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環境・社会 貢 献 活 動 レ ポ ー ト

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環境・社会 貢 献 活 動 レ ポ ー ト
環 境・ 社 会
貢 献 活 動
レ ポ ー ト
「 未 来 の た め に 」 〜 地 球 と と も に 、お 客 様 と と も に 〜
企業の社会的責任として、今後も 一層の環境対策に努める
ベイシア文化創造のために
Philosophy
経営理念
“For the Customers”
□ チェーンストア イズ モア ディスカウントビジネスに徹する
□ 地域格差を解消し国民の豊かな生活づくりに貢献する
□ 人をつくって商で文化を創造する
Creed
信条
株式会社ベイシア 代表取締役会長
株式会社ベイシア 代表取締役社長
土屋 嘉雄
赤石 好弘
地球温暖化が世界に問題提起されたのが約 20 年前。それ以降、地球規模で
ベイシアは創業以来の信条として「3つの満足」があります。
Satisfaction Always
Beisia is People
すべてにわたる判断基準である
○返金制度
○フレンドリーサービスとクリンリネスの徹底
○バリアフリーの推進
すべてを推進する力となる
○プロフィットシェアリング(利益還元制度)
○勤務地を選べるエリア社員制度 ○充実した教育制度
お客様の満足の追求と実現がわれわれの
社員の満足がチャレンジする社風を支え
お客様の満足
の温暖化対策が世界的な最重要課題となっています。日本では、産業界が中心
クリーンポリシー
となって早くから地球温暖化対策に取り組み、流通業界でもマイバッグキャン
お取引先の満足
社員の満足
●三つの誓い
ペーンやリサイクルの推進、排出ごみの削減など、業界が意をひとつにして
環境対策に取り組んできました。
ベイシアも 1990 年に初めてマイバッグキャンペーンを行い、以降、さまざ
まな形で環境対策に取り組んでいます。環境保護の機運がますます高まりを
ベイシアは次のような「クリーンポリシー」を
掲げ、公正・公明な企業をめざしています。
Partnership
お取引先の満足なしでは売れるものを
継続的に安く確保することはできない
○キャッシュペイメント(現金決済制度)
○商品買取制度
一、 私達は取引先よりの金品の贈受・貸借又
酒食の供応は受けません。
一、 私達は上司へはもちろん社員間の虚礼は
いたしません。
一、 私 達 は 部 下 お よ び 社 員 間 の 金 銭 貸 借 は
いたしません。
見せる近年では、エコショッピングやカーボンオフセット付き食品の販売、店
舗施設の大幅な省エネ対策など、ベイシア独自の環境対策も積極的に行って
います。
マウンテンチェーンの展開
われわれは、地球規模での環境対策も、ひいては企業や国民ひとり一人の
エブリデー・ロープライスの実践
「行動」が重要であり、この積み重ねが危機的状況にある環境の再生を可能な
ものにすると考えています。よってベイシアは、企業の社会的責任として今後
Policies of BEISIA
経営基本方針
うるおいと節約を提供する店舗と業態を開発しつづけ“商の山脈”をつくりあげる
高速回転の追求と簡素で効果的なローコスト経営に徹し“安く売ってもうかる仕組み”を確立する
全員参加の経営
人間尊重の精神で人の育つ環境をつくり衆知を集め絶えずイノベーションに挑戦する
も一層の環境対策に取り組み、後世に負の遺産を残さないよう努めていきます。
世界は、京都議定書の第一約束期間に入り、さらにポスト京都を見据えた
地球温暖化対策の新しい枠組みづくりに取り組み始めています。そして、日本
は環境先進国として、その推進にリーダーシップを発揮していこうとしていま
Motto
ベイシア社員の行動指針
“Beisia is Dedicated to Challenge”— ベイシアは絶えず挑戦する—
□お客様と仕事に常に関心を持ち自ら学び考える(Interest) □ パーシステンスの精神で最後までやりぬく(Dedication)
□常にお客様の身になって工夫と改善を積み重ねる(Improvement) □ 仕事にはプライオリティをそしてポイントに集中する(Concentration)
す。こうした流れの中で、ベイシアもできる限りの環境対策を地道に推進し、
□積極的な提案と実践が革新を生み出す(Innovation) □ 報告・連絡・相談は組織を動かす命綱(Communication) □高い目標を持ち具体的な計画を立てる(Desire)
□ 失敗をおそれず挑戦し新鮮な心とロマンを持ちつづける(Challenge)
社会に貢献してまいります。
□スピーディに決断し、タイムリーに対応する(Decision)
未来のために
□ ベイシア環境対策・社会貢献活動
環境保護活動
ベイシアは、創業時より“EDLP(Everyday Low Price =毎日この価格)”の旗印のもと、
消費生活における地域間格差の解消を理念としてきました。
それこそがベイシアに課せられた一番の社会貢献であり、それを愚直なまでに実践してきました。
これは今も変わらない、ベイシアのアイデンティティです。
社会に介在する多くの問題の解決も、いまの企業に期待される重要な役割となっており、
こうした問題は、地域に根ざしともに生きる流通業、
ベイシアだからこそ取り組むべき問題であると考えているからです。
~環境保護に対する方針
社会貢献活動
1
未来への約束
①低炭素社会の実現に向け、CO2 の排出につながるレジ袋の削減および電力・車両燃料等
の使用量削減に努めます。
②ペットボトルや食品トレー、紙パック等および食品廃棄物などのリサイクルを推進
し、省資源や排出ごみの削減に取り組んでいきます。
③環境にやさしい商品の開発および販売を積極的に推進し、その普及に努めます。
④店舗施設・設備の改善を進め、省電力・省資源に努めます。
⑤社内の環境マネジメント体制の構築、ならびに社員教育を徹底することで全社がひと
2
未来への約束
食の安全 安・心
ベイシアはこれにも正面から向き合っていきます。
環境対策・社会貢献活動
一方、環境破壊や食の安全性の崩壊、地域社会の疲弊など、
つになって環境保護対策に取り組んでいきます。
レジ袋削減
……エコショッピング、レジ袋無料配布中止への取り組み、
環境エコバッグの配布など
リサイクル
……牛乳パック、食品トレー、ペットボトルの回収、ボト
ルキャップキャンペーンなど
商品の開発・販売
……カーボンオフセット付き食品の販売、環境資材使用の
商品開発、環境配慮型商品の販売など
店舗の省エネ・省資源
……蓄熱ヒートポンプシステム、LED 照明の採用、ムダ
な照明の撤去、冷ケースの冷却効率向上など
ロジスティクス
……物流効率化による車両の削減、アイドリングストップ、リ
ターナブルコンテナ導入による廃棄ダンボールの削減など
鮮度管理
……消費期限バーコードチェック、鮮度パトロール、国産
牛肉トレーサビリティ、作業環境の衛生管理など
商品・販売
……PB・SB 商品の開発、産直商品など
食品表示
……原産地表示、原材料表示、成分表示、アレルゲン表示、
表示監査など
食育活動
……WEBサイト「美味しい値レシピ」、ウェルカムパー
ティー(P14参照)など
未来の子供たちへ
……ベイシア21世紀財団など
地域活性化
……ザスパ草津スポンサード、少年サッカー大会・サッカー
スクール支援など
文化の発展
……ベイシア文化ホールでの各種イベント、MOVIX 伊勢崎
試写会など
快適な買い物のために
……バリアフリーの推進、AEDの設置など
地域の安全のために
……災害支援協定、募金など
企業の社会的責任として ……EDLP、 品 質 の 良 い 商 品 の 提 供、 雇 用 機 会 の 創 出、
人材育成など
~食の安全・安心に対する方針
①品質管理部と商品部が一体となり、徹底した品質管理に努めます。
②レジシステムを活用した消費期限チェックおよび社員による鮮度パトロールの徹底
□ ベイシアの環境・社会貢献推進体制図
で、お客様が安心して消費できる食品を提供します。
取締役会
③鮮度管理の徹底のため、作業環境の良化・改善に努めます。
監査役員
④オリジナル商品の開発を強化し、味、品質、価格などお客様が安心して購入できる商
品を販売します。
企業倫理管理委員会
⑤産地直送、生産者直接買い付けを強化し、より新鮮な食品の提供に努めます。
⑥法令および社内基準を遵守した食品表示を行い、お客様に正確な情報提供を行います。
企 業 倫 理
⑦生鮮研修や生産現場の見学など教育体制を強化することで、社員のレベルアップを
3
未来への約束
図ります。
企業倫理管理方針
~社会貢献活動に対する方針
①社会の一員として社会に育てられていることを十分に認識し、さまざまな形で社会の発展
顧客満足度向上
品質向上
公正取引の維持
基本的人権の尊重
環境保護
地域社会との共存
仕入取引
管理委員会
人権啓発委員会
環境保護
推進委員会
社会貢献活動
推進委員会
公正な取引関係
に関する方針
社員行動憲章
人権啓発方針
環境保護に
関する方針
社会貢献
活動方針
に貢献していきます。
②地域の次世代を担う子供・青少年の育成に努めることで社会の発展に貢献します。
③スポーツ・文化の活性化をサポートすることで、地域社会の発展に尽力します。
品質及び顧客満足度向上委員会
④地域の安全・安心を守るため、災害時支援に可能な限りの協力をしていきます。
⑤すべてのお客様が気持ちよく買い物できるよう、店舗施設・設備のバリアフリーを推進します。
⑥地域社会の発展に向けて、雇用機会の創出および人材の育成に努めていきます。
店舗運営
リスク管理方法
衛生管理
マニュアル
ベイシア環境マップ
一時ストック・
トラックヤード
などの
LED 照明採用
ベイシアの環境対策が一目で分かります。
Think & Small をモットーに、
(→ P10)
小さなことから一つ一つ工夫して
CO2 排出削減等に取り組んでいます。
物流(→ P10)
排出ごみの削減
輸送車両の削減、アイド
リングストップなどで
CO2 排 出 削 減 に 努 め て
います。また、リターナ
ブルコンテナを導入し、
廃棄ダンボールを大幅に
削減しています。
(→ P8)
店舗における廃材、廃棄物
なども可能な限り再資源化
を推進。お弁当、惣菜など
の廃棄に関しても飼料・肥
料などに再利用することを
計画しています。
詳しくは各ページにてご覧ください。
ムダな照明の撤去
〔ヘルス&ビューティー
柱内照式サインの消灯〕
冷ケースの温度設定調整(→ P10)
冷ケースの庫内温度を夜間は3℃上げることで省電力
(→ P10)
冷ケースの改善による
冷却効率の向上
(→ P10)
ラウンド冷ケース・コー
ナー冷ケースを直ケース
に改善することで冷却効
率の向上を図っています。
ムダな照明の撤去
〔食品壁面内照式
サインの消灯〕
(→ P10)
トイレ照明に人感センサー取り付け
(→ P10)
通常照度25%とし、センサーがお客様を感知すると照度
100%になります。
ムダな照明の撤去
〔食品壁面円形内照式
サインの消灯〕
トイレ内
ダウンライトの
LED 照明採用
(→ P10)
(→ P10)
冷ケースの
各棚照明の廃止
(→ P10)
エコショッピング(→ P7)
リサイクル(→ P8)
お客様専用の買い物カゴで、毎
日の買い物がエコで便利になり
ます。さらに、20回のご利用
で100円クーポンもゲット !
全店店頭にて牛乳
パ ッ ク、 食 品 ト
レー、ペットボト
ルのリサイクル
ボックスを設置。
お客様にご協力い
ただき、資源リサ
イクルを進めてい
ます。
レジ袋無料配布中止への
取り組み(→ P7)
自治体、消費者協会との連携で取り組む環境対策。レジ袋辞退
率は70~ 80%、お客様のご協力のもと、レジ袋削減に効果
を挙げています。
環境エコバッグの配布
新店オープンでは、アンケートにお答えいただいたお客様先着
300名様に環境エコバッグをプレゼント。
エコキャップキャンペーン(→ P8)
ペットボトルキャップのリサイクルで CO2 削減に貢献
し、さらにその売却費用でポリオワクチンを購入して世
界の子どもたちに届けます。
軒天井の
LED 照明
採用
(→ P10)
エコ商品の開発・販売(→ P9)
サトウキビの搾りかす
「バガス」でつくった紙
プレートを PB 商品とし
て開発。この他、省エネ
に貢献する超寿命電球型
蛍光灯など、環境に配慮
した商品も積極的に取り
扱っています。
環 境 保 護 活 動
低炭素社会に向け、レジ袋使用枚数を 30%削減
地球にやさしい循環型社会の形成に向けて
ベイシアが、お客様と取り組むエコ活動として、レジ袋削減とともに推進しているの
ベイシアは、お客様と取り組むエコ活動として、レジ袋削減のご協力を呼びかけていま
レジ袋の削減
す。2007年に専用の買い物カゴをご利用いただく「エコショッピング」を導入。その他、レ
ジ袋無料配布中止への取り組みや新店での環境バッグ配布等を実施して、レジ袋を前年比
7,579,000 枚削減(2008年実績)、約 188t の CO2 削減に貢献しました。
がリサイクル活動です。
リサイクル
1997年から全店店頭に牛乳パック、ペットボトル、食品トレーのリサイクルボックス
を設置。お客様にご協力を呼びかけ、資源リサイクルを進めています。また、店舗におけ
る廃材、廃棄物なども可能な限りの再資源化を計画。納品時の段ボール等は回収・再資源
ベイシアは第一段階の行動目標として、2010年末までに『レジ袋30%削減』を設定しています。
化しています。お弁当、野菜、惣菜などの廃棄に関しても飼料・肥料などに再利用して、
排出ゴミの削減にもつなげています。
■レジ袋使用枚数推移
(百万枚)
140
134.0 134.1
121.5
■リサイクル回収量推移(kg)
126.5
120
100
80
88.6
牛乳パック
97.3
60
2007
(年)
レジ袋 7,579,000 枚削減
CO 2 188トン削減
40
20
0
食品トレー
2008
エコショッピング
スタート
73.3
ペットボトル
165,756
357,562
140,549
350,595
143,346
84,435
(2008年度実績)
'02
'03
'04
'05
'06
'07
'08 (年)
店頭のリサイクルコーナー
エコショッピング(2007年7月~) お客様専用の買い物カゴで、便利にエコに!
「エコショッピング」は食品取扱95店舗で導入しています。お客様がお持ち帰りできる専用カゴを毎日のお買い物にご利用
いただくもので、「お買い物袋スタンプカード」も発行し、ご利用1回ごとに1ポイントを加算、20ポイントで100円クーポ
ン券としてご利用いただけます。
ベイシアでは、ペットボトルキャップが世界
「エコショッピング」は、2009年7月現在で67,509名のお客様にご利用いただいており、導入全店での利用率は12.1%
の子どもたちを救う、『エコキャップキャンペー
に達しました。環境保護はもちろんのこと、毎日の買い物が便利になったとお客様に喜ばれています。また、2009年7月に
ン』を実施しています。専用回収ボックスを店頭
は自転車や小型バイクの荷台に設置できるエコショッピング専用の「ハンディキャリア」を全国で初めて販売。自転車のお客様
に設置、回収したボトルキャップは NPO 法人
にもエコショッピングをご利用いただけるようになりました。
を通じてリサイクルメーカーに売却し、その売
■エコショッピング販売数と利用数推移
(万人)
10
8
6
56.9
65.4 67.0
60.4
4
2
0
エコショッピング
3.7
2008年
8月
4.2
3.9
4.4
85.2
75.1
71.5
4.8
4.6
94.6 95.1
87.0
98.9 (万人)
100
73.3
80
5.4
5.1
6.1
5.8
6.5
6.8
20
9月
10月 11月 12月
2009年
1月
0
2月
3月
4月
5月
6月
もたちに届けています。ペットボトルキャップ
7月
4,696,760 個
800個で6,300g の CO2 排出を削減でき、な
おかつ一人の子どもの命が救えます。
キャップ回収ボックス
60
40
CS
I
TOP
惣菜フードパックのエコ化実験中 !
ベイシアでは、コロッケやてんぷらなどを入れ
■燃焼時の1枚あたりの
CO2 排出量(g)
るフードパックをプラスティック容器から袋型の
レジ袋無料配布中止への取り組み 消費者、行政との連携で環境問題に取り組む
ベイシアは、2007年10月、掛川店で初
めてレジ袋無料配布中止に取り組み、現在で
90%
は20店舗で実施しています。いずれも地域自
88%
治体、消費者協会との連携によるもので、消
86%
費者、行政、小売が三位一体となって環境保
84%
護活動に取り組んでいます。無料配布中止店
82%
舗では、レジ袋辞退率が70~ 80%という高
水準で推移しており、お客様にも支持されて
80%
いることが分かります。ベイシアでは、今後
78%
も自治体、消費者協会の要請に応じて、レジ
76%
袋無料配布中止店舗を拡大していきます。
■エコショッピング販売数と利用数推移(浜松雄踏店の場合)
レジ袋
無料配布中止
116.0
17.3
79.7%
460 703
2008年
9月
15.1
835
10月 11月 12月
86.6%
86.1%
84.5%
83.4%
882
2009年
1月
11.7
13.1
11.9
11.9
3月
を経て、9月より食品取扱全店に導入しています。
500枚重ねた
ときの高さは
1
ー
10
約
17.0
16.0
4月
5月
6月
燃焼時
1枚あたりの
CO2 排出量
20
15
約 70%削減
5
13.0
0
12.0
10.0
25
10
15.0
フードパック特大
11.0
11.1
2月
(千枚)
18.0
30
の削減に取り組んでいます。実験店における検証
14.0
12.5
13.0
787
1079
1039 1059
995
87.1%
85.6%
84.5%
83.7%
14.5
82.0%
972
925
ハーフクリアパックに変更することで、排出ゴミ
レジ袋辞退率
レジ袋販売数
エコショッピング利用者数
ポリオワクチンを
世界の子どもたちに
届けました。
2009年10月5日時点での
回収実績
却費用でポリオワクチンを購入して世界の子ど
エコショッピング利用者数
エコショッピング延べ利用人数
5,871 人分 の
エコキャップ キャンペーン ボトルキャップで世界の子どもたちを救う !
ハーフクリアフードパック
紙袋大
フードパック
特大
紙袋大
※ CO2 排出量は理論値 ( 計算値 )で、実測値ではありません。
7月
環 境 保 護 活 動
地球にやさしい商品の販売・開発
エコ商品の
販 売・開 発
環境に配慮した店舗・施設づくり
ベイシアは、商品の販売・開発においても、環境保護に配慮した取り組みを行っています。
ベイシアの店舗は、建築基準法や省エネ法が定める省エネ基準に準拠して
その代表的なものが、国内流通業で初めてスタートした 「カーボンオフセット付き食品 」の販売
おり、空調機器なども「トップランナー方式※1」に準じた機器選定を行ってい
です。その他、リサイクル原料を使用した日用雑貨等や、省エネ・省資源に貢献する電球型蛍
光灯などの商品を現在取り扱っています。
店 舗 施 設・設 備
ます。また、新店は夜間電力を空調に活用する「蓄熱ヒートポンプシステム」
を採用し、省エネ・省電力に貢献しています。ベイシアでは現在、9店舗で蓄
今後は、小売業の使命としてベイシアのプライベートブランドでも環境保護に貢献できる商
熱ヒートポンプシステムを導入しており、その普及への貢献が認められ「財団法人ヒートポンプ・
品を積極的に開発していく計画です。
蓄熱センター」より感謝状をいただきました。また、ムダな照明の廃止や LEDライトの採用、冷
ケースの熱効率向上など、店舗施設・設備の省エネ・省電力にこと細かに取り組んでおり、年間
で 12,388,278kw/h の電力削減を達成しました(2009年4月実績)
。これを CO 2 排出量に
カーボンオフセット付き食品
換算すると、年間で 4,378,874kg ※2 の CO 2 を削減したことになります。
購入するだけでエコに役立つ商品
※1 トップランナー方式…より効率の良い省エネ機器を普及させることを目的に、省エネ法(エネルギーの使
用の合理化に関する法律)の中に導入されたプログラム。機器の省エネ目標を最高レベルに!という考え
方のもと、エアコン、冷蔵庫など省エネ法が定める13の特定機器に対して省エネ基準を示しています。
※2 東京電力「サステナビリティレポート2009」、中部電力「CSR 報告書2009」、東北電力「CSRレポート
2009」より2008年度 CO2 排出原単位を参照
2008年5月、国内流通業界で初の取り組みとして、地球規模で CO2 削減に貢献する「カーボンオフセット付き食品」の販売
をスタートしました。コンサルティング会社を中心にベイシアや食品メーカー 9社、おかしの森(長野県小海町)、NPO 地球
緑化センターによる官民・NPO 連携の環境プロジェクトとしてスタートしたもので、ベイシアは販売・PR 面での役割を担い、
消費者と最も近い立場でプロジェクトを推進しています。
対象商品の収益の一部を「おかしの森」の整備・植林事業や国連認証の CO2 排出権獲得に活用し CO2 削減に役立てるもので、
ベイシアでは食品取扱95店舗で販売しています。対象商品は家庭や子どもに身近なお菓子類からスタートし、お客様が気軽に
参加できるエコ活動としてご協力を呼びかけています。
ベイシア店舗のエコ対策(一例)
また、こうした活動の PRや啓蒙を目的として、国内最大規模の環境展示会「エコプロダクツ2008」にも共同出展。ブース
内にて「カーボンオフセット付き食品」の販売を通じて、地球環境保護の重要性を PR しました。
カーボンオフセット
森林の整備・植林事業やクリーンエネルギー事業などに投資することで、経済活動や生活等で
排出した CO2 を相殺し、温暖化防止に貢献する仕組み
カーボンオフセット【Carbon Offset】=二酸化炭素【Carbon dioxide】+相殺する【offset】
LED 照明の採用(関店)
アイス冷ケース、トイレ、軒天井、一時ストック・トラックヤードなど
■カーボンオフセット付き食品売上推移
(百個)
25.0
20.0
10
15.0
7
10.0
5.0
0.0
7
7
8
7
11.4 12.9 11.1
10.2
15.5
11
11
12
12
20.1
11.9
13.3
12
17.0
12
22.8
10.7
4月
6月
7月
8月
9月 10月 11月 12月 1月
棚照明、スポットライト、コルトン
サインなど内照式を廃止
その他・・・
●トイレ照明に人感センサー取り付け(関店)
通常照度25%→人感センサーにより照度100%
8
●冷ケースの温度設定調整(全店)
0
2月
ムダな照明の撤去(全店)
10
2
5月
(CO2排出量 年間 6,307kg 削減)
12
4
2009年
各棚照明の廃止
冷ケースの庫内温度を夜間は3℃上げる
6
4.0
2008年
(アイテム)
14
(CO2 排出量 年間 3,529kg 削減)
日配冷ケース照明変更(関店)
改善前
改善後
●店舗外部照明の消灯(全店)
お客様のご迷惑にならない場所は消灯
ラウンド冷ケース・コーナー冷ケースの廃止による冷却効率の向上(関店)
直ケースに変更
3月
物流での環境対策
物流では、輸送車両の削減やアイドリン
ICS
TOP
グストップの徹底などで、CO2 排出量削
減、消費燃料削減に努めています。また、
物 流
エ コ 商 品 の 開発
ことで廃棄ダンボール等の大幅な削減に
ベイシアでは、サトウキビの搾りかす「バガス」でつくった紙プレー
つなげています。
トを PB 商品として開発しました。パルプを使用しない紙プレートな
●輸送車両削減策事例
ので、森林保護に貢献します。しかも、土に埋めると約半年で土に還
リターナブルコンテナを
使用して段ボール削減
・カート配送による荷積み降ろし作業の軽減 → 作業時間短縮による車両回転の向上
において、CO 2 削減、森林保護、水質保護などに役立つエコ商品の
開発にも積極的に取り組んでいきます。
カート配送により積み降ろし作業の効率化
・ルートの見直しによる物流効率化の追求
り、燃焼時にも一切有毒ガスを発生しません。今後、PB 商品の開発
10
カートやリターナブルコンテナ ※ を使う
・メーカー直物流によるメーカーから店舗までのトータル搬送回数の削減
バガス紙プレート
・物流センターへの納入トラックをベイシアの輸送トラックとしてチャーター
※折りたたみ式プラスチックケースなど、物流時に繰り返して何度も使用できる物流専用ケース
11
食 の 安 全
真に豊かな食生活の実現をめざします
食 の 安 全・安 心
食品を扱う事業者の責任として鮮度管理を徹底
ベイシアでは、お客様が安心して充実した食生活を送れるよう、「食の安全・安心」に全力を
鮮度管理は、食品を扱うものの最大の責務であると考え、ベイシアでは人的なチェックに加え、
あげて取り組んでいます。産地表示や消費期限表示の偽装、残留農薬や食品添加物の問題など、
システムによるチェック体制の構築を推進しています。
食品に関する事件は今もなお頻発しています。「食の安全・安心」に対する消費者の意識もます
ます高まるばかりです。ベイシアでは、食品を扱うものの使命として、毎日の豊かな食生活の
実現をめざし、安全で安心して消費できる食品の提供を徹底していきます。
鮮度管理
2006年から一部生鮮食品において消費期限のバーコードチェックを導入、万が一消費期限切
れの商品が売場に残っていても、レジでスキャンした時点で消費期限切れを警告し、お客様の
手に渡らない仕組みになっています。こうしたシステムは、ベイシアが他社に先駆けて導入し
ているものですが、現在は、次世代バーコードシステムの実証実験を行うなど、より安心・安
安全・安心な食料品を
提供するために…
全な体制の構築に取り組んでいます。
こうしたシステムに加え、1日2回の鮮度パトロールを実施しています。売場担当者が毎日11
時と15時に販売期限、鮮度、品質などをチェックし、見た目で明らかに劣化が認められる商品に
お客様
満足
関して売場から撤去し、お客様により安心してお買物していただける環境づくりを行っています。
この他、メーカー・仕入先の工場監査の実施、ホームページでの国産牛肉の生産履歴検索、社
安心の提供
員の衛生管理に関する教育なども実施しています。
社内基準
安全の提供
法令遵守
消費期限切れを警告するレジ画面
売場で消費期限バーコードチェックを告知
■ベイシアの品質管理体制
ベイシア
仕入れ先
商品情報
の提供
品質管理部
商品検査
工場監査
商品部
・野菜
・果実
・魚
・生肉
(牛肉・豚肉・鶏肉)
・卵
・デイリー食品
・加工食品 など
各種検査記録
の提出
商品部の
管理・
サポート
衛生教育
情報提供
不良発生を
報告
鮮度パトロール
鮮度管理のための環境整備
店 舗
■生鮮作業場のドライ化
・店内作業場の衛生管理
の徹底
・鮮度・品質の確認
・表示の確認
・商品不良の発見・撤去
鮮度管理の一環として、作業場等の環境整備を進めています。生鮮加工
室のドライ化はその一つで、一般的に生鮮加工室の床は水で流すことによ
り衛生が保たれていると考えられていましたが、鮮魚・精肉等の廃棄部分
の適切な処理などの作業システムの改善と、作業場のドライ化を推進する
ことで、雑菌の繁殖を抑え異臭の発生を防止することができました。また、
作業場の安全性も改善され、作業効率もいっそう高まる結果となりました。
外部専門機関
ベイシアではさらに、外部専門機関による作業場の衛生検査を定期的に
店舗作業場の
衛生検査
生鮮加工室
外部機関の衛生管理検査
実施し、国の法令・規則に準じた衛生管理体制を維持しています。
■オゾン除菌脱臭洗浄機の導入
ベイシアでは、69店舗で各生鮮作業室と生ゴミ保管庫にオゾン除菌脱臭洗
S
IC
TOP
浄装置を設置しています。オゾンには強力な酸化作用があり、これを利用して
除菌や脱臭、カビ・ぬめりの除去を行うものです。夜間は、オゾンエアをタイ
生鮮研修センター
マーにて自動噴霧し、生鮮作業室・生ゴミ保管庫の浮遊菌・落下菌を含めた除菌・
脱臭を行います。昼間は、シンクに設置した専用水栓からオゾン水を出し、機器・
ベイシアは生鮮研修センターを開設し、生鮮4品(青
まな板の洗浄・清掃等に使用しています。生鮮作業室は、毎日、薬剤洗浄や
果・鮮魚・精肉・惣菜)に特化した「生鮮研修」を実施
アルコール消毒等を行っていますが、オゾンは薬剤耐性菌に対しても除菌効果
しています。生鮮食品に関する知識や加工技術、調理
品を取り扱うものとして必要な知識、技術の習得に努
精肉加工を行うプロセスセンター
微細な金属片にも反応する金属探知機
■プロセスセンターの稼動
めています。ベイシアの新社員は、入社するとまず店
ベイシアでは、
2009年9月より生鮮食品の加工を行うプロセスセンター
舗配属になりますが、生鮮部門に配属になった社員は
の稼動実験を始めました。プロセスセンターは、一定エリア内の生鮮加工
必ず生鮮研修を受講します。さらに、既存社員も定期
を集約して実施するもので、品質管理においても統一した基準のもとで管
生鮮加工研修
産地見学
理ができ、非常に効果的です。当面は本庄地区で精肉加工の実験を行い、
その成果を検証しながら拡大していきます。
12
天井の噴出し口からオゾンエアを噴霧
を発揮します。除菌・脱臭後に「酸素」に戻るため、人・食品・環境にも安全です。
方法、さらに衛生管理や食品表示等に関してまで、食
的に研修を受講し、最新の知識・技術を学んでいます。
オゾン発生器
13
食 の 安 全
安心してお買い求めいただける商品を
商 品 販 売・開 発
適正な食品表示で、食の安心をサポート
商品の仕入れ、開発においても、お客様に安心してご購入いただけることを最大限考慮して
ベイシアでは、生鮮食品や PB 商品に関して、生産地 ( 原産地 )、原材料・添加物、アレルギー、
います。ベイシアのプライベートブランド商品(PB 商品)は、商品企画から品質管理まですべ
栄養成分などを分かりやすく表示しています。なおかつ、法的に表示義務がない項目でも、お
食品表示
ての工程においてベイシアが管理しており、味、品質、価格など、お客様が安心して購入でき
る商品づくりを徹底しています。また、産地直送、生産者直接買い付け等も強化して、新鮮な
客様の立場で表示した方が良いと思われる項目は、自主的に表示しています。例えばアレルギー
表示は、現在7品目に表示義務が課されていますが、ベイシアでは表示が推奨されている18品
生鮮食品をお客様に提供できるよう努めています。
目についても実施しています。
また、生鮮食品においては、日次業務として第三者(生鮮食品担当者以外の社員)が表示監査
を行い、さらに月1回のランダム監査、年3回の適正表示監査を実施しています。ここで発覚し
プライベートブランド商品(PB 商品)の開発
た表示間違いなどは即座に指導・改善される仕組みになっています。
商品企画から品質管理まで「安全・安心」を徹底
ベイシアでは、20年前から本格的に PB 商品の開発に取り組んでいます。
これは、お客様のより豊かな生活づくりに貢献したいというベイシアの理念を
具現化するものであり、
「品質」「価格」などお客様のご意見・ご要望も反映して、
(億円)
250
本当に満足していただける商品づくりに徹しています。当初はとくにブランド
200
を定めずにアイテム数を増やしてきましたが、2009年、ベイシア創業50周
150
年を迎えるにあたり、新たに社名と同じ 「 ベイシア 」 ブランドをスタート。統
一ブランドのもと、PB 商品の開発を活発化しています。
こうした内容はすべて、自社制作の「表示管理ガイドライン」に記載されており、社員はこれ
■食品の PB 商品売上・アイテム数推移
100
市場調査を行い、お客様の声を聞き、ベイシアが商品規格・仕様を決定した
50
PB 商品は、製品化の過程でも商品部と品質管理部が中心となり、たび重なる
0
品質検査を実施しています。食品においては、試作品が完成した段階でパート
売上
アイテム数 1097
1106
1100
を参考にしながら全店舗統一したルールのもとで食品表示を行っています。
(アイテム)
1200
1000
824
品適正表示店舗に認定されました。
社外 秘
800
■食品表示例
600
381
400
100
このようなベイシアの取り組みが評価され、2007年には、群馬県内5店舗が県の推進する食
133
158
171
194
イン
ガイドラ
表示管理
200
0
2004 2005 2006 2007 2008(年)
原材料名
社員も含めた社員における試食会を実施。品質管理をメーカーだけに依存することなく製品化を進めています。
現在は日々の生活で消費されるベーシックな食品を中心に約1,100アイテムの PB 商品が店頭に並んでいます。今後は、健
康志向に応える商品や環境に配慮した商品など付加価値のある商品の開発も進め、PB 商品のラインナップを増やしていきます。
S
IC
TOP
表示管理
ガイドライン
アレルゲン表示
惣菜の成分表示
■アレルギー表示25項目
プ ラ イ ベートブランド「ベイシア」
創業50周年を機に立ち上げた PB 商品の新ブランド「ベイシ
アレルゲン
表示義務
7品目
たまご、乳、小麦、そば、
落花生、えび、かに
推奨表示
18品目
大豆、松茸、山芋、オレ
ンジ、くるみ、キウイ、桃、
りんご、バナナ、あわび、
いか、いくら、さけ、さば、
牛、豚、鶏、ゼラチン
ア」。ロゴマークは、ベイシア(当時はいせや)発展期のロゴに使
われていた四つ葉のクローバーと、お客様に浸透しているコーポ
レートロゴ『Beisia』を融合させています。視覚的に分かりやす
く、お客様にいち早く認識していただけることを意図しています。
産地直送、生産者直接買い付けの強化
より新鮮な食品を食卓に
近年、地元で生産した食品を地元で消費する「地産地消」のニーズが高まっていますが、ベイシアでは以前より店舗に近い生産地
から食品を仕入れ、販売する体制を整備しています。
青果では、できる限り地元で生産されている商品を店頭に並べています。とくに「生産者直売場」では、店舗近くの農家の方々が
採れたての野菜・果物を直接持ち込み販売。新鮮で生産者の顔が見えて安心とお客様からも好評です。鮮魚に関しても、店舗近くの
漁港からの直送を増やし、新鮮な魚介類をお客様に提供しています。精肉は、
「赤城牛」
「麦豚」
「燦々鶏」など味、品質、産地にこだわっ
たブランド肉まで品揃えしています。これらに惣菜を加えた生鮮食品は、加工・調理をベイシア店舗内で実施しています。これによっ
て、ベイシアが考える統一規格のもと品質・衛生管理ができ、お客様に安心してお買い上げいただける商品を提供することができます。
種 類
成分表示
ICS
P
O
T
ベイシアの食育活動
「食育」は、今後ベイシアが取り組むべき大切な地域貢献の一つと考えています。地
域の習慣やそれにちなんだ食生活を学び、これまで以上に豊かな食文化を地域の皆様と
つくり上げていきたいと考えています。ホームページの「美味しい値レシピ」は、管理
「美味しい値レシピ」
栄養士監修のもと、健康な生活のサポートと家計応援をテーマにしてメニュー提案をし
ています。さらに、お客様からテーマにあわせたメニューを募集し、とくに優れたメ
ニューはホームページ内で公開。その他、管理栄養士のアドバイスも掲載しています。
また、地域の食文化を認識するという点では、新
規出店時に地元で採用したパート・アルバイト社員の
協力のもと、ウェルカムパーティを実施。家庭でよ
くつくる料理や地元の定番メニューなどを取り揃え、
懇親会を兼ねてその地域ならではの料理、調理方法、
味付け、食材、調味料などを研究しています。
14
生産者直売場(青果)
ブランド肉売場(麦香豚)
銚子港直送の生さんま。集中出荷により新鮮なさ
んまを低価格で販売
チキンラーメン食育スクール
ウェルカムパーティー
15
社 会 貢 献 活 動
地域とともに発展するベイシア
未来を担う子どもたちの育成のために
財団法人 ベイシア21世紀財団
ベイシア21世紀財団は、ベイシアグループ売上5,000億円達成を機に社会貢献活動の一環として設立されました。未来を
流通業は、その企業体の大小にかかわらず、店舗が出店する地域で支持されなければ成長・
社会貢献活動
発展することはできません。ベイシアでは、地域社会とともに発展していくことを願い、様々
な形で地域貢献活動を展開しています。青少年の育成やスポーツ事業による地域活性化、文化
活動の発展、災害時の支援活動、さらに雇用機会の創出まで、
「地域とともに発展するベイシア」
を一つの理念として地域貢献活動に取り組んでいます。
担う子どもたちに能力育成の機会を提供し、地域社会の発展に寄与することを目的としています。具体的には、①全国・県レ
ベルで優秀な成績を修めた学校クラブ活動 ②特色ある教育活動の実践校 ③教育文化の振興を目的に、有意義な文化活動を
行っている団体 の活動を支援するために助成事業を行っています。2002年の発足以来、451件(2009年末現在)の助成
事業を実施、助成を受けた学校・団体から「地域の発展を後押しする価値ある事業」と喜ばれています。
発足当初は群馬県での事業展開でしたが、2007年からはその活動が評価されて主務官庁が文部科学省となり、全国で事業
展開できる体制が整いました。現在は、群馬県に次いで長野県でも助成事業をスタート。今後もベイシアグループの出店エリ
アを優先して事業展開を拡大。多くの未来ある子どもたちへの教育に貢献していきます。
財団法人ベイシア21世紀財団助成事業実績
地域とともに発展するベイシア
助成対象
学校クラブ活動
青少年の育成(教育振興)
◇ 財団法人 ベイシア21世紀財団
スポーツによる地域活性化
(スポーツ振興)
特色ある教育活動
◇ ザスパ草津スポンサード
◇ 少年サッカー大会、サッカースクール協賛
文化活動
ザスパ草津ふれあいサッカー教室
文化の発展
災害時支援活動
◇ ベイシア文化ホールによる イベント開催
◇ MOVIX 伊勢崎試写会開催
◇ 災害支援協定の締結
◇ AED 設置と普通救命講習・募金活動
合計
2003年
(件)
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
合計
群馬県
28
28
28
22
31
25
30
192
長野県
ー
ー
ー
14
17
19
22
72
群馬県
7
11
11
24
22
11
18
104
長野県
ー
ー
ー
13
12
10
10
45
群馬県
4
5
5
6
7
4
7
38
39
44
44
79
89
69
87
451
白沢平出歌舞伎保存会
バリアフリーへの取り組み
◇ バリアフリー店舗
(ハートビル法対応店舗)
雇用機会の創出
めざせ J1、スポーツを通じて地域の活性化を
MOVIX 伊勢崎
試写会告知
ベイシアは、スポーツ振興を通じての地域活性化
ザスパ草津スポンサード
ベイシアスペシャルマッチ
にも取り組んでいます。2004年12月よりザスパ
草津のJFLリーグからJ2への昇格を支援し、現
在、ザスパ草津とオフィシャルユニフォームパート
ICS
ナー契約を締結。メインスポンサーとして、夢の
点字ブロックと
障害者向けインターホン
J1昇格をめざしています。J リーグには「百年構想」
TOP
があり、その中で「地域に根ざしたスポーツクラブ」
を核としたスポーツ文化の振興という理念がありま
「ベイシア文化ホール」ネーミングライツ取得
す。ベイシアがめざすところもまさに同じ理念であ
に果たしたいと考えています。そのために、ザスパ
ベイシアは、グループ創業 50 周年記念事業として、群馬県民会館のネーミングラ
イツを取得しました。2009年 4月より、「ベイシア文化ホール」の愛称で県民の皆様
に親しまれています。
ベイシア文化ホール
草津と県民をつなぐ重責を担っていると言えます。
2009 ザスパ草津決起大会
ザスパ草津選手・スタッフと県民・サポーターのみ
ベイシアはネーミングライツ取得を機に、ベ
なさんの接点を増やすため、シーズン直前の決起集
イシア文化ホールでお客様招待の各種イベント
会、スペシャルマッチなどのイベントを実施してい
を実施していきます。コンサート、ミュージカル、
ます。また、主要店舗ではオフィシャルショップも
シネマ上映会、講演会等々、より多くのイベン
展開し、物販だけでなく、県民・サポーターに向け
トを通じて群馬県の皆様が文化芸術に触れる機
た情報発信機能を果たしています。こうした様々な
会創出に努めていきます。
側面からザスパ草津の活動を後押しすることで、地
域の活性化に取り組んでいるのです。
16
50周年記念 T シャツを着たエスコート
キッズと選手の入場
り、ザスパ草津の J 1昇格を地元群馬の皆様ととも
ベイシアビジネスセンター特設会場で実施
特設ブースでは選手が直接グッズ販売
17
社 会 貢 献 活 動
スポーツによる地域活性化(スポーツ振興)
バリアフリーへの取り組み
●ベイシアカップ U-12トレセンマッチ協賛
●バリアフリー店舗
ベイシアカップ U-12トレセンマッチは、小学生の市町村選抜チーム
ベイシアの店舗は、一部店舗を除いてすべてがワン
による大会で、群馬県サッカーの強化策の一環として実施されています。
フロアになっており、段差を一切なくしたバリアフ
ベイシアは、ザスパ草津のスポンサードをきっかけに、群馬県のサッカー
リー構造になっています。障害者用の駐車スペースや
の発展に貢献できるよう、様々な活動を行っています。
多目的トイレなども完備、車椅子や車椅子専用の買い
物カートなども用意して、あらゆるお客様に買物を楽
●ベイシアファミリーウォークラリー
しんでいただける体制を整えています。
多目的トイレ
障害者用駐車スペース
ベイシアファミリーウォークラリーは、家族
で自然を満喫できるイベントとして、大変人気
雇用機会の創出・人材育成
があります。すでに実施回数は20回を越えてお
り、毎年1000人前後の参加者が集います。健
雇用機会の創出は、チェーンストアに課せられた重要な社会的使命です。ベイシアは、新卒・中途採用など正社員雇用に
康ブームなどの好影響もあり、年々参加者が増え
積極的に取り組むだけでなく、新規店舗出店の際には、店舗規模により 100~ 200 名のパート社員・アルバイト社員を採
ているイベントです。
用しています。原則として、出店地域で生活する方を対象に行っており、雇用の面からも地域活性化に貢献しています。また、
障害者雇用においても法定雇用率に準じた採用活動を行い、より多くの人に雇用機会を提供しています。
●意欲に応える「マスター社員制度」
災害時支援活動
ベイシアには、意欲あるパート社員に活躍の場を提供する「マスター社員制度」があります。業務遂行能力や人事考課、勤続
●災害支援協定の締結
年数などの基準をクリアし、面接試験に合格するとマスター社員へと昇格できます。マスター社員にはより責任ある仕事につ
ベイシアでは、地域行政と「災害時支援協定」を締結し、地震、水害など災害発生時
に救援物資の提供などの支援活動を行っています。現在2県10市町村と「災害時支援
ベイシアが災害支援協定を
締結している県・市町村一覧
協定」を締結していますが、今後も地域行政の要請に応じて、協定締結を進めていく
計画です。また、協定がない場合でも、出店エリア近隣での災害発生時には支援物資
の提供を行っています。2005年に発生した新潟中越地震ではベイシア小千谷店も被
災しましたが、店内にある商品を支援物資や
被災者の非常食として提供、さらに駐車場を
緊急避難場所として開放し、行政や地元住民
に感謝されました。
ベイシアでは地域
共生という観点か
ら、 今 後 も 災 害 時
支援に積極的に取
り組んでいきます。
●募金活動
いていただき、その分報酬もアップします。将来的にはマスターマネジャー、マスター店長、そして正社員登用への道も開か
れています。意欲的で能力を備える人材には、職位・階級に関係なく、公正・公平な評価基準のもと、ステップアップの道を
開いています。
2004年 1月 群馬県前橋市
2005年 3月 群馬県
2006年 9月 長野県
2007年 5月 茨城県日立市
2007年10月 茨城県筑西市
2008年 4月 愛知県常滑市
2008年 8月 茨城県高萩市
2008年 8月 長野県千曲市
2008年11月 愛知県三好市
2009年 4月 群馬県北群馬郡吉岡町
2009年 8月 岐阜県関市
2009年11月 埼玉県大利根町
●人材育成
雇用機会の創出と同様に、人材育成も企業に
求められる重要な社会貢献の一つです。ベイシ
アでは、成長段階にあわせて社員に教育機会を
提供し、社会人として、チェーンストアマンと
して社会に貢献できる人材の育成をめざしてい
ます。また、「ベイシアグループ行動憲章」を制
定しベイシア社員としての行動指針を示し、社
会から、お客様から信頼される人材となること
を求めています。
総合研修センター「軽井沢倶楽部」
ベイシア伊勢崎研修センター
ベイシアの募金活動一覧
地震などの災害発生時には、緊急対応策と
して災害支援向けの募金活動を実施していま
2004年10月 新潟県中越地震
2007年 3月 北陸能登半島沖地震
2007年 7月 新潟県中越沖地震
2008年 5月 中国四川大地震
6月 岩手・宮城内陸地震
す。2008年 に 発 生 し た 岩 手・ 宮 城 内 陸 地
震では約370万円、中国で大きな被害を引
き起こした四川地震に対してはグループ総額
1,000万円を被災地に向けて寄付しました。
社員の仕事風景
軽井沢新社員研修
生鮮研修
● AED 設置と普通救命講習
AED(自動体外式除細動器)は、2004年7月より一般人で
環境・社会貢献レポートの発刊に際して
も使用できるようになり、学校や公共施設、企業など人が多
本誌は、ベイシアの環境対策および社会貢献の現状をより広く認知していただくために編集したものです。本誌をお読
く集まるところを中心に設置が進んでいます。ベイシアでも、
みいただく皆様には、ベイシアの「行動」を知り、その行動を客観的に評価していただきたく考えています。そのために、
お客様などの万が一の事態に速やかに対処できるよう AEDの
できる限り具体的な事例や数値を公開し、より理解しやすく編集しています。
設置を始めており、ベイシアビジネスセンターとベイシア益
ベイシアのこうした取り組みは、当然のごとくいまだ道なかばであり、まだまだ進歩・発展の余地を残しています。
子店に AEDを設置。今後、大型店から順次、AEDを設置して
今後も地域社会や消費者の要望を受け、より一層の環境対策、社会貢献に努めていきます。
いく計画です。また、月次営業会議の後などには、店長を対象
にして AEDを使った救命講習も実施しています。地元消防署
の救急隊員を講師に招き、AEDの使用方法や心臓マッサージ、
人工呼吸など正しい応急手当について学んでいます。
18
ベイシアビジネスセンター
受付に設置
救命講習風景
株式会社ベイシア 環境・社会貢献レポート編集委員会 http://www.beisia.co.jp
19
〒379-2187 群馬県前橋市亀里町 900
TEL:027- 210 - 0001(代表)
http://www.beisia.co.jp
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