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第30号(2015年2月5日発行)
第 30 号 (2015年2月5日発行) 食品衛生課だより 北海道 保健福祉部健康安全局食品衛生課 立春を迎え、暦の上では春ですが、窓の外には雪景色が広がっています。連日の雪かきでうんざりされている方もい らっしゃるのではないでしょうか。今シーズンもノロウイルスによる感染症や食中毒が発生しています。手洗いや体調管 理には十分留意して下さい。 平成26年食中毒発生状況 平成26年の北海道内における食中毒発生件数および患者数は、25件、461名で、一昨年(46件、1,657名)よ りも発生件数、患者数ともに減少(▲21件、▲1,196名)しました。北海道内において平成26年は食中毒の発生 件数、患者数ともに過去10年間と比較しても低い水準となりましたが、全国的には患者数が100名を超える大規模 なノロウイルス食中毒が11件発生しています。引き続き、科学的に効果が実証されている2回手洗いの励行や食品 の衛生的な取扱いに留意して下さい。 食中毒発生状況(病因物質別) 総患者数461名 総件数25件 ※きのこ:3 ジャガイモ:1 ~全道保健所巡り~ 雄大な自然に抱かれし大地~中標津保健所~ 中標津保健所は、北海道で最も東にある根室振興局に 属し、中標津町・標津町・別海町・羅臼町の4町を所管 しています。 その中でも知床半島に位置する羅臼町は、その一部が 世界自然遺産に登録されており、国道から希少種である オオワシの勇ましい狩りの風景を見かけるなど、野生鳥 獣を身近に観察することができます。 これら、知床をはじめとする豊かな自然を背景として、 内陸の中標津町や別海町では、生産される高品質な牛乳 やそれを原料としたチーズやヨーグルトなどの乳製品の 製造、また、標津町や羅臼町の沿岸で水揚げされる新鮮 な魚介類とそれらを使った水産加工品の製造が盛んに行 われています。 特に、それぞれに個性の ある各工房のチーズ、大き な なホタテや新鮮なイクラは、 道内の様々な食品の衛生管 理に携さわってきた我々、 保健所の食品衛生監視員も 仲良しエゾフクロウ 思わず“唸るおいしさ”です。 また、中標津町では、牛乳の消費拡大を目指し、「乾 杯の一杯目は牛乳で!」という、通称「牛乳乾杯条例」 が国内で初めて施行されました。 お越しの際の乾杯は、ぜひ牛乳で! 様々な温泉も楽しめる当管内、お風呂上りの冷え冷え 牛乳も最高です! 北海道中標津保健所 TEL 0153-72-2168 家族エコ銭湯事業を実施します 2月16日は「エコの日」とされています。 今年は2月12日(木)を中心として、道内の公衆浴場 (銭湯)で、大人(12歳以上)100円、12歳未 満のお子さんは無料で入浴できる「家族エコ銭湯事業」 が実施されます。 皆が一緒に銭湯に行くことにより、家庭で一人ずつお風呂 に入るよりも使用する燃料等が少なくなって、CO2排出量を 減らすことができることから、身近でできるエコな取り組み と、銭湯のよさを多くの皆さんにもっと知ってもらい、たく さんの方に銭湯を利用してもらうための取り組みを兼ねて実 施しているものです。 寒さも厳しいこの時期、広いお風呂で体の芯からあったま り、身も心もリラックスしましょう♪ 日ごろ銭湯を利用されない方も、一度行ってみると、その よさに改めて気づかれるかもしれません。 この機会にぜひ、お近くの銭湯を訪れてみませんか? 銭湯により実施の有無や実施日が異なりますので、詳しく は各銭湯にご確認の上ご利用ください。 〈事業に関するお問い合せ〉 北海道公衆浴場業生活衛生同業組合 TEL 011-611-9341 http://www.kita-no-sento.com/ ノロウイルスにご用心 今シーズンもノロウイルスによる感染症や食中毒が 発生しています。予防には、調理する人の衛生管理、 手洗い励行、適切な消毒が大切です。 [編集後記]ツルツル路面ですが、今シーズンまだ転んでません。 北海道に来て、初めて一度も転ばずに春を迎えられるかもしれません。(k) 〒060-8588 札幌市中央区北3条西6丁目 Tel.(011)204-5260 Fax.(011)232-1037 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kse/