...

第80号 - みどりネットKoto

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

第80号 - みどりネットKoto
みどりネットKoto会報誌 第80号
『今年度の活動計画』
会長 美濃又 哲男
5月17日(土)にみどりネットKoto定例総会が3
3名の出席(うち委任状22名)のもと開催され、平
成25年度の活動報告と会計報告、平成26年度
の活動計画案と予算案が可決されました。総会に
来られなかった方には議案書を同封しましたので、
内容をご覧頂ければと思います。
今年度の活動計画ですが、区民まつりなどでの
花苗の配布、みどり工作教室の開催、みどらんや
ホームページによる広報活動など、従来より続け
ているものに加えて、次のような新たな活動に取り
組んでゆきたいと思っています。
① NES花苗基金やセブン・イレブン助成金を元
に、花と緑の活動グループへの助成
② 新たな活動グループの立ち上げや既存グ
ループのサポートを行ってゆく部会の設立準備
③ 区内で活動しているグループとの連携を図る
ための「区内の花緑活動マップ」などの作成。
④ 区内のみどりの状況を知るための調査部会の
設立準備ならびにみどりネットの今後の活動に参
考となるような事例の調査
また、総会後の交流会では、江東区のみどりのボ
ランティア支援要綱の見直しについて話題になりま
した。支援要綱は平成16年6月に制定されたもの
であり、私たちの行っているコミュニティーガーデン
の活動はこの支援要綱に基づいて行われておりま
す。しかし、実際に活動している私たちから見ると
改善すべき点として次
のようなことが挙げられ
ます。
◀集合写真を撮り忘れました!最後
までいらした3人さんと。テーブルに
は亀七南ガーデンクラブか摘んで来
たお花を飾りました。
・区から提供されるものが作業器具、リサイクル
堆肥、肥料および薬品に限定されており、花苗
などの提供は行われないこと
・新たなメンバー募集やグループ間の交流など、
活動の継続、発展を支える仕組みがないこと
・みどりネットKotoのような中間支援組織が位置
づけられておらず、支援の仕組みがないこと
支援要綱は制定後、既に10年間の年月が経っ
ておりますので、この間の諸々の経過を踏まえ
て、見直しが検討されても良い時期かなと思いま
す。
活動計画の中には、一から検討しなければな
らないこともありますが、少しでも前に進めてゆ
き、私たちの活動が実り多いものになるように頑
張りましょう!
助成金、寄付金の配布先募集します! 「NECソリューションイノベータ(NES)花苗基金」「セブンイレブン助成金」について
今年度は、花苗などの購入資金として「NES花苗基
金」と「セブン・イレブン助成金」の2件を受けることが
できました。配布先を募集いたしますので、お知らせ
いたします。
「NES花苗基金」
NECソリューションイノベーター株式会社が新木
場駅前で行っているチャリティハーブガーデンプ
ロジェクトの収益金の一部を寄付金(総額10万
円)として頂いたものです。
① 助成先の条件
江東区内の公共的な場所において、みどりネット
の会員が花の栽培などを行っている場所 (自宅
で行っている活動は対象になりません。)
② 用途 花苗および球根の購入費(種類などは
問いません)
③ 助成金額 1つの活動場所で1万円以内
④ 対象期間 平成26年4月1日から平成27年2
月28日までに購入するもの
⑤ 募集期間 平成26年8月20日までに申し込
み下さい。
★前回のみどらんで募集しましたラベンター摘
みにご参加いただきました皆さんありがとうござ
いました。
★これから摘んだラベンダーをバンドルズにした
り、乾燥させて夏のうちに匂い袋などのクラフト
に加工して、区民まつりで販売します。クラフト
作成のお手伝いもお願いします。
★売り上げの一部はみどりネットKotoへ寄付さ
れます。 お問い合わせは東方まで。
美濃又哲男
詳細については、同封したお知らせをご覧下さい。
折角、頂けて助成金ですので、是非応募頂き皆さま
の活動に有効利用して頂ければと思います。
「セブン・イレブン助成金」
一般財団法人セブン・イレブンの緑化植花助成に
応募したものです。応募は下表の内容で行っており
ますので、この枠組みの中で使うことが条件になり
ます。
① 助成先の条件
江東区内の公共的な場所において、みどりネットの
会員が花の栽培などを行っている場所(自宅で
行っている活動は対象になりません。)
② 用途 以下のものが助成対象となります。
種類
助成金額
バラ苗 20,360円
ハーブ苗 16,250円
花苗 33,120円
球根 13,300円
培養土 13,580円
プランター、移植ゴテ 17,680円
③ 助成金額 応募状況に応じて、上記金額内で
調整いたします。
④ 対象期間 平成26年3月1日から平成27年1月
31日までに購入するもの
⑤ 募集期間 平成26年8月20日までに申し込み
下さい。
新木場駅前チャリティーハーブガーデンでのラベンダー摘みの様子
1
よりどりみどり(5) 『オリンピックと環境』
✿2016年の東京オリンピック・パラリンピック開催
に向け、競技場の建設の話題や建設地周辺のマ
ンション開発の話題を耳にします。特に国立競技
場の立替は費用面とともに景観や環境面からの
批判の声もあります。葛西臨海公園に計画された
カヌー競技場も、日本野鳥の会などの環境保全へ
の危惧の意見を受け、都は見直しの方針を示して
います
✿JOC(日本オリンピック委員会)のホームページ
には「スポーツと環境」というページがあり、そこに
は、「1990年代に入ってオリンピック活動は『ス
ポーツ』『文化』に『環境』の3本目の柱が加わりま
した。」と書いてあります。多くの人が集まるオリン
ピック開催に合わせて、会場、選手村などの施設
はもとより、交通施設、宿泊施設などのインフラ整
備も行われ、かつての東京オリンピックの際には
それが東京の発展の基礎にもなったわけです。
✿しかし、その後地球環境問題への関心の高まり
に伴い、特に自然地での開催となる冬季大会では
環境破壊に対する抗議の声も大きく、1976年開催
予定だったアメリカのデンバーでは経済問題に加
え、環境保護団体からの強力な抵抗・抗議に遭い、
解決策が見出せなかったため開催返上となったほ
どです。IOC(国際オリンピック委員会)のその後の
歩みは以下の通りです。
1994:第12回オリンピックコングレスで「スポーツと
環境」分科会を開催。オリンピック憲章に初めて
「環境」項目を追加。
1995: IOC総会でスポーツと環境委員会設置。同
年、「第1回IOCスポーツと環境世界会議」を開催。
1996:オリンピック憲章に環境に関する項目に「持
続可能な開発」が追加。
1997:「第2回IOCスポーツと環境世界会議」を開
催。 森本 千尋
1999:IOC総会で、1992年の国連環境開発会議
のアジェンダ21をスポーツ界の環境保全の基礎概
念と実践活動を規定した「オリンピックムーブメン
ツ・アジェンダ21」を採択、「第3回IOCスポーツと
環境世界会議」でこれを承認。
✿IOCではこのアジェンダをもとに「スポーツと環
境マニュアル」と「スポーツと環境・競技別ガイド
ブック」を作成しています。ガイドブックのほうには、
オリンピックのような大規模スポーツ大会のことに
限らず、まず初めに環境問題全般についての理解
を与えるための章を設け、次に「環境と持続可能
な開発に配慮したスポーツに関する一般条件」とし
て「選手は、スポーツマン、あるいは、スポーツ
ウーマンとしての自覚に基づき環境保全と持続可
能な開発に積極的に貢献すべきである。」と謳って
います。
✿そのほか、スポーツ活動があらゆる環境問題を
引き起こす結果につながってはならないとか、資
源の浪費や一部のグループや地区の人々の排除、
文化や信仰の冒涜、地元の経済活動への損害を
禁じています。一方、環境保全と持続可能な開発
を強化することにより良い模範を示すようにとも述
べています。
✿詳細はJOCのホームページに紹介されていま
すが、オリンピックのような国際的なスポーツ大会
に限らず、高校野球や江東区でも開催しているマ
ラソン大会でも、そして子供たちのサッカークラブ
などでもこのような環境に対するアジェンダを理解
する必要があるのです。もちろん、私たちも。 ▼東京テレポート駅前のプロムナード花壇ではオリ
ンピックのためのトライアル花壇を展示中。こちら
はグリーーアドバイザーによるタネだんご花壇.
『希望の芽』の植え付け風景。ご興味がある方は東
方まで
2
旧中川川の駅『そら豆まつり』に参加しました! 川の駅イベント第2弾!ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
◀木村さんが
作って来てく
れたバスハー
ブ。みなさん
たくさん買って
くれました。
★今回は急なお誘いで皆様にご案内が出来ず
申し訳ありませんでした。
★次回は区民まつり(10月18・19日)のイベント
に参加予定です。
★販売物の作成、クラフトの材料集め、当日は
子ども達と一緒に染んだり、売り子さんをしたり
といろいろや役割があります。
★どうぞお気軽にご参加お願い致します。
▲前日の花摘みからブー
ケづくりまで一生懸命作り
ました。力作ブーケ。
父子の参加が多
かったです。
(東方・記)
江東区の緑被率アップに!ベランダ緑化を。 江東区のCIGビジョン 資料の同封とお知らせ
「はじめてのマンションベランダ緑化」
◇マンションでのベランダ緑化の入門書として、栽培方
法や注意事項をまとめたものです。
NPO法人江東区の水辺に親しむ会(理事長須永俶子)
では、江東区から依頼により平成24年からベランダ緑化
の推進キャンペーンに取り組んいます。この冊子はその
成果の1つとして作成されたもので、作成には須永さんと
美濃又が関わりました。
◇会員の皆さまでも、マンションなどでベランダ緑化をさ
れている方が多くいらっしゃるものと思います。楽しく続
けていただくためのご参考にして頂ければと思います。
「オンラインフォトコンテスト」
「ベランダ緑化モニター募集」
◇6月11日の区報にお知らせが掲載されていましたが、
江東区ではマンションでのベランダ緑化推進のためのモニ
ターを募集しております。
募集の対象は、区内の同一マンション内の複数人のグ
ループで、マンションの管理規約等でベランダ緑化を規制
していないことが条件になります。
◇モニターになられるとと、ベランダ緑化を始めるために必
要となる花苗、資材の提供と植え付け講習が行われ、そ
の他にモニターの報告会や接道緑地へののアドバイスな
ど受けられます。費用は無料で、申し込み先は区のCIG推
進係になります。なお、本件について詳細をお知りになり
たい方は須永さん(☎090-3437-3783)までお問合せ下さ
い。
(美濃又・記)
◇昨年より行われているフォトコンテストについて、
お知らせを同封いたします。
3
メンバーからの活動報告 「
『花苗が来ないぞう!』
稲垣一彦(清澄白河花壇の会)
「花苗が来ないぞう!」と思わず、
シュプレコール。雨の中、植替え
日に有志が揃ったのに肝心の花
苗が到着しなかった。
雨
」
◇6月17日(火)午後に改めてメンバーに集合して
もらって今回は何とか「夏花壇」を完成させること
ができた。東方さん、お一人での花苗の搬入作業
すいませんでした。今回の当局の処置は当初の講 れ
座呼びかけの内容と趣旨が異なっているので、今
後のことは皆さんとよく話し合って上で決めたいと 作
業
思います。
◇駅前花壇事業がすでに24年度に終了していた ことと、今回のミスを合わせて皆さんに謝罪したい 花
と思います。本当に申し訳ございませんでした。で 壇
も、いざというときに頼りになる力強いお姉さんた
ちがいることに勇気付けられました。今後の活動
の糧にしたいと思います。ありがとうございました。 岡
田
2014年夏花壇
◇次回は8月2日(土)9時30分です。
『ハーブで楽しみを』
清
澄
白
河
花
壇
七
月
五
日
日
東方陽子(亀七南ガーデンクラブ)
◇4月のオープンガーデンでは、ハーブチーズで
振る舞い、5月は植え替え、6月はハーブお料理紹
介、そして7月はラベンダーのバンドルズづくりと、
春から夏はガーデニングのお楽しみ続き。
◇公園の一角に咲いたハーブたちは年々成長し
て(淘汰されて)います。
◇真夏は草むしりとの戦いになりますが、町会の
皆さんが一斉清掃のときに草むしりもしてくださっ
たお陰でかなり草が抑えられています。お隣のマ
ンションの方が毎日のようにかわいがってくれる愛
される公園になりました。
◇亀戸のみどりの会さんから譲っていただいたひ
まわりの苗が花をつけています。
背の高さより
大きくなった
ひまわり!
夏の花壇を
彩ります。
)
各グループの活動予定は代表の方にご確認ください。
(
◇今年3月、例年通り「平成26年度江東区み
どりのボランティア活動登録団体」の申請書
を提出した。4月早々に承認通知書2通が届
いた。1通は平成17年度の講座受講から通
算して今年で9年目になる「清澄白河駅前花
壇の会」に対するもの、もう1通は今年4月1
日付新規に開設の「辰巳駅西口花壇クラブ」
への承認通知書である。
◇「辰巳駅西口花壇」は事前に4月9日初作
業予定で花苗や道具等をお願いしておいた
ので予定通り植込み作業ができた。翌日10
日、所管の施設保全課庶務係平松係長に会
うことになった。担当の高野さんや石田さん
も一緒だった。
◇そこで初めて、「清澄と辰巳」への花苗供
給は今回限りですと口頭通告された。「寝耳
に水」だった。納得できず。翌日、平松係長
に文書での回答を求めた。回答書には、駅
前花壇事業はすでに平成24年度で終了して
おり、平成25年度の段階で予算は削減され
ているので花苗供給はできないとあった。
◇来月、清澄白河花壇の「夏花壇」への植替
作業があるので困りますと伝えたら、東方さ
んを通して「今回に限り花苗を供給します」と
云うことになって改めて花苗の発注となった。
小生の発注ミスのまま当日を向かえた。朝に
花苗は届かなかった。結果は冒頭の通りと
なった。
4
メンバーからの活動報告 『新しいコミュニティガーデンです』
東方陽子(金森フラワーガーデン)
◇昨年から地域の住民の方や近隣にお住まい
の若いママさんたちと意見交換会を行い、その
意見を反映して、『金森公園』の改修工事を行
いました。
◇4月27日に初めての活動として花壇の植え
付けイベントを開催。何と80名以上のみなさん
が集まってくださいました。
◇亀七南ガーデンクラブと同じように、伊藤忠
都市開発株式会社が隣のマンションを建てる
にあたり、地域貢献として。また、マンションの
新住民と地域の皆さんとの交流の場となるよう
にということで改修工事、活動をバックアップし
ています。
◇『金森公園』は金森町会にとっては大祭を行
うなど大切な公園。町会長をはじめ町会関係
のみなさんも沢山参加してくださっています。地
域の方々にとってとても大切な公園であると強
く感じます。
◇公園内には60種類以上の宿根草類を植え
ました。
◇毎年大きくなり、季節ごとに開花を楽しめ、植
え替えの手間も省けます。今は一年草類は3
種類ほど。こぼれ種で増えてくれるといいな、と
思っています。
◇4月から6月までの3回の活動でメンバー登
録が21人になりました。6月にはみんなで団体
名を決めました。みどりネットKotoの方も前回
配布のチラシを見て、と何人も応援に駆けつけ
てくださり、とても心強かったです。
◇それぞれの活動もお忙しいと思いますが、新
生コミュニティガーデンものぞきに来てくださ〜
い!みなさんと和気あいあいと楽しんでいます。
みんなでお花を植えました。
『毎日お手入れしています』
◇亀戸天神に向かう通りの脇を入ったと
ころに『みどりの会』さんがお手入れして
いる公園があります。
(亀戸五丁目第2公園:亀戸5-33)
4月
桜の咲く頃
◇暗くて危ない感じの公園だったところ、お
花を植えてきれいにしていくことで、小さな子
ども達も安心して遊べるような雰囲気になっ
たそうです。
6月上旬
アジサイが綺麗ですよ、と写真を送っていただ
きました。
挿し木やこぼれ種で増やしたものばかり。
『菜の花』『黄花コスモス』『ひまわり』のタネも分
けていただきました。
みなさんと苗やタネの交換会もできるといいで
すね。東方の手元にたくさんのタネがまだあり
ますので、お声をお掛けください。
(取材:東方)
今が見頃だよ〜取材に来てよ!という場所がありました
ら取材に伺います!
一緒に取材に行ってくださる方、大募集です!
1回目の参加者の皆さん
5
みどりの四方山話 〈CIG・緑の中の都市づくり〉への推進を考える(3)
稲垣一彦 豊洲・東雲・有明地域〈江東区臨海部〉の緑被
率は実質何パーセントになるのだろうか。 ◇左の写真は都
内の高速道路を
車で走っている頃、
辰巳ジャンクション
を通過する時に良
く見かけた2棟建
ての超高層住宅ビルである。当時はまさ
かこの一角に住むとは思っていなかった
が、長い間、故郷・福島県南部の片田舎で
一人暮らしをしていた母親を引き取ること
になり、高齢者優先の都営住宅抽選に応
募したら、運良く当選した。上記写真・左側
の都営住宅(32階建・平成4年度)に住む
ことになった。今年度で満10年になる。
◇10年後の現在、
東雲地域は10棟
をも立ち並ぶ超
高層ビル街に変
貌した。この3月、
11棟目52階建て
が完成した。
新しい人たちが入居中である。日本の人口が
2008年をピークに減少傾向にあって、江東区
はまだ増加中にある。江東区の人口は487,
846人である。(平成26年3月1日現在)
◇この傾向は、隣接する〈豊洲地域〉や〈有明
地域〉にも広がり、豊洲・東雲・有明地域は
〈江東区臨海部〉として特化され、超高層建築
街に変貌しようとしている。
◇地方の人口を吸収し大都市のみ残る国の
姿を〈極点社会〉と呼ぶそうだが、我が国の人
口減少傾向の分析から〈極点社会〉論を導い
た〈日本創世会議の分科会〉座長増田寛也氏
(元総務相)はIPPC横浜会議・記念シンポジウム
(横浜・2014年3月21日)の基調講演の最後に云っ
た「〈東京〉は、〈ロンドン〉や〈ニューヨーク〉に続く国
際金融都市〉になる」の一言は目の前で現実化しよ
うとしている。
◇江東区(区長・山崎孝明)は平成24年7月、革新
的な新しい都市政策「江東区CIGビジョン」を掲げ
た。従来型の「都市の中の緑づくり」から戦略的な
「緑の中の都市づくり」を目指すものである。
◇下の写真(毎日新聞社提供)は、江東区〈豊洲〉
の鳥瞰図である。
ここの実質の「緑」は何パーセントになるのだろうか。
素人の市民の目には〈緑ゼロ地帯〉に見えるが、
〈緑〉を〈みどり〉とひらがなでと書く玄人の専門家た
ちは、今日の云う「緑被率」とは、従来のいわゆる
「緑被率」に①公園内の樹林と草地の面積と②河
川等の水面の割合」を加えたものだという。最近、
これと似たような論議を良く聴くようになった。
◇今、豪雨・洪水・土砂崩れ・竜巻・高温など世界
各地で起きている異常気象の日常化の中で、「だ
めじゃん、地球温暖化対策!」と、思わず叫んでし
まいたい。「緑被率」は人類の存続に関わる「地球
の緑化率」にそのまま適用できるだろうか。
イベントの様子や活動報告など随
時お知らせしています。
http://www.midori-net-koto.com
『みどりネットKoto』で検索!
6
イベント情報 企画部会 花火を見ながら、納涼懇親会
◇普段は活動場所が違うので、なかなか一
緒に会う機会もない“みどりネット”のメン
バーです。「何か一緒に歓談する機会があ
るといいね」と、下記のように花火を見なが
らの納涼懇親会を企画しました。
◇小笠原さんの協力で、席を用意します。自
分の飲みたいもの、食べたいものを持って、
ご参加ください。
◇遮るもののない荒川の河川敷で、間近で
見る打ち上げ花火やスターマインを是非一
緒に堪能しましょう。浴衣大歓迎です。
栽培部会 ★前回大量の球根を頂いた球根会社様より、
夏植え球根を分けていただきました。稲本さん
と東方とで大田区へ取りに行ってきました。
また、一部のみなさんへお配りしましたが、植
え付け時期をずっかり過ぎたものばかりでした
ので、人手のある辰巳みどり基地や金森公園
へ大量に植え付けしてあります。
★欲しい方はお分けしますので、お声をお掛
けください。
★球根はシランなどです。各団体の皆さんの
中でこんなもの分けてあげるよ〜という苗やタ
ネがありましたら情報交換したいと思います。
下記まで情報をお寄せください。
人手が沢山
あった金森公
園にも沢山植
えました。
日 時:8月5日 18:30~
場 所:荒川砂町水辺公園
(葛西橋の下流側に警備小屋のようなもの
があります。その川側の岸辺に陣取ってい
ます。旗の代わりに、棒の先にくくりつけた
グリーンのTシャツが目印です。- 小笠原談)
問い合わせ:須永俶子 090-3437-3783
*当日は大変混み合います。明るいうちに
会場にお越しください。 編集後記:
◆5月6月はガーデニングの一番美しい季節。ガーデン作業
も盛りだくさんで、なかなか皆さんのコミュニティガーデンをま
わることが出来ず、残念でした。いつもの様子を是非、お写
真に撮ってお寄せください。活動の様子をみなさんと共有し
ましょう♪お待ちしております。紙面の内容のお問い合わせ
は東方陽子:080-1146−2227携帯
[email protected](パソコン)
2014年から年4回の発行になりました
★1、4、7、10月の発行です。
会員紹介、活動報告、自由投稿、みどりについてのコラム等々、
会員の皆さまからの原稿をお待ちしております。
次号は10月発行予定ですので、
9月15日までに下記にご連絡ください。
〒135-0003 江東区猿江1-23-2-101
美濃又方 みどらん編集部
FAX専用 03-3846-9098
(24時間OKです)
e-mail: [email protected]
までお願い致します。ショートメールでも結構です。
◇国際自然保護連合(IUCN)は6月12日付〈ニホンウナギ〉を〈レッドリスト〉に掲載し絶滅危惧種とした。「和食・日本人の伝統的
な食文化」(ユネスコ世界文化遺産2013年登録)代表格の〈ウナギ〉は将来、食べられなくなる恐れがある。◇今、日本人は世界
のうなぎの7割を消費している。その半分は、世界の稚魚シラスウナギを輸入し国内養殖し供給している。残りのおおよそ半分は
中国などからの輸入ものである。天然の〈ニホンウナギ〉は、極わずか1%位である。◇江戸時代、隅田川や江戸川に挟まれた
〈深川〉で獲れたウナギは「江戸前のうなぎ」として、江戸前で獲れた新鮮な魚介類や海藻類を用いた「江戸前寿司」とともに人気
があった。◇「江戸前」は、河川水が注ぐ汽水域(きせんすいいき)の恵みの賜物であった。◇〈汽水域〉とは、淡水と海水の混ざ
り合う水域を指す。ここは、人間と生き物たちが交錯する十字路であり、海の幸の宝庫である。大河の流域が世界の人類文明の
発祥地であることと一致する。◇東京湾流域は明治以来の都市化で〈汽水域〉はコンクリートで固めてられてしまった。本来の
〈ニホンウナギ〉は、とっくの昔にすでに〈絶滅種〉となってしまっていたのである。◇気仙沼湾で牡蠣の養殖業を成功させた〈森は
海の恋人〉の畠山重篤氏に見習って、東京湾の周辺を〈グリーンベルト〉で覆い、2/3が〈レッドゾーン〉の東京湾を浄化・再生し、
〈江戸前〉を回復させて世界文化遺産に登録しようという江戸ロマンは受付けられないだろうか。(稲垣)
表紙植物画:菱田純子 第8800号 発行者:みどりネットKKoottoo 住所:江東区猿江11--2233--22 発行責任者:美�濃又哲男 編集責任者:東方陽子 印刷�責任者:稲垣一彦 平成2266年7月77日発行 
Fly UP