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山口化成工業株式会社 2015年度49期環境活動レポート
山口化成工業株式会社 2015年度49期環境活動レポート (対象期間: 2015 年7月1日 ~ 2016 年6月30日 作成日: 2016年6月30日 ) 目次 1.組織の概要・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 (1)事業者名及び代表者名 (2)所在地 (3)環境管理責任者氏名及び担当連絡先 (4)事業内容 (5)事業の規模 (6)事業年度 2.認証・登録の対象組織・活動・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1 3.実施体制図・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 4.環境方針・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3 5.環境目標・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 4 6.環境活動計画・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5 7.環境目標・実績とその評価・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6 8.環境活動計画とその評価および次年度の取組・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7 9.環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反、訴訟等の有無・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 10.代表者による全体の評価と見直し・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8 1.組織の概要 (1)事業者名及び代表者名 山口化成工業株式会社 代表取締役社長 松倉 利夫 (2)所在地 本社工場 愛知県豊川市御津町広石五反田34番地 (登記上の所在地 愛知県豊川市為当町宮脇1番地) (3)環境管理責任者氏名及び担当連絡先 責任者 代表取締役 松倉利夫 TEL:0533-76-3105 担当者 技術部長 道倉隆文 (4)事業内容 発泡スチロール製品の開発・設計 、製造及び販売 紙器の開発・設計、製造及び販売 (5)事業の規模 法人設立年月日 : 1966年9月1日 資本金 : 2000万円 売上高 : 2.8億円(2015年度) 従業員 : 26名(2015年10月) 敷地面積 : 4200m2 (6)事業年度 7月〜6月 2.認証・登録の対象組織・活動 対象組織: 山口化成工業株式会社 対象活動: 発泡スチロール製品及び紙器の開発・設計、製造及び販売 -1- 3.実施体制図 代表者 代表取締役 松倉利夫 従業員数 22名 5H以上/日:21名 5H以下/日: 4名 (2016年6月30日現在) 環境管理責任者 代表取締役 松倉利夫 環境管理統括担当者 技術部長 道倉隆文 部門担当者 生産技術 鈴木一人 品質管理 松倉佳史 担当 役割・責任・権限 代表者 ・環境方針の策定及び見直し 松倉利夫 ・環境管理責任者の任命 ・環境活動レポートの承認 ・経営資源(人員・設備・費用等)の準備 ・関係関連法規等のとりまとめ表の承認 責任者 ・各担当者の任命 松倉利夫 ・環境経営システムの構築・運用・維持しその状況を代表者に報告 ・環境関連文書及び記録の作成・管理 ・関係関連法規等のとりまとめ 統括担当者 ・環境活動計画の進捗を確認し責任者に報告 道倉隆文 ・環境活動レポートの確認 ・全社員への方針・計画の周知・教育訓練 ・外部コミュニケーションの窓口 担当 ・統括担当者の補佐 (生産技術) ・部門の環境目標及び環境活動計画の運用管理 鈴木一人 ・環境活動計画の進捗報告 (品質管理) ・環境活動レポートの作成 松倉佳史 ・部門の問題点の抽出・是正・予防 -2- 4.環境方針 基本理念 山口化成工業株式会社は、環境に配慮した事業活動を通じて、社員全員の環境意識 を向上させ環境経営システムを構築し運用することにより、我社を取り巻く全ての社会の 環境改善に自主的・積極的に取り組みます。 基本方針 1. 環境関連法規則やその他の要求事項を遵守します。 2. 次の事項について具体的な環境目標・環境活動計画を定め実施します。 ①電気、燃料等の削減で省エネルギーに取り組み二酸化炭素の排出量を削減します。 ②水の使用量削減に取り組みます。 ③廃棄物排出量を削減し、リサイクルに努めます。 ④化学物質の使用量削減に取り組みます。 ⑤製品の生産・販売を通じて環境改善に取り組みます。 ⑥5Sを推進し環境改善に努めます。 ⑦グリーン購入を推進します。 3. 全社員に方針や活動計画を周知徹底し、一丸となって環境にやさしいものづくりに取組みます。 制定日 2014年10月31日 山口化成工業株式会社 代表取締役 松倉利夫 -3- 5.環境目標 年 度 項 目 電力による二酸化炭素 削減 A重油による二酸化炭 素削減 自動車燃料による二酸 化炭素削減 上記二酸化炭素 排出量合計 電力使用量の削減 kg-CO2 基準年度 2013年 359,403 基準年比 kg-CO2 920,537 基準年比 kg-CO2 72,110 基準年比 kg-CO2 kwh 1,352,050 696,518 基準年比 重油使用量の削減 L 339,728 基準年比 ガソリンの削減 L 2,694 基準年比 軽油の削減 L 25,094 基準年比 不良率の削減 % 1.56 基準年比 井戸水の削減 ㎥ 76,670 基準年比 一般廃棄物の削減 kg 5,050 基準年比 産業廃棄物の削減 kg 12,600 基準年比 5S活動の推進 グリーン購入の推進 メタノールの削減 点/月平均 - 件 - L 11.09 2014年 334,245 93% 865,305 94% 71,389 99% 年度目標 2015年 334,245 93% 865,305 94% 70,668 98% 2016年 323,463 90% 846,894 92% 69,946 97% 1,270,939 661,692 95% 326,139 96% 2,667 99% 24,843 99% 1.48 95% 72,870 95% 5,272 104% 10,080 80% 75 1,270,218 647,762 93% 319,344 94% 2,640 98% 24,592 98% 1.40 90% 72,070 94% 4,949 98% 10,080 80% 77 1,240,304 626,866 90% 312,550 92% 2,613 97% 24,341 97% 1.32 85% 70,536 92% 4,899 97% 8,820 70% 79 6 10 15 10.00 10.00 10.00 ※電力使用量のCO2排出量係数は中部電力の2012年度値0.516kg-CO2/kWhを使用する。 -4- 6.環境活動計画 環境目標項目 取組内容 担当者 圧縮空気のエアー漏れの点検と改善 鈴木、松倉 工程内エアー使用量の削減 鈴木、松倉 空調温度の適正化(冷房28℃ 暖房20℃) 鈴木、松倉 蒸気漏れの点検と改善 鈴木、松倉 工程内蒸気使用量の削減 鈴木、松倉 放熱ロスの削減 鈴木、松倉 「エドライブ10のすすめ」の実践 全社員 効率的なルートで配送 全社員 社内クレームの是正措置報告書による対策推進 全社員 社外クレームの是正措置報告書による対策推進 全社員 工程内成型条件改善による冷却水の削減 鈴木、松倉 金型フレーム整備による工程内冷却水の削減 鈴木、松倉 分別の徹底 全社員 廃紙のリユース 全社員 廃紙・梱包材のリサイクル 全社員 梱包材の再利用 全社員 作業工程改善による廃棄量の削減 鈴木、松倉 廃棄スチロールの分別の徹底 全社員 一般廃棄物の分別の徹底 全社員 5Sパトロールによる採点 全社員 改善案実施 全社員 グリーン購入の推進 事務用品グリーン購入件数向上 全社員 化学物質の管理 保管管理 全社員 電力による二酸化炭素削減 A重油による二酸化炭素削減 自動車燃料による二酸化炭素削減 不良率の削減 井戸水の削減 一般廃棄物の削減 産業廃棄物の削減 5S活動の推進 -5- 7.環境目標・実績とその評価 今年度の実績を基準年度(昨年度)と比較する。 年 度 基準年度 項 目 2014年 電力による二酸化炭素 kg-CO2 359,403 削減 基準年比 920,537 A重油による二酸化炭 kg-CO2 素削減 基準年比 自動車燃料による二酸 kg-CO2 72,110 化炭素削減 基準年比 kg-CO2 1,352,050 上記二酸化炭素 基準年比 排出量合計 電力使用量の削減 kwh 696,518 基準年比 重油使用量の削減 L 339,728 基準年比 ガソリンの削減 L 2,694 基準年比 軽油の削減 L 25,094 基準年比 不良率の削減 千円 3,071 基準年比 井戸水の削減 ㎥ 76,670 基準年比 一般廃棄物の削減 kg 5,050 基準年比 産業廃棄物の削減 kg 12,600 基準年比 目標 334,245 93% 865,305 2015年 実績 313,902 87% 850,840 94% 71,389 99% 1,270,939 94% 661,692 95% 326,139 96% 2,667 99% 24,843 99% 2,764 90% 72,870 95% 5,272 104% 10,080 80% 75 6 10.00 92% 78,312 109% 1,243,054 92% 608,337 87% 314,006 92% 3,054 113% 27,139 108% 2,859 93% 70,865 92% 4,940 98% 16,200 129% 76 42 14.00 評価 ○ ○ × ○ ○ ○ × × ○ ○ ○ × 5S活動の推進 点/月平均 71 ○ グリーン購入の推進 件 ○ 化学物質の削減 L 11.09 × 評価 ; 達成:○ 未達成:× ※電力使用量のCO2排出量係数は中部電力の2012年度値0.516kg-CO2/kWhを使用する。 -6- 8.環境活動計画と取組結果とその評価及び次年度の取組 (1)取組結果とその評価 ○できた △あまりできなかった ×全くできなかった 環境目標項目 電力による二酸化炭素削 減 取組内容 一般廃棄物の削減 産業廃棄物の削減 5S活動の推進 グリーン購入の推進 化学物質の削減 実施結果 圧縮空気のエアー漏れの点検と改善 鈴木、松倉 ○ 工程内エアー使用量の削減 鈴木、松倉 ○ 鈴木、松倉 △ 鈴木、松倉 ○ 鈴木、松倉 鈴木、松倉 全社員 ○ ○ ○ 全社員 ○ 全社員 ○ 社外クレームの是正措置報告書による対策推進 全社員 - 工程内成型条件改善による冷却水の削減 鈴木、松倉 ○ 金型等整備による工程内冷却水の削減 鈴木、松倉 △ 分別の徹底 全社員 ○ 廃紙のリユース 全社員 ○ 廃紙・梱包材のリサイクル 全社員 ○ 梱包材の再利用 作業工程改善による廃棄量の削減 廃棄スチロールの分別の徹底 全社員 鈴木、松倉 全社員 ○ ○ ○ 一般廃棄物の分別の徹底 全社員 ○ 5Sパトロールによる採点 全社員 ○ 改善案実施 全社員 × 事務用品グリーン購入件数向上 使用量削減の方法を検討 全社員 △ 全社員 × 空調温度の適正化(冷房28℃ 暖房20℃) A重油による二酸化炭素削 蒸気漏れの点検と改善 減 工程内蒸気使用量の削減 放熱ロスの削減 自動車燃料による二酸化 「エドライブ10のすすめ」の実践 炭素削減 効率的なルートで配送 不良率の削減 社内クレームの是正措置報告書による対策推進 井戸水の削減 担当者 -7- (2)次年度の取組内容 実績を出せた項目については継続して取り組むこととする。 実績の出なかったもの及び取組を強化したいものの対策は以下の通りです。 電力による二酸化炭素削 空調温度の適正化(冷房28℃ 暖 冬季においては20℃の維持がで出来な かった日が何日かあったので、今後は他 房20℃) 減 の対策を全員で検討していく。 配送の効率化の見直しを進める。 自動車燃料による二酸化 軽油の削減 炭素削減 不良率の削減 社外クレームの是正措置報告書に この期間では社外よりクレームはなかっ よる対策推進 たが、発生した場合は確実に取り組む とともに、社内クレーム対策も継続的に 進める。 金型等整備による工程内冷却水 発生蒸気の水使用量に比べ金型冷却 井戸水の削減 の削減 に使用する水が圧倒的に多く、金型整 備によって均一冷却が出来る様にし冷 却水の削減に努める。 また、基準年は流量計の測定結果であ るが流量計の不具合により、今年度は 蒸気発生量より逆算した水使用量を算 出したため比較検討は難しい。費用は かかるが流量計を早期に購入できるよう 検討する。 5S活動の推進 改善案実施 今回初めて全員で5Sの取り組みを始め、 毎月のチェックをするのが精いっぱいで 改善案を提案するところまで至らなかっ た。今後は5S教育を進め全員が同じ基 準で判定できるようにすると共に改善実 施も徐々に伸ばしていきたい。 グリーン購入の推進 事務用品グリーン購入件数向上 グリーン購入は特に意識したことが無かっ たがASKULは全て環境対応であり、事 務用品の購入が増えた。 -8- 9.環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反、訴訟等の有無 法的義務を受ける主な環境関連法規制は次の通りである。 適用される法規制 適用される事項(施設・物質・事業活動等) 廃棄物処理法 一般廃棄物、産業廃棄物(廃プラ等) 省エネルルギー法 会社全体 騒音防止法 空気圧縮機 振動規制法 空気圧縮機 浄化槽法 浄化槽 水質汚濁防止法 地下重油タンク、屋内重油タンク 大気汚染防止法 4tボイラー NOx・PM法 7tトラック、2tトラック、ライトバン、乗用車 PRTR法 重油に含まれる化学物質(メチルナフタレン) 消防法 地下タンク貯蔵施設、倉庫 工業用水法 井戸 悪臭防止法 工場周辺 フロン排出規制法 空気圧縮機、エアードライアー、エアコン グリーン購入法 調達先、調達品 環境関連法規制等の遵守状況の評価の結果、環境関連法規制等は遵守されていました。 なお、関係当局よりの違反等の指摘は、過去3年間ありませんでした。 10.代表者による全体の評価と見直し 【全体評価】 電気使用量、重油使用量について省エネ活動の手詰まり感があり、ここから先は現状維持に留める ことに力を注ぐ必要があるが、さらに改善を進めるためには、外部からの情報の収集に努めるととも に、社員の再教育を実施し各人のスキルを上げていく必要がある。 下期は増収の影響で省エネ等に対応しきらなかったが、今後は柔軟に対応できる仕組みを構築し ていきたい。 【見直し結果】 二酸化酸素削減はある程度の成果が見られたので環境方針、環境目標、環境活動計画、環境経 営システムは変更しない。 -9-