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山岳遭難事故の防止
平成29年3月発行 栃 木 県 今市警察署 ℡ 0288-23-0110 春は、山の空気や緑が爽やかで登山者が多くなるため、毎年山岳遭難が 絶えない状況です。 特にゴールデンウィーク期間中は、山岳遭難が多発傾向にあります。 下記の事項を踏まえ、山岳遭難に遭わないように注意しましょう。 ○ 平成28年中、栃木県内では36件39人(昨年比ー26件-31人) の山岳遭難が発生し、8人の方が亡くなり、24人の方が重軽傷を負い ました。 ○ 世代別では、50歳以上の中高年登山者が29人と全体の7割以上を 占めています。 ○ 登山前 事前に登山ルートを確認して各自の経験、技術、体力等に応じた無理のない登山計画 を立てましょう。 ・ 単独登山は控え,複数で登山しましょう。 ・ 登山計画書や登山カードを事前に提出し、家族などにも登山コースや帰宅時間などを 教えておきましょう。 ・ 日帰り登山の場合も、もしもの時に備えて、ライトや雨合羽、非常食、地図等を準備し、 携帯電話などの通信手段を必ず携行しましょう。 ○ 登山中 ・ 悪天候時や体調不良の場合は無理をせず、勇気をもって引き返しましょう。 ・ 日帰り登山では、目的地に着かなくても、日暮れまでに下山しましょう。 ・ ◎ 道に迷った場合 ・ 道に迷ったら、先に進まず、来た道を引き返して元の道 に戻りましょう。 ・ 元の道に戻れない場合は、むやみに動かず、尾根に出て 救助を待ちましょう。 ◎ 救助要請する場合 ・ 携帯電話や無線機などで救助要請する場合は、電波が 届く場所を探して通報しましょう。 電池消費を抑えるため、救助要請とは無関係な通信は 控えましょう。 ・ 救助ヘリコプターの音が聞こえたら、上空を見通せる 広い場所で、目立つ色(黄色、オレンジ色など)の衣類 を振るなどして合図しましょう。