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公開特許公報 特開2015

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公開特許公報 特開2015
〔実 12 頁〕
公開特許公報(A)
(19)日本国特許庁(JP)
(12)
(11)特許出願公開番号
特開2015-177798
(P2015−177798A)
(43)公開日 平成27年10月8日(2015.10.8)
(51)Int.Cl.
FI
テーマコード(参考)
A23L
2/44
(2006.01)
A23L
2/00
P
4B017
A23L
1/302
(2006.01)
A23L
1/302
4B018
A23L
2/52
(2006.01)
A23L
2/26
4C083
A61K
8/67
(2006.01)
A61K
8/67
A61K
8/73
(2006.01)
A61K
8/73
審査請求
有 請求項の数4
OL (全17頁) 最終頁に続く
(21)出願番号
特願2015-76042(P2015-76042)
(22)出願日
平成27年4月2日(2015.4.2)
サンスター株式会社
(62)分割の表示
特願2013-187293(P2013-187293)
大阪府高槻市朝日町3番1号
の分割
原出願日
(71)出願人 000106324
(74)代理人 110000796
平成22年12月6日(2010.12.6)
特許業務法人三枝国際特許事務所
(72)発明者 末川
裕
大阪府高槻市上土室5丁目30番1号
サ
ンスター株式会社土室事業所内
Fターム(参考) 4B017 LC10
LE10
LG06
LK13
LK16
LK21
LG18
LK12
4B018 LB08
MD25
MD37
MD39
MD27
MD32
MD33
MD67
ME14
最終頁に続く
(54)【発明の名称】アスコルビン酸及びその類縁体を安定配合した組成物
(57)【 要 約 】
(修正有)
【課題】水の存在下においても良好なアスコルビン酸類の経時安定性を有する組成物の提
供。
【解決手段】L−アスコルビン酸、D−イソアスコルビン酸およびそれらの塩からなるア
スコルビン酸及びその類縁体に、グアーガム、寒天、ペクチン、エリスリトール、マルチ
トール、コンドロイチン硫酸、プロテオグリカンから選ばれる何れか1種以上を含有させ
る液体口腔用組成物。特に、アスコルビン酸類に、プロテオグリカンとグアーガム、寒天
、エリスリトールから選ばれる何れか一種以上を含有させる組成物。
【選択図】なし
( 2 )
JP
2015-177798
1
A
2015.10.8
2
【特許請求の範囲】
十分満足できる程度の効果を得ることが出来ないなどの
【請求項1】
課題点が存在しており、未だ十分に満足できる解決策は
L−アスコルビン酸、D−イソアスコルビン酸およびそ
見い出されていない。
れらの塩からなるアスコルビン酸類(A)より選ばれる
【0004】
1種以上を含有する組成物において、グアーガム、寒天
【特許文献1】特開2005−154432号公報
、ペクチン、エリスリトール、マルチトール、コンドロ
【特許文献2】特開平4−352776号公報
イチン硫酸およびプロテオグリカンからなる群(B)よ
【特許文献3】特開平6−9603号公報
り選ばれる1種以上を配合することを特徴とする組成物
【特許文献4】特開2006−315985号公報
。
【請求項2】
【特許文献5】特開平7−227256公報
10
【特許文献6】特開2009−45030公報
アスコルビン酸類(A)より選ばれる1種以上と、グア
【発明の概要】
ーガム、寒天およびエリスリトールからなる群より選ば
【発明が解決しようとする課題】
れる1種以上およびプロテオグリカンを配合することを
【0005】
特徴とする請求項1記載の組成物。
本願発明は、水の存在下においても良好なアスコルビン
【請求項3】
酸類の経時安定性を有する組成物を提供することを課題
飲料であることを特徴とする請求項1または2の何れか
とする。
1項に記載の組成物。
【課題を解決するための手段】
【請求項4】
【0006】
pHが3.0∼5.5であることを特徴とする項1∼3の
本願発明者らは、かかる事情に鑑み鋭意検討を重ねた結
何れか1項に記載の組成物。
20
果、アスコルビン酸類にグアーガム、寒天、ペクチン、
【発明の詳細な説明】
エリスリトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、
【技術分野】
プロテオグリカンから選ばれる何れか1種以上を含有さ
【0001】
せるとアスコルビン酸類等の経時安定性が向上すること
本願発明は、L−アスコルビン酸、D−イソアスコルビ
を見出し、アスコルビン酸類に、プロテオグリカンとグ
ン酸およびそれらの塩からなるアスコルビン酸及びその
アーガム、寒天、エリスリトールから選ばれる何れか一
類縁体の安定性を向上させた組成物に関する。より詳細
種以上を含有させるとアスコルビン酸類の経時安定性が
には、アスコルビン酸類とグアーガム、寒天、エリスリ
相乗的に向上することを見出し、本発明を完成するに至
トール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、プロテオ
った。
グリカンから選ばれる何れか1種以上を含有する組成物
【0007】
に関する。
30
すなわち、本願発明は、特に以下の項1∼7の組成物ま
【背景技術】
たは方法を提供するものである。
【0002】
項1.
従来より、アスコルビン酸類は、ビタミンCの補給や酸
L−アスコルビン酸、D−イソアスコルビン酸およびそ
化安定化剤の目的で、食品、化粧品、医薬部外品などに
れらの塩からなるアスコルビン酸類(A)より選ばれる1
広く使用されている。一方、これらアスコルビン酸類は
種以上を含有する組成物において、グアーガム、寒天、
、水溶液や水性ゲルなど水を基材とする組成物において
ペクチン、エリスリトール、マルチトール、コンドロイ
、経時安定性、特に室温より高い温度領域での安定性が
チン硫酸およびプロテオグリカンからなる群
悪いことが知られており、これらアスコルビン酸類の安
(B)より選ばれる1種以上を配合することを特徴とする
定性を向上させる方法が種々検討されている。例えば、
ビタミンC安定化活性を有するアセロラポリフェノー
組成物。
40
項2.
ルを活用する方法(特許文献1)、フマル酸を併用する
アスコルビン酸類(A)より選ばれる1種以上と、グア
方法(特許文献2)、クロロゲン酸を併用する方法(特
ーガム、寒天およびエリスリトールからなる群より選ば
許文献3)、酵素処理イソクエルシトリン、ミリシトリ
れる1種以上およびプロテオグリカンを配合することを
ン、クロロゲン酸を併用する方法(特許文献4)、組成
特徴とする項1記載の組成物。
物のpHを酸性領域に調整する方法(特許文献5)、野
項3.
菜搾汁と併用する方法(特許文献6)などが提案されて
飲料であることを特徴とする項1または2の何れか1項
いる。
に記載の組成物。
【0003】
項4.
しかしながら、これらの方法では、経時で組成物が着色
pHが3.0∼5.5であることを特徴とする項1∼3の
変化を生じたり、不溶物が発生したり、味が悪くなる、 50
何れか1項に記載の組成物。
( 3 )
JP
3
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A
2015.10.8
4
項5.
ースが交互に直線的に結合した多糖類であるアガロース
L−アスコルビン酸およびそれらの塩からなるアスコル
を含有するものをいい、低分子量化処理した寒天や寒天
ビン酸類(A)より選ばれる1種以
を加水分解処理して得られるアガロオリゴ糖も含まれる
上を含有する組成物において、グアーガム、寒天、ペク
。アガロオリゴ糖の例としては、アガロビオース(2糖
チン、エリスリトール、マルチトール、コンドロイチン
)、アガロテトラオ
硫酸およびプロテオグリカンからなる群(B)より選ばれ
ース(4糖)、アガロヘキサオース(6糖)、アガロオク
る1種以上
タオース(8糖)等が挙げられる
を配合することを特徴とするL−アスコルビン酸および
。かかる寒天の配合量は、本願発明の組成物の全量に対
それらの塩の経時安定性を向上させる方法。
項6.
して0.05∼5質量%であり、特に、アスコルビン酸
10
類の1∼10倍量を配合することが好ましい。5質量%
アスコルビン酸類(A)より選ばれる1種以上と、グア
を超えると
ーガム、寒天およびエリスリトールからなる群より選ば
組成物が固まる恐れがあり、一方、0.05質量%に満
れる1種以上およびプロテオグリカンを配合することを
たない場合には十分な効果を得ら
特徴とする項5に記載のL−アスコルビン酸およびそれ
れない恐れがあるため好ましくない。
らの塩の経時安定性を向上させる方法。
【0012】
【発明の効果】
本願発明に用いるペクチンは、高等植物に広く存在する
【0008】
、ガラクチュロン酸とメチル化ガラクチュロン酸を主成
本願発明の組成物は、アスコルビン酸およびその類縁体
分として含有する多糖類であり、主としてリンゴの搾汁
の経時安定性を飛躍的に向上させることが可能となる。
滓やかんきつ類の果皮などから抽出することで得られる
【発明を実施するための形態】
20
。エステル化の程度が異なる、高メトキシルペクチン(
【0009】
HMペクチン)及び低メトキシルペクチン(LMペクチ
本願発明に用いるアスコルビン酸およびその類縁体とし
ン)何れであっても使用できる。かかるペクチンの配合
ては、L−アスコルビン酸、D−イソアスコルビン酸、
量は、本願発明の組成物の全量に対して0.05∼5質
およびそれらの塩をいい、塩としてはナトリウムなどの
量%であり、特に、アスコルビン酸類の1∼10倍量を
水溶性塩が好ましい。さらには、L−アスコルビン酸お
配合することが好ましい。5質量%を超えると組成物が
よびそのナトリウム塩が好ましい。かかるアスコルビン
固まる恐れがあり、一方、0.05質量%に満たない場
酸類の配合量は、配合目的を達成させるに十分な量を配
合には十
合すれば特に限定されるものではないが、通常本発明の
分な効果を得られない恐れがあるため好ましくない。
組成物の全量に対して0.01∼1質量%を配合するこ
【0013】
とができる。
30
本願発明に用いるエリスリトールは、エリトリオールと
【0010】
も呼ばれる糖アルコールの一種であり、ブドウ糖を醗酵
本願発明に用いるグアーガムは、東アジアや北米などに
処理することなどで得られる。かかるエリスリトールの
生育する一年生豆科植物であるグアー(Guar)の種子胚乳
配合量は、本発明の組成物の全量に対して1∼10質量
部分から得られるD−マンノースがβ―1,4結合した
%であり、特に、アスコルビン酸類の10∼100倍量
マンナンを主鎖とし、これにD−ガラクトースが側鎖と
を配合することが好ましい。10質量%を超えると配合
してα-1,6結合した難消化性の高分子
に見合うだけの効果が得られなかったり、組成物が食品
多糖類であるガラクトマンナンガムを含有するものをい
の場合には摂食により下痢を引き起こす恐れがあるため
い、酵素処理して低分子量化したグアーガムの酵素分解
好ましくなく、一方、1質量%に満たない場合には十分
物も含まれる。グアーガムの平均分子量は、通常10万
な効果を得られない恐れがあるため好ましくない。
∼40万であるが、酵素分解物の平均分子量は1万∼1 40
【0014】
0万程度である。かかるグアーガムの配合量は、本願発
本願発明に用いるマルチトールは、糖アルコールの一種
明の組成物の全量に対して0.05∼5質量%であり、
であり、マルトースを高圧下での還元処理することなど
特に、アスコルビン酸類の1∼10倍量を配合すること
で得られる。かかるマルトースの配合量は、本発明の組
が好ましい。5質量%を超えると組成物の粘度が高くな
成物の全量に対して1∼10質量%であり、特に、アス
りすぎる恐れがあり、一方、0.05質量%に満たない
コルビン酸類の10∼100倍量を配合することが好ま
場合には十分な効果を得られない
しい。10質量%を超えると配合に見合うだけの効果が
恐れがあるため好ましくない。
得られなかったり、組成物が食品の場合には摂食により
【0011】
下痢を引き起こす恐れがあるため好ましくなく、一方、
本願発明に用いる寒天は、テングサなどの海藻類から得
1質量%に満たない場合には十分な効果を得られない恐
られる、ガラクトースと3,6−アンハイドロガラクト 50
れがあるため好ましくない。
( 4 )
JP
5
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A
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6
【0015】
ことで、相乗的にアスコルビン酸類等の経時安定性を向
本願発明に用いるコンドロイチン硫酸は、動物組織など
上させた組成物を得る技術も包含する。
に存在するプロテオグリカンの一種であり、D−グルク
【0018】
ロン酸とN−アセチル−D−ガラクトサミンが反復結合
本願発明の組成物のpHは3.0∼8.0とすることが
した糖鎖に硫酸基が結合した構造を持つ多糖類である。
でき、このうち、3.0∼7.0とするのが好ましく、
具体的には、グルクロン酸とアセチルガラクトサミン4
3.0∼5.5とするのがより好ましく、3.0∼4.
硫酸を主成分とするコンドロイチン硫酸A、イズロン酸
5とするのがもっとも好ましい。組成物のpHの測定は
2硫酸とアセチルガラクトサミン4硫酸を主成分とする
、例えばpH複合電極を用いて測定することができる。
コンドロイチン硫酸B、グルクロン酸とアセチルガラク
測定は組成物を希釈等を行なわずに、組成物そのままの
トサミン6硫酸を主成分とするコンドロイチン硫酸C、 10
状態で行なう。測定温度は20℃で測定時間は2分とす
グルクロン酸2硫酸とアセチルガラクトサミン6硫酸を
る。また、組成物のpHを調整する場合は、通常使用さ
主成分とするコンドロイチン硫酸D等が挙げられる。か
れるpH調整剤、例えば、クエン酸、リン酸、リンゴ酸
かるコンドロイチン硫酸の配合量は、本願発明の組成物
、グルコン酸、マレイン酸、アスパラギン酸、コハク酸
の全量に対して0.1∼5質量%であり、特に、アスコ
、グルクロン酸、フマル酸、グルタミン酸、アジピン酸
ルビン酸類の5∼15倍量を配合することが好ましい。
、およびこれらの塩や、重炭酸ナトリウム、塩酸、水酸
5質量%を超えると配合に見合うだけの効果が得られな
化ナトリウム、水酸化カリウムなどを使用することがで
い恐れがあり、一方、0.1質量%に満たない場合には
きる。
十分な効果を得られない恐れがあるため好ましくない。
【0019】
【0016】
さらに、本願発明に係る技術は、アスコルビン酸類にグ
本願願発明に用いるプロテオグリカンは、プロテオグリ 20
アーガム、寒天、エリスリトール、マルチトール、コン
カンはタンパク質をコアとして、コンドロイチン硫酸や
ドロイチン硫酸、プロテオグリカンから選ばれる何れか
デルマタン硫酸等のグリコサミノグリカンが共有結合し
1種以上を含有させることでアスコルビン酸類等の経時
た複合多糖であり、動物組織、特に軟骨組織に多く存在
安定性を向上させる方法およびアスコルビン酸類にグア
する。プロテオグリカンは生体内で、コア蛋白質がさら
ーガム、寒天、エリスリトールから選ばれる何れか一種
にヒアルロン酸に結合した構造で存在することも知られ
以上とプロテオグリカンを含有させることで、相乗的に
ており、その分子量は、数万∼数千万と大きい。その中
アスコルビン酸類等の経時安定性を向上させる方法をも
でも、平均分子量が20万∼2000万のものが好まし
開示する。
く、500万∼2000万の物がより好ましい。なお、
【0020】
プロテオグリカンは分離精製したものだけでなく、粗精
本願発明の組成物は、水系の組成物であれば特に限定す
製物も使用できる。プロテオグリカンの定量は、ゲルク 30
るものではないが、液体状、液状、クリーム状、ペース
ロマトグラフィーを用いて分子量分画を行ない、分子量
ト状のものが好ましく、この中でも液体状、液状のもの
が1万以上でかつ酸性糖および蛋白質の存在が確認され
がより好ましい。特に水の含有量が80質量%以上であ
た画分の乾燥物を測定することで行なう事ができる。な
る飲料などの食品、化粧水、美容液などの化粧用組成物
お、酸性糖の存在は、カルバゾール硫酸法で、蛋白質の
、洗口剤、マウススプレイ、口腔乾燥防止剤等の口腔用
存在は、280nm付近における吸光度測定で確認する
組成物、液剤などの医薬品組成物等として用いることが
ことができる。かかるプロテオグリカンの配合量は、本
好ましい。このなかでも、飲料などの食品、化粧水、美
願発明の組成物の全量に対して
容液などの化粧用組成物がより好ましく、飲料が最も好
0.005∼1質量%であり、アスコルビン酸類の0.
ましい。
05∼1倍量を配合することが好ましい。1質量%を超
【0021】
えると配合に見合うだけの効果が得られない恐れがあり 40
本願発明の組成物には、上記化合物のほかに、本願発明
、一方、0.005質量%に満たない場合には十分な効
の効果を損なわない範囲であれば、通常、食品、化粧品
果を得られない恐れがあるため好ましくない。
、医薬品で使用され得る成分をさらに配合してもよい。
【0017】
【0022】
本願発明に係る技術は、アスコルビン酸類にグアーガム
界面活性剤としては、ノニオン界面活性剤、アニオン界
、寒天、エリスリトール、マルチトール、コンドロイチ
面活性剤または両性界面活性剤を配合することができる
ン硫酸、プロテオグリカンから選ばれる何れか1種以上
。具体的には、ノニオン界面活性剤としてはショ糖脂肪
を含有させることでアスコルビン酸類等の経時安定性を
酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂
向上させた組成物を得るものであるが、さらに、アスコ
肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノー
ルビン酸類にグアーガム、寒天、エリスリトールから選
ルアミド類、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグ
ばれる何れか一種以上とプロテオグリカンを含有させる 50
リセライド、ポリオキシエチレン付加係数が4∼15、
( 5 )
JP
7
2015-177798
A
2015.10.8
8
アルキル基の炭素数が10∼18であるポリオキシエチ
ができる。
レンアルキルエーテル系またはポリオキシエチレン付加
【0025】
係数が10∼18、アルキル基の炭素数が9であるポリ
湿潤剤としては、例えばグリセリン、エチレングリコー
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、セバシン酸
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ジエチル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキ
ル、ソルビトール、低分子量のポリエチレングリコール
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
、単糖類、2糖類、オリゴ糖、還元水飴などの糖類など
レングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することが
ルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪
できる。
酸エステル、ポリエチレンラノリン、ポリエチレンステ
【0026】
ロール、ポリエチレンラノリンアルコール、アルキルグ 10
薬効成分としては、殺菌剤として塩化セチルピリジニウ
ルコシド、ポリオキシエチレン
ム以外にも例えば塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸ク
ポリオキシプロピレンブロックコポリマー等が挙げられ
ロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコ
る。アニオン界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリ
ニウムなどのカチオン性殺菌剤;ドデシルジアミノエチ
ウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ
ルグリシンなどの両性殺菌剤;イソプロピルメチルフェ
ウム等の硫酸エステル塩、ラウリルスルホコハク酸ナト
ノール、トリクロサンなどの非イオン殺菌剤;デキスト
リウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルスルホコ
ラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リ
ハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、ココイルサル
ゾチーム、溶菌酵素(リテックエンザイム)などの酵素
コシンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウ
;抗炎症剤としてグリチルレチン酸、グリチルリチン酸
ム等のアシルアミノ酸塩、ココイルメチルタウリンナト
ジカリウムなどのグリチルリチン酸塩;血行促進剤とし
リウム等が挙げられる。両性イオン界面活性剤としては 20
てニコチン酸または酢酸トコフェロールなど;抗プラス
、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸
ミン剤としてトラネキサム酸、イプシロンアミノカプロ
アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベ
ン酸など;出血改善剤としてアスコルビン酸など;組織
タイン型活性剤、N−ココイル−N−カルボキシメチル
修復剤としてアラントインなど;再石灰化剤としてフッ
−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等
化ナトリウムなどのフッ素化合物;その他、水溶性溶媒
のイミダゾリン型活性剤、N−ラウリルジアミノエチル
で抽出された植物抽出物、クロロフィル、塩化ナトリウ
グリシン等のアミノ酸型活性剤等が挙げられる。これら
ム、カロペプタイド、塩化亜鉛、ヒノキチオールなどが
の界面活性剤は、単独または2種以上を組み合わせて配
挙げられ、これらを単独または2種以上を組み合わせて
合することができる。
配合することができる。
【0023】
【実施例】
香味剤としては、例えばメントール、カルボン酸、アネ 30
【0027】
トール、オイゲノール、サリチル酸メチル、リモネン、
以下、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の例
オシメン、n−デシルアルコール、シトロネール、α−
に限定されるものではない。なお、以下特に断りのない
テルピネオール、メチルアセテート、シトロネニルアセ
限り「%」は「質量%」を示す。
タート、メチルオイゲノール、シネオール、リナロール
【0028】
、エチルリナロール、チモール、スペアミント油、ペパ
アスコルビン酸の経時安定性評価
ーミント油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズ
表1に示す処方に従って、アスコルビン酸を含有する組
マリー油、珪皮油、シソ油、冬緑油、丁子油、ユーカリ
成物を調製した。なお、組成物の
油、ピメント油などの香料を単独でまたは2種以上を組
pHは初期値を3.7∼3.9の間で調整した。調製後
み合わせて使用することができる。香味剤の配合量は、
、経時安定性試験サンプルとするために、組成物を10
組成物全量に対して0.01∼5質量%、好ましくは0 40
0ml容の透明ガラス瓶に約100ml充填し、65℃
.03∼1質量%配合することができる。
、15分間加熱殺菌を行った。殺菌処理直後の各組成物
【0024】
のアスコルビン酸の含有量を定量し、各々のアスコルビ
甘味剤としては、例えばサッカリン、サッカリンナトリ
ン酸含有量の初期値(X)とした。放置は、55℃、7
ウム、アセスルファームカリウム、ステビアエキス、ス
日間の条件で実施し、放置直後のアスコルビン酸含有量
テビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グ
(Y)を定量し求めた。アスコルビン酸の安定性は、放
リチルリチン、ペリラルチン、ソウマチン、アスパルチ
置前後のアスコルビン酸の残存率(%)を算出すること
ルフェニルアラニンメチルエステル、メトキシシンナミ
により評価した。すなわち、各々のサンプルの初期値(
ックアルデヒド、パラチノース、パラチニット、キシリ
X)を100とした場合の、放置直後のアスコルビン酸
トール、ラクチトールなどが挙げられる。これら甘味剤
含有量(Y)の相対値を求めることにより行った。なお
は、単独でまたは2種以上を組み合わせて使用すること 50
、アスコルビン酸の定量は、公知のインドフェノール滴
( 6 )
JP
9
2015-177798
A
2015.10.8
10
定法を用い、還元型アスコルビン酸量を測定することで
【表2】
行った。評価結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0033】
表2に示したとおり、 グアーガム、寒天、エリスリト
ールとプロテオグリカンを含有
*1:鮭鼻軟骨由来の分子量分布2000∼2万ダルト
させた組成物は、コントロールと比較して55℃7日間
ンのコンドロイチン硫酸。
放置のアスコルビン酸残存率が高く、良好な結果をしめ
*2:分子量分布200万∼2000万ダルトン(平均
した。一方、ペクチン、マルチトール、コンドロイチン
分子量約800万ダルトン)のプロテオグリカンを30 30
硫酸とプロテオグリカンを併用した場合やプロテオグリ
%含有する鮭鼻軟骨由来のプロテオグリカン抽出物。
カンの類縁物質であるヒアルロン酸やコンドロイチン硫
*3:平均分子量100万ダルトンのヒアルロン酸。
酸をグアーガム、寒天、エリスリトールと併用した場合
【0030】
には、相乗的な効果を得られなかった。
表1に示したとおり、 グアーガム、寒天、ペクチン、
【0034】
エリスリトール、マルチトール
以下、本発明に係る組成物の実施例の処方を挙げるが、
、コンドロイチン硫酸およびプロテオグリカンを含有す
本発明は下記の処方に限定されるものではない。
る組成物は、コントロールと比較して55℃7日間放置
【0035】
のアスコルビン酸残存率が高く、良好な結果をしめした
処方例1 乳酸菌醗酵飲料
。一方、多
成分
糖類であるヒアルロン酸についてはコントロールと同等 40
合 量
の結果となり、アスコルビン酸の安定化効果がないこと
ニンジン搾汁乳酸菌醗酵物
がわかった。
0
【0031】
りんご濃縮混濁果汁
さらに、グアーガム、寒天、エリスリトール、マルチト
0
ール、コンドロイチン硫酸に対するプロテオグリカンお
ラクチュロースシロップ(純度50%)
よび類縁物質であるヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸
1
の添加効果を調べた。表2にしたがって、組成物を調製
寒天
した。評価試験方法は前記方法に準じて行った。結果を
1
表2に示す。
アスコルビン酸ナトリウム
【0032】
50
0.1
配
4
1
( 7 )
JP
11
スクラロース
0.01
0.005
香料
ステビア混合物
0.15
無水クエン酸
適
量
残
精製水
部
合計
2015.10.8
0.01
適
量
精製水
A
12
スクラロース
無水クエン酸
2015-177798
残
部
10
0
合計
10
10
0
(pH 4.9)
(pH4.0)
【0036】
*2 平均分子量が約800万のプロテオグリカンを5
処方例2 野菜飲料
成分
0%含有。
配
【0038】
合 量
処方例4 飲料
オレンジ搾汁
2
成分
0
合 量
りんご濃縮混濁果汁(1/4)
1
マルチトール
0
5
レモン濃縮混濁果汁400GPL
20
コラーゲン蛋白質加水分解物
1.8
1
ラクチュロースシロップ50%
リンゴ濃縮果汁(1/5)
0.5
1
アスコルビン酸ナトリウム
グルコサミン
1
0.7
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*1)
アスコルビン酸ナトリウム
0.5
0.1
スクラロース
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*3)
0.01
0.05
無水クエン酸
適
30
量
精製水
ステビアエキス
0.1
残
無水クエン酸
10
精製水
部
合計
残
部
(pH 4.2)
合計
*1 平均分子量が約1000万のプロテオグリカンを
0
30%含有。
(pH4.0)
【0037】
10
*3 平均分子量が約50万のプロテオグリカンを10
処方例3 飲料
成分
適
量
0
40
配
%含有。
【0039】
合 量
処方例5 酸性飲料
コラーゲン蛋白質加水分解物
成分
5
合 量
エリスリトール
ミルクオリゴ糖
5
1
アスコルビン酸ナトリウム
グルコン酸カルシウム
0.5
0.67
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*2)
クエン酸無水
1
配
50
0.7
配
( 8 )
JP
13
グリセリン
0.5
5
グアーガム
ポリエチレングリコール
0.3
3
酸化マグネシウム
マルチトール
0.12
1
スクラロース
クエン酸ナトリウム
0.01
0.1
アスコルビン酸ナトリウム
10
残
0.1
ビタミンE
部
0.05
10
アスコルビン酸ナトリウム
0
0.01
(pH3.7)
香料
【0040】
0.2
処方例6 ゼリー
成分
2015.10.8
パラオキシ安息香酸メチル
0.1
合計
A
14
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*1)
精製水
2015-177798
クエン酸
配
合 量
精製水
エリスリトール
20
合計
サメ軟骨抽出物(コンドロイチン硫酸C含有)
0
1.0
(pH 5.0)
無水クエン酸
【0042】
0.5
処方例8 液体歯磨剤
カラギナン
成分
0.3
合 量
グルコマンナン
ソルビット
0.2
0
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*1)
30
5
クエン酸3ナトリウム
HMペクチン
0.2
1
香料
アスコルビン酸
0.2
0.1
アスコルビン酸ナトリウム
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*3)
0.05
10 40
グルコン酸クロルヘキシジン
0.05
(pH3.8)
ウンデカラクトン
【0041】
0.05
処方例7 洗口液
香料
配
0.05
合 量
エタノール
サッカリンナトリウム
1
0.01
0
還元パラチノース
0
1
フッ化ナトリウム
0
成分
配
0.05
残
部
合計
10
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO)
0.2
0.1
残
部
7.5
精製水
適
量
クエン酸
1
適
量
50
精製水
残
( 9 )
JP
15
10
フッ化ナトリウム
0.2
(pH 5.5)
POE(2モル)アルキル(C1 2 - 1 4 )
【0043】
スルホコハク酸2ナトリウム
処方例9 液体歯磨剤
ラウリル硫酸ナトリウム
配
安息香酸ナトリウム
グリセリン
1
0
0.2
10
アスコルビン酸ナトリウム
1,3−プロパンジオール
0.05
3
サッカリンナトリウム
低分子量寒天
0.01
5
香料
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO)
0.2
0.2
リンゴ酸
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*4)
精製水
アスコルビン酸
20
合計
塩化セチルピリジニウム
0
0.05
(pH 6.0)
l−メントール
【0045】
0.05
処方例11 化粧水
トラネキサム酸
成分
0.05
合 量
サッカリンナトリウム
エタノール
0.02
0
パラオキシ安息香酸メチル
マルチトール
0.01
30
0
香料
1,3−ブチレングリコール
0.05
5
適
トリメチルグリシン
量
3
残
フェノキシエタノール
部
0.7
10
アスコルビン酸ナトリウム
0
1
(pH 4.5)
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*1)
*4 平均分子量が約500万のプロテオグリカンを2
40
0.5
0%含有。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO)
【0044】
0.3
処方例10 口腔用液状組成物
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO)
成分
配
0.05
合 量
ポリエチレングリコール(平均分子量100万)
ポリエチレングリコール400
0.03
5
メントキシプロパンジオール
エタノール
0.03
5
アラントイン
低分子量グアーガム
残
部
0.5
合計
適
量
0.5
精製水
0.2
0.2
合 量
クエン酸
2015.10.8
0.5
0
成分
A
16
部
合計
2015-177798
50
0.02
10
配
2
1
( 10 )
JP
17
A
2015.10.8
18
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム
0
0.02
クエン酸
2015-177798
(pH 5.5)
適
【0047】
量
処方例13 乳液
クエン酸ナトリウム
適
成分
量
合 量
香料
エタノール
0.03
0
着色料
適
10
精製水
1
1,3−ブチレングリコール
量
残
5
濃グリセリン
部
5
合計
10
フェノキシエタノール
0
0.5
(pH 5.5)
dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム
【0046】
0.5
処方例12 美容液
成分
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO)
配
0.3
合 量
エタノール
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO)
1 20
0
0.1
エリソルビン酸ナトリウム
濃グリセリン
1
0.1
0
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*1)
1,3−ブチレングリコール
0.1
6
ポリエチレングリコール(平均分子量50万)
dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム
0.05
0.5
エデト酸二ナトリウム
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO)
0.05
0.5
香料
水素添加大豆リン脂質
30
0.5
0.1
クエン酸
グアーガム
クエン酸ナトリウム
アスコルビン酸ナトリウム
精製水
サケ軟骨由来プロテオグリカン抽出物(*1)
合計
ポリエチレングリコール(平均分子量100万)
0
0.01
10
(pH 6.5)
ヒアルロン酸ナトリウム
40
0.01
【0048】
処方例14 クリーム
適
量
成分
配
合 量
適
量
濃グリセリン
0
香料
オリーブ油
0.1
8
精製水
残
部
0.05
クエン酸ナトリウム
適
量
0.1
クエン酸
適
量
0.4
残
部
合計
配
スクワラン
6
10 50
モノステアリン酸ポリグリセリル
1
( 11 )
JP
2015-177798
19
A
2015.10.8
20
4
1
親油性モノステアリン酸グリセリル
フェノキシエタノール
4
0.9
ステアリン酸
香料
4
0.1
セタノール
メチルパラベン
3
0.1
エタノール
クエン酸
3
適
量
アスコルビン酸ナトリウム
10
精製水
1
残
部
1,2−ヘキサンジオール
合計
1
0
寒天
(pH 6.7)
10
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
0万ダルトンである、請求項1∼3のいずれかに記載の
【提出日】平成27年4月21日(2015.4.21)
組成物。
【手続補正1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正方法】変更
【補正の内容】
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【0015】
【請求項1】
本願発明に用いるコンドロイチン硫酸は、D−グルクロ
L−アスコルビン酸、D−イソアスコルビン酸、及びそ
ン酸とN−アセチル−D−ガラクトサミンが反復結合し
れらの塩からなるアスコルビン酸類より選ばれる1種以
た糖鎖に硫酸基が結合した構造を持つ多糖類である。具
上、
体的には、グルクロン酸とアセチルガラクトサミン4硫
グアーガム、ペクチン、マルチトール、及びコンドロイ
酸を主成分とするコンドロイチン硫酸A、イズロン酸2
チン硫酸からなる群より選択される少なくとも1種、並
硫酸とアセチルガラクトサミン4硫酸を主成分とするコ
びに
ンドロイチン硫酸B、グルクロン酸とアセチルガラクト
プロテオグリカン
サミン6硫酸を主成分とするコンドロイチン硫酸C、グ
を配合することを特徴とする組成物。
ルクロン酸2硫酸とアセチルガラクトサミン6硫酸を主
【請求項2】
成分とするコンドロイチン硫酸D等が挙げられる。かか
飲料である、請求項1に記載の組成物。
るコンドロイチン硫酸の配合量は、本願発明の組成物の
【請求項3】
全量に対して0.1∼5質量%であり、特に、アスコル
pHが3.0∼5.5である、請求項1又は2に記載の
ビン酸類の5∼15倍量を配合することが好ましい。5
組成物。
質量%を超えると配合に見合うだけの効果が得られない
【請求項4】
恐れがあり、一方、0.1質量%に満たない場合には十
前記プロテオグリカンの平均分子量が、20万∼200
分な効果を得られない恐れがあるため好ましくない。
────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.
FI
テーマコード(参考)
A61K
8/34
(2006.01)
A61K
8/34
A61K
8/60
(2006.01)
A61K
8/60
A61K
8/64
(2006.01)
A61K
8/64
A61Q
11/00
(2006.01)
A61Q
11/00
A61Q
19/00
(2006.01)
A61Q
19/00
( 12 )
A23L
2/02
(2006.01)
JP
A23L
2/02
B
A23L
2/02
C
A23L
2/02
Z
Fターム(参考) 4C083 AA072 AA122 AB472 AC022 AC072 AC102 AC112 AC122 AC131 AC132
AC172 AC232 AC242 AC302 AC422 AC432 AC482 AC532 AC582 AC612
AC622 AC682 AC692 AC712 AC742 AC842 AC862 AD042 AD211 AD212
AD332 AD341 AD342 AD351 AD352 AD371 AD372 AD391 AD392 AD411
AD412 AD532 AD572 AD641 AD642 AD662 CC04
DD23
DD27
DD31
EE01
EE11
EE31
CC05
CC41
DD22
2015-177798
A
2015.10.8
Fly UP