Comments
Description
Transcript
資料3 森ビル株式会社 河野取締役常務執行役員 ご講演資料(PDF:4MB)
1 文化と都市空間を活用したインバウンド拡大戦略 2014年5月15日 森ビル株式会社 取締役常務執行役員 河野雄一郎 世界の都市総合力ランキング 0 5 GPCI-2008 GPCI-2009 GPCI-2010 GPCI-2011 GPCI-2012 GPCI-2013 ロンドン ニューヨーク パリ 東京 シンガポール ソウル Amsterdam Berlin Vienna 10 Frankfurt 香港 上海 Sydney 北京 15 Zurich Stockholm Madrid Toronto Barcelona 20 Copenhagen Brussels Los Angeles 大阪 25 Vancouver Geneva ・ロンドンは居住分野のスコアを下げたものの、多分野のスコア増加により、結果的に2位ニューヨークとの 総合スコアの差を更に広げて1位を維持。 ・東京は3位パリとのスコア差は縮めたものの、1位ロンドン、2位ニューヨークとの差は拡大。 逆に、5位シンガポールとの差は縮小。 出典:森記念財団「世界の都市総合力ランキング2013」 1 安全・安心 災害時に「逃げ出す街」から「逃げ込める街」へ ■高度な耐震技術の導入 制震装置 <六本木ヒルズ森タワーの制振構造及びPML値> セミアクティブ型オイルダンパー(356箇所) 2011年3月11日 東日本大震災時、 阪神・淡路大震災クラ スの地震時においても 建物に損傷を与えない 設計 最大で約30%の制振効果があり、51階レストランでも、食器、花瓶等は PML値※:0.29%の評価 割れず。 六本木ヒルズ森タワー(高さ238m、54階建)頂部の揺れは片側約35cm。 ※株式会社 東京建物検査機構 算出 アンボンドブレース(192箇所) <虎ノ門ヒルズの制振構造> 約35cm 座屈拘束ブレース 2 安全・安心 高度な自立分散型エネルギーの導入 ■3重の安定性を持つ電源供給 <六本木ヒルズの電源供給システム> ・六本木ヒルズでは、独自のエネルギープラント (特定電気事業施設)により、域内に電力を供給。 当プラントは、都市ガスを燃料とするため電気に よる電力制限の影響を受けることなく、極めて安 定的な電力供給が可能。 ・さらに3重の安全性を持つ電源供給により、一 般的なSクラスビルを上回る極めて信頼性の高 い電源供給システムを構築。 ①都市ガスによる発電 ②東京電力からの供給 ③灯油による発電 <環境面でのメリット> ・大規模複合施設ならではのピーク時負荷の平 準化 ・排熱活用によるエネルギー効率化 3 安全・安心 ソフト面での震災対策 ■災害時に備えた震災訓練 <震災訓練等> ・森ビルでは、迅速な初動活動、復旧活動に備えて、弊社社員はもとより、居住者、就業者を含めた震災訓練を実施。 ・弊社社員や施設スタッフの救命講習受講を義務付け、心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)の習熟、怪我等の応急処置についても訓練を行い、 救急技能認定証の取得を推進。 ・森ビルは、震災備蓄として、港区内に20万食(うち六本木ヒルズ10万食)を備蓄している。 4 環境・緑 都市と自然の共生 ■ヒートアイランド現象の緩和 (六本木ヒルズ) 50℃ 緑化された空間は、表面温度が低くなっている。 (2007年8月撮影 スカイマップ(株) ) 26℃ 5 環境・緑 都市と自然の共生 ■四季を彩り、空間で憩う 毛利庭園 (六本木ヒルズ) 桜並木 (アークヒルズ) 緑被率 (アークヒルズ) 1990年 2012年 1.15ha 2.20ha 23% 45% 緑被率(%) = (緑被地の面積)/(単位区域面積) 東京都「緑被率標準調査マニュアル」より 6 文化 日本の魅力あるコンテンツの活用 Japan Expo 2000年から、仏パリにおいて開催され、 日本のポップカルチャーの多様性を紹介し続ける、 ヨーロッパ最大の日本文化・エンターテインメントの祭典 (Japan Expo PR冊子2014年度版より) 7 文化 都市空間を活用したコンテンツの発信 アークヒルズ「マルシェ」 2014年現在、全国16都県から約30店舗が出店 (毎週土曜日10:00~14:00) 8 環状2号線地上部(新橋~虎ノ門間) 虎ノ門ヒルズ 環状2号線地上部 (2014年3月撮影) 環状2号線の将来イメージ 環状第二号線新橋・虎ノ門地区事業概要(東京都)より 9