM
Cmax
CYP
F
GC-MS
HEK293 細胞
HPLC-UV
IC50
LC-MS/MS
LLC-PK1 細胞
LSC
M
MCT
MDA-MB231 細胞
MRP4
mOat/rOat/hOAT
rOatp/hOATP
PCG
Pgp
SD
SD ラット
SE
tmax
t1/2
Dec 11 2014 11:20:33
内
容
血漿中濃度-時間曲線下面積
ヒト breast cancer resistance protein
過酸化ベンゾイル
クリンダマイシン
最高血漿中濃度
チトクローム P450
雌
ガスクロマトグラフ/質量分析
ヒト胎児由来腎臓 293 細胞
紫外吸光検出器付き高速液体クロマトグラフ
最大阻害作用の 50%の阻害作用を示す濃度
液体クロマトグラフ/タンデム質量分析
ブタ腎臓近位尿細管由来上皮細胞
液体シンチレーション計数法
雄
Monocarboxylate transporter
ヒト乳腺癌由来上皮細胞
ヒト multidrug resistance associated protein 4
マウス/ラット/ヒト organic anion transporter
ラット/ヒト organic anion transporting polypeptide
ベンジルペニシリン
P-糖蛋白質
標準偏差
Sprague-Dawley ラット
標準誤差
最高血漿中濃度到達時間
消失半減期
2.6.4.
2.6.4.
2.6.4.1.
薬物動態試験の概要文
薬物動態試験の概要文
まとめ
本剤は、クリンダマイシン(CLDM)リン酸エステルを 1.2%(CLDM として 1%)と過
酸化ベンゾイル(BPO)を 3%含有する外用配合剤(CLDM 1%-BPO 3%配合ゲル)である。
国内において 1%CLDM の外用剤は販売されており(ダラシン T ゲル 1%、ファルマシア
株式会社:2002 年 7 月製造販売承認)、CLDM の動物における薬物動態については既に
評価済みである[ダラシン T ゲル 1%公開資料概要, 2002]。そのため、本項では、BPO、
CLDM 1%-BPO 3%配合ゲル及び CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルを経皮投与したときの BPO
又は CLDM の薬物動態並びに in vitro での皮膚透過性について示す。また、BPO は皮膚内
で安息香酸に分解すること及び安息香酸は馬尿酸に代謝されることから、安息香酸及び馬
尿酸のトランスポーターに対する影響並びに馬尿酸の CYP に対する影響についても検討
した。
BPO
ヘアレスラットに[14C]BPO の 10 mg を単回経皮投与したとき、投与 3~24 時間後の皮
膚中薬物関連物質は角層が最も高く、投与量の約 11~17%であった。ウサギに BPO の
500 mg/日を反復経皮投与したとき、血漿中に安息香酸が検出され、血漿中安息香酸は反
復投与しても蓄積しなかった。ラットにおける安息香酸の血漿蛋白結合率は 72~87%で
あった。アカゲザルに[14C]BPO の 139 μg を単回経皮投与したとき、尿中には投与量の約
45%が排泄され、大部分は安息香酸であり、馬尿酸は検出されなかった。
ヒト皮膚を用いた in vitro 皮膚透過性試験において、[14C]BPO をヒト皮膚に塗布したと
き、塗布量の 4.5%が皮膚中に浸透し、残りは BPO として皮膚表面に残った。
また、in vitro において安息香酸は mOat1 及びラット MCT1 の基質であり、馬尿酸は
rOat1 及び hOAT1 の基質であった。安息香酸は mOat1 を、馬尿酸は rOat1/hOAT1、
rOat3/hOAT3、OATP1B1、MRP4 及び BCRP を阻害した。馬尿酸は CYP3A4 を阻害し、
IC50 は 129~241.9 μg/mL であった。
CLDM 1%-BPO 5%配合ゲル
マウスに CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルの 4/20~80/400 mg/kg/日(CLDM/BPO)を 1 日 1
回 28 日間反復経皮投与したときの血漿中に安息香酸は 12/60 mg/kg/日以上の群の投与 7
日目に検出された。血漿中 CLDM の曝露量は 40/200 mg/kg/日群まではおおむね投与量増
加に伴い増加し、80/400 mg/kg/日群では投与量増加の割合を上回って増加した。
ヒト腹部皮膚(約 0.25 mm 厚)に CLDM 1%-BPO 3%配合ゲル及び CLDM 1%-BPO 5%
配合ゲルをいずれも 15.63 mg/cm2 塗布したとき、安息香酸、CLDM リン酸エステル及び
CLDM として皮膚を透過した。
Jan 14 2015 14:17:55
2.6.4 - p. 1
2.6.4.
2.6.4.2.
2.6.4.2.1.
薬物動態試験の概要文
分析法
被験物質
BPO の吸収、分布、代謝及び排泄試験では、BPO 及び[14C]標識した BPO([14C]BPO)
を使用した(図 2.6.4-1)。
O
* O
O
*
O
* 標識位置
図 2.6.4-1
2.6.4.2.2.
[14C]BPO の構造式
分析法
BPO は皮膚中で安息香酸に分解されることから、血漿及び尿では BPO を測定せずに安
息香酸を測定した。配合ゲルを用いた試験では CLDM 濃度も測定した。また、日本人患
者に本剤を塗布したときに血漿及び尿中に馬尿酸が検出されたこと(2.7.2.2.2.1.1.及び
2.7.2.2.2.1.3.)から、サル尿中馬尿酸も測定した。
マウス及びウサギ血漿中安息香酸濃度は、HPLC-UV 法により測定した。定量限界は
250 ng/mL であり、定量範囲は 250~10000 ng/mL であった。
マウス血漿中 CLDM 濃度は、液/液抽出後に LC-MS/MS 法により測定した。定量限界
は 0.5 ng/mL であり、定量範囲は 0.5~500 ng/mL であった。
2.6.4.3.
2.6.4.3.1.
吸収
経皮投与
BPO
雌雄 New Zealand ウサギに BPO の 500 mg/日を 33 日間反復経皮投与したときの 0(投
与開始前日)、5、12、19、26 及び 33 日の投与前(投与 30 分前)、30 分後及び 3 時間後
の血漿中安息香酸(主代謝物)の薬物動態について検討した(Sahut, 1985)。なお、安息
酸の内因性濃度は、内因性濃度の変動を考慮して、投与開始前の連続した 2 日間の平均値
を用いた。
試験成績を 2.6.5.4.2.に示した。安息香酸の内因性濃度の平均値は 882±208 ng/mL であ
った。BPO は経皮投与後、速やかに吸収され、33 日までの投与 30 分後の血漿中安息香酸
濃度は、投与 30 分前及び 3 時間後より高く、BPO 投与により安息香酸濃度は内因性濃度
より平均 1656±718 ng/mL 増加した。5~19 日の投与前値は内因性濃度より高かった。33
日の血漿中濃度は内因性濃度をわずかに上回ったのみであったことから、33 日間反復投
与により安息香酸は蓄積しないと考えられた。
Jan 14 2015 14:17:55
2.6.4 - p. 2
2.6.4.
薬物動態試験の概要文
CLDM 1%-BPO 5%配合ゲル
雌雄 CD-1 マウスに CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルの約 4/20、12/60、40/200 及び
80/400 mg/kg/日(CLDM/BPO)を 1 日 1 回 28 日間反復経皮投与したときの血漿中安息香
酸及び CLDM の薬物動態について検討した(0470MS50.001)。
試験成績を 2.6.5.4.1.に示した。安息香酸は投与 7 日目では 12/60~80/400 mg/kg/日群で、
投与 28 日目では 80/400 mg/kg/日群で血漿中に検出された。投与 7 日目の安息香酸の曝露
量はおおむね投与量増加に伴い増加した(表 2.6.4-1)。雌の曝露量は雄より高かった。
しかしながら、安息香酸が検出できた時点が少なかったため、反復投与による薬物動態へ
の影響は評価できなかった。
試験を通していずれの血漿中にも CLDM が検出された。tmax はおおむね投与 0.5~1 時
間後であった(表 2.6.4-2)。曝露量(Cmax 及び AUC(0-t))は、4/20~40/200 mg/kg/日群
では、おおむね投与量に比例して増加し、80/400 mg/kg/日群では投与量増加の割合を上回
って増加した。投与 7 日目と 28 日目の曝露量は同程度であったことから、反復投与によ
り蓄積しないと考えられた。雄の曝露量は雌よりわずかに高かった。
表 2.6.4-1
マウスに CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルを 1 日 1 回 28 日間反復経皮投与し
たときの血漿中安息香酸の薬物動態パラメータ
投与量#1
(mg/kg/日)
7
M
4/20
12/60
40/200
80/400
F
4/20
12/60
40/200
80/400
28
M
4/20
12/60
40/200
80/400
F
4/20
12/60
40/200
80/400
各時点 (n=3)、NA: 適用なし、#1:CLDM/BPO
Data source: 0470MS50.001 の Table 12
投与日
性別
Cmax
(ng/mL)
tmax
(hr)
AUC(0-t)
(ng・hr/mL)
NA
NA
346
665
NA
461
712
951
NA
NA
NA
1997
NA
NA
NA
2924
NA
NA
3.0
0.5
NA
3.0
1.0
3.0
NA
NA
NA
1.0
NA
NA
NA
1.0
NA
NA
962
757
NA
882
2401
6306
NA
NA
NA
4654
NA
NA
NA
7387
Jan 14 2015 14:17:56
2.6.4 - p. 3
2.6.4.
表 2.6.4-2
薬物動態試験の概要文
マウスに CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルを 1 日 1 回 28 日間反復経皮投与し
たときの血漿中 CLDM の薬物動態パラメータ
投与日
性別
7
M
F
28
M
F
投与量#1
(mg/kg/日)
4/20
12/60
40/200
80/400
4/20
12/60
40/200
80/400
4/20
12/60
40/200
80/400
4/20
12/60
40/200
80/400
Cmax
(ng/mL)
tmax
(hr)
AUC(0-t)
(ng・hr/mL)
18.19
41.5
141.7
260.3
7.87
36.62
75.34
305.6
14.74
42.83
102.1
350.1
12.33
56.73
50.18
256.7
0.5
0.5
0.5
0.5
1.0
1.0
0.5
1.0
1.0
1.0
1.0
0.5
0.5
0.5
1.0
3.0
42.97
134.2
429.8
1652
19.20
88.83
362.5
1156
25.51
116.9
351.2
1500
23.56
63.04
163.9
1113
各時点 (n=3)、#1:CLDM/BPO
Data source: 0470MS50.001 の Table 11
2.6.4.4.
2.6.4.4.1.
分布
皮膚透過性
BPO
In vitro における BPO のヒト皮膚透過性について検討した(Nacht, 1981)。ヒト腹部皮
膚(700~800 μm 厚)をチャンバー拡散セルに挟み、角層側チャンバー(5.08 cm2)に
[14C]BPO の約 4556 μg(10%懸濁液)を添加し、8 時間後の皮膚表面、皮膚中及び真皮側
の薬物関連物質を測定した。
試験成績を 2.6.5.8.1.に示した。塗布 8 時間後の皮膚表面、皮膚中及び真皮側溶液からそ
れぞれ塗布量の 95.5、2.6 及び 1.9%が回収された。塗布 8 時間後までの皮膚中に塗布量の
4.5%が吸収されたことが示された。
CLDM 1%-BPO 3%配合ゲル
In vitro で CLDM 1%-BPO 3%配合ゲル及び CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルを塗布したとき
の CLDM 及び BPO のヒト皮膚透過性について検討した(2008-350-MB)。ヒト腹部皮膚
を皮膚表面から約 0.25 mm 厚にスライスし、スライスした皮膚をインライン拡散セルに
挟み、表面(0.64 cm2)に CLDM 1%-BPO 3%配合ゲル及び CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルを
いずれも 15.63 mg/cm2(BPO 3%:0.469 mg/cm2、BPO 5%:0.780 mg/cm2、CLDM:
0.156 mg/cm2)塗布した。皮膚を透過し、レセプターチャンバーに移行した CLDM リン酸
エステル、CLDM、BPO 及び安息香酸を 6 時間後まで測定した。また、これらについて
は 6 時間後の表皮及び真皮中濃度も測定した。
試験成績を 2.6.5.8.1.2.及び図 2.6.4-2 に示した。CLDM 1%-BPO3 %配合ゲル及び
CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルのいずれにおいても安息香酸、CLDM リン酸エステル又は
Jan 14 2015 14:17:56
2.6.4 - p. 4
2.6.4.
薬物動態試験の概要文
CLDM として経時的に皮膚を透過し、レセプターチャンバーに回収されたが、BPO は定
量限界未満であった。6 時間後の表皮及び真皮中には CLDM リン酸エステル、CLDM、
BPO 及び安息香酸が検出された。
平均値±標準誤差 (n=26 又は 28)
図 2.6.4-2
ヒト皮膚における CLDM 1%-BPO 3%配合ゲル及び CLDM 1%-BPO 5%配
合ゲルを塗布したときの CLDM (#1)及び BPO の累積透過量
Data source: 2008-350-MB の Table 3 及び 6
#1: CLDM リン酸エステル及び CLDM の透過量を CLDM 換算した。
以上のことから、両製剤を塗布した際に CLDM リン酸エステルは CLDM リン酸エステ
ル及び CLDM として、BPO は表皮及び真皮中で安息香酸に分解され、安息香酸として皮
膚を透過すると考えられた。
2.6.4.4.2.
皮膚内分布
雄のヘアレス SD ラットに[14C]BPO の 10 mg(5.3 cm2)を単回経皮投与し、投与 3、8
及び 24 時間後の投与部位の皮膚を角層、表皮、真皮(上部)及び真皮(深部)に分離し、
各部位中の薬物関連物質を LSC により測定し、皮膚中の分布について検討した
(Wepierre, 1986)。
試験成績を 2.6.5.5.1.及び表 2.6.4-3 に示した。投与 3 時間後の角層、表皮、真皮(上
部)及び真皮(深部)中薬物関連物質は投与量のそれぞれ 11.4、0.14、0.40 及び 0.47%で
あり、角層中濃度が最も高かった。投与 3~24 時間後の角層中の薬物関連物質は投与量の
約 11~17%であった。投与 24 時間後の皮膚全体での薬物関連物質は投与量の 18.2%であ
った。
Jan 14 2015 14:17:56
2.6.4 - p. 5
2.6.4.
表 2.6.4-3
薬物動態試験の概要文
ヘアレス SD ラットに[14C]BPO の 10 mg を経皮投与したときの
皮膚中薬物関連物質
皮膚
投与 3 時間後
投与 8 時間後
投与 24 時間後
角層
表皮
真皮(上部)
真皮(深部)
皮膚全体
11.4  2.3
0.14  0.03
0.40  0.03
0.47  0.06
12.4  2.4
14.4  5.6
0.17  0.05
0.49  0.06
0.65  0.14
15.7  5.5
17.1  6.1
0.09  0.01
0.50  0.03
0.53  0.09
18.2  6.0
平均値±標準誤差 (n=6, 角層: n=3)
投与量に対する割合 (%)
2.6.4.4.3.
蛋白結合
安息香酸
ラット血漿に安息香酸の 0.004~700 μM(0.0005~85.5 μg/mL)を添加した時の血漿蛋
白結合率を検討した(Chiba, 1994)。
ラット血漿における安息香酸の非結合形分率は 0.13~0.28 であったことから、蛋白結合
率は 72~87%であった。
馬尿酸
透析患者から得た血清中の馬尿酸の蛋白結合率について検討した(Itoh, 2012)。
馬尿酸の血清蛋白結合率は 48.3%であった。
2.6.4.4.4.
2.6.4.4.4.1.
トランスポーターによる輸送
Oat1/3 及び OAT1/3 による輸送
安息香酸
生体は摂餌等により安息香酸に曝露されている[国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部,
2007]ことから、mOat1 ノックアウトマウス及び野生型マウスの血漿及び尿中安息香酸濃
度を比較することにより、安息香酸の mOat1 による輸送について検討した(Eraly, 2006)。
試験成績を 2.6.5.8.2.1.に示した。血漿中安息香酸濃度は、野生型マウスでは定量限界未
満であったが、ノックアウトマウスでは 16.91 μM(2.07 μg/mL)であった。尿中安息香酸
濃度は、野生型マウスでは 6.01 mmol/mol クレアチニンであり、ノックアウトマウスでは
8.80 mmol/mol クレアチニンであった。
馬尿酸
rOat1 又は 3 を発現させた LLC-PK1 細胞(rOat1-LLC-PK1 又は rOat3-LLC-PK1 細胞)及
び hOAT1 又は 3 を発現させた HEK293 細胞(hOAT1-HEK293 又は hOAT3-HEK293 細
胞)における馬尿酸の取込みを検討した(Deguchi, 2004)。
試験成績を 2.6.5.8.2.3.に示した。rOat1-LLC-PK1 細胞における馬尿酸の Vmax/Km は
18.9 μL/min/mg 蛋白であったが、rOat3-LLC-PK1 細胞では算出可能な取り込みは認められ
Jan 14 2015 14:17:57
2.6.4 - p. 6
2.6.4.
薬物動態試験の概要文
なかった。また、hOAT1-HEK293 細胞における馬尿酸の Vmax/Km は 18.3 μL/min/mg 蛋白
であったが、hOAT3-HEK293 細胞では算出可能な取り込みは認められなかった。
2.6.4.4.4.2.
MCT1 による輸送
安息香酸
ラット MCT1 を発現させた MDA-MB231 細胞を用いて細胞内への安息香酸輸送につい
て検討した(Tamai, 1999)。
ラット MCT1 を発現させていない MDA-MB231 細胞に比べて pH6.0 以下で顕著な細胞
内への安息香酸の取り込みがみられた。
2.6.4.4.4.3.
OAT2 による輸送
安息香酸
rOat2 又は hOAT2 を発現させた HEK293 細胞を用いて細胞内への安息香酸輸送につい
て検討した(Pfennig, 2013)。
いずれにおいても、rOat2 及び hOAT2 を介した安息香酸(0.1 μM、0.01μg/mL)の輸送
はみられなかった。
2.6.4.4.4.4.
Oatp1a4 による輸送
馬尿酸
rOatp1a4 を発現させたアフリカツメガエル卵母細胞を用いて、細胞内への馬尿酸輸送に
ついて検討した(Deguchi, 2006)。
rOatp1a4 を発現させた細胞への特異的な馬尿酸の取り込みはみられなかった。
以上のことから、BPO の代謝物である安息香酸は mOat1 の基質であり、馬尿酸は rOat1
及び hOAT1 の基質であると考えられた。また、安息香酸はラット MCT1 の基質であった
が、ヒト MCT1 の基質であるのかは不明である。なお、安息香酸は rOat2 及び hOAT2 の
基質ではなく、馬尿酸は rOat3、hOAT3 及び rOatp1a4 の基質ではないと考えられた。
2.6.4.4.5.
2.6.4.4.5.1.
トランスポーターに対する影響
Oat1/3 及び OAT1/3 輸送阻害
安息香酸
mOat1 を発現させたアフリカツメガエル卵母細胞を用いて、Oat1 の基質であるパラア
ミノ馬尿酸輸送に対する安息香酸の影響を検討した(Eraly, 2006)。
試験成績を 2.6.5.8.2.2.に示した。安息香酸はパラアミノ馬尿酸の輸送を阻害し、Ki は
253 μM(30.9 μg/mL)であった。
馬尿酸
rOat1-LLC-PK1 細胞、rOat3-LLC-PK1 細胞、hOAT1-HEK293 細胞及び hOAT3-HEK293
細胞におけるパラアミノ馬尿酸(rOat1/hOAT1 の基質)又は PCG(rOat3/hOAT3 の基質)
の取込みに対する馬尿酸の影響について検討した(Deguchi, 2004)。
Jan 14 2015 14:17:57
2.6.4 - p. 7
2.6.4.
薬物動態試験の概要文
試験成績を 2.6.5.8.2.3.に示した。馬尿酸はパラアミノ馬尿酸の輸送を阻害し、rOat1 及
び hOAT1 輸送に対する Ki はそれぞれ 27.5 及び 18.8 μM(それぞれ 4.93 及び
3.37 μg/mL)であった。また、馬尿酸は PCG の輸送も阻害し、rOat3 及び hOAT3 輸送に
対する Ki はそれぞれ 18.6 及び 30.8 μM(それぞれ 3.33 及び 5.52 μg/mL)であった。
2.6.4.4.5.2.
MCT 輸送阻害
安息香酸
ウサギ角膜上皮細胞を用いて、ケトプロフェン輸送に対する安息香酸の影響を検討した
[Fujii, 2013]。なお、ウサギ角膜上皮細胞において、ケトプロフェンは少なくとも 2 種類
(低親和性及び高親和性)のトランスポーターにより輸送され、低親和性のトランスポー
ターにはウサギ MCT が関与していると考えられている。
安息香酸は 20 mM で低親和性のトランスポーターによるケトプロフェン輸送を選択的
に阻害した。しかしながら、本試験では安息香酸によるウサギ MCT 阻害を直接評価して
いないことから、本試験成績のみで安息香酸のウサギ MCT 阻害能を明らかにすることは
できなかった。
2.6.4.4.5.3.
OATP1B1 輸送阻害
馬尿酸
OATP1B1 を発現させた HEK293 細胞を用いて、SN-38 輸送に対する馬尿酸の影響を検
討した(Fujita, 2014)。
馬尿酸は OATP1B1 を介した SN-38 輸送を阻害し、IC50 は 6710 μM(1202 μg/mL)であ
った。
2.6.4.4.5.4.
MRP4 及び BCRP 輸送阻害
馬尿酸
MRP4 又は BCRP を過剰発現させた HEK293 細胞を用いて、それぞれメトトレキサート
又はエストロン硫酸輸送に対する馬尿酸の影響について検討した(Mutsaers, 2011)。
馬尿酸は MRP4 を介したメトトレキサート輸送及び BCRP を介したエストロン硫酸輸
送を阻害し、IC50 はそれぞれ 990 及び 3670 μM(それぞれ 177 及び 658 μg/mL)であった。
以上のことから、in vitro において安息香酸は mOat1 を、馬尿酸は rOat1/hOAT1 及び
rOat3/hOAT3、OATP1B1、MRP4 及び BCRP を阻害した。安息香酸のウサギ MCT 阻害能
については明らかにすることはできなかった。
2.6.4.5.
2.6.4.5.1.
代謝
皮膚中代謝物
雄のヘアレス SD ラットに[14C]BPO の 10 mg を単回経皮投与したときの薬物関連物質の
角層、表皮及び真皮中代謝物について検討した(Wepierre, 1986)。
Jan 14 2015 14:17:57
2.6.4 - p. 8
2.6.4.
薬物動態試験の概要文
試験成績を 2.6.5.9.1.に示した。角層中に BPO は投与量の 9~14%が透過し、安息香酸は
2~4%であった。表皮及び真皮中では BPO はわずかであり、安息香酸は投与量の 0.8~
1.1%であった(表皮及び真皮中薬物関連物質のそれぞれ約 59 及び 74%)。皮膚のいずれ
の部位でも投与 3~24 時間後の安息香酸/BPO 比はおおむね一定であった。
2.6.4.5.2.
尿中代謝物
アカゲザルに[14C]BPO の 139 μg を単回経皮投与したときの尿中代謝物について検討し
た(Nacht, 1981)。
試験成績を 2.6.5.9.2.に示した。BPO を経皮投与したときの尿中薬物関連物質の少なく
とも 95%が安息香酸であった。安息香酸以外に 3 種の極性の高い代謝物が検出された
(尿中薬物関連物質の 5%未満)。尿中に馬尿酸は検出されなかった。
2.6.4.5.3.
推定代謝経路
BPO は皮膚中で安息香酸に分解され、その後血中に移行し、尿中に排泄された。また、
ヒト血漿中では馬尿酸が検出された(2.7.2.2.2.1.1.)。BPO の推定代謝経路を図 2.6.4-3 に
示す。
過酸化ベンゾイル:BPO
図 2.6.4-3
2.6.4.5.4.
2.6.4.5.4.1.
BPO の代謝経路
薬物代謝酵素に対する影響
酵素阻害
馬尿酸
ヒト肝ミクロソームを用いて、CYP1A2 及び 2D6 に対する馬尿酸の影響についてそれ
ぞれフェナセチン O-脱エチル活性及びメトプロロール O-脱メチル活性を指標として検討
した(Tsujimoto, 2014)。また、ヒト肝ミクロソームを用いて、CYP3A4 に対する馬尿酸
の影響についてテストステロン代謝を指標として検討した(Volpe, 2014)。
馬尿酸はフェナセチン O-脱エチル活性及びメトプロロール O-脱メチル活性に影響を及
ぼさなかった。また、馬尿酸はテストステロン代謝を阻害し、IC50 は 129~241.9 μg/mL
(非結合形濃度 116.1 μg/mL より算出)であった。
2.6.4.6.
排泄
アカゲザルに[14C]BPO の 139 μg を単回経皮投与したときの投与 7 日後までの安息香酸
の尿中排泄率について検討した(Nacht, 1981)。
Jan 14 2015 14:17:57
2.6.4 - p. 9
2.6.4.
薬物動態試験の概要文
試験成績を 2.6.5.13.1.に示した。投与 7 日後までの安息香酸の尿中排泄率は投与量の約
45%であった。投与後 12~24(2/3 例)及び 24~48 時間(1/3 例)に薬物関連物質が最も
多く排泄され、投与 6 日後でも 2/3 例で尿中に薬物関連物質が排泄された。なお、投与 7
日後の尿中に薬物関連物質は検出されなかった。
2.6.4.7.
薬物動態学的薬物相互作用
実施していない。
2.6.4.8.
その他の薬物動態試験
実施していない。
2.6.4.9.
2.6.4.9.1.
考察及び結論
考察
ヒト皮膚を用いた in vitro 皮膚透過性試験において、[14C]BPO をヒト皮膚に塗布したと
き、塗布量の 4.5%が皮膚中に浸透し、皮膚中で安息香酸に分解された。ヘアレスラット
に BPO を経皮投与したとき、角層中薬物関連物質は投与量の約 11~17%であり、大部分
は角層中に存在した。ウサギに経皮投与したときの血漿中及びアカゲザルに経皮投与した
ときの尿中に安息香酸が検出された。以上のことから、BPO を経皮投与した時、一部が
皮膚から吸収されて、皮膚中で安息香酸に分解され、その後血中に移行し、尿中に排泄さ
れると考えられた。また、BPO の薬物動態にラット、ウサギ及びサルでは明らかな種差
はみられなかった。
マウスに CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルの 4/20~80/400 mg/kg/日(CLDM/BPO)を 28 日
間反復経皮投与したときの CLDM の曝露量は投与量増加に伴い増加した。また、投与 7
日目と 28 日目の CLDM の曝露量に明らかな差はみられなかったことから、CLDM は反復
投与により蓄積しないと考えられた。血漿中に安息香酸はほとんど検出されなかった。
安息香酸は mOat1 の基質であり、馬尿酸は rOat1 及び hOAT1 の基質であったことから、
安息香酸及び馬尿酸の尿中排泄には OAT1 が関与していると考えられた。更に、安息香
酸はラット MCT1 の基質であったが、ヒト MCT1 の基質であるのかは明らかではない。
また、馬尿酸は rOatp1a4 の基質ではなかったが、hOATP1A に相同する rOatp1a は存在し
ていないこと[本橋, 2009]から、馬尿酸が hOATP の基質であるのかは明らかではない。In
vitro において安息香酸は mOat1 を阻害し、Ki は 253 μM(30.9 μg/mL)であった。しかし
ながら、日本人患者に CLDM 1%-BPO 3%配合ゲルの約 0.7 g/回を 1 日 2 回 7 日間反復塗
布したときの血漿中安息香酸濃度が定量可能であったのは 12 例中 2 例であり、その他の
患者では定量限界(100 ng/mL)未満であったことから(2.7.2.2.2.1.1.)、臨床では安息香
酸が hOAT1 を阻害しないと考えられた。また、馬尿酸も in vitro で hOAT1、hOAT3、
OATP1B1、MRP4 及び BCRP を阻害し、Ki 又は IC50 はそれぞれ 18.8、30.8、6710、990
及び 3670 μM(それぞれ 3.37、5.52、1202、177 及び 658 μg/mL)であった。しかしなが
ら、日本人患者に CLDM 1%-BPO 3%配合ゲルの約 0.7 g/回を 1 日 2 回 7 日間反復塗布し
Jan 14 2015 14:17:58
2.6.4 - p. 10
2.6.4.
薬物動態試験の概要文
たときの血漿中馬尿酸濃度は最大 342.5 ng/mL であった(2012N140072_00 の Table3.04)
ことから、BPO 由来により生成した馬尿酸が hOAT1、hOAT3、OATP1B1、MRP4 及び
BCRP を阻害しないと考えられた。なお、馬尿酸は Pgp を阻害しなかった[Sun, 2004]。安
息香酸は 20 mM でウサギ角膜上皮細胞におけるケトプロフェン輸送を阻害したが、ウサ
ギ MCT 阻害能については明らかにすることはできなかった。
馬尿酸はヒト肝ミクロソームにおいて CYP1A2 及び 2D6 を阻害しなかった。CYP3A4
を阻害し、IC50 は 129~241.9 μg/mL であったが、血漿中馬尿酸の最大値(342.5 ng/mL)
より低値であったことから、臨床で馬尿酸は CYP3A4 を阻害しないと考えられた。
以上の成績から、BPO は皮膚表面では安定であり、塗布量の 4.5%が BPO として皮膚か
ら吸収され、皮膚中で安息香酸に分解されると考えられた。また、臨床において BPO の
主代謝物である安息香酸及び馬尿酸はトランスポーター及び CYP 阻害作用を示さないと
考えられたことから、薬物相互作用を引き起こさないと考えられた。
2.6.4.9.2.
結論
BPO はヒト皮膚表面から塗布量の 4.5%が吸収され、皮膚中で安息香酸に分解され、そ
の後血中に移行した。安息香酸はサルではそのまま、ヒトでは馬尿酸に代謝された後、尿
中に排泄された。
CLDM 1%-BPO 3%配合ゲルにおいても、CLDM 及び BPO は皮膚より吸収され、それぞ
れ CLDM 及び安息香酸として皮膚を透過した。CLDM 1%-BPO 5%配合ゲルの 4/20~
80/400 mg/kg/日(CLDM/BPO)を 28 日間反復経皮投与したときの CLDM の曝露量は 4/20
~40/200 mg/kg/日の投与量範囲ではおおむね投与量に比例して増加したが、反復投与によ
り蓄積しなかった。また、血漿中に安息香酸はほとんど検出されなかった。
2.6.4.10.
図表
図表は本文中に記載した。
2.6.4.11.
参考文献
Fujii S, Hayashi H, Itoh K, et al. Characterization of the carrier-mediated transport of ketoprofen, a
nonsteroidal anti-inflammatory drug, in rabbit corneal epithelium cells. J Pharm Pharmacol.
2013;65:171-80.
Mutsaers HAM, van den Heuvel LP, Ringens LHJ, et al. Uremic toxins inhibit transport by breast
cancer resistance protein and multidrug resistance protein 4 at clinically relevant concentrations.
PLoS one. 2011;6:1-10.
Sun H, Huang Y, Frassetto L, et al. Effects of uremic toxins on hepatic uptake and metabolism of
erythromycin. Drug Metab Dispos. 2004;32:1239-46.
ダラシン T ゲル 1%公開資料概要. (リン酸クリンダマイシン)へ項. 平成 14 年 7 月 5 日承
認. 2002:.
Jan 14 2015 14:17:58
2.6.4 - p. 11
2.6.4.
薬物動態試験の概要文
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部. 国際化学物質簡潔評価文書 No.26 安息香酸およ
び安息香酸ナトリウム. 国際化学物質安全性計画, 東京; 2007. .
本橋 秀之, 乾賢一. 第 1 章トランスポーター研究の基礎. In: 杉山雄一、金井好克, editor.
遺伝子医学 MOOK12 創薬研究者必見! 最新トランスポーター研究 2009. 大阪:メディカル
ド, 2009:36-66.
Jan 14 2015 14:17:58
2.6.4 - p. 12
2.6.5.
薬物動態試験概要
2.6.5.1.
薬物動態試験:一覧表
Test Article: Clindamycin + Benzoyl peroxide
Type of Study
Species (strain)
No./Sex/
Group
Method of
Administration
Dose (mg/kg)
or
Concentration
Duration
of
Dosing
GLP
Mouse
(CD-1)
3M/3F
Transdermal
28 days
Yes
Rabbit
(New Zealand)
6M/6F
Transdermal
Duac Topical Gel :
4/20, 12/60, 40/200,
80/400
10%Benzoyl peroxide
Distribution
Skin penetration
Human skin
NA
In vitro
Skin penetration
Human skin
NA
In vitro
Skin distribution
3M
Transdermal
Protein binding
Hairless rat
(Sprague
Dawley)
Rat
NA
In vitro
Protein binding
Human
NA
Oat1 knock-out
mouse
(C57BL/6J)
4 - 5M
Absorption
Toxicokinetic
Pharmacokinetics
2.6.5 - p. 1
Dec 11 2014 11:20:24
0470MS50.001
4.2.2.2.
No
NA
No
NA
No
Single
No
Benzoic acid
0.004 - 700 μM
NA
No
In vitro
Hippuric acid
NA
No
NA
NA
NA
No
P.O.S. Lab
Sahut, 1985
4.2.2.2.
2008-350-MB
4.2.2.3.
RichardsonMerrell
Universite
Paris
Nacht, 1981
4.2.2.3.
Wepierre, 1986
4.2.2.3.
University
of
Toronto
Kureha
Corporation
University
of
California
Chiba, 1994
4.2.2.3.
Itoh, 2012
4.2.2.3.
Eraly, 2006
4.2.2.3.
薬物動態試験概要表
M: Male, F: Female, NA: Not applicable
Location
in CTD
2.6.5.
Substrate of
transporter
Report No.
(US)
33 days
1%Clindamycin3%benzoyl peroxide
1%Clindamycin5%benzoyl peroxide
10%Benzoyl peroxide:
4556 μg
10%Benzoyl peroxide:
10 mg
Testing
Facility
2.6.5.1.
薬物動態試験:一覧表(続き)
Test Article: Clindamycin + Benzoyl peroxide
Type of Study
Distribution
Substrate of
transporter
Substrate of
transporter
2.6.5 - p. 2
Substrate of
transporter
Transporter
inhibition
NA: Not applicable
Dec 11 2014 11:20:25
Method of
Administration
Dose (mg/kg)
or
Concentration
Duration
of
Dosing
GLP
Testing
Facility
Report No.
Location
in CTD
Rat MCT1expressing
MDA-MB231
cells
rOat2 or
hOAT2expressing
HEK293 cells
rOatp1a4expressing
Xenopus laevis
oocytes
mOat1expressing
Xenopus
oocytes
rOat1 and
rOat3expressing
LLC-PK1 cells
hOAT1 and
hOAT3expressing
HEK293 cells
Rabbit corneal
epithelium cells
NA
In vitro
Benzoic acid
Up to 50 mM
NA
No
Kanazawa
University
Tamai, 1999
4.2.2.3.
NA
In vitro
Benzoic acid
0.1 μM
NA
No
University of
Cologne
Pfennig, 2013
4.2.2.3.
NA
In vitro
Hippuric acid
10 μM
NA
No
Kumamoto
University
Deguchi, 2006
4.2.2.3.
NA
In vitro
Benzoate
0.1 - 10 mM
NA
No
University
of
California
Eraly, 2006
4.2.2.3.
NA
In vitro
Hippuric acid
0.1 - 1000 μM
NA
No
University
of Tokyo
Deguchi, 2004
4.2.2.3.
NA
In vitro
Benzoic acid
20 mM
NA
No
Santen
Pharmaceutical
Fujii, 2013
4.2.2.3.
薬物動態試験概要表
Transporter
inhibition
No./Sex/
Group
2.6.5.
Transporter
inhibition
Species (strain)
2.6.5.1.
薬物動態試験:一覧表(続き)
Test Article: Clindamycin + Benzoyl peroxide
Type of Study
Distribution
Transporter
inhibition
Transporter
inhibition
2.6.5 - p. 3
Metabolism
Skin metabolite
Urinary
metabolite
CYP1A2 and
CYP2D6
inhibition
Method of
Administration
Dose (mg/kg)
or
Concentration
Duration
of
Dosing
GLP
Testing
Facility
Report No.
Location
in CTD
hOATP1B1expressing
HEK293 cells
MRP4 or
BCRPexpressing
HEK293 cells
NA
In vitro
Hippuric acid
Up to 30000 μM
NA
No
Fujita, 2014
4.2.2.3.
NA
In vitro
Hippuric acid
0.1 - 3.5 mM
NA
No
Saitama
Medical
University
Radboud
University
Nijmegen
Medical
Centre
Mutsaers, 2011
4.2.2.3.
Hairless rat
(Sprague
Dawley)
Monkey
(rhesus)
Human liver
microsomes
3M
Transdermal
10%Benzoyl peroxide:
10 mg
Single
No
Universite
Paris
Wepierre, 1986
4.2.2.4.
2M/1F
Transdermal
Single
No
4.2.2.4.
In vitro
NA
No
RichardsonMerrell
Kyoto
Pharmaceutical
University
Nacht, 1981
NA
Tsujimoto, 2014
4.2.2.4.
Human liver
microsomes
NA
In vitro
Benzoyl peroxide
139 μg
Hippuric acid
CYP1A2; 130, 250,
500 μM
CYP2D6; 130, 180,
250 μM
Hippuric acid
1 - 1000 μg/mL
NA
No
Food and Drug
Administration
Volpe, 2014
4.2.2.4.
Monkey
(rhesus)
2M/1F
Transdermal
Benzoyl peroxide
139 μg
Single
No
RichardsonMerrell
Nacht, 1981
4.2.2.5.
M: Male, F: Female, NA: Not applicable
Dec 11 2014 11:20:25
薬物動態試験概要表
No./Sex/
Group
2.6.5.
CYP3A4
inhibition
Excretion
Urinary
excretion
Species (strain)
2.6.5.2.
分析方法及びバリデーション試験
Location in CTD (Report No.)
Matrix
Analyte
Method
Quantifiable range
Calibration standard
Precision (%CV)
Accuracy (%Difference)
QC samples
Precision (%CV)
Accuracy (%Difference)
CV: Coefficient of variance, NA: Not applicable
4.2.2.1. (0470MS50.001)
Mouse plasma
Clindamycin
LC-MS/MS
0.500 - 500 ng/mL
4.2 -9.7
-3.3 - 2.5
6.7 - 10.5
-7.0 - 4.2
4.2.2.1. (0470MS50.001)
Mouse plasma
Benzoic acid
HPLC-UV
250 - 10000 ng/mL
NA
-6.6 - 10
NA
-2.5 - 12
2.6.5 - p. 4
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:25
2.6.5.3.
薬物動態試験:単回投与後の吸収
該当する試験はない。
2.6.5.4.
2.6.5.4.1.
薬物動態試験:反復投与後の吸収
マウス
Test Article: Clindamycin + Benzoyl peroxide
2.6.5 - p. 5
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
No. of animals/gender:
Vehicle/formulation:
Method of administration:
Dose (mg/kg):
Dosing period:
Sample:
Analyte:
Assay:
Data source:
4.2.2.2.
0470MS50.001
Mouse (CD-1)
3M/3F
1% clindamycin as clindamycin phosphate and 5% benzoyl peroxide
Transdermal
4/20, 12/60, 40/200, 80/400 (CLDM/BPO)
28 days
Plasma
Clindamycin, Benzoic acid
LC-MS/MS (clindamycin), HPLC-UV (benzoic acid)
Table 11, 12
(続く)
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:25
2.6.5.4.1.
Administered
Day
7
マウス(続き)
compounds
Sex
M
Dose (mg/kg/day)#1
2.6.5 - p. 6
4/20
12/60
40/200
80/400
F
4/20
12/60
40/200
80/400
28
M
4/20
12/60
40/200
80/400
F
4/20
12/60
40/200
80/400
NA: Not available, less than 3 quantifiable data points
#1: CLDM/BPO
Benzoic acid
Cmax (ng/mL)
tmax (hr)
NA
NA
346
665
NA
461
712
951
NA
NA
NA
1997
NA
NA
NA
2924
NA
NA
3.0
0.5
NA
3.0
1.0
3.0
NA
NA
NA
1.0
NA
NA
NA
1.0
AUC(0-t) (ng・hr/mL)
NA
NA
962
757
NA
882
2401
6306
NA
NA
NA
4654
NA
NA
NA
7387
(続く)
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:26
2.6.5.4.1.
Administered
Day
7
マウス(続き)
compounds
Sex
M
Dose (mg/kg/day)#1
Cmax (ng/mL)
2.6.5 - p. 7
4/20
18.19
12/60
41.5
40/200
141.7
80/400
260.3
F
4/20
7.87
12/60
36.62
40/200
75.34
80/400
305.6
28
M
4/20
14.74
12/60
42.83
40/200
102.1
80/400
350.1
F
4/20
12.33
12/60
56.73
40/200
50.18
80/400
256.7
ND: Not determined (insufficient data point for characterization of terminal phase
#1: CLDM/BPO
Clindamycin
tmax (hr)
0.5
0.5
0.5
0.5
1.0
1.0
0.5
1.0
1.0
1.0
1.0
0.5
0.5
0.5
1.0
3.0
AUC(0-t) (ng・hr/mL)
42.97
134.2
429.8
1652
19.20
88.83
362.5
1156
25.51
116.9
351.2
1500
23.56
63.04
163.9
1113
t1/2 (hr)
ND
3.74
4.58
ND
ND
5.42
ND
ND
ND
ND
ND
3.08
ND
ND
ND
3.70
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:26
2.6.5.4.2.
ウサギ
Test Article: Benzoyl peroxide
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
No. of animals/gender:
Vehicle/formulation:
Method of administration:
Dose:
Dosing period:
Sample:
Analyte:
Assay:
Results
2.6.5 - p. 8
4.2.2.2.
Sahut, 1985
Rabbit (New Zealand)
6M/6F
10% benzoyl peroxide/gel
Transdermal
500 mg/day
33 days
Plasma (0.5 hours pre-dose (pre-dose), 0.5 and 3 hours post-dose on days 0, 5, 12, 19, 26 and 33)
Benzoic acid
HPLC-UV
Mean plasma concentration of endogenous benzoic acid was 882  208 ng/mL.
BPO was rapidly absorbed after administration.The plasma concentration of benzoic acid at 0.5 hours post-dose on days 5 to 33
was higher than at pre-dose and 3 hours post-dose. The mean increases in benzoic acid concentration at 0.5 hours post-dose on
days 5 to 33 was 1656  718 ng/mL. Plasma benzoic acid concentration at pre-dose on days 5 to 19 was higher than endogenous
concentration. On day 33, plasma benzoic acid concentration was slightly higher than endogenous concentration.
2.6.5.
Dec 11 2014 11:20:26
薬物動態試験概要表
(Data source: Figure 3)
t-1/2: 0.5 hours pre-dose, t+1/2: 0.5 hours post-dose, t+3: 3 hours post-dose
2.6.5.5.
薬物動態試験:分布
2.6.5.5.1.
皮内分布
Test Article: Benzoyl peroxide
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
No. of animals/gender:
Vehicle/formulation:
Method of administration:
Dose:
Dosing period:
Analyte:
Assay:
Data source:
2.6.5 - p. 9
Cutaneous structure
Horny layer
Epidermis
Upper dermis
Deeper dermis
Whole skin
3h
11.4  2.3
0.14  0.03
0.40  0.03
0.47  0.06
12.4  2.4
Duration of application
8h
14.4  5.6
0.17  0.05
0.49  0.06
0.65  0.14
15.7  5.5
24h
17.1  6.1
0.09  0.01
0.50  0.03
0.53  0.09
18.2  6.0
2.6.5.
Mean SE (n=6, horny layer: n=3)
4.2.2.3.
Wepierre, 1986
Hairless rat (SD)
3M
10% Benzoyl peroxide/gel
Transdermal
10 mg
Single
14
C
LSC
Table 1
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:26
2.6.5.6.
2.6.5.6.1.
薬物動態試験:蛋白結合
ラット
Test Article: Benzoic acid
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
Concentration:
Method:
Data source:
Results:
2.6.5 - p. 10
2.6.5.6.2.
4.2.2.3.
Chiba, 1994
Rat
0.004 - 700 μM
Equilibrium dialysis was carried out for 3 hr for the initial plasma concentration range of 0.004 to 700 μM. The equilibrium
plasma and buffer concentrations of labeled and unlabeled benzoic acid were determined by LSC and HPLC, and the unbound
fraction in plasma perfusate was estimated as the ratio of the benzoate concentration in buffer side (unbound) to the concentration
in plasma side (total benzoate).
Results Section "Protein binding and red cll partitioning"
Unbound fraction; 0.13 - 0.28
Plasma protein binding; 72 - 87%
ヒト
Test Article: Hippuric acid
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
Method:
薬物動態試験:妊娠又は授乳動物における試験
該当する試験はない。
Dec 11 2014 11:20:27
薬物動態試験概要表
2.6.5.7.
2.6.5.
Data source:
Results:
4.2.2.3.
Itoh, 2012
Human
Serum samples were obtained from 45 patients on hemodialysis. A microscale and rapid ultracentrifugation method was carried
out. Serum and buffer concentration of hippuric acid were determined by LC/MS-MS.
Table 4
Plasam protein binding; 48.3  2.5%
2.6.5.8.
2.6.5.8.1.
2.6.5.8.1.1.
薬物動態試験:その他の分布試験
皮膚透過性
過酸化ベンゾイル
Test Article: Benzoyl peroxide
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
Vehicle/formulation:
Method of administration:
Analyte:
Assay:
Data source:
2.6.5 - p. 11
Rinse (skin surface)
Soaks (skin layers)
Buffer (dermal side)
Total
4.2.2.3.
Natch, 1981
Human skin
Benzoyl peroxide
In vitro
14
C
LSC
Table 1
μg (average of two diffusion cells)
4350
120
86
4556
% of the total amount recovered
95.5
2.6
1.9
100
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:27
2.6.5.8.1.2.
クリンダマイシンリン酸エステル-過酸化ベンゾイル配合ゲル
Test Article: Clindamycin + Benzoyl peroxide
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
Vehicle/formulation:
Method of administration:
Analyte:
Assay:
Data source:
Test articles
4.2.2.3.
2008-350-MB
Human skin
1% clindamycin as clindamycin phosphate and 3 or 5% benzoyl peroxide
In vitro
Clindamycin, Benzoic acid
LC-MS/MS (clindamycin), HPLC-UV (benzoyl peroxide, benzoic acid)
Table 3, 4, 6, 7
Analyte
2.6.5 - p. 12
CLDM1%-BPO5%
Clindamycin#1
CLDM1%-BPO3%
Clindamycin#1
CLDM1%-BPO5%
Benzoyl peroxide
CLDM1%-BPO3%
Benzoyl peroxide
CLDM1%-BPO5%
Benzoic acid
CLDM1%-BPO3%
Benzoic acid
Mean  SE (CLDM1%-BPO5%: n=26, CLDM1%-BPO3%: n=28)
BQL: Below the limit of quantitation
#1: Clindamycin and clindamycin phosphate
Epidermis
6.73  2.04
12.47  2.48
18.43  6.75
18.22  4.38
2.11  0.29
1.70  0.17
skin distribution (μg)
Dermis
1.14  0.30
1.78  0.43
2.65  0.74
2.64  0.62
1.81  0.35
1.37  0.20
Receptor fluid
0.17  0.07
0.19  0.07
BQL
BQL
2.49  0.25
1.13  0.11
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:27
2.6.5.8.2.
トランスポーターによる輸送
2.6.5.8.2.1.
2.6.5.8.2.1.1.
Oat1 による輸送
安息香酸
Test Article: Benzoic acid
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
No. of animals/gender:
Analyte:
Assay:
Data source:
4.2.2.3.
Eraly, 2006
Oat1 knock-out mouse (C57BL/6J)
4 - 5M
Benzoic acid
GC-MS
Table 3
2.6.5 - p. 13
Plasma (μM)
Urine (mmol/mol creatinine)
Mean  SE (n=4~5)
2.6.5.8.2.1.2.
Wild type
0.00
6.01  0.85
Knock-out
16.91  6.86
8.80  1.35
馬尿酸
Test Article: Hippuric acid
4.2.2.3.
Deguchi, 2004
rOat1 and rOat3-expressing LLC-PK1 cells, hOAT1 and hOAT3-expressing HEK293 cells
rOat1/hOAT1; p-aminohippurate, rOat3/hOAT3; benzylpenicillin
Table 1, 5
Dec 11 2014 11:20:27
Vmax/Km (μL/min/mg of protein)
18.9
18.3
-
薬物動態試験概要表
rOat1-LLC-PK1
rOat3-LLC-PK1
hOAT1-HEK293
hOAT3-HEK293
2.6.5.
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Substrate:
Data source:
2.6.5.8.2.2.
MCT1 による輸送
Test Article: Benzoic acid
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Concentration:
Data source:
Results:
2.6.5.8.2.3.
4.2.2.3.
Tamai, 1999
Rat MCT1-expressing MDA-MB231 cells
Up to 50 mM
Results
The estimated Km and Vmax values were 3.05  0.38 mM and 168  14.3 nmol/min/mg protein, respectively. The uptake of
[14C]benzoic acid by mock cells increased from pH 7.5 to 6.5, but was constant at pH<6.5. In contrast, uptake of [14C]benzoic acid by
rat MCT1-transfected cells increased continuously from pH 7.5 to pH 5.5, distinctly different from the uptake by mock cells.
rOat2 及び hOAT2 による輸送
Test Article: Benzoic acid
2.6.5 - p. 14
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Concentration:
Data source:
Results:
4.2.2.3.
Pfennig, 2013
rOat2 or hOAT2-expressing HEK293 cells
0.1 μM
Fig 3
Benzoic acid is not transported by OAT2.
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:28
2.6.5.8.2.4.
rOatp1a4 による輸送
Test Article: Hippuric acid
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Concentration:
Data source:
Results:
4.2.2.3.
Deguchi, 2006
rOatp1a4-expressing Xenopus laevis oocytes
10 μM
Results
There was no significant difference over a period of at least 60 min in uptake of [14C]hippuric acid between oocytes injected with
rOatp1a4 cRNA and those injected with water.
2.6.5 - p. 15
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:28
2.6.5.8.3.
トランスポーター輸送阻害
2.6.5.8.3.1.
Oat1 輸送阻害
Test Article: Benzoic acid
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Analyte:
Result:
2.6.5.8.3.2.
4.2.2.3.
Eraly, 2006
mouse OAT1-expressing Xenopus oocytes
p-aminohippurate
The Ki of benzoic acid was 253 μM.
Oat1/3 輸送阻害
Test Article: Hippuric acid
2.6.5 - p. 16
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Substrate:
Data source:
4.2.2.3.
Deguchi, 2004
rOat1 and rOat3-expressing LLC-PK1 cells, hOAT1 and hOAT3-expressing HEK293 cells
rOat1/hOAT1; p-aminohippurate, rOat3/hOAT3; benzylpenicillin
Table 2, 6
Mean  SD (n=3)
Ki (μM)
27.5  4.3
18.6  10.7
18.8  4.7
30.8  6.5
2.6.5.
Transporter
rOat1
rOat3
hOAT1
hOAT3
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:28
2.6.5.8.3.3.
MCT 輸送阻害
Test Article: Benzoic acid
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Substrate:
Data source:
Results:
2.6.5.8.3.4.
4.2.2.3.
Fujii, 2013
Rabbit corneal epithelium cells
[3H]Ketoprofen (0.3 μM)
Table 3
Benzoic acid at high concentration (20 mM) reduced the uptake of [3H]ketoprofen by rabbit corneal epithelium cells.
(MCTs contribute to the membrane transport and pharmacokinetics of drugs with monocarboxylic acid structures such as ketoprofen.)
OATP1B1 輸送阻害
Test Article: Hippuric acid
2.6.5 - p. 17
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Substrate:
Data source:
Results:
2.6.5.8.3.5.
4.2.2.3.
Fujita, 2014
hOATP1B1-expressing HEK293 cells
SN-38 (0.03 μM), estrone-3-sulfate (1.6 nM)
Table 1
Hippuric acid inhibitd OATP1B1-mediated uptake of SN-38 and [3H]estrone-3-sulfate, IC50 values were 6710 and >3000 μM,
respectively.
MRP4 及び BCRP 輸送阻害
Dec 11 2014 11:20:28
4.2.2.3.
Mutsaers, 2011
MRP4 or BCRP-expressing HEK293 cells
Methotrexate (MTX, 218, 468 and 718 nM), estrone-1-sulfate (E1S, 50, 125 and 200 nM)
Results
Hippuric acid dose-dependently inhibited MRP4-mediated [3H]-MTX uptake and BCRP-mediated [3H]-E1S uptake in a concentration
range of 0.1 mM to 3.5 mM. The compound did not completely inhibit transport by MRP4, as depicted by the plateau at 50% of the
inhibition curve, whereas uptake of [3H]-E1S by BCRP was completely blocked by hippuric acid. Hippuric acid inhibited MRP4mediated transport in a non-competitive manner, with a Ki of 2.5 mM, and also inhibited transport by BCRP in a non-competitive
manner with a Ki of 4 mM.
薬物動態試験概要表
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Substrate:
Data source:
Results:
2.6.5.
Test Article: Hippuric acid
2.6.5.9.
薬物動態試験:In Vivo における代謝
2.6.5.9.1.
皮膚中代謝物
Test Article: Benzoyl peroxide
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
Vehicle/formulation:
Method of administration:
Dose:
Dosing period:
Analyte:
Assay:
Data source:
4.2.2.4.
Wepierre, 1986
Hairless rat (SD)
10% Benzoyl peroxide/gel
Transdermal
10 mg
Single
14
C
LSC
Table 1
2.6.5 - p. 18
Cutaneous structure
Horny layer
Epidermis
Upper dermis
Deeper dermis
Whole skin
Benzoic acid
2.1
0.07
0.29
0.32
2.8
24h
Benzoyl peroxide
Benzoic acid
13.8
3.3
0.04
0.05
0.18
0.32
0.12
0.41
14.1
4.1
2.6.5.
Mean (n=6, horny layer: n=3)
3h
Benzoyl peroxide
9.3
0.07
0.11
0.15
9.6
Duration of application
8h
Benzoyl peroxide
Benzoic acid
10.1
4.3
0.05
0.12
0.09
0.40
0.12
0.53
10.4
5.3
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:29
2.6.5.9.2.
尿中代謝物
Test Article: Benzoyl peroxide
2.6.5 - p. 19
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
No. of animals/gender:
Vehicle/formulation:
Method of administration:
Dose :
Dosing period:
Sample:
Analyte:
Assay:
Data source:
Results:
2.6.5.10.
4.2.2.4.
Natch, 1981
Rhesus monkey
2M/1F
Acetone
Transdermal
139 μg
Single
Urine (Male; 6-24 hour urines, Female; 6-12 hour urines)
14
C
Thin layer chromatography and autoradiography
Table II
When the urine collected following topical application was extracted with ethyl acetate at pH 9.0, 7.2% of the 14C label was
recovered in the organic fraction; 92.8% remained in the aqueousphase. Re-extracting the aqueous fraction at pH 1.0 transferred
97.0% of the radioactivity to the organicfraction; only 3.0% remained in the aqueousphase. When this second organic extract was
analyzed by TLC and autoradiography, one major metabolite with a relative Rf, identical to benzoic acid was found. There were
three minor, more polar metabolites, but the quantity of these was too small-less than 2% of the total-to permit their
identification. However, their mobility did not coincide with that of hippuric acid.
薬物動態試験:In Vitro における代謝
該当する試験はない。
薬物動態試験:推定代謝経路
O
O
O
O
OH
O
過酸 化 ベン ゾ イル
安 息 香酸
N
H
馬 尿酸
OH
O
薬物動態試験概要表
O
Dec 11 2014 11:20:29
2.6.5.
2.6.5.11.
2.6.5.12.
2.6.5.12.1.
薬物動態試験:薬物代謝酵素の誘導/阻害
CYP 阻害
2.6.5.12.1.1.
CYP1A2 及び 2D6 阻害
Test Article: Hippuric acid
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Data source:
Results:
4.2.2.4.
Tsujimoto, 2014
Human liver microsomes
Fig. 3 and Fig. 6
Hippuric acid did not inhibit the CYP1A2-mediated metabolism of phenacetin to acetaminophen and CYP2D6-mediated metabolism of
metoprolol to O-demethylmetoprolol.
Effects of hippuric acid on CYP1A2 activity in human liver microsomes.
(Acetaminophen formation rate (% of control) vs Hippuric acid concentration (μM))
2.6.5 - p. 20
2.6.5.
Effects of hippuric acid on CYP2D6 activity in human liver microsomes.
(O-desmethylmetoprolol formation rate (% of control) vs Hippuric acid concentration (μM))
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:29
2.6.5.12.1.2.
CYP3A4 阻害
Test Article: Hippuric acid
Location in CTD:
Report No.:
Test system:
Data source:
Results:
4.2.2.4.
Volpe, 2014
Human liver microsomes
Table 3
Hippuric acid inhibited the CYP3A4-mediated metabolism of testosterone,. the IC50 value was 116.1 μg/mL as protein-unbound
concentration, 129 to 241.9 μg/mL as total concentration.
2.6.5 - p. 21
2.6.5.
薬物動態試験概要表
Dec 11 2014 11:20:30
2.6.5.13.
2.6.5.13.1.
薬物動態試験:累積排泄
ラット
Test Article: Benzyl peroxide
2.6.5 - p. 22
Location in CTD:
Report No.:
Species (Strain):
No. of animals/gender:
Vehicle/formulation:
Method of administration:
Dose :
Dosing period:
Sample:
Analyte:
Assay:
Results:
2.6.5.14.
4.2.2.5.
Natch, 1981
Rhesus monkey
2M/1F
Acetone
Transdermal
139 μg
Single
Urine (Male; 6-24 hour urines, Female; 6-12 hour urines)
14
C
LSC
When 14C-benzoyl peroxide dissolved in acetone was applied in a dose of 139 μg of the ventral forearm of these same monkeys,
about 45% of the applied radioactivity was recovered in the urine.
薬物動態試験:胆汁中排泄
該当する試験はない。
2.6.5.15.
薬物動態試験:薬物相互作用
薬物動態試験:その他
該当する試験はない。
Dec 11 2014 11:20:30
薬物動態試験概要表
2.6.5.16.
2.6.5.
該当する試験はない。
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