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州見台小学校教育用コンピュータ整備事業概要書
州見台小学校教育用コンピュータ整備事業概要書 １．事業の概要 １－１ 経過 学習の各場面において日常的にＩＣＴ機器を活用して学習効果を高めていくため には、コンピュータ教室及び各教室での教育用コンテンツの利用やインターネット を用いたＷｅｂの閲覧等を行えることが求められている。 このようなＩＣＴ機器の活用を円滑に行うために、学校内のネットワークおよび コンピュータシステムは常時安定して稼動させることが必要となる。そのため、老朽 化した現在のコンピュータシステムを撤去し、児童用パソコン 40 台をはじめ、先生 用パソコン、サーバ等を新規に導入し、機器・システムの高性能化と安定化を図るこ とで、コンピュータ教室や職員室、各教室でＩＣＴ機器を円滑に利用できる環境を構 築する。 コンピュータ教室のネットワーク接続形態は 1Ｇｂｐｓの高速通信を可能にする ことを目的とし、基本的には有線ＬＡＮとする。コンピュータ教室の既設機器は撤去 し、学校と相談した上で最適な利用環境となるように新設機器を設置し、システムの 構築を行うものとする。 １－２ ① 整備の概要 コンピュータ教室の整備 □ コンピュータ教室内の既存機器の撤去 □ コンピュータ教室内の既設ＬＡＮの撤去と新規敷設 □ 先生及び児童（生徒）用パソコンと周辺機器の設置と設定 ② 職員室の整備 □ 職員室内の既設ＬＡＮ配線の撤去と新規敷設 □ 職員室用パソコンと周辺機器の設置 ③ 学校管理用サーバの整備 □ 学校管理用サーバを職員室内に設置 □ 学校管理用サーバに仮想化した教育用サーバと校務用サーバを構築 □ 職員・児童（生徒）用アカウントや共有フォルダ設定等の作成 ④ 校内用ネットワークを構築 □ 職員室・校長室・保健室および校務サーバが属する校務用ＬＡＮの構築 □ コンピュータ教室・普通教室・特別教室・図書室および教育用サーバが属する教 育用ＬＡＮの構築 □ 教育用ＬＡＮと校務用ＬＡＮ間の通信を制御、教育用ＬＡＮから校務用ＬＡＮへ の通信を禁止、また校務用ＬＡＮから教育用ＬＡＮへの通信は許可するようにネ ットワーク機器を設計 □ 教育用ＬＡＮと校務用ＬＡＮはそれぞれファイアウォール機能を有するネット ワーク機器を経由してインターネットに接続させる ＊ 留意事項 ・設定特記事項の内容に留意して整備・構築を行うこと。 ・既設機器の解体及び配線や床下ケーブルの取り外し等の作業については、納入業者 で行うこと。 ・教育の場での使用ということから、本事業請負業者にあっては、導入後の機器・シ ステムについて故障や不具合が生じた場合にも即時に対応・修復・改修できるよう サポート窓口を含む最善のサポート体制を持ってあたること。 １－３ 搬入設置場所 州見台小学校 １－４ 搬入設置実施時期 平成２７年８月３１日までに完了すること。 １－５ システム運用開始時期 平成２７年９月１日 ２．共通事項 ２－１ 研修 ・システムの導入完了後、学校と日程調整を行い、教員を対象とした本システム及び 機器の取扱い説明、並びに各種ソフト操作方法についての基本的な研修を、３回 （２時間／１回）実施することとする。 内容例：授業支援システムの使用方法、各機器の操作方法、インターネット への接続方法、プリンタの紙詰まりやエラーに対する復旧方法、禁 止事項、パソコン教室使用法全般に係る研修 ・その際使用するテキスト等は、納入業者側が研修参加者の分を用意すること。また、 指導については、ソフトフェア製作業者もしくは、ソフトウェア製作業者の認定す る者が、責任を持ってあたること。 ・研修後においては質問等に速やかに対応できるようサポート窓口を設けること。 ２－２ 設置機器の保証期間 設置の瑕疵担保期間は基本的に機器引渡し後より 1 年間とする。 ２－３ 設置機器の保守内容 設置機器についてはスポット対応（別途有償）にて保守を実施することとする。連 絡後は速やかに対応することとする。詳細については別途打ち合わせのうえ決定す ること。 ２－４ インターネット接続 既設のインターネット接続設備（光）を利用する。セットアップ費用も含むものと すること。 ２－５ 既存パソコンの撤去 既存のコンピュータ教室の機器については落札業者が引取りを行い、適切に処理 を行うこと。引取りをした物件は機密保持のため、記憶装置内のデータをソフト消去 （３回以上の上書き消去）もしくは物理破壊にて復元不可能な状態にすること。記憶 装置内のデータを復元不可能な状態にする行為は、各学校で行い、データ消去の証明 を提出すること。引取りをした物件は落札業者の責任において「廃棄物の処理及び清 掃に関する法律」を遵守し適正に処理を行うこと。処理をした結果としてマニフェス ト伝票の写しを提出すること。処理は国内にて行い、循環型社会形成推進基本法に基 づき資源として利用される処理方法を選択すること。 ３．サポート窓口について ① 教育現場でのコンピュータの運用ということを考慮し、緊急を要する対応につい て学校からの問い合わせ窓口を設け、学校課業時においては常時に、また即時に対 応できるようにすること。 ② 対応については無償とする。但し、部品交換等実費が生じる場合は本事業概要書２． 共通事項の通りとする。 ③ 対応内容は下記のとおりとする。 ・ システム（個々のソフトウェアを含む）障害発生時の対応。 ・ システム（個々のソフトウェアを含む）の操作内容に関する指導及び相談。 ④ サポート窓口開設の期間は、リース期間内（５年間）とする。 ４．その他 ① 搬入・設置及び施工は、契約締結後、平成２７年８月３１日までとする。（詳細は 別途学校側担当者との協議による。 ） ② 機器の設置設定に際しては、事前に学校側担当者と相談して実施すること。 ③ 設定完了後、下記の内容を記載した完成図書を教育委員会と学校に提出すること。 ・納入機器の構成表（機器型番、端末名、シリアルがわかるもの） ・サーバおよびクライアントの OS 設定（インストールソフトウェア一覧等） ・ローカル･ドメインユーザーの一覧表 ・IP アドレス一覧表 ・ネットワーク機器の設定 ・教室レイアウト ・撤去機器のデータ消去証明書及びマニフェスト伝票の写し ④ パソコン・サーバ・プリンタ・プロジェクタは国産メーカー製とすること。 設定特記事項 導入に当たっては下記の要件の作業を行いコンピュータ教室及び職員室のシステム運用 が正常にできる状態で導入完了すること。 ○機器導入、システム構築に関わる下見 ○既存機器の撤去 ○コンピュータ教室内・職員室内の既存 LAN 配線の撤去と新規配線 ○導入機器の搬入及び設置 ○サーバ、パソコン類、周辺機器の設置と構築（既存機器の再設定を含む） ○学校内ネットワーク(インターネット接続、VLAN 等)の設定・構築 ○ソフトウェアのインストール ○職員室先生用パソコンは、普通教室に持ち込んで授業用パソコンとしても利用でき るように、学校が所持している電子黒板機能付きプロジェクター用のツール （PenPlus for EPSON、Easy Intaractive Tools 等）のソフトウェアのインストール も行うこと。 ○デジタル教科書設定 ○研修会の実施 ○クライアントアクセスライセンスを用意したパソコンには学校が所有するウイルス 対策ソフトウェアをインストールすること ○木津川市のイントラネットワークの更新が予定されており、ネットワーク体系の変 更が予想される。イントラネットワークの更新に際してネットワーク機器および校 内のネットワークに接続しているサーバ・パソコンの再設定を行うこと。 ○校内ネットワーク用に設定されている既存パソコンの一部を職員室先生用パソコン として再設定を行うこと。 ○コンピュータ教室内のレイアウト変更を学校担当者と相談の上で行うこと。レイア ウト変更の際に LAN ケーブル引き回しや電源コンセントの立ち上げ位置に安全性の 問題がある場合は引き回し方法や電源コンセント立ち上げ位置を変更する工事も含 めること。設置方法や接続方法はコンピュータ教室の美観を保つように行うこと。 ※ なお、これらの作業内容は全て本契約に含むものとする。