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歴史学習における「情報活用能力」育成理論の構築

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歴史学習における「情報活用能力」育成理論の構築
歴史学習における「情報活用能力」育成理論の構築
社会科教育専攻 社会科教育学領域 松本卓也
0.章立て構成
序章
第 1 章 歴史学習における「情報活用能力」の内容と育成の視点
第 1 節 「情報活用能力」の内容
第 2 節 歴史学習における「情報活用能力」育成の現状
第 3 節 歴史学習における「情報活用能力」育成の視点
第 2 章 歴史学習における「情報活用能力」育成のための学習活動の理論
第 1 節 学習活動における「情報」と「資料」の意識化
第 2 節 「情報」を収集・選択する学習活動
第 3 節 「情報」を分析・発信する学習活動
第 4 節 「情報活用能力」育成のための歴史学習活動の理論と意義
第 3 章 歴史学習における「情報活用能力」育成のための学習内容の理論
第1節 歴史からメディアと社会を学ぶ授業実践と教科書記述の考察
第2節 歴史上におけるメディアと社会の関係性
第 3 節 「情報活用能力」育成のための歴史学習内容の理論と意義
第 4 章 歴史学習における「情報活用能力」育成理論とその意義
第 1 節 歴史学習における「情報活用能力」育成理論
第 2 節 理論に基づいた「情報活用能力」育成のための歴史学習モデルの提案
第 3 節 歴史学習で「情報活用能力」育成する意義
終章
1.問題の所在
社会科は,1970 年代から,情報化を意識していた学習の研究が行われている1。しかし,
情報化が進展した現在の社会科の学習において,子どもたちの中には,
「資料」をコピーす
るように丸写しをして,それがそのまま事実であるように発表している姿が見られる。そ
のため,本当に「情報」を活用しているとは言えないように思われる。特に歴史学習に関
しては,
「情報活用能力」の育成について,過去の実践例や『教育の情報化に関する手引2』
の学習モデルをみると,調べ学習で ICT を用いることが中心となっている。そのため,歴
史学習で「情報活用能力」
を育成することに関する位置づけは明らかにされてきていない。
一方,メディア教育の発祥の地と評されるイギリスでは,歴史家の活動は,メディア・
リテラシーの活動と類似していることから,歴史学習において「情報活用能力」を育成す
ることは非常に重要であると位置づけられている3。このように,歴史学習で「情報活用能
力」を育成することの関係性や重要性について,日本とイギリスではその認識が全く異な
っているのである。
本論文では,以上で述べた子どもたちの現状と,この日本とイギリスの違いから,歴史
学習において「情報活用能力」をどのように育成していけばよいのだろうかという問題意
識から,歴史学習おける「情報活用能力」の育成理論と,意義を明らかにしていくことを
目的としている。
2.歴史学習における「情報活用能力」の内容と育成の視点
社会科における「情報活用能力」の育成について,山内祐平らは以前から,情報を分析,
解釈する能力の育成が不十分であるという指摘4をしている。このことから,本論文では,
「情報活用能力」を「収集・選択力」「分析・発信力」「情報社会に参画する態度(子ども
たちが情報と社会の関係を学んだ上で,どのように社会の中で生活していけばよいかを具
体的に考え,実行していこうとする態度)」の 3 観点で構成するとした。
そして,日本の文部科学省が発行する『教育の情報化に関する手引5』と,イギリスの教
育技能省(DfES6)が作成した“Key Stage 3 National Strategy ICT across the curriculum
ICT in history7”
(以下,
“ICT in history”とする)を比較したところ,歴史学習における
「情報活用能力」の育成の視点として,
「学習活動の具体化」と「情報やメディアと社会の
関係性を学ぶ学習内容の開発」の 2 点あることが明らかになった。
3.「情報」と「資料」の意識化と歴史学習活動の関係
日本の歴史学習では,
「資料」と「情報」を同じ意味で考え,利用されている。しかし,
“ICT in history”やナショナル・カリキュラムでは,‘source of information’もしくは
‘source’と‘information’は使い分けられている。
「資料」は‘source of information’
もしくは‘source’と表現され,情報源と直訳できる。その内容は,1999 年版ナショナル・
カリキュラムでは,
「口承,文書,活字,メディア,遺物,写真,絵,音楽,博物館,建物,
遺跡,ICT から得た情報源」8と記されている。一方,
「情報」は‘information’と表現さ
れ,「資料から得られたもの」として「資料」とは区別されている。
この概念のとらえ方に近い「情報」の意味のとらえ方は,日本にもある。日本で「情報
化社会」という言葉を初めて提唱した林雄二郎は、様々に語られてきた「情報」の意味を
整理し,
「あることがらの知らせがもたらされて,その知らせによってある人たちの意思決
定に何らかの影響を与えたときに,はじめてその知らせが情報となる9」と結論付けている。
以上のことから,本論文では,歴史学習において「資料」と「情報」とは次のように区
別してとらえている。まず,
「資料」とは,歴史を考えるための材料であり,過去の一部だ
けを抜き取った歴史を伝達する媒体(メディア)
。
「情報」とは,
「資料」の中のうち,子ど
もにとって,歴史解釈や歴史認識の形成に何らかの影響を与える知らせ,である。(図 1
参照)
。
この「情報」と「資料」の違いを意識することで,歴史学習でよくある「情報を活用す
る」「資料を読みとる」という活動が,「資料」をコピーする活動にしかなっていないこと
から脱却できるといえる。
“ICT in history”では,「資料」と「情報」を区別し,
「資料」の見せ方ひとつで「情
報」の受け手の印象が変わってしまうこと,なぜ同じ「資料」を使ったのに考えや歴史の
組み立てが違うのかを考える,
「情報」の取捨選択の手順をきちんとできたか評価する,な
どの学習活動になっている。
このように「資料」と「情報」の違いを意識することで,
「情報を活用する」「資料を読
みとる」という学習活動を細分化するこができ,育成の視点のひとつである「学習活動の
具体化」が行うことができることにつながるのである。
箱:資料(メディア)
歴史を考える「情報源」
になる
【必要・重要だと判断】
●―――――
●―――――
黒円:「情報」
白円:「資料」の内容
子どもが歴史を形成する
必要・不必要にも判断されなか
ときの判断に影響を与え
ったものは、
「情報」にはならな
る内容
い。
【不要だと判断】
●――――
図1
「情報源(資料・メディア)
」から「情報」への概念図(筆者作成)
4.「情報活用能力」育成のための歴史学習内容
これまで,歴史学習における「情報活用能力」の育成の学習内容については,授業実践
や教科書記述からは,情報統制に関する内容が多いことが明らかになった。しかし,歴史
上の情報やメディアと社会の関係のとらえ方は,日本近世史を中心に,人々の情報活動か
ら社会を考えていく新しいとらえ方が存在していることが判明した。この人々の情報活動
から社会を考えていくとらえ方は,歴史上の情報やメディアと社会の関係を様々な立場か
ら考えることができる新しい歴史の見方でもあり,特に江戸時代の対外関係をとらえ直す
視点にもされている。この人々の情報活動から社会を考えていく視点は,歴史の新しい見
方として,歴史教育に関する雑誌でも紹介はされていた。しかし,具体的に学習内容とし
てどのように関係づけていけばよいかについて,検討されることはなかった。
また,情報が現代社会で重要であることは強調されているが,歴史上でも非常に重要で
あったことは語られていない。人間は,古代から情報を伝えるためのコミュニケーション
を大事にしており,情報伝達の手段を発達させてきた歴史を持つ10。つまり,
「情報」の重
要性は,現在だけでなく,過去において同様であり普遍的となっているといえる。そのた
め,歴史上の情報やメディアと社会の関係を考え,人々が情報やメディアと歴史的にどの
ように付き合ってきたのかを学習内容として取り入れることは,現在の社会を考えるきっ
かけにもつながっていく。したがって,この歴史上の人々の情報活動から社会を考えてい
く学習内容は,歴史学習だからこそできる学習内容として重要であるといえる。
5.歴史学習における「情報活用能力」育成理論とその意義
歴史学習における「情報活用能力」の育成について,第 2 章で明らかにした学習活動と,
第 3 章で示した学習内容から,理論として図 2 のように示した。また,この理論を基に,
小学校 6 年生を対象とした「第二次世界大戦と生活の様子」と,中学校歴史的分野に対応
した「江戸時代の対外関係」の学習モデルを提案した。
小学校 6 年生を対象とした「第二次世界大戦と生活の様子」の学習モデルは,第二次世
界大戦中に,人々は生活の中でどのように戦争に関する情報を手に入れていたか,という
戦時中の人々の情報活動から,第二次世界大戦と国民生活の様子を学ぶ内容となっている。
中学校の歴史的分野に対応した「江戸時代の対外関係」の学習モデルは,
「日本には何ヶ国
の情報が入ってきたのだろう?」という視点から「江戸時代の対外関係」を学習していく
内容となっている。どちらの学習モデルも,歴史上の人々の情報活動について,
「資料」か
ら「情報」を収集・選択し,分析・発信する活動を行いながら,当時の社会の様子を学習
していく流れになっている。
以上のような理論と学習モデルから,歴史学習で「情報活用能力」を育成する意義は次
の 3 点にあることが明らかになった。第一に,限られたメディアから「情報」を獲得し,
考えを組み立てていく解釈学習としての意義,第二に,同じ事象について「情報」を活用
して解釈を行っても,立場や時代の違いで,その評価が異なることを考える学習としての
意義,第三に,現在の情報社会を客観的にとらえなおす学習としての意義である。
6.本論文の意義と今後の課題
本論文には,次の 4 点の意義があると考えている。第一に,これまで日本では紹介され
ていなかった,イギリスの教科「ICT」と歴史の横断的カリキュラムである“Key Stage 3
National Strategy ICT across the curriculum ICT in history”を考察し,イギリスの歴
史学習における「情報活用能力」の育成の特徴を明らかにしたことを通して,歴史学習に
おける「情報活用能力」の育成の視点を明確に示したこと。第二に,歴史学習における「情
報活用能力」の育成のための学習活動について,
「情報」と「資料」の違いに着目し,学習
活動を細分化して示したこと。第三に,歴史学習における「情報活用能力」の育成につい
て,学習内容面から言及し,情報やメディアと社会の関係を考える歴史のとらえ方と学習
内容の関係性を論じたこと。第四に,具体的な理論と授業モデルの開発し、歴史学習で「情
報活用能力」を育成する意義を明確にしたことである。
今後の課題としては,この理論を基に子どもたちの前で授業を行い,子どもたちの反応
や成長から,本論文で示した理論や学習モデルを検証,評価していくことがあげられる。
歴史上のメディアと社会を学ぶための学習内容
対応する
(メディアもしくは人々の情報活動から社会をとらえる学習)
〔第1段階
観点
課題や疑問に対する仮説を立証するために必要な「情報」を検討する
その「資料」を探すために必要なキーワードを推測する
〔第2段階
収集・選択力
「資料」収集の方法を選択し,実際に収集作業を行う
【「資料」から「情報」へ】
収集した「資料」から,内容と作り手の立場を読みとり,一覧化する
情報社会に参画する態度
「情報」収集・選択〕
一覧化にした「情報」を比較し,信頼性を確認する
課題や仮説の立証に対する重要性を考え,
利用する「情報」の順位付けを行う
【「情報」の精選へ】
〔第3段階
選択した「情報」をメディアの特性を踏まえて,再検討する
組み立てた歴史について,解釈の違いを子ども同士で議論する
〔第4段階
分析・発信力
「情報」分析〕
再検討をして精選した「情報」から,歴史を組み立てる
【「情報」の発信へ】
組み立てた歴史を,メディアの特性を考えて発表する
「情報」発信〕
発表された内容について,学級で話し合い,
「情報」の発信の仕方を振り返る
最終的な歴史を判断する
【歴史から現代社会へ】
歴史から現代の情報社会をとらえなおし,現代社会での生き方を考えるきっかけへ
図2
歴史学習における「情報活用能力」育成理論図(筆者作成)
【 情報の不足・新たな疑問があれば第1段階に戻る】
「資料」収集〕
仮説の立証に必要な「情報」が得られそうな「資料」を検討する
【註】
1
山口康助を中心に,
『教育科学 社会科教育』No.77,明治図書,1971.において,初めて「情
報化時代における社会科教育」という特集が組まれた。教育政策としては,1985 年の文部
省「教育改革に関する第一次答申」の中で,情報化への対応の必要性が,初めて明確にされ
たことから,社会科は情報化に対して早くから意識していた教科であるといえる。
2 文部科学省『教育の情報化に関する手引』2009.
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm(2010 年 10 月 20 日採取).
本書は,教育の情報化に関して具体的に示した手引として,教育委員会や学校,教育関係者
向けに 1991 年にはじめて発行されて以来,定評のあるものの最新版である。
3 レン・マスターマン著,宮崎寿子訳『メディアを教える クリティカルなアプローチへ』世界
思想社,2010,pp.320-322.
4 山内祐平『デジタル社会のリテラシー「学びのコミュニティー」をデザインする』岩波書店,
2003,p.155.
5 文部科学省『教育の情報化に関する手引』2009.
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm(2010 年 10 月 20 日採取).
本書は,教育の情報化に関して具体的に示した手引として,教育委員会や学校,教育関係者
向けに 1991 年にはじめて発行されて以来,定評のあるものの最新版である。
6 Department for Education and Skills の略称。教育技能省は,カリキュラムが出された 2004
年当時の名称である。その後,2007 年に児童・学校・家庭省(DCSF ; Department for
Children, Schools and Families),2010 年 5 月に教育省(DfE;Department for Education)
に改組された。2010 年 12 月末現在は,教育省(DfE)となっている。
7 DfES,2004,Key Stage 3 National Strategy ICT across the curriculum ICT in history.
http://nationalstrategies.standards.dcsf.gov.uk/node/154665 よりダウンロード可能。
(2009
年 5 月 11 日採取)その内容は,1999 年版ナショナル・カリキュラムに準拠している。
8 QCA,1999,The National Curriculum for England History,p.20.
http://curriculum.qcda.gov.uk/uploads/History%201999%20programme%20of%20study_t
cm8-12056.pdf(2011 年 1 月 5 日採取)ナショナル・カリキュラムの公式ホームページ
http://curriculum.qcda.gov.uk からダウンロード可能.
9 林雄二郎『情報化社会
ハードな社会からソフトな社会へ』オンブック,2007,pp56.本書
は復刻版であり,初版は 1969 年に講談社の現代新書から刊行されていた。
10 星名定雄『情報と通信の文化史』法政大学出版局,2006,pp.3-11.
【主要参考文献一覧】
・DfES,2004,Key Stage 3 National Strategy ICT across the curriculum ICT in history.
(http://nationalstrategies.standards.dcsf.gov.uk/node/154665)よりダウンロードが可能.
2010 年 10 月 20 日採取.
・QCA,1999,The National Curriculum for England History.
(http://curriculum.qcda.gov.uk/uploads/History%201999%20programme%20of%20study
_tcm8-12056.pdf)National Curriculum の公式ホームページ http://curriculum.qcda.gov.uk
からダウンロード可能.2011 年 1 月 5 日採取.
・QCA,2007,The National Curriculum Statutory requirements for key stages 3 and 4.
(
http://curriculum.qcda.gov.uk/uploads/QCA-07-3335-p_History3_tcm8-189.pdf
)
National Curriculum の公式ホームページ http://curriculum.qcda.gov.uk/からダウンロード
可能.2010 年 11 月 24 日採取.
・井門正美「社会系教科におけるメディアリテラシー教育―メディアの活用とメディアリテラ
シーの育成―」
『社会科教育研究』No.98,日本社会科教育学会,2006.
・岩下哲典『江戸情報論』北樹出版,2000.
・岩下哲典『江戸の海外情報ネットワーク』吉川弘文館,2006.
・岩田みゆき『黒船がやってきた
幕末の情報ネットワーク』吉川弘文館,2005.
・魚住忠久,山根栄次『21 世紀「社会科」への招待』学術図書出版,2000.
・大庭脩『江戸時代の日中秘話』東方書店,1980.
・落合延孝『幕末民衆の情報世界
風説留が語るもの』有志社,2006.
・片上宗二『社会科授業の改革と展望‐中間項の理論の理論を提唱する‐』明治図書,1985.
・佐藤公「社会科教育におけるメディアリテラシー像‐情報社会を主体的に構成する資質育成
のために‐」『社会科教育研究』No.101,2007.
・佐藤卓己『現代メディア史』岩波書店,1998.
・關浩和『情報読解力形成に関わる社会科授業構成論』風間書房,2009.
・髙部淑子「日本近世史研究における情報」『歴史評論』歴史科学協議会 No.630,校倉書房,
2002,pp.28-39.
・棚橋健治編『“情報化社会”をめぐる論点・争点と授業づくり』明治図書,2005.
・土屋武志「思考力育成型歴史教材開発の基礎的視点」
『愛知教育大学教育総合実践センター紀
要』第 8 号,2005,pp.141-147.
・土屋武志「歴史学習における思考力」アジア歴史教育研究会『思考力育成型歴史学習の基礎・
基本‐新しい歴史教材と教科書開発のために‐』
,2005,pp.3-86.
・日本社会科教育学会出版プロジェクト編『新時代を拓く社会科の挑戦』第一学習者,2006.
・林雄二郎『情報化社会
ハードな社会からソフトな社会へ』オンブック,2007.本書は復刻
版であり,初版は 1969 年に講談社の現代新書から刊行されていた。
・原田智仁「中等歴史教育における解釈学習の可能性」
『社会科研究』第 70 号,2009,pp.1-10.
・原田智仁編『社会科教育のフロンティア
―行きぬく知恵を育む―』保育出版社,2010.
・福田正弘「情報処理能力を育成するための社会科授業モデル」
『社会科研究』第 38 号,全国
社会科教育学会,1990,pp.59-69.
・星名定雄『情報と通信の文化史』法政大学出版局,2006.
・文部科学省『教育の情報化に関する手引』2009.
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm(2010 年 10 月 20 日採取).
・山内祐平『デジタル社会のリテラシー「学びのコミュニティー」をデザインする』岩波書店,
2003.
・山口康助『社会科の情報処理能力』明治図書,1971.
・吉田正生「シチズンシップ「メディア単元」の事例研究」『社会科教育研究』No.108,日本
社会科教育学会,2009,pp.4-18.
・歴史学研究会『歴史学研究』No.625,No.627,青木書店,1991.
・レン・マスターマン著
宮崎寿子訳『メディアを教える
界思想社,2010.
・『教育科学
社会科教育』No.77,明治図書,1971.
クリティカルのアプローチへ』 世
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