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AMSIIC年代測定と士器編年との対比による 高精度

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AMSIIC年代測定と士器編年との対比による 高精度
118典
g,'「学と''1然I:l・'、j;:鮒賜り­II本丈化財fl・学会,il
AMSIIC年代測定と士器編年との対比による
高精度編年の研究
今村崇雄! ユ ・小林!雛一Ⅲ・坂本稔型1・西本暇弘
1 序
近イlf,g-1'i.'、j:唇イリ¦究において炭素14イ¦ミ代illll)ii(または放射1ソ¦炭素年代測定,以¦、̅,文'¦!では炭紫
14を!'Cと肥す)が注llを雌めるようになってきたが,この1I¥蛾には1990イ¦ミ代後半以降における
_1つの'災¦人¦を挙げることができる◎第.に,AllS法(ac(yeleratormassspectrometry:llll述器
質蚊分析法)による!'Cillllだの進
とその感度,精度,測定効率の伽'2である。AMS装il!'iは,
198(),1990イ¦ミ代を通じて,技術的革新・改良が続けられ、().5∼1.5ミリグラムの炭業試ネ:¦を,'C
測定粘庇() 3∼0.5恥)(イ¦晶代換陳で 24∼ '1()年)で,年llll2()001MI以l・測定できるような比岐的
小jNの装lifが,淵堆レベルで¦ルl発され,199()<¦晶代II!ごろからll水を含むlll:界の多くの施i没でイ11次い
で導入ざオしはじめた。その糸,'ilIL,感度とil!I定効率で11捌的に催位にあるAMS法が,粘度において
も従来のβ線!;¦数法(放り、l"!il・数法)とj,iを、ifくるかそれを唆鰡するレベルとなり,1!Cil1ll定は技
術的に1つの!¦i』換点を越えたとみられる。
輔亜に,''Cイ¦是代仙を#fイ¦ミ代(=実年代)へ変換するための「1件年較llfデータベース」のl'il際レ
ベルでの幣仙.標準化と,その桁密化である。近年、!!C波度をもとに,汁陳される'4C年代仙(モ
デルイ¦ミ代)を〃f年代に変換して議論することが,研究の標準になっている。この'杵年較lliデータベ
ースの1998イト版である「INTCAL98」(S(uivereta1.1998)("1)は,過去24,000年までの¦杵
年較IHII11を/j.えるが.11,7()0年までは、II「水の年輪試料の粘密な!'C測疋を堆礎にした,10イlii'j胃の
核,[仙となっている。すなわち,新イi器ll、}代以降の年代研究については'
めの環境が終ってきているのである(/γ村1999,2000.
イト代をi;絲lllに縦I浦するた
・'¦1+12001)。
このような11f蛾から,l'i1,1f雁山民{緋、リ物航では高粘度ィいIS11Cイ'三代il1l」定法を碁III、研究・I樅史研
究へWiM<¦'¦9にiIW川する{iⅡ先を推進してきた。!;式朴のIji処l'l!を行うことができる炭糸イト代r":¦'ノミ 験顎
を幣1'iliし,,式料の観察ヤサ;のための各
装i〃 化、j姿:的洗浄のためのl没伽と装ill'i,"&¦'陵ガス化(:¦'俊化
炭紫ツど¦ミ)と#,'i製ならびにグラファイト化のための装慨.A1/ISil1ll定川拭朴允h!1プレス装li'Y:なと響を
総介lil'先ノ〈'、j::胱人'7::〒285-85021ノ,i*11j城内llll.ll7
¦KI-岬山乢附'l"":〒285-85()2{ノI*'¦j城内¦ll」.ll7
キーワード:繩紋l:#IJ()m()nl)()t[G'・]・),:ulSIlli4W繩瞳分析(ac(Jel()l・at()rmasssI)e(、ll・()111etrI-),炭紫イト代
('・adiofa'・l)()ni,g(l).l#fi1"'[(¦;代((alibl・atedage)、|器柵イド(p()Itel・l・-ll・pEchronolog]・)
-
1
-
慨き,AMSの前段階の作業を一世してイrう体勢を終えてきた。また,これに併行して、¦¦本の木
材の'!C測定を行って勝年較lliデータベースとの比!¦礎をイrい,ヨーロッパや北米のデータに依拠す
るINTCAL98の 川'IノkについてJIL礎的検,訓をイ」:ってきた。
雌近のイiⅡ先テーマとして,l器jM式による¦¦本の先史時代の刑,,i年休系を,111界史の年代体系と対
比できる,ルf年代スケールによる年代体系に'li次換することをll標に此¦1il研究を進めている。災イ¦ミ代
による耐イ¦ミは,歴史における社会と文化の¦¦寺空 造,環境蛎象と歴史事象のイ111%1,文化jf象の伝播,
大陸とI]本列島とのキl唾作川呼の実祉的研究に不II」-欠である。そこで,l器剛式によるi;絲lllな細イ¦ミ
を,''C濃度のデータによって実年代に転換し,それを列島地域ごとに¦リlらかにすることを1I指し
ている。本論文では,これらの研究に関連し,絶対柵年のための方法と考え〃について,関東地域
を''1心とする繩紋'¦!期'三器の細年を例に報f'『したい@
11C年代を蕪準にした繩紋時代の稲イ¦生は.これまで散発的ながら行われてきた。しかしながら,
従来の関連研究を柵剛すると,その基礎となるイ¦皇代データの粘度もさることながら川上状況の把握
や試料の選択などに間越のあるケースが,しばしば兄受けられた(今村2001)。そこで.われわれ
は,測定をAMS法による,'I、Wi'illl:11Cil1ll定に¦鮎世するとともに,g・,'i'.jメ:研究料・・¦'I然イ:l・'7:{iⅡ究荊・¦Hl
で緊密な協災体iliリをとって盗料を選定し、結采をilll二状況や上器荊iiイ¦ミにフィードバックし、イ!}られ
た測定結果や試料選択の妥:、 '¦イtについて検祉をmね,偏加度の商い炭素年代データをllX得すること
につとめた。
試料選択については,出上土器と年代測定試料のIpl時性を皿要祝し,1器付蒲炭化物(燕炊きさ
れた植物などのコケ)や住居内の炉内部の炭化物や焼失家屋の柱材などを'11心に測定をイ]萱った。単
に¦可じ層位であることを根拠に同時'¦ソ¦ミを仮定することは排除した。
また,集藩世跡の竪穴住1!叶などの
構自体を測定対象とみなし,I11時存イI遣描群や承
¦異l係のあ
る住ITil・群の検討をおこなった。¦器型式の年代比定についても,椰年的位佃付けの確かな士器に付
藩する炭化物(小ll1・11」本2001)をおもな測定試料とし,l細別時期ごとに複数のイ12代測定を行
うことで,il11分ノM式ごとのイIミ代を検I;jする材料とした。
本イリ¦究の人きな¦¦標は、|竜器川!式柵年によってすすめられてきた繩紋・弥4ミ時代の年代的枠組み
を、ダ111!'》肌枇でI11脚此することにあるが,イiル先涜源・ll、fllljのイI-効利川をlxlるl・.から,まず,災然の
11例と|器荊,,i年イリ¦究が蚊も進んでいる分野の一つである束11本繩紋時代!¦リリlを対象に尚M'j度年代測
定を行い,*IIIM¦」土器剛式ごとのl腓年代や、雌落・1i:l,i}の継続期¦川の復元にも雌"I.}、(を当てイリ¦究を進め
ることとした。
本稲では.まず試料の処理・測定ノノ法と.ルf年較lfについての方法と考え〃を示し。さらに得ら
れた結果の柵¦'¦各について検討する。具体的な'2器型式ごとの年代'''9位世付けや集落の年代的検討に
ついては,》¦」柚において論じていくこととする。
2
2試料と分析方法
il!¦Iだの1拭料は.¦%l束地ノノ.を'¦1心とした本州l約束側の地域の,1fに繩紋¦¦、↑代¦11期∼後期の迩跡を対
象として収集した。
|器剛式との関係が¦リl碓な対象を進んで,|器付満炭化物(漆を含む)・雌落内川上炭化材(炭
化椰r・略果熱を含む)について,!i(科採収の上,顕微鏡観察や炭紫介イl.地の測定を行いながら,
lii処jil!まではliil-基準で処fil!した。炭素¦11位体比をAMS法で測定し,炭素年代を得た上で。¦fll"
棟唯であるINTCAL98較11illll線を川いて暦年代の推定を打った。これまでに,北陸.中部・if1
束.¦伽火北において,多放の拭料.をl'i':"¦器・遺跡から採取している。イII1余川県藤沢巾SFC
跡
と,束〃(郁人橋遺跡の44試料(小林・今村・坂本・大野2003)を含む260試料について測定結采
がイI}られている。このうち,繩紋ll#代'¦'!WI(前期末葉・後期初弧にかかるものを含む)に帆する!式
料は,約150拭料である.
2.1.!式料の観察・採取
,批料の採取においては.以l、、の,IDI、(に注,ばを払った。
木材・炭化材試料では,材・のなるべく外1111から測定拭料を採取するとともに。顕微鏡観察によっ
て樹柿¦'il定を試み,クリ・コナラなどの環イL材を選んだ。また。枝材があるときはこれを優先し,
根・樹皮の部分は避けた。
上器付蒜炭化物では,土器I'¦体への付椅状況を観察し,祉録化するとともに,内面付蒜炭化物を
優先し,外側の場合は¦I縁部近くの文様内にこびり付いている付粁物を採収した。試料は,しばし
ば¦器の接合や¦古¦定のための各巾Iの合成イI機物(バインダーや接イ '『尚l1など)の汚染の影響を受けて
いる!'」能性があり。試料採取ではそれらの使用の有無について陥惚を{!}るとともに,その混入を避
けることにホlll心の注意を払った。また,脱脂綿などで包まれていたl器なと については,顕微鏡l、、
で脱脂綿を除去した。
2.2.1;(料の処即
2.2.llii処理:イj機溶媒による↑¦¦¦脂成分群の除去およびAAA処j'l1
,武料の収り扱いの過
で起こりうる汚染として,素手による汕脂成分,発jl'¦の際の遺物のII'il定に
ll、)折川いられるバインダーなどイj.機溶庁ll,保椅の際に用いたⅡI能'¦ソ¦かある紙熱や脱脂綿群がある。
また¦器1,l満炭化物では,¦器の破片を接合して復元する際に川いられるセメダイン・イi膏・介成
樹脂・*,'i満テープ等や注記作業でのニス・ラッカー等の使用によるiノj染が与えられる。
ここでは,おもに木炭。黄炊きによって生じたと考えられる 2器付イウ炭化物,漆,種子などが対
象となるが,扱ったもののほとんどはH1を杵の試料である。災際の処JII!ではすべて'4じプロセスで
­ 3 ­
i式料処j'l!をイ」:った・
まず,「;犬料をアセトンに投け振とうし,拭料の取り扱いにおける汕脂成分や,ノj一混入した陽介
に1)lliえ,バインダーや接イ猯l1などの不純物を溶解・除去する操作を行った。次に,IIIM(acid)・ア
ルカリ(alkali)・l峻による化学洗浄い.ヘ.ヘ処JII!)として,それぞれ80℃で11l#INIずつの処l'l!を
行う。まず希珈IIW(lN-HCl)で批人する1I1能'¦ソ'3のある11慨の破ハ.や岩イiに1I1米する炭l腰」iⅢ[を除去
(21'II)し,さらにアルカリで汕脂やフミン¦囎なとミを除去する。炭化材・漆,i式料はlN-NaOHで3
11'¦以¦・_,」器付満炭化物の場合は0.lN-Ka()Hにより.21'11以上処fll!を行い、イヤ色が概ねなくなっ
たことを陥恕した。さらに雌処珊により「l1fⅡした後、洗浄水が''1性となるまで,純水により数l'il"t
浄した。
なお.l'II収された炭化物の
が少ない場合を除いて.I'!¦収された炭化物の、卜分
喚を年代測定川
試料とした.
2.2.2炭¦'唆ガス化と桁製,グラファイト化
2.2.1の操1ノ¦;については,すべてのIi八判についてl'il、 /埖史乢併¦1#物鮒で操作をイ」:なったが、
以¦、.の操作については,拭料の状ル山に応じて(a)地球イ1・'、j41iノ¦究jrI抑を迪じベータアナリテイック
fl:(BetaAnalytiCl,'C,USA)へ送付し・炭¦腰ガス化と粘製,グラファイト化およびAMSによ
る''C測定を依帆した場合,(b)l'il')J樅史災俗博物館において,炭雌ガス化と粘製を行い。グラフ
ァイト化とAMSによる'!C測定を,地球科'、河iル先}リ『:株を迪じベータアナリティック社へ依加した
場合,(c)l'il!刎樅史乢1谷博物館において、炭雌ガス化と粘製、グラファイト化をイ」きい.力ll迎器分析
研究所i株}'、AMSによる!'C測定を依加した陽介の3
(b)(c)の:FIIIIIを採川した場介の処f'l!は、以¦、.の
りの方法をとった(iiii2)。
りである。AAA処則1の済んだ乾燥拭料数mg
を。約50()mgの雌化fi!1とともにバイコールガラス補に投じ,真ク膳にリlいてガスバーナーで封じ切
った。このガラス竹を祗賦'1jiで950℃,2∼311.fl川jll熱して!式料を光余に燃焼させた。僻られた燃
焼ガス''1には2l砿化炭素のほか水などの小純物が捉イIミしているので,ガラス典ソ
ラインをⅢいてこ
れを分離・粘製した。
炭化材や良好な|器1,M'i:炭化物では、、¦え均して炭糸換艸:III:にして6()9011,1皮にあたる炭¦'俊ガスが
1:,'i製できた。漆蛾脱の場合は,それ以上の炭糸含イIIII:"!恕められ,逆にやや不良な|器付イ'i:炭化物
の場合には,低い炭素含イj.1!tの,;JW1もi惚められた、
l∼l、5mgのグラファイトに1;l1、'1する確化炭衆を分収し,グラファイト作成に)¦lいた。(c)の
ケ ース で は , 水 素 ガ ス を 導 入 し , 三 雌 化 炭 衆 と 水 来 を バイ コ ールガ ラス 補 に 封 じ た ( C O : : H 2 =
l:2.2)◎これを'I'6AWiでlll熱してグラフアイトを『!}た響補にはあらかじめ触媒となる鉄粉が投じ
てあり,グラファイトはこの鉄粉の11111川に析出する.グラファイトは鉄粉とよく 介した後,穴径
1mmのアルミニウム製カソードに60kgfの11iノJで允 したご
1
2.2.3年代測定
'Cillll定はIll迎器うjイリMルツヒルi(測定機¦MI舟り-IAA.4),または地球利.'、jx:{iⅡ'光)リ『を皿じベータアナ
リティック社(測定機¦仏勝り-Beta)へ姿!;[した。
米¦'《¦・ベータアナリテイック社では,送られてきた試料を-定の条件のもとで柴'¦'的に処」:''1しグ
ラ フ アイ ト を 作 成 す る 。 こ れ を A M S 測 定 川 の カ ソ ー ド に 允 j l ' ( し , ' ' C I J I W i i ; 犬 科 ( N I S T. A N U '
IAEA)とともに,契約したlll界各地のlll述器施設で''C測定をイ」:っている。!iJ(11の測定1111Iの統!;¦
誤ノ唯と,|リリ(準!式料のllj:」兇'¦'liやブランク(ツ將!式験)の値をもとに,独Hにデータ!i、Hllliを行って,イ¦ 代
仙を報;'『する 2002イlil()ノlからは,¦'illl.↑にilll1だした複激のルリ雛,式料やブランクi式料の測定データ
を添えて,データに対・する11,,1,fW呆 ili:を添えるようになった。
加速WI+分析{U¦究所に依脈した腸合は、
雌の'IC試料とブランク試料(!'Cを含まない炭糸を}Ⅱ
体として,iJt料粘製して11}られたもの)を,各激ii式料¦'111#にillリだした。これによって!式料処」:'¦!におけ
る汚染のii、Filll1,データの¦¦」現'¦'¦f1;、Hi11iを独¦'¦にイ」罵った。
A1ISでは.グラファイト炭衆!淡料の''[、,'ユC(または!!C/':;L、¦11位体比)を"¦¦迎器によI)illll定す
る。illllだされる''C/'2C比は,"ll迷器の特'i'll・lllj血に川いる,Wj',tilliで, jミ際のIIIIIとはわずかにずれ
がノ¦《ずるため,¦!ilⅡサに測定する楪準拭料の''C/'2C比をlll:」Ⅱするよう袖¦¦fをイ」:う。
また.i11¦It,式科のII碓なイ¦畠代を得るには,¦'il位体効来の彩禅を測定し袖lliする必典がある('¦'l,1
2001)。こうした11fl位休幼采は':IC/'2C比を¦!illi,fにITI-ることによって袖lliする.':;C測定川ガス,iA料
を、f'11,{分析,il・によl)測定して,!:;C/1:C比を,淵べ,#lli'fすることがこれまで多かったが,雌近は,
加速器で¦!illl、W!!ll定した'3C/'"C比を川い#lliifするようになった.':{C/'JC比は
常,楪堆体(I11-ノ¦物
b e l e m ' l i l c 化 イ i の 炭 雌 カ ルシ ウム の ' : ; C / ' " C l t ) 伽 差 仙 に 対 ・ す る T 分 率 j [ ; ( J ( パー ミ ル , % U ) で
ン」くされる。ドIIi'[した''C/1"C比から、''Cイ¦i代11III(モデルイド代)がイリ:られる("!;#衣記では〔、()n、,enti()llal''Cageとllfばれる)。なお,''Cイ¦畠代仙は!!Cイ¦晶代であることを¦リl雌にするため,ここでは
''CBI)と火1氾する(!;ii3)「,
力¦¦述冊分析liⅡ先Ⅳ『に依加した試料では,''C楪準試料(NIS'1,シュウ樅)とブランク拭料,おのお
の激!iJ(1:¦を¦''l時にil1Iだした。これによって,iハ判処l'l!におけるi/j栄の州llli,l'l:」11'¦'¦{の,i・lイllliを仙¦'¦にイ」:
った・,iJW1処l'l!における現代炭素のオノj染は.().1%以¦、.で雌視できるレベルであった。地」ホイ:l・」、j4{ijl:
先ノリ「に送1、lした1武料のイ¦ミ代{l''{の!iWiliでもiノj染はl'ilレベルと、トリIW「し,!i1-節¦-_j!!(祝しうるとして扱った。
2.2.1lffイ¦暑岐ll(
イI卜られた!'C年代{lhを たイ¦晶代に変換するには,暦イ¦ミillilliデータベースからイリ:られる!'Cイト代と胖
年のプロットを,移動平均などのノj法でil!l・らかなllll線としてlll[するなと して、グラフからIWを求
めるノj法かlllいられることも多いが,ここでは.ベイズ統,;¦(Bt,、-csiansiaIIsti(Js)による雌』*く
­
3
­
密¦史分イlj!ilW(Buckl991)をEx[、(jl1・.のプログラムをlllいてイ」:った(今村2001)。()xf()1-d人'、j::
で公lIlされているOxCalプログラム(BI-()nk-RamscI-1991)もBu(、kらによるベイズ統!i1・による
ぢえノノ・に雌拠しており,近イ¦ミ
イli'litl[に採川されることが多い、
水I,',.iで111いたiil節では,lifイ¦2'¦itlKデータベースとしてINTC,IL98を川い、ドllilll」によって5イ¦ミご
とのデータベースに拡人した|・.で解析をイjった !!(、イ¦ミ代il1ll)Ell''iと各1件イ¦主に対応するデータベース
1111(の・放度を縦*端¦節し,イ刊if』キ《の95.-1()()に州'1する純¦JI1,すなわち統!;¦!洪ノ")21W馴叩Ⅱ1ノ'fにイ;¦1,'1
するイ¦ミ代の範¦井lでノj《した イli代はl()イトでjLめたIII11を1il・節した.なお.''Cイト代をl杵イ¦ミ代へ!li2'[した
111'l.'lit'¦《イト代は,calBC(またはcaIM))で衣i氾する(Jalはmlil)ratcdの
味である。
3測定結果
水イ¦n,'1で検,i、lする繩紋'¦'!リlのイ¦晶代liル先は、間來地ノjを!¦'心とした本州,¦;¦"(1111の地域の,iiに繩紋時
代¦jil川∼後期の
跡を対象としてll)(雌した!批判-のうち.¦jiルリlイ<柴の[{,l.j縦八期から後1Ul初肌の竹
γI、1式∼リIII之¦ノ1人川の|器.または刑,,iイト¦'¦9にそれらに、ifイ」:する|淵什jM式に比定される|器に伴う1,1
i''i:炭化物,1iil,'h'l',¦:炭化材の約15(),i(料のil!1定仙を扱う
1!,'il々のデータについては, 跡の¦州介途'¦!のため未flli'iff料が多く、」)1時,I,1j<において1l1'il別のil1ll)E
il''iを肥すことができる!iA料は多くはない-1111il1リのデータは迩次l1lil別の光りIII1111代報i'iilfなと.に捉,jミし
つつあるが,将来的には、¦-jJ9)jll!lllで今¦''lfTI}¦汁したデータも含めて,企測定試料について提,j《す
るi参進である。,i,¦"lllは別の機会に委ね,以¦、.では測定1II11とMfイ¦晶收1[イli代および比定される¦:WI卜jM式
によって11,'il々の!式料を)地」;することとする。
なお'''1-¦¦剃りjとされるl岬のイ¦弓代11I11の'¦'で火きくイ¦ミ代1ll'[かかけ離れる仙がイ1卜られた例がこれまで
に測定ネ,'i采をイリ曾ている26()例'¦'で約3()例,栂められている これらは,¦1il・の洲年''11位li'」iづけがさ
れる,i'(W:l・群と比べて.iil.独でいずれも300イ¦ミ以¦えの¦IHきがあり,i11llだの統iil-I'lりな揺らぎでは,塊¦リlで
きないデータで、以¦、の糊,,i<¦ に側する1縦,茄には含めない¦-.!idl)15()1iJ上料は、これらを除いたl・.で
の!iJt料数である倉この特)'!lな政1111(を,」:した批判の世、ドは,〃と化¦:イや柿j'.なと・で、¦リlらかにi1iし〈,
'だ束ll、);にll"Iの異なる炭が況ぜ込まれていたかt腓のjll!没後にll、↑¦川を絲て況人したものと,Iと!われ
るⅧまた|器付イI↑物で,炭衆含イl.』キ《の',ifリ介が械端に低い,ijW1のjル介.¦1I-いイ¦i代を,」〈した例があI),
コケの!式料に含まれていた鉱物に¦ノ、l包された炭¦砿」1,,1か、¦器胎|鷺に111米する111-い"と糸が!i"¥した''」.
能'¦'li,1111」:'¦!の 炊きによる雌げ以外の炭化物であった'11.能'¦、ノ¦{がgえられる。これらについては,次
」nでi#t,iiiする、
¦xllに,間叫(III11i越北峠の炭衆イ¦ミ代データの部を,」くす|器刑,,ifl品に対比した場介の査糾の州対
的位¦i'¦iづけが小¦リlなもの(束北や束抑lソ、¦川のt器.ネ¦¦製[器や漆,存器に仙川された雌文¦員器など)
は.lxiには肯lll汁した。なお¦!il試料から
数の測定をイjった」ル合や11il・!武朴からの採収ではない
が¦!il-世跡川¦三で刑,iイ¦ミ1..の{:l1k,I的1,II:iiI'f"¦!ilかつ炭紫イ¦え代が¦1ilのjル合,すなわちlXlにおいて令く
6
14C年代(BP)@Charcoal
関東.中部.北陸radiocarbonages
土器型式5000490048004700460045004400430042004100
別
期
末
側
△
ロ
一
二
I
沈
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緑
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g i
Ⅱ
五 領 ケ 古
五
台
狢 領 ヶ 沢
新
道
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大 木 7 古
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●CharredMaterialonpottery
土器付着炭化物
炭化材・物
0039㈹380037()036003500
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太線は含まれる確率の高い部分
2000
calBC
Ver31
Ix12繩紋塒代'¦11UlL器の イ¦叩itl[イli代(間束・!¦1iflj・_¦上¦堆地ノj)とlZ器)M火Ⅸクj、との比收
Fig2.C(llibralcdagcs()l.1h(、]Iiddkj()m()llp()[[(ll-、-()ntht、Kant()and'I、hllbur(jgi()11
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1gl-adiocarb()llagEs,calibratedagEsandpottery-typcclassification
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跡やI¦IW
fIE3式期の人怖 跡では,多数の¦'il・MIIMllll#!111の!iハ料をil1Iだしているが.l!il一イ¦是代の測定{l'11がい
くつもイ!}られており,すべてをプロットすることはできない。ボ,'i%LI'¦りに¦、xI,jくされたデータは約9()
,;A料である。¦、xI2は,¦xllの炭糸イ¦ミ代にjILづいて,;¦算した lli<¦晶代を,95o()11;III1I災界を合も、純¦川で
,;¦・卵して,」 したものである。
¦xl3は,これらのデータを上器制,,iイトから惣定されるlll(勝で,過度にllll陥をツ授けて¦児タllしたものと,
INTCAL98の
」lilll1級とを、ifべ比
したものである。¦!ilのIWIMJt'¦1でも.SFC
跡や人怖
跡など雌然世跡,'lll:の,iK料については,砿被仇Iハーなどにもとづく 跡内でのイ11吋llⅨ序に従う.また,
その他の資料については,II」能なll4り、小林によるj則式'j:星的な変進側に従いlWりを定めたが,多く
の!;Jt料については¦!il・刷人¦ノ1におけるlll!!li宗は.任意の¦肥i〃であり,!litl[llll線にあうようにl'1uii''iした。
データは,lXll・2において,1!il・ll、剛1・¦'il-年代のためにプロットしなかったもの,およびその
後新たにil1¦j定イ¦/【をイリ:たデータを含むl331式料である。炭衆イト代と'ノミイ¦ミ代のfl'i絲による変肋するグラ
フの波の形が,!lifllillll線と'ノミ際のデータのNJタリとでよく11'1似し,この純紋'¦'期を}¦'心とした,式朴IWi
が,幣介'''9な'肥タllをなしていることが¦'j・定されようただし,'¦'1リl初狐や'¦1!リl水柴などは,他の11,1;
1Ulに比べデータのlllj陥をやや広げたjル合が多いが、雌成したデータのネ¦l密が・だでないため('¦'!!11
初蚊や''1期水紫がやや少ないため)である'リ能'伽があるハ
4試料に関する考察
4.11昔器柵イ¦ミにおけるイ¦ミ代測定,式料の検制.
IIM1で述べたように,''Cイ¦晶代をjIL準にしたこれまでの繩紋時代の刑IIiイトは。そのJIL礎となるイ¦ミ代
データの粘度もさることながら!IIII急状況の把握や試料の選択なと に¦川胆がある場合が,しばしば兄
受けられたcそこで,本」瓜では,まず、川いた年代測定i式料について検i洲する。
イド代測定では,いわゆる>'!4常仙(()lllliel-)の取り扱いが雌しく、一定の根拠の¦、̅にこれらの1III1
を除外して縦論する必典がある。多くのイ¦晶代データを系統''1りに扱う塒介は,あるイ1I渡データに対す
る拠常のイj無をi雛伽することができる。
」〕↓イIi1!l:ている約3()()のデータ(¦!il・,;式料を 激¦'ilil1llだした」ル介も含めてカウント)のうち、¦'il・
のイト代に1」i,}帆と,I凸!われるi式朴岼や,これまでのill兄によI)]多想されるイ¦ミ代から人きく外れるデータ
が33例側11リされている.IxI,1に,」くすように、t器1,1イ''f物の腸介はl()(1(,",炭化材のj助介はl()9()MI
I¦1lik.*lllかい炭化砿]'一や水洗進ソ¦」でイリ:た炭化物では約5()()()の航;*くで。幣介的なデータと比べ3()()
イli以'.、の開きを示す測定11hがi!}られている
〃と化砿j'等の独,l/Zした微糸¦¦¦な!武判では.械端に新しい近lll:以降の年代を'j〈すことが多く, ¦慨Ⅱ
上であっても.その迪椛に碓'ノミに伴うかとゞうかのi認定か非lil・に鮒しいことをI又映している。また,
跡によって,かなり終介的な糸,'i采が多い場合と,かなりの,式料が樅介的ではない場合とが分かれ
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lxl4fi"1別の測定数と異術11Aの制令・
Fig4.l)islribllIio'1()fanomal()LIsradiOCarbonagesinvari()ustypes()IcarbonsamPle
る傾¦句がある。
漆試料についても,若下例,幣合的でない試料が認められているが,木胎漆器の場合は木質部を
分離しきれずにともに測定している場合,生漆と判断した試料の場合は漆と異なる有機物である場
合などの理由が考えられる、種子・漆については,測定数が少なく,今後の検討・を要する。
4.2土器付着炭化物の検討
¦器付粁炭化物はこれまでも年代測定に利用されてきたが,今凹対-象としたような,煮炊きに伴
う炭化物の応川例は少ない。
われわれのこれまでのk器付端炭化物の測定例では,10例ほどについて,IIIらかにIII-い年代が
測定された。この助介には拭料からの炭素のIIII収率が極端に低く(iiii4),1器に付イI↑している炭
化物が少なかったために,一部¦器11台土を含んで試料採取をしたロ」.能性がある。おそらく胎上「l1の
鉱物に含まれる古い炭糸が測定結采に影響していると推測される.このほか,1111部外側付満の炭化
物の場介,他の類例と比べて500年以上古い数値が測定された場合が2例と,内岨I付着のコケ状の
炭化物で,極端な場介では2万年前を越える年代値が示された例がl例あった。これらは,ススや
コゲと認定した巾に,埋没時に土壌'Pのより古いll手代の炭化物を付着させた可能性食料残樺の炭
化物以外の物質の可能性(アスファルトなど)が考えられる。これらの例は,イリ¦究の比較'''9初期の
段階で収集したものが多い。
- 1 1 -
一ノj,i"排'¦/¦畠の食物がコケとして残ることがあれば,抑洋のリザーバー効果によるIII-いイ¦晶代をIj.
える1'l能 眺がある(今村1999)。しかし,これまでに測定した'¦1では。海洋の111.い炭衆にlll米す̅る
データと トリ断されるケースは。本柚で扱った範l)¦:¦では¦リl雌には1栂められなかった。おそらく,1,1イ畝、l
象 跡が¦ノ1陸 にIMfll'¦9に多く.食料柵j!がlifl.の杣物・動物が殆どだったためと老-えられる。
なお,バインダーやセメダインなどの介成イj機物による.禿11111や幣jll!11業に伴う1器のiノj染の''」能'¦γkは,常に厳しくチェックされねばならないし,またこれらの確実な除去法の碓立についても,
様々なケースで雌,忍していく必災がある。
|器付消炭化物は,以上のようないくつかの注なすべき探
の年代'¦if
を有しているものの,上器の使川¦ルミ
をノjえる,'、Ij:で非常に注llすべき試料である。直接t器rl体の年代(1[碓には付イキ炭化物
のイト代)を測ることで.土器の製作時の'¦、i'i報である|己器測式と,使川時の'¦肖報であるイ¦乏代1IIIIのlHjの
雅離を蚊小とすることができる,ij、〔が垂典である。そこで.t器付粁炭化物の年代を!ifillliするため,
すでにノj法,諭的に確立されている,木炭との比i肢を行ってみる ニ
まず,今''1¦打った測定の''1に,12器1,1-イ"『炭化物の'1器仙川時とほぼlirllIIWIと想定される木炭の測
定データがイ¦}られている(小林ほか2002,2()03)ので.比岐のため衣1に,池した。
この4例では,木炭が上器付イ'f炭化物に比收してやや11l.く川ているものの,ほぼI汎ノIrfの純¦jl:¦とし
て 解 釈 で き る 仙 と な って い る 。 木 炭 は いず れも 広 雌 樹 の 峨 孔 材 で あ る が , I 1 I 木 効 果 ( ( ) l d w o o d
effect)のため,"¦-flミ
度lifめに川る''l能 性があることも考慮する必要がある(iit5)。また,
¦器付j'↑"と化物とほぼ¦'1時川と惣疋される木炭のillll定データの比收
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l"1JMKll'rlノ1
163298
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炭化材コナラ
火乃(W¦;!X川'¦」
灯
­25.3
449() 4()
¦xllには,1三器炭化物のデータとともに,多くの木炭のデータがi池されているが。¦'「lじ|食器1M式の
''1での比岐を兄ると,とくに-ノjにIiったイト代を,jくす側h」はj!!(い。
イ¦え代測定の対象としての¦器付イイ『炭化物のイj川'¦1そを碁えると,その試料としての性格を詐しく検
討していく必典がある。われわれの絲 験では,¦器1,1滴炭化物の、卜数以}・_は、111処jll!の際のアルカ
リ処叫によってクfiど溶解した.今後,¦器1、」イ'i物のイ¦ミ代i!!ll定への迪応'¦γliを拡げるため,アルカリ溶
-12
液''1のフミン峻呼,炭化物以外の成分についても,年代測定への妥>I1'¦'¦ミを検iilするなどのi裸
をイI
している。
5暦年代に関する考察
¦xllは炭来年代仙をl器咽式の刑,,lイ¦2)¦¦i!に、ifべて図にしたものである。これをみると,おおむねl:
器M1式のlll!!li雀にそってイ¦ミ代的にilllj定{ll'lが、ifぶ部分と,わずかに変肋する 分とがあることが分かる。
¦xllは,あくまでルと衆イト代のillll)ii1I1'(であってソミ年代ではなく,これによって,たとえば/i弧ケ台2
人と勝坂l式上器とが年代的に逆lLiするとか,、if存することを,」〈しているのではない。lxl2の¦緋イ¦;
'iitlliしたイ¦ミ代でみると,あきらかに他のi!1Iだ{¦尚とはずれる試料がいくつかみとめられるものの,む
しろそれらは例外的なiⅢ定仙であって,乍体としては.士器jM式の糸¦l911とl杵イ¦晶代とが逆1低する'l;例
は1温められない。むしろ,/IⅦ'1ケfi2式から勝坂2a式,lll1,.ヤ利E2式から4人にかけて,II1M広く¦!il
じようなルイ『イ¦ミ代の確率分布がノjくされる¦¦、j:川があることが認められる。
このIII!lllには,、ifヘノノーのjIL唯である|器刷式淵,,i年の¦川越か,この1リlllllにおける1件年II"'lillll線の塒
!¦'liによる糸IIi%Lの2つのIリ能¦ソ¦;がある。¦jil間-では.¦:器ソ則火のイ11i,11'¦9なliうタllがホlllかな,'、i,(でINI述ってい
るか、または 器ノルtの変化でなく,|器ノリ式変換1リlに新¦¦¦の|:器が
くjWfしている'1l.能¦ソ¦かど・
えられる。liil杵について,衝朴とした|器の州,}IJjl器剛式の1湛定や,liil捉となる¦2WI+)M式糾,iイ¦ミの1樅
,術に,まったく誤りがないとはいえないが.g-1吋学的なl器I術としての,瀧1術は別に縦ることにして,
むしろ後什のⅡ」能'トliについて検制する。
後什のⅡ」能'¦ソ¦畠は,l杵イ¦ミ llillll線の特'¦ソ¦iにJILづくもので,過よ-において人女('¦1の''C濃度が-だで
はなかったことを反映しているとするものである。
|、xI3をみると,その年代1111(')11(IIIMと剋定される畔年代のI1IIUi参がよく合致することが不されている
イ'「「の例外とすべき,!li2'Kllll線からややはずれた試料か,各時川にイj':{¦{するが,これらは
休とし
ては3()(岬1,波であI,)、測定,洪ノfによるゆらきゞの範囲と考えられる。よって、それらを除いて器えれ
ば、|器ノ別式から相対-的な1111勝が決められている測定仙を、¦1il・l器ノ刷人1リlの範ljillノ1で帷べなおし.
また 器ノM人の¦¦、fllll的IM陥を,リ,1終しつつil1l疋仙を配列していくと,おおも、ね'liillillll線と・致するよ
うに門dii''tできる。これは,¦:
仏tの、iしびノjと,核llfllll線とがよく・放していることを示唆している.
糸¦¦¦かく兄ると,1:器刷式の/I弧ケfr2式から勝坂2a式の11,f川にあたる純¦川は,'¦"'lillll線との・
牧の,'出い'咄側lである。ノ':仙ケ台2火については3400calBCころの1llillillll線の谷llljに、I1たるイト代が
測定イll'1には!忍められず、逆に勝坂1人から勝坂2a式にかけて33()()[、(llBCころに, 芙際の測定1111(に
おいて,!liil[llll線トーで炭素イ¦主代が4()∼50fl新しくなる部分が!泌められる。3400calBCころの芥
¦Ⅲについては.ちょうどその川iHlにあたるl器を測定していないII1能'¦ノ¦iがある。実際に,,武料のiljll
約から、/I弧ケ台2Jt111,¦2段階の|器については,ほとんと測定できていない。今後.!i1"ll)1雌に
ついて,illll定を期やして検制することが,糾
である.
- 1 3
しかしながら,その他の時期については、t器ノル噸,iイ¦皇による順序と,
{[IIIIWIzでの'!C年代
仙の勅liljがきわめてよく致していると場-える。特に、i11llだが多くなされている勝坂3式以降は,
ilif'lillll級の波イ」:と, ノミ際のii犬料のillljだ{ll'iが.よく・放していることは,l'il」Iイミ深い。勝坂3人以降に
ついては,|器ノⅢ式としてのllll!稀も糸lllかく検1il-されており,かつ時期によっては,イi21,}}の!Tt 川序
など,1:I1A,11'¦りなllln川条がよく定まっている。すなわち,l111陥については,-定の時IMI¦'i,lとはいえない
",ll旧序が定められているという,'、I,(では.年I肺イ'三代のウイグルマッチングに州、I1するアプローチが
実験されていると捉える,
さて,IxI3によって,繩紋ll#代'¦!期の|え器ノルtの#fイト代を,かなり絞り込んでI砿I術することがIII
能である。ただし,繩紋時代'¦1期の梛年については、別柵で個々の¦宣器試料の型式而も含めて詐糸lll
に縦!ihするi:¦杣iであるので,ここでは部概略を述べるにとどめる。
繩紋¦¦、f代1ii期と!¦1期の境の年代については、¦-皇杵捉式・!¦リllll、
斬保1式t腓群の測定仙をならべると.
式I器#トと,/I菰ケ台1式・
¦fllll級か少し波イ」息した谷¦Alにあたる35()()-3550calBC
ころにあたると巻えられる(小林ほか2003ab)。/I弧ケ向1人および、iトイj側lの|
付イヤ物は,il1ll定
例が少なく、なおデータの帯械をlxlることが望まれる。
繩紋時代'¦'川と陵1Ulの境にイ:¦¦、'1するイト代については、2500∼245()calBCころには"ll',,!1'fijE1Jt
から祢納、↑式に変化しているとi沈みとることができる。
|勝坂la式が帆するイト代については,l杵イ¦ミ代とともに.''C機度が大きく変化するⅡ#川にイ:II)'1する
ので,年代をJI2」肘に1I碓に碓定できる一ノj,111述したように/1弧ケ向2式から勝坂2a式について
はやや介致しないi'fli分がある。これは¦¦水における核Ilillll線の地域錐をllflⅨ映した結果であるl'1.
能'1 '2もある.今後,測定例を州やすことと.イ¦輪イ¦ミ代資料などを川いてこの時期の
llillll線を検跡
する'lZ、要があI),今後の課題としたい。
6まとめと課題
il!¦)定ホ,'i采と'IMI12llll級を比1校検i制することによI)、繩紋ll、f代'¦1期の年代IIIMが,3500-3550calBCこ
ろをはじまりとし,25()()∼2450cf'lB(、ころには後!リjのIz器群が出現していることを示した。ま
た。'¦'!!111:腓ノM式のイ¦i代II'Mについても紋I)込める''1能'I'liを,」〈した.
塒だのll,f!IJIの州i,iイ'2''1り位ii''iづけの¦リl硴な12器に1,トう炭化物を、If'¦'¦'lりにイ¦ミ代illll定を行うことで,雌
率的に¦#:イf年'ililliのIIIMも絞ることができ,50{¦ミより畑いllfilllllIMを検,i、」することがⅡI能とgえる.特
に,"11i'、j::的位li''iづけが¦リl雌で検祉'1」能である
跡・盗料にi、j-して,数多く測定を行うことがイI効
である。¦器のノⅢ式変化の時illl'l'i,1について,及び.雌洛の継続川¦川や{iJI'l・のⅢ川期IHIについての検
討も爪ねつつあるので,改めて,術じたい、
水研究は,¦l本学術仙報'!会科 、jxrliⅡ先fY1え成13.14{FI更堆撚研究(A・l)(般)「繩文時代
1
弥ノ¦そ¦¦、}代のIII「Ii粘度イト代体系の椛築」(細 併り・l3308()09)による研究成果を川いている。
水イ,','jをまとめるにあたり、|、記のノj々此び,柵機¦兇lにはたいへんおlll:,i#になI)ました.
li'1本挙之.11i(jj'γf,JJIlf尚j'・,雌イ,.ifit,¦・卜jill久,llllxl'11:人,判1)):、,ij森リ,UI¦!I髄文化11イセンター,
ヤ'汀1リ!UI¦!IIIf文化財センター,¦:¦」旛郡'ijj'l!',髄文化財センター,金沢巾jll!ノI蝋文化1Mセンター,i'l'余川リ,(
肌戯文化l1イセンター,かながわぢ「',.'7:11イ1、11,1{l.!jl1村教frfjia,北l-、巾lll!I髄文化財センター,、,ノ川
'lj教育姿1ia,収束梛jll職文化l1イーセンター,栃木県埋II髄文化財センター,l&IIIIIUI¦職文化!1イセンタ
ー,|リl野村jll職文化財センター,ililllMi'ij"fi委興会.赤城付教育委員会. Ⅲi『¦ 兄村数奇姿jifr,IM
烏リ,↓文化llJ¦I¦IEfl・jl,藤沢'l」教育委興会。IIIIlll'lj"fi委曲会,ll.'{l.{¦x教育委典会,仙浜'ijふるさと
財¦、jl
以¦・­1、fに!拙して1淵恵を衣します。
(2003.3」7'更j'¦!)
言
士
R
E
,ilil)''Cイ¦昌代をl緋イト代にll3I[するためのデータベース,1998イlf版。
Sluil・[、l・.il..61.a1.1()981NTC.M 98R&ldi()cal・b()I1f'g(、(、alibl・ali()11,21.()0()-()(、(IIBI)
Radi()(、fll、l)()11"'l()1()41-l()83.
,;iI2)ii此朴の収柴.脈llXはおもに小林. 『村が行い¦器j!リ式の、トl1別は小林が打った。試料処j'l!に
おけるんIA処1111はおもに小林がイルI1した。l'il,'"嬢史災俗椰物館において,炭雌力.ス化と粘製,グ
ラファイト化をイ」真った場合は,坂本が}ll]'1した。
ji:i;3)BI)はbeI()1℃l)r(、SEI11のl'lffで,195()イ¦ミをJIL,'.'.(に過よ・にさかのぼった数仙で〉」くす。j山',ili',
炭衆のl'il肢体効果のトllill{として試料のj':℃11/iを25%・に規格化して得られるイ¦ミ代値を川いる(!¦1
村1999)。i1lll)ig!洩差はl1;!WWII,唯で衣す。
iiif'1)i式朴の炭素含イ」̅:キ〈については,AA.ヘ処f'l!による拭料のInivl:のj'iW城比*(炭紫含イJ̅>+<lと
する)と,AAA処l'l!後の州'j製作柴による炭衆換算品でのえ¦!
化炭素のIW械比,*〈(炭素含イj.3*《2と
する)の2つについて検ii、Iしている。lli%・については,111'i'cl'11:人も検!;1を,式みているが.含イI-牛《の
述う付イ'i:物について.lll水はk器仙lllll、↑の!jil'lリノ.法呼による付イ''i物の,I'li格によるノ紬1flを仮定してい
る('''水2()()())。
iili5)木材は,1iil,「l・の仙築ll、fにIIf水を川いるか以前に伐採済みのものを川いる場合,l,'fijLII、トに伐
採する助介の迷いによっても,木材のイ¦ミ代かソ14なるが.この」ル合は!式料''1体(この場合は木材)の
歴史的位il''iづけの間
である。木材では.'I1心
に近いイ¦ミ怖
分を試料としてしまった吻合は,そ
の樹齢のイ¦ミ数のみ、朧山''1りなイト代(この」ル介化1門の構築イli代)よりI}i<なる'1」能'¦1が考えられる。
もしも木材が均fノ〔につぶされてi式料となっていた場合(例えば糸lllかなスス状の炭化物となって採収
された場合)は、平均仙すなわち樹齢の、ト分の年数分,lliいイ¦ミ代をイI卜ることになる轡これを,1縦史
- 1 う ­
イ¦:代に対するll「水効果とllfぶ。
ただし、ここで検!i、1・している''於穴liil,!l・の附築材と,川いられた|器1,1イ'倉i物の吻合には,¦器に炭
化物が1,1・イifするのは.その|器で雌俊に,鷲炊き.または煤けさせた段階に付イI'i:したとどえられ,'IM
穴化l!州#築後,その1iIII1i・が仙川されている定期¦III(ll水の,',{!1il111度の雌境¦、.では散イ¦ミから雌人でも
2()∼3()イ¦叩'¦削虻)を絲てからであるので,この¦H1にもlif!1」的なll、flIIIでのズレが兄込まれる よ=」
て,本イ,:,.jで'」〈した』ル合は,¦'il-1iJ,'},'l',¦:の¦器付イ, 『物と、火災liil,1¦などでの仇11!¦描築材('IJi,'lllの
燃料材の」ル合は別)との¦川には、I11-水効%Lの兄込まれる分と,1iil!州11築後のノ¦ミ柵が続いた¦¦.Ⅵ,illの合
,;¦分が,ナfとなるⅡ」能''化が考えられる
なお、i;JW1選択においては,樹木については.悩仲↑の外111llに近いノjを進択す̅ることを優)!心した
また, ノミ休狐微鈍観察による樹椰¦'il定を1jったホ,'i眼では.脚l象,iハイ:¦はほとんと がクリで,まれにコ
ナラなどが|忍められる・激例のイi;材と,!と!われる人形の炭化材で脱察したホ,'i%Lで.雌人35イlil',り虻の
〈¦ミ''1m(''1心i'fljは腐っているjル合が多く.また雌外 も欠仙しているjル合がほとんどのため.樹i肺と
してどの州史のイ¦ 数が足されるべきかイ《¦リl)を政える付であった よって,雌人¦14に兄i,'iもっても
5()イ¦ミのIII-水効来を兄込む必'X!¦'¦(は,Zしいと巻える
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」Xati()llallluseumofjapall(jsellis[()ry.Stlkura.(Jhiba@285-85()2Japan
M()l-ethflll26()cal-b()I]&Ice()llssampl(jsass()daIL、dwilhl)oIIcriesallds(jttl(lm(JI1IsillthcJ()m()11
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saml)k,s,whi(、llw[、l・(、111〔、()l1(、(Ptcdfr()1111hl,NIi(1dk、、I()111()11l)(、ri()(I()fKalll().Thul)u.T()11()kuall(1
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l)()ssil)l]-(jithe'-misidelllilied()1-1rallsk,l-rc(lfr()111()1・[,rl]・ingla]-(、rs.Th(、calibratc(lagcs砥℃re(、()11(J()l・dantwith{hc(hron()I()gical()rdercsti1l1at(、dIr()mp()llerj--i]pf、.B、・l()callllgagr()up()1.multil)lcdatesinthclNTCIL98(Jalil)1・ali()11[、u'。、.(、,u・c(Jancstinlatelhe(、alibratedagcs()Isamples
mudlln()l℃〔、IcarIv.Itissh()wlllhatlheiliddk、J()111()11peri()ds(arte(lar()(llld350()-3450calBC
alldcndc(lar()und2450-250()(falBC.
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