...

入賞作品 (PDF 328KB)

by user

on
Category: Documents
15

views

Report

Comments

Transcript

入賞作品 (PDF 328KB)
【最優秀賞】
「自然エネルギーを広めよう」
土沢中学校
鈴木 海渡
うちには井戸がある。5年前に作ったものだ。井戸からくみ上げた水は、
トイレのタンクに繋がり、流すときに使っている。井戸水は、庭の植物の水
やりにも使っている。また、井戸水は汚れた道具や車、僕たちや犬の足を洗
うときに使っている。井戸水の良いところは、地下水なので外気にあまり左
右されない。冬は少し暖かく感じ、夏は冷たくて気持ちが良い。
長く使っていた床暖房が壊れたときに節電について考え、薪ストーブを入
れることにした。ついでに家中のエアコンを全て取り外した。3年前の東日
本大震災のときに、停電で暖房器具が使えなくなったが、薪ストーブなら安
心だ。そんな考えもあった。薪ストーブは最初にお金がかかるけれど、燃料
の薪は近所の人からもらっているから「ただ」だ。けれど、もらった木を薪
にするのが大変だった。家族みんなで木を切ったり割ったり積んだりしてい
る。
6月になると、プランターに種をまき、2階のベランダから網を下げ、緑
のカーテンの準備を始める。前の年にこぼれた種から出た芽を植え替えるこ
ともある。朝顔が伸びてくると網に絡ませてあげる。夏になると朝顔はどん
どん伸びて日差しを遮ってくれる。色とりどりの花が咲くととてもきれいだ。
まさに一石二鳥だ。朝顔の代わりにゴーヤやヘチマ、ヒョウタンを植えたり
することもある。実を取って、食べたり遊んだりすることができる。
生ごみをコンポスターに入れて腐らせ、土にして堆肥に使う。コンポスタ
ーは燃せるごみを減らすことができる。ごみを減らすため、買い物にマイバ
ッグを持って行って、袋をもらわないようにしている。パックに入っている
物をあまり買わないようにするなど、リデュースに取り組んでいる。3Rの
リサイクルとして、紙や空き缶、空き瓶などの資源再生物やプラクル、ペッ
トボトルの分別に積極的に取り組んでいる。3Rの3つ目リユースは小さく
て着られなくなった衣類をいとこからもらったり、弟にあげたりしている。
また、いらない物をバザーに出したり、バザーの品物を買ったりしている。
水の汚れについても考えた。私達が使った水は下水道を通って川に流れる。
だから、川が汚れる。川を汚さないために、汚れた食器やフライパン、特に
油のついたものは布で拭いてから洗っている。布は古くなった衣類やタオル
をリユースしている。
身近な物で電気を作ることについてやってみた。まず、二つの羽で羽に風
が当たると回って、下についているモーターが動いてライトが光る。風を使
った風力発電。次に、昼間ソーラーパネルに光を当てておいて、夜スイッチ
を入れるとライトが光る。太陽の光を使った太陽光発電。どちらも自然から
の力を使った発電だが、小さくてあまり電気が作れなかった。けれど、大き
くしたら家中の電気に使えると思う。
今は、自然エネルギーによる発電よりも原子力による発電の方が多い。原
子力発電は環境に悪い。東日本大震災のときに、福島第一原発であった事故
でその土地に住めなくなった人がたくさんいる。僕のいとこも住んでいた南
相馬市から追い出され、避難所を転々として、今は長野県に住んでいる。自
分がいた土地に住めなくなってしまってかわいそうだと思う。たくさんの人
が被害に遭うような原子力発電はいらないと思う。その代わり環境を汚さず
人にやさしい自然エネルギー発電を広めたい。その第一歩として太陽光発電
について学び、作ってみたい。
【優秀賞】
「今、できることから始めよう」
土沢中学校
小水 香澄
今、日本を含めた世界では環境問題が深刻な課題となっています。私の住
む土沢地域は平塚市の中でも比較的自然の豊かな地域ですが、近年その自然
が少しずつ失われているように感じられます。そこで私は、自然を守るため
にはどうしたら良いか、
「現在行っていること」と「これからできること」に
ついて考えてみることにしました。
まず、一つ目はごみについてです。私が行っていることは、買い物の際は
ビニール袋をもらわずにエコバッグを使ったり、飲み物は買わずに水筒を持
ち歩くようにするなど、些細なことです。皆さんは「使い捨て」という言葉
をよく耳にすると思いますが、使ってそのまま捨てるということは=ごみが増
えるということに繋がります。使い捨てという概念は今では当たり前のよう
になっていますが、少し昔を振り返って「繰り返し使う」ということを心が
けることが大切だと思います。例として、ペットボトルや缶などは捨ててい
る人がほとんどだと思いますが、水筒を捨てることはまず無いと思います。
つまり、繰り返し使える物を使うことで、ごみの量は圧倒的に減っていくと
思います。そして、自然と物を大切にする心も身に付いていくと思います。
二つ目は、水についてです。日本の水質汚染の60%から70%は、生活
排水が原因とされています。普段、何気なく流しているその水こそが、環境
を破壊しているかも知れないのです。私は小学生のとき、家の近くの下水道
がとても泡立っているのを見て、私の家からこんな水が出ているのかとぞっ
としました。それ以来、食器を洗うときは、汚れを拭き取ってから洗ったり、
油を流さないようにするなど、なるべく汚れを流さないような工夫をしてき
ました。生活排水は海や川に流れるわけですから、魚などの生き物や、森や
山などの自然にも影響があります。それを少しずつ改善していくことで、私
達は未来でもおいしい水、美しい自然を見続けることができるのではないで
しょうか。
三つ目は電気についてです。私達の生活において、電気は必要不可欠な存
在です。電気と環境問題にはあまり接点がないと思われがちですが、節電す
ることによって、発電量が減り、二酸化炭素排出量を減らすことができるの
です。例えば、テレビの電源は落ちているか、コンセントは抜いてあるか、
暖房便座を付けっ放しにしていないかなど、確認しなければ分からないこと
も多いはずです。知らず知らずのうちに電気が使われている状態になってい
るかも知れません。一般家庭における二酸化炭素排出量は多くなくても、そ
れが百、千、万と積み重なっていけば大きな数になっています。私の家では、
今年から太陽光発電で電気を作っていますが、家族一部屋で過ごすなどして、
できるだけ節電をし、余った電気を売ることで、自然エネルギーでの生活を
心がけています。
環境問題は自然に起きたことではありません。少なからず、私達人間に原
因があるのです。過去の過ちは精算することはできません。しかし、これか
らできることはたくさんあるはずです。今回挙げた三つのことは、だれにで
もできる小さなことです。しかし、
「ちりも積もれば山となる」ということわ
ざがあるように、どんなに小さなことでも、たくさんの人が継続していくこ
とによって、大きなものになっていくのです。これから、科学が進歩し、環
境問題が無くなっていくかも知れません。しかし、私達がしてきたことは決
して無駄にはならないはずです。この美しい自然を残してくれた私達の祖先
のように、後世にもこの自然を残していけるように。皆さんも今、できるこ
とから始めてみませんか?
【佳作】
「汚さないで私たちのもの」
大野中学校
柳瀬 ゆうの
今、夏の暑い時期に涼むために海などに行きませんか。ですが、よく見て
みてください。海が汚れていませんか。泳いだとしても濁っていて見えない
と思います。浜に上がるとつぶれたり、飲みかけの缶や食べ終わった後の串、
たばこなどのごみを見かけたりしませんか。お店が多く出ていればもっと多
いでしょう。たくさん落ちていると、海へ楽しみに来ている人たちはごみが
落ちているのを見て不愉快になると思います。じゃあ、だれがいろんなごみ
を持ち帰らず、ポイ捨てをするのでしょうか。
原因は人間です。誰かが飲んだり食べたりしたものを、誰も見てなければ
捨てても良いや、なんて思いがちではありませんか。私は実際に海ではなく、
お店の壁に向かってたばこを吸い、周りを見てたばこを捨て靴で踏んで帰っ
ていく大人を見たことがありました。注意をしようなんて思っても相手は大
人です。相手は何をしてくるかわかりません。子どもは大人のやることは全
部見て育っていくのです。
大人が今いけないことをやったら、子どもがやります。子どもがやったら
その子どももやるでしょう。繰り返しです。たばこ以外にも他のごみを捨て
ている人はいると思います。それは増えてはいけないことです。
今後、海などにごみが捨てられていると、波でごみが海に流されごみを魚
が食べてしまう可能性はあると思います。もし、ごみがこのまま増え続け海
に流されたら、たくさんの魚が苦しむことでしょう。魚は人間のように食べ
て良いもの悪いものは分からないと思います。もし漁師さんなどが魚を上げ
たときごみを食べている魚がいればびっくりするでしょう。それに魚がごみ
を食べて苦しんで死ぬこともあるでしょう。これも絶滅危惧種とかの一つの
例にはならないでしょうか。多くの絶滅危惧種が増えれば増えるほど私達の
食生活にも問題が出るのではないでしょうか。例えば、魚料理と言えば刺身
や焼き魚などのお料理もお店では値段が高くなったり、少なくなったりする
のではないでしょうか。日本のお寿司はおいしいのにもったいないと思いま
す。
私は考えたのですが、これは一人ひとりの心がけだと思います。大人がこ
そこそやっていても仕方ありません。大人だけでもありません。子どもも同
じです。では、ごみ箱に捨てるのが、もし面倒くさいのであれば、ごみ箱を
たくさん置いておもしろいごみ箱を作るというのはどうでしょう。私は前に
テレビを見たとき、外国でおもしろいごみ箱を見ました。
私が見たものはごみ箱にごみを入れるとヒューゴトンという下の下の方ま
でごみが落ちるというような面白いごみ箱でした。私なりには、ルーレット
がついているごみ箱やごみを「欲しい」と言い、目を潤ませているごみ箱な
んてどうでしょう。例えば、ルーレットはごみを一つでも入れるとルーレッ
トが回って、ラッキーカラーやおみくじなどが画面で出て占うことができる
ようなもので、ごみを欲しがるごみ箱はごみを一つでも入れるとありがとう
などといろんなメッセージを言ってくれたりするごみ箱も良いと思います。
ごみ箱以外にもポスター作りや、ごみ拾い活動も増やした方が良い環境に少
しずつ戻ることができると思うのです。海の近くにもそういうものを設置す
ることでポイ捨てをする恥ずかしさ、ごみ箱などを面白くするという楽しさ
も出てくるのではないでしょうか。私もごみ拾い活動を取り組んで頑張って
いきたいと思います。
【佳作】
「身近な環境」
大野中学校
吉野 絢音
私は環境について、今まで作文としてじっくり考えることはなかったです
が、今回はいろんなことを提案、紹介をしたいと思います。
まず、環境ということについて考えたいです。環境とは、人間や生物の周
囲にあって、意識や行動の面でそれらと何らかの相互作用を及ぼしあうもの
です。つまり、身近にあるものだと私は思います。ですが、身近なことによ
って、人間が環境を崩していっているということがとても問題になっていま
す。しかし、環境を良くしようという人々はたくさんいるということが、私
はとてもすごいし、尊敬するなと思いました。環境を良くする、守るなどの
取り組みはたくさんされており、そのおかげで私達は今、生きられているの
だと改めて考えることができました。
次にいろいろな取り組みについて、紹介したいと思います。
まず、環境について考えた生活スタイルの取り組みについて紹介します。
川崎市ではレジ袋削減のため、リデュース、リユース、リサイクルを一層推
進するために、改正容器包装リサイクル法が施行されました。そのため、レ
ジ袋の有料化などを取り組み、削減をしようという事業者が増えています。
レジ袋を削減すると、1枚約100グラムのCO2削減になるそうです。また、
レジ袋年間消費枚数を原油に換算すると55.8万キロリットルになります。
この量は1日の原油輸入量にしかならないのです。また、日本国内で 1 年間
に使用されているレジ袋は30万2千トンにもなります。つまり、レジ袋を
使用しなければ約30万トンものごみが減量されます。このようなことを取
り組んでいます。私はこの取り組みはすごく良いことだと思います。身近な
レジ袋でこんなにもごみが減り環境が良くなるということに、私は驚きまし
た。このような大切な取り組みはずっと続けていけば良いと思います。
次に、わかば環境ISOの取り組みについて紹介します。わかば環境IS
Oとは園児、児童、生徒、教職員などの人々が実行するものであり、実行す
るにあたって環境に優しい教育方針を掲げ、それぞれの役割分担や取り組む
メニュー等を決め、環境ISOの基本であるPLAN(プラン)
、DO(ドゥ)
、
CHECK(チェック)、ACT(アクト)を実践し、自分と身近な人々、社
会、自然との関わりを持ち、環境の大切さを知り、生活を振り返ることで環
境に関して、前向きな態度を育むことを目指す取り組みです。取り組むメニ
ューなどは、省資源、省エネ、ごみの減量化などがあります。このようなこ
とを取り組んでいます。この取り組みは、幼稚園、小学校などでもできるの
で、とても取り組みやすいと私は思います。小学生などが環境についてこう
しないといけない、ということを目標にできるので、すごく良い取り組みだ
と思います。
次に新エネルギーの提案をしたいと思います。まず、新エネルギーとは資
源量の限界や、CO2の排出削減など、地球温暖化問題への対応の必要性から、
化石燃料に代わるクリーンな新エネルギーの導入が求められているものです。
私は、新エネルギーについて費用がかさむため、十分に普及していないもの
で、必要なもの、とされているので、できるだけ早く導入をした方が良いと
思います。
次に、空気や水、土をきれいにする技術について紹介します。東京ではい
ろいろな技術が使われています。昔の東京は汚れた町でしたが、環境対策に
乗り出しました。自動車の排出ガス規則は米国が一度は法則化をあきらめた
マスキー法を導入するなど、いろいろな技術が使われてきました。また、下
水道の完備も進み、工場からの廃液、排ガス、煙突のフィルターなど公害対
策を一斉に行いました。また、自分勝手にごみを捨てない日本人のモラルの
高さも相まって、環境対策では世界に誇れる技術を練り上げてきました。次
第に空気はきれいになり、今に至っています。また、空気や水がこんなにも
きれいな都市は日本しかないと私は改めて思いました。
これまで、環境について紹介、提案を文にして書いてきました。そのおか
げで環境について知らなかったことや、たくさんの人が環境について考えて
くれているということを知れました。なので、これからは自分でできること
を少しずつやって環境を少しでも良くしていきたいと思います。
【佳作】
「地球環境問題」
土沢中学校
中村 優香
最近地球は、全体の温度が高くなって、北極や南極の氷が溶け、海の水か
さが増していたり、大量の森林伐採のため、森の生き物の住む場所がなくな
ったりしています。そして最近の日本は集中豪雨で水の中に家が沈んだり、
台風が前より多くなったり、いろいろなことが起きています。それが今問題
になっています。このまま普通の生活を続けていると、地球環境はどんどん
悪くなり、自然災害が増えていくと思います。なので、少しでも環境に優し
い生活方法を考えました。
一つ目は、エネルギーや資源を無駄に使わないことです。必要ないのに電
気を付けたり、水を出しっ放しなどはエネルギーを無駄に消費しています。
面倒くさくても、まめに電気を消したり水を止めたりすれば、お金も余計に
使わないし、なによりエネルギー資源の節約になると思います。
二つ目は、ごみをできるだけ出さないようにすることです。買い物に行っ
たら、なるべくエコ袋を使用したり、スーパーの袋は使わないようにしたら
良いと思います。また、缶やビンなどもまとめて捨てればただのごみになり
ますが、分けて捨てれば再利用され、ごみは減ると思います。食べた後のお
皿も油で汚れていたら洗剤をたくさんつけて洗うよりは、新聞紙などで拭き
取ってから洗うと少しでも水が汚れるのを防げると思います。
この二つのことをできるだけ守れば、地球の環境は今よりもだいぶ良くな
ると思います。地球に住んでいるみんながこの環境問題に真剣に取り組めば、
すぐに結果は出ることはなくてもこれから何十年、何百年後には、良い結果
になると思います。少しでも良い方に進んだら良いなと思いました。
私はこの作文を書いて、改めて環境問題についてと自然の大切さについて
考えました。そして、自然環境を良くしていくには、一人ひとりがしっかり
取り組んで、みんなの協力が必要なのだと思いました。私自身もさっき書い
た二つのことも守っていきたいです。地球は自分達の自然だから大切にして
いきたいと思いました。
【佳作】
「ペットボトルキャップのリサイクル」
土沢中学校
前田 萌花
ペットボトルキャップのリサイクルを知っていますか。ペットボトルキャ
ップのリサイクルというのは、ペットボトルのキャップを何百個送れば何円
分かの金になり、その金で発展途上国の子ども達にワクチンを買ってあげら
れること、またキャップをリサイクルすることによって、二酸化炭素の排出
を抑えることができます。この自然環境保護運動は、恵まれない子ども達へ
の手助けになるのです。ペットボトルキャップのリサイクル運動の良いとこ
ろは、小さな子どもからお年寄りの方までが参加できるというところです。
家にあるペットボトルキャップを持っていくだけで恵まれない子ども達を助
けることができるのです。簡単に地球に貢献することができます。幼稚園児
や小学生でも環境保護の大切さや貧困に苦しむ少年少女達への理解に繋がる
と思いました。
私も実際にペットボトルキャップのリサイクルに参加したことがあります。
小学生のとき、6年間家で集めて持っていっていました。学校で、ペットボ
トルキャップのリサイクル活動は当たり前で習慣になっていて、みんなが持
ってきていました。その頃は、ワクチンになり貧しい子ども達を助けられる
とは知っていました。私の家では、ジュースやお茶などを飲み終わったとき、
ペットボトルキャップを入れる袋に入れて集めて、週に1回、回収する日に
学校に持っていっていました。集める方も気持ちが良かったです。
私が集めたペットボトルキャップはどうなったのでしょうか。私は興味を
持ち調べてみました。パソコンで調べてみると、キャップ430個で10円
なので、ワクチンができるそうです。20円でポリオワクチンが買えるそう
なので、約860個が必要です。500円で2400個のキャップが入る輸
送袋が1個買えるそうです。
私は、とてもたくさんの量のペットボトルキャップが1個のワクチンを買
うのに、1人の子どもを助けるのに必要なのだと思いました。たくさんの人
の協力で成り立つ活動だと思います。少しのことでも小さなことでもたくさ
ん集まれば、1人の命を救うことができる素晴らしいことです。私もまた協
力してみようと思いました。
Fly UP