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EDITORS’ CHOICE 日常ドイツ語会話ネイティブ表現 生きたドイツ語表現の幅を広げる! 本書の特長 1 日常生活でよく使う言い回しを,状況や機能に応じて 3 パターンずつまと めました。語句や文法事項の説明を参考に, 初心者からでも気軽に使えます。 2 どんな場面で用いるのかイメージしやすいよう,見出しのキーフレーズは ダイアログの形で紹介しています。ネイティブスピーカーによる音声を繰 り返し聞くことで自然とリスニング力がアップします。 3 巻末には動詞索引を付けました。学習の助けとしてぜひご活用ください。 著者:ヤン・ヒレスハイム/金子 みゆき 判型:四六判 本体価格:1,900 円 ISBN:978-4-87615-277-3 発売日:2013 年 11 月 29 日 語研ホームページ:http://www.goken-net.co.jp *パソコン,スマートフォン,タブレットなどで試し読みにご利用ください。 ..................................................................... ..................................................................... ..................................................................... Vorwort Leichte Ausdrücke und Sätze für jeden Tag 本書は,ドイツ語ネイティブスピーカーが選んだ日常生活でよく使う言 い回しを,会話の意図や状況,流れなどに応じてまとめた表現集です。出 てくる語彙や表現のレベルは,ヨーロッパ言語共通参照枠の A1(学習目 安時間 80 ∼ 200 時間)から B1(同 350 ∼ 650 時間)に相当します。つまり, ある程度ドイツ語の基礎を学習したことのある方を主な対象としています が,初心者でも辞書などを引くことなく気軽に使っていただけるよう,語 句や文法事項の説明も充実させました。 見出しで挙げたキーフレーズは,バリエーション豊かなダイアログの形 で紹介していますので,場面をイメージしやすくなっています。読み進め る中で,読者のみなさんにはきっと「ああ,あの時はこう言えばよかった のか…」と感じていただけることでしょう。また,ドイツ語では,通常相 手との関係によって使う二人称が異なります。本書ではいろいろな状況に 対応できるよう,du を使った親しい相手とのやりとりと,少し改まったニ ュアンスを持つ Sie での会話を両方扱っていますので,丁寧さの違いなど にも慣れ親しんでいただけると思います。 しっかり伝わるドイツ語を話せるようになるには,語彙や言葉の使い方 の知識だけでなく,「リズム」を身につけることも大変重要です。単語の 音節の数やアクセントの位置を意識することがその秘訣ですが,これらは カタカナで表記することができません。本書にはカタカナルビの代わりに CD が付属していますので,音の区切りやまとまり,強く発音される部分 などを繰り返し確認しながら学習を進めてみてください。 2013 年 11 月 著者 3 ................................................................... ................................................................... ................................................................... Leichte Ausdrücke und Sätze für jeden Tag Inhaltsverzeichnis 目 次 はじめに ........................................................................................................................................................................... 3 Ⅰ 4 日常のやりとり 1-01. あいさつする(1) 12 1-02. あいさつする(2) 13 1-03. 街中で人に話しかける 14 1-04. 公共の施設で 15 1-05. 近況を尋ねる 16 1-06. 人を紹介する 17 1-07. 人を紹介されて 18 1-08. 初対面かどうか確認する 19 1-09. 久しぶりの再会 20 1-10. 用事があって話したい 21 1-11. 電話で 22 1-12. 時間がない 23 1-13. 招待する 24 1-14. 人におごる 25 1-15. 贈り物を渡す 26 1-16. お礼を言う 27 1-17. ほめる・お世辞を言う 28 1-18. 別れのあいさつ(1) 29 1-19. 別れのあいさつ(2) 30 1-20. よろしくと告げる 31 1-21. チップを渡す 32 1-22. 幸せを願う 33 1-23. 祝福する 34 1-24. 飲食の際,テーブルで 35 1-25. 謝罪する 36 1-26. 謝罪に対して 37 1-27. お悔やみ 38 ................................................................... ................................................................... ................................................................... Ⅱ 感情を表現する 2-01. 感動 40 2-02. 楽しさ 41 2-03. ほめる 42 2-04. うらやましい 43 2-05. 励ます 44 2-06. 喜び・楽しみ 45 2-07. 満足感 46 2-08. 驚き 47 2-09. 安堵・安心 48 2-10. ショックを受ける 49 2-11. 失望・落胆 50 2-12. あきらめ 51 2-13. 困惑 52 2-14. 不安・恐れ 53 2-15. 恥ずかしい 54 2-16. 悲しみ 55 2-17. 後悔・悔しさ 56 2-18. 慰める 57 2-19. 不平・不満 58 2-20. 退屈・うんざり 59 2-21. やる気がない 60 2-22. 怒り・いらだち 61 2-23. 嫌悪感 62 2-24. お金がない 63 2-25. 疲れ・眠気 64 2-26. 体調が悪い 65 2-27. 病気やけがをしたら 66 5 ................................................................... ................................................................... ................................................................... Ⅲ 6 情報を伝える・反応する 3-01. 質問の前置き 68 3-02. 名前を尋ねる 69 3-03. 出身を尋ねる 70 3-04. 職業を尋ねる 71 3-05. 趣味を尋ねる 72 3-06. 好みを尋ねる 73 3-07. 恋愛・結婚について尋ねる 74 3-08. 予定を尋ねる 75 3-09. 場所を尋ねる 76 3-10. 時間を尋ねる 77 3-11. 値段を尋ねる 78 3-12. 方法を尋ねる 79 3-13. 目的を尋ねる 80 3-14. 肯定する 81 3-15. 否定する 82 3-16. 知っている 83 3-17. 知らない 84 3-18. 初耳 85 3-19. 答えたくない 86 3-20. 特に理由はない 87 3-21. 事実を確認する 88 3-22. 確かな情報として伝える 89 3-23. 推測 90 3-24. 疑い 91 3-25. 未確定な情報として伝える 92 3-26. 目的を示す 93 ................................................................... ................................................................... ................................................................... Ⅳ 会話の進め方 4-01. 積極的なあいづち 96 4-02. 前置き 97 4-03. 共感する 98 4-04. 相手の話を遮る 4-05. 相手の言うことが聞き取れない 100 4-06. 聞き返す 101 4-07. 繰り返すよう頼む 102 4-08. 率直に言う 103 4-09. 印象を伝える 104 4-10. 意外さを示す 105 4-11. 当然だと伝える 106 4-12. 強調する 107 4-13. 覚えているか確認する 108 4-14. 説明を求める 109 4-15. 訳して欲しいと頼む 110 4-16. 明確にして欲しいと頼む 111 4-17. 例に取る 112 4-18. 言葉が思い浮かばない 113 4-19. 相手の理解を確認する 114 4-20. 自身の発言にコメントする 115 4-21. 誤解を避ける 116 4-22. 相手の立場に立つ 117 4-23. 理解したと伝える 118 4-24. 参考までに 119 4-25. 内容をまとめる 120 4-26. 会話を終える 121 99 7 ................................................................... ................................................................... ................................................................... Ⅴ 8 評価・コメントを伝える表現 5-01. 意見を求める(1) 124 5-02. 意見を求める(2) 125 5-03. 同意を求める 126 5-04. 自分の意見を述べる 127 5-05. 同意する 128 5-06. 大丈夫だと伝える 129 5-07. だめだと伝える 130 5-08. 反対する 131 5-09. 相手の誤りを正す 132 5-10. 容認する 133 5-11. 異論を唱える 134 5-12. どちらでもよい 135 5-13. 釈明を求める 136 5-14. 事情を説明する 137 5-15. 即断しない 138 5-16. 可能性 139 5-17. 肯定的な評価 140 5-18. 気に入る 141 5-19. 批判・否定的な評価 142 5-20. 気に入らない 143 5-21. 興味を尋ねる 144 5-22. 関心を示す 145 5-23. 夢中である 146 5-24. 興味・関心がない 147 5-25. 意志・希望を示す 148 5-26. 決意・決心を伝える 149 5-27. 決心がつかない 150 ................................................................... ................................................................... ................................................................... Ⅵ 行動に関する表現 6-01. 誘う 152 6-02. 誘い・頼みに応じる 153 6-03. 行動を促す(1) 154 6-04. 行動を促す(2) 155 6-05. 次の機会にと提案する 156 6-06. 希望を伝える 157 6-07. 希望を尋ねる 158 6-08. 提案する 159 6-09. 提案に応じる 160 6-10. 助言を求める 161 6-11. 助言する 162 6-12. 助けを求める 163 6-13. 助けを申し出る 164 6-14. 許可を求める 165 6-15. 要求に応える 166 6-16. 即答できない 167 6-17. 頑として聞き入れない 168 6-18. 条件をつける 169 6-19. 催促する 170 6-20. 注意を促す 171 6-21. 緊急事態 172 6-22. 担当・専門知識 173 6-23. 用意ができた 174 6-24. 都合が悪い 175 6-25. 考え直すよう促す 176 6-26. やるべきこと・義務 177 6-27. 禁止であると指摘する 178 動詞索引(アクセント付き)........................................................................................................................ 180 9 ................................................................... ................................................................... ................................................................... 略号と用語について ☆ 名詞は男性形を (m),中性形は (n),女性形は (f),複数形については (pl.) と表記 しています。 ☆ 再帰代名詞は sich3 で 3 格を,sich4 は 4 格を表し,そのほかの人や物事を表す 名詞が当てはまる部分は,それぞれ jm/...3,jn/...4 としています。 ☆ zu +不定詞(動詞の原形)の形で,名詞のような機能を持つものを「zu 不定詞」, ほかの語と結びつき zu 不定詞が最後に置かれるまとまりを「zu 不定詞句」とし ています。zu 不定詞句はカンマで区切るのが一般的です。 【装丁】 平木 千草 【イラスト】 オガワ ナホ 【CD ナレーション】 Jan Hillesheim Susanne Steffen ★ CD には,対話例のドイツ語のみが1回,自然な速さで収録されています。テ キストで A や B に「*」マークが付いている部分は女性パート,付いていな い部分は男性パートを表します。 ★ ドイツ語には,語末でアクセントのないあいまいな母音など,日本語にはな い音があります。より自然なドイツ語の発音を身につけるためにも,付属の CD を用いた繰り返し学習が効果的です。 本書の付属 CD には,トラック名・CD タイトルなどのテキストデータは一切収録されてお りません。パソコンで再生した場合に表示されるトラック名や CD タイトルは,弊社の管理 下にない外部のデータベースを参照しております。予めご了承ください。 10 1-01. あいさつする(1) 001 2 01 おはようございます。 Guten Morgen. A: Guten Morgen, Frau Sommer. B*: Guten Morgen, Herr Winter. A: おはようございます,ゾンマーさん。 B: おはようございます,ヴィンターさん。 ポ イ ン Guten Morgen. *午前 11 時頃までのあいさつ。 《Frau +名字》∼さん(女性)。 ト 《Herr +名字》∼さん(男性) 。 002 こんにちは。 Guten Tag. A*: Guten Tag, Herr Winter. B: Guten Tag, Frau Sommer. A: こんにちは,ヴィンターさん。 B: こんにちは,ゾンマーさん。 ポ イ ン ト Guten Tag. *午前 11 時頃∼午後 5 時頃までのあいさつ。ドイツ南部やオーストリアでは Guten Tag. のかわりに Grüß Gott. と言う人が多い。 003 おはよう。 Morgen! A: Morgen, Monika. B*: Morgen, Martin. A: おはよう,モニカ。 B: おはよう,マーティン。 ポ イ ン ト 12 Morgen, ... *親しい間柄での朝のあいさつ。この場合は形容詞 guten を付けず,名詞 Morgen(朝)だけで用いる。また,昼の場合は Tag, ... となる。あとにはファーストネーム が続く。 1-02. あいさつする(2) 2 004 02 やあ。 Ⅰ 日 常 の や り と り Hallo. A: Hallo, Frau Sommer, haben Sie schon Feierabend? B*: Ja, endlich. A: やあ,ゾンマーさん。もうお帰りですか。 B: ええ,やっとね。 ポ イ ン ト Hallo. *時刻を問わず使えるが,改まった状況では使わない。 Feierabend (m) 仕事終わり。 005 こんばんは。 Guten Abend. A: Guten Abend, Frau Sommer. B*: Guten Abend, Herr Winter. A: こんばんは,ゾンマーさん。 B: こんばんは,ヴィンターさん。 ポ イ ン ト Guten Abend. *午後 5 時頃以降のあいさつ。親しい間柄で guten を除く場合は Abend(夜) が母音で始まるため,最後の子音 n を残して N’ Abend. と発音する。 006 おやすみ。 Gute Nacht. A: Gute Nacht, Monika, schlaf gut. B*: Ja, du auch, gute Nacht! A: おやすみ,モニカ。よく寝てね。 B: ええ,あなたも。おやすみなさい。 ポ イ ン ト schlafen 眠る * schlaf は du への命令形。「おやすみなさい」に続けて Träum schön.(よ い夢を)などと言うこともある。 13 1-03. 街中で人に話しかける 007 3 01 すみません。 Entschuldigen Sie. A*: Entschuldigen Sie, ist hier in der Nähe eine Bushaltestelle? B: Ja, die ist an der nächsten Ecke. A: すみません,近くにバス停はありますか。 B: はい,バス停でしたら次の角にありますよ。 ポ イ ン ト Sie あなた *それほど親しくない人や知らない人,目上の人に使う敬称。 Bushaltestelle (f) バス停。 die *ここではバス停を表す指示代名詞。 an der nächsten Ecke (f) 次の角に。 008 すみません。 Entschuldigung. A: Entschuldigung, gehört die Tasche Ihnen? B*: Oh, ja! Vielen Dank. Die hätte ich fast vergessen. A: すみません,このカバンはあなたのですか。 B: あら,そうです! ありがとうございます。忘れるところでした。 ポ イ ン ト jm gehören ∼ 3 のものである。 Tasche (f) カバン。 Ihnen 人称代名詞 Sie の 3 格。 fast ほとんど。 vergessen ∼ 4 を忘れる。 009 すみません。 Verzeihung. A: Verzeihung, ist der Bahnhof weit von hier? B*: Nein, fünf Minuten zu Fuß. A: すみません,駅はここから遠いでしょうか。 B: いいえ,歩いて 5 分です。 ポ イ ン ト 14 Verzeihung. * Entschuldigen Sie. や Entschuldigung. とまったく同じように「すみませ ん」と声をかける際に使われる。 Minute (f) 分。 zu Fuß 歩いて。 1-04. 公共の施設で 3 010 02 この席はまだ空いていますか。 Ⅰ 日 常 の や り と り Ist der Platz noch frei? A: Entschuldigung, ist der Platz noch frei? B*: Nein, tut mir leid, hier ist schon besetzt. A: すみません,この席はまだ空いていますか。 B: いいえ,申し訳ないのですが,空いていません。 ポ イ ン ト Platz (m) 席,場所。 noch まだ。 frei sein 空いている。 besetzt sein ふさがっている。 011 列に並んでいますか。 Stehen Sie hier an? A*: Verzeihung, stehen Sie hier an? B: Ja, schon eine halbe Stunde. A: すみませんが,列に並んでいらっしゃいますか。 B: ええ,もう 30 分も。 ポ イ ン ト an|stehen 列に並ぶ。 schon すでに。 eine halbe Stunde 30 分(= 1 時間の半分)。 012 ちょっと通していただけますか。 Kann ich kurz durchgehen? A: Entschuldigung, kann ich kurz durchgehen? B*: Ja, bitte. A: ちょっと通していただけますか。 B: ええ,どうぞ。 ポ イ ン ト kurz ちょっと。 durch|gehen 通り抜ける。 15 1-05. 近況を尋ねる 013 4 01 お元気ですか。 Wie geht es Ihnen? A: Guten Tag, Frau Sommer, wie geht es Ihnen? B*: Danke gut, und Ihnen? A: Auch gut, danke. A: こんにちは,ゾンマーさん。お元気ですか。 B: ええ,ありがとうございます。そちらは? A: 私も元気です,ありがとう。 ポ イ ン ト Wie geht es Ihnen? *「調子はどうですか」と尋ねるとき,du で話す相手には Wie geht’s dir? となる。dir は人称代名詞 du の 3 格。 auch ∼も。 014 仕事はどう? Wie läuft’s? A*: Morgen Martin, wie läuft’s? B: Prima. A: おはよう,マーティン。仕事はどう? B: うまくいってるよ。 ポ イ ン ト es läuft(物事が)進行する,運ぶ *仕事や物事の進行状況などについて話すときに使われる。 prima とてもよい。 015 変わりない? Was gibt’s Neues? A: Lange nicht gesehen, Monika, was gibt’s Neues? B*: Ich bin letzten Monat umgezogen. A: 久しぶり,モニカ。変わりない? B: 先月引っ越したのよ。 ポ イ ン ト 16 Lange nicht gesehen! 久しぶり(=長く会わなかった)。 es gibt ...4 ∼ 4 がある。 Neues (n) 新しいこと *直訳は「新しいことが何かある?」。 um|ziehen 引っ越す。 1-06. 人を紹介する 4 016 02 ∼と申します。 Mein Name ist ... A: Mein Name ist Winter, Martin Winter. Ich habe einen Termin mit Frau Sommer. B*: Guten Tag, Herr Winter. Frau Sommer kommt gleich. A: ヴィンターと申します,マーティン・ヴィンターです。ゾンマーさんとお 約束しているのですが。 B: こんにちは,ヴィンターさん。ゾンマーさんはすぐにいらっしゃいます。 ポ イ ン ト *例文のように,初対面で名のる際にまずは名字を言い,そのあとフルネームを繰り返す人もいる。 Termin (m) アポイントメント。 gleich すぐに。 017 ご紹介してもよろしいでしょうか。 Darf ich Sie bekannt machen? A: Frau Sommer, darf ich Sie bekannt machen? Das ist Herr Schneider. B*: Herzlich willkommen, Herr Schneider. A: ゾンマーさん,ご紹介させていただいてもよろしいでしょうか。こちらが シュナイダーさんです。 B: ようこそ,シュナイダーさん。 ポ イ ン ト darf:dürfen ∼してもいい *許可を表す話法の助動詞。 bekannt machen 紹介する。 Herzlich willkommen ようこそ。 018 こちらが∼だよ。 Das ist ... A: Sabine, das ist Monika. B*: Hallo Monika, schön, dass du kommen konntest. A: ザビーネ,こちらがモニカだよ。 B: こんにちは,モニカ。あなたが来られてうれしいわ。 ポ イ ン ト das *この場合は,「これ,それ」でなく,「こちら,この人」という意味で使われる。 konntest:können ∼できる *可能を表す話法の助動詞,ここでは過去形。 17 Ⅰ 日 常 の や り と り 1-07. 人を紹介されて 019 5 01 初めまして。 Angenehm. A: Guten Tag, mein Name ist Winter. B*: Guten Tag, Herr Winter, angenehm. A: こんにちは,ヴィンターと申します。 B: こんにちは,ヴィンターさん。初めまして。 ポ イ ン ト angenehm *本来の意味は「好ましい」だが,(Sehr) angenehm. の形で,「初めまして」と いうあいさつとしてよく使われる。 020 お会いできてうれしいです。 Freut mich, Sie kennenzulernen. A*: Darf ich vorstellen: Das ist Herr Winter. B: Guten Abend, Herr Winter, freut mich, Sie kennenzulernen. A: ご紹介させてください,こちらがヴィンターさんです。 B: こんばんは,ヴィンターさん。お会いできてうれしいです。 ポ イ ン ト vor|stellen 紹介する。 freut mich ∼がうれしい * Freut mich. のみで「初めまして」と して使われることもある。 kennen|lernen ∼ 4 と知り合う。 021 噂は聞いています。 Ich habe schon von dir gehört. A*: Das ist meine Kollegin Monika. B: Hallo Monika, ich habe schon von dir gehört. A: こちらは同僚のモニカよ。 B: こんにちは,モニカ。きみの噂はすでに聞いているよ。 ポ イ ン ト 18 Kollegin (f) 女性の同僚 *男性の同僚は Kollege (m)。 von dir きみについて。 1-08. 初対面かどうか確認する 5 022 02 私のことを覚えていますか。 Ⅰ 日 常 の や り と り Erinnern Sie sich noch an mich? A: Erinnern Sie sich noch an mich? B*: Ja, natürlich. A: 私のこと覚えていますか。 B: ええ,もちろん。 ポ イ ン ト sich4 an ...4 erinnern ∼ 4 を覚えている。 mich 人称代名詞 ich の 4 格。 natürlich もち ろん。 023 一度お会いしたことはありませんか。 Haben wir uns nicht schon einmal getroffen? A*: Haben wir uns nicht schon einmal getroffen? B: Ja, genau, beim Filmfest im letzten Sommer. A: 一度お会いしたことはありませんか。 B: ええ,そうですね。去年の映画祭で。 ポ イ ン ト jn treffen ∼ 4 と(偶然に)会う。 genau そのとおり。 im letzten Sommer (m) 去年の 夏に。 024 どこかで知り合っていますよね? Kennen wir uns nicht irgendwoher? A: Kennen wir uns nicht irgendwoher? B*: Ich glaube nicht, vielleicht verwechseln Sie mich. A: どこかで知り合っていますよね? B: 違うと思います。人違いでしょう。 ポ イ ン ト kennen ∼ 4 と面識・親交がある。 irgendwoher どこかから,どういうわけか。 vielleicht おそらく。 jn verwechseln ∼ 4 を見間違う。 19 .................................................................. .................................................................. .................................................................. Leichte Ausdrücke und Sätze für jeden Tag Glossar 動詞索引(アクセント付き) A1‒A2 レベルの動詞を太字で表記しています。 aufhören やめる 28, 149 アクセントの位置は,短母音を「・」,長母音 や二重母音を「 」で示しています。 aufpassen 注意する 36, 171 A abfahren 出発する ・ 164, 170 abfliegen (飛行機で)出発する ・ abgeben ∼を提出する ・ abholen ∼を迎えに行く ・ 55 absprechen ∼を取り決める ・ abstürzen 落ちる ・ amüsieren (sich) 楽しむ anfangen 始める ・ angehen ∼に関係する ・ 129 auskennen (sich) 詳しく知っている 173 ausruhen (sich) 休む abreisen (旅に)出発する ・ ausfüllen ∼に記入する 129 79 absagen ∼を取りやめる 120 ausrichten 伝える 93, 174 61 ausfallen 急に止まる 174 abonnieren ∼を定期購読する ・ aufregen ∼をいらだたせる 31 162 aussehen ∼のように見える 28, 55, 65, 78, 104, 140 aussprechen ∼を述べる 38 130 B 108 49, 130 41 174 86 beantworten ∼に答える 23 bedeuten ∼を意味する 109 ・ bedienen (sich) 自分で取る beeilen (sich) 急ぐ 106 77, 170 anhören (sich) ∼のように聞こえる 104, 119 beginnen 始まる ankommen 次第である behalten ∼を持っておく 26, 27, 106, 166 ・ ・ annehmen ∼を受ける ・ 138 99 anrufen (∼に)電話をかける ・ ・ ・ bekannt machen 紹介する ・ anschauen ∼を見る anstehen 列に並ぶ ・ 17 bekommen ∼を手に入れる ・ 22, 89, 93, 130, 137, 160, 162 ・ 101 135, 143 15 40, 43, 48, 56, 85, 92, 133 beneiden ∼をうらやむ benutzen ∼を使う ・ 43 140 anstrengen (sich) 努力する 110 besorgen ∼を調達する anziehen ∼を着る 135 besprechen ∼を話し合う 23, 126, 160 bestellen ∼を注文する 91, 131, 139 ・ ・ arbeiten 働く ・ 71, 120, 177 ・ ・ 97 ärgern (sich) 腹を立てる 58 besuchen ∼を訪ねる auffallen 目を引く 56 bezahlen ∼の代金を支払う 127, 132, 177 44 bitten 頼む ・ aufgeben あきらめる aufhalten ∼を引き留める 180 121 ・ 49 36, 109, 163 .................................................................. .................................................................. .................................................................. essen (∼を)食べる bleiben とどまる,∼のままでいる 22, 75, 107, 134, 142, 162, 177 brauchen ∼を必要とする ・ 62, 68, 73, 86, 113, 119, 141, 143, 157, 158, 160 33, 46, 80, 82, F 130, 136, 152, 155, 163, 164, 166, 168, 172 bremsen ブレーキをかける ・ buchen (∼を)予約する 48 fahren ∼に行く,運行する 24, 53, 61, 76, 127 120, 138, 150, 159, 161, 162, 169, 171, 175 fallen 落ちる 48 ・ fehlen ∼の具合が悪い,∼が足りない D dabeihaben 携帯している 63, 167 danken ∼に感謝する 38 ・ dauern (時間が)∼かかる 124, 136 dazwischenkommen (問題などが)起こる 137 feiern パーティをする feststehen ∼が確定している ・ drängeln 急かす 170 ・ durchgehen 通り抜ける 15 ・ durchlesen ∼を読み通す 47, 106 ・ 42, 48, 99, 103, 113, 115, 116, 124, 125, 126, 127, 133, 141, 145, 147 denken (∼と)思う 56, 103, 124, 125, 127 ・ 92 ・ finden ∼と思う,∼を見つける ・ 66 116 fliegen (飛行機で)行く 149 folgen ∼を追う 113, 114 ・ fotografieren 写真を撮る 165 fragen (∼に)質問する 68, 86, 102, 161, 163 freinehmen 休みを取る E eilen 急ぐ 156 einfallen ∼の頭に浮かぶ 18, 28, 45, 81, 107, 120, 138 97, 113 einladen 招待する,おごる 24, 25, 168 fühlen (sich) ∼と感じる 46, 155 125 führen ∼を付ける,導く 80 funktionieren 機能する 96, 173 einsehen ∼をわかる entscheiden (sich/-) (∼を)決める 150, 158, 167 entschließen (sich) 決心する 149 fürchten ∼を懸念する erholen (sich) ゆっくり休む erinnern 覚えている ・ erklären 説明する erlauben ∼に…を許す erwarten ∼を予期する ・ erzählen ∼を話す 14, 36, 37, 99 33 19, 83, 108 109, 117, 173 G geben ∼に…を渡す,やる 16, 24, 44, 47, 49, 58, 59, 62, 73, 112, 128, 131, 144, 145, 153, 168 einen Rat geben 助言をする 130 gebrauchen ∼を使う 88 gefallen ∼の気に入る 121 53 ・ entschuldigen (-/sich) (∼を)許す・わびる ・ 175 freuen (-/sich) 喜ばせる,喜ぶ,楽しみにする ・ 162 27 26, 28, 58, 115, 135, 141, 143, 146 181 Jan Hillesheim(ヤン・ヒレスハイム) ハンブルク出身。北京大学でジャーナリズム と中国語を専攻。1990 年の来日以来,ゲーテ・ インスティトゥート東京に専任講師として勤め るかたわら,香港 ‒ 日本間の特派員や NHK ラ ジオ放送局のアナウンサーとして活躍。現在は ゲーテ・インスティトゥートで講師をするほか, ニューメディア関連や検定試験コーディネート を受け持つ。フリーのジャーナリストやナレー ターとしても活躍中。 著書に『口が覚えるドイツ語 スピーキング体 得トレーニング』 『ビールを楽しむドイツ語』 (以 上,三修社刊)がある。 金子 みゆき(かねこ・みゆき) 1989 年に DAAD 給費留学生として渡独。シュ トゥットガルト音楽大学大学院,オペラコース, リートクラスで声楽を専攻後,宗教曲のソリス ト,オペラ歌手として活躍。2002 年に帰国後 は,東京音楽大学付属高校,ゲーテ・インスティ トゥート東京,朝日カルチャーセンター,およ び日独協会に非常勤講師として勤務するかたわ ら,合唱団等のヴォイストレーナーとしても活 躍中。 Jan Hillesheim 氏の著書『口が覚えるドイツ 語 スピーキング体得トレーニング』 『ビールを楽 しむドイツ語』(以上,三修社刊)では,翻訳を 担当。 © Jan Hillesheim; Miyuki Kaneko, 2013, Printed in Japan ............................................................................................................... 3パターンで決める 日常ドイツ語会話ネイティブ表現 2013 年 12 月 10 日 初版第 1 刷発行 著 者 制 作 発行者 発行所 Jan Hillesheim 金子 みゆき ツディブックス株式会社 田中 稔 株式会社 語研 〒 101‒0064 東京都千代田区猿楽町 2‒7‒17 電 話 03‒3291‒3986 ファクス 03‒3291‒6749 振替口座 00140‒9‒66728 ツディブックス株式会社 組 版 印刷・製本 日経印刷株式会社 .............................................................................................................. ISBN978-4-87615-277-3 C0084 書名 ニチジョウ ドイツゴカイワ ネイティブ ヒョウゲン 著者 ヤン ヒレスハイム/カネコ ミユキ 著作者および発行者の許可なく転載・複製することを禁じます。 .............................................................................................................. 定価はカバーに表示してあります。 乱丁本,落丁本はお取り替えいたします。 株式会社語研 語研ホームページ http://www.goken-net.co.jp/ 【付属 CD について】 対話例のドイツ語のみ自然な速さで収録。 CD 収録時間:63 分 51 秒