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江口 さちよ
STAFF STORY OF SACHIYO EGUTCHI 芦屋店 スタイリスト 江口 さちよ 私は美容の仕事がしたいと気づくのに少し時 間がかかりました。夢が叶って、初めてカット に入らせていただいた時には、お客さまも私も 緊張でひきつっていました。 あれから1 0 年が経ち、途中、体調を崩し てお休みしていたこともあるのですが、今は、 美容と主婦を両立させています。 最近は、 「年配の人がいて落ち着くわ」 「結婚 してから会話が変わったね」と言われることも 増えてきました。いつの間にか、スタッフ最年 長かとしみじみ感じることもありますが、主婦だ からこそ分かることもあると思いますし、逆に美しい年のとり方をしたいと思 っています。 心から思っていることは、もっと、もっとお客さまと触れ合ってご満足いた だけるように自分を磨いていきたいということ。 大切にしているのは、本心を打ち明けていただけるような環境づくりや、 自分がしてもらったら嬉しいと思える丁寧で親身な接客です。 お客さまから「イキイキしているね」 「楽しかった」 「元気がもらえた」 「気 配りが良かった」など、ご評価をいただけた時には、すごく嬉しくなります し、 「こちらこそありがとうございます」という気持になります。 私にとってはサロンにいることがすごく楽しくて、どんなに調子が悪くても 1 お店にくると元気になってしまいます。 そして、これからの目標は以前からのお客さまにはもっと好きになっていた だいて、更には、大切な方のためにご紹介をいただけるような美容師にな ることです。 目つきは少しキツくて人見知りに感じることもあるかもしれませんが、心は 外見と違います。あと、初対面の方にはビビリなところもありますが、真剣 に取り組みますので、髪のこと、スタイルのことどうぞ、お気軽にご相談下 さいませ。 美容との出逢いについては、今でも続いているのですが、両親が3 代目 になる美容室を経営していました。 子供の頃は、学校から帰るとお客さまと両親がお店でお茶を飲みながら 仕事をしているという感じで、ほのぼのとした光景を見て育ちました。いつ も、楽しかったですし、和気あいあいとしていて「こんなんいいな」と思っ ていました。 そして、大学にも行かせてもらって、仕事を決める時期になった時に選ん だのは広告の製作や映像の編集をする会社でした。両親が推薦してくれ たから、それが一番だと思ったのです。 ところが、仕事は楽しかったのですが、O L をしながら「自分はこの職 場でこのままでいて良いんだろうか?」という疑問が大きくなっていきまし た。美容師がしたいという気持が強くなっていったのです。 そして「美容師になる!」と親に宣言。心の中には「一生の仕事は、や 2 っぱり親の背中を見て育った美容師しかない、第2 の人生を今から進む ぞ」という決決意を秘めていました。 ところが、大変だからと親は大反対。喜ぶと思っていたのに何で反対す るん!?とびっくりしてしまいました。 けれども、親戚にはこっそりと私が美容師になりたいと言ったことを連絡し ていたのです。最後は「もう、逃げられへんで」といわれ、またもや「え ー!!」とびっくり。実は、嬉しかったんだと思いました。 a s h a との出逢いは、専門学校で「世界チャンピオンになった下地宏 和さんがお店をオープンします。インターン生募集」というチラシを見たこ とがきっかけでした。 すごいお店なんやと思って「ここに行きたいです」と先生に相談すると、 「ここは厳しいからあなたには無理」と反対されてしまいました。 「何であかんの?どんだけ厳しいん?」 。でも、何とかなる、やってみよ うと思っていると、たまたま専門学校の別の先生がa s h a の経理を担当 していて、オーナーに話をしてくれたのです。 そして、面接に行くと、細身で金髪の男性がお店の庭いじりの最中でし た。それが、下地オーナーだったのです。 「めちゃめちゃ男前やん、こんな 男前見たこと無い!」って感動してしまいました。 そして、面接をすると「明日から来て」ということになり「頑張るぞ!」 ってテンションが上がりました。こうして、a s h a での美容人生が始まっ たのです。 3 初めてカットさせていた時には、お客さまが誰だったか覚えていないくらい 必死でした。それが伝わったのか、お客さまもめっちゃ不安そうでした。も っとレッスンしなきゃいけないなって、ひしひしと感じました。 あれから、あっという間の1 0 年。もっと、もっと、勉強してお客さまに喜 んでいただこうと思っています。出逢いを大切にして、一人、一人のお客さ まに真剣に取り組みます。 どうぞ、お気軽に、髪のことスタイルのことご相談下さいませ。 4