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2015 年の国際会議開催統計(ICCA)の発表

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2015 年の国際会議開催統計(ICCA)の発表
PRESS RELEASE(報道発表資料)
経営管理部 総務広報グループ
TEL:03-3216-1905
FAX:03-3214-7680
http://www.jnto.go.jp
※ 本リリースは国土交通記者会・交通運輸記者会に配布しております。
平成 28 年 6 月 2 日
(平成 28 年 6 月 3 日 更新)
理事長
松山
良一
2015 年の国際会議開催統計(ICCA)の発表
日本の開催件数は過去最高を記録
-アジア・オセアニア・中東地域で 4 年連続 1 位を継続-
(概要)

ICCA〔注〕(国際会議協会: International Congress and Convention Association)
が 2015 年(1 月~12 月)に世界で開催された国際会議数の統計(暫定値)を発表した。
〔注〕アムステルダムに本部を置き国際会議の開催状況を収集・発信している国際機関(世界 9
0 ヶ国の約 1,000 団体の業界関係者が所属しており、年 1 回発表される世界の国際会議開催件数
は、世界全体の国際会議開催状況を把握する統計として注目されている。)

2015 年に世界で開催された国際会議は 12,076 件、前年より 571 件の増。ICCA によれ
ば過去最高の件数になった。

日本で開催された国際会議件数は対前年 18 件増の 355 件(世界順位:7 位、アジア・オ
セアニア・中東地域順位:1 位)で、日本として過去最高の開催件数となった。これら
は、2010 年の Japan Mice Year を機に観光庁及び JNTO が連綿と取り組んできた国際
会議業界へのプロモーションや、日本の各都市の受入環境の充実、積極的な国内外で
の会議主催者へのセールス活動、などの複合的な事由による成果と考える。

日本の都市では、東京(世界 28 位:80 件)、京都(世界 57 位:45 件)、 福岡(世界
85 位:30 件)、大阪(世界 115 位:23 件)
、横浜(世界 117 位:22 件)の順となって
いる。第 1 位の東京は前年(90 件)より減少をみたものの、福岡、大阪をはじめ多数
の都市が件数を伸ばしたことで日本の件数増が実現した。

なお、直近 10 年の国際会議開催件数で比較した場合、世界で開催された会議件数は、
36%増加したが、日本の場合は 28%増加となっている。よって日本の潜在的成長の余地
は依然高いと思われることから、2020 年の東京オリンピック╱パラリンピックに向け
て高まっていく日本への注目度の上昇機運をとらえて、国際会議開催件数アジア・オ
セアニア・中東地域第 1 位を継続する基盤を強化していく所存。
本件に関するお問い合わせ先:
インバウンド戦略部
調査・コンサルティンググループ(青山)
TEL: 03-3216-1901
世界の国際会議開催件数の推移(2006~2015)
’06→’15
増加率(%)
(件数)
中東
12,000
10,000
1,063
950
8,000
869
783
1,523
1,346
1,293
1,184
1,099
6,000
1,312
1,021
1,665
1,113
1,335
1,176
1,269
1,975
1,748
1,874
1,226
1,170
1,277
1,261
1,988
1,908
1,186
1,417
1,993
1,779
1,768
5,730
6,049
6,088
6,020
6,310
6,322
6,579
+150
アフリカ
+49
オセアニア
+19
中南米
+51
北米
+29
アジア
+31
欧州
+36
4,000
4,828
5,192
5,616
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
日本での
開催件数
277
315
337
320
349
244
341
342
337
355
+28
世界全体で
の開催件数
8,877
9,637
10,501
10,721
11,333
11,133
11,156
11,685
11,505
12,076
+36
2,000
0
出典:ICCA(A Modern History of International Association Meetings 1963-2012)、ICCA Statistics Report(2013,2014,2015)
注:開催件数が少なく、レポートで「others」とまとめられた会議については地域分類が不可能なため、地域分類を行っていない
(年)
国際会議開催件数上位10カ国(2015年)のこれまでの件数推移と順位推移
件数差
(’15)
(件数)
1,000
900
アメリカ
ドイツ
800
順位
‘06
‘07
‘08
‘09
‘10
‘11
‘12
‘13
‘14
‘15
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
3
3
5
6
4
4
4
5
4
3
6
6
4
4
3
3
3
3
3
4
4
5
3
5
6
5
5
4
5
5
5
4
6
3
5
6
6
6
6
6
8
7
7
8
8
14
8
7
7
7
7
8
8
7
7
7
10
8
8
8
10
11
10
10
12
8
9
10
9
8
11
9
9
12
10
11
12
11
12
10
258
85
イギリス
700
10
スペイン
600
フランス
500
イタリア
50
18
149
日本
400
22
中国
300
0
オランダ
200
カナダ
25
100
0
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
出典:ICCA(A Modern History of International Association Meetings 1963-2012)、ICCA Statistics Report(2013,2014,2015)
アジア・オセアニア地域の国別 国際会議開催件数の推移
(件)
’14→’15
増加件数
400
日本
+18
333 中国
+1
韓国
+45
オーストラリア
-13
355
350
300
267
250
247
シンガポール
+14
タイ
+33
151
インド
132
124
113
+16
台湾
-21
マレーシア
-20
200
156
150
100
112
香港
50
0
2011
2012
2013
2014
1. 2015年度の開催件数が100件以上を対象としている
出典:ICCA(A Modern History of International Association Meetings 1963-2012)、ICCA Statistics Report(2013,2014,2015)
2015
+14
日本の都市別国際会議開催
件数
出典:ICCA Statistics
Report(2014, 2015)
参考
都市名
東京
京都
福岡
大阪
横浜
札幌
名古屋
神戸
沖縄
仙台
つくば
奈良
千葉
金沢
北九州
順位
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
8位
10位
10位
12位
13位
14位
15位
※開催件数が4件以下の都市は除く
2015年
件数
80
45
30
23
22
18
14
13
13
9
9
8
7
6
5
世界順位
28位
57位
85位
115位
117位
139位
182位
191位
191位
254位
254位
276位
301位
335位
373位
順位
1位
2位
7位
10位
4位
3位
9位
7位
5位
12位
11位
5位
12位
14位
16位
2014年
件数
90
47
15
10
18
19
11
15
16
6
9
16
6
5
3
世界順位
22位
54位
164位
222位
134位
125位
208位
164位
152位
318位
240位
152位
318位
354位
#N/A
ICCA統計の国際会議選定基準
国際機関・国際団体(各国支部を含む)、または国家機関・国内団体(各々の定義が明確ではないため、民間企業以外は全て)が
主催する会議で、以下の条件を満たしていること。
1.参加者総数が50名以上
2.定期的に開催される
(1回だけ開催されたものは除外される)
3.3か国以上での会議持ち回りがある
(2か国間会議は除外される)
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