...

外科X線撮影システム他4件

by user

on
Category: Documents
6

views

Report

Comments

Transcript

外科X線撮影システム他4件
外科X線撮影システム他4件
仕様書
平成 27 年1月
地方独立行政法人大阪府立病院機構
大阪府立成人病センター
1.使用目的
<外科 X 線撮影システム>
一般系 X 線撮影は胸部、腹部、骨撮影等の放射線診断検査として多数の撮影依頼を受け、放射
線検査のファーストチョイスとして重要な役割を担っている。このような現状において今後も患
者様にとって迅速、安全、快適な患者視点に立った撮影環境を提供するとともに、近年の放射線
技術の進歩を取得した撮影機器の導入により、高品質な画像情報による的確な診断を行なうこと
は、高度先進がん治療を推進する当センターにおいては重要かつ必須要件であり、病院運営の基
本方針にも合致するものである。
今回調達する外科撮影システムはフラットパネルディテクタ-(FPD)の採用により撮影後数秒
ですばやく撮影画像を確認できるリアルタイム性と、撮影部位に応じた撮影条件を自動選択し立
位や臥位と最適な撮影位置に移動するオートポジショニング機能を有し効率の良い検査フロー
を実現できる。また FPD はイメージングプレート(IP)撮影より患者被曝線量を約 1/2 に減らし画
質も向上でき、高画質の画像を診療に提供できる。
また、X 線 TV システムでは高精度での長尺撮影を可能にするスロットラジオグラフィを行う
ことができ全脊椎撮影や下肢の長尺撮影に有用である。また新しい画像技術であるトモシンセシ
スは 1 回の断層撮影により人工関節や人工骨近辺でもアーチファクトが少なく骨梁や微細な骨
折線が明瞭に描出され、当センターで多い人工骨置換術施行後の患者様の撮影に有用である。以
上のような多機能性に加えて、あらゆる検査を快適に行える操作性と被曝線量を効率よく低減で
きる機能を備えた TV 装置で、先進医療に一般撮影と X 線 TV 検査の両方面から対応できる装置で
ある。
<FPD 搭載回診用 X 線撮影装置>
回診用 X 線撮影装置(以下、ポータブル装置)は X 線撮影室まで移動できない患者様を撮影する
ための装置であり、ポータブル装置を病室や手術室まで運び、寝台上で胸部や腹部、骨部の X
線撮影を行うものである。
今回調達を予定している装置は無線 LAN を手術室に設置することにより撮影後3秒でポータ
ブル装置に搭載されたモニターにより撮影画像をその場で確認でき、すぐに電子カルテへの転送
が可能となる。さらに胸部と腹部の2部位の撮影でも FPD カセッテを入れ換えずに撮影部位にず
らして位置を調整することで続けて撮影することができる。つまり撮影時と画像読取り時に要す
る時間を両方とも大幅に短縮することができ、手術室での撮影から画像確認までの検査フローを
大幅に短縮できる。また FPD は画像受光部が IP より高感度のため患者被曝線量を約 1/2 に低減
することができ、さらに画質の改善を図れる等の利点も大きい。
<X 線コンピュータ断層撮影装置>
近年、マルチスライス CT 装置(Multi Detector Raw CT:以下 MDCT 装置)の進歩は目覚しく、
処理速度の高速化・画像処理機能のチップ化・高機能化が進んでいる。さらに検出器列の多列化
が検査時間の短縮および造影剤注入検査における時間分解能の向上につながっている。現在では
最大 320 列スライスにより心臓を一回転で撮影する高性能 CT 装置も登場している。
今回調達を予定している機器は、心臓血管の CT 撮影については、20%撮影時間の短縮が見込
まれ、患者さんの息止めや体位の維持等による身体的負担を軽減することになる。また、被曝低
減技術の導入による低線量撮影が行えることで、患者さんの被曝線量低減が見込める。
MDCT 装置においては、一度の撮影で発生する画像枚数がさらに多くなり、これらの画像を使
った 3 次元画像や組織の機能評価等を画像処理専用のワークステーションで行うことになるの
で、画像ワークステーションの増設も必要である。
<MRI 対応
パルスオキシメータ/自動血圧計>
重症患者や検査時に鎮静が必要な患者また MRI 対応心臓ペースメーカを挿入した患者などに
対して、検査時に経皮的動脈血酸素飽和度や血圧や脈拍数を測定し、安全に検査を実施するため
に MRI 対応パルスオキシメータを要する。
<手術用顕微鏡システム>
脳腫瘍手術ならびに脳血管外科手術で使用する。手術用顕微鏡は現在の脳神経外科手術診療に
おいて必須の医療機器である。今回調達を予定している手術用顕微鏡は術中の蛍光診断、脳血流
評価ならびに次世代ナビゲーションシステムとの連携が可能なものとしており、術者側の接眼レ
ンズに様々な術中情報が投影される仕様である。これにより、安全でかつ腫瘍摘出率の高い脳腫
瘍手術が可能となる。
2.調達品目及び構成内訳
<外科 X 線撮影システム
一式>
1)X 線テレビシステム本体
①透視撮影台
②X 線高電圧装置
③X 線管装置
④平面検出器(FPD)
⑤デジタル画像処理装置
⑥X 線 TV モニタ
2)一般撮影システム(第 2 管球)
①一般撮影(第 2 管球)用コンソール
②天井走行式 X 線管保持装置
③X 線管装置
④自動可動絞り
⑤立位撮影スタンド
⑥臥位撮影テーブル
⑦平面検出器(FPD)
⑧DR コンソール(FPD 画像制御装置)
<FPD 搭載回診用 X 線撮影装置
一式>
①X 線高電圧発生装置
②X 線管装置および X 線管保持機構
③平面検出器(FPD)および画像処理装置
④走行機構
⑤本体およびその他
<X 線コンピュータ断層撮影装置
一式>
①X 線コンピュータ断層撮影装置
②造影剤注入用システム
③画質管理システム
④3D ワークステーションシステム
⑤患者監視用システム
⑥放射線情報システム接続用インターフェース
⑦病院情報システム接続
<MRI 対応
パルスオキシメータ/自動血圧計
MRI 対応 パルスオキシメータ/自動血圧計
<手術用顕微鏡システム
①手術用顕微鏡
②HD 録画装置
一式>
一式>
3. 技術的要件
<外科 X 線撮影システム>
1)X 線テレビシステム本体に係る性能・機能等の必要条件は、下記に示す要件の通りである。
1-1
透視撮影台は以下の要件を満たすこと。
1-1-1.オーバーチューブ方式の透視撮影台であること。
1-1-2.寝台の昇降機能を有し、最低高さは床面から 55cm 以下であること。
1-1-3.寝台の起倒範囲は+90°(立位)~-90°(逆傾)以上であること。
1-1-4.寝台起倒速度は最大 15 秒/90°以下であること。
1-1-5.映像系長手方向の移動範囲は 133cm 以上であること。
1-1-6.X 線斜入角度は+35°~-35°以上であること。
1-1-7.天板はサイドフレームの少ないシームレス設計で完全なフラット天板であること。
1-1-8.天板の大きさは長さ 235cm×幅 76.5cm 以上であること。
1-1-9.SID(X 線管焦点~FPD 面撮影距離)は最大 140cm 以上可変できること。
1-1-10.寝台側面に天板・映像系を操作できるコントロールパネルを有すること。
1-1-11.グリッド着脱機能を有すること。
1-1-12.左右非対称(単動)でコリメーションできること。
1-2
X 線高電圧装置は以下の要件を満たすこと。
1-2-1.X 線制御方式は周波数 50kHz 以上のインバータ方式であること。
1-2-2.公称最大電力は 80kW 以上であること。
1-2-3.最大管電圧は 150kV 以上であること。
1-2-4.最大管電流は 1000mA 以上であること。
1-2-5.被ばく低減のため、パルス透視機能を有すること。
1-2-6.被ばく管理のため、モニタ上に被ばく線量の計算値を表示できること。
1-2-7.接続可能な X 線管装置数は 2 本以上で、第 2 管球は一般撮影用途として使用できる
こと。
1-2-8.一般撮影用途で使用する際には、X 線 TV 装置本体とは別に第 2 管球用のコンソール
を備えること。
1-3
X 線管装置は以下の要件を満たすこと。
1-3-1.最大陽極熱容量は 600kHU 以上であること。
1-3-2.焦点サイズは小焦点 0.7mm 以下、大焦点 1.2mm 以上を有すること。
1-4
平面検出器(FPD)は以下の要件を満たすこと。
1-4-1.FPD の X 線変換方式は間接変換方式であること。
1-4-2.FPD の最大視野サイズは 17×17 インチ以上で、5 視野以上の切り替えが可能である
こと。
1-4-3.FPD のピクセルサイズは 148μm 以下であること。
1-4-4.FPD の有効画素数は最大視野時に 2840×2840 マトリックス以上であること。
1-4-5.FPD の濃度分解能は 16bit 以上であること。
1-5
デジタル画像処理装置は以下の要件を満たすこと。
1-5-1.透視画像の表示レートは 1024×1024 マトリックス、30f/s 以上であること。
1-5-2.透視画像のラストイメージホールド機能を有すること。
1-5-3.デジタル透視記録機能を有し、15f/s の収集レートで 1 分以上の記録が可能であり、
既存の医療用データマネジメントシステム(Clio)に接続・保存が可能であること。
1-5-4.収集した画像はデジタル画像処理装置の HDD の他、CD または DVD への保存が可能で
あること。
1-5-5.CD または DVD の画像は簡易参照ビューワを同時に書き込むことで DICOM ビューワの
ない Windows PC でも閲覧可能なこと。
1-5-6.黒潰れやハレーションを効率良く抑えるためのデジタルフィルタ処理機能を有する
こと。
1-5-7.マルチ表示、サイクリック表示、白黒反転、上下反転、左右反転、ガンマ補正、距
離・角度計測の画像処理機能を有すること。
1-5-8.X 線テレビシステムは DICOM サービスである Storage、MWM、MPPS に対応し、既存
PACS(GE)
、検像端末(Array)、RIS(infocom)と接続すること。
1-5-9.上記 DICOM 転送は透視・撮影中でも同時並行処理で、アノテーションなどの処理を
加え転送可能であること。
1-5-10.スロット方式の長尺撮影機能を有すること。また本長尺撮影機能は撮影の始点と終
点をセットした後、結合再構成から画質調整、モニタ表示までをフルオートで行え
ること。
1-5-11.将来的にトモシンセシス(デジタルマルチスライス断層)を実装できること。また
本デジタル断層機能は 1 回の断層走査で任意の裁断面を再構成できること。
1-5-12.長尺撮影およびトモシンセシス撮影にて発生した全ての画像は PACS、もしくは医
療用データマネジメントシステム(Clio)に保存できること。
1-6
X 線 TV モニタは以下の要件を満たすこと。
1-6-1.操作室内は 19 インチ以上の高輝度モノクロ液晶モニタを有し、収集中の透視・撮影
画像を表示するライブ画像表示用と参照画像を表示するリファレンス画像表示用各
1 台ずつ有すること。
1-6-2.検査室内は 19 インチ以上の高輝度モノクロ液晶モニタを有し、収集中の透視・撮影
画像を表示するライブ画像表示用と参照画像を表示するリファレンス画像表示用
各 1 台ずつ有すること。
1-6-3.検査室内には上記近接モニタ(2 面)台車および近接操作卓を有すること。
2)
一般撮影システム(第 2 管球)に係る性能・機能等の必要条件は、下記に示す要件の通りで
ある。
2-1
一般撮影(第 2 管球)用コンソールは以下の要件を満たすこと。
2-1-1.APR は 672 種類以上の撮影条件を記憶でき、検査部位および撮影方法や撮影方向の
項目を分類できること。
2-1-2.一連の撮影に対して、多方向の撮影条件を個々にプログラムできるシーケンスプロ
グラムを有すること。
2-1-3.一連の撮影に対して、一方向の撮影後に自動的に撮影条件記録が切り替わる機能を
有すること。
2-1-4.X 線条件設定画面にはタッチパネル式カラー液晶を採用していること。
2-1-5.自己診断機能を有すること。
2-1-6.X 線条件の変更方法はハイブリッドダイヤルを採用していること。
2-1-7.レディアップ、X 線照射などの表示状態はイルミネーションまたはカラータッチパ
ネルで視認できること。
2-1-8.撮影条件の表示には英字、数字、かな文字、漢字、象形文字にて可能なこと。
2-1-9.X 線管許容負荷管理、熱量管理(HU 管理)を行っていること。
2-1-10.被曝管理のため、被曝線量の計算値を表示できること。
2-2
天井走行式 X 線管保持装置は以下の要件を満たすこと。
2-2-1.天井走行式 X 線管懸垂器の操作部にはタッチパネル式カラー液晶パネルを採用して
いること。
2-2-2.操作パネル表示部は管球回転に追随し、自動的に切り換え(90°回転)が可能であ
ること。
2-2-3.操作パネル表示部で撮影条件の設定、変更が可能であること。
2-2-4.操作パネルでの APR 連動が可能であること。
2-2-5.X 線管の上下ストロークは 1600mm 以上であること。
2-2-6.X 線管焦点が床下から 400mm 以下(据付天井高さが 2850mm の時)であること。
2-2-7.X 線管の長手動移動量は、2950mm 以上であること。
2-2-8.X 線管の横手動移動量は、1200mm 以上であること。
2-2-9.X 線管の垂直軸回りの回転は±180°以上であり、任意の角度で電磁ロック固定が可
能であること。また連続可変の際には 90°ごとに一旦停止するピンストップ機構を
有すること。
2-2-10.X 線管の水平軸回りの回転は+120°~-180°以上であり、任意の角度で電磁ロッ
ク固定が可能であること。また連続可変の際には 0°および±90°ごとに一旦停止
するピンストップ機構を有すること。
2-2-11.天井走行式 X 線管懸垂器はアルミ製の天井レールを採用していること。
2-2-12.天井走行式 X 線管懸垂器のブレーキ解除ボタンはカスタマイズできること。
2-2-13.天井走行式 X 線管懸垂器の支柱部には垂直軸回りの回転、オールフリーボタン、コ
リメータランプ点灯ボタンを有すること。
2-2-14.天井走行式 X 線管懸垂器を特定の SID や立位撮影スタンドおよび臥位撮影テーブル
のセンターに移動した際、自動的に停止する機能を有すること。
2-2-15.APR に連動し、リモコン操作で予め登録した位置まで天井走行式 X 線管懸垂器が移
動できるオートポジショニング機能を有すること。
2-2-16.上記オートポジショニング機能は天井走行式 X 線管懸垂器の長手動、横手動、上下
動、水平軸回りの回転の 4 軸以上の動作が可能であること。
2-3
X 線管装置について、以下の要件を満たすこと。
2-3-1.焦点サイズは小焦点 0.6mm 以下、大焦点 1.2mm 以上を有すること。
2-3-2.最大陽極熱容量は 400kHU 以上であること。
2-3-3.ターゲット角度は 16°以上であること。
2-3-4.最大対称照射野は SID100cm の時、420×420mm 以上であること。
2-3-5.レディ状態まで起動時間は 1.0 秒以内であること。
2-4
自動可動絞りについて以下の要件を満たすこと。
2-4-1.絞りの回転は±45°以上であること。
2-4-2.光照射野の点灯時間は 30 秒以上であり、自動消灯するタイムスイッチを有すること。
2-4-3.選択した APR に応じて、自動的に 3 種類以上のフィルターが切り替わる機能を有す
ること。
2-4-4.被検者への安全対策として放射口周囲にクッションカバーを有すること。
2-5
立位撮影スタンドについて以下の要件を満たすこと。
2-5-1.受像部(アゴ受け部上端)~床面間距離が 627mm 以下であること。
2-5-2.受像部の上下ストロークは 1500mm 以上であること。
2-5-3.自動露出機構を備え、4 採光野以上のホトタイマ受光部を有すること。
2-5-4.被ばく低減のためグリッド着脱機構を有すること。
2-6
臥位撮影テーブルについて以下の要件を満たすこと。
2-6-1.天板の大きさは 810mm×2050mm 以上であること。
2-6-2.天板の材質は位置決めしやすいようにカーボン天板であること。
2-6-3.天板の昇降範囲は最低位が 355mm 以下、最高位が 905mm 以上であること。
2-6-4.天板スライドは長手方向に 850mm 以上、短手方向に 250mm 以上であること。
2-6-5.受像部の移動量は 400mm 以上であること。
2-6-6.天板の耐荷重は 160kg 以上であること。
2-6-7.自動露出機構を備え、1 採光野以上のホトタイマ受光部を有すること。
2-6-8.被ばく低減のためグリッド着脱機構を有すること。
2-7
平面検出器(FPD)について以下の要件を満たすこと。
2-7-1.視野サイズが 42×42cm 以上の最新の FPD を 2 枚、24×30cm 以上の最新の FPD を 1
枚(後日納入可能)付属すること。
2-7-2.FPD は高感度な CsI を用いた間接変換方式であること。
2-7-3.FPD は鮮鋭度向上のため X 線照射側(前面)からデータを読み取る構造であること。
2-7-4.FPD の読み取り画素サイズは 150μm 以下であること。
2-7-5.FPD の読み取りグレーレベルは 16bit 以上であること。
2-7-6.撮影後 3 秒以内にプレビュー画像が表示できること。
2-7-7.バッテリーは着脱可能で、バッテリー交換ができること。
2-7-8.バッテリーチャージャーとバッテリー予備 3 個を有すること。
2-7-9.有線運用時にはバッテリーの充電ができる機能を有すること。
2-7-10.重量は 4.5kg 以下であること。
2-7-11.本体に状態を表示する LED を備えること。
2-7-12.インチサイズでのトリミング機能を有すること。
2-7-13.起動時に自動で X 線照射無しによるキャリブレーションが行えること。
2-7-14.X 線照射を自動検出する機能を有すること。
2-7-15.FPD の全面耐荷重は 310kg 以上、スポット耐荷重は 160kg 以上であること。
2-8
DR コンソール(FPD 画像制御装置)について以下の要件を満たすこと。
2-8-1.21.3 インチ以上の液晶カラーディスプレイで操作できること。
また、モニタ表示は DICOM GSDF カーブに対応していることとし、受け入れ試験を行
うこと。
2-8-2.1 台の DR コンソールで FPD と既設 CR カセッテ読取装置を制御できること。
2-8-3.写損を含むすべての画像データを一定期間 Raw Data で保存し、再規格化などの処理
が行えること。
2-8-4.読取りデータに対し画像順を入れ替える機能を有すること。
2-8-5.自動濃度補正手法は EDR(Exposure Data Recognizer)機能を用いていること。
2-8-6.画像処理として、マルチ周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、ノイズ抑制処
理、グリッド除去処理が行えること。
2-8-7.FPD と CR で同一の画像処理が行えること。
2-8-8.保存した画像データに対して、トリミング、黒化処理、アノテーション、マーカ入
力等を行う編集機能を有すること。
2-8-9.マーカについては既存システムと同様のものを用意すること。
2-8-10.トリミング、黒化処理はメニュー毎に自動で処理が可能なこと。
2-8-11.X 線の照射野領域を自動認識し、最適な画像サイズに自動トリミング出来ること。
2-8-12.任意サイズおよびフイルムサイズの自動トリミングが出来ること。
2-8-13.日本語(ひらがな・カタカナ・漢字)に対応していること。
2-8-14.既設の RIS(NEC/infocom)と DR コンソールを接続しオーダー情報の取得、撮影実
績情報の送信を行える環境を構築すること。
2-8-15.一般撮影システム(DR コンソール)は DICOM サービスである Storage、MWM、MPPS
に対応し、既存 PACS(GE)
、検像端末(Array)、RIS(infocom)と接続すること。
2-8-16.既設ドライレーザーイメージャと DR コンソールを DICOM 形式で接続し、フイルム
プリントが行える環境を構築すること。
<FPD 搭載回診用 X 線撮影装置>
1-1
X 線高電圧発生装置は以下の要件を満たすこと。
1-1-1.制御方式はインバータ方式であること。
1-1-2.最大出力は 32kW 以上であること。
1-1-3.定格出力は 16kW 以上であること。
1-1-4.撮影管電圧調整範囲は 50~125kV 以上とし、ステップ幅は 1kV 以内であること。
1-1-5.最大管電流は 400mA 以上であること。
1-1-6.管電流時間積(mAs)は 0.32~320mAs 以上の設定範囲を有すること。
1-2
X 線管装置および X 線管保持機構は以下の要件を満たすこと。
1-2-1.焦点は 2 焦点以上を有し、サイズは小焦点 0.7mm 以下、大焦点 1.2mm 以上であるこ
と。
1-2-2.最大陽極熱容量は 122kHU 以上であること。
1-2-3.焦点の上下移動範囲は床面から 75~201cm 以上の範囲を有すること。
1-2-4.支柱高さは 178cm 以下であること。
1-2-5.支柱旋回範囲は±270°以上であること。
1-2-6.X 線管回転は+180°~-135°以上であること。
1-2-7.X 線管水平軸回転は-10〜90°以上であること。
1-2-8.保持機構はテレスコピック方式であること。
1-2-9.アームロック方式は電磁ロック方式であり、片手での操作が可能であること。
1-3
平面検出器(FPD)および画像処理装置は以下の要件を満たすこと。
1-3-1.検出器は最新のワイヤレス FPD(フラットパネルディテクタ)であること。
1-3-2.ワイヤレス FPD の検出器タイプは CsI であること。
1-3-3.ワイヤレス FPD の視野サイズは 42×42cm 以上であること。
1-3-4.ワイヤレス FPD の有効画素数は 2816×2816 マトリックス以上であること。
1-3-5.ワイヤレス FPD の画素ピッチは 150μm 以下であること。
1-3-6.ワイヤレス FPD の外形寸法は 460×460×16mm 以下であること。
1-3-7.ワイヤレス FPD の質量は、4.2kg 以下であること。
1-3-8.画像処理装置は本体一体型であること。
1-3-9.画像表示および操作を行う表示部は 15 インチ以上の液晶タッチパネルであること。
1-3-10.本体への画像保存容量は 4000 枚以上であること。
1-3-11.画像処理装置は日本語対応であること。
1-3-12.FPD 撮影とカセッテ撮影の切り替えが可能であること。
1-3-13.院内 DICOM ネットワークと接続し、患者情報の読込み、画像送信に対応が可能であ
ること。
1-3-14.DICOM ストレージにより送信される画像の DICOM ヘッダーに、実際の撮影条件が自
動で記録されること。
1-3-15.FPD 用バッテリーチャージャーとバッテリー予備 3 個を有すること。
1-4
走行機構は以下の要件を満たすこと。
1-4-1.電動による駆動方式であること。
1-4-2.ブレーキ方式はデッドマン方式であること。
1-4-3.最大走行速度は前進、後進とも 4.8km/h 以上であること。
1-4-4.装置の前方に自動停止バンパーを有し、障害物に衝突した際に自動的に駆動回路が
遮断される機能を有すること。
1-5
本体は以下の要件を満たすこと。
1-5-1.装置サイズは全幅 58cm 以下、全長 122cm 以下であること。
1-5-2.総重量は 460kg 以下であること。
1-5-3.コリメータでの本体移動操作が可能であること。
1-5-4.ワイヤレス FPD に取り付け可能なキャップ式グリッドを有すること。
1-5-5.バーコードリーダーを搭載し、当センター指定のバーコード様式にて患者 ID を読み
取り、患者リストを検索できること。
1-5-6.被ばく管理のため、被ばく線量の計算値を表示できること。
1-5-7.X 線管から被験者表面までの距離 を表示する機能を有すること。
1-5-8.関係者以外の操作を防止するためにキーレスエントリー機能を有すること。
1-5-9.本体前面にハンドスイッチを増設すること。
1-5-10.防護衝立を有し、走行時収納できること。
1-5-11.電源方式はコードレス方式であること。
1-5-12.院内ネットワーク接続には有線と無線の両接続が可能であること。
1-5-13. 当センター指定の周波数帯にて HIS 端末とリモートデスクトップ接続を可能にす
ること。
< X 線コンピュータ断層撮影装置>
1.X 線コンピュータ断層撮影装置
1-1. CTスキャナ本体
1-1-1.
X 線管球と検出器が一体となって連続回転する第三世代方式であること。
1-1-2.
撮影方法はコンベンショナルスキャンおよびらせん状スキャンができること。
1-1-3.
ガントリー開口部は 750mmΦ以上であること。
1-1-4.
制御卓からガントリーの角度付けをおこなえること。
1-1-5.
ガントリー傾斜角は、前後ともに 30 度以上であること。
1-1-6.
ガントリーに呼吸息止め指示スピーカー(オートボイス)を有していること。
1-1-7.
ガントリーにモニタ表示機構(氏名/心電計など)があること。
1-1-7.
短時間に検査を実施するためには、一回転、0.35 秒以下で撮影できること。
1-2. 検出器システム
1-2-1.
X 線検出器の体軸方向の列数は 80 列以上の固体検出器であること。
1-2-2.
X 線検出器の体軸方向撮影範囲は 40mm以上であること。
1-2-3.
断層厚は、正確な三次元画像を作成するために、最小断層厚が 0.5mm以下である
こと。
1-2-4.
CT値測定範囲は、-1000HU以下 ~ +10000HU以上の広範囲を測定できるこ
と。
1-2-5.
最大ビューレートは秒間 2,500 ビュー以上であること。
1-2-6.
空間分解能は 18lp/cm 以上であること。
1-3.
X 線管装置
1-3-1.
X 線管に高負荷をかける検査ができるように、管球熱容量は 7.5MHU以上である
こと。
1-3-2.
X 線管球の最大陽極冷却率は 1,000kHU/分以上であること。
1-3-3.
X 線管電流は最小 10mA から最大 600mA 以上が選択可能であること。
1-3-4.
連続螺旋状スキャンは最大 100 秒以上が可能であること。
1-3-5.
検査部位に適した管電圧を選択するために、3 段階以上の管電圧が選択可能なこと。
1-3-6.
被曝線量及び異状影を軽減できるように、管電流自動制御システムを有すること。
1-3-7.
管球保障は、スキャン数に関係なく 1 年以上又はそれと同等の保障があること。
1-4.
寝台
1-4-1.
高齢者や体の不自由な受診者を検査台に誘導するために床面からの天板最低高は、
450mm以下であること。
1-4-2.
検査時、受診者の安全を確保のために、固定ベルトを装着できる機構を有するこ
と。
1-4-3.
天板移動の再現性は±0.25mm以下であり、荷重 250kg 以上において保証されて
いること。
1-4-4.
広範囲を撮影するために、寝台撮影範囲が 1500mm以上であること。
1-4-5.
寝台は、状態が悪い患者へサポートツールとして寝台が左右に可動出来る機能で
あること。
1-5.
操作コンソール
1-5-1.
操作コンソールモニタは 19 インチ以上の操作用、診断用各々独立したカラーモニ
タ 2 台を有すること。
1-5-2
撮影コンソール用の机と椅子を用意すること。
1-5-3.
検査条件設定
1-5-3-1.
検査の効率化を計るために、予め必要な検査手順を登録できること。
1-5-3-2.
マルチ螺旋状スキャン時の画像再構成時間は最短 60 画像/秒以上であること。
1-5-3-3.
造影検査施行時にボーラストラッキング法かテストインジェクト法のいずれ
もが使用できること。
1-6.
画像保存
1-6-1.
一日の検査人数や画像枚数が増加するために、一次画像保存用磁気ディスクには
50 万画像(512×512 マトリクス)以上保存ができること。
1-6-2.
一時的に生データを保存するための容量は 4,000 回転分以上であること。
1-6-3.
DVD に生データを保存できること
1-7.
CT 画像処理システム
1-7-1.
3 次元画像処理機能を有すること。又、3 次元画像処理機能は、ボリュームレンダ
リング処理、MPR、CPR、最大値投影法、最小値投影法を有していること。
1-7-2.
本体装置で、任意断層面の画像再構成ができること。
1-7-3.
領域抽出、除去機能を有しボリュームデータから血管描出や骨除去ができること。
1-7-4.
ボリュームレンダリング法を用いたフルカラー3 次元画像処理機能を有すること。
1-8. 心臓 CT 検査システム
1-8-1.
画像収集と心電波形を同時に収集する撮影方式であること。
1-8-2.
ガントリの回転速度は、フルスキャンで 0.35 秒以下であること。
1-8-3.
データ収集方式は、プロスペクティブスキャンとレトロスペクティブスキャン方式
ができること。
1-8-4.
再構成時には、最適な心位相の自動選択機能を有すること。
1-8-5.
心電計同期撮影時の被ばく低減用に自動管電流調整機能を有すること。
1-8-6.
被験者の安全性を考慮し、撮影中に心電波形をオペレーションモニタ上で観察でき
ること。
1-8-7.
同期による位相検索は絶対値、相対値法(最適位相自動選択機能)の両方ができる
こと。
1-8-8.
心血管自動表示システムと心血管解析システム、心機能解析システムを有すること。
1-9. その他のアプリケーションソフトウェアおよび付属品に関して、以下の要件を満たすこ
と。
1-9-1.
リアルタイム画像再構成によるモニタリングを行いながら、造影剤の流入を CT 値
で検知し、自動的に螺旋状スキャンを開始する機能を有すること。
1-9-2.
螺旋状スキャン中にリアルタイム画像再構成が行えるソフトウェアを有すること。
1-9-3.
被写体のコントラストを劣化させることなく画像ノイズを低減することが可能な
量子フィルタを有し、被ばく低減の検査が可能であること。
1-9-4.
らせん状スキャンにおいて被曝低減を目的とした自動 X 線量コントロール機能
(AEC)を有すること。
1-9-5.
生データを用いた逐次近似応用再構成法の機能を有していること。
1-9-6.
1-9-4、1-9-5 が連動して行える機能を有していること
1-9-7.
造影剤注入器と連動し、撮影の開始および停止をする機能を有していること。
1-9-8.
CT ガイド下(以下、CT 透視)にて穿刺による生検が行えるシステムを有すること。
1-9-9.
撮影テーブルを連続的に往復させてヘリカルスキャンが行えること。
1-9-10. 螺旋状スキャンにおいて管電圧の異なるデータを連続収集するデュアルエネルギ
ースキャンが可能であること。
1-9-11. デュアルエネルギースキャンの結果から、造影剤の分布マップを作成が可能なこと。
1-9-12. デュアルエネルギースキャンの結果を用い、80kV 以下~135kV 以上相当の任意の
kV の画像を追加スキャンなしに得られること。
1-9-13. 脳血流解析用アプリケーションを有すること。
1-9-14. 螺旋状スキャンにおいて単純撮影と造影撮影の回転軌道を同期して撮影し、撮影後
に自動位置合わせを行った上でサブトラクションを行えるシステムを有すること。
1-9-15. 肺塞栓の領域、血栓の評価を行うために、非造影・造影データを自動で肺野領域抽
出と非線型位置合わせを行いサブトラクションが可能なこと。
1-9-16. 気管支や消化器の仮想内視鏡表示が可能であること。
1-9-17. 骨腫瘍等の疾患に対し、非造影・造影画像間でサブトラクションを行い、造影され
た腫瘍や浮腫の描出が可能なこと。
1-9-18. アンギオ室の既存東芝製 CT 装置(AquilionCXL)にパフュージョンソフトをインス
トールすること。
2
造影剤注入用システム
2-1. アンギオ室の寝台にインジェクタ(最大注入圧 1200psi、2シリンジタイプ)を当セ
ンター指定の場所に取り付けること。
2-2. 設置時点での最新製品を導入すること。
2-3. 造影剤注入プロトコールを注入制御器に付属する CF カードに保存して運用できるこ
と。
3
画質管理システム
3-1.
いつでも正確な診断画像を得るため、CT 装置の管理を行う必要があり、規格に準拠
した性能評価ができること。
3-2. 毎日の始業前スキャンテスト用ファントム(QA,QC ができるもの)を設置すること。
3-3. 複数の CT 装置を一元管理する為、CT 装置評価システムにおいて画像取得ができるこ
と。
4 3D ワークステーションシステム
4-1. ネットワーク型の CT 用ワークステーション
ZIOSTATION2 を用意すること。
4-2. ワークステーションは CT 本体及び病院画像サーバーと接続できること。
4-3. クライアントは既存のクライアントを含め同時 4 アクセス可能であること。
4-4. ワークステーションのオプションとされるアプリケーションについては、使用者側と
相談して決めること。
5
患者監視用システム
5-1. 検査時の受診者監視をカラー液晶モニタでおこなえること。
5-2. 受診者の安全を確保するために、撮影室における音声監視が常時できること。
5-3.
CT とは別の独立した卓上マイクロフォンを設置すること。
5-4. 危険度の高い検査を行うために、緊急呼び出しボタン(ナースコール)を設置するこ
と。
5-5. 聴覚障害者の検査のために、息止め指示用の表示灯を設置すること。
(機器操作者が手元でオン・オフの操作ができること。)
6
放射線情報システム接続用インターフェース
6-1. 既存の放射線情報システムとの接続が可能であること。
6-2.
CT 本体と放射線情報システム間で患者情報(撮影条件など)を双方向通信ができる
こと。(双方向通信とは、MWM, MPPS、DOSE-SR 等をさす)
7
病院情報システムとの接続
7-1.
病院 PACS、検像システム、既存のワークステーションシステム等との接続を行うこ
と。
7-2.
CT 装置から画像転送時に画像サーバーの選択出来ること。
(画像サーバーとは AW Server,ZIO Server,AQ-net 等、既存のシステムをさす)
7-3. 画像ネットワークの対応は DICOM3.0 規格に準じ、DICOM Q/R 機能(インターフェイ
ス)を有すること。
7-4. 照射線量が DICOM3.0 規格で出力(DOSE SR)出来ること。
<MRI 対応
パルスオキシメータ/自動血圧計>
パルスオキシメータ/自動血圧計は下記の要件を満たすこと。
1-1. 本装置で、経皮的動脈血酸素飽和度と血圧と脈拍数が測定可能なこと。
1-2.
3.0 テスラ以下の MRI 検査室内で使用可能なこと。
1-3. 撮影画像に影響がないこと。
1-4.
100V/60Hz の電源及び充電方式で使用可能なこと。
1-5. 異常時には、表示および音により警告されること。
1-6. 成人および小児で使用可能なこと。
<手術用顕微鏡システム>
手術用顕微鏡システムは下記の要件を満たすこと。
1
手術用顕微鏡
1-1.手術用顕微鏡鏡器部
1-1-1.対物レンズから接眼レンズに至る全光学系は、アポクロマート光学系であること。
1-1-2.変倍機構のズーム初期設定値やズームスピードは、ユーザー毎に記憶させることが
できること。
1-1-3.フォーカススピードや対物レンズの作業距離の初期設定値を、ユーザー毎に記憶さ
せることができること。
1-1-4.フォーカススピードは、ズーム値に連動して自動的にスピード調整をする機能を有
していること。
1-1-5.フォーカス機構には、その検出精度が±0.5mm 以内のレーザー測光式のオートフォー
カス機能を有していること。
1-1-6.左右側方への分光器にアシスタントスコープを取り付けると、鏡基部を前後方向へ
チルト運動させてもアシスタントスコープの観察位置は不変であること。
1-1-7.電気制御の焦点深度調整用機能を有していること。
1-1-8.外部機器からのビデオ信号(S-Video 信号)を右接眼レンズ内へカラー表示できる
こと。
1-1-9.照明方法は同軸照明で、陰影部に照明を照らす 2 軸照明機構であること。
1-1-10.鏡基部の電動 XY ローテーション運動は、鏡基部の傾きを計算し、常に視軸に対し
てローテーション運動が可能なように、3 軸を同時に動かす機能を有していること。
1-2.光源装置
1-2-1.光源装置は 300W のキセノンランプモジュールを 2 個搭載していること。
1-2-2.バックアップのキセノンランプモジュールへの交換操作は、3 ステップ(蓋を開け
る+レバーを引く+蓋を閉じる)で完結すること。
1-2-3.キセノンランプの推定寿命がシステム上へ表示可能であること。
1-3.サスペンションシステム
1-3-1.カラー表示可能な HD グラフィックタッチスクリーンディスプレイをサスペンショ
ンシステム部へ装備していること。
1-3-2.サスペンションシステムはオーバーヘッドポジショニングが可能であること。
1-3-3.システム全体のオートバランス調整は、HD グラフィックタッチスクリーン上のタッ
チ操作 1 つで完結すること。
1-4.内蔵カメラシステム
1-4-1.ケーブル類がシステムの外部に露出されないこと。
1-4-2.HD グラフィックタッチスクリーンへは、鏡基部に内蔵された 3chip HD カメラのカ
ラー映像を出力することができること。
1-4-3.キャプチャリングされたデジタル静止画は、TIFF, JPEG, BMP ファイルから選択し
て記録することができること。
1-4-4.キャプチャリングされたデジタル静止画は、システムに格納された USB ポートを介
して USB 記録媒体へ記録することができる。
1-5.その他
1-5-1.術中腫瘍観察が可能な機能を有していること。
1-5-2.術中血管観察が可能な機能を有していること。
1-5-3.術中の音声録音をする機能を搭載可能であること。
1-5-4.総合倍率を 1.5 倍に上げるフォルダブルチューブが搭載可能であること。
1-5-5.ナビゲーションシステムとの接続インターフェースを標準装備していること。
2 HD 録画装置
2-1.HD 映像記録装置
2-1-1.HD 録画装置は内蔵ハードディスク容量が 150 ギガバイト以上を有し、また外付け
ハードディスクにも録画が可能であること。
2-1-2.HD 録画装置はS端子を有する血管造影装置の映像を録画することができること。
2-1-3.HD 録画装置の画質レベルは 3 段階から選択が可能であり、画像記録方式はMPEG
4 で保存が可能であること。
2-1-4.モニターの表示解像度は水平 1920×垂直 1080 ドットであり、液晶パネルのサイズは
25 インチであること。
4.技術的要件以外の要件
1.搬入及び設置工事において、以下の要件を満たすこと。
1-1. 共通
1-1-1.納入予定機器は、機器設置指定場所に、すべて納まること。
1-1-2.調達物品の搬入,据付,配管,配線及び調整は,診療業務に支障をきたさないよう
当センターの職員と協議の上,その指示に従うこと。
1-1-3.機器の設置に伴う運搬、搬入、据付、調整、使用可能な状態での引渡しを受けるた
めの役務等の費用は一切受注者の負担とすること。
1-1-4.建物に破損が生じた場合、受注者の責任において現状に復旧すること。
1-1-5.設置完了後、当センター職員の立会いのもとに、仕様内容や始動の確認等について
検査を受けること。
1-1-6.
当センターが用意した1次側電源以外に必要となった場合の電源設備、給排水設
備、空調設備、通信設備を全て受注者の負担とすること。
1-2.外科 X 線撮影システム
1-2-1.当センター所有の既存システムを撤去及び引取をすること。引取をした機器を廃棄
する場合はマニフェストのコピーを後日センターに提出すること。
1-2-2.撮影室のレイアウトについて、設計図を用いた提案を行い当センターの職員と協議
して決めること。
1-2-3.撮影室および操作室の設備等の工事は、当センターと協議して行うこと。
1-2-4.撮影室内にパン・チルト・ズームができるカメラ(2式)を設置し、操作室から撮
影室内を監視できること。
1-2-5.撮影に必要な補助具について当センターの職員と協議して用意すること。
1-2-6.使用に必要な関係法令上の許可を得るために、線量計算等の必要な資料の作成を行
うこと。
1-2-7.当センターの病院棟2階外科脊椎撮影室に設置すること。
1-3.
X 線コンピュータ断層撮影装置
1-3-1.
CT 装置に必要な電源設備や冷却設備、空調設備等を備えるように工事すること。
1-3-2.
撮影室および操作室の設備等の工事は、当センターと協議して行うこと。
1-3-3.
術者の被曝を軽減するため、X 線防御用アクリル板を天井から吊るすこと。
1-3-4. 大阪府立成人病センターの指定場所(第 3CT 室)に設置すること。
1-3-5. 第 3CT 室の既存東芝製 CT 装置(AquilionCXL)を第 2CT 室に移設すること。
1-3-6.
該当 CT の移設据付,配管,配線及び調整は,当センターの診療業務に支障をきた
さない
よう当センターの職員と協議の上,その指示に従うこと。
1-3-7. 第 2、3CT 室の内壁や床等、修復が必要な部分については手直しを行うこと。
1-3-8.
アンギオ室の既存インジェクタ(根本杏林堂 GX7)を第 3CT 室に移設し、圧監視機
能を追加、取手を装着し天井から吊り下げること。
1-3-9.
第 3CT 室既存のインジェクタを第 2CT 室に移設し、天井から吊り下げること。
1-3-10. アンギオ室の既存インジェクタを撤去後、既存防護板を当センターが指定する場
所に移設すること。
1-3-11 . X 線 コ ン ピ ュ ー タ 断 層 撮 影 装 置 及 び 第 2CT 室 に 移 設 す る 東 芝 製 CT 装 置
(AquilionCXL)については、使用に必要な関係法令上の許可を得るために、線量
計算等の必要な資料の作成を行うこと。
1-4.
FPD 搭載回診用 X 線撮影装置
1-4-1. 既存の無線アクセスポイントと同等のアクセスポイントを当センターが指定する
14 箇所に設置すること。
1-4-2.病院棟2階放射線診断科に設置すること。
1-5. MRI 対応 パルスオキシメータ/自動血圧計
1-5-1.MR検査室に設置すること。
1-6.手術用顕微鏡
1-6-1.病院棟3階
2.
中央手術室に設置すること。
研修およびサポート体制
2-1.
操作マニュアル(日本語版)は、全ての機器において 3 部提供すること。
2-2. X 線コンピュータ断層撮影装置については、診療放射線技師 1 名を受注者の研修施設
でトレーニングを行うこと。
2-3.X 線コンピュータ断層撮影装置については、引渡し後、7 営業日は装置技術者を現場
に常駐させることとし、操作法についての疑問が生じた場合、アプリケーション説明
技術員の派遣を迅速におこない対応すること。
2-4. 引渡し後、速やかに研修会を開き操作技術習得に務めること。当センターが求める
場合には、メーカーによる研修会を開くこと。
3.
故障支援体制
3-1. 外科 X 線撮影システム及び X 線コンピュータ断層撮影装置については、リモートメン
テナンス機能を有すること。
3-2. 故障時、通報を受けた際は迅速に対応すること。特に外科 X 線撮影システム及び X 線
コンピュータ断層撮影装置については 2 時間以内に、回診用 X 線撮影装置については 5
時間以内に現場対応できる体制であること。
3-3. 年間を通じて、24 時間のサービス体制が確立されていること。(MRI 対応
パルスオ
キシメータ/自動血圧計及び手術用顕微鏡システムを除く)
3-4. 受注者は契約機器のアフターサービス・メンテナンスの窓口となる当該機器の購入元
を当センターに通知すること。
3-5.納入後 1 年間は、通常使用により故障した場合の無償保証に応じること。
4.
その他
4-1.医薬品医療機器等法で定められている製品の承認を得ている医療機器であること。
4-2.納入後当該機器が製造中止になった場合でも X 線コンピュータ断層撮影装置において
は 10 年間、手術用顕微鏡システムにおいては6年間部品の供給を行うこと。
4-3.当センターは平成 29 年3月に新築移転する予定である。移転先への搬出、搬入、据
付、調整等を行うこと。なお、この費用は本調達には含まない。
5.
納入場所
大阪府大阪市東成区中道一丁目3-3
独立行政法人大阪府立病院機構
大阪府立成人病センター
6.納入期限
平成 27 年 3 月 31 日
Fly UP