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1 公共建築物再編・再配置等検討に係る業務委託仕様書 1

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1 公共建築物再編・再配置等検討に係る業務委託仕様書 1
公共建築物再編・再配置等検討に係る業務委託仕様書
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委託業務名
公共建築物再編・再配置等検討に係る業務委託に係る業務委託
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業務目的
本市の公共施設は,老朽化の進行,人口減少社会の到来,厳しい財政状況,大規模災害等への
対応,低炭素・循環型社会への転換など,様々な課題が顕在化している。
このような状況から,本市では,保有する公共施設に係る現状と課題を分析し,効率的かつ効
果的な維持修繕の実施による長寿命化や施設保有量の最適化を図り,資産として最適に維持管理
し,有効活用を図る「公共施設マネジメント」を推進しており,平成 27 年3月には,本市にお
ける公共施設マネジメントの推進指針や取組方策等をまとめた「京都市公共施設マネジメント基
本計画」(公共施設等総合管理計画)を策定したところである。
本業務は,公共施設のうち,公共建築物,とりわけ,施設の設置目的や機能が多岐に亘る,
学校,市営住宅を除く市民利用施設,庁舎等のその他公共建築物(以下「庁舎施設」という。)
の中長期的な視点に立った計画的な公共建築物の再編・再整備に向けた庁内議論を本格化さ
せるため,平成 26 年度に作成した「施設別カルテ」で得た情報等を分析し,計画的かつ効
果的な公共建築物の再編・再配置(複合化,集約化等)の検討に向けた最適な手法等の企画・
提案し,庁内協議に活用可能な資料作成等を行うことを目的とする。
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履行期間
契約の日から平成 28 年3月 31 日まで
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委託金額の上限額
5,000,000 円(消費税及び地方消費税相当額を含む。)
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委託業務内容
(1)計画準備
作業開始前に工程,業務内容,体制等を明記した,業務実施計画書を提出するととも
に,業務に必要な資料収集を行う。
(2)公共建築物の配置状況の整理
・
庁舎施設の種別に応じた再編・再配置の検討を行う地域単位を設定するとともに,
それぞれの公共建築物が位置する地域の人口,年齢構成,災害リスクなど地域の特性
を示す情報を整理する。
・
地域ごとの施設保有量や老朽化状況等を表などで取りまとめ(以下「地域別施設配
置状況表」という。),市全体での公共建築物の配置を視覚的に分かりやすい形で整
理する。
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(3)公共建築物分析地図(施設データマップ)作成
地域ごとの施設機能(会議室や相談窓口など)の充足状況等を把握するため,平成 26
年度に作成した「施設別カルテ」や GIS データ等を活用し,施設機能ごとの公共建築物,
及び同種又は類似する機能を有する国・府・民間施設(以下「類似施設」という。)の
配置状況,人口分布,災害リスク等を重ね合わせた分析地図(「施設データマップ」と
いう。)を作成する。
なお,公共建築物の GIS データの属性には,過年度業務で作成した施設別カルテの情
報を付与し,作成した地図データについては,別途,本市が開発している「京都市公共
施設支援システム」(平成 28 年度から運用予定)に搭載予定の統合型 GIS 基盤へ登録可
能な形式にすること。
(4)庁舎施設を中心とした再編・再配置の検討
・
施設機能ごとの充足状況をそれぞれの地域で分析し,地域全体で必要となる施設機
能を提供するうえでの指標(稼働率など)及び適正な水準(ベンチマーク)を設定す
る。
・
「施設データマップ」等を活用し,建築年や耐震性能,複合化の状況,防災拠点の
指定等を踏まえた「重点取組エリア」を3~5箇所程度特定し,類似施設の活用や人
口分布,災害リスク等の地域特性について考慮したうえで,類似機能の共有化(多機
能化を含む)が考えられる庁舎施設の組合せパターンや実施手法等をエリアごとに提
案する。
・
庁舎施設の組合せパターンのそれぞれにおいて,縮減可能な施設面積や財政負担の
軽減効果,市民サービスの向上効果等を算定し,最適な公共建築物の組合せや実施手
法等を検証する。
なお,重点取組エリアの数,組合せパターンの数については本市と受託者の協議に
より定めるものとする。
(5)その他
上記以外で受託者が提案し,本市が必要と認めた事項についても,委託業務に含めるも
のとする。
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業務体制
(1)受託者は,受託業務の遂行を統括する統括責任者を定める。
(2)統括責任者は,常に業務全体を把握するとともに,業務従事者を指揮・監督し,業務の
円滑な進ちょくに努める。
(3)統括責任者及び業務従事者は,本業務の遂行に必要な知識と経験を豊富に有する者とす
る。
(4)受託者は,統括責任者を変更せざるを得ない特別な事情が生じた場合には,速やかに本
市に届出を行い,変更について事前に本市の承認を受けなければならない。
統括責任者を変更する場合,業務の遂行に支障の無いよう,事前及び業務中の教育を万
全に行うこと。
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業務進行及び管理
(1)受託者は,正確かつ効率的に行うため,業務の着手に先立ち,本市と協議のうえ,次の
書類を提出する。
ア
実施及び工程計画書 2部
イ
本業務の担当者名簿 2部
(氏名,保有資格,実務経験年数及び同種類似業務実績が分かるもの)
(2)業務の実施に当たっては,逐次,本市と協議を行い,本市の指示により,業務を進める。
また,受託者は,本市や関係機関等と協議を行った場合,速やかに協議録を作成し,本
市に提出する。
(3)協議資料等の作成した資料については,原則,電子データで提出する。
(4)受託者は,本業務に係る調査及び提案等の成果について,本市が別に定める日までに資
料を提出する。
(5)受託者は,業務の完了時,成果品(紙及び電子データ)とともに,次の書類を提出する。
ア
業務完了届
2部
イ
成果品納入届
1部
ウ
請求書
1部
エ
振込依頼書
1部
(6)受託者(本業務に従事した全ての者を含む。)は,本業務を通じて知り得た情報を,第
三者へ漏えいしてはならない。
なお,本業務委託契約が終了した後についても,同様とする。
(7)成果品に係る著作権は,本市に帰属することとし,受託者はこれを公開してはならない。
ただし,事前に本市の書面による同意を得た場合は,この限りではない。
(8)受託者は,成果品を複写し,若しくは複製し,又は第三者に提供してはならない。ただ
し,事前に本市の書面による同意を得た場合は,この限りではない。
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費用負担
受託者は,業務を遂行するに当たり,必要な備品,消耗品の費用を負担する。
また,本業務に係る一切の費用については,本業務の委託料に含む。
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成果品
(1)納入する成果品
ア
報告書(庁舎施設再編・再整備(案)等)
1部
イ
地域別施設配置状況表
1式
ウ
施設データマップ
1式
エ
その他,業務で作成した資料
1式
※
成果品については,すべて電子データを作成し,電子媒体で納品する。
(2)留意事項
ア
作成する資料のサイズは,原則A4版両面複写とする。ただし,地図等など,見や
すさ等の観点で別サイズの方が適している場合は,この限りではない。
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イ
成果品は,紙及び電子媒体とする。電子媒体については,全てウィルス対策ソフト
にて検査後,納品を行うものとする。
ウ
10
成果品の著作権は,本市に帰属するものとする。
委託料の支払
本市において成果品の検収が完了したのち,受託者からの請求により支払う。
なお,前金払等は行わない。
11
その他
この仕様書に定めのない事項又はこの仕様書に定める事項に疑義が生じた場合は,両者
協議のうえ,定めることとする。ただし,協議が調わない場合においては,本市が定める
こととする。
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問合せ先
住
所 604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町 488 番地(西庁舎3階)
京都市行財政局資産活用推進室(担当:佐野,西川)
電話番号
075-222-3284
F A X
075-212-9253
電子メール
[email protected]
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