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リンク 実践例

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リンク 実践例
第5学年
1.単元名「器械運動
体育科学習指導実践例
マット運動」
2.本時の見所
授 業 の 流 れ
前時までに、友達と前転の着地まで
シンクロさせる運動や、トントントーン
とリズムをつけながら踏み切る運動など
を通し、スムーズな前転に必要な点を確認
してきた。
また、その際にはステップアップ運動
とも結びつけながら交流を図ってきた。
ステップアップ運動の一例
【手押し車ゴロン】
低いハードルはとび
ハードルをとびこえよう
こえられたけど、ハ
低いハードルはとびこえられ
ードルが高くなると
た!四つん這いでもできる。
とべなくなった…。
高いハードルをとびこえるためには…
しっかりとば
真上にジャンプ
手をついてか
ないと!ジャ
というわけでも
らは前転と同
ンプが大事!
ないんだけど…
じだ。
手押し車ゴ
ロンと一緒
だよ!
黒板の人形で
思い切ってとべれば、
言うと…
あとは今まで通り
だ!
もう一度挑戦してみよう!
3、視点にかかわって
視点1 議論が生まれ、納得を得る学習にいたる単元構成とは
子供たちは、マットに置かれた陸上用の低いソフトハードルを前
にして、ケンステップの円の中で両足をそろえ、四つん這いの状態
から「トントントーン」と踏み切り、前転を行う。4年生までの既
習を生かし、子供たちはハードルを次々と越えていく。
ところが四つん這い状態から踏み切れない高さのハードルと出
会い、強い踏み切りが必要となる。強い踏み切りは、高学年のマッ
ト運動では跳び前転はもちろん、倒立前転、倒立、ロンダートに欠
かせないものであり、跳び箱運動では、台上前転、鉄棒では逆上が
りなどにもつながる器械運動の大きなキーファクターであると考
える。
ステップアップ
しかし、両手、両足が宙に浮いた状態で行う技を経験したことが
運動の成功体験
ない子供たちは、
「自分の体を本当に支えられるのだろうか。」
、
「そ
を生かして
のままひっくり返ってしまうのではないか。」という不安に直面す
ると考える。
そこで、単元を通して授業の初めに、ドリル的なステップアップ
運動を取り入れた。腕支持で体を支える経験、腹筋を緊張状態に保
つ経験などが成功体験となり、自信へとかわっていくと考える。子
供たちの交流の中でもスモールステップで行った諸運動が言葉と
して出てくるとも考え、技を追及していく際の議論力にも表れると
考える。交流を通して共通化したものを、体を通して表現し課題に
向かう姿を引き出したい。
視点2 子供の見方や考え方が変容する議論の瞬間はいかなるときか
本時では、強く踏み切ることが怖く、なかなか踏み切れない子供
人形を使って
「とぶ」を考え
てみると
たちも多いと考える。そのため、子供たちのストレスを減らす一手
として、体に当たっても痛くないソフトハードルを使用した。ハー
ドルにも高さが3種類あり、個人の能力に合わせて変えることも可
能である。ただ、それでも踏み切れない子供のために、エバーマッ
トを用意し、恐怖心を少しでも軽減できる場を設け、成功体験を得
られる場の確保を考えた。
「低いハードルはできるが、高いハードルになるとできない…」
高いハードルを跳び越えるために必要なものは何なのか、変わらぬ
部分はあるのか、踏み切りに焦点を当てて議論していく中で、子供
たちの跳びこみ前転に対する考えも変容していくと考える。
4.単元の目標
・基本的な回転技や倒立技を安定して行うとともに、その発展技を行うことができる。
・進んで取り組み、約束を守り助け合って運動をしたり、場や機械・器具の安全に気を配ったりする。
・自己の能力に適した課題の解決の仕方を工夫する。
5.単元構成(5時間)
4年生までに、開脚前転、開脚後転、側転、倒立を学習して
いる。全員がきれいにできるというわけではない。
1
新しい技を増やそう
とび前転
伸膝後転
難しそうだ
できるかな?
2
本
時
倒立前転
やってみたいな
とび前転に挑戦
上に跳ぶんだ
手をついたら前転と
ちょっと怖いけど…
3
同じだ。
着地をピタッときめよう。
体を小さくするんだ
頭をひっこめないと
腰を高く上げれば
4
伸膝後転に挑戦
体がかたくて…
手でしっかりマット
を押さないと
5
うまく回れないよ
スピードが必要だ
あごをひけばいいよ
新しい技が増えた!
しかも、きれいにできるようになったぞ!!
6.本時の目標
・とび前転のやり方を知り、安定して行うことができる。
・自分や友だちの動きの中や、交流の中から、技のポイントに気づき、練習に取り組む。
7.本時の展開(2/5)
主な学習活動
教師のかかわり
○準備運動(ビリーブ)
○ステップアップ運動
かえるの逆立ち、うさぎとび、くも歩き、ゆりかご
ろく木上がり、手押し車ゴロン
•師範
•図を提示し、説明
とび前転に挑戦しよう!
活動1
前転→低いハードル→高いハードル
・ソフトハードルを利用し
回れないよ。
うまく跳べたよ。
回れたけど、うまく
立てない…。
てとぶ目標とする。
・グループでの活動
高いと怖いな…。
高いハードルを
越えるためには?
全体交流
手を着くところをち
ゃんと見ないと
頭を引っ込める。
議論
ここでは、技のポイ
ントについて、話し
合う。
言葉だけでなく、見
本も見ながら
お尻を上げて。
前じゃなくて上に跳
前転と同じだよ。
ぶんだ。
活動2
話し合いでのポイン
活動2
ポイントを確認してやってみよう
うまく回れるように
背中を丸めれば
なってきた
いいんだ。
とべるようになっ
てきた。
トを意識させ、友だち
同士のアドバイスも
させる。
・怖がっている子のため
に、セーフティマットを用
着地がピタッと立て
意する。
ないよ。
・グループの中で見合い、
跳べない子は、友だちに手
高いハードルもとべるようになったぞ!!
助けをしてもらい、練習す
る。
8.細案
「Believe」
音楽が終わる前に集合
・ステップアップ運動
30秒×6
終わり次第集合
T:今日は跳び前転に挑戦します。
T:まずは、前転からやって、次に障害物を置いて前転します。
じゃあ、やってみよう
活動1
C:前転はピタッと立てるよ
C:低いのは簡単だよ
T:じゃあ、高いハードルを置いてみよう
C:高いよ~
C:怖いな
C:やってみよう!
C:できた!
C:体がひっかかる
C:うまく立てないよ
C:手でしっかり支えれば
全体交流
T:どうだった?
C:こわかった
C:できた
人形を使いながら、体の動き
C:低いのはできたけど…
を共通化していく。
T:できた人は?
C:手でしっかり支えれば
できる子がいれば、低いハー
C:足を上げる
ドルと高いハードルを跳ば
T:足を上げるってどういうこと?
せ、比較もしてみる。
C:足っていうか…
T:できた人の見てみよう
板書は、簡単な言葉で行う。
C:足じゃなくて、お尻が上がってる
T:お尻を上げれば、超えられるのね。
ステップアップ運動の中で同
じゃあ、超えた後は?
じような動きの運動を、想起
C:あとは、前転と同じ。
させる。
C:小さく丸まる。
T:なるほどね。じゃあ、これを意識してもう一回やってみよう。
活動2
T:友だちのも見て、アドバイスをしたり、お手本にしたりしてみて。
C:やってみたらできた
C:お尻をあげるってことは、ジャンプするんだ。
C:もう少し上に跳ぶよ
C:手で支えよう
C:もっと体を小さくしよう
C:みんな跳びこせるようになってきた。
T:じゃあ、集合!
T:とべるようになった人?
C:はーい
C:でも、ピタッと立てなかった。
T:じゃあ、今度は、ピタッと立てるように練習しよう。
整理運動
・手首 ・首
・ひざ
などのストレッチ
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