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履修にあたって - 岡山学院大学
履修にあたって 必修科目……各学科の教育目標を達成する為に必ず履修しなければなりません。1科目でも不認定 になると卒業できませんので、授業の教育目標・教育方法・単位認定基準をよく読んで、授業のアウト ラインをつかんで履修して下さい。 選択必修科目……一定の授業科目群のなかから自分で履修する授業科目を選択することができます が、その授業科目群に定められた必修単位数は必ず修得しなければなりません。 選択科目……自分の目的にあわせて選択履修することができます。授業の内容をみて興味のある授 業科目や、自分の希望する職業また取得したい資格に必要な知識、技術と照らしあわせながら選択し て下さい。 カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧 注 1)一般教育科目 授業科目 必修 選択 注 2) 注 3) 計 担当教員名 職名 注 4) 注 5) 注1)一般教育科目について具体的に自分の学年でどの授業科目がいつ開講されているかは、「学生 のしおり」の授業科目時間配当表を参照して下さい。 注2)単位数が記載されている科目は必修科目です。1単位でも落とすと卒業できません。又、2つ以 上の授業科目にわたって単位数が記載されている場合は、選択必修科目でその区分の選択科目のな かから、定められた必修単位数を修得しなければなりません。 注3)注2)に単位数の記載がない授業科目で、ここに単位数が記載されている科目は選択科目です。 各資格取得に必要な科目もありますので、詳しくは「学生のしおり」を参照して下さい。 注4)各授業科目の担当教員名とその授業科目のシラバス掲載頁を明記しています。一つの授業科目 を複数の教員が担当している場合もありますので、必ず時間割で自分のクラスの担当教員名を確認し て下さい。 注5)岡山学院大学の教員、非常勤の教員は職名の後に(兼)と記載してあります。 カリキュラム表及び担当教員掲載頁一覧 一般教育科目 授 業 科 目 倫 理 文 必修 選択 計 担当教員名 学 2 2 尾崎 聡 学 2 2 開講せず 職 名 掲載頁 教 授(兼) Ⅰ- 1 国 際 文 化 史 2 2 開講せず 日 本 国 憲 法 2 2 近 勝彦 教 授(兼) Ⅰ- 5 社 会 学 2 2 坂元 晶 講 師(兼) Ⅰ- 7 経 済 学 2 2 張 秉煥 准教授(兼) Ⅰ- 10 教 育 学 2 2 開講せず 心 理 学 2 2 開講せず 統 計 学 2 2 開講せず 学 2 2 開講せず 学 2 2 開講せず 学 2 2 開講せず 学 2 2 宮崎正博 教 授(兼) Ⅰ- 13 准教授 Ⅰ- 16 環 境 基 保 全 礎 数 物 理 化 生 物 学 2 2 山口雪子 生 理 学 2 2 開講せず 2 2 竹中一平 講 師 Ⅰ- 19 10 情 報 処 理 基 礎 情 報 処 理 演 習 1 1 竹中一平 講 師 Ⅰ- 22 ワ ー プ ロ 演 習(A) 1 1 竹中一平 講 師 Ⅰ- 25 ワ ー プ ロ 演 習(B) 1 1 竹中一平 講 師 Ⅰ- 28 1 竹内 博 教 授(兼) 濱田佐保子 教 授(兼) 富山晴仁 准教授(兼) Ⅰ- 30 Ⅰ- 32 英 語(A) 英 1 語(B) 1 1 竹内 博 教 授(兼) 濱田佐保子 教 授(兼) 富山晴仁 准教授(兼) 中 国 語(A) 1 1 劉 迎 講 師(兼) Ⅰ- 34 中 国 語(B) 1 1 劉 迎 講 師(兼) Ⅰ- 37 フ ラ ン ス 語(A) 1 1 中島和美 講 師(兼) Ⅰ- 40 フ ラ ン ス 語(B) 1 1 中島和美 講 師(兼) Ⅰ- 42 体 育 実 技 1 1 梶谷みどり 講 師(兼) Ⅰ- 44 体 育 理 論 1 1 藤井真理 准教授 Ⅰ- 46 楽(A) 1 1 畑田弘美 講 師(兼) Ⅰ- 48 基 礎 音 備 考 授 選択 計 担当教員名 職 名 掲載頁 楽(B) 1 1 畑田弘美 講 師(兼) Ⅰ- 50 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動(A) 1 1 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動(B) 1 1 ク ラ ブ 活 動(A) 1 1 ク ラ ブ 活 動(B) 1 1 習 2 2 51 51 基 教 合 業 礎 科 音 養 演 目 計 10 Ⅰ- 52 Ⅰ- 53 Ⅰ- 54 備 考 専門教育科目 授 業 科 目 教 育 心 理 必修 選択 学 2 計 担当教員名 職 名 掲載頁 2 2 黒川和子 教 授 Ⅱ- 1 2 2 竹中一平 講 師 Ⅱ- 4 発 達 心 理 学 Ⅰ 発 達 心 理 学 Ⅱ 2 2 黒川和子 教 授 Ⅱ- 7 発 達 心 理 学 Ⅲ 2 2 黒川和子 教 授 Ⅱ- 9 臨 床 心 理 学(A) 1 1 青木恒弘 教 授 Ⅱ- 11 臨 床 心 理 学(B) 1 1 青木恒弘 教 授 Ⅱ- 14 学 2 2 竹中一平 講 師 Ⅱ- 17 論 2 2 楠本恭之 准教授 Ⅱ- 20 2 楠本恭之 准教授 Ⅱ- 23 社 会 心 教 理 師 教 育 原 理 2 論 2 2 楠本恭之 准教授 Ⅱ- 26 保 育 相 談 の 基 礎 2 2 井頭久子 講 師 Ⅱ- 29 教 授 2 浦上博文 山口雪子 楠本恭之 井頭久子 教 育 制 度 教 職実践 演習 (幼稚 園) 2 准教授 准教授 Ⅱ- 32 講 師 事 前 ・ 事 後 指 導 1 1 楠本恭之 准教授 幼 稚 園 教 育 実 習 4 4 楠本恭之 准教授 社 祉 2 2 松尾 冀 教 授(兼) Ⅱ- 38 社 会 福 祉 援 助 技 術(A) 1 1 井頭久子 講 師 Ⅱ- 41 社 会 福 祉 援 助 技 術(B) 1 1 井頭久子 講 師 Ⅱ- 44 児 2 2 久保豊子 教 授 Ⅱ- 47 会 福 童 福 祉 Ⅱ- 35 保 育 原 理 Ⅰ(A) 2 2 楠本恭之 准教授 Ⅱ- 50 保 育 原 理 Ⅰ(B) 2 2 楠本恭之 准教授 Ⅱ- 53 保 育 原 理 Ⅱ 2 2 楠本恭之 准教授 Ⅱ- 56 乳 児 保 育 2 2 久保豊子 教 授 Ⅱ- 58 養 護 原 理 2 2 新田満穂 講 師(兼) Ⅱ- 60 育 1 1 井頭久子 講 師 Ⅱ- 62 講 師(兼) Ⅱ- 65 障 害 児 保 養 護 内 容 1 1 新田満穂 総 合 演 習 2 2 全教員 Ⅱ- 68 保 育 実 習 Ⅰ 5 5 福井晴子 井頭久子 准教授 保 育 実 習 Ⅱ 2 2 福井晴子 准教授 小 児 保 健(A) 2 2 川北敬子 講 師(兼) Ⅱ- 74 小 児 保 健(B) 2 2 川北敬子 講 師(兼) Ⅱ- 76 実 習 1 1 留田通子 講 師(兼) Ⅱ- 78 健 2 2 青木恒弘 教 授 Ⅱ- 81 小 精 児 保 神 健 保 講 師 Ⅱ- 71 備 考 授 業 科 目 家 族 小 援 助 児 栄 必修 選択 計 担当教員名 職 名 掲載頁 論 2 2 井頭久子 講 師 Ⅱ- 84 養 2 2 高橋裕司 助 教(兼) Ⅱ- 87 保 育 内 容 総 論 2 2 金川舞貴子 講 師(兼) Ⅱ- 89 教 育 課 程 総 論 2 2 金川舞貴子 講 師(兼) Ⅱ- 92 康 (保育内容) 2 2 藤井真理 准教授 Ⅱ- 95 人 間 関 係 (保育内容) 2 2 尾崎 聡 教 授(兼) Ⅱ- 98 環 境 (保育内容) 2 2 山口雪子 准教授 Ⅱ-102 言 葉 (保育内容) 2 2 浦上博文 教 授 Ⅱ-105 表 現Ⅰ(A) (保育内容) 1 1 藤井真理 准教授 Ⅱ-108 表 現Ⅰ(B) (保育内容) 1 1 藤井真理 准教授 Ⅱ-111 表 現Ⅱ(A) (保育内容) 1 1 福井晴子 准教授 Ⅱ-114 表 現Ⅱ(B) (保育内容) 1 1 福井晴子 准教授 Ⅱ-117 白神厚子 河原真理 荒木淳子 門田晶子 教 授 白神厚子 河原真理 荒木淳子 門田晶子 教 授 健 音 楽 Ⅰ(A) 1 1 音 楽 Ⅰ(B) 1 1 音 楽 Ⅰ(C) 1 1 音 楽 Ⅰ(D) 1 1 音 楽 Ⅱ(A) 1 1 畑田弘美 講 師(兼) Ⅱ-131 音 楽 Ⅱ(B) 1 畑田弘美 講 師(兼) Ⅱ-134 1 講 師(兼) 講 師(兼) 講 師(兼) 講 師(兼) 講 師(兼) 講 師(兼) Ⅱ-119 Ⅱ-122 Ⅱ-125 Ⅱ-128 体 育(A) 1 1 梶谷みどり 講 師(兼) Ⅱ-137 体 育(B) 1 1 梶谷みどり 講 師(兼) Ⅱ-139 図 画 工 作 (図 画 A) 1 1 福井晴子 准教授 Ⅱ-141 図 画 工 作 (工 作 A) 1 1 高橋敏之 教 授(兼) Ⅱ-143 図 画 工 作 (図 画 B) 1 1 福井晴子 准教授 Ⅱ-146 図 画 工 作 (工 作 B) 1 1 高橋敏之 教 授(兼) Ⅱ-148 図 画 特 修(A) 1 1 開講せず 図 画 特 修(B) 1 1 開講せず 2 浦上博文 教 授 Ⅱ-151 国 生 語 活 と 科 2 学 2 2 開講せず 児 童 文 学 2 2 浦上博文 教 授 Ⅱ-154 児 童 文 化 2 2 尾崎 聡 教 授(兼) Ⅱ-157 卒 業 予 備 研 究(A) 1 1 卒 業 予 備 研 究(B) 1 1 卒 業 研 究(A) 1 1 卒 業 研 究(B) 1 1 76 107 合 計 33 備 考 平 科目名 倫理学 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 尾崎聡 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教育目標と学生の学習成果 【教育目標】 短大生の教養レベルとして、世間で生じている歴史・科学・社会・文化等の事象について、 人間存在や共同体という観点から一定の見識を有するようになるため、まず倫理的な世界に 関心を持つことからはじめる。しかる後に人間存在や共同体という倫理学的な知識および思 考の入口に立つことを目指す。 【学生の学習成果】 世間で生じている歴史・科学・社会・文化等の事象について、短大生の教養にふさわしく、 哲学的切り口から関心を持てるようになる。(汎用的学習成果「態度・信念・意見・価値」 に相当) 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) 育 法 予習・復習 方 担当教員が準備し、進行させていく講義であるが、受講生の専門領域を配慮して生命 倫理、精神世界と倫理、コミュニケーションと倫理をキーワードに授業のラインナッ プを構成し、題材を準備する。対話によって受講生の頭脳を活性化させながら進めて いく。また毎回、積極的に画像・図像、映像を使ってビジュアル的に理解を補ってい く。 ・1回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業 内において口頭または板書でポイントを示すので気をつけること。 ・予習復習を行っているかどうかを確かめる方法としては学期の中盤でノート提出ま たはレポート提出を求める テキスト 特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。 学 習 評 価 の 方 法 【学習成果の達成基準および達成度の評価比率】 世間で生じている歴史・科学・社会・文化等の事象について、大学生の教養にふさわしく、 哲学的切り口から関心を持てるようになったことを、試験における論述で証明すること。人 間存在および共同体に関する適切な題材を自らの力で選び、テーマ設定できるようになって いること。答案は以下の4つの観点から採点する 1.社会性(思考の広さ) 個人的な狭い視点に閉じこもるのでなく、広く社会的な視点か ら考察されているか(態度 25%) 2.内面性(思考の深さ) 自分の内面の存在に気づき、照らし合わせているか(信念 25%) 3.倫理学度 すなわち思考の規範性(価値 25%) 4.哲学度 すなわち思考の自由さ(意見 25%) 注意事項 【評価方法】 筆記試験。1500 字の論述を課する(90%) 中間提出物。試験前に受講者各自の生活史への興味関心の発達度を確認する(10%) 欠席回数×(−2)点 参考図書は各回ごと指示する Ⅰ-1 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ■ガイダンス:教育目標、教育方法、単位認定、半期の講義計画について予告し、受講者と 合意する。 ■講義内容:倫理および倫理学について。現代倫理について。 ■参考映像:M・シェリー原作、F・コッポラ監督、1994、映画『フランケンシュタイン』(人 間の野望、未知への挑戦、永遠の生命を求める人、生命より永遠の名声を求める人など様々 な人間像に注目) 2 回 シリーズ生命倫理 ■講義内容:19 世紀ヨーロッパ諸科学と生命倫理(特定の科学が躍進する時、倫理論争が 起きる) ■参考映像:M・シェリー原作、F・コッポラ監督、1994、映画『フランケンシュタイン』(19 世紀のドイツの大学において展開される生命倫理論争に注目) ■予習と復習:フランケンシュタインの他にも人造人間の話でどのようなものがあるか、調 べてみよう 3 回 シリーズ生命倫理 ■講義内容:人間存在の意味、ヨーロッパの人間観・日本の人間観と生命倫理(神と人と動 物の違い、聖書における神と人と動物) ■参考映像:M・シェリー原作、F・コッポラ監督、1994、映画『フランケンシュタイン』(人 造人間創造のおぞましい場面に注目) ■予習と復習:授業で習った以外にも世界各地には様々な人間の起源に関する考えがある、 調べてみよう 4 回 シリーズ生命倫理 ■講義内容:科学技術文明の発達とそれへの警告(人造人間伝説 ホムンクルスとゴーレム) ■参考文献:ゲーテ『ファウスト』 、マイリンク『ゴーレム』 ■参考映像:宮崎駿、1984、映画『風の谷のナウシカ』(異様なキャラクター 巨神兵 は 地球の文明を滅ぼした最終兵器、生命工学の粋を結集したバイオ・ソルジャーで、ホムンク ルスからインスパイアーしたものであることに注目) ■予習と復習:カレル・チャペックの『ロボタ』はロボットの起源話である、調べてみよう 5 回 シリーズ生命倫理 ■講義内容:過ちやすき存在である人間の罪と贖(あがない) ■参考映像:庵野秀明プロデュース、TV・映画・漫画『エヴァンゲリオン』(ストーリーの 構成要素は神と人間を媒介する使徒=エンジェル、人類最初の女性=エヴァに由来する人造 人間エヴァンゲリオン、最初の人=アダムに由来する磔刑された肉塊など、クローン人間の ヒロイン、精子バンクからの人工授精児など、聖書、偽典、オカルト、ユング心理学から生 命科学まで、教養の集大成であることに注目) ■予習と復習:エヴァンゲリオンの他にも、人造人間に関してアニメーションなどサブカル チャーでどのようなものがあるか、調べてみよう 6 回 シリーズ生命倫理 ■講義内容: 文明史の中で揺れ動く生と死の定義(生命哲学、死生学、安楽死・尊厳死と 延命、脳死と心臓死、法律的死と医学的死、QOL) ■参考映像:ドキュメンタリー『和田移植』(渡辺淳一が語る、日本最初の心臓移植、提供 者は脳死体だったのか?生体だったのか?) ■予習と復習:脳死体の定義、安楽死と尊厳死の違いについて調べてみよう Ⅰ-2 授 業 回 数 別 教 育 内 容 7 回 シリーズ 精神世界と倫理 ■講義内容:世紀末ヨーロッパにおける人間の発見(無意識の発見=人間観のコペルニクス 的転換) ■参考映像:ニコラス・メイヤー原作、ハーバート・ロス監督、映画『シャーロックホーム ズの素敵な挑戦』(ワトソンは神経衰弱に陥ったホームズを救うため、はるばるウィーンの フロイトのもとに連行する。無意識やマザーコンプレックスの発見者フロイトは学会から孤 立し、ユダヤ人ゆえキリスト教社会から迫害を受けていたが、信念をもって力強く生きてい た) ■予習と復習:フロイト以外にも授業などでどのような心理学者を習っただろうか。また彼 らはどのような人間観を示してくれただろうか、調べてみよう 8 回 シリーズ 精神世界と倫理 ■講義内容:精神分析が変えた現代的人間観(夢の不思議、催眠術、心身論、心因性という 生き方) ■参考映像:ニコラス・メイヤー原作、ハーバート・ロス監督、映画『シャーロックホーム ズの素敵な挑戦』(ホームズはコカイン中毒に陥ってしまい、悪夢、幻覚、幻聴に悩んでい た。自らもコカイン中毒の体験者であり、友人をコカイン中毒で失ったフロイトはホームズ を軟禁、催眠術などを駆使し、命がけの治療を試みる) ■予習と復習:この時代は麻薬に手を出す研究者が非常に多かった、倫理に関する意識が異 なったのだろうか、調べてみよう 9 回 シリーズ 精神世界と倫理(職業と学問 社会と人生) ■講義内容:職業倫理(若きフロイトの職業選択、勉学、修行) ■参考映像:ジェラール・キコアーヌ監督、アンソニー・パーキンス主演『ジキルとハイド』 (ジキル博士はコカインの安全性を確かめず、鎮痛から潜在意識の覚醒まで万能の秘薬とし て期待する) 10 回 シリーズ 精神世界と倫理 ■講義内容:深層心理の発見と探訪(ユングによる集合的無意識の発見。集合的無意識=単 なる個人を超越して太古・未来・宇宙につながり、仲間と共有することによって増幅される 無意識。交霊術から伝承遊び かごめかごめ まで。) ■参考映像:つのだじろう 漫画・アニメ『うしろの百太郎 こっくりさん編』(こっくり さんは西洋の交霊術が幕末から明治初に輸入されたもので深層心理の不思議である。狐狗狸 とも言い、憑依現象とも関係する) 11 回 シリーズ 精神世界と倫理 ■講義内容:集合的無意識と社会現象(集合的無意識は我々に色々なものを見せ、体験させ てくれる。UFO やら UMA そのものの研究はアカデミズムにおいてはナンセンスだが、それら を見てしまう人の精神や人生は心理学的・哲学的にとても興味深い) ■参考映像:クリス・カーターほか監督 SF テレビドラマ『X ファイル』(人間が空に浮か ぶ不思議な物体をふと見てしまう。はたして銀河系外からの来訪者であろうか、ユング派の 言うように深層心理のなせる業であろうか) ■予習と復習:授業で習った以外にも身の回りにどのような深層心理現象があるだろうか、 調べてみよう Ⅰ-3 授 業 回 数 別 教 育 内 容 12 回 シリーズ コミュニケーションと倫理 ■講義内容:「愛」の種類(エロス・アガペー・フィリア)と作用(働き) ■参考映像:海外ドラマ『ヤング・インディー・ジョーンズ −ウィーン編−』 (19 世紀ウ ィーンを舞台に特殊メイクを施したフロイト、ユング、アードラーが動いてしゃべる。愛に ついてフロイトは性欲、ユングは神秘、アードラーは人間の成長という視点からそれぞれ自 説を展開することに注目) ■予習と復習:アガペーを象徴する人物としてマザー・テレサがいる、調べてみよう 13 回 シリーズ コミュニケーションと倫理 ■講義内容:「愛」の種類(無意識の愛 アニムス・アニマ) ユングの深層心理学は神秘的なものに注目するが、一方では「男と女」 「恋愛」 「結婚」…な どきわめて人間くさい人生哲学にもつながる一面もある。 ■参考映像:E・ブロンテ原作,坂本龍一音楽:1992,『嵐が丘』(不気味で、不可解だが魅 惑的でセクシャルでもある主人公ヒースクリフは女性の内面に深く巣食う普遍的男性像= アニムスの典型と言えよう) ■予習と復習:他にもアニムスの象徴と言える人物が現代の著名人にいないだろうか、調べ てみよう 14 回 シリーズ コミュニケーションと倫理 ■講義内容:複雑多様な「愛」の種類(サディズム…フェティシズム(物)…ネクロフィリ ア(死)…ペドフィリア(幼・弱・小)、これらは異常心理として扱われることが多いが、 本来は全ての人間に日常的感性あるいは芸術的感性として存在し、学問的に理解可能なもの という認識が必要である) ■参考映像:グリム童話『青ひげ』 、 (主人公はマザーコンプレックス、ペドフィリア、ネク ロフィリア、ヘマトフィリア(嗜血)…であったことに注目) ■予習と復習:青ひげ以外にも深層心理学的な童話でどのようなものがあるだろうか、調べ てみよう 15 回 シリーズ コミュニケーションと倫理 ■講義内容: ハンセン病の歴史と人権(2004 年、松本清張原作『砂の器』が TV ドラマと してリメイクされたが、原作及び映画『砂の器』において描かれたハンセン病に関する部分 はすっかり書き換えられていた。制度的解決後、かえって描きにくくなった。差別の原因は 制度だけでなく、人間の心の奥底にあるからだ) ■参考映像:野村芳太郎:1974,映画『砂の器』,松竹 浮浪ライの父親とその息子がお堂 の縁の下、小屋、岩陰…と野宿・野外炊爨をとりながら旅を続ける姿が日本各地の春夏秋冬 の情景とともに描かれている ■予習と復習:ハンセン病に深く関わった女医、精神科医、翻訳家として神谷美恵子がいる、 調べてみよう Ⅰ-4 平 科目名 日本国憲法 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 近 勝彦 質問受付:e-mail とオフィースアワー(木曜日2限後) e-mail: [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では、実践的指導力のある保育者を育成するため、以下の諸点に関する憲法の基礎的 知識の定着を図ってゆくことが目標である。 1 憲法の基礎的概念(用語)の把握 2 憲法の基本的思想とその歴史 3 憲法の現状と課題 4 憲法の現代的意義と理解と応用 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4項目の憲法の基礎的知識を修得するととも に、法学および憲法に関連するタームを理解して、法的判断能力が身につくようにする。 また、汎用的学習成果として、①保育者にふさわしくない法的判断を知り、そうしないよ うに努力するリーガルマインドの養成、②法理的思考力を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 講義・演習・実験・実習・実技) ・主として講義形式によって実施。 ・受講者の理解を促進させるため、講義中に質問等を課す。 ・授業時間外に取り組むレポートを適宜課すこともある ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト 『CD−ROMで学ぶ現代日本の憲法』(元山 健編、法律文化社) 学 習 評 価 の 方 法 以下の4つの学習目標に対する成果についてその達成度を量的に評価する。その際、授業 回数などを勘案し総合的に評価する。 1 法の基礎的概念(用語)の把握 2 憲法の基本的思想とその歴史 3 憲法の現状と課題 4 憲法の現代的意義と理解と応用 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは 受講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて 減点する。 注意事項 参考図書等: ・とくになし。読むべき文献資料は、その都度講義中に示す。 Ⅰ-5 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション:憲法を学ぶ意義と基本的な考え方 法概念とリーガルマインドを学ぶ 2 回 講義内容:憲法の歴史と各国の憲法の歴史を学ぶ ・予習内容:次回の箇所を読んでおく ・復習事項および課題:「日本国憲法はいかなる淵源をもっているか」 3 回 講義内容:人権とは ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「マクリーン事件」 4 回 ・講義内容:法の下の平等について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「尊属殺重刑違憲判決」 5 回 講義内容:思想・良心の自由について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「三菱樹脂事件」 6 回 ・講義内容:学問の自由について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「家永教科書検定違憲訴訟」 7 回 ・講義内容:表現の自由について ・予習内容:時間の箇所を読む ・復習事項および課題:「名誉毀損と表現の自由」 8 回 講義内容:知る権利 ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「インターネットと法による規制」 9 回 ・講義内容:経済的自由について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「リストラ問題」 10 回 ・講義内容:平和憲法について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「平和をいかにして実現するか」 11 回 ・講義内容:国会について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「戸別訪問禁止と憲法問題」 12 回 講義内容:裁判所について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「裁判と違憲立法審査権 13 回 講義内容:内閣について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「内閣制度と大統領制」 14 回 講義内容:地方自治体について ・予習内容:次回の箇所を読む ・復習事項および課題:「自治体の意義と道州制」 15 回 講義内容:憲法の総復習 予習内容:ノートを一読しておく 副周事項および課題:基本的人権と国家制度の根本課題を総括する Ⅰ-6 平 科目名 社会学 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 坂元 晶 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 自律した信念のある社会人として必要な、現代社会に関する知識を習得する。 学生の学習成果: 専門的学習成果としては、現代社会において、社会的・文化的性別である「ジェンダー」 が、個人の生き方や社会構造に与えている影響について理解する。 また、汎用的学習成果として、①社会人として自らの生き方を考える力、②論理的思考力 を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.口頭による講義形式を基本とし、適宜プリント資料を配布して、受講生の理解を 図る。 2.下に挙げた以外にも、授業の進度に応じて参考文献を紹介する。 また、必要に応じて新聞・雑誌等の記事を使用する。 3.授業の節目には、簡単な課題を提出してもらい、単位認定の参考とする。 1回の授業に対して予習・復習が義務付けられている。その内容については、毎回の授 業でポイントを示す。 また、授業では時事的な問題を取り上げることが多いので、普段から新聞やTV等の ニュースに触れておくこと。 テキスト テキストは特に指定しないが、プリント資料を配布し、それに基づいて授業を行う。 学習評価の方法 以下の2つの学習成果について、その獲得度合いを量的に評価する。 ①「ジェンダー」が個人の生き方や社会のありかたにどのような影響を与えているかについ て理解する。 ②①に基づき、「ジェンダー」が個人の生き方や社会のありかたに与える影響について、他 人事ではなく、自身にかかわる問題として考えることができる。 学習評価は期末試験及び提出課題によって行う。 期末試験 90 点、提出課題 10 点、総合得点 60 点以上を合格とする。 ただし、欠席は1回につき5点、遅刻は1回につき2点の減点とする。 (診断書のある病欠などケースによっては減点を免除する) 注意事項 参考図書等: 1.目黒依子編:『ジェンダーの社会学』、放送大学教材、1994 年 2.江原由美子・山田昌弘:『ジェンダーの社会学 入門』 、岩波書店、2008 年 3.岡村清子・亀田温子編:『入門 職業とジェンダー』、日本評論社、1998 年 授業の進度に応じて、さらに参考文献を紹介する。 Ⅰ-7 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】 ・授業の進め方、成績評価の方法 ・「社会学」って何? 2 回 【「ジェンダー」とは?】 「ジェンダー」という切り口 「ジェンダー」に基づく性別役割分業 ゆらぐ「性差」 「性別役割分業」の弊害 3 回 【ジェンダーの「社会化」① 教育】 「性別社会化」と「ジェンダー」 「性別社会化」の場としての「家庭」と「学校」 「他者との関係」によって獲得する「ジェンダー」 進路選択への影響 4 回 【ジェンダーの「社会化」② マスメディア】 マスメディアと「メディア・リテラシー」 マスメディアによる「性別社会化」 「情報」によって獲得する「ジェンダー」 5 ・ 6 回 【ライフスタイルの変化とジェンダー―① 就業】 「ジェンダー」に規定されて男女で異なる職業への関り方 その結果として職業活動から得られる報酬の男女差 就業・非就業:「M字型就業パターン」「高原型就業パターン」「L字型就業パターン」 非正規雇用の増加とその問題点 就業分野の差異 なぜ「女性向き」職業は賃金が低いのか? 7 ・ 8 回 【ライフスタイルの変化とジェンダー―② 結婚】 「晩婚化」と「少子化」 結婚の意識―「理想的な相手」がみつかるまで結婚しなくてかまわない? 結婚と階層―日本の結婚の特徴「階層内結婚」 異性に感じる「魅力」と「ジェンダー」との関係 ライフスタイルの変化と「新しい」性別役割分業 結婚生活の 4 つのコース 結婚の条件―「3高」から「3C」へ Ⅰ-8 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 【ライフスタイルの変化とジェンダー③ 「主婦」の誕生】 産業革命以前の「家事」 近代化と「主婦」の誕生―世界史的理解 近代化と「主婦」の誕生―日本の場合 家事と「主婦」の現状―「近代主婦」と「現代主婦」 10 回 【ライフスタイルの変化とジェンダー④ 育児休業と保育】 不況や雇用の非正規化→「共働き」で家計収入を補う必要性の増加 →「育児」は誰が行うのか? 「育児休業制度」―「制度」利用者の偏り 保育制度の問題点―待機児童、無認可保育など これからの課題―男性も女性も「生きやすい」社会へ 11 回 【高齢期とジェンダー① 高齢期に起こる問題とその男女差】 高齢期に直面する問題の男女差とその要因 ―高齢期の3つの問題 寿命の差異と家族の状況 ―配偶者との死別、子供との関係 性別役割分業と高齢期 ―経済的問題、家事と介護の問題 豊かな老後のために 12 回 【高齢期とジェンダー② 介護と福祉活動の担い手】 「少子高齢化」→少ない現役世代の半分の女性だけで増加する高齢者をケアできるか? 日本の福祉活動 日本の福祉活動における性別役割分業の概況 介護(ケア)行動の「性的」性格―なぜ女性によるケアが好まれるのか? これからに向けて―介護を男女が平等に担うために 13 回 【高齢期とジェンダー③ 年金】 年金制度が崩壊する?―「世代間扶養」と少子高齢化 年金の種類と給付水準 空洞化する国民年金 年金を受け取る―「無年金障害者問題」と「学生納付特例制度」 年金制度の改革案とその問題点 14 ・ 15 回 【「ジェンダー」に起因する暴力】 セクシュアル・ハラスメント、ストーカー、DV(ドメスティック・バイオレンス)など 「言葉の力」―自分が助けを求めるため、そして人を助けるために 暴力はなぜ問題なのか?―「権力」の力関係によって引き起こされる一方的な暴力 「DV」「デート DV」―既婚者だけでなく、若い恋人たちも DV に苦しんでいる DVで受ける暴力の種類―身体的暴力だけが暴力ではない 被害者が暴力関係にとどまる理由 DVを受けたときにとるべき行動 Ⅰ-9 平 科目名 成 22 経済学 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 張 秉煥 質問受付の方法:M棟 611 号研究室 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 需要と供給、価格決定のメカニズム、各市場構造における競争特性や企業行動に関する基礎 理論を習得する。なお、国民経済を取り巻く現実経済の主要指標に関する理解を高める。 学生の学習成果: 専門的学習効果としては、将来専門職業人として社会生活を営むために必要とする社会経済 現象を理解することができる。たとえば、豊作貧乏現象の背景要因、国民所得と経済成長、 そしてインフレと失業などを理解することで、将来社会生活への応用に資する教養を磨く。 なお、汎用的学習成果としては、経済学的思考で物事を捉えることで、論理力とコミュニケ ーション力を涵養する。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.主教材およびレジュメ(講義録の要約)を中心に行なう。 2.講義中、小テスト(2回)を実施する。 独自のテキストを本学ファイル―サーバーより自主的に入手すること。 法 テキスト 方 予習・復習 育 授業は授業時間以外の修学(予習および復習)を前提としている。 暗記ではなく、毎回の授業内容やポイントを総合的に捉え、全体像を理解する方法で 修学することを勧奨する。 学 習 評 価 の 方 法 単位認定については上記の「学習成果」と照らし合わせて、筆記試験(予備テスト2回 30 点および定期期末試験 60 点)によって総合的に評価・判定する。ただし、課題ないし提出 物などの状況を加味する。 経済関連専門用語の暗記負担を減らすために、試験は「持ち込み可」の条件で行う。各問題 に関する理解水準に着目し(テキスト写しを禁ずる)、答案全体を総合的に評価する方法で 採点を行う。なお、課題や予備テストの答案と期末試験答案との整合性を勘案する。 注意事項 参考図書: マンキュー:2006、『マンキュー入門経済学』、東洋経済新報社。 Ⅰ-10 授 1 回 業 回 数 別 経済学の十大原理:経済学的思考の特徴 −トレードオフ −経済活動と機会費用 −市場と政府とのかかわりなど 3 回 市場における需要と供給の作用(1) −市場と競争 −需要と供給 4 回 市場における需要と供給の作用(2) −需要と供給を組み合わせる −均衡の変化を分析する 5 回 弾力性とその応用 −分析道具としての弾力性 −需要の弾力性 −供給の弾力性 6 回 需要、供給および政府の政策 −価格規制 −上限規制モデルと事例 −下限規制モデルと事例(最低賃金など) 公共財と共有資源 −さまざまな財の種類と公共財 −公共財とフリーライダー問題 予備テスト(1回目) 8 回 育 内 容 オリエンテーション: 講座の概要、担当教員の自己紹介、授業の方法および単位認定の基準等々 2 回 7 回 教 国民所得との測定 −GDP 統計 −GDP の三面等価の原則 Ⅰ-11 授 業 回 数 別 9 回 経済成長 −経済成長に関する主要統計 −経済成長の源泉 −経済成長と公共政策 10 回 経済政策(1) −財政政策 −財政赤字の問題点 11 回 経済政策(2) −金融政策 12 回 景気循環と失業問題 −経済変動に関する三つの重要な事実 −景気と失業との関係 −日本型労働環境の特徴 13 回 インフレ率と失業率の関係 −インフレの社会的コスト −フィリップス曲線 予備テスト(2回目) 14 回 我々の生活と経済指標(1) −国民所得 −豊かさの国際比較 15 回 我々の生活と経済指標(2) −実質賃金と労働生産性 −購買力平価と物価水準 Ⅰ-12 教 育 内 容 平 科目名 化学 成 22 年 度 授業回数 教 15 単位数 育 計 画 2 担当教員 宮崎正博 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):随時、C 棟 101 研究室で受け付ける 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 化学的なものの見方や考え方は、豊かな生活を送るためにたいへん重要である。本講では、 身近な物質や現象を取りあげて、化学の基本的なしくみについて考え、「21 世紀を生きる幼 児たちを教育指導する」に相応しい資質能力のある保育者の養成を目指す。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、化学の基礎的知識を修得し、身の回りにあるものやいろいろな現 象を化学的にわかりやすく説明することができる。 また、汎用的学習成果として、「情報リテラシー・数量的スキル」や「論理的思考力」を 身につける。 授業の進め方 予習・復習 ・毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記載された予習を求める。 ・毎授業後に、復習を求める。 ・授業開始直後、上に記載したように、小テストを行い、予習復習を行っているかど うかを確かめる。 テキスト 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・日本化学会 化学教育協議会 グループ・化学の本 21 編、『化学』入門編、化学同 人、2008 年、2000 円(税別)。 ・授業は、テキストを利用して進める。 ・受講者の理解を促進させるため、授業中に小テストを行う。 育 方 法 成績評価の方法 以下に示す学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。 ①化学の基礎的な知識を獲得する。 ②身近な現象を化学的に理解する。 ③身近な物質を化学的に理解する。 学習評価は、定期試験および小テストの結果を総合して行う。評価の割合は、定期試験 60 点、小テスト 40 点とし、合計 60 点以上を合格とする。なお、受講態度の評価として遅刻は 1 回につき 1 点、欠席は 1 回につき 3 点減点する。 注意事項 参考図書等 15 回授業の 2/3 以上の出席により定期試験の受験資格が得られる。遅刻や欠席がないように 受講すること。 Ⅰ-13 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 物質は粒子からできている⑴ ・講義内容:①自然と化学とのかかわり合い、②物質を見る化学の目、③純粋な物質と混ざ った物質、④物質と元素 ・予習事項:テキスト第1章 (pp. 1-6) 2 回 物質は粒子からできている⑵ ・講義内容:①小さな粒子としての物質、②物質を構成する粒子、③物質を構成する究極の 粒子(原子と分子) ・予習事項:テキスト第 1 章 (pp. 7-14) 3 回 身の回りの物質を考える ・講義内容:①空気と身近な気体、②水という不思議な物質、③栄養素としての食品、④無 機物質と有機物質 ・予習事項:テキスト第 2 章 (pp. 15-30) 4 回 物質を特徴づけるものは何か 講義内容:①物質の性質(密度、融点、沸点など)、②混合物の分離(沸点の利用など)、③ 日常生活に利用されている化学の原理 予習事項:テキスト第 3 章 (pp. 31-42) 5 回 物質の状態(気体、液体、固体)は何によって決まるか 講義内容:①物質の状態を決める要因、②物質の状態と温度、③状態変化とエネルギーの関 係 予習事項:テキスト第 4 章 (pp. 43-54) 6 回 すべての物質は原子からできている⑴ 講義内容:①原子の多様な組み合わせによる多様な物質の生成、②元素をグループに分ける 周期表の発見 予習事項:テキスト第 5 章 (pp. 55-60) 7 回 すべての物質は原子からできている⑵ 講義内容:①原子の構造、②電子・陽子・中性子の組み合わせと原子の性質 予習事項:テキスト第 5 章 (pp. 61-66) 8 回 物質中で原子はどう結びついているか 講義内容:①身の回りの物質をつくる化学の力、②原子と原子の結合、③金属、④イオン 予習事項:テキスト第 6 章 (pp. 67-78) Ⅰ-14 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 分子は原子の結合によってできる 講義内容:①原子が結合してできる分子、②共有結合による分子のなりたち、③水素結合と 不思議な水分子、④物質量(モル) 予習事項:テキスト第 7 章 (pp. 79-90) 10 回 身近な現象から学ぶ気体と液体の性質 講義内容:①気体の性質、②物質の溶け方、③溶液のおもしろい現象 予習事項:テキスト第 8 章 (pp. 91-106) 11 回 化学反応によって新たな物質が生まれる⑴ 講義内容:①身の回りの化学反応、②物質をつくりだす化学反応、③化学反応と化学反応式 予習事項:テキスト第 9 章 (pp. 107-110) 12 回 化学反応によって新たな物質が生まれる⑵ 講義内容:①化学反応式のなりたち、②係数と物質量、③エネルギーの出入り 予習事項:テキスト第 9 章 (pp. 111-118) 13 回 身の回りの酸と塩基を考える 講義内容:①酸と塩基の一般的な性質、②酸と塩基の反応 予習事項:テキスト第 10 章 (pp. 119-132) 14 回 酸化と還元のしくみを考える 講義内容:①酸化と還元、②電池の基本的なしくみ 予習事項:テキスト第 11 章 (pp. 133-148) 15 回 光は物質をどう変えるか 講義内容:①光とは何か、②身近な現象から学ぶ光の原理、③物質による光の吸収、④光の 化学エネルギーへの変換 予習事項:テキスト第 12 章 (pp. 149-162) Ⅰ-15 平 科目名 生物学 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 山口 雪子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:在室中随時 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 生物・生命科学に関する基礎知識・教養を身につける 学生の学習成果: ・ 専門的学習成果: 生物学・生命科学について、①生物体の成り立ち ②生命活動の維持 ③生命の連続性、からとらえ基本的用語を理解し知識を得る。生物学・生命科学の知見 から科学的・客観的思考力・判断力をつける。 ・ 汎用的学習成果: 生物学に代表される自然科学の内容に触れることにより、論理的思 考力・表現力を養う。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) 主に講義により授業を進めるが、内容理解を深めるために適宜VTRなども活用する。 方 法 予習・復習 育 各回授業に関わる内容について高等学校までに得た知識を可能な範囲で思い出してく ることを予習として事前に行ってくる。板書内容とテキストを照らし合わせて理解を 深める作業を復習とする。 テキスト 石川統・辻英夫・水野丈夫 監修、 2003 年、 ダイナミックワイド 図説 生物、 東京書籍 学 習 評 価 の 方 法 学期末試験において、①生物体の成り立ち ②生命活動の維持 ③生命の連続性、に関する 基本的理解が出来ているかを 100 点満点で評価する。試験問題は全て論述形式とし、解答内 容がに対する論理的思考力・表現力も評価の対象とし、1問あたり基本的理解:論理的表現 =1:1で採点する。 また予習・復習については授業開始時に口頭試問により確認する。度重なる指導にも関わ らず予習・復習を行わない場合は最終評価から 10 点減点する。 注意事項 参考図書 石原勝俊・浅尾哲朗・団まりな・山口征夫 著、1999 年、目でみる生物学、培風館 室伏き村み子 著、1997 年、絵とき生命科学の知識、オーム社 Ⅰ-16 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 科目、授業内容と単位認定方法に関する説明、 「生物」の定義 学習のポイント: ① 授業目的・概要について理解する ② 生物の定義・基本を学ぶ ③ 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 2 回 生物って何でできているのだろう? ①生体を構成する化学物質の話 学習のポイント: 生物を構成する化学物質に関する基礎知識を得ると共に、化学物質から 何故特徴的な生物が構成できるのかを考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 3 回 生物って何でできているのだろう? ②生物の基本単位・細胞の話 学習のポイント: 細胞に関する基礎知識を得ると共に、何故細胞が生物の基本単位とされ るのか生物の定義から考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 4 回 生物って何でできているのだろう? ③多細胞生物への成り立ちの話 学習のポイント: 細胞分化から組織・器官の構成と多細胞生物体の基本を学ぶと共に、多 種多様な生物体が存在する理由を細胞の観点から考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 5 回 生きているってどういう事? ①代謝と酵素の話 学習のポイント: 代謝とその促進に関与する酵素について基礎知識を得ると共に、生活の 中で利用される酵素の話題から酵素の特徴について理解を深める 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 6 回 生きているってどういう事? ③生体エネルギーの話 学習のポイント: 生体エネルギー、呼吸、光合成について学ぶと共に、呼吸の面から多細 胞生物が成り立つ理由について考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 7 回 生きているってどういう事? ④体内環境を維持する仕組みの話Ⅰ 学習のポイント: ホメオスタシス(恒常性の維持)について基礎的知識を得ると共に、生 物にとって何故ホメオスタシスが必要か?崩れるとどうなるのか?を細胞・個体レベルから 考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う Ⅰ-17 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 生きているってどういう事? ⑤体内環境を維持する仕組みの話Ⅱ 学習のポイント: 人体で行われているホメオスタシス、自律神経と内分泌器官について学 ぶと共に、不眠症やダイエットのリバウンドなどをホメオスタシスの観点から考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 9 回 生きているってどういう事? ⑥生体防御の仕組みの話 学習のポイント: 外界からの異物排除、免疫の基礎について学ぶと共に、アレルギー・花 粉症・インフルエンザなどを免疫の観点から考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 10 回 命のつながりって? ①細胞を増やす仕組みの話 学習のポイント: 遺伝子の複製、細胞分裂について基礎的知識を得ると共に、細胞周期や 細胞の寿命について生命維持の観点から考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 11 回 命のつながりって? ②次世代を生み出す仕組みの話 学習のポイント: 無性生殖と有性生殖について学ぶと共に、多くの生物種が有性生殖を行 う理由を環境適応・進化の観点から考察する 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 12 回 命のつながりって? ③親から受け継いだ情報の使い方の話Ⅰ 学習のポイント: メンデルの遺伝法則を理解すると共に、ABO式血液型や遺伝病など人 に身近な遺伝について学ぶ 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 13 回 命のつながりって? ④親から受け継いだ情報の使い方の話Ⅱ 学習のポイント: 遺伝子発現の意味としくみに関する基本的理解を得るとともに、性格や 病気などとの遺伝子の関係について考察する。 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 14 回 命のつながりって? ⑤親から受け継いだ情報の使い方の話Ⅲ 学習のポイント: 一卵性双生児を事例に環境と遺伝子発現について考察し、生物学の学び を教養として生活に活かすまとめをする。 予習と復習: 前ページ記載内容を参照し、予習・復習を行う 15 回 これまでの復習と試験に対する諸注意 Ⅰ-18 平 科目名 情報処理基礎 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等): [email protected]、 OH:土曜 2、3 限 教育目標と学生の学習成果 教育目標:我々の住んでいる情報社会では、コンピュータは仕事や日常生活のいろいろな分 野で使用されており、好むと好まざるにかかわらず、コンピュータの活用は避けて通れない。 本講義では情報機器を保育現場や社会生活で活用するための基礎知識と技能を身につける。 学生の学習成果: ・ 専門的学習成果:ITに関する基礎的知識を理解した上で、保育現場で活用できる情報処 理能力を身につける ・ 汎用的学習成果:コンピュータを利用する際に必要となるITリテラシーおよび論理的思 考力を身につける 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) 方 法 予習・復習 育 テキスト x 講義(前半)と演習(後半)を並行して行う ¾ 講義は配付資料を中心に進め、適宜小テスト等で理解度を確認する ¾ 演習では、書作成と表計算を演習形式で行う ソフトは Microsoft 社の Word 及び Excel を使用する x x 予習事項:毎回テキストの予習箇所を指示する 復習事項:「授業回数別教育内容」に記された復習を求める ¾ タッチタイピング能力は訓練によって必ず上昇する。基準に満たない者、よ り高水準を目指す者は十分練習を行うこと x 「30 時間でマスターOffice2007」実教出版および配布資料 学 習 評 価 の 方 法 以下の 5 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数等を 勘案し、およそ①30%、②30%、③10%、④10%、⑤10%、⑥10%の比重をかける。 ① コンピュータによる情報処理の基礎を理解する ② Word 及び Excel の機能を理解し基本操作ができる ③ 一定水準(250 文字/分)のタッチタイピングができる ④ インターネットの利用ができる ⑤ ネットワークの特徴と仕組みを理解し、安全に利用するための方法を理解する ⑥ コンピュータを利用する際に必要となる論理的思考力を身につける 注意事項 評価の実施:①②は授業で行う小テスト・課題提出・定期試験の結果により行い、③は授 業中に教員が確認する。④は課題提出により、⑤⑥は小テストの結果により行う。なお、受 講態度に問題があったものは、保育者としての使命感や倫理観が十分ではないとして評価か ら減点する。具体的には、欠席 1 回につき 4 点、遅刻 1 回につき 2 点とする。受講態度に関 する注意は初回減点なしで、2 回目は 3 点、3 回目は 4 点と、回数が増えるにしたがい減点 率を上げていく。 参考図書 ・村上 優 編著「保育の想像を支援するコンピュータ」保育出版社 ・小野目如快 著「Office 2007 で学ぶコンピュータリテラシー」実教出版 Ⅰ-19 授 1 回 2 回 3 回 業 回 数 別 教 育 内 容 【オリエンテーション 】 ・講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 ・本講義で修得してほしい事柄に関する説明 【演習】コンピュータの基本操作 ・基本操作の確認(電源の ON/OFF、Windows 基本操作、マウスの操作) ・文字入力(入力・訂正の仕方、タッチタイピング) 復習事項:タッチタイピングの練習 【講義】情報化とネットワーク社会、コンピュータの機能、OSとアプリケーションソフト 【演習】Word の使い方① ・WORD の起動と終了、画面構成と日本語入力、漢字変換、辞書の使い方、記号の入力、フ ァイルの保存と呼び出しの方法 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:タッチタイピングの練習 【講義】情報社会の特徴(情報化の光の部分) 【演習】Wordの使い方② ・ページ設定、文書の入力、文節変換、文字の移動とコピー、削除、右揃え、左揃え、中央 揃え(センタリング) 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:情報社会の特徴(光の部分)を整理する、タッチタイピングの練習 4 回 【講義】情報社会の特徴(情報化の影の部分) 【演習】Word の使い方③ ・文書の作成、書式設定(字体・サイズ・太字・斜字・下線・着色) 、ヘッダ・フッタの設 定、印刷プレビュー、印刷 ・課題をプリンタで印刷して提出 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:情報社会の問題点を整理する 5 回 【講義】インターネットの仕組みと知りたい情報を見つける方法 【演習】インターネットの使い方① ・Web ページの閲覧と情報検索 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:インターネットの仕組みを理解する 6 回 【講義】インターネットを安全に利用するために 【演習】インターネットの使い方② ・電子メールの送受信 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:インターネット利用上の注意とネチケットをまとめる 7 回 【講義】保育と情報機器 【演習】Word の使い方④ ・表を活用した文書の作成:表の挿入、文字入力、書式設定 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:保育者としてどのような情報活用能力を向上すべきかをまとめる 8 回 【講義】保育においてマネージメント道具として使う情報機器 【演習】Word の使い方⑤ ・画像を活用した文書の作成:ワードアート・クリップアートの利用 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:保育現場でどのような情報機器活用が行われているかを理解する Ⅰ-20 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 【講義】 情報機器を使用した保育と情報機器導入の留意点 【演習】Excel の使い方① ・Excel の基礎:画面構成、データ入力・編集と計算式の入力 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:幼児のコンピュータでの遊び・活動について考える 10 回 【講義】 表計算ソフトの概念と機能 【演習】Excel の使い方② ・関数の利用:基礎的な関数(SUM, AVERAGE, COUNT)の利用、計算式のコピー 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:表計算ソフトの概念と機能を理解する 11 回 【講義】情報セキュリティとサイバー犯罪 【演習】Excel の使い方③ ・パーセントスタイル・小数部表示、罫線、行の挿入・削除 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:情報セキュリティの重要性を理解する 12 回 【講義】不正アクセスから身を守る方法 【演習】Excel の使い方④ ・グラフの作成、Word に Excel の表とグラフを貼り付け 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:被害者・加害者にならないために自分がやるべきことを整理する 13 回 【講義】知的財産権の保護 【演習】PowerPoint の使い方① ・PowerPoint の基礎:プレゼンテーションの作成、レイアウトの設定 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:知的財産権の保護について理解する 14 回 【講義】個人情報の保護と管理 【演習】PowerPoint の使い方② ・文字の修飾、アニメーション効果の設定 予習事項:次回ステップのテキストに目を通す 復習事項:第 2 回から 14 回までの講義内容 15 回 【講義】図書館を用いた情報検索 【演習】PowerPoint の使い方③ ・プレゼンテーション資料の作成 復習事項:これまでの講義内容を復習し、定期試験に備える Ⅰ-21 平 科目名 情報処理演習 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等): [email protected]、 OH:土曜 2、3 限 教育目標と学生の学習成果 教育目標:現在我々の住んでいる情報社会では、コンピュータは仕事・勉強・趣味等の生活 のいろいろな分野で使用されている。特に、ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフト はその実用性・応用性が高いことから、社会人として必須といっても過言ではない。そこで、 代表的なソフト Word、 Excel、 PowerPoint を用いて以下を習得することを目標とする。 学生の学習成果: ・ 専門的学習成果:ワープロソフト・表計算ソフト・プレゼンテーションソフトの基礎的 な操作および利用ができる ・ 汎用的学習成果:コンピュータを利用する際に必要となる IT リテラシーおよび論理的思 考力を身につける 予習・復習 ・ 予習(テキストの見通し)と復習(テキストとプリントの見直し、課題関連練習問 題)を授業の各回において指示する 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ Word、 Excel、PowerPoint について、情報処理基礎で学習した基本操作に付け加 え、新たな機能と操作を学習する ・ 各回では演習と課題作成を行い、作成した課題は電子メールに添付し提出する ¾ 1∼6 回は文書作成、7∼11 回は表計算、12∼15 回はプレゼンテーション資料 の作成を行う 方 法 テキスト ・ 「30 時間でマスターOffice2007」実教出版(前期「情報処理基礎」の教科書) ・ 配布資料 学 習 評 価 の 方 法 以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘 案し、およそ①30%、②30%、③20%、④20%の比重をかける。 ① ワープロソフト Word の操作ができる ② 表計算ソフト Excel の操作ができる ③ プレゼンテーションソフト PowerPoint の操作ができる ④ コンピュータを利用する際の基礎的な IT リテラシーおよび論理的思考力を身につける 注意事項 評価の実施:①②③は課題提出および授業で行う試験(3 回)の結果を上記の比率で加算 して行い、④は提出された課題の内容を授業における説明事項の反映度の観点から評価する ことによって行う。なお、受講態度に問題があったものは、保育者としての使命感や倫理観 が十分ではないとして評価から減点する。具体的には、欠席 1 回につき 5 点、遅刻 1 回につ き 2 点とする。受講態度に関する注意は初回減点なしで、2 回目は 3 点、3 回目は 4 点と、 回数が増えるにしたがい減点率を上げていく。 参考図書 ・ 小野目如快 著「Office 2007 で学ぶコンピュータリテラシー」実教出版 Ⅰ-22 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 【オリエンテーション 】 x 授業の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 x 本授業で修得してほしい事柄に関する説明 【復習】 ・ 情報処理基礎の Word 基本操作を復習 2 回 【Word の操作と利用①】 ・ ページ設定、書式設定、文字の均等割り付け 、縦書き ・ ワードアートやクリップアートの利用 ¾ 課題:案内文書の作成 3 回 【Word の操作と利用②】 ・ 拡張書式の利用、文書のレイアウト、箇条書き、段組 ¾ 課題: お知らせ文書の作成 4 回 【Word の操作と利用③】 ・ 表の作成 ¾ 課題: ビジネス文書の作成 5 回 【Word の操作と利用④】 ・ 図形の描画、スマートアートの挿入 ¾ 課題:地図の作成、電話連絡網の作成 【Word の操作と利用⑤】 ・ Word 文書への Excel データの受け渡し 6 回 【第 1 回小テスト】 ・ 課題:Word の操作と利用 ・ 持ち込み可 7 回 【Excel の操作と利用①】 ・ 「情報処理基礎」の Excel 基本操作を復習 ¾ 課題:計算式の入力、関数の利用(合計、平均、数を数える) 8 回 【Excel の操作と利用②】 ・ IF 関数による条件判定 ・ IF 関数の使い方 ¾ 課題:条件に一致するセルの計算(COUNTIF、SUMIF) Ⅰ-23 授 業 回 数 9 回 【Excel の操作と利用③】 ・ セルの参照(絶対参照、相対参照) ¾ 課題:データの順序づけ 10 回 【Excel の操作と利用④】 ・ 各種グラフの種類と特徴 ¾ 課題:グラフ作成と編集 別 教 育 内 容 【Excelの操作と利用⑤】 ・ データの並べ換えと検索 11 回 【第 2 回小テスト】 ・ 課題:Excel の操作と利用 ・ 持ち込み可 12 回 【PowerPoint の操作と利用①】 ・ 「情報処理基礎」の PowerPoint 基本操作を復習 ¾ 課題:プレゼンテーション資料(スライド)の作成 13 回 【PowerPoint の操作と利用②】 ・ SmartArt・図形と図の活用 ¾ 課題:プレゼンテーション資料(スライド)の作成 14 回 【PowerPoint の操作と利用③】 ・ プレゼンテーションの基本知識 ¾ 課題:プレゼンテーション資料(スライド)の作成と発表 【PowerPoint の操作と利用④】 ・ 課題:プレゼンテーション資料(スライド)の作成と発表(つづき) 15 回 【第 3 回小テスト】 ・ 課題:PowerPoint の操作と利用 ・ 持ち込み可 Ⅰ-24 平 科目名 成 22 ワープロ演習(A) 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等): [email protected]、 OH:土曜 2、3 限 教育目標と学生の学習成果 教育目標:IT 技術の中で、特にワードプロセッサはその実用性・応用性が高いことから、社 会人として必須といっても過言ではない。そこでこの授業では、代表的なワープロソフト Word を用いてその基本操作を身につけることを目的とする。 学生の学習成果: ・ 専門的学習成果:ビジネス文書作成に関する留意事項を学び、代表的なビジネス文書や、 保育・教育の現場においてよく使用される文書を作成できる ・ 汎用的学習成果:コンピュータを利用する際に必要となる IT リテラシーおよび論理的思 考力を身につける 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 演習を中心とし、適宜必要な説明を行いながら授業を進める ・ 各自の進度に応じて、不明な点を明らかにしながら個別指導をする 育 テキスト 法 予習・復習 方 ・ 予習(テキストの見通し)と復習(テキストとプリントの見直し、課題関連練習問 題)を授業の各回において指示する ・ 「30 時間でマスター Word 2007」実教出版 ・ 配布資料 学 習 評 価 の 方 法 以下の 4 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘 案し、およそ①20%、②30%、③30%、④20%の比重をかける。 ① ビジネス文書に関する基礎知識を身につける ② 代表的なビジネス文書が作成出来る ③ 保育・教育場面において用いられることの多い保育関連文書が作成できる ④ コンピュータを利用する際の基礎的な IT リテラシーおよび論理的思考力を身につける 注意事項 評価の実施:①②③は提出された課題を見栄えの点から評価することによって行い、④は 提出された課題の内容を授業における説明事項の反映度の点から評価することによって行 う。なお、受講態度に問題があったものは、保育者としての使命感や倫理観が十分ではない として評価から減点する。具体的には、欠席 1 回につき 5 点、遅刻 1 回につき 2 点とする。 受講態度に関する注意は初回減点なしで、2 回目は 3 点、3 回目は 4 点と、回数が増えるに したがい減点率を上げていく。 参考図書 ・「情報リテラシー Office 2007」FOM 出版 ・「Word 2007 実力アップテキスト&問題集」毎日コミュニケーションズ Ⅰ-25 授 業 回 数 別 教 育 内 容 【オリエンテーション 】 x 授業の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 x 本授業で修得してほしい事柄に関する説明 1 回 【講義・演習】Word 機能(情報処理基礎及び情報処理演習で習得した内容)の復習 ・ 文字入力(漢字変換、記号入力、特殊な入力数式入力、手書き入力、辞書の利用) ・ 文書入力(強制改行、文書の保存・呼出し) ・ 書式設定、複写、挿入、削除、移動 予習事項:情報処理基礎及び情報処理演習の授業内容を確認しておく 2 回 【講義・演習】Word の編集機能 ・ 段落の配置変更/左端下げ/左端・両端揃え(均等割付け) ・ 文字サイズ、フォントの変更、太字、ルビ、斜体、下線、網掛け ・ 拡張書式 ・ 箇条書き、段落番号 予習事項:教科書 P.84∼94 をよく読んでおく 3 回 【講義・演習】Word の表作成 ・ 作成、セル選択、行・列・表全体選択、セル幅変更 ・ 行・列の挿入・削除、中央揃え・右揃え ・ 表のスタイル、セル結合、セル着色 予習事項:教科書 P.100∼110 をよく読んでおく 4 回 【講義・演習】Word 画像関連機能(クリップアート、ワードアート) ・ クリップアートの挿入、サイズ変更、移動、回転 ・ ワードアートの挿入、編集 予習事項:教科書 P.116∼130 をよく読んでおく 5 回 【講義・演習】Word の図形描画・スマートアート ・ 図形の描画:(選択、移動、削除、サイズ変更、装飾、文字列挿入、色の変更、テキス トボックス) ・ スマートアート 予習事項:教科書 P.131∼146 をよく読んでおく 6 回 【講義・演習】Word の段落設定 ・ 段組、段落設定の変更、スタイル ・ ドロップキャップ ・ 段落・文字に対する罫線設定 予習事項:教科書 P.147∼151 をよく読んでおく 7 回 【講義・演習】Word のテンプレート機能 ・ ハガキの作成、FAX 送付状 ・ 差し込み印刷 予習事項:教科書 P.158∼171 をよく読んでおく Ⅰ-26 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 【演習】Word の応用① ・ ビジネス文書の基本(種類、内容、レイアウト、用語) ・ 課題1:ビジネス関連文書の作成と提出(社外文書、社内文書) 9 回 【演習】Word の応用② ・ 課題2:ビジネス関連文書の作成と提出(見積書、納品書、請求書) 10 回 【演習】Word の応用③ ・ 課題3:ビジネス関連文書の作成と提出(案内状) 11 回 【演習】Wordの応用④ ・ Excelの表とグラフの貼り付け ・ 課題4:ビジネス関連文書の作成と提出(営業報告書) 12 回 【演習】Word の応用⑤ ・ 保育園で作成される文書 ・ 課題5:保育関連文書の作成と提出(ポスター、掲示物) 13 回 【演習】Word の応用⑥ ・ 課題6:保育関連文書の作成と提出(お知らせ) 14 回 【演習】Word の応用⑦ ・ 課題7:保育関連文書の作成と提出(園だより) 15 回 【演習】Word の応用⑧ ・ 課題8:保育関連文書の作成と提出(案内状) Ⅰ-27 平 科目名 成 22 ワープロ演習(B) 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail、オフィスアワー等): [email protected]、 OH:土曜 2、3 限 教育目標と学生の学習成果 教育目標:IT 技術の中で、特にワードプロセッサはその実用性・応用性が高いことから、社 会人として必須といっても過言ではない。この授業では、情報処理基礎、情報処理演習及び ワープロ演習(A)で学んだ知識と技術を基にし、見映えの良い、説得力のある文書の作成能 力を身につけることを目的とする。特にこの授業では、表計算ソフトとの連携に重点をおき、 より実践的な文書作成能力を身につける。 教 授業の進め方 学生の学習成果: ・ 専門的学習成果:ワープロ演習(A)で身につけた内容をさらに発展させ、ビジネス文書作 成に関する留意事項を学び、代表的なビジネス文書や、保育・教育の現場においてよく 使用される文書を作成できる ・ 汎用的学習成果:コンピュータを利用する際に必要となる IT リテラシーおよび論理的思 考力を身につける (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 演習を中心とし、適宜必要な説明を行いながら授業を進める ・ 各自の進度に応じて、不明な点を明らかにしながら個別指導をする 方 法 予習・復習 育 ・ 予習(テキストの見通し)と復習(テキストとプリントの見直し、課題関連練習問 題)を授業の各回において指示する テキスト ・「30 時間でマスター Word 2007」実教出版(前期「ワープロ演習(A)」の教科書) ・配布資料 学 習 評 価 の 方 法 以下の 4 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘 案し、およそ①20%、②30%、③30%、④20%の比重をかける。 ① ビジネス文書に関する基礎知識を身につける ② 代表的なビジネス文書が作成出来る ③ 保育・教育場面において用いられることの多い保育関連文書が作成できる ④ コンピュータを利用する際の基礎的な IT リテラシーおよび論理的思考力を身につける 注意事項 評価の実施:①②③は提出された課題を見栄えの点から評価することによって行い、④は 提出された課題の内容を授業における説明事項の反映度の点から評価することによって行 う。なお、受講態度に問題があったものは、保育者としての使命感や倫理観が十分ではない として評価から減点する。具体的には、欠席 1 回につき 5 点、遅刻 1 回につき 2 点とする。 受講態度に関する注意は初回減点なしで、2 回目は 3 点、3 回目は 4 点と、回数が増えるに したがい減点率を上げていく。 参考図書等 ・「情報リテラシー Office 2007」FOM 出版 ・「Word 2007 実力アップテキスト&問題集」毎日コミュニケーションズ Ⅰ-28 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 【オリエンテーション 】 x 授業の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 x 本授業で修得してほしい事柄に関する説明 【講義・演習】Word 機能(ワープロ演習(A)で習得した内容)の復習 予習事項:ワープロ演習(A)の授業資料を確認しておく 2 回 【講義・演習】Word 機能:細かい書式設定と文書校閲 ・ 行間や文字間隔の変更 ・ オートフォーマット、ハイパーリンク ・ 文書の校閲(文字の検索・置き換え、変更履歴) 予習事項:教科書 P.198∼203 をよく読んでおく 3 回 【演習】 ・ 課題 1 ビジネス関連文書の作成と提出(案内状) 4 回 【演習】 ・ 課題 2 ビジネス関連文書の作成と提出(議事録) 5 回 【演習】 ・ 課題 3 ビジネス関連文書の作成と提出(礼状・挨拶状) 6 回 【演習】 ・ 課題 4 ビジネス関連文書の作成(報告書) 7 回 【演習】 ・ Word 文書への Excel の埋め込み ・ 課題 5 ビジネス関連文書の作成と提出(報告書(続き)) 8 回 【演習】 ・ 課題 6 保育関連文書の作成(園児台帳、データ入力、並び替え) 9 回 【演習】 ・ 課題 7 保育関連文書の作成と提出(案内状・ハガキの差し込み印刷・宛名のラベル印 刷) 10 回 【演習】 ・ 課題 8 保育関連文書の作成と提出(お知らせ1) 11 回 【演習】 ・ 課題 9 保育関連文書の作成と提出(お知らせ2) 12 回 【演習】 ・ 課題 10 保育関連文書の作成と提出(おめでとう文書) 13 回 【演習】 ・ 課題 11 保育関連文書の作成と提出(スケジュール表) 14 回 【演習】 ・ 課題 12 保育関連文書の作成(園だより) 15 回 【演習】 ・ 課題 13 保育関連文書の作成と提出(園だより(続き)) Ⅰ-29 平 科目名 英語(A) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 竹内博・濱田佐 保子・富山晴仁 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): {eigo, sahoko, tomiyama}@owc.ac.jp 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼稚園教諭・保育士を目指す者は、日本語を母語としない子供やその保護者と円滑にコミ ュニケーションするために、英語コミュニケーション能力を養成することを目標とする。特 に以下の二点に重点を置く。 1 子供や保護者と英語で誤解なくコミュニケーションを行うために必要な、正しい文法 力を身につける。 2 英文を正しく理解する読解力を身につける。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げた文法力と読解力を身につけるとともに、保育に 関する基本的な語彙を理解する。 また汎用的学習成果として、人間関係力(自己表現、他者理解、問題解決)を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.音声を聞いて、発音、リズム、強弱などに留意しながら読む練習をする。 2.予習を前提として、学生を指名し、英文の和訳を求める。 3.文法や構文に留意しながら、解説する。 4.予習を前提として、学生を指名し、発言を求めながら、問題演習を行う。 ・毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業後に、「授業回数別教育内容」に記された復習を求める。 ・予習と復習を行ったかどうかは、授業中に発言を求めることにより確認する。 テキスト ・森田和子編『新保育の英語』三修社、2010 年 学習評価の方法 卒業後も英語の勉強を独学で続けていけるだけの基礎力がついたことを単位修得の基準と して、次のような比重で評価する。 1.中間試験:50 点(100 点満点×0.5) 2.単位認定試験:50 点(100 点満点×0.5) 3.欠席:減点 1(正当な理由を記した欠席届の提出:減点 0.5)、遅刻:減点 0.5 4.テキスト等忘れ物:減点 0.5 5.英語の発話活動において積極的に参加する。あまりに消極的な場合は、人間関係を 損なうために保育者としてふさわしくないため、減点とする。 注意事項 1.予習、復習の折には、辞書を活用すること。 2.私語など授業を妨げる行為をして、かつ、注意されてもそれを止めない場合は退室して もらう。 Ⅰ-30 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 授業の進め方、成績評価の方法など 予習事項:単語の意味調べと問題演習 2 回 講義内容: Unit 1 The School Year Begins 新学期・園の人々・園舎 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 3 回 講義内容: Unit 2 Arrival 登園・家族 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 4 回 講義内容: Unit 3 Playtime in the Classroom 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 5 回 講義内容: Unit 4 In the Sandbox 外あそび・遊具 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 6 回 講義内容: Unit 5 In the Playground 園庭・けんか 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 7 回 講義内容: Grammar 1 一般動詞・be 動詞 復習事項および課題: 第 2 回から第7回までの学習内容を復習しておく 8 回 講義内容: 予習事項: 9 回 講義内容: Unit 6 Lunchtime 昼食・献立表 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 10 回 講義内容: Unit 7 Changing Clothes and Story Time 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 11 回 講義内容: Unit 8 Nap Time トイレ・お昼寝 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 12 回 講義内容: Unit 9 Blowing Bubbles 病気・身体の名称 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 13 回 講義内容: Unit 10 A Sick Child 緊急連絡 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 14 回 講義内容: Grammar 2 疑問文・否定文・命令文 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 15 回 プリント教材 復習事項および課題: 定期試験に備えて、第 9 回から第 15 回までの学習内容を復習して おく (指定された英文の和訳も出題される) 室内あそび・欠席の連絡 中間試験 (指定された英文の和訳も出題される) 単語の意味調べと問題演習 Ⅰ-31 着替え・おはなし 平 科目名 英語(B) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 竹内博・濱田佐 保子・富山晴仁 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): {eigo, sahoko, tomiyama}@owc.ac.jp 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼稚園教諭・保育士を目指す者は、日本語を母語としない子供やその保護者と円滑にコミ ュニケーションするために、英語コミュニケーション能力を養成することを目標とする。特 に以下の二点に重点を置く。 1 子供や保護者と英語で誤解なくコミュニケーションを行うために必要な、正しい文法 力を身につける。 2 英文を正しく理解する読解力を身につける。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げた文法力と読解力を身につけるとともに、保育に 関する基本的な語彙を理解する。 また汎用的学習成果として、人間関係力(自己表現、他者理解、問題解決)を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業後に、「授業回数別教育内容」に記された復習を求める。 ・予習と復習を行ったかどうかは、授業中に発言を求めることにより確認する。 1.音声を聞いて、発音、リズム、強弱などに留意しながら読む練習をする。 2.予習を前提として、学生を指名し、英文の和訳を求める。 3.文法や構文に留意しながら、解説する。 4.予習を前提として、学生を指名し、発言を求めながら、問題演習を行う。 テキスト ・森田和子編『新保育の英語』三修社、2010 年 学習評価の方法 卒業後も英語の勉強を独学で続けていけるだけの基礎力がついたことを単位修得の基準と して、次のような比重で評価する。 1.中間試験:50 点(100 点満点×0.5) 2.単位認定試験:50 点(100 点満点×0.5) 3.欠席:減点 1(正当な理由を記した欠席届の提出:減点 0.5)、遅刻:減点 0.5 4.テキスト等忘れ物:減点 0.5 5.英語の発話活動において積極的に参加する。あまりに消極的な場合は、人間関係を 損なうために保育者としてふさわしくないため、減点とする。 注意事項 1.予習、復習の折には、辞書を活用すること。 2.私語など授業を妨げる行為をして、かつ、注意されてもそれを止めない場合は退室して もらう。 Ⅰ-32 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 授業の進め方、成績評価の方法など 予習事項:単語の意味調べと問題演習 2 回 講義内容: Unit 11 Preparation for the Sports Day 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 3 回 講義内容: Unit 12 The Sports Day 運動会・動作 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 4 回 講義内容: Unit 13 Going for a Walk 散歩(1)・地図 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 5 回 講義内容: Unit 14 Discovering Autumn 散歩(2)・交通 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 6 回 講義内容: Unit 15 Drawing & Letter Writing 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 7 回 講義内容: Grammar 3 前置詞 復習事項および課題:中間試験に備えて、第2回から7回までの学習内容を復習しておく 8 回 講義内容: 予習事項: 9 回 講義内容: Unit 16 A Snowy Day 雪の日・工作 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 10 回 講義内容: Unit 17 Leaving for Home 降園・お知らせ 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 11 回 講義内容: Unit 18 School Diary 連絡張・乳児室 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 12 回 講義内容: Unit 19 Bean-Throwing Day 家庭調査書・園行事(1) 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 13 回 講義内容: Unit 20 With Thanks for a Wonderful School Year 園だより・園行事(2) 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 14 回 講義内容: Grammar 4 疑問詞を使った疑問文 予習事項:単語の意味調べと問題演習 復習事項および課題:次回のレッスンの問題演習 15 回 プリント教材 復習事項および課題: 定期試験に備えて、第 9 回から第 15 回までの学習内容を復習して おく (指定された英文の和訳も出題される) 行事の案内状・電話連絡 お絵かき・お手紙書き 中間試験 (指定された英文の和訳も出題される) 単語の意味調べと問題演習 Ⅰ-33 平 科目名 中国語(A) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 劉 迎 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: ○中国語や中国文化の知識を備え、国際社会で活躍できる人間性豊かな人材の育成。 学生の学習成果: ○中国語の基本を習得するとともに、中国の文化や生活習慣、思考様式への理解を深めるこ とによって、コミュニケーション能力の初歩的育成を目指し、中国語での簡単な会話や文章 が理解できる。 法 ○『論語』学而篇に「學びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしからずや」とあるよ うに、毎回必ず予習・復習をしっかりこなすようにすることと、何事にも反復して学 習することが重要だ。また、定期的に宿題の提出を行う。 テキスト 方 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) テキスト: ○『中国語への招待』(姜波著、白帝社、2002 年版) ○中国語の発音を集中的にひと通り学ぶ。 ○基本的文法を簡潔に説明し、完全にマスターする。 ○豊富な練習問題を通して、表現力を身につける。 ○「聞く」「話す」訓練を重点的に行い、コミュニケーション能力をアップする。 学習評価の方法 ○成績については、期末試験70%、学習態度30%。 ○なお、無断に欠席するとか、授業中の私語など態度の悪さが判断されると減点する。 注意事項 参考図書等: ○中国語版『坪田譲治童話』(劉迎訳、中国陝西師範大学出版社、2003 年版) Ⅰ-34 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ○中国語にかかわる歴史的・文化的背景を概説した上で、中国語と日本語との違いについて 簡単に説明する。 ○中国語の基本(ピンイン、簡体字、語順など) ○発音−母音①(単母音) 2 回 ○発音−声調(四声・軽声) 母音②(重母音)・子音 ○発音練習 3 回 ○発音−母音③(鼻母音)、声調の変化、「儿」化音 ○発音のまとめ ○第 1 課 您贵姓? 人称代名詞 4 回 ○名詞述語文の文型 副詞+述語、 「请」の使い方 ○練習、実力アップ 5 回 ○第2課 他是我的朋友。 指示代名詞、連体修辞「的」の使い方 名詞述語文の否定形 6 回 ○疑問詞を使った疑問文 練習、実力アップ ○第3課 你的房间很干净。 時(時間・季節・時期)に関する表現① 7 回 ○形容詞述語文の文型 副詞「也」の使い方 省略疑問文 8 回 ○主語+「時」+述語+目的語 練習、実力アップ ○第4課 您买点儿什么 ? 数詞の数え方 Ⅰ-35 授 業 回 数 別 9 回 ○助数詞の使い方 存在動詞「在」の使い方 動詞の重ね型、終助詞「吧」の使い方 10 回 ○練習、実力アップ ○第5課 我们一起去看电影吧。 時(時刻)に関する表現② 11 回 ○願望動詞「想」の使い方 「来/去(場所)」+動詞 選択疑問文「还是」 12 回 ○練習、実力アップ ○復習−第1課∼第5課 ○第6課 我有一个姐姐和一个弟弟。 所有を表す動詞「有」の使い方 13 回 ○存在表す動詞「在」の使い方 接続詞「但是」、前置詞「给」の使い方 練習、実力アップ 14 回 ○第7課 北京的秋天太美了。 副詞「太」 、動詞「喜欢」の使い方 動詞述語文の過去形「过」 15 回 ○接続詞「因为∼所以∼」の使い方 時(時量補語)に関する表現③ 練習、実力アップ Ⅰ-36 教 育 内 容 平 科目名 中国語(B) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 劉 迎 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: ○中国語や中国文化の知識を備え、国際社会で活躍できる人間性豊かな人材の育成。 学生の学習成果: ○前期で習得した基本知識をもとに、中国語のやや高度的な表現や読解力が身につき、さら なるコミュニケーション能力のレベルアップが図れるようになる。 法 ○『論語』学而篇に「學びて時に之を習う、亦説(よろこ)ばしからずや」とあるよ うに、毎回必ず予習・復習をしっかりこなすようにすることと、何事にも反復して学 習することが重要だ。また、定期的に宿題の提出を行う。 テキスト 方 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ○前期で学習した内容を繰り返し復習しながら、新しいものを少しずつ学んでいく。 ○基本的なことに対応できるように、実用的な表現を極力取り入れる。 ○「読む」ことと「書く」ことの実践的な技能の訓練に力を注ぐ。 テキスト: ○『中国語への招待』(姜波著、白帝社、2002 年版) 学習評価の方法 ○成績については、期末試験70%、学習態度30%。 ○なお、無断に欠席するとか、授業中の私語など態度の悪さが判断されると減点する。 注意事項 参考図書等: ○中国語版『坪田譲治童話』(劉迎訳、中国陝西師範大学出版社、2003 年版) Ⅰ-37 授 業 回 数 1 回 ○第8課 这本书获得诺贝尔奖了。 動詞述語文の過去形 2 回 ○「好像」の使い方 助動詞「要」 「可以」の使い方 練習、実力アップ 3 回 ○第9課 你在听什么 ? 動詞述語文の進行形 動詞述語文の持続形 4 回 ○反複疑問文 動詞+結果補語① 練習、実力アップ 5 回 ○第10課 我是开 车 来的。 動詞+動詞(手段・方法) 「是…的」の使い方 6 回 ○助動詞「能」、副詞「別」の使い方 練習、実力アップ ○復習―第6課∼第11課 7 回 ○第11課 您说得对。 前置詞「从…到…」「比」の使い方 結果補語「在」の使い方 8 回 ○程度補語「得」の使い方 練習、実力アップ ○第12課 你怎么 学习汉语? 動詞+結果補語② 別 Ⅰ-38 教 育 内 容 授 業 回 数 別 教 9 回 ○疑問詞「怎么 」の使い方 接続詞「然后」、前置詞「把」の使い方 方向補語 練習、実力アップ 10 回 ○第13課 我昨天被雨淋了。 受身の表現 仮説の表現 11 回 ○前置詞「跟」「离」の使い方 練習、実力アップ ○第14課 自我介绍。 使役の表現 12 回 ○動作の完了を表す助詞「了」 願望に関する表現(打算、准备、希望) 連体修飾文 練習、実力アップ 13 回 ○第15課 一封信。 並列の表現「…和…一样」、祈願の表現「祝…」 副詞「还」の使い方 14 回 ○副詞「就」の使い方 前置詞「对」の使い方 年賀状の書き方 15 回 ○練習、実力アップ ○復習―第11課∼第15課 Ⅰ-39 育 内 容 平 科目名 成 フランス語(A) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 中島 和美 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では、実用的な日常会話表現や語彙学習を通して、フランス語のしくみを理解すると ともに、ことばの4つの側面のうち「話す」「聞く」に重点を置き、コミュニケーション能 力を習得することを目標とする。とくに初学者には難しいとされるフランス語の発音の習得 にも重点をおき、日本人にもなじみの深いフランスの童謡を紹介しながら、フランス語特有 の発音にも慣れ親しんでいく。フランス語学習をとおして、幼児の言語習得過程がどのよう に行われるのかを考えてもらいたい。 方 法 ・毎授業回前に、予習を求める。授業で学習予定の教科書の会話表現について、発音・ 意味を自分できちんと調べておくこと。 ・毎授業回ごとに復習を求める。その日に学んだ重要表現の発音・意味・文法の仕組 みをきちんと復習しておくこと。不定期に小テストや、課題提出を求める。 テキスト 育 ・主として講義形式による。 ・受講者の理解を促進させるため、講義中に小テストや復習テストを課す。 ・授業時間外に取り組む課題提出を課す。 予習・復習 教 授業の進め方 学生の学習成果: 専門的学習効果としては、フランス語の基礎文法を理解したうえで、簡単な挨拶や自己紹 介をフランス語で表現できるようにする。 汎用的学習成果としては、「明晰な言語」とされるフランス語学習を通じて論理的思考能 力を養うと共に、自己表現を通じて他者理解能力やコミュニケーション能力を養う。 (講義・演習・実験・実習・実技) 『トライ!フランス語』( F comme français )、藤田知子他著、駿河台出版社、定価 1890 円 学習評価の方法 ・学習評価については、フランス語の文法の仕組みをきちんと理解しているかどうか、論理 的な理解能力と、自己紹介文について質疑応答ができるかどうかのコミュニケーション能力 を評価の対象とする。 ・具体的には、平常点(授業にたいする取り組み)20点 , 提出物と小テスト30点 , 定 期試験50点という割合で、60点以上で単位を認定する。ただし、欠席、あるいは受講態 度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点す る。 注意事項 参考図書等:辞書 『プチロワイヤル仏和辞典』 (旺文社), 『クラウン仏和辞典』 (三省堂), 『ジュネス仏和 辞典』 (大修館), 『プログレッシブ仏和辞典』 (小学館), 『ル・ディコ現代フランス語辞 典』(白水社)など、授業中に指示する。 Ⅰ-40 授 業 回 数 別 1 回 ・オリエンテーション ・授業方針の説明 ・フランス語・フランス文化に慣れ親しむ(1) 2 回 ・フランス語・フランス文化に慣れ親しむ(2) 3 回 ・アルファベ ・フランス語の発音とつづり字の読み方(1) 4 回 ・フランス語の発音とつづり字の読み方(2) ・Leçon 0 : 挨拶しましょう ・数字 1 10 5 回 ・Leçon 1 : テオとユリが自己紹介します(1) ・主語の代名詞、動詞 être の現在形、 6 回 ・Leçon 1 : テオとユリが自己紹介します(1) ・国籍を表す語 7 回 ・Leçon 2 : テオとユリが自己紹介します(2) ・職業を表す語 ・第一群規則動詞(-er 動詞)の現在形 8 回 ・Leçon 2 : テオとユリが自己紹介します(2) ・疑問文の 3 つの作り方 9 回 10 回 教 ・Leçon 3 : テオとユリが自己紹介します(2) ・職業を表す語 ・第一群規則動詞(-er 動詞)の現在形 ・Leçon 3 : ユリがテオの店を訪れます(1) ・名詞の性/数 ・冠詞 11 回 ・フランス文化:フランスのカフェについて 12 回 ・Leçon 4 : 兄弟・姉妹について話しています(1) ・動詞 avoir の現在形 ・否定文 13 回 ・Leçon 4 : 兄弟・姉妹について話しています(2) ・数字 11 30 ・年齢 14 回 ・フランス文化:フランス人の生活観について 15 回 ・前期のまとめ:フランス語で自己紹介をしましょう Ⅰ-41 育 内 容 平 科目名 成 フランス語(B) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 中島 和美 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では、ことばの4つの側面のうち「読む」 「書く」に重点を置き、フランス語の基礎 力やコミュニケーション能力の向上を目標とする。前期と同様、フランスの童謡などを随時 紹介してフランス語の発音を無理なく習得するとともに、フランスの遊びなどを取り入れ て、グループワークを行う。さらに、自分の日常の行為を表す表現など、前期よりはやや高 度な表現が出来るように口頭練習に重点を置く。フランスの幼稚園・保育園の様子も紹介す るので、日本文化と比較し、フランスの教育事情について考えてもらいたい。 方 法 ・毎授業回前に、予習を求める。授業で学習予定の教科書の会話表現について、発音・ 意味を自分できちんと調べておくこと。 ・毎授業回ごとに復習を求める。その日に学んだ重要表現の発音・意味・文法の仕組 みをきちんと復習しておくこと。不定期に小テストや、課題提出を求める。 テキスト 育 ・主として講義形式による。 ・受講者の理解を促進させるため、講義中に小テストや復習テストを課す。 ・授業時間外に取り組む課題提出を課す。 予習・復習 教 授業の進め方 学生の学習成果: ・専門的学習効果としては、フランス語の基礎文法を理解したうえで、自分の日常生活の行 為や将来したいことなどをフランス語で表現できるようにする。 ・汎用的学習効果としては、フランス文化に対する知識を深めることで、異文化や価値観の 多様性についての理解を深める。 (講義・演習・実験・実習・実技) 『トライ!フランス語』( F comme français )、藤田知子他著、駿河台出版社、定価 1890 円 学習評価の方法 ・学習評価については、フランス語の文法の仕組みをきちんと理解しているかどうかなどの 基本的な理解能力と、日常生活における行為や将来したいことなどについて自己表現できる かどうか、また異文化の現状を理解し、自分の考えをきちんと表現できるかどうかの論理的 思考能力を評価の対象とする。 ・具体的には、平常点(授業にたいする取り組み)20点 , 提出物と小テスト30点 , 定 期試験50点という割合で、60点以上で単位を認定する。ただし、欠席、あるいは受講態 度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点す る。 注意事項 参考図書等: 『プチロワイヤル仏和辞典』 (旺文社), 『クラウン仏和辞典』 (三省堂), 『ジュネス仏和 辞典』 (大修館), 『プログレッシブ仏和辞典』 (小学館), 『ル・ディコ現代フランス語辞 典』(白水社)など、授業中に指示する。 Ⅰ-42 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・前期の復習 ・フランス語の発音と綴り字の読み方の復習 2 回 ・Leçon 5 : テオとユリの妹についてたずねます(1) ・所有形容詞 3 回 ・Leçon 5 : テオとユリの妹についてたずねます(2) ・形容詞の性と数 ・形容詞の位置 4 回 ・Leçon 6 : テオはユリを食事に誘います(1) ・指示形容詞 5 回 ・Leçon 6 : テオはユリを食事に誘います(2) ・動詞 aller の現在形 ・前置詞と定冠詞の縮約 6 回 ・フランス文化:フランスのレストラン 7 回 ・Leçon 7 : 二人が週末の予定を話します(1) ・疑問代名詞 que 8 回 ・Leçon 7 : 二人が週末の予定を話します(2) ・近接未来 9 回 ・Leçon 8: モン=サン=ミッシェルを訪れます ・命令文/部分冠詞 10 回 ・フランス文化:パリ近郊のみどころとフランスの世界遺産 11 回 ・Leçon 9: モン=サン=ミッシェルで満ち潮を待ちます(1) ・疑問形容詞 quel 12 回 ・Leçon 9: モン=サン=ミッシェルで満ち潮を待ちます(2) ・非人称構文 13 回 ・Leçon 10: テオがユリを両親に紹介します(1) ・補語人称代名詞 14 回 ・Leçon 10: テオがユリを両親に紹介します(2) ・数字 40 100 15 回 ・後期のまとめ:フランス語で自分が将来したいことを語りましょう Ⅰ-43 平 科目名 体育実技 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 梶谷 みどり 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M613 または体育館月曜日 10:00-16:20 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 体育実技を通して、以下のことを習得する。 1体力、技能の向上 2社会性、協調性を養う 3施設、遊具、用具の正しい使い方 4ゲーム運営の理解 5安全対する配慮 学生の学習成果: ・専門的学習成果:教育目標を理解、習得することによりスムーズにゲーム展開ができるよ うにする。 ・汎用的学習成果:①怪我なく行うために、指導者の話に、耳を傾ける態度、②施設や用具 などの整理整頓する習慣、③遅刻をしないようにする基本的生活習慣、④友達と協力する力 を習得する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・6種目の球技を実践する。 ・ゲーム運営理解のため、小テストを行う。 ・基礎技術を習得することにより、効果的にゲーム運営を行う。 ・グループ編成で授業を進めていく。 ・安全に行うための配慮を身につける。 参考資料を随時配布するので、小テストに向けて予習をすること。 テキスト 参考資料を随時配布する。 学 習 評 価 の 方 法 実技評価:30点 テニス10点、バドミントン10点、卓球10点 授業態度評価:70点 ①欠席1回につき5点減点、②遅刻・早退2点減点、③ジャージを忘れは3点減点、④見 学2点減点、⑤携帯電話所持で注意を受けた場合3点減点、⑥授業態度の悪いもの3点減点。 注意事項 遅刻について:準備運動終了後入室した場合、怪我などの心配があるので、梶谷の指示に従 って授業に参加すること。 トイレ等で退室する場合、入室時に帰ってきたことを伝えること。 Ⅰ-44 授 1 回 2 ・ 3 回 4∼6回 ∼ 7 10 回 ∼ 11 13 回 14 ・ 15 回 業 回 数 別 教 育 オリエンテーション 授業の進め方、注意事項、成績評価について 施設、用具の使い方の説明 基礎運動 ストレッチ ランニング、腹筋、背筋など ソフトバレー グループ編成 ルールの説明 ゲーム展開 テニス ルールの説明 ストローク サーブ、レシーブ ボレー ゲーム展開 予習事項:テニス教材用資料 小テスト 技術テスト(ストローク、サーブ、レシーブ) バドミントン ルールの説明 ストローク ハイクリヤー スマッシュ、ドロップ サーブ ゲーム展開 予習事項:バドミントン教材用資料 小テスト ゲーム展開の中での実技テスト 卓球 ルールの説明 サーブ ストローク クロスラリー ゲーム展開(タブルス) 予習事項:卓球教材用資料 小テスト ゲーム展開の中での実技テスト バレーボール ルールの説明 サーブ、レシーブ ゲーム展開 バスケットボール ルールの説明 パス シュート ゲーム展開 *どちらかを選択 Ⅰ-45 内 容 平 科目名 成 体育理論 質問受付の方法:B棟 306 室 22 年 度 教 授業回数 8 単位数 土曜日 育 1 10 時 00 分∼11 時 00 分 計 画 担当教員 藤井 真理 e-mail:[email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 1 「運動(スポーツ) 」が心身に及ぼす影響と重要性に対する理解 2 「健康」を脅かす現代社会の諸問題に対する理解 学生の学習成果: 汎用的学習成果として、①心身の状態に対する意識を高め、積極的に健康の保持・増進を 図る態度を身につける、②心身の諸問題について、自己の現状を関連づけて熟考する能力を 身につける、③社会人として責任を果たすために必要な倫理観・自己管理能力を身につける。 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業の進め方 教 育 上述の教育目標を達成するために、シラバスに示す内容以外にも、健康問題に関す る喫緊の課題・内容が有れば取り上げ、実生活に密着した講義を展開する。 内容にかかわらず、以下の項目を重要視して授業を進める。 1 日常で起こる様々な出来事に対して関心を持ち、自身の問題として捉える。 2 講義の最後に、テーマに対するコメントを提出させ、内容を講義に反映させる。 3 問答式授業を採用し、積極的な発表や質疑応答等を通して授業を活性化する。 法 予習・復習 方 予習:毎時間、次回講義における重要な内容について下調べを課す。 復習:毎時間、講義内容についてテーマを付してレポートを課す。 テキスト 1.テキストは使用せず、講義内容に即して作成したプリントを使用して、毎時間の 授業を進める。 2.補助教材として、VTRやDVD等を必要に応じて随時使用する。 学 習 評 価 の 方 法 下記4項目の学習成果について、習得レベルを等分に点数化して評価する。評価は、①・ ②・③については「毎回の講義における受講状況」及び「講義前・講義後に提出する予習・ 復習の課題提出状況」及び「課題内容に対する評価」によって判定し、④については「筆記 試験」及び「レポート」及び「①②③の評価」によって判定する。私語や非協力的な態度等、 受講の際に問題行動が有った場合は、汎用的学習成果における「社会人として責任を果たす ために必要な倫理観・自己管理能力の獲得が成されていない」ことにより減点する。 ①健康に対する意識を高め、積極的に体力の保持・増進を図る態度を身につけている。 ②心身の諸問題について、自己の現状を関連づけて熟考する能力を身につけている。 ③社会人として責任を果たすために必要な倫理観・自己管理能力を身につけている。 ④科学的な運動処方・実践方法を理解し、健康問題に際する確かな知識を身につけている。 注意事項 参考図書等 ・緒方正名編『健康科学概論』朝倉書店、1992 年。 ・田口貞善・山地啓司編『運動・健康とからだの秘密』近代科学者、1998 年。 Ⅰ-46 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ■オリエンテーション 1)授業内容について 2)授業方法について 3)単位認定について ■予習:運動の種類と具体的運動種目 2 回 ■運動の生理 1)筋収縮の様式と運動 〇等尺性筋収縮と等張力性筋収縮 2)運動と酸素摂取 〇有酸素運動と無酸素運動(酸素摂取量と酸素負債量) ■予習:「あがり」によって引き起こされる心身の変化と対策 復習:有酸素運動の効用と運動実践 3 回 ■運動の心理 1)タイミングの心理 〇タイミング事態とタイミング行動の特質 2)あがりとその対策 〇生理的メカニズム 〇自律訓練法 〇α波運動のプログラム ■予習:ストレスによって引き起こされる病気の種類と症状 復習:「あがり」のメカニズムと対策の実際 4 回 ■ストレス 1)ストレス発生のメカニズム 〇ストレッサー 〇生理的変化 2)ストレス病 〇成人のストレス病 〇乳幼児のストレス病 ■予習:「AIDS」罹患者の年齢分布と増加率 復習:「ストレス」のメカニズムと回避・解消法の実際 5 回 ■後天性免疫不全症候群(AIDS) 1)AIDS発症のメカニズム 2)感染ルートの把握 ○主な経路 ○感染防止策 ■予習:「妊娠・出産」における母親の心理的変化 復習:「受動喫煙」が乳幼児に及ぼす影響と社会的課題 6 回 ■妊娠・出産(VTR視聴/驚異の小宇宙(1)人体∼生命の誕生∼) 1)女子の生殖器と性機能 〇卵管と卵巣周期 〇受精と着床 ○堕胎 2)産前産後の経過 〇心身の変化 〇子育てと周囲のサポート ○生命の尊厳 ■予習:「薬物(ドラッグ)」の種類・「アルコール」の分解スピード 復習:「妊娠・出産」を望む際の心構えと「生命の尊厳」に対する理解 7 回 ■薬物・飲酒 1)薬物(ドラッグ)とは ○依存性薬物の種類 ○薬物依存症 2)アルコール依存症とは ○脳とアルコールのメカニズム アルコール依存症対策 ■予習:「脳梗塞」の原因 復習:「薬物依存」・「アルコール依存」の危険性 8 回 ■脳の再生と発達(VTR視聴/秘められた復元力∼発達と再生∼) 1)日常生活と脳の関係 〇脳血管損傷による病気 2)早期発見・早期治療 〇治療の実際 ○介護の現実 ■復習:日常生活における留意事項(生活習慣病等との連関事項) 総まとめ…これまでの講義内容に関する総合的復習(板書・配布プリント・VTR) Ⅰ-47 平 科目名 成 22 基礎音楽(A) 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 畑田弘美 質問受付の方法 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では、音楽的基礎知識の定着を図る。 1.読譜のために必要な基礎的な知識の習得 2.歌い、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識や技能の習得 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる2項目の基礎的知識を必ず習得し、実践的な演 奏技術の向上に努力し、上達できるようにする。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努 力する力や、物事をやりとおす信念を涵養する。 法 ・ 毎授業回前に「声楽教本」を読み、予習を求める。 ・ 毎授業回後に復習を求める。知識の把握だけにとどまらず、正確に演奏できるよう 繰り返し訓練する。 テキスト 方 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 受講者の理解を促進させるため、ほぼ毎週小テストを課す。 ・ 演習を繰り返し、技能を高める。 ・ 教育芸術社版「声楽教本」 ・ 毎回資料や課題、練習問題のプリントしたものを配布する。 学習評価の方法 以下の5つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。おおよそ「①:②:③:④: ⑤=2:2:2:1:1」の比重をかける。 ① 基本的な音符や記号、用語の意味とその使い方を覚える。 ② 基本的なリズム及びメロディーを楽譜から読み取り、正確に表現できる。 ③ 読譜のために最低限必要な楽典を理解する。 ④ 音程についての理解。 ⑤ 音階や調についての理解。 学習評価は小テスト、学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは受講態度に問題が あった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点する。 注意事項 参考図書等: ・各社版「楽典」「音楽理論」 Ⅰ-48 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・ オリエンテーション ・ 基礎音楽についての説明と導入 ・ 予習と復習の必要性についての説明 2 回 ・ ・ ・ ・ 譜表と音名の説明 リズム課題 ソルフェージュの教材としてコールユーブンゲン2度音程 予習課題の提示 ・ ・ ・ ・ ・ 復習のための小テスト 音符・調号・拍子記号・臨時記号・スラー等の諸記号の説明と用法 リズム課題 ソルフェージュの教材としてコールユーブンゲン2∼3度音程 予習課題の提示 ・ ・ ・ ・ ・ 復習のための小テスト 音の長さ、音符・休符の各名称とリズムと拍子における具体的使用方法の説明と実習 リズム課題 ソルフェージュの教材としてコールユーブンゲン3度音程 予習課題の提示 ・ ・ ・ ・ ・ 復習のための小テスト 音程について。度・全音階的音程・半音階的音程・転回についての説明と実習 リズム課題 ソルフェージュの教材としてのコールユーブンゲン3∼4度音程 予習課題の提示 ・ ・ ・ ・ 復習のための小テスト 音階と調について説明 リズム課題 ソルフェージュの教材としてコールユーブンゲン4度音程 ∼ 3 5 回 ∼ 6 8 回 ∼ 9 11 回 ∼ 12 14 回 15 回 ・講義内容の総復習 Ⅰ-49 平 科目名 基礎音楽(B) 成 22 年 授業回数 度 15 教 単位数 育 1 計 画 担当教員 畑田弘美 質問受付の方法 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では、基礎音楽(A)の内容を一層発展させる。幼児の歌唱に適当なピアノ伴奏付け ができ、即興的に対応できる能力を目指す。 1.楽典の復習 2.音階と調についての理解 3.移調と転調についての理解 4.和声学の基礎 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる基礎音楽(A)の内容を発展させた4項目を理 解し、習得できるようにする。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないよう努力 する力や、物事をやりとおす信念を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ ソルフェージュ力の定着を促進するため、簡単な新曲視唱の小テストを課す。 ・ 毎回の課題の楽譜を書き取り、楽曲の分析や伴奏付けの課題に数多く取り組む。 ・ 毎授業回前に「声楽教本」を読み、予習を求める。 ・ 毎授業回後に復習を求める。学習した課題を理解し、繰り返し訓練する。 テキスト ・ 教育芸術社版「声楽教本」 ・ 毎回資料や課題、練習問題のプリントしたものを配布する。 学習評価の方法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。おおよそ「①:②:③:④ =2:2:2:1」の比重をかける。 ① 楽典を理解し、より難易度の高い課題が理解できる。 ② 音階と調について理解し、楽曲分析ができる。 ③ 簡易伴奏ができる能力を身につける。 ④ 簡単な移調ができる。 学習評価は、小テスト、学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは受講態度に問題 があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点する。 注意事項 参考図書等: ・ 各社版「楽典」「音楽理論」 ・ チャイルド本社「こどものうた200」より選曲 Ⅰ-50 授 業 回 数 別 教 1 回 ・ オリエンテーション ・ 基礎音楽(B)についての説明と、導入 ・ 予備演習 2 回 ・ 3 回 ・ 音階と調。長音階と短音階の主要三和音の説明 ・ コードネームの理解 4 回 ・ 復習のための小テスト ・ 童謡曲を課題とした主要三和音の説明 ・ 予習課題の提示 5 回 ・ 新曲視唱小テスト ・ 童謡曲を課題とした主要三和音の説明と楽曲分析 6 ・ 7 回 ・ 移調と転調について説明 ・ ・ ・ ・ 新曲視唱小テスト 復習のための小テスト ⅠとⅣとⅤの和音の伴奏付け課題 予習課題の提示 ∼ 8 10 回 育 前期で学習した楽典の基礎を再度確認し、定着をはかる 11 ・ 12 回 ・ 新曲視唱小テスト ・ 主要三和音と属七の和音の伴奏付け課題 13 ・ 14 回 ・ 復習のための小テスト ・ 童謡曲を課題とした楽曲分析 ・ 主要三和音と属七の和音の伴奏付け課題 15 回 ・ 前後期の総括 ・ ピアノ演奏による簡易伴奏付けの試験を実施 (学期末試験として、筆記試験も別途実施) Ⅰ-51 内 容 平 成 22 年 度 ボランティア活動 授業回数 15 (A) ボランティア活動 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 科目名 教 単位数 育 1 1 計 画 担当教員 学科教員 教育目標と学生の学習成果 教育目標: ボランティア活動が「よりよい社会造りの必要性に鑑みて、自由意志で、その実現のため に自己の能力を無償で提供する活動」であることを前提として、学生が地域社会に貢献する 活動としてボランティア活動に積極的に取り組み、ボランティアとは何かをつかむことを目 標とする。 学生の学習成果: ボランティア活動を通して、汎用的学習成果として、以下の3点を獲得させる。 ①物事をしっかりやり遂げる態度を身につける。 ②社会的活動についての意見を持つ。 ③他者理解を得るための自己表現力を身につける。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) 学生が独自に日々の学習スケジュールの中で両立させることのできる地域に貢献す るボランティア活動をみつけ、活動の内容、目的、時間など詳細な事前計画を立案す る。その際、担当教員との協議を要する。 一週間に最低2時間以上のボランティア活動を実践する。 セメスター15 回の活動を最低条件とし、15×2=30 時間を最低の必要時間とする。 育 法 予習・復習 方 担当教員との協議を予習事項とする。また復習事項として、自己が実践したボラン ティア活動の定義及び評価を事後報告書にまとめる。 テキスト 使用しない。 学習評価の方法 上記学習成果の獲得度合いを量的に評価する。 方法は、事後報告書による。 注意事項 参考図書等: Ⅰ-52 平 科目名 成 クラブ活動(A) クラブ活動(B) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 1 計 画 担当教員 学科教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 全人的な発達の機会であるクラブ活動に学生が積極的に取り組むことにより、協調性、社 会性及び自己管理能力など安定した人間性を身につけさせることを目標とする。 学生の学習成果: クラブ活動を通して、汎用的学習成果として、以下の3点を獲得させる。 ①物事をしっかりやり遂げる態度を身につける。 ③他者理解を得るための自己表現力を身につける。 授業の進め方 教 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 本学学友会クラブにおいて学生が独自に日々の学習スケジュールの中で両立させるこ とのできるクラブ活動を自主的にみつけ、活動の内容、目的、時間など詳細な事前計 画を立案する。(担当教員と協議を要する) 一週間に最低1.5時間以上のクラブ活動を実践する。 セメスター15 回の活動を最低条件とし、15×1.5=22.5 時間を最低の必要時間とす る。 自己の活動内容及び評価を事後報告書にまとめる。 活動中は担当教員とコミュニケーションを密にする。 方 法 予習・復習 担当教員との協議を予習事項とする。 テキスト 使用しない。 学習評価の方法 上記学習成果の獲得度合いを量的に評価する。 方法は、事後報告書による。 注意事項 参考図書等: Ⅰ-53 平 科目名 教養演習 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 学科教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 有用な社会人・保育者として求められる基礎的・汎用的能力の内、以下の四つの能力を育 成することを教育目標とする。 ①社会・対人関係力 ②職業意識・勤労観 ③将来計画力 ④論理的思考力・表現力 学生の学習成果: 基礎的・汎用的学習成果として、教育目標に掲げる四つの能力を修得する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業の進め方 教 育 方 ・学科の全専任教員が担当する。 ・第2∼6回が職業意識・勤労観の育成を、第7∼10 回が社会・対人関係力の育成を、 第 11∼13 回が将来計画力の育成を、第 14,15 回が論理的思考力・表現力の育成を教 育目標とする授業である。 ・授業は、教員・外部講師による講義、幼稚園長・同教諭による講演、それらに基づ く演習を組み合わせて進めるが、特に演習時間を多く設けている。 ・ほぼ毎回、学習成果を記述したレポートを提出させる。 ・授業の終盤においては、全ての授業内容に関する学習成果をまとめた小論文を作成 する。 予習・復習 法 ・授業回数別教育内容に記載した予習・復習を求める。 テキスト ・使用しない。適宜資料を配付する。 以下の四つの基礎的・汎用的能力に関する学習成果について、出席回数及び提出課題に 学 習 評 価 の 方 法 より量的に評価する。欠席した場合は1回につき8点減点し(欠席届を提出した場合4点 注意事項 減点)、出席しているが課題を提出していない場合は4点減点する。 ①社会・対人関係力 ②職業意識・勤労観 ③将来計画力 ④論理的思考力・表現力 全授業を通して、社会人として身に付けるべき態度(社会人としてのマナー・学習態度な ど)及び信念(保育者になろうとする信念・継続的に努力する姿勢など)の評価を行い、担 当教員の指導に従わず改善が見られない場合、評価点より減ずる(1件2点)。 参考図書等 Ⅰ-54 授 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回 7 回 8 回 業 回 数 別 教 育 内 容 1,オリエンテーションにより、シラバスに記載された内容を理解する。 予習:シラバスを通読する。 復習:授業内容を振り返る。 1,教員の講義により、学外実習に関する留意点を理解する。 2,講義による学習成果等について記述する(提出課題)。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返る。 【職業意識・勤労観の育成】 1,教員の講義により、幼稚園及び幼稚園教諭の業務について理解する。 2,講義による学習成果等について記述する(提出課題)。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返る。 【職業意識・勤労観の育成】 1,幼稚園教諭(卒業生)の講演により、幼稚園及び幼稚園教諭の業務内容、大学での望ま しい学習について理解する。 2,講演による学習成果等について記述する(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:講演内容を振り返る。 【職業意識・勤労観の育成】 1,幼稚園長の講演により、幼稚園及び幼稚園教諭の業務内容について理解する。 2,講演による学習成果等について記述する(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:講演内容を振り返る。 【職業意識・勤労観の育成】 1,第3∼5回の授業内容を振り返りつつ、自己の学習課題を記述する(提出課題) 。 2,グループ内発表を行い、問題意識の共有を図る。 予習:第3∼5回の授業内容を振り返る。 復習:自己の学習課題を確認する。 【職業意識・勤労観の育成】 1,救命救急法講習の受講により、心肺蘇生法・AED等の知識と技能を修得するとともに 他者を思いやる心を養う。 2,講習による学習成果等について記述する(提出課題)。 予習:配付資料を通読する。 復習:講習内容を振り返る。 【社会・対人関係力の育成】 1,教員の講義により、日常の敬語・マナーの実態及び今後注意すべき点について理解する。 2,講義による学習成果等について記述する(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:講義内容を振り返る。 【社会・対人関係力の育成】 Ⅰ-55 授 9 回 10 回 11 回 12 回 13 回 14 回 15 回 業 回 数 別 教 育 内 容 1,外部講師の敬語・マナーに関する講義により、敬語・マナーに関する知識と作法を身に 付ける。 2,講演による学習成果等について記述する(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:講演内容を振り返る。 【社会・対人関係力の育成】 1,第8・9回の授業内容を振り返りつつ、敬語・マナーの実践場面を想定したロールプレ イをクラス毎で行う。これにより、適切な敬語・マナーについての知識と作法を定着さ せる。 2,ロールプレイによる学習成果等について記述する(提出課題)。 予習:第8・9回の授業内容を振り返る。 復習:授業内容を振り返る。 【社会・対人関係力の育成】 1,教員の講義により、就職試験の現状及びその対策について理解する。 2,各自で大学卒業後の人生設計を考え、記述する(提出課題)。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返る。 【将来計画力の育成】 1,教員の講義により、履歴書の書き方について理解する。 2,第 11 回の授業内容を振り返りつつ、履歴書を作成する(提出課題)。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返る。 【将来計画力の育成】 1,教員の講義により、進路相談票の書き方について理解する。 2,第 11 回の授業内容を振り返りつつ、進路相談票を作成する(提出課題)。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返る。 【将来計画力の育成】 1,教員の講義により、小論文の書き方について理解する。それをもとにして各自が作成す る小論文の要旨・構成等について検討し、下書きをする。 2,講義による学習成果等について記述する(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返る。 【論理的思考力・表現力の育成】 1,第 14 回の授業を振り返りつつ、小論文を完成させる(提出課題) 。なお、期末試験と同 様の形式で行う。 予習:第14回の授業内容を振り返り、小論文作成の準備をする。 復習:作成した小論文について自己評価をする。 【論理的思考力・表現力の育成】 Ⅰ-56 平 科目名 成 教育心理学 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 黒川 和子 質問受付の方法:授業中随時、又は時々実施するアンケートへの記載 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 対象者をよく理解し、かつ効果的な教育的対応のできる保育者の育成を目指し、以下の点 に関する基礎的知識の定着を図る。 1 保育上必要かつ有効な教育心理学の基本的事項 2 発達及び発達に即した教育的対応 3 保育者の保護者への育児支援 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる 3 項目に関する基礎的知識を習得し、用語を使 用できるようにする。 また、汎用的学習効果として、保育者としてふさわしくない言動をとらないように努力す る力をつける。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 主として講義形式による。 ・ 講義内容を吸収しやすくするため、事前に必要に応じてバズ・セッションを行う。 ・ 授業の理解度確認の小テスト及びビデオ視聴後の課題レポートを複数回実施する。 その際又は独立してアンケートを実施し、授業への質問や要望を求め、参考になる ものは授業で取り上げる。 ・ 毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・ 毎授業後に復習を求める。 テキスト 石井正子、松尾直博 編著「教育心理学 保育者をめざす人へ」樹村房 学習評価の方法 ・以下の 4 つの学習成果について、獲得度合を量的に評価する。 ① 保育上必要かつ有効な教育心理学の基本的事項を理解する。 ② 発達及び発達に即した教育的対応について理解する。 ③ 保護者への育児支援の能力を養う。 ④ 保育に必要な教育心理学の用語を使用する。 ・学習評価は、小テスト、課題レポート及び期末試験を加算し実施する。 また、やむを得ない理由以外の欠席や受講態度に問題があった場合は、保育者としての 倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点する。 注意事項 参考図書等:随時提示する Ⅱ-1 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 <オリエンテーション> 授業の進め方、スケジュール、成績評価の方法 <保育と教育心理学>① 講義内容 保育者の役割と教育心理学 予習内容 テキスト(pp.1-5) 2 回 <保育と教育心理学>② 講義内容 乳幼児期の学習と教育、児童観・教育観、幼稚園・保育所における保育 予習内容 テキスト(pp.5-22) 3 回 <発達と教育>① 講義内容 発達を規定するもの、発達段階・発達課題 予習内容 テキスト(pp.24-36) 4 回 <発達と教育>② 講義内容 思考・ことばの発達と教育 予習内容 テキスト(pp.36-47) 5 回 <発達と教育>③ 講義内容 発達と教育に関連したビデオの視聴 予習内容 1∼4 回の講義内容の復習 6 回 <学習のしくみ>① 講義内容 乳幼児と学習、さまざまな学習 予習内容 テキスト(pp.50-61) 7 回 <学習のしくみ>② 講義内容 記憶、学習の環境 予習内容 テキスト(pp.61-70) 8 回 <意欲・動機づけ> 講義内容 「やる気」、内からのやる気を育てる 予習内容 テキスト(pp.72-93) Ⅱ-2 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 <個人差>① 講義内容 予習内容 個人差・個性、知能 テキスト(pp.96-103) 10 回 <個人差>② 講義内容 予習内容 性格、適応 テキスト(pp.103-114) 11 回 <特別な支援を要する子どもたち>① 講義内容 理解と受容 予習内容 テキスト(pp.140-150) 12 回 <特別な支援を要する子どもたち>② 講義内容 保育の中での支援 予習内容 テキスト(pp.150-159) 13 回 <特別な支援を要する子どもたち>③ 講義内容 特別な支援を要する子どもたちに関連したビデオの視聴 予習内容 11∼12 回の講義内容の復習 14 回 <親の理解と子育て支援>① 講義内容 現代社会と親子関係 予習内容 テキスト(pp.162-172) 15 回 <親の理解と子育て支援>② 講義内容 保育者の役割とストレス 予習内容 テキスト(pp.172-181) <総復習> 講義内容 全教育内容の復習 Ⅱ-3 平 科目名 発達心理学Ⅰ 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育とは、子どもがよき大人に発達するように援助する営みである。この講義では、子ど もの発達に関する基礎的知識を身につけるとともに、自分自身の今後の発達について理解す ることを目標とする。 学生の学習成果: ・ 専門的学習成果:誕生から死に至るまでの人間の発達に関する基礎的知識を身につけ、 保育の対象を理解するとともに、自分自身の今後の発達についても理解する ・ 汎用的学習成果:保育者としての使命感や倫理観を身につける (講義・演習・実験・実習・実技) 授業の進め方 教 育 方 ・ 主として講義形式によって行うが、受講者の理解を促進し、学習成果を確認するた めに、講義中に小テストまたは小レポートを課す ¾ 小テストでは、授業における「重要な部分」を出題する。どの内容が重要で あったかを毎授業後に確認し、その内容について理解しておくことを求める ¾ 小レポートでは、授業内容を自分自身に当てはめたり現実の場面に当てはめ たりして考えることを求める。したがって、授業内容を理解していない場合 には回答することが困難であることが予想される。十分に復習を行うこと。 ・ 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す 予習・復習 テキスト 法 ・ 毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・ 毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。 ・ 無藤隆・藤崎眞知代(編著) 北大路書房 2005 発達心理学 (保育ライブラリ 子どもを知る) 学 習 評 価 の 方 法 注意事項 以下の 3 つの専門的学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回 数などを勘案し、おおよそ①50%、②25%、③25%の比重をかける。 ① 人間の発達に関する基礎的知識を身につける ② ①で得た知識を活かして、保育の対象を理解することができる ③ ①で得た知識を、自分自身の今後の発達に活かすことができる 評価の実施は、授業で行う課題(レポート、小テスト)及び学期末に行う定期試験の結果 を用いて行う。 また、受講態度に問題があった者は、保育者としての使命感や倫理観が十分でないとして 評価点から減点する。具体的には、欠席 1 回につき 4 点、遅刻 1 回につき 2 点とする。受講 態度に関する注意は初回減点なしで、2 回目は 3 点、3 回目は 4 点と、回数が増えるにした がい減点率を上げていく。 参考図書等 ・ 無藤隆・大坪治彦・岡本祐子(編) 2004 よくわかる発達心理学 (やわらかアカデミズ ム・わかるシリーズ) ミネルヴァ書房 Ⅱ-4 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】 x 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 x 本講義で修得してほしい事柄に関する説明 x 発達心理学の目的と意義 復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる 2 回 【人としての発達を考える】 ・人間の発達の特徴 ・社会・文化のなかで育つ 予習事項:教科書 P.2∼P.16 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 3 回 【家族生活のなかで育つ】―乳児期(1) ・人とモノからなる世界との出会い ・DVD 視聴 予習事項:教科書 P.20∼P.25 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 4 回 【家族生活のなかで育つ】―乳児期(2) ・コミュニケーションの広がり ・言葉によるコミュニケーション 予習事項:教科書 P.26∼P.29 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 5 回 【家族生活のなかで育つ】―乳児期(3) ・乳幼児の愛着行動と親子関係 ・自己意識の発達 予習事項:教科書 P.29∼P.37 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 6 回 【近隣社会への広がりのなかで育つ】―幼児期(1) ・遊びから知的好奇心へ ・ピアジェの認知発達理論 予習事項:教科書 P.40∼P.41 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 7 回 【近隣社会への広がりのなかで育つ】―幼児期(2) ・幼児の思考 ・幼児のコミュニケーション:DVD 視聴 予習事項:教科書 P.41∼P.45 までをよく読んでおく、第 4 回資料を十分に復習しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 8 回 【近隣社会への広がりのなかで育つ】―幼児期(3) ・関係性の発達 ・集団保育をめぐるつまずき 予習事項:教科書 P.45∼P.55 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅱ-5 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 【学校生活のなかで育つ―知的学び】―児童期(1) ・知識とは何か? ・リテラシーの世界の広がり 予習事項:教科書 P.58∼P.63 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 10 回 【学校生活のなかで育つ―知的学び】―児童期(2) ・学ぶ意欲を失わせるもの ・学びをめぐるつまずき 予習事項:教科書 P.67∼P.74 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 11 回 【学校生活のなかで育つ―自分と出会う】―児童期(3) ・友だち関係から親友関係へ ・人としての教師から学ぶ 予習事項:教科書 P.78∼P.87 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 12 回 【学校生活のなかで育つ―自分と出会う】―児童期(4) ・関わりのなかで自分をのばす ・人間関係をめぐるつまずき 予習事項:教科書 P.87∼P.96 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 13 回 【社会に羽ばたくなかで育つ】(1)―青年期 ・アイデンティティと職業選択 予習事項:教科書 P.100∼P.106 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 14 回 【社会に羽ばたくなかで育つ】(2)―成人期 ・職業をとおして自分を知る ・仕事と家庭の両立 予習事項:教科書 P.106∼P.117 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 15 回 【熟年・老年を生きる】―壮年期・老年期 ・親としての発達 ・中年・高齢者として生きる ・家族のライフサイクル 予習事項:教科書 P.124∼P.135 までをよく読んでおく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅱ-6 平 科目名 発達心理学Ⅱ 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 黒川 和子 質問受付の方法:授業中随時、又は時々実施するアンケートへの記載 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 子どもがよき大人へと発達するよう援助できる保育者の育成を目指し、発達心理学Ⅱでは 発達心理学Ⅲに続く人間の発達について学び、以下の諸点に関する基礎的知識の定着を図 る。 1 児童期∼老年期までの発達期の特徴 2 自分や周囲の人々の各発達段階における位置づけや保育上の役割 3 生涯発達から見た乳幼児期の発達援助の在り方 授業の進め方 教 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる 3 項目に関する基礎的知識を習得し、用語を使 用できるようにする。 また、汎用的学習効果として、保育者としてふさわしくない言動をとらないように努力す る力をつける。 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 主として講義形式による。 ・ 講義内容を吸収しやすくするため、事前に必要に応じてバズ・セッションを行う。 ・ 授業の理解度確認の小テスト及びビデオ視聴後の課題レポートを複数回実施する。 その際又は独立してアンケートを実施し、授業への質問や要望を求め、参考になる ものは授業で取り上げる。 方 法 予習・復習 育 ・ 毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・ 毎授業後に復習を求める。 テキスト 無藤 隆・岡本祐子・大坪治彦編「よく分かる発達心理学」ミネルヴァ書房 やわらかアカデミズム<わかる>シリーズ ※発達心理学Ⅲ(1 年)及び発達心理学Ⅱ(2 年)を通して使用 学習評価の方法 ・以下の 5 つの学習成果について、獲得度合を量的に評価する。その際、①の理解が前提と なり、⑤とも密接に結びつく②、③、④の理解及び用語の習得が中心となる。 ① 生涯発達の観点から発達を理解する。 ② 児童期から老年期までの発達期の特徴を理解し、基礎的用語を使用できる。 ③ 生涯発達の観点から、乳幼児期の発達援助の重要性を理解する。 ④ 子どもの家庭や地域を視野に置き、保育者と子どもとの連鎖的関係を理解する。 ⑤ 保育所保育指針の発達項目を理解する。 注意事項 ・学習評価は、小テスト、課題レポート及び期末試験を加算し実施する。 また、やむを得ない理由以外の欠席や受講態度に問題があった場合は、保育者としての 倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点する。 参考図書:石井正子、松尾直博 編著「教育心理学 Ⅱ-7 保育者をめざす人へ」樹村房 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 <オリエンテーション> 授業の進め方、スケジュール、成績評価の方法 <発達心理学の観点と区分><児童期>① 講義内容 発達期概観、幼児期と児童期の違い 予習内容 テキスト(pp.70-81) 2 回 <児童期>② 講義内容 予習内容 学校への適応 テキスト(pp.82-101) 3 回 <児童期>③ 講義内容 予習内容 児童期に関連したビデオ視聴 1∼2 回の講義内容の復習 4 回 <青年期>① 講義内容 予習内容 性のめざめ テキスト(pp.104-111) 5 回 <青年期>② 講義内容 予習内容 自己同一性 テキスト(pp.112-117) 6 回 <青年期>③ 講義内容 予習内容 青年期の悩み テキスト(pp.118-125) 7 回 <青年期>④ 講義内容 予習内容 青年期に関連したビデオの視聴 4∼6 回の講義内容の復習 8 回 <成人初期・中期>① 講義内容 結婚、子育て 予習内容 テキスト(pp.126-131) 9 回 <成人初期・中期>② 講義内容 仕事、結婚生活 予習内容 テキスト(pp.132-141) 10 回 <成人後期・老年期>① 講義内容 中年の危機・退職後 予習内容 テキスト(pp.142-149) 11 回 <成人後期・老年期>② 講義内容 心身の健康、死生観 予習内容 テキスト(pp.150-161) 12 回 <実習準備のための復習> 講義内容 乳幼児期の心理、軽度発達障害 予習内容 特になし 13 回 <成人期・老年期> 講義内容 成人期及び老年期に関連したビデオ視聴 予習内容 8∼11 回の講義内容の復習 14 回 <乳幼児期における発達援助の在り方>② 講義内容 生涯発達を踏まえた乳幼児期の発達援助の重要性及び在り方 予習内容 テキスト(pp.127-131、148-149、166-167) 15 回 <総復習> 講義内容 全教育内容の復習 Ⅱ-8 平 科目名 発達心理学Ⅲ 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 黒川 和子 質問受付の方法:授業中随時、又は時々実施するアンケートへの記載 教育目標と学生の学習成果 授業の進め方 教 教育目標: 子どもがよき大人へと発達するよう援助できる保育者の育成を目指し、発達心理学Ⅲでは 乳幼児期及び児童期に重点を置き、以下の諸点に関する基礎的知識の定着を図る。 1 発達について学ぶ意義 2 生涯発達の理解 3 胎児期から児童期の発達期の特徴 4 保育者と子どもとの連鎖的関係 5 保育所保育指針の発達項目 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる 5 項目に関する基礎的知識を習得し、用語を使 用できるようにする。 また、汎用的学習効果として、保育者としてふさわしくない言動をとらないように努力す る力をつける。 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 主として講義形式による。 ・ 講義内容を吸収しやすくするため、事前に必要に応じてバズ・セッションを行う。 ・ 授業の理解度確認の小テスト及びビデオ視聴後の課題レポートを複数回実施する。 その際又は独立してアンケートを実施し、授業への質問や要望を求め、参考になる ものは授業で取り上げる。 方 法 予習・復習 育 ・ 毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・ 毎授業後に復習を求める。 テキスト 無藤 隆・岡本祐子・大坪治彦編「よく分かる発達心理学」ミネルヴァ書房 やわらかアカデミズム<わかる>シリーズ ※発達心理学Ⅲ(1 年)及び発達心理学Ⅱ(2 年)を通して使用 学習評価の方法 ・以下の 5 つの学習成果について、獲得度合を量的に評価する。その際、①、②の理解が前 提となり、⑤とも密接に結びつく③、④の理解及び用語の習得が中心となる。 ① 発達について学ぶ意義を理解する。 ② 生涯発達の観点から発達を理解する。 ③ 胎児期∼児童期までの発達期の特徴を理解し、基礎的用語を使用できる。 ④ 保育者と子どもとの連鎖的関係を理解する。 ⑤ 保育所保育指針の発達項目を理解する。 注意事項 ・学習評価は、小テスト、課題レポート及び期末試験を加算し実施する。 また、やむを得ない理由以外の欠席や受講態度に問題があった場合は、保育者としての 倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点する。 参考図書:石井正子、松尾直博 編著「教育心理学 Ⅱ-9 保育者をめざす人へ」樹村房 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 <オリエンテーション> 授業の進め方、スケジュール、成績評価の方法 <発達心理学の観点と区分> 講義内容 発達と発達段階 予習内容 テキスト(pp.192-193)、「教育心理学」(pp.30-36) 2 回 <胎児期・新生児期>① 講義内容 胎児の聴覚、新生児の気質 予習内容 テキスト(pp.2-11) 3 回 <胎児期・新生児期>② 講義内容 新生児の認識する世界 予習内容 テキスト(pp.12-21) 4 回 <乳児期>① 講義内容 乳児と親(養育者)の社会的相互交渉 予習内容 テキスト(pp.21-31) 5 回 <乳児期>② 講義内容 予習内容 6 回 <新生児期及び乳児期> 講義内容 新生児期・乳児期に関連したビデオの視聴 予習内容 2∼5 回の講義内容の復習 7 回 <幼児期前期>① 講義内容 自我の芽生えと反抗期 予習内容 テキスト(pp.42-51) 8 回 <幼児期前期>② 講義内容 注目獲得行動、移行対象 予習内容 テキスト(pp.52-61) 9 回 <幼児期後期>① 講義内容 論理的思考へ 予習内容 テキスト(pp.62-69) 10 回 <幼児期後期>② 講義内容 ごっこ遊び 予習内容 テキスト(pp.70-75) 11 回 <幼児期後期>③ 講義内容 自己理解 予習内容 テキスト(pp.76-81) 12 回 <幼児期> 講義内容 予習内容 幼児期に関連したビデオの視聴 7∼11 回の講義内容の復習 13 回 <児童期>① 講義内容 予習内容 学力、学校への適応 テキスト(pp.82-91) 14 回 <児童期>② 講義内容 予習内容 有能感、劣等感 テキスト(pp.92-101) 15 回 <総復習> 講義内容 全教育内容の復習 言葉、歩行の発達 テキスト(pp.32-41) Ⅱ-10 容 平 科目名 成 臨床心理学(A) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 青木 恒弘 オフィスアワー等:B棟403研究室 月曜日 pm4:20∼5:30 (要事前申し出) 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では実践的指導力のある保育者を育成するため、以下の諸点に関する基礎的知識の定 着を図ってゆく。 1 臨床心理学の基礎的な理論、知識、技術を学習する。 2 乳幼児から成人に至るまでのさまざまな不適応状態を理解する。 3 こころの問題の診断方法を習得する。 4 学習者自身のこころの状態について洞察する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる臨床心理学にかかる基礎的知識を修得するとと もに、保育者としてのあるべき姿勢について考察を深める。 また、汎用的学習成果として、①保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように 努力する力、②論理的思考力を涵養する。 授業の進め方 教 法 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。具体的には、熟読 し、未知のタームについて下調べをしておく。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト 方 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ・講義方式を基本とする。 ・理解を確実なものにするために、直近の5講分を踏まえて、第6講時および第11 講時に小テストを課す。 ・その日の講義内容を確認するため、終講時に小レポートを課す。 ・理解の遅れている学生には、授業時間外に取り組むレポートを課す。 ・「心とかかわる臨床心理」(基礎,実際,方法) 川瀬正裕・松本真理子・松本秀夫著 ナカニシヤ出版 (このテキストは、臨床心理学(B)においても使用する) 学 習 評 価 の 方 法 ・以下の4つの領域についての学習成果を量的に評価します。 1 臨床心理学の課題 2 臨床心理学の基礎となる心理学的基礎知識,理論の理解 3 適応・不適応の理解 4 こころの問題に関する診断方法の理解と初歩的実践力 ・小テスト①、同②、期末テストおよび受講態度について、1:1:5:3の比重を掛けて 評価します。なお、小テスト①および②の成績上位 40%の方は加点をします。 ・講義中に適宜指名し質問を行い、予習程度を確認します。また、終講時のレポートの内容 不足は減点の対象にしますので、予習は確実にしておいてください。 ・遅刻・早退は3回で欠席1回に換算。終講時のレポートの不提出は早退とみなします。 ・上記のほか、各位に有利な加点を行います。内容を聞き逃さないようにしてください。 注意事項 1.参考図書等:乳幼児の心理 サイエンス社 2009年 2.私語は厳禁とします。わたしが教壇に立った時点で私語はやめてください。また、講義 中のいねむりもやめてください。そのような方は、体調不良者として、休養室への移動を 指示しますのでご留意ください。 Ⅱ-11 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・オリエンテーション 本講義の目的と進め方について ・臨床心理学とは? 1臨床心理学の対象,研究方法,領域,臨床の意味,他の心理学との相違 2臨床心理学の成立ち 3臨床心理学(A)、 (B)についての説明 (予習)教科書第Ⅰ部第1章 2 回 ・臨床心理学の歴史 (世界・日本) ・臨床心理学と現代社会 物質的豊かさを求める社会から心の豊かさを求める社会へ (予習)配布資料 3 回 ・適応と不適応 1.正常と異常∼価値的基準と統計的基準 2.適応と不適応∼社会的適応と心理的適応 外的適応と内的適応 3.臨床心理学における 治る ということの意味 (予習)教科書第Ⅰ部第2章 4 回 ・援助の対象 1.神経症的な問題 2.精神病的な問題 3.人格障害 4.器質性障害 5.だれに働きかけるのか (予習)教科書第Ⅰ部第3章および第Ⅱ部 5 回 ・援助のプロセス 1.受理面接 2.ガイダンス 3.心理療法 (予習)教科書第Ⅰ部第4章および第Ⅱ部 6 回 ・小テスト①の実施 ・臨床心理学の領域 1.心理臨床家はどこにいるか 2.地域との連携 (予習)教科書第Ⅰ部第5章およびトピックス 7 回 ・臨床心理学の基礎理論1 人格理論 1.人格とは? その定義, 性格と気質との相違、人格の構造 2.フロイトの精神分析理論 (1)意識,無意識,前意識 (2)イド自我,超自我 (3)快楽原則,現実原則 (4)層構造モデル (予習)教科書第Ⅲ部第1章および第2章 8 回 (5)防衛(適応)機制と性格の歪み 抑圧,逃避,退行,代理,転移ほか 3.性格の自己認知と他者認知 ジョハリの窓 4.類型論 (1)クレッチマー (2)ユンク (3)シュプランガ− 5.特性論 (1)キャッテル (2)アイゼンク (予習)教科書第Ⅲ部第2章および配布資料 Ⅱ-12 授 9 回 10 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ・臨床心理学の基礎理論2 発達理論 1.フロイドの発達論 2.エリクソンの心理社会的発達理論 (予習)教科書第Ⅲ部第2章および第8章 3.ウイニコットの対象関係論 4.ピアジェの認知発達理論 (予習)教科書第Ⅲ部第2章および配布資料 11 回 ・小テスト②の実施 ・アセスメント(心理査定・診断) 査定の意味 情報の収集と整理 1.実験法∼科学的測定の困難性,人権上の問題 2.観察法∼条件的,自然的,併用的 観察項目,記録方法 3.面接法∼会話と行動観察,面接者の条件 (予習)教科書第Ⅳ部第1章 12 回 4.検査法(心理測定)∼∼妥当性,信頼性 (1)発達検査 (2)知能検査 個別検査∼WAIS(WISC),田中ビネー,鈴木ビネー 集団検査∼A 式,B 式 結果∼知能指数,知能偏差値 (3)人格検査 テストバッテリー (予習)教科書第Ⅳ部第2章、第6章および第7章 13 回 人格検査 1 (1)質問紙法∼∼YGT, MMPI, MJPI, MJAT,TEG 他 妥当性尺度,臨床尺度 評定法 ∼∼自己評定,他者評定 作業検査法∼内田クレペリン精神作業検査,抹消検査,ダウニ−検査 テスト用紙の紹介と理論 (予習)教科書第Ⅳ部第4章 14 回 人格検査 2 (2)投影法∼∼基礎理論 ロールシャッハテスト,絵画統覚検査, 文章完成法,絵画欲求不満テスト 描画テスト(バウム,HTP 家族画 他) (予習)教科書第Ⅳ部第5章 15 回 人格検査の実際 質問紙法(MJPI)および投影法(バウム)の実施 結果の整理,解釈 Ⅱ-13 平 科目名 成 22 臨床心理学(B) 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 青木 恒弘 オフィスアワー等:B棟403研究室 月曜日 pm4:20∼5:30 (要事前申し出) 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では実践的指導力のある保育者を育成するため、以下の諸点に関する基礎的知識の定 着を図ってゆく。 1.各種問題行動について症状分析をとおして理解する。 2.問題行動,症状改善のための各種治療理論,技法について基本的な理解を習得する。 3.具体的な事例を通して,具体的な処遇・治療法を考える。 4.自己実現と再適応について考えさせる。 授業の進め方 教 方 法 予習・復習 育 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる臨床心理学にかかる基礎的知識を修得するとと もに、保育者としてのあるべき姿勢について考察を深める。 また、汎用的学習成果として、①保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように 努力する力、②論理的思考力を涵養する。 (講義・演習・実験・実習・実技) ・講義方式を基本とするが、症例については可能なかぎりビデオを視聴させ、事例を もとに理解を深めることができるようにする。 ・理解を確実なものにするために、直近の講義内容を踏まえて、第5講時、第8講時 および第11講時に集団討議を行う。討議に基づきレポートを作成する。 ・その日の講義内容を確認するため、終講時に小レポートを課す。 ・毎授業回前に、 「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。具体的には、熟読 し、未知のタームについて下調べをしておく。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト ・「心とかかわる臨床心理」(基礎,実際,方法) 川瀬正裕・松本真理子・松本秀夫著 ナカニシヤ出版 (このテキストは、臨床心理学(A)においても使用する) 学 習 評 価 の 方 法 ・以下の4つの領域についての学習成果を量的に評価します。 1.自己実現,再適応の意味を理解する。 2.各種問題行動,症状の分析と考察を理解する。 3.各種処遇・治療法についての基本的理解と初歩的な技法を体験する。 4.こころの問題に関する診断方法の理解と初歩的実践力 ・第5、第8、第 11 の講義を踏まえて作成するレポートに 30%、期末テストに 50%、受講 意欲・態度に 20%の比率で評価を行います。 ・講義中に適宜指名し質問を行い、学習状況を確認します。また、終講時のレポートの内容 不足は減点の対象にしますので、予習復習等の学習は確実にしておいてください。 ・遅刻・早退は3回で欠席1回に換算。終講時のレポートの不提出は早退とみなします。 ・上記のほか、各位に有利な加点を行います。内容を聞き逃さないようにしてください。 注意事項 1.参考図書等:林勝造ほか バウムテストの臨床的研究 日本文化科学社 2.私語は厳禁とします。わたしが教壇に立った時点で私語はやめてください。また、講義 中のいねむりもやめてください。そのような方は、体調不良者として、休養室への移動を 指示しますのでご留意ください。 Ⅱ-14 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・オリエンテーション 本授業計画について説明 臨床心理学(A)についての復習 (予習)教科書第Ⅰ部 2 回 ・具体的な援助の対象・各種問題行動,症状の分析 現代の診断基準:DSM Ⅳの成り立ち、特徴、信頼性、妥当性 ・各種問題行動 1発達的な問題 精神遅滞(MR) 広汎性発達障害(P.DD)∼自閉症(Autism) 注意欠陥・多動性障害(ADHD) 学習障害(LD) 事例紹介 (予習)教科書第Ⅱ部第1章および第2章 3 回 2情緒障害(Emotional Disorder) (1)行動上に表われるもの∼登校(登園)拒否,非行,集団不適応、 緘黙,分離不安,吃音,拒食症、神経性習癖(チック,抜け毛、 遺尿,爪かみ等) 事例紹介 (予習)教科書第Ⅱ部第2章 4 回 (2)身体症状を中心とするもの∼心身症∼呼吸器系の障害、消化器系の障害、 内分泌系の障害、泌尿器系の障害、中枢神経系の障害 (3)精神症状を中心とするもの(ア)神経症:不安神経症、強迫神経症、恐怖症、 心気神経症、抑うつ神経症、ヒステリー (イ)境界例:人格障害(PD) (ウ)統合失調症(schizophrenia)(エ)気分障害:うつ病 事例紹介 (予習)教科書第Ⅱ部第2章 5 回 ・心理援助の方法∼心理療法の理論と方法 (1)個人を対象に,その心に働きかける方法 言語を媒介∼クライエント中心療法,精神分析療法 非言語的な方法∼遊びを媒介∼遊戯療法 表現手段を媒介∼芸術療法∼箱庭療法,絵画,コラージュ 音楽療法 造形療法 (予習)教科書第Ⅴ部 6 回 (2)集団を対象とする∼家族療法:家族療法の基本的な考え方 集団心理療法:集団心理療法の治療的要因 心理劇:サイコドラマの特徴、中心的概念、ドラマの流れ (3)その他 作業療法:歴史的過程、個人作業療法と集団作業療法 精神療法志向的作業療法 リハビリテーション的作業療法 (予習)教科書第Ⅴ部 7 回 (4)行動に直接働きかける方法∼行動療法:行動療法の特徴,流派 ①応用行動分析、 ②信行動 SR 仲介モデル、 ③社会的学習理論、 認知行動療法理論:ベックの認知療法 エリスの論理情動行動療法 マイケンバウムのストレス免疫訓練 (予習)教科書第Ⅴ部 Ⅱ-15 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 ・面接技法の実際 (演習) 非言語的コミュニケーション (予習)配布資料 9 回 ・面接技法の実際 (ビデオ教材による演習) 非言語的コミュニケーション その4 技法 1.かかわり技法 面接の3条件 (予習)配布資料 10 回 ・面接技法の実際 (ビデオ教材による演習) 技法 2 くりかえし技法 高校1年生の事例から 技法 3 言い換え技法 共感度のチエック (予習)配布資料 11 回 ・面接技法の実際 (ビデオ教材による演習) 技法 4 質問技法 OQ CQ ふたたび高校1年生の事例から (予習)配布資料 12 回 ・心理アセスメントの実際 (演習) 投影法 ∼ ロールシャッハテスト バウムテスト 実施 整理法 解釈 (予習)配布資料 13 回 ・心理アセスメントの実際 (演習) 質問紙法 ∼ Y−Gテスト 実施 整理法 (予習)配布資料 14 回 ・心理アセスメントの実際 (演習) 意図的行動観察 面接技法との関係づけ (予習)配布資料 15 回 ・環境調整 ソーシャルケースワーク (幼少時,年少者に効果) 人間関係中心に再適応化 調整方法:社会資源の活用(有形,無形,広範囲) 学校関係,更生保護関係,病院 ・まとめ 援助の基本的態度の総括 その1 その2 その3 解釈 Ⅱ-16 等 平 科目名 社会心理学 成 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 竹中 一平 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:土曜 2,3 限 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 人は「社会的動物」と呼ばれるように、さまざまな関係性の中で生きる存在である。この 講義では、保育所保育指針でうたわれる「家庭や地域社会との連携」の点から、人と社会と の関わりを理解することを目指し、人の社会的行動について解説する。 学生の学習成果: ・ 専門的学習成果:人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、今後の家庭生活や地 域生活における様々な場面で活かすことができる ・ 汎用的学習成果:原因と結果のつながりを明確に認識することができるような論理的思 考力を身につける。社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 主として講義形式によって行うが、受講者の理解を促進し、学習成果を確認するた めに、講義中に小テストまたは小レポートを課す ・ 必要に応じて、授業時間外に取り組むレポートを課す 育 法 予習・復習 方 ・ 予習:毎授業前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める ・ 復習:毎授業後に、当該授業の内容に関する復習を求める テキスト ・ 資料を配布し、市販のテキストは使用しない 学 習 評 価 の 方 法 以下の 3 つの学習成果について、その獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数を勘 案し、およそ①50%、②30%、③20%の比重をかける。 ① 人の社会的行動について基礎的知識を身につけ、今後の家庭生活や地域生活における 様々な場面で活かすことができる ② 原因と結果のつながりを明確に認識することができるような論理的思考力を身につける ③ 社会人としての責任を果たす上での使命感や倫理観を身につける 注意事項 評価の実施は、①②について定期試験、講義中の小テストおよび小レポートによって行う。 また、受講態度に問題があったものは、社会人としての使命感や倫理観が十分ではないとし て、③の比重から減点する。具体的には、欠席 1 回につき 4 点、遅刻 1 回につき 2 点とする。 受講態度に関する注意は初回減点なしで、2 回目は 3 点、3 回目は 4 点と、回数が増えるに したがい減点率を上げていく。 参考図書等 ・ 池上知子・遠藤由美 1998 グラフィック社会心理学 サイエンス社 ・ 堀洋道・山本眞理子・吉田富二雄 1997 新編社会心理学 福村出版 Ⅱ-17 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【オリエンテーション】 x 講義の目標・進め方・成績評価の方法に関する説明 x 本講義で修得してほしい事柄に関する説明 x 社会心理学の目的 復習事項:講義内容で理解不十分な箇所・不明な箇所をまとめてくる 2 回 【個人内過程の社会心理学①】 なぜ?どうして?の心理(1)―原因帰属 x 原因帰属の理論 x 原因帰属と動機づけ 予習事項:「遅刻をしたときの言い訳」を 3 種類考えてくる 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 3 回 【個人内過程の社会心理学②】 なぜ?どうして?の心理(2)―帰属のバイアス・認知のバイアス x 原因帰属のゆがみ x なぜ占いは当たる気がするのか 予習事項:占いは当たると思うかどうか、自分の意見を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 4 回 【個人内過程の社会心理学③】 他者の意見を変えるのは難しい(1)―態度変容 x 態度とは何か? x 態度変容の理論 予習事項:「喫煙者にタバコの害を説明し、禁煙してもらう方法」を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 5 回 【個人内過程の社会心理学④】 他者の意見を変えるのは難しい(2)―説得 x 説得的コミュニケーションとは何か? x 説得に関わる様々な要因 予習事項: 「 『新開発!何でも落ちる洗濯洗剤メガクリーン』を訪問販売して、買ってもら うための商品説明の方法」を考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【第 1 回小テスト】 x 第 2 回∼第 5 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 6 回 7 回 【対人行動の社会心理学①】 人とコミュニケーションする(1)―自己表出 x 自分をさらけ出す x 自分を演出する 予習事項:自分は人に相談する方かされる方か、これまでの経験を振り返っておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 【対人行動の社会心理学②】 人とコミュニケーションする(2)―非言語コミュニケーション x 関係の進展とコミュニケーション x 代表的な非言語コミュニケーション 予習事項:ジェスチャーを使うと、 「何」が相手に伝わるのかを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく Ⅱ-18 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 【対人行動の社会心理学③】 友達付き合いの社会心理学―友人関係 x 友情とは何か? x 対人関係の親密化過程 予習事項:自分自身のこれまでの友人関係を振り返り、どんな特徴があるか考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 9 回 【対人行動の社会心理学④】 人に魅力を感じる心理―対人魅力 x 対人魅力とは何か? x 対人魅力に関わる要因 予習事項:恋愛相手は外見で選ぶか性格で選ぶか、それはなぜかを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 10 回 【第 2 回小テスト】 x 第 6 回∼第 9 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 【集団行動の社会心理学①】 他人がいることで変化する行動(1)―集団の影響過程 x 規範と同調 x 権威への服従 予習事項:「みんながやっているので流されてやってしまった経験」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 11 回 【集団行動の社会心理学②】 他人がいることで変化する行動(2)―集団と個人の関係 x 社会的抑制と社会的促進 x 集団の中での課題遂行 予習事項:「グループで作業をするときに、自分だけ手を抜いてしまったり、手を抜く人 をみて嫌な気分になったりした経験」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 12 回 【集団行動の社会心理学③】 みんなで何かを決めるとき―集団意思決定 x リスクと集団成極化 x リーダーシップ 予習事項:リーダーとして人を引っ張っていくときに必要な要素は何かを考えておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 13 回 【集団行動の社会心理学④】 うわさ話の心理学―流言 x 集合行動と流言 x 流言伝達の規定因 予習事項:最近聞いた「うわさ話」を思い出しておく 復習事項:講義内容を見直し、不明な箇所をまとめて質問出来るようにしておく 14 回 15 回 【第 3 回小テスト】 x 第 10 回∼第 13 回までの 4 回分の内容について小テストを実施する 【情報社会とニセ科学】 無邪気が差別につながる血液型性格判断 【まとめ】 これまでの講義内容を振り返り、不足のある部分について補足するとともに、社会心理学 の理論や概念と、日常生活での行動との関係についてまとめる。 Ⅱ-19 平 科目名 教師論 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 楠本 恭之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本科目では、実践的指導力のある保育者を育成するため、以下の諸点に関する能力を形成 する。 1 保育者の資格や身分などを定める法制度を理解する。 2 保育者の役割について認識する。 3 保育者に必要な実践的思考力及びコミュニケーション能力を高める。 4 保育者を取り巻く現代的状況を理解する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4項目の能力を獲得する。 また、汎用的学習成果として、①保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように 努力する力、②論理的思考力を涵養する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として講義形式による。 ・受講者の理解を促進させるため、講義中に小テストを課す。 ・授業時間外に取り組むレポートを課す。 方 法 予習・復習 育 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト 民秋言他著『改訂保育者論』建帛社、2007 年。 学 習 評 価 の 方 法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘 案し、おおよそ「①:②:③:④=1:2:1:1」の比重をかける。 ①保育者の資格や身分などを定める法制度を理解する。 ②保育者の役割について認識する。 ③保育者に必要な実践的思考力及びコミュニケーション能力を高める。 ④保育者を取り巻く現代的状況を理解する。 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは受 講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減 点する。 注意事項 参考図書等: もとよし まとこ 本吉圓子『子どもの育ちと保育者のかかわり』萌文書林、1991 年。 しろまる ふ み お 城丸章夫『幼児のあそびと仕事』草土文化、1981 年。 Ⅱ-20 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 <オリエンテーション> ・授業の進め方 ・スケジュール ・学習評価の方法 ・課題 復習テスト 2 回 <保育者と法>① ・講義内容 保育制度上の保育者 ・予習事項 テキスト2章1,2(pp.15-22) 3 回 <保育者と法>② ・講義内容 保育者の要件、保育者の免許・資格 ・予習事項 テキスト2章3∼5(pp.22-34) 4 回 <保育者と法>③ ・講義内容 保育者の地位、保育者への期待 ・予習事項 テキスト2章6,7(pp.34-42) 5 回 <保育者像の歴史> ・講義内容 ヨーロッパにおける保育思想家 ・予習事項 テキスト3章1(pp.45-55) 1年前期「教育原理」における「ヨーロッパにおける教育思想の歴史」 6 回 <保育者の役割>① ・講義内容 「生活による教育」 事例:子どもの心情と表現 ・予習事項 テキスト4章1(pp.71-75) 7 回 <保育者の役割>② ・講義内容 「豊かな経験内容を」 事例:主体性の育ちを支える保育者の許容 ・予習事項 テキスト4章2(pp.75-80) 8 回 <保育者の役割>③ ・講義内容 「環境の構成」 事例:「幼児期に出会わせたい体験」を考えるかかわりを ・予習事項 テキスト4章3(pp.81-90) Ⅱ-21 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 <保育者の役割>④ ・講義内容 「支え合う人間関係」 事例:人を思いやる心の育ちへのかかわり ・予習事項 テキスト4章4(pp.90-93) 10 回 <保育者の役割>⑤ ・講義内容 「支え合う人間関係」 事例:保護者との関係作り ・予習事項 テキスト4章4(pp.93-98) 11 回 <保育者の役割>⑥ ・講義内容 保育所保育指針にみる保育者の役割 ・予習事項 テキスト5章(pp.103-131) ・課題 「発達の特徴と保育者の援助」ワークシート 12 回 <施設保育の現在>① ・講義内容 統計に見る保育所の現状 ・予習事項 特になし 13 回 <施設保育の現在>② ・講義内容 統計に見る幼稚園の現状 ・予習事項 特になし 14 回 <保育者の職務環境> ・講義内容 現代社会が求める保育者像、保育職務とストレス・マネジメント ・予習事項 特になし 15 回 <保育者の役割>⑦ ・講義内容 保育実践検討会 事例:子どもの観察 ・予習事項 特になし <総復習> ・講義内容 全 15 回の授業内容のまとめと質疑応答 Ⅱ-22 平 科目名 教育原理 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 楠本 恭之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本科目では、実践的指導力のある保育者を育成するため、以下の諸点に関する知識を獲得 し、また能力を形成する。 1 教育の意義・目的、基礎的概念を知る。 2 教育の理論や歴史を知る。 3 現代教育の諸問題を知る。 4 3の諸問題を教育学的に思考する態度を修得する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4項目の能力を獲得する。 また、汎用的学習成果として、①価値観の多様性を理解し、自分なりの意見を持つ姿勢、 ②論理的思考力を涵養する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として講義形式による。 ・受講者の理解を促進させるため、講義中に小テストを課す。 ・授業時間外に取り組むレポートを課す。 方 法 予習・復習 育 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト 使用しない。 授業理解し、整理するためのワークシートを配付する。 学 習 評 価 の 方 法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘 案し、おおよそ「①:②:③:④=1:1:1:2」の比重をかける。 ① 教育の意義・目的、基礎的概念を知る。 ② 教育の理論や歴史を知る。 ③ 現代教育の諸問題を知る。 ④ 3の諸問題を教育学的に思考する態度を修得する。 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは受 講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減 点する。 注意事項 参考図書等: 授業中に提示する。 Ⅱ-23 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 <オリエンテーション> ・授業の進め方 ・スケジュール ・学習評価の方法 <教育にまつわる語り>① ・講義内容 人間と教育 2 回 <教育にまつわる語り>② ・講義内容 生理的早産説、遺伝と環境、発達の最近接領域など ・予習事項 特になし 3 回 <教育にまつわる語り>③ ・講義内容 落ちこぼれ必要論、学校はなぜ必要か?など ・予習事項 特になし 4 回 <教育にまつわる語り>④ ・講義内容 ビデオ視聴「ことばを覚えたチンパンジー」 ・課題 ビデオの感想 5 回 <教育思想の歴史>① ・講義内容 コメニウス、ルソー、ペスタロッチ ・復習事項 配付プリント 6 回 <教育思想の歴史>② ・講義内容 フレーベル、オーウェン、ヘルバルト ・復習事項 配付プリント 7 回 <教育思想の歴史>③ ・講義内容 デューイ、エレン=ケイ、モンテッソーリ ・復習事項 配付プリント 8 回 <教育思想の歴史>④ ・講義内容 イリイチ、公教育の歴史と現代的意味 ・課題 5∼7回の復習テスト、男性保育士についての意見 Ⅱ-24 容 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 <テーマ論>①ジェンダー ・講義内容 男性保育士の存在、保育のなかのジェンダー問題 ・課題 テーマについての意見 10 回 <テーマ論>②しつけと虐待 ・講義内容 「懲戒権」としつけ、しつけと虐待の境界 ・課題 テーマについての意見 11 回 <テーマ論>③いじめと体罰 ・講義内容 いじめの現状、懲戒と体罰の境界 ・課題 テーマについての意見 12 回 <テーマ論>④コミュニケーション ・講義内容 コミュニケーションの方法、現代社会における他者との関係 ・課題 テーマについての意見 13 回 <テーマ論>⑤障害児・者 ・講義内容 障害児・者への理解、特別支援教育の現状と問題点 ・課題 テーマについての意見 14 回 <テーマ論>⑥死学(1)人間の誕生 ・講義内容 遺伝子とヒトクローン、不妊治療、誕生死 ・課題 テーマについての意見 15 回 <テーマ論>⑦死学(2)人間の死 ・講義内容 自殺・自死、臓器移植、尊厳死とホスピス ・課題 テーマについての意見 <総復習> ・講義内容 現代社会に生きる人間 Ⅱ-25 平 科目名 成 22 教育制度論 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 楠本 恭之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育を含めた教育に関する過去および現在の法制度などを正しく理解することを求める。 1 教育に関する法令について理解する。 2 教育行財政、学校経営について理解する。 3 保育制度の現状と課題について理解する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる3項目を獲得する。また、保育制度に関連する タームを理解して使用できるようになる。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努 力する姿勢を獲得する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として講義形式による。 ・受講者の理解を促進させるため、講義中に小テストを課す。 ・授業時間外に取り組むレポートを課す。 方 法 予習・復習 育 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト 森秀夫『要説 教育制度 三訂版』学芸図書、2008 年。 学 習 評 価 の 方 法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 ① 教育に関する法令について理解する。 ② 教育行財政、学校経営について理解する。 ③ 保育制度の現状と課題について理解する。 ④ 保育制度に関するタームを理解して使用できる。 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは受 講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減 点する。 注意事項 参考図書等: 『最新保育資料集 2010』ミネルヴァ書房、2010 年。 Ⅱ-26 授 業 回 数 別 1 回 <オリエンテーション> ・授業の進め方 ・スケジュール ・学習評価の方法 ・課題 復習テスト 2 回 <現代公教育>① ・講義内容 公教育の定義 ・予習事項 テキスト1章1(pp.7-13) 3 回 <現代公教育>② ・講義内容 学校制度 ・予習事項 テキスト1章2(pp.13-23) ・課題 前回テーマの小テスト 4 回 <現代公教育>③ ・講義内容 教育を受ける権利 ・予習事項 テキスト2章(pp.24-36) ・課題 前回テーマの小テスト 5 回 <現代公教育>④ ・講義内容 義務教育制度 ・予習事項 テキスト3章(pp.37-50) ・課題 前回テーマの小テスト 6 回 <教育活動>① ・講義内容 幼児児童生徒の管理 ・予習事項 テキスト4章1,2(pp.51-57) ・課題 前回テーマの小テスト 7 回 <教育活動>② ・講義内容 学習指導要領 ・予習事項 テキスト4章2,3(pp.57-66) ・課題 前回テーマの小テスト 8 回 <学校経営>① ・講義内容 学校経営 ・予習事項 テキスト6章1,2(pp.79-85) ・課題 前回テーマの小テスト Ⅱ-27 教 育 内 容 授 業 回 数 別 教 育 内 9 回 <学校経営>② ・講義内容 学級経営 ・予習事項 テキスト6章3(pp.85-88) ・課題 前回テーマの小テスト 10 回 <教育行政制度>① ・講義内容 中央教育行政 ・予習事項 テキスト7章1,2(pp.89-96) ・課題 前回テーマの小テスト 11 回 <教育行政制度>② ・講義内容 教育委員会 ・予習事項 テキスト7章3(pp.96-99) ・課題 前回テーマの小テスト 12 回 <現代保育制度の現状と課題>① ・講義内容 保育者に関する法制度、保育者に求められる役割 ・予習事項 テーマについての情報収集及び質問の選定 13 回 <現代保育制度の現状と課題>② ・講義内容 保育所民営化、幼保一元化 ・予習事項 テーマについての情報収集及び質問の選定 ・課題 漢字テスト 14 回 <現代保育制度の現状と課題>③ ・講義内容 認可外保育施設の現状、諸法令の改正 ・予習事項 テーマについての情報収集及び質問の選定 15 回 <世界の保育制度> ・講義内容 アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの保育制度 ・予習事項 テキスト資料(pp.114-116) <総復習> ・講義内容 全 15 回の授業内容に関する質疑応答 Ⅱ-28 容 平 科目名 成 22 保育相談の基礎 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 画 担当教員 井頭 久子 OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 家庭における養育機能の低下や子どもを取り巻く環境の変化に伴い、保育者が子育て支援 をする役割を期待されることが増えている。この講義では、保育者として保育相談をする上 で必要となる基礎的知識を身につけ、養育者を対象としたカウンセリング的関わりを理解す ることを目的とする。 学生の学習成果: ・専門的学習成果:保育相談に関する基礎的知識を習得し、カウンセリング的な関わり方を 理解できるようにする。 ・汎用的学習効果:保育者としての使命感や倫理観を身につけるとともに、他者とのコミュ ケーションを円滑に行えるような人間関係力を養う。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として講義形式によって行うが、受講者の理解を促進し、学習効果を確認するた めに、講義中に小テストまたは、授業時間外に小レポートを課す。 ・カウンセリング的関わりの理解のために、グループワーク等の演習形式を用いる。 育 法 予習・復習 方 ・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。 テキスト ・森上史朗 浜口順子 「幼児理解と保育援助」 ミネルヴァ書房 2009 年 学 習 評 価 の 方 法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを 勘案し、おおよそ「①:②:③:④」=2:1:1:1の比重をかける。 ①保育相談をする上で必要な基礎的知識を身につける。 ②保育相談をする際に必要となるカウンセリング的関わりを理解する。 ③乳幼児に対するアセスメントとその利用について理解する。 ④社会人として他者と関わる際に求められるコミュケーション能力を高める。 なお、評価の実施は、授業で行う課題(小レポート、小テスト 30%)及び学期末に行う定 期試験(70%)の結果を総合して行う。保育者としての使命感や倫理観については、受講態 度に問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席1回につき5点、遅刻1回につき1点 を評価点から減点する。 注意事項 参考図書等 小林郁子 小林久利 共著:「保育所の子育て相談」∼相談の基本・事例とアドバイス∼ 萌文書林 佐川寛子・成瀬美恵子 :「保育者のためのカウンセリングマインド入門」チャイルド本 社、2007 年。 Ⅱ-29 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 <オリエンテーション> 1.本講義の目的と進め方 2.保育相談とは 2 回 <幼児理解の基礎となるもの①> 1.家族構成の歴史的変化・しつけの役割 (予習事項)少子化問題について調べる。 (復習事項)しつけについて理解する。 3 回 <幼児理解の基礎となるもの②> 1.地域社会とのつながりの変化 (予習事項)子どもの発達について調べる。 (復習事項)少子化問題について理解する。 4 回 <保育の過程と理解の方法①> 1.子どもの発達とその理解 (予習事項)障害児の特徴について調べる。 (復習事項)子どもの発達について理解する。 5 回 <保育の過程と理解の方法②> 1.障害児の特徴と発達検査 (予習事項)カウンセリング理論について調べる。 (復習事項)障害児の特徴について理解する。 6 回 <カウンセリングの理論と技法①> 1. さまざまなカウンセリングの理論 (予習事項)カウンセリングにおける質問紙法について調べる。 (復習事項)カウンセリングの理論について理解する。 7 回 <カウンセリングの理論と技法②> 1.質問技法 (予習事項)カウンセリングにおける傾聴技法について調べる。 (復習事項)カウンセリングにおける質問技法について理解する。 8 回 <カウンセリングの理論と技法③> 1. 傾聴技法 (予習事項)コミュニケーション技法について調べる。 (復習事項)カウンセリングにおける傾聴技法について理解する。 Ⅱ-30 容 授 業 回 数 別 教 育 内 9 回 <コミュニケーション技法> 1.グループワーク (予習事項)事例の対応方法を考える。 (復習事項)集団でのコミュニケーション技法について理解する。 10 回 <子どもの問題に対する保育相談①> 1.事例に応じた対応の検討 (予習事項)事例の対応方法を考える。 (復習事項)事例の対応方法を理解する。 11 回 <子どもの問題に対する保育相談②> 1.事例に応じた対応の検討 (予習事項)事例の対応方法を考える。 (復習事項)事例の対応方法を理解する。 12 回 <養育者の問題に対する保育相談①> 1.事例に応じた対応の検討 (予習事項)事例の対応方法を考える。 (復習事項)事例の対応方法を理解する。 13 回 <養育者の問題に対する保育相談②> 1.事例に応じた対応の検討 (予習事項)事例の対応方法を考える。 (復習事項)事例の対応方法を理解する。 14 回 <親になれない・なりたがらない大人たち> 1.母親の育児不安と育児ストレス (予習事項)ロールレタリングとはなにか調べる。 (復習事項)母親の心理的支援の方法を理解する。 15 回 <子どもの発達と保育カウンセリング> 1. 本講義の総復習をする。 (予習事項)子どもの発達について調べる。 (復習事項)期末試験に向けて本講義の総復習をする。 Ⅱ-31 容 平 科目名 教職実践演習 (幼稚園) 成 22 授業回数 年 15 度 教 単位数 2 育 担当教員 計 画 浦上博文、山口雪子、楠本 恭之、井頭久子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 教員として求められる4つの事項、①使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、②社 会性や対人関係能力に関する事項、③幼児児童生徒理解や学級経営等に関する事項、④教 科・保育内容等の指導力に関する事項をテーマとする。 これまでの授業や教育実習を通した学びを振り返り、「幼稚園教諭」になるうえで自身の 課題を自覚し、不足している知識・技能を補い、定着を図ることによって、教職生活を円滑 にスタートできる力を身につけることを目標とする。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4つの事項について知識や能力を獲得し、姿勢 や意見を形成することが挙がる。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努 力する力を獲得する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) 教員として求められる4つの事項について、グループ討議・模擬実践・事例研究な どを通して総合的に学ぶ。また、幼児教育現場との連携を図り、幼稚園教諭による講 演・ディスカッションを実施する。 方 法 予習・復習 育 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト 使用しない。 学 習 評 価 の 方 法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 ①教員としての使命感や責任感、教育的愛情を持つ。 ②社会性や対人関係能力を形成する。 ③幼児理解の姿勢を持ち、学級経営の力量の基礎を形成する。 ④保育内容の指導力の基礎を獲得する。 学習評価は、討議記録、模擬実践、レポート、学期末に行う試験により実施する。欠席、 あるいは受講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケース に応じて減点する。 注意事項 参考図書等: Ⅱ-32 授 業 回 数 別 教 育 内 容 <オリエンテーション> ・授業の進め方、スケジュール、学習評価の方法 1 回 <学習の振り返り> ・活動 グループ討議「幼稚園教諭になるための自己課題について」 ・課題 討議記録の作成 2 回 <幼稚園教諭の役割>① ・講義 幼稚園教諭関係法令 ・活動 グループ討議「幼児に対する責任について」 ・課題 討議記録の作成 3 回 <幼稚園教諭の役割>② ・講義 幼稚園教諭による「幼稚園教諭に必要な指導力、学級経営、指導案について」 ・課題 講義記録及び意見文の作成 4 回 <幼稚園教諭の役割>③ ・活動 幼稚園教諭とのディスカッション「教育的愛情や社会性について」 ・課題 ディスカッション記録の作成 5 回 <幼稚園教諭の役割>④ ・活動 グループ討議及び発表「幼稚園教諭としての自覚の形成」 ・課題 討議記録の作成 6 回 <家庭との連携>① ・講義 幼稚園における家庭との連携 ・活動 グループ討議「保護者との関係づくり」 ・課題 討議記録の作成 7 回 <家庭との連携>② ・活動 ロールプレイ及びグループ討議「保護者面談」 ・課題 ロールプレイを通しての自己課題の探究 8 回 <学級経営>① ・講義 幼稚園における学級経営 ・活動 グループ討議「学級経営計画の検討」 ・課題 討議記録の作成 Ⅱ-33 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 <学級経営>② ・活動 演習「指導案の作成」 ・予習事項 幼稚園教育実習における指導案の自己評価 10 回 <学級経営>③ ・活動 演習「指導案の作成」(続き) ・課題 活動記録の作成 11 回 <学級経営>④ ・活動 演習「教材の作成」 ・課題 模擬保育における注意点 12 回 <学級経営>⑤ ・活動 演習「模擬保育の練習」及びグループ討議「模擬保育における注意点」 ・課題 討議記録の作成 13 回 <学級経営>⑥ ・活動 グループ発表「模擬保育」 ・課題 発表記録の作成 14 回 <学級経営>⑦ ・活動 グループ発表「模擬保育」 (続き) ・課題 発表記録の作成 <学級経営>⑧ ・活動 記録の整理 15 回 <総復習> ・学びの振り返り ・自己課題のまとめ Ⅱ-34 平 科目名 事前・事後指導 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 楠本 恭之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本科目は、幼稚園教育実習準備としての事前指導及び同実習終了後のまとめとしての事後 指導として、以下の目標のもとに実施する。 1 幼稚園教育実習に関する法制度及び意義を知り、心構えを持つ。 2 幼児や保育を観察する方法を知り、適切な記録を作成する。 3 指導計画の根拠や意義を知り、適切な指導案を作成する。 4 実習実施の手続きを知り、適切な文書を作成する。 5 評価の意義を知り、実習後の振り返りを通して自己課題を設定する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる5項目の能力を獲得する。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努 力する力を獲得する。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・講義と演習を併用する。 ・学習成果をあげるために授業時間内外で取り組む課題を課す。 方 法 予習・復習 育 ・毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。 テキスト 使用しない。 授業を理解し、整理するためのワークシートを配付する。 学 習 評 価 の 方 法 以下の5つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 ① 幼稚園教育実習に関する法制度及び意義を知り、心構えを持つ。 ② 幼児や保育を観察する方法を知り、適切な記録を作成する。 ③ 指導計画の根拠や意義を知り、適切な指導案を作成する。 ④ 実習実施の手続きを知り、適切な文書を作成する。 ⑤ 評価の意義を知り、実習後の振り返りを通して自己課題を設定する。 学習評価は、課題、レポート、手続き文書などにより実施する。欠席、あるいは受講態度 に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして減点する。具体的には、1 回の欠席で5点を、遅刻で3点をそれぞれ減ずる。また、受講態度については、複数回の注 意を受けた後改善が見られない場合は減点の対象とする。 注意事項 参考図書等: 授業中に提示する。 なお、本科目は「幼稚園教育実習」の履修を前提とする科目である。その履修条件について は、『学生のしおり』の「幼稚園教育実習履修に関する規則」に従う。 Ⅱ-35 授 1 回 業 回 数 別 教 <オリエンテーション> ・授業の進め方 ・スケジュール ・学習評価の方法 <幼稚園教育実習制度>① ・内容 講義「幼稚園の概要」 2 回 <幼稚園教育実習制度>② ・内容 講義「幼稚園教育実習関係法令」 ・予習 関係法令の整理 ・課題 実習希望幼稚園の選定及び文書の作成 3 回 <学外実習反省会> ・内容 実習終了学生との質疑応答 ・課題 質疑応答記録の作成 4 回 <保育における観察と記録>① ・内容 講義「観察の意義と方法」 ・課題 観察記録の読解 5 回 <保育における観察と記録>② ・内容 ビデオ視聴「幼稚園における保育」 ・課題 記録の作成 6 回 <実習に関する手続きの理解>① ・内容 講義「実習幼稚園の決定までの手続き」 ロールプレイ「電話および訪問時のマナー」 ・課題 内諾依頼書および内諾書への記入 7 回 <幼稚園における指導計画>① ・内容 講義「幼稚園における教育課程」 ・課題 承諾依頼書および承諾書への記入 8 回 <幼稚園における指導計画>② ・内容 講義「保育における環境設定」 講義「レポートの内容および作成方法」 ・課題 レポートの作成 Ⅱ-36 育 内 容 授 業 回 数 別 教 9 回 <幼稚園における指導計画>③ ・内容 講義「指導案の作成ポイント」 ・課題 授業記録の作成 10 回 <幼稚園における指導計画>④ ・内容 相互評価「保育実践ファイル」 ・予習 「保育実践ファイル」の作成 ・課題 評価記録の作成 11 回 <実習に関する手続きの理解>② ・内容 講義「事前オリエンテーションの意義」 ・課題 教育実習における自己目標の設定 12 回 <模擬保育>① ・内容 講義「保育実践の前に知っておくべきこと」 ・課題 模擬保育の準備 13 回 <模擬保育>② ・内容 相互評価「模擬保育」 ・課題 評価記録の作成 14 回 <教育実習レポート> ・内容 講義「レポートの内容および作成方法」 グループ討議「保育所実習の評価と対応」 ・課題 レポートの作成 15 回 <学外実習反省会・発表> ・内容 実習予定学生および教員との質疑応答 ・課題 学外実習反省会における発表及び記録の作成 Ⅱ-37 育 内 容 平 科目名 社会福祉 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 松尾 冀 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 社会福祉への理解を目標に、以下の項目を講義する。 ・現代社会における社会福祉の意義と役割をトータルに講義する。 ・社会福祉8法の歴史的背景と各々の理念と、福祉サービスについて講義する。 ・社会福祉の法律と制度(社会福祉の機関・財政・社会福祉従事者)等について講義する。 ・社会福祉援助技術(ケースワーク、グループワーク、コミュニティーワーク)について講 義する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4項目を理解する。 汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努力する 姿勢を獲得する。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・テキスト、スライド等を用い授業を進める。その他、新聞、テレビの社会福祉欄に 関心を持つよう、媒介物を実際に解説することによって学生の意識を高める。 方 法 予習・復習 育 ・毎授業回前に予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト ・井上肇、野口克巳著、社会福祉要論、建帛社 学 習 評 価 の 方 法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 ①現代社会における社会福祉の意義と役割を理解する。 ②社会福祉8法の歴史的背景と各々の理念と、福祉サービスについて理解する。 ③社会福祉の法律と制度(社会福祉の機関・財政・社会福祉従事者)等について理解する。 ④社会福祉援助技術(ケースワーク、グループワーク、コミュニティーワーク)について 理解する。 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは受 講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減 点する。 注意事項 参考図書等: ・厚生統計協会編「国民の福祉の動向」厚生統計協会、2009 ・塚本哲他編「社会福祉事業辞典」ミネルヴァ書房、1995 Ⅱ-38 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 1.現代と社会福祉 (1) 21 世紀の福祉の目標−21 世紀の福祉ビジョンは高齢化が活力に結びつく明るい社会 を構築するという基本理念のもとに社会全体のシステムを少子、高齢社会にふさわしいも のにつくり替えていくことをねらいとしている。 (2) 21 世紀の福祉の課題 ・現代社会と貧困 ・ノーマライゼーション ・老人の介護 ・福祉の国際協力 ・児童の福祉 ・福祉社会の実現 2 回 2.社会福祉の基礎理解 (1) 社会福祉の概念 憲法 25 条について、広義の社会福祉と狭義の社会福祉 (2) 社会福祉の精神と機能 生存権の保障、人間愛等について話す。 3 回 4 回 (3) 社会福祉の主体、対象、方法 (4) 社会福祉の拡大 産業化と共に、国民を対象とした生活関連施策が必要となり、それを人々が利用して生 活要求を充足するためには、社会福祉の機能として必要なものがある。その機能につい て講義する。 (5) 社会福祉の歴史 ・日本における歴史 ・欧米における歴史 3.社会福祉の法律と制度 (1) 社会福祉の法制 社会福祉6法の歴史的背景と法の意義について (2) 社会福祉の法体系 (3) 社会福祉の機関 ・国の行政機関 ・地方公共団体の行政機関 5 回 ・その他の社会福祉機関 (4) 社会福祉の財政 国家による公的福祉システムの確立により、国や地方公共団体が直接行うか、民間に委 託して行う社会福祉事業が拡大し、その費用の大部分が公費で賄われている。 (5) 共同募金 (6) 社会福祉法人 6 回 4.社会福祉に携わる人々 (1) 社会福祉の機関従事者 近年社会福祉施策の拡充にともなって、社会福祉事業に従事する人の数は年々増加して いる。その職種と業務内容について話す。 (2) 社会福祉従事者の専門性とは (3) ボランティアについて 7 回 5.高齢者福祉 (1) 高齢者の生活保障 ・高齢者の身体特徴・精神的変化について ・経済・医療・福祉サービス・住宅・就労・教育・レクリエーション等々の保障は (2) 高齢化社会と老人福祉 ・人口高齢化と高齢社会 ・介護問題の現状と課題 Ⅱ-39 授 8 回 業 回 数 別 教 育 内 容 (3) 老人福祉サービスの歴史と現状 ・老人福祉法の成立・発展 ・老人福祉の基本理念 ・福祉サービスの概要 9 回 6.障害者福祉 (1) 障害者と障害者問題 身体障害、精神障害、精神薄弱を総称して障害者という。 (2) 身体障害者の現状 (3) 身体障害者のための福祉対策 身体障害者福祉法を基礎として講じられており在宅福祉対策と施設福祉対策がある。 それぞれの特徴について講義する。 10 回 7.知的障害者福祉 (1) 知的障害者とは (2) 知的障害者の現状 (3) 知的障害者のための福祉対策 8.精神障害者福祉 (1) 精神障害者とは (2) 精神障害者の現状と福祉対策 11 回 9.児童福祉 (1) 児童福祉の理念 (2) 児童福祉の発展−日本における戦後の歴史を中心に− (3) 現代の社会と児童問題 (4) 児童福祉の行政機関と児童福祉施設 (5) 児童福祉に関連する法律 (6) 児童福祉の課題 12 回 10.母子福祉・女性福祉 (1) 母子保健と社会福祉 (2) 母子および寡婦世帯と社会福祉 (3) 働く女性と社会福祉 (4) 保護を必要とする女性の福祉 13 回 11.公的扶助(貧困対策) 国民の最低生活水準を保障する制度のことである。わが国の制度について話す。 (1) 狭義の公的扶助 (2) 公的扶助の歴史 (3) 生活保護の内容と現状 14 回 15 回 (4) (5) (6) (7) (8) 実施機関と生活保護基準 収容施設での保護 公的扶助の今後の役割と課題 障害者の自立援助の一つの方法として 親族扶養優先に伴う問題 <総復習> ・講義内容 全 15 回の授業内容に関する質疑応答 ・学習のポイント 法律、制度、思想等が多いので馴染みにくいと思う。授業中に大事なと ころは指摘しているし、テストの前に出題傾向について話す。 Ⅱ-40 平 成 22 年 度 教 育 計 画 社 会 福 祉 援 助 技 術 授業回数 15 単位数 1 担当教員 井頭 久子 (A) 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected]、 OH:土曜日2限目 科目名 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 社会福祉援助技術について個別援助技術、集団援助技術、地域援助技術を含めた直接的・ 間接的援助技術、関連する援助技術を体系的に理解することを目的とする。 1、保育実践にとって必要な社会福祉援助技術の概要と歴史を理解する。 2、社会福祉援助技術の方法及び内容について理解する。 3、人権の尊重、自立支援、秘密保持の基本姿勢について理解する。 4、保育士の職務として活用する機会の多い個別,集団援助技術事例を用いた演習形態で学 びまた、コミュニティワーク、ケアマネジメントについても理解する。 学生の学習成果: 1、専門的学習成果:教育目標に掲げる内容を習得するとともに、常に研修などを通して、 自ら人間性と専門性の向上に努める能力を獲得できるようにする。 2、汎用的学習成果:保育者としての使命感や倫理観を身につけるとともに、他者とのコミ ュニケーションを円滑に行えるような人間関係力を養う。 授業の進め方 教 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ・社会福祉援助技術(A)で必要な知識の習得は、テキストを中心とした講義形式で 行う。 ・実践的な対応技能の習得は、ロールプレーやグループワーク等の演習形式で行う。 ・社会福祉援助技術(A)に関する理解を促進するため小テストを課す。 ・必要に応じて、授業時間外にレポートを課す。 法 予習・復習 方 ・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。 テキスト ・硯川 眞旬:編集代表) 「学びやすい社会福祉援助技術」 金芳堂、2007 年。 成績評価の方法 注意事項 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを 勘案し「①:②:③:④:⑤」=1:1:1:1:1の比重をかける。 ①社会福祉援助技術の専門性と基本原則について理解する。 ②個別援助技術の形成史・診断主義・機能主義・バイスティックの7原則について理解する。 ③個別援助技術の展開過程について理解する。 ④集団援助技術の形成史・展開過程について理解する。 ⑤社会人として他者と関わる際に求められるコミュニケーション能力を高める。 なお、評価の実施は、授業で行う課題(レポート、小テスト 30%)及び学期末に行う定期 試験(70%)の結果を総合して行う。倫理観・価値観・自己管理力については、受講態度に 問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席1回につき5点、遅刻3回につき2点を評 価点より減点する。 参考図書等 ・保育福祉小六法編集委員会編「保育福祉小六法 2005」(株)みらい、2005 年。 ・日本社会福祉実践理論学会編「社会福祉実践基本用語辞典」 川島書店、1998 年 Ⅱ-41 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 <オリエンテーション> 1.本講義の目的と進め方 2.社会福祉援助技術とは (予習事項)テキストに目を通しておく (復習事項)社会福祉援助技術とは何かを理解する。 2 回 <社会福祉援助技術の体系> 1.社会福祉援助技術活動の専門性 (予習事項)介護福祉士と社会福祉士について調べる。 (復習事項)介護福祉士と社会福祉士について理解する。 3 回 <社会福祉援助技術の基本原則> 1.人間尊重・個別化・自立 (予習事項)人間尊重・個別化・自立について調べる。 (復習事項)個別援助技術の原則について理解する。 4 回 <個別援助技術の形成史> 1.ケースワークの変遷 (予習事項)p17 の事例を読んでおく。 (復習事項)個別援助技術の形成史を理解する。 5 回 <機能主義> 1.診断主義と機能主義 (予習事項)p21,p24 の事例を読んでおく。 (復習事項)診断主義と機能主義の違いを理解する。 6 回 <インテークについて> 1.インテークの目的 (予習事項)インテークの目的を調べる。 (復習事項)インテークの目的と方法を理解する。 7 回 <ロ−ルプレイングについて> 1.知的障害児施設でのコミュニケーションの取り方 (予習事項)知的障害児の様子と対応について調べる。 (復習事項)知的障害児施設でのコミュニケーションの取り方 8 回 <インテーク面接についてのロ−ルプレイング①(演習)> 1.カウンセラーとクライエント (予習事項)資料の事例を読んでおく。 (復習事項)インテーク面接について理解する。 Ⅱ-42 容 授 業 回 数 別 教 育 9 回 <インテーク面接についてのロ−ルプレイング②(演習)> 1.M 子さんと母子相談員 (予習事項)p32 の事例を読んでおく。 (復習事項)インテーク面接について理解する。 10 回 <バイスティックの7原則> 1.バイスティックの7原則 (予習事項)p36 の事例を読んでおく。 (復習事項)バイスティックの7原則について理解する。 11 回 <個別援助技術の展開過程> 1.個別援助技術の展開過程 (予習事項)p40 の事例を読んでおく。 (復習事項)人間関係とアセスメントについて理解する。 12 回 <個別援助技術の記録> 1.よりよい社会福祉実践 (予習事項)p44 の事例を読んでおく。 (復習事項)記録の記述様式を理解する。 13 回 <集団援助技術(グループワーク)> 1.グループワークとは (予習事項)グループワークとは何か調べる。 (復習事項)グループワークについて理解する。 14 回 <集団援助技術の展開過程> 1.準備期・開始期・作業期・終結期 (予習事項)P56 の事例を読んでおく。 (復習事項)集団援助技術の展開過程について理解する。 15 回 <社会福祉援助技術Aのまとめ> (予習事項)期末試験についてのまとめをする。 (復習事項)社会福祉援助技術Aの総復習をする。 Ⅱ-43 内 容 平 成 22 年 度 教 育 計 画 社 会 福 祉 援 助 技 術 授業回数 15 単位数 1 担当教員 井頭 久子 (B) 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected] OH:土曜日2限 科目名 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 社会福祉援助技術について個別援助技術、集団援助技術、地域援助技術を含めた直接的・ 間接的援助技術、関連する援助技術を体系的に理解することを目的とする。 1、保育実践にとって必要な社会福祉援助技術の概要と歴史を理解する。 2、社会福祉援助技術の方法及び内容について理解する。 3、人権の尊重,自立支援,秘密保持の基本姿勢について理解する。 4、保育士の職務として活用する機会の多い個別,集団援助技術事例を用いた演習形態で学 びまた、コミュニティワーク、ケアマネジメントについても理解する。 学生の学習成果: 1.専門的学習成果:教育目標に挙げる4項目を習得するとともに、常に研修などを通して、 自ら人間性と専門性の向上に努める能力を獲得できるようにする。 2.汎用的学習成果:保育者としての使命感や倫理観を身につけるとともに、他者とのコミ ュニケーションを円滑に行えるような人間関係力を養う。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) 育 ・社会福祉援助技術(B)で必要な知識の習得は、テキストを中心とした講義形式で 行う。 ・実践的な対応技能の習得は、ロールプレーやグループワーク等の演習形式で行う。 ・理解を促進するため、小テストや必要に応じて授業時間外にレポートを課す。 法 予習・復習 方 ・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回前に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。 テキスト 硯川 眞旬編集代表「学びやすい社会福祉援助技術」 金芳堂 2007 年。 成績評価の方法 注意事項 以下の5つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを 勘案し、「①:②:③:④:⑤」=1:1:1:1:1の比重をかける。 ①地域援助技術の展開過程について理解する。 ②社会福祉運営管理について理解する。 ③ケアマネジメント・スーパービジョン・コンサルテーションについて理解する。 ④社会資源の概要について理解する。 ⑤社会人として他者と関わる際に求められるコミュニケーション能力を高める。 なお、評価の実施は、授業で行う課題(レポート、小テスト 30%)及び学期末に行う定期 試験(70%)の結果を総合して行う。倫理観・価値観・自己管理力については、受講態度に 問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席1回につき5点、遅刻1回につき1点を評 価点から減点する。 参考図書等 保育福祉小六法編集委員会「保育福祉小六法 2010」(株)みらい、2010 年。 日本社会福祉実践理論学会編「社会福祉実践基本用語辞典」川島書店 2004 年。 Ⅱ-44 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 <オリエンテーション> 1.本講義の目的と進め方 2.社会福祉援助技術 B とは、 (予習事項)テキストに目を通しておく。 (復習事項)社会福祉援助技術 B とは、何かを理解する。 2 回 <地域援助技術(コミュニティワーク)> 1. コミュニティワークの展開過程 (予習事項)コミュニティワークについて調べる。 (復習事項)コミュニティワークを理解する。 3 回 <社会福祉調査法(ソーシャルワークリサーチ)> 1.ソーシャルワークリサーチ (予習事項)ソーシャルワークリサーチについて調べる。 (復習事項)ソーシャルワークリサーチを理解する。 4 回 <社会福祉運営管理(ソーシャルアドミニストレーション)> 1.ソーシャルアドミニストレーション (予習事項)ソーシャルアドミニストレーションについて調べる。 (復習事項)ソーシャルアドミニストレーションを理解する。 5 回 <社会活動法(ソーシャルアクション)> 1.ソーシャルアクション (予習事項)ソーシャルアクションについて調べる。 (復習事項)ソーシャルアクションを理解する。 6 回 <社会福祉計画法(ソーシャルプランニング)> 1.ソーシャルプランニング (予習事項)ソーシャルプランニングについて調べる。 (復習事項)ソーシャルプランニングを理解する。 7 回 <ネットワーク> 1.ネットワーク (予習事項)ネットワークについて調べる。 (復習事項)ネットワークを理解する。 8 回 <ケアマネジメント> 1. ケアマネジメント (予習事項)ケアマネジメントについて調べる。 (復習事項)ケアマネジメントを理解する。 Ⅱ-45 容 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 <ス−パービジョン> 1.ス−パービジョン (予習事項)ス−パービジョンとコンサルテーションの違いを調べる。 (復習事項)ス−パービジョンとコンサルテーションの違いを理解する 10 回 <カウンセリング> 1.ラポールの形成から面接の技法 (予習事項)ラポールの形成について調べる。 (復習事項)面接の技法について理解する。 11 回 <カウンセリング(演習)> 1.カウンセリングマインドと複雑化する相談内容 (予習事項)カウンセリングマインドについて調べる。 (復習事項)カウンセリングマインドを理解する。 12 回 <ロールプレイング(演習)> 1.演習課題の設定と実施 (予習事項)演習課題を読んでおく。 (復習事項)わからなかったことを整理する。 13 回 <社会資源の今日的課題> 1.社会資源の今日的課題の検討 (予習事項)社会資源の今日的課題について調べる。 (復習事項)社会資源の今日的課題を理解する。 14 回 <施設の社会化> 1.社会化の活動、対象・目的・内容 (予習事項)p114 の事例を読んでおく。 (復習事項)社会化の活動、対象・目的・内容を理解する。 15 回 <倫理綱領> 1.援助者として必要な守秘義務の理解 (予習事項)援助者として必要な守秘義務を調べる。 (復習事項)援助者として必要な守秘義務を理解する。 Ⅱ-46 平 科目名 児童福祉 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 久保 豊子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):B307 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 少子高齢社会の今日、21 世紀を担う子どもたちの健全育成を図るために、子ども家庭福祉 の基本理念三原則(尊厳性、無差別平等、自己実現)を踏まえ、積極的福祉としてのウェル ビーイングの実現を目指すことを目標とする。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、 ・児童福祉施設、更には地域の子育て支援の拠点である保育所の役割を理解する。 ・児童福祉の歴史を知る。 ・児童福祉の法律や制度を知る。 ・「子どもの最善の利益」を尊重する精神を持つ。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努 力する姿勢を身につける。 授業の進め方 教 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 基本的にはテキストを中心に進めていくが、学習の便宜を図るため、適宜参考資料 を配付し、最新情報を紹介する。また、必要に応じて視聴覚教材を用い、一層の内容 理解を深める。 節目に小テストを行い、ビデオ視聴後のレポート提出により、講義内容について受 講生の見解を問う。 法 予習・復習 方 1.上記の内容により、必要に応じて課題を投げかけ、感想や意見等を予習・復習と して求める。 2.所定の様式により提出をさせ、チェックする。 テキスト 岩井勇雄・無藤隆・柴崎正行監修:2009「子ども家庭福祉の新展開」同文書院 学 習 評 価 の 方 法 1.上記4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 2.期末テストの成績 80%(試験の持ち込みはすべて不可) 3.随時レポート提出、又は小テストの成績 20%(提出期限厳守) レポートの内容が不適切で未熟な場合、減点とする。 4.積極的な授業への参加、真摯な授業態度を重視する。 授業始めと終わりの挨拶励行、私語をしない、遅刻をしない等。 学習評価は、上記を総合して行う。 注意事項 参考図書等: 山縣文治編:2002「よくわかる子ども家庭福祉」ミネルヴァ書房 Ⅱ-47 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 ・本講義の目的と進め方について <子ども家庭福祉の意義とその歴史的発展>① 1.子ども家庭福祉の基本理念 2 回 <子ども家庭福祉の意義とその歴史的発展>② 2.子ども家庭福祉の概念 3.児童福祉の歴史的展開と今日の状況 4.子ども家庭福祉における課題:保育士に求められる新たな役割 3 回 <子ども家庭福祉制度とその運用>① 1.子ども家庭福祉に関する法律 2.子ども家庭福祉制度の体系 4 回 <子ども家庭福祉制度とその運用>② 3.子ども家庭福祉の財政 4.子ども家庭福祉の計画と進展 5 回 <子ども家庭福祉の現状・課題と展望>① 1.子ども家庭福祉の現状と課題 2.健全育成 3.母子保健 6 回 <子ども家庭福祉の現状・課題と展望>② 4.保育 5.子育て支援サービス 6.子どもの育ち・子育てへの経済的支援 7 回 <子ども家庭福祉の現状・課題と展望>③ 1.子どもの最善の利益の保障 2.社会的養護サービス 8 回 <子ども家庭福祉の現状・課題と展望>④ 3.虐待予防と虐待への対応 4.障害とハンディキャップ Ⅱ-48 容 授 業 回 数 別 教 育 9 回 <子ども家庭福祉の現状・課題と展望>⑤ 5.非行・情緒障害 6.ひとり親家庭 10 回 <子ども家庭福祉の専門職と関係機関> 1.専門職としての保育士の役割 2.子ども家庭福祉機関・児童福祉施設の専門職とその養成 3.関係機関とその連携 11 回 <子ども家庭福祉援助活動>① 1.子ども家庭福祉における援助活動 2.保育士の「保護者に対する保育に関する指導」 12 回 <子ども家庭福祉援助活動>② 3.(a)児童福祉施設入所児童とその保護者に対する援助活動 3.(b)その他の児童福祉施設 13 回 <子ども家庭福祉援助活動>③ 4.地域における子どもの育ち・子育てへの援助活動 5.援助者の資質養成と危機防止 14 回 <子ども家庭福祉の新展開>① 1.戦後体制の行き詰まりと新たな施策の展開 2.次世代育成支援施策の登場 3.保育制度改革の動向 15 回 <子ども家庭福祉の新展開>② 4.これからの子ども家庭福祉の方向性 5.新たな子ども家庭福祉の再構築に向けて 6.保育サービスの今後と保育士への期待 <まとめ> これからの子ども家庭福祉の座標軸 Ⅱ-49 内 容 平 科目名 成 保育原理Ⅰ(A) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 楠本 恭之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本科目では、実践的指導力のある保育者を育成するため、以下の諸点に関する基礎的知識 の定着を目標として授業を実施する。 1 保育の基礎的概念の把握 2 保育の場に関する理解 3 保育の思想と歴史 4 保育の現状と課題 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4項目の保育の基礎的知識を修得するととも に、保育に関連するタームを理解して使用できるようにする。 また、汎用的学習成果として、①保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように 努力する力、②論理的思考力を涵養する。 予習・復習 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として講義形式による。 ・受講者の理解を促進させるため、講義中に小テストを課す。 ・授業時間外に取り組むレポートを課す。 方 法 テキスト ・待井和江編『保育原理』第7版、ミネルヴァ書房、2009 年。 学 習 評 価 の 方 法 以下の6つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘 案し、おおよそ「①:②:③:④:⑤:⑥=1:2:1:1:1:1」の比重をかける。 ①保育の基礎的概念について理解する。 ②保育の場、とくに保育施設にかかわる理念や法令について理解する。 ③日本における保育制度の歴史を理解する。 ④日本における保育の現状や課題を認識する。 ⑤保育に関連するタームを理解して使用する。 ⑥法令や統計など事実に基づく思考の基礎を形成する。 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは 受講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて 減点する。 注意事項 参考図書等: ・子どもと保育総合研究所編『最新保育資料集 2010』ミネルヴァ書房、2010 年。 Ⅱ-50 授 業 回 数 別 教 <オリエンテーション> ・授業の進め方、スケジュール、学習評価の方法 1 回 <保育の概念> ・講義内容 養護と教育の一体化 ・予習事項 テキスト1章(pp.1-5) 2 回 <保育の理念> ・講義内容 子どもの権利保障 ・予習事項 テキスト1章(pp.5-9) 3 回 <保育の場>① ・講義内容 家庭における育児 ・予習事項 テキスト3章1(pp.71-82) ・課題 家庭における育児問題 4 回 <保育の場>② ・講義内容 子ども虐待 ・予習事項 テキスト3章1(pp.82-86) 5 回 <保育の場>③ ・講義内容 地域社会における保育 ・予習事項 テキスト3章2(pp.87-93) 6 回 <保育の場>④ ・講義内容 保育施設の現状、幼稚園と保育所 ・予習事項 テキスト4章1(pp.95-96) 7 回 <保育の場>⑤ ・講義内容 保育関係法令 ・予習事項 テキスト4章1∼2(pp.97-98) ・課題 保育施設に関する法令 8 回 <保育の場>⑥ ・講義内容 現代保育制度の課題 ・予習事項 テキスト4章2(pp.98-99) Ⅱ-51 育 内 容 授 業 回 数 別 教 育 9 回 <日本の保育の歴史>① ・講義内容 幼稚園の成立 ・予習事項 テキスト2章4(pp.50-53) 10 回 <日本の保育の歴史>② ・講義内容 保育所の成立、幼保二元化 ・予習事項 テキスト2章4(pp.53-57) 11 回 <日本の保育の歴史>③ ・講義内容 第二次世界大戦前後の保育制度 ・予習事項 テキスト2章4∼5(pp.57-62) ・課題 幼保一元化について 12 回 <外国の保育> ・講義内容 欧米における保育の歴史、諸外国の保育制度 ・予習事項 テキスト2章1∼3(pp.11-49) 13 回 <保育施設の現状と課題>① ・講義内容 保育所入所条件、保育所の職員および施設 ・予習事項 テキスト4章3(pp.99-100) 14 回 <保育施設の現状と課題>② ・講義内容 認定こども園、家庭的保育制度 ・予習事項 テキスト4章4∼6(pp.101-115) ・課題 漢字テスト 15 回 <保育施設の現状と課題>③ ・講義内容 認可外保育施設 ・予習事項 とくになし <総復習> ・講義内容 全教育内容の復習 Ⅱ-52 内 容 平 科目名 成 保育原理Ⅰ(B) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 楠本 恭之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本科目では、実践的指導力のある保育者を育成するため、以下の諸点に関する基礎的知識 の定着を目標として授業を実施する。 1 保育の内容と方法 2 保育の環境 3 保育の計画 4 保育者論 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4項目の保育の基礎的知識を修得するととも に、保育に関連するタームを理解して使用できるようにする。 また、汎用的学習成果として、①保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように 努力する力、②論理的思考力を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として講義形式による。 ・受講者の理解を促進させるため、講義中に小テストを課す。 ・授業時間外に取り組むレポートを課す。 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト ・待井和江編『保育原理』第7版、ミネルヴァ書房、2009 年。 学 習 評 価 の 方 法 以下の6つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘 案し、おおよそ「①:②:③:④:⑤:⑥=1:1:2:1:1:1」の比重をかける。 ①保育内容の歴史と基準を理解する。 ②保育における方法、とくに環境の諸要素を理解する。 ③保育課程の根拠を知り、適切な保育指導案を作成する力の基礎を形成する。 ④保育者の根拠や社会的役割を理解する。 ⑤保育に関連するタームを理解して使用する。 ⑥法令や統計など事実に基づく思考の基礎を形成する。 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは受 講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減 点する。 注意事項 参考図書等: ・子どもと保育総合研究所編『最新保育資料集 2010』ミネルヴァ書房、2010 年。 Ⅱ-53 授 業 回 数 別 教 育 内 <オリエンテーション> ・授業の進め方、スケジュール、学習評価の方法 1 回 <乳幼児の発達> ・講義内容 成長と発達 ・予習事項 テキスト5章(pp.117-155) 2 回 <日本における保育内容>① ・講義内容 戦前日本の保育内容 ・予習事項 テキスト6章1(pp.157-160) ・課題 「保育原理Ⅰ(A)」復習テスト 3 回 <日本における保育内容>② ・講義内容 戦後日本の保育内容 ・予習事項 テキスト6章1(pp.160-166) 4 回 <日本における保育内容>③ ・講義内容 幼稚園教育要領、保育所保育指針 ・予習事項 テキスト6章2(pp.166-171) 5 回 <保育方法> ・講義内容 保育方法の基本原理、保育の形態 ・予習事項 テキスト6章3(pp.171-193) 6 回 <保育環境>① ・講義内容 環境の要素 ・予習事項 テキスト6章4(pp.194-210) 7 回 <保育環境>② ・講義内容 保育における環境の基準 ・予習事項 児童福祉施設最低基準の閲覧(テキスト pp.298-299) 8 回 <保育環境>③ ・講義内容 子どもの健康及び安全のための環境設定 ・予習事項 保育所保育指針第5章の閲覧(テキスト pp.304-305) Ⅱ-54 容 授 業 回 数 別 教 9 回 <保育の計画>① ・講義内容 保育課程 ・予習事項 テキスト7章1,2(pp.213-234) 10 回 <保育の計画>② ・講義内容 指導案作成のポイント ・予習事項 テキスト7章3(pp.234-257) ・課題 全日指導案の作成 11 回 <保育の計画>③ ・講義内容 遊びの種類 ・予習事項 テキスト6章3(pp.179-188) 12 回 <保育の計画>④ ・講義内容 遊びの指導 ・予習事項 とくになし ・課題 漢字テスト 13 回 <保育者論>① ・講義内容 保育者の資質 ・予習事項 テキスト8章1,2(pp.273-283) 14 回 <保育者論>② ・講義内容 保育者の労働環境 ・予習事項 テキスト8章3(pp.284-290) 15 回 <少子化社会> ・講義内容 少子化と保育 ・予習事項 テキスト4章4(pp.101-104) <総復習> ・講義内容 全教育内容の復習・質疑応答 Ⅱ-55 育 内 容 平 科目名 保育原理Ⅱ 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 楠本 恭之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、OH:土曜日2限目 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育原理Ⅰの講義内容を土台として、保育所及び幼稚園における指導案作成の練習を行 い、以下の能力の形成を目標として授業を実施する。 1 保育・教育課程の根拠及び保育所や幼稚園における指導案作成の意義を理解する。 2 年齢や環境などに応じた指導案を作成する。 3 作成した指導案を評価し改善する方法を知る。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4項目の知識や能力の獲得を目指す。 また、汎用的学習成果として、①保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように 努力する力、②コンピュータ活用能力を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・知識の伝授は講義形式による。 ・受講者の理解を深めるために、視聴覚教材を用いる。 ・受講者の指導案作成能力を高めるため、授業時間内外で指導案を作成させる。 ・授業外に取り組む課題として、指導案の作成を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト ・開仁志編著『これで安心!保育指導案の書き方』北大路書房、2008 年。 学 習 評 価 の 方 法 以下の5つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘 案し、おおよそ「①:②:③:④=1:5:1:1」の比重をかける。 ①保育・教育課程の根拠及び保育所や幼稚園における指導案作成の意義を理解する。 ②年齢や環境などに応じた指導案を作成する。 ③作成した指導案を評価し改善する方法を知る。 ④指導案の作成のために、コンピュータを活用する。 学習評価は、指導案、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠席、あるいは受講 態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点 する。 注意事項 参考図書等: 岡本富郎他『幼稚園・保育所実習の指導計画案はこうして立てよう』萌文書林、2001 年。 前橋明『0∼5歳児の運動あそび指導百科』ひかりのくに、2004 年。 クリエイティブプレイ研究会編『遊びの指導』同文書院、1983 年。 Ⅱ-56 授 業 回 数 別 教 育 内 容 <オリエンテーション> ・授業の進め方、スケジュール、学習評価の方法 1 回 <指導案作成準備>① ・講義内容 なぜ指導案を書くのか ・予習事項 テキスト1章(pp.2-9) 2 回 <指導案作成準備>② ・講義内容 保育・教育課程と指導案、ねらいと内容 ・予習事項 テキスト2章(pp.12-23) 3 回 <指導案作成準備>③ ・講義内容 環境構成、子どもの活動と保育者の援助 ・予習事項 テキスト2章(pp.24-31) 4 ・ 5 回 <指導計画の作成・添削>① ・講義内容 室内遊びの種類とねらい ・課題 室内遊びの指導計画(3歳児) ・予習事項 テキスト4章(pp.54-59) 6 ・ 7 回 <指導計画の作成・添削>② ・講義内容 屋外遊びの種類とねらい ・課題 屋外遊びの指導計画(4歳児) ・予習事項 テキスト4章(pp.60-64) 8 ・ 9 回 <指導計画の作成・添削>③ ・講義内容 水遊び(プール遊び)のポイント ・課題 プール遊びの指導計画(5歳児) ・予習事項 テキスト4章(pp.65-70) 10 ・ 11 回 <指導計画の作成・添削>④ ・講義内容 絵本の読み聞かせのポイント ・課題 絵本の読み聞かせの指導計画(5歳児) ・予習事項 「言葉(保育内容)」テキスト 12 ・ 13 回 <指導計画の作成・添削>⑤ ・講義内容 異年齢保育のポイント ・課題 誕生会の指導計画(準備を含む) ・予習事項 テキスト5章(pp.74-79) 14 回 <指導の評価>① ・講義内容 指導案の評価と反省 ・演習課題 実習指導案の相互評価 ・予習事項 とくになし 15 回 <指導の評価>② ・講義内容 指導に対する評価のポイント ・予習事項 『保育原理』(「保育原理Ⅰ」テキスト)7章4(pp.257-272) Ⅱ-57 平 科目名 乳児保育 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 久保 豊子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):B307 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育所や乳児院で、乳児保育を担当する保育士として必要な理論や知識・技術の基本を、 具体的な事例を通して理解させる。 1.「保育所保育指針」に基づき、乳児保育の基本を理解する。 2.乳児各期の発達課題に即した援助のありようを考える。 3.家庭や地域との連携、協働という文脈において考える。 学生の学習成果: ・専門的学習成果:将来乳幼児保育に関わるものとして、上記に掲げた乳児期の基礎的な知 識と技術を獲得する。 また、汎用的学習成果として、人格形成の基礎が培われる乳幼児のモデルとなるべき保育 者を目指し、人となりを養成する。 法 1.上記の内容により、必要に応じて課題を投げかけ、感想や意見等を予習・復習と して求める。 2.所定の様式により提出をさせ、チェックする。 テキスト 方 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) 基本的にはテキストやプリントを中心に進めていくが、適宜学習の理解を深めるた めに参考資料を配付する。 小テストにより、講義内容について受講生の見解を問う。また、ビデオ視聴後は、 レポートなどの形式により内容把握や感想を問う。 ・志村聡子編著:2009「はじめて学ぶ乳児保育」同文書院 ・プリント「0歳児の発達と保育者の配慮」 学 習 評 価 の 方 法 1.上記3つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 2.期末テストの成績 80%(試験の持ち込みはすべて不可) 3.随時レポート提出、又は小テストの成績 20%(提出期限厳守) レポートの内容が不適切で未熟な場合、減点とする。 4.積極的な授業への参加、真摯な授業態度を重視する。 授業始めと終わりの挨拶励行、私語をしない、遅刻をしない等。 学習評価は、上記を総合して行う。 注意事項 参考図書等: 吉本和子編著:2002「乳児保育:一人ひとりが大切に育てられるために」エイデル研究所 岩堂美智子他:2005「新・乳児の発達と保育」ミネルヴァ書房 Ⅱ-58 授 業 回 数 別 教 1 回 ・本講義の目的と進め方について ・乳児保育の現状と必要性 社会的背景から考える 2 ・ 3 回 ・人生の基礎としての乳児期の保育 ・乳児保育の基本的な考え方 ・課題 ビデオ視聴後のレポート提出 4 ・ 5 回 ・保育所における乳児保育の基本 ・乳児保育の役割 1.親にとっての乳児保育 2.子どもにとっての乳児保育 6 ・ 7 回 ・おおむね6ヶ月未満の保育 発達の特徴、ねらいと内容、保育者の配慮 ・課題 ビデオ視聴後のレポート提出 8 ・ 9 回 ・おおむね6ヶ月∼1歳3か月の保育 発達の特徴、ねらいと内容、保育者の配慮 ・課題 ビデオ視聴後のレポート提出 10 ・ 11 回 ・おおむね1歳3か月∼2歳未満の保育 発達の特徴、ねらいと内容、保育者の配慮 ・課題 ビデオ視聴後のレポート提出 12 ・ 13 回 ・おおむね2歳の保育 発達の特徴、ねらいと内容、保育者の配慮 ・課題 ビデオ視聴後のレポート提出 14 回 ・乳児保育の計画(保育課程・指導計画) 保育の環境構成 15 回 ・まとめ∼乳児保育で大切なこと 保育者としての課題 Ⅱ-59 育 内 容 平 科目名 養護原理 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 計 2 画 担当教員 新田 満穂 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では社会的養護を必要とする子どもたちの理解や、福祉現場で働く時の保育士の考え 方や理念、原理を学びあわせて現場の仕事の深みも身につけていく。 1 社会的養護が必要となった養護問題の現状や背景などを理解する。 2 社会的養護の体系や児童福祉施設などの役割について理解する。 3 児童福祉施設などにおける養護の実際を理解する。 4 児童福祉施設援助者としての保育士の役割や援助について理解する。 5 児童観や施設養護観を養う。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる5項目の基礎知識を理解する。 汎用的学習成果として、①保育士にふさわしい態度や信念を習得する、②自己表現・他者 理解・問題解決能力など人権を基にした考え方を理解する。 法 ・ 毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・ 毎授業回後に復習を求める。その際、レポートにかえる場合がある。 テキスト 方 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 主として講義形式による。 ・ 学生の理解を促進させるため、講義中に小テストを課す。 ・ 授業時間外に取り組むレポートを課す。 ・ 児童福祉を支える「養護原理」 著者代表 吉田 眞理 (株)萌文書林 学習評価の方法 以下の7つの学習成果についてその習得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘 案しおよそ「①:②:③:④:⑤:⑥:⑦=1:1:1:1:1:2:1」の比重をかける。 ①社会的養護問題の現状や背景などを理解する。 ②社会的養護の体系や児童福祉施設などの役割について理解する。 ③児童福祉施設などにおける養護の実際を理解する。 ④児童福祉施設援助者としての保育士の役割や援助について理解する。 ⑤児童観や施設養護観を養う。 ⑥保育士にふさわしい態度や信念を習得する。 ⑦自己表現・他者理解・問題解決能力など人権を基にした考え方を理解する。 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠点、あるいは受 験態度に問題のあったものは、保育者としての資質が充分でないとして、ケースに応じて減 点する。 注意事項 Ⅱ-60 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・ <オリエンテーション>授業の進め方、スケジュール、成績評価の方法 ・ <児童養護の概念>施設養護・児童養護の歴史 ・ 予習事項テキスト1講(pp1-18) 2 回 ・ 子どもの権利と児童福祉 ・ <子どもの権利と援助の理念>子どもの権利・保育士の心得・施設養護の現代的課題 ・ 予習事項テキスト2講(pp19-33) 3 回 ・ 子どもが生活する場に関する基礎知識 ・ <社会や家庭の役割と児童養護の体系>社会や家庭の役割・家庭の役割・児童養護体系 ・ 予習事項テキスト3講(pp36-50) 4 回 ・ 養護の原理Ⅰ 養育 ・ <日常生活を通じた援助>範囲と内容・施設規模が養育方法に与える影響 ・ 予習事項テキスト 4 講(pp53-63) 5 回 ・ 養護の原理Ⅱ 保護 ・ <支援的援助>親子関係の調整・学校・地域との関係調整・教育機会の保障と支援 ・ 予習事項テキスト 5 講(pp67-82) 6 回 ・ 養護の原理Ⅲ 子どもであることへの回復 ・ <治療的援助>心の傷を癒し、育むための援助・施設内のチームワーク ・ 予習事項テキスト 6 講(pp87-94) 7 回 ・ 養護の原理Ⅳ 生活文化と生活力の習得 ・ <自立に向けての援助>日常生活援助・生活の自立に向けた援助・専門性の発揮 ・ 予習事項テキスト 7 講(pp99-109) 8 回 ・ 養護の原理Ⅴ 生命倫理の醸成 ・ <生と性の倫理>援助者の生命倫理・保育士を志す学生の課題 ・ 予習事項テキスト 8 講(pp114-127) 9 回 ・ 養護原理の関連知識と施策 ・ <社会による養護を促進する仕組み>社会的養護を支える法と施策・養護を支える仕組 ・ 予習事項テキスト 9 講(pp130-140) 10 回 ・ 家庭養護が困難な子どもの施設養護 ・ <児童養護施設と乳児院>社会的養護を必要とする子ども・施設養護と養護原理の活用 ・ 予習事項テキスト 10 講(pp143-151) 11 回 ・ 障害を持つ子どもの施設養護 ・ <知的障害児(者)・自閉症児・肢体不自由児・重症心身障害児施設>社会的養護を必 要とする子ども・施設養護の実際と原理の活用 ・予習事項テキスト 11 講(pp156-168) 12 回 ・ 社会に適応しづらい子どもの施設養護 ・ <児童自立支援施設と情緒短期治療施設>入所児童の家庭状況・施設養護の特質・施設 養護の実際と養護原理の活用 予習事項テキスト 12 講(pp172-178) 13 回 ・ 里親養護の特質 ・ <里親家庭と養護原理>里親の定義と種類・里親に委託される子どもの家庭状況 ・ 里親養護の特徴と養護原理・里親養護の実際 予習事項テキスト 13 講(pp182-201) 14 回 ・ 児童福祉施設の運営 ・ <施設の運営・管理と援助者>施設運営の実際・施設運営の課題 ・ 予習事項テキスト 14 講(pp204-218) 15 回 ・ これからの児童福祉施設援助者 ・ <総復習>講義内容の復習 予習事項 Ⅱ-61 特になし 平 科目名 成 障害児保育 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 育 1 計 画 担当教員 [email protected] 井頭 久子 OH:土曜日2限 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 1.障害児を保育するための基本的な知識を身につけ、障害児をもつ保護者への対応方法を 身につける。 2.多様な要求をされる現場で役に立つために、障害児保育に関して考える力を養う。 3.障害児を保育する技能を実際に使えるようにする。 学生の学習成果: 1.専門的学習成果 幼児一人ひとりの特性に応じ、発達の課題に即した指導を行う能力を獲得する。 2.汎用的学習成果 保育者としての使命感や倫理観や価値観を身につけるとともに、他者とのコミュニケーシ ョンを円滑に行えるような人間関係力を獲得する。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・障害児保育で必要な知識の習得は、講義形式で行う。 ・実践的な対応技能の習得は、ロールプレイやグループワーク等の演習形式で行う。 ・自ら学ぶ姿勢を身につけるため、予習や復習を奨励する。 育 法 予習・復習 方 ・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。 テキスト 平山 諭・八木義雄編 「障害児保育」 ミネルヴァ書房、 2008 年。 成績評価の方法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘 案し、「①:②:③:④」=1:1:1:1:1の比重をかける。 ①聴覚・視覚・知的障害児などの保育について理解する。 ②情緒障害児などの保育について理解する。 ③障害児をもつ家族について理解する。 ④障害児についてのアセスメントや事例に応じた対応を理解する。 ⑤社会人として他者と関わる際に求められるコミュニケーション能力を高める。 なお、評価の実施は、授業で行う課題(レポート、小テスト 30%)及び学期末に行う定期 試験(70%)の結果を総合して行う。保育者としての使命感や倫理観・価値観については、 受講態度に問題がある旨の注意1回につき2点を、また欠席1回で5点、遅刻1回につき1 点を評価点から減点する。 注意事項 参考図書等 森 哲弥 障害児教育&遊びシリーズ ⑦障害児の遊びと手仕事 黎明書房、2001 年。 柴崎 正行・永崎 勤・本郷一夫編保育・教育ネオシリーズ(10) 障害児保育 同文書院 2004 年。 Ⅱ-62 授 業 回 数 別 教 育 1 回 <オリエンテーション> 1.本講義の目的と進め方 2.障害児保育とは (予習事項)教科書に目を通しておく。 (復習事項)障害児保育について理解を深める。 2 回 <視聴覚障害児の保育> 1.概念と保育支援 2.保育現場での留意事項 (予習事項)視聴覚障害児に関して調べる。 (復習事項)視聴覚障害児の保育方法について理解する。 3 回 <聴覚障害児の保育> 1.概念と保育支援 2.保育現場での留意事項 (予習事項)聴覚障害児に関して調べる。 (復習事項)聴覚障害児の保育方法について理解する。 4 回 <肢体不自由児の保育> 1.概念と保育支援 2.保育現場での留意事項 (予習事項)肢体不自由児に関して調べる。 (復習事項)肢体不自由児の保育方法について理解する。 5 回 <病弱児の保育> 1.概念と保育支援 2.保育現場での留意事項 (予習事項)病弱児に関して調べる。 (復習事項)病弱児の保育方法について理解する。 6 回 <知的障害児の保育> 1.概念と保育支援 2.保育現場での留意事項 (予習事項)知的障害児に関して調べる。 (復習事項)知的障害児の保育方法について理解する。 7 回 <情緒障害児の保育> 1.概念と保育支援 2.保育現場での留意事項 (予習事項)情緒障害児に関して調べる。 (復習事項)情緒障害児の保育方法について理解する。 8 回 <言語障害児の保育> 1.概念と保育支援 2.保育現場での留意事項 (予習事項)言語障害児に関して調べる。 (復習事項)言語障害児の保育方法について理解する。 Ⅱ-63 内 容 授 業 回 数 別 教 育 内 9 回 <障害児を持つ家族のこころ> 1.家族の気持ち 2.保育者として障害児を持つ家族と接する時 (予習事項)障害児を持つ家族の気持ちを考える。 (復習事項)保育者として家族と接する時の留意点を理解する。 10 回 <専門機関との連携> 1.障害児対応の専門機関 2.各専門機関とその業務 (予習事項)障害児対応の専門機関について調べる。 (復習事項)専門機関との連携について理解する。 11 回 <障害児のアセスメント> 1.臨床心理診断 2.発達検査 (予習事項)発達検査の種類について調べる。 (復習事項)発達検査の種類について理解する。 12 回 <観察の方法と記録の取り方> 1.分析的な見方 2.記録の取り方 (予習事項)観察の方法を調べる。 (復習事項)観察の方法と記録の取り方について理解する。 13 回 <具体的な事例①> 1.事例に応じた対応を検討 (予習事項)事例の対応方法を考える。 (復習事項)事例の対応方法を理解する。 14 回 <具体的な事例②> 1.事例に応じた対応を検討 (予習事項)事例の対応方法を考える。 (復習事項)事例の対応方法を理解する。 15 回 <障害児保育と保育者> 1.グル−プワークをする。 (予習事項)専門用語のまとめをする。 (復習事項)本講義の総復習をする。 Ⅱ-64 容 平 科目名 養護内容 成 22 年 度 教 育 授業回数 15 単位数 1 計 画 担当教員 新田 満穂 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):e-mail : [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教 授業の進め方 教育目標: 養護の基本的原理、方法的原理を中心に捉えつつ、児童福祉の実践の場において、実践的指 導力のある保育士を育成するため以下の諸点に関し定着を図り、より高い人間的資質や専門 的資質的、技能的側面について習得する。 1 模擬的に居住型の児童福祉施設などを利用している児童の立場にたった生活プログラ ムを作成するなどの演習をとおして、日常的に展開されている具体的な児童の生活や援助 者の援助を理解する。 2 児童の心身の成長や発達を保障し援助するために必要な知識や技能を習得する。 3 児童観や施設養護観を養う。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる3項目の基礎知識を理解する。 汎用的学習成果として、①保育士にふさわしい言動を知り講義や演習の中で実践できる、 ②自己表現、他者理解など人権について理解する。 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 講義と演習による ・ 演習課題はグループまたは全体で進める ・ ワークシートの提出 方 法 予習・復習 育 ・ 毎授業回前に予習を求める。 ・ 毎授業回後に復習を求める。レポートを提出させる場合がある。 テキスト 児童の福祉を考える 「演習:養護内容」著者代表 吉田 眞理 (株)萌林書林 学習評価の方法 以下の5つの学習成果についてその習得度合を量的に評価する。その際、授業回数などを勘 案し、およそ「①:②:③:④:⑤=1:1:1:2:1」の比重をかける。 ①児童の立場にたって、展開される生活や援助を理解する。 ②児童の心身の成長や発達の保障の援助のための知識や技能を習得する。 ③児童観や施設養護観を養う ④保育士としてふさわしい言動が講義や演習で実践できる。 ⑤自己と他者・子どもの人権について理解できる。 学習評価は、小テスト、レポート及び学期末に行う試験により実施する。欠点、あるいは 受講態度に問題があった者は、保育者としての資質が充分でないとして、場合に応じて減点 する。 注意事項 参考図書等: 養護内容:保育士のための演習ワークブック:青踏社、2010 年 Ⅱ-65 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 <オリエンテーション>授業の進め方、スケジュール、成績評価の方法 ・講義内容 児童養護施設の暮らし ・演習内容 <児童養護施設の暮らし・個別対応事例> ・予習事項テキスト1講(pp8-19) 2 回 ・講義内容 乳児院と母子生活支援施設の暮らし ・演習内容 <乳児院の暮らし・DV事例> ・予習事項テキスト2講(pp20-33) 3 回 ・講義内容 児童自立支援施設・情緒障害短期治療施設の暮らし ・演習内容 <児童自立支援施設・情緒障害短期治療施設の暮らし・無断外出の事例・ 発達障害(ADHD等)の事例> ・予習事項テキスト3講(pp34-46) 4 回 ・講義内容 知的障害児施設と自閉症児施設・盲ろうあ児施設の暮らし ・演習内容<知的障害児施設と自閉症児施設・盲ろうあ児施設の暮らし・虐待された子ど もへの対応事例> ・予習事項テキスト4講(pp47-62) 5 回 ・講義内容 重症心身障害児施設と肢体不自由児施設の暮らし ・演習内容<重症心身障害児施設と肢体不自由児施設の暮らし・脳性マヒと軽度知的障害 を持つ子ども・障害受容の難しい母親の事例> ・予習事項テキスト5講(pp63-78) 6 回 ・講義内容 入所時の支援と基本的な日常生活の支援 ・演習内容 <入所時の支援・日課や規則の意味について考える> ・予習事項テキスト6講(pp79-92) 7 回 ・講義内容 心の傷を癒したり、心を育むための援助 ・演習内容 <虐待を受けた児童の行動・施設内の体罰・記録の取り方> ・予習事項テキスト7講(pp93-106) 8 回 ・講義内容 親子関係の調整 ・演習内容 <親子関係の調整・家族関係が難しい被虐待児の事例> ・予習事項テキスト8講(pp107-118) Ⅱ-66 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 ・講義内容 学校・地域との関係調整 ・演習内容 <学校・地域との関係調整・近所の人が入所児童の相談相手となった事例> ・予習事項テキスト9講(pp114-130) 10 回 ・講義内容 リービングケアとアフターケア ・演習内容 <リービングケアとアフターケアの事例> ・予習事項テキスト 10 講(pp131-144) 11 回 ・講義内容 子どもの最善の利益 ・演習内容<子どもの最善の利益・知的障害児がある子の最善の利益を考える事例> ・予習事項テキスト 11 講(pp145-156) 12 回 ・講義内容 生存と発達の保障 ・演習内容 <生存と発達の保障・知的障害児の異性介助の事例> ・予習事項テキスト 12 講(pp157-168) 13 回 ・講義内容 子どもの権利を守る仕組み ・演習内容 <子どもの権利を守る仕組み・苦情解決の仕組みを活用した事例> ・予習事項テキスト 13 講(pp157-180) 14 回 ・講義内容 支援者の資質と倫理 ・演習内容 <支援者の子供観について・バーンアウトの事例> ・予習事項テキスト 14 講(pp181-196) 15 回 ・講義内容 専門的援助技術の活用と総復習 ・予習事項 特になし Ⅱ-67 平 科目名 総合演習 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 学科教員 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼児教育者としての使命感を備えた実践的指導力のある保育者を養成することを目指し、 以下の3点を教育目標とする。 ①保育に関する現代的課題を認識する。 ②課題を分析する方法を獲得する。 ③保育に関する現代的課題について自分なりの視座で分析・検討できる。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる3点に関する知識及び能力を修得する。また、 汎用的学習成果として、社会人として身に付けるべき態度及び信念、価値観及び意見、論理 的思考力を涵養する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業の進め方 教 育 方 ・小グループによるグループ研究の機会を多く設ける。課題は受講生各自が設定する が、現代的・具体的な保育、援助内容となるよう指導する。 ・研究の各時期にグループ・クラス・学年単位での発表会を行い、問題意識の共有、 情報交換等を行うと同時に、研究成果を問い直す機会とする。最後に、全ての研究 成果をレポートにまとめる。 ・このような活動を通じて、保育における実際的問題解決能力の涵養を図る。 ・研究の前提となる情報は、教員による講義・保育士及び福祉施設職員による講演・ 保育所見学の場において提供する。 予習・復習 法 ・授業回数別教育内容に記載した予習・復習を求める。 テキスト ・使用しない。適宜資料を配付する。 以下の3点の学習成果について、出席回数及び提出課題により量的に評価する。欠席し 学 習 評 価 の 方 法 た場合は1回につき8点減点し、出席しているが課題を提出していない場合は4点減点す る。 ①保育に関する現代的課題を認識する。 ②課題を分析する方法を獲得する。 ③保育に関する現代的課題について自分なりの視座で分析・検討できる。 全授業を通して、社会人として身に付けるべき態度及び信念の評価を行い、担当教員の指 導に従わず改善が見られない場合、評価点より減ずる(1件2点)。価値観及び意見、論理 的思考力に関する評価は、提出課題により行い、その内容が低い場合評価点より減ずる(1 件2点)。 注意事項 参考図書等 ・本科目は、保育士資格取得における必修科目の一つである。 Ⅱ-68 授 1 回 業 回 数 別 教 育 内 容 1,オリエンテーションにより、シラバスに記載された内容を理解する。 2,進路(就職・進学・編入学)支援に関するガイダンスにより、講座内容・実施時期など について理解する。 予習:シラバスを通読する。 復習:授業内容を振り返る。 2 回 1,ビデオを用いた講義により、保育の実際を理解する。 2,講義による学習成果等について記述する(提出課題)。 予習:配付資料を通読する。 復習:講義内容を振り返る。 3 回 1,保育所保育士(卒業生)の講演により、保育所及び保育士の業務内容、大学での望まし い学習について理解する。 2,講演による学習成果等について記述する(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:講演内容を振り返る。 4 回 1,第2・3回の授業内容を振り返りつつ自己の学習課題及び保育所見学の課題を記述する (提出課題) 。さらにグループ発表を行い、問題意識の共有を図る。 2,保育所見学の準備を行う。 予習:第2・3回の授業内容を振り返る。 復習:自己の学習課題及び保育所見学の課題を確認する。 5 ・ 6 回 1,保育所見学により、保育所及び保育士の業務内容の実際を理解する。 2,見学した内容について記録する。 予習:保育所見学の課題、注意事項等を確認する。 復習:見学記録を読み直し、補正する。 7 回 8 回 1,各自が見学記録をもとに保育所見学のまとめを行う(提出課題)。さらに、グループ発 表・クラス全体での発表を行い、情報の共有を図る。 2,講義により、各自が実習を行う保育所の選び方について理解する。 予習:見学記録を読む。 復習:授業内容を振り返る。 1,講義により、福祉施設の概要について理解する。 2,講義による学習成果等について記述する(提出課題)。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返る。 Ⅱ-69 授 9 回 10 回 業 回 数 別 教 育 内 容 1,福祉施設職員(卒業生)の講演により、福祉施設及び福祉施設職員の業務内容、大学で の望ましい学習について理解する。 2,講演による学習成果等について記述する(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:講演内容を振り返る。 1,福祉施設職員の講演により、福祉施設及び福祉施設職員の業務内容について理解する。 2,講演による学習成果等について記述する(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:講演内容を振り返る。 11 回 1,第8∼10 回の授業内容を振り返りつつ自己の学習課題及び施設見学の課題を記述する (提出課題) 。さらにグループ発表を行い、問題意識の共有を図る。 2,施設見学の準備を行う。 予習:第8∼10 回の授業内容を振り返る。 復習:自己の学習課題及び施設見学の課題を確認する。 12 ・ 13 回 1,施設見学により、福祉施設及び施設職員の業務内容の実際を理解する。 2,見学した内容について記録する。 予習:施設見学の課題、注意事項等を確認する。 復習:見学記録を読み直し、補正する。 14 回 15 回 3,各自が見学記録をもとに施設見学のまとめを行う(提出課題)。さらに、グループ発表・ クラス全体での発表を行い、情報の共有を図る。 4,講義により、各自が実習を行う施設の選び方について理解する。 予習:見学記録を読む。 復習:授業内容を振り返る。 1,各自が保育所・福祉施設に関する学習成果をまとめ、自己課題克服計画を作成する(提 出課題)。 2,グループ発表を行い、問題意識の共有を図る。 予習:これまでの授業内容を振り返る。 復習:授業内容を振り返る。 Ⅱ-70 平 科目名 保育実習Ⅰ 成 22 年 度 授業回数 15 質問受付:E 棟 105 研究室9:00∼17:00 教 育 単位数 計 5 画 担当教員 福井 晴子 e-mail: [email protected] 方 法 予習 復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ①実習の事前指導として、手引きに沿って説明する。 ②実際の実習の手続きを進める。 ③実習中には巡回等を通じて個別の指導を行う。 ④事後指導として、実習を総括し、課題を明確にするための支援を行う。 ・1年間隔週開講の事前事後指導では、実習への準備として、書類の作成、保育実践 ファイルの作成、春休みの事前レポート、事後レポート、指導案等の記述練習など予 習・復習にあたる授業外の学習が重要である。 ・ 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育実習に臨むにあたって、保育実習の理論と実践に関わる基礎的な技術及び考え方を身に つけることを目的とする。 1.保育実習の意義・目的・内容について理解する。 2.保育実習に向けての心構えを形成し、準備の進捗状況を確認する。 3.保育実習の手続きを理解し、実際に手続きを行う。 4.保育実習中の記録を行い分析するための素地を身につける。 5.保育実習での学びを整理し保育者にむけての課題を明確にする。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に挙げる5項目を習得する。 また、汎用的学習成果として以下のように挙げられる。①保育者としての態度・信念の形 成に自ら努力する。②保育者として適正な価値・判断の基準を形成し、明確に意見表明がで きる力を育成する。③論理的思考力を培う。④人間関係力を涵養する。 テキスト 岡山県保育士養成協議会作成の『保育実習の手引き』 学 習 評 価 の 方 法 保育実習事前事後指導、保育所実習Ⅰ、施設実習のそれぞれの評価を1:2:2の比重で評 価し合計 100 点満点とする。保育実習事前事後指導については、以下の5つの学習成果につ いて等分に評価する。ただし、欠席等については別に示す規定に基づいて減点する。 ①保育実習の意義・目的・内容について理解する。 ②保育実習に向けての心構えを形成し、準備の進捗状況を確認する。 ③保育実習の手続きを理解し、実際に手続きを行う。 ④保育実習中の記録を行い分析するための素地を身につける。 ⑤保育実習での学びを整理し保育者にむけての課題を明確にする。 なお、①保育者としての態度・信念、②保育者として適正な価値・判断の基準と明確な意見 表明、③論理的思考力、④人間関係力の4項目については保育実習Ⅰの評価に反映させる。 注意事項 「保育所実習事前・事後指導」は「保育実習Ⅰ」5単位中の1単位である。 ※「保育所実習事前・事後指導」は、1年次後期から2年次前期にかけて実施される。 参考図書:保育実習研究会編『保育実習 Q&A ハンディブック』世界文化社、2000 年。 Ⅱ-71 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 保育所実習オリエンテーション 1.履修規定について 2.評価について 明 4.開講にあたっての意識調査 ◆実習希望先調査の配布と説明 2 回 施設実習オリエンテーション 1.履修規定について 2.評価について 3.施設実習事前・事後指導教科書 『施設実習の手引』の説明 第Ⅰ章『実習の意義と目標』4.実習可能施設一覧表 ◆実習先調査の配布と説明 3 回 保育所実習 『保育所実習の手引き』第Ⅰ章 1.保育実習の制度 2.保育実習の意義 3.保育実習の進め方 たっての意識調査から保育実習にあたっての不安に対する Q&A ◆実習希望先(案)掲示・確認・調整 4 回 保育所実習 1.ビデオ「初めての保育実習」を通じて実習のイメージの形成 3.先輩の実習後レポートより準備に関する参考資料配付 ◆実習リーダーを決める 5 回 実習反省会に参加 1.実習終了後の整理と反省についての学び 2.各保育所個別の実習の在り方の認識 3.各地域、各規模保育所或いは各年齢の保育の特徴の把握 6 回 3.『保育所実習の手引き』の配付と説 2.実習の段階等 保育所実習 実習事務訓練『保育所実習の手引き』第Ⅲ章 1.日誌の書き方説明と記入練習 2.指導案の書き方説明と記入練習 ◆内諾書(岡山県外実習生)配布と手続きの説明 7 回 施設実習 施設実習における実習生の心得 1.『施設実習の手引』第Ⅱ章「実習準備」・第Ⅲ章「実習生の心得」 2.日誌の書き方と記入練習 ◆内諾書(岡山県外実習生)配布と手続きの説明 8 回 保育所実習 実習準備の進め方確認 1.事前訪問(事前オリエンテーション)の手順と注意 2.レポート課題の説明 Ⅱ-72 4.開講にあ 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 保育所実習 送付書類の配付と説明 1.書式説明 2.記入の諸注意 3.参考例による確認 ◆「評価票」 「出勤簿」配布・説明・記述・回収 ◆「実習日誌」とバインダー「指導案用紙」配布・説明 ◆「実習生について(個人票)」「学内オリエンテーション」「自己課題」記入説明 10 回 保育所実習 各種準備の確認 ◆「学内オリエンテーション」「自己課題」のまとめ ◆「実習先交通図」配布・説明 検便・レントゲン検診結果証明書・賠償保険について 11 回 施設実習 施設実習送付書類の配付と説明 および各種準備の確認 1.書式説明 2.記入の諸注意 3.参考例による確認 ◆「事前オリエンテーションについて」配布 ◆「実習生について(個人票)」 ◆「評価票」 「出勤簿」配布・説明・記述・回収 ◆「実習先交通図」配布・説明 12 回 保育所実習 実習に向けて 1.諸注意の確認 2.課題の設定 実習終了後の諸注意『保育所実習の手引き』第Ⅴ章 ◆実習後レポートについて 13 回 施設実習 実習記録の書き方『施設実習の手引』第Ⅳ章 1.実習日誌の記録 2.日誌欄について 4.人間関係とマナー ◆質疑応答 ◆ 教員による実習先巡回について 施設実習の諸注意(施設実習担当) 14 回 施設実習 施設実習に向けて『実習後のまとめ』 1.諸注意の確認 2.課題の設定 実習終了後の諸注意(施設)『施設実習の手引き』第Ⅴ章 ◆実習後レポートについて 15 回 3.実習生としての姿勢と責任 事後指導(施設・保育所) 1.実習報告・反省・課題を確認し次の実習に備える *実習レポートと実習日誌(指導案を含む)提出 *保育所評価の公開と個別指導 *実習反省会 Ⅱ-73 平 科目名 小児保健(A) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 計 2 画 担当教員 川北 敬子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 近年、少子化傾向・核家族・女性の社会進出・高齢化社会と国、地域、学校、家庭等の子 ども達をとりまく環境の変化により子育ての姿が大きく変わりつつある。子育てに対する、 家庭への援助とともに、社会的支援の強化が望まれる今日、保育者の果たすべき役割はます ます増大している。 小児保健の講義では、大きく変化した環境の中で、子どもを理解するための基本である健 康な心身の発育・発達状態を知り適正な対応を学び、その実践と発育発達を増進する保健活 動を理解する。そして、子育ての中心である母親と保育の現場で必要な知識を習得する。ま ずは、小児の正常な発育・発達状態と年齢的特性とそれに伴う出来事等を学び、小児の特徴 を理解する。また小児の疾病予防、健康増進の目的のために、栄養の問題についての知識を 習得する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる事項の知識を習得し、理解する力を獲得する。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努 力する力を涵養する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.基本的には、テキストを中心に講義方式で授業を進める。 2.授業内容の理解を促進するために参考資料をプリントで配布し活用する。 3.授業内容の理解を促進するために創意工夫したマイノートを作成させる。 4.主体的学習を身につけるために予習と復習を奨励する。 方 法 予習・復習 育 ・授業回数別教育内容に記載した予習・復習を求める。 テキスト 「最新小児保健」澤田淳 編 楠智一・澤田淳・杉本徹・井上文夫・木崎善郞・ 郷間英世・松村淳子 著 日本小児医事出版社 学 習 評 価 の 方 法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 1.小児保健学の概念と現状を理解し今後の課題を習得する。 2.小児の発育・発達と発育の評価を学び、小児の特徴を理解する。 3.小児の生理的諸機能を理解して、健康状態を把握する。 4.健康を維持するための栄養の知識を習得し、食生活の意義を理解する。 評価方法と配点:定期試験 90 点、ノート5点、授業態度・出席5点(欠席・遅刻・早退は、 減点する)。 学生としての真摯な授業態度について事前指導し重視する。 授業中の私語、態度、携帯電話・メール、他教科の学習等は慎むこと。 注意事項 参考図書等: 1.「新保育学」岡野雅子 松橋有子 熊澤幸子 武田京子 吉川はる奈 著 2.「最新保育保健の基礎意識」巻野吾郎 監修 日本小児医事出版社 3.「国民衛生の動向」厚生労働省 Ⅱ-74 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・ガイダンス【授業内容、方法、ノートの取り方と作成、授業態度、認定方法等】 ・小児保健・小児保健学の概念 2 回 ・小児の特徴 ・小児保健学の内容・目標 ・人のライフサイクルと健康 【胎児・新生児・乳児・幼児・学童・思春・成人・老年期】 3 回 ・健康の考え方・捉え方【健康指数・個人と集団の健康】 ・小児保健の現状 ①【人口動態、出生数、特殊合計出生率、健康の問題】 4 回 ・小児保健の現状 ②【人口動態、疾病、健康の問題】 ・小児保健の現状 ③【疾病構造や死亡率から見た小児保健の現状 】 【疾病予防の面から見た小児保健の現状 】 5 回 ・小児保健の今後取り組むべき課題 ・小児の健康に関与する因子 ・小児の健康と疾病に対応する家庭や社会の役割 6 回 ・小児の発育と発達【定義、区分、評価と測定法、原則、影響する因子】 7 回 ・小児の身体発育の特徴【出生前期、新生時期、乳児期、幼児期、思春期】 ・小児の身体発育内容【身体計測値、身体構成成分の発育】 8 回 ・小児の各器官の成長と発達 【骨格筋、呼吸器、循環器】 9 回 ・小児の各器官の成長と発達 【免疫系、造血系、消化器、 】 10 回 ・小児の各器官の成長と発達 【泌尿器、エネルギー消費と体温調節、内分泌系、 神経系:脳・感覚器】 11 回 ・小児の運動の発達【運動発達の原則、新生時期の運動、乳児期の運動】 ・小児の運動機能【幼児期の運動、体力】 12 回 ・小児の精神機能【認知、言語、情緒、社会性、精神発達の評価、 精神発達におよぼす影響、豊かな心の発達 】 ・小児の発達の評価【発達指数、知能指数、】 13 回 ・小児の行動発達【摂食・排泄機能、睡眠】 ・小児栄養と食生活【意義、摂取基準、乳児栄養、離乳、幼児期の栄養、 学童・思春期の栄養】 14 回 ・小児栄養と食生活【幼児期以後の食事と食生活、学校給食の意義、家庭の努力目標】 15 回 復習 ・1∼ 14回の講義内容(教科書と配布資料) ・学習のポイントは、学習成果として求める知識を理解しておくこと。 Ⅱ-75 ・ 平 科目名 小児保健(B) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 計 2 画 担当教員 川北 敬子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] 教育目標と学生の学習成果 授業の進め方 教 育 教育目標: 小児保健とは、子どもを身体的・精神的・社会的に健康な状態の成人に育てるための実践 と発育発達を増進する保健活動であることを理解する。そして、子育ての中心である母親と 保育の現場で必要な知識を習得する 具体的には、小児保健(A)に引き続き、小児の心理、知能、情緒、社会性の発達とその 保健、日常生活と環境、集団の保健、主な小児疾患の基礎的知識等小児の病気とその特徴小 児保健に関わる法規、事故と応急処置及び事故防止対策について理解する。また小児の 健康が家庭や地域との密接な関係があることを認識し、家庭や地域との連携を通じた保健 活動の重要性を理解する。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる事項の知識を習得し、理解する力を獲得する。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努 力する力を涵養する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.基本的には、テキストを中心に講義方式で授業を進める。 2.授業内容の理解を促進するために参考資料をプリントで配布し活用する。 3.主体的学習参加と協調性を養うため、「子どもの健康と日常生活」についてのグル ープワークと発表をさせる。 4.授業内容の理解を促進するために創意工夫したマイノートを作成させる。 5.主体的学習を身につけるために予習と復習を奨励する。 法 予習・復習 方 ・授業回数別教育内容に記載した予習・復習を求める。 テキスト 「最新小児保健」澤田淳 編 楠智一・澤田淳・杉本徹・井上文夫・木崎善郞・ 郷間英世・松村淳子 著 日本小児医事出版社 学 習 評 価 の 方 法 注意事項 以下の5つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 1.年齢別の子どもの心身の発育の変化を理解する。 2.小児の正常な発育に伴う出来事、成長に伴う異常な出来事や発達と発育の評価を 学び、 小児の特徴を理解する。 3.主な疾病・症状と救急処置の知識と対応を習得し、小児保健に関わる法規と母子 保健 行政を理解する。 4.小児の事故と対策・救急処置の知識と対応を習得し、小児保健の課題を考える。 5.小児を健康に育てるための保健指導として「健康診断」「生活習慣病」「医療機関の利用 法」「小児と社会との関わり」等についての知識を習得する。 評価方法と配点:定期試験80点、GW5点(発表資料と発表内容)、授業態度5点、ノー ト5点、出席5点、(欠席・遅刻・早退は、減点する)。 参考図書等: 1.「新保育学」岡野雅子 松橋有子 熊澤幸子 武田京子 吉川はる奈 著 2.「最新保育保健の基礎意識」巻野吾郎 監修 日本小児医事出版社 3.「国民衛生の動向」厚生労働省 Ⅱ-76 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・ガイダンス【小児保健(B)授業内容、方法、グループワーク、認定方法等】 ・小児保健(A)の復習(レポート) 2 回 ・ 子どもの健康と日常生活【 子どもを取り巻く生活の移り変わり、環境、子育て】 ・グループワークの発表課題とグループ編成 (1Gー5∼6名、◎リーダー) 【1衣服と布団 2遊び 3小遣いと所有物 4抱く・おんぶ 5育児用品 6衛生と清潔 7習い事 8通過儀礼 9社会的問題 10児童虐待】 3 回 ・小児の心理、知能、情緒、社会性の発達と保健【意義、人格の発達、ストレス等】 4 回 ・グループワーク「子どもの健康と日常生活」 ※各G発表原稿(A4−1枚)を提出 5 回 ・グループ課題発表「子どもの健康と日常生活」 ※各Gの発表時間−10分 ※各G発表原稿(A4−1枚)と資料の印刷(学生数を教務課で準備する) 6 回 ・集団の保育【意義と保健対策、保健管理、学校保健、障害児】 ・小児期の主な疾病【感染症、染色体異常、】 7 回 ・小児期の主な疾病【先天代謝異常、栄養障害、糖質の代謝異常、成長・内分泌異常、 免疫不全症、アレルギー性疾患、膠原病】 8 回 ・小児期の主な疾病【消化器、血液、腫瘍、心臓、腎臓、脳と神経、筋肉と関節 精神疾患】 9 回 ・小児期の主な症状と救急処置【緊急を要する症状、一般的症状】 10 回 ・ 小児期の主な症状と救急処置【一般的症状】 11 回 ・ 小児保健に関わる法規【地域保健法、予防接種法、結核予防法、感染症等】 12 回 ・ 小児保健に関わる法規【学校保健法、精神保健福祉法、児童虐待防止法等】 ・ 小児保健に関わる母子保健行政【母子保健事業、母子保健対策】 13 回 ・小児期の事故と対策【定義、事故死亡、事故の種類と原因、国際比較、事故防止】 14 回 ・小児期の事故と対策 【事故の救急処置:誤飲、溺水、熱傷、頭部外傷、熱射病 動物咬刺傷、骨折、捻挫等】 15 回 復習 ・1∼ 14回の講義内容(教科書と配布資料) ・学習のポイントは、学習成果として求める知識を理解しておくこと。 Ⅱ-77 平 科目名 小児保健実習 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 留田 通子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected]、木曜日 16:10∼17:00 教 育 目 標 教育目標: 小児保健で習得した知識を基礎とし、保育所、乳児院、幼稚園その他、児童福祉施設等で の保育実践における実践的応用的能力を養い、知識と技術の習得を図る。 ①小児の成長・発達と個人や集団での生活の支援が出来る保育、養護の知識と技術。 ②小児の食生活と栄養、健康増進の意義と実際。 ③小児の健康状態を把握し、異常の早期発見、疾病予防、健康教育および緊急時の基礎的対 応能力。 ④小児の個人や集団環境の安全に対する意識を高め、保健活動の重要性を理解。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる小児保健実習の知識と技術が修得、実践出来る。 汎用的学習成果として、①保育者にふさわしい言動と信念、②人間関係力を涵養する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 小児保健の基礎知識を確認しながら、保育の場で実践できるよう実技に重点をおい た内容にする。 ・ 学内実習がスムーズに行えるよう、授業時間外に取り組むレポートを課す。 ・ 授業の理解度の確認のため、講義中に小テストを課す。 方 法 予習・復習 育 ・ 「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・ 授業回後に実習の記録を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト 高内正子編著「小児保健実習ガイド」建帛社 学習評価の方法 以下の学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。授業回数など勘案し、おおよそ 「①:②:③:④:⑤=2:1:2:1:1」の比重をかける。 ①小児の成長、発達に応じた、保育、養護の実践ができる。 ②小児の食生活と栄養、健康増進の意義と実際が理解できる。 ③小児の健康状態を把握し、異常の早期発見、疾病予防、健康教育及び緊急時の対応につい て理解し、実践できる。 ④個人や集団の安全や保健活動の重要性が理解できる。 ⑤遊びを取り入れた保健指導ができる。 学習評価は、小テスト、実習レポート及び、学期末に行う試験により測り、単位認定する。 欠席・あるいは受講態度に問題があった者は、保育者として倫理観が十分でないと判断して ケースに応じて減点する。 注意事項 参考図書等: 白野幸子他,「小児保健実習」,三晃書房 天野敦子他、 「子どもの保健(理論と実践)」、日本小児医事出版社 その他適宜資料配布 Ⅱ-78 授 業 回 数 別 教 育 内 容 <オリエンテーション> ・授業の進め方、スケジュール、評価方法等 1 回 <保育に必要な小児保健実習> ・講義内容 小児保健実習の意義と基本 ・予習事項 テキスト第1章(P.2−4) 2 回 <乳幼児の養護>① ・講義内容 養護技術 ・予習事項 テキスト第2章(P.12−33) 3 回 <乳幼児の養護>② ・実習内容 養護技術の実習{乳幼児の抱き方・寝かせ方,寝具の作り方,食事の与え方(ミ ルクの与え方),排泄の世話(おむつの当て方) ,衣服の着せ方・脱がせ方} ・実習後レポート提出 <乳幼児の健康と観察> ・講義内容 健康状態の観察と記録 ・予習事項 テキスト第1章(P.4−9) 4 回 <乳幼児の生理機能の測定> ・実習内容 体温、脈拍、呼吸の測定方法の実習 ・予習事項 テキスト第4章(P.48−54) ・各測定値の記録と評価 5 回 <乳幼児の身体計測> ・講義内容 身体計測の意義 計測時の注意事項 ・実習内容 各計測値の記録と評価 ・予習事項 テキスト第3章(P.36−46) ・計測値の記録と評価提出 6 回 <乳幼児の神経系の発達評価> ・講義内容 精神、運動機能の発達、感覚の発達(視力、聴力検査) ・予習事項 テキスト第5章(P.56−68) 7 回 <乳幼児の歯の健康> ・講義内容 虫歯の原因、予防 ・実習内容 歯のケアの仕方、歯磨き指導(歯ブラシ持参) ・予習事項 テキスト第6章(P.70−81) ・課題 遊びを取り入れた保健指導 Ⅱ-79 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 <乳幼児の身体の清潔> ・講義内容 手足の清潔と手洗い指導 ・実習内容 身体の清潔(沐浴・清拭・入浴の方法)、乳児体操 ・予習事項 テキスト第7章 沐浴(P.86−90) 9 回 <乳幼児の異常症状と手当て> ・講義内容 発熱、咳、嘔吐、腹痛、下痢、痙攣、発疹の手当て、薬の使い方、罨法 ・予習事項 テキスト第8章(P.94−107) 10 回 <乳幼児の事故と応急手当> ・講義内容 乳幼児の事故 安全対策 応急手当(止血、創傷、打撲、捻挫・脱臼、骨折、 熱傷、鼻出血、誤飲、その他) ・予習事項 テキスト第9章(P.110−123) 11 回 <事故と応急手当の実習> ・実習内容 包帯、三角巾の使い方、患児を運ぶ方法 ・実習後レポート提出 12 回 <心肺蘇生法> ・講義内容 乳幼児の心肺蘇生法 ・実習内容 人工呼吸法、心臓マッサージ法 ・予習事項 テキスト第10章(P.126−134) 13 回 <保育における環境衛生> ・講義内容 保育室の環境と衛生、その他施設の衛生 ・予習事項 テキスト第11章(P.136−147) 14 回 <集団保育と保健> ・講義内容 集団保育における保健、保育者と保護者の保健 ・予習事項 テキスト第12章(P.150−156) 15 回 <安全対策と保健指導> ・講義内容 事故等の事例から考える ・予習事項 なし <総復習> ・講義内容 全教育内容の復習 Ⅱ-80 平 科目名 精神保健 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 青木 恒弘 オフィスアワー等:B棟403研究室 月曜日 pm4:20∼5:30 (要事前申し出) 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では実践的指導力のある保育者を育成するため、以下の諸点に関する基礎的知識の定 着を図ってゆく。 1.子どもの精神保健の意義・対象・歴史 2.子どもの生活環境の変化(家族関係、食生活、住生活、精神保健活動) 3.子どもの心の健康とその障害 4.子どもの発達障害の種類,症状,原因及び治療改善の方法,対策 5.精神保健法等関係法令,関係機関,施設 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる精神保健にかかる基礎的知識を修得するととも に、保育者としてのあるべき姿勢について考察を深める。 また、汎用的学習成果として、保育者である前にひとりの社会人としての論理的思考力を 涵養し、適切な価値観や自己管理能力を獲得する。 授業の進め方 教 方 法 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ・講義方式を基本とする。 ・理解を確実なものにするために、直近の5講分を踏まえて、第6講時および第 11 講 時に小テストを課す。 ・その日の講義内容を確認するため、終講時に小レポートを課す。 ・理解の遅れている学生には、授業時間外に取り組むレポートを課す。 ・毎授業回前に、 「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。具体的には、熟読 し、未知のタームについて下調べをしておく。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、レポートとする場合がある。 テキスト ・保育ライブラリー 子どもを知る 「精神保健」 松橋有子・高野 陽 編著 北大路書房 学 習 評 価 の 方 法 ・以下の4つの領域についての学習成果を量的に評価します。 1.子どもの精神の健康と不健康(正常と異常を含む)の判別、適応 2.子どもの精神健康の維持・向上方策と不健康からの回復方策 3.子どもの精神障害の種類と症状、治療法、予後 4.精神保健活動の実情理解、関連する法律解釈 ・小テスト①、同②、期末テストおよび受講態度について、1:1:5:3の比重を掛けて 評価します。なお、小テスト①および②の成績上位 40%の方は加点をします。 ・講義中に適宜指名し質問を行い、予習程度を確認します。また、終講時のレポートの内容 不足は減点の対象にしますので、予習は確実にしておいてください。 ・遅刻・早退は3回で欠席1回に換算。終講時のレポートの不提出は早退とみなします。 ・上記のほか、各位に有利な加点を行います。内容を聞き逃さないようにしてください。 注意事項 参考図書等: 私語は厳禁とします。わたしが教壇に立った時点で私語はやめてください。また、講義中 のいねむりもやめてください。そのような方は、体調不良者として、休養室への移動を指示 しますのでご留意ください。 Ⅱ-81 授 業 回 数 別 教 育 内 容 オリエンテーション:本講義の目的と進め方、成績評価 1 回 精神保健の意義、対象、歴史、乳幼児の身体発達と精神発達 (予習)教科書第1章第1節および第2節 2 回 子どもの生活環境と精神保健 1.家族関係の変化と精神保健 2.食生活の変化と精神保健 (予習)教科書第2章第1節および第2節 3 回 子どもの生活環境と精神保健 3.住生活と精神保健 4.精神保健活動 (予習)教科書第2章第3節および第4節 4 回 子どものライフサイクルと精神保健 1.出生前(生命誕生、母性と父性、周産期) 2.乳児期(乳児と母親、世代間伝達、愛着、分離固体化理論) (予習)教科書第3章第1節および第2節 5 回 子どものライフサイクルと精神保健 3.幼児期(幼児とは、遊びの世界、意味や関係への探求、家族関係) 4.学童期(仲間集団形成、モデル探し、価値観、失敗に対する耐性、身体に対する 興味、恐怖の処理、食欲と衝動の統制) 5.思春期(ボデイイメージ、性衝動の統制、キャリアプラン、価値観) (予習)教科書第3章第3節、第4節および第5節 6 回 小テスト①の実施 子どもの心の健康とその障害 1.子どもの心の健康に影響する因子(養育者、学校、学校以外の社会環境) 2.子どもの心身症:(1)心身症の定義 (2)心身症の特徴 (3)心身症の事 例 (4)保育現場でのかかわり (5)保育所・幼稚園での対応の実際 (予習)教科書第4章第1節および第2節 7 回 子どもの問題行動:その1 (1)問題行動の成り立ち (2)愛着障害 (3)「登園拒否」と分離不安 (4)攻撃的行動 (5)選択性緘黙 (6)摂食障害 (7)強迫行動 (予習)教科書第4章第3節 子どもの問題行動:その2 (8)赤ちゃん返り(退行現象) 8 回 (9)排泄障害 (10)睡眠障害 子どもの習癖異常 (1)身体玩弄癖 (2)チック (3)吃音 (4)遺尿症・遺糞症 (5)毛抜き (6)習癖異常と子どもの発達 (7)悪循環としての習癖異常 (予習)教科書第4章第3節および第4節 Ⅱ-82 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 児童虐待 (1)定義 (2)わが国の現状 (3)虐待の成因 (4)被虐待児の症状 (5)虐待時の長期的経過 (6)虐待の早期発見と対応 (7)児童虐待予防 (予習)教科書第4章第5節 10 回 子どもの慢性疾患 (1)低出生体重児 (2)慢性小児腎疾患 (3)悪性新生物(がん) (4)アレルギー疾患 (5)糖尿病 (6)慢性心疾患 (7)内分泌疾患 (8)膠原病 (9)てんかん (予習)教科書第4章第6節 11 回 小テスト②の実施 子どもの発達障害 1.心の発達と遅れ:(1)心の発達について (2)「言葉」と「理解」について (3)発達障害について (予習)教科書第5章第1節 12 回 子どもの発達障害 2.知的障害 (1)知的障害とは (2)理解が遅れるということ 3.自閉症 (1)「関係」の発達の遅れ (2)「関係」を持つことの難しさ (3)愛着をめぐる葛藤 (4) 「関係」することの難しさ (5)対象へのかかわりの分かち合いと「理解」のあり方 (予習)教科書第5章第2節および第3節 13 回 子どもの発達障害 4.注意欠陥多動性障害 (1)落ち着きがないということ (2)「関係」の発達における「行動」の持つ意味 (3)落ち着きのない子どもと対人交流の蓄積 5.発達性協調運動障害―身のこなしの不器用な子どもたち 6.言語発達障害 (1)構音障害 (2)吃音 (3)言語発達遅滞(言葉の遅れ) (予習)教科書第5章第4節、第5節および第6節 14 回 視覚障害 (1)屈折異常と弱視・斜視 (2)眼の解剖とおもな小児眼科疾患 聴覚障害 (1)聴器の仕組み(2)聴力検査(3)聴覚障害による影響 (4)聴覚障害をもつ乳幼児の教育 (予習)教科書第5章第7節および第8節 15 回 関連する法律 (1)児童福祉法 (2)児童虐待防止法 (4)精神保健福祉法 (予習)教科書 巻末資料 Ⅱ-83 (3)少年法 平 科目名 成 22 家族援助論 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 計 2 画 担当教員 井頭 久子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): :[email protected] OH:土曜日2限 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育者として家族援助の場で適切な指導と援助ができるための知識と技能の習得を目指す。 1.多様化する家族形態を理解する。理解した内容をもとに、身近な事象をとらえ直す。 2.家族援助に関する知識を一方的に教えられるだけでなく、自ら学ぶ姿勢を身につける。 3.多様な要求をされる現場で役立つために、家族援助に関して学ぶ力を養う。 学生の学習成果: ・子どもの置かれている状況及び家庭、地域社会における生活の実態を把握するとともに、 子どもを温かく受容し、適切な保護、世話を行い、子どもが安定感と信頼感を持って活動 できるようにする能力を獲得する。 汎用的学習成果 ・社会人としての責任を果たすために必要な倫理観や価値観、自己管理力を獲得する。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) 育 3つの教育目標を達成するために、以下のような要領で授業を行っていく。 ・講義形式で行う。理解を深めるために、必要に応じて演習も行う。 ・毎回小レポートを書かせ、家族援助論に関する習熟度を高める。 ・自ら学ぶ姿勢を身につけるために、予習・復習を奨励する。 法 予習・復習 方 ・毎授業回前に「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に復習を求める。その際、提出課題とする場合がある。 テキスト 橋本 真紀・山縣 文治編(2009) よくわかる家族援助論 ミネルヴァ書房 成績評価の方法 以下の4つの学習成果について、その獲得度合い量的に評価する。その際、授業回数を勘案 し、おおよそ「①:②:③:④」=1:3:1:1の比重をかける。 ①家族の意義と機能について理解する。 ②現代家族と支援の必要性について理解する。 ③家族援助の展開と事例について理解する。 ④保育所・幼稚園・地域子育て支援センターでの取り組みについて理解する。 なお、評価の実施は、授業で行う課題(レポート・小テスト 30%)及び学期末に行う定期 試験(70%)の結果を総合して行う。倫理観・自己管理力については、受講態度に問題があ る旨の注意1回につき2点を、また欠席1回につき5点、遅刻3回につき2点を評価点から 減点する。 注意事項 参考図書等 小田 豊・日浦直美・中橋 北大路書房 美穂(2005)保育ライブラリ Ⅱ-84 子どもを知る 家族援助論 授 業 回 数 別 教 1 回 <オリエンテーション> 1.本講義の目的と進め方 2.家族援助論とは (予習事項)教科書に目を通しておく。 (復習事項)家族援助論について理解を深める。 2 回 <家族援助論とは何か> 1.家族の意義とその機能 2.少子高齢化社会と家族形態の多様化 (予習事項)少子高齢化社会について調べる。 (復習事項)多様な家族について理解を深める。 3 回 <家族と子育て①> 1.現代社会をめぐる子育て環境 2.親(父親・母親)と子育て (予習事項)現代の家族状況について考える。 (復習事項)現代の家族状況を理解する。 4 回 <家族と子育て②> 3.兄弟とのかかわり 4.祖父母、その他の家族と子育て (予習事項)少子化について調べる。 (復習事項)少子化について理解する。 5 回 <現代家族の子育てと支援の必要性①> 1.子育て不安、負担感とストレス 2.児童虐待の実態とその対応 (予習事項)児童虐待について調べる。 (復習事項)児童虐待について理解する。 6 回 <現代家族の子育てと支援の必要性②> 3.特別な配慮を必要とする子どもをもつ親への支援 4.ひとり親家庭への支援 (予習事項)幼児期の発達段階を調べる。 (復習事項)幼児期の発達段階を理解する。 7 回 <子育て支援の方法> 1.子育て支援の施策と子育て支援と保育者の役割 (予習事項)子育て支援の施策を調べる。 (復習事項)子育て支援の施策を理解する。 8 回 <家族援助の展開と課題①> 1.多様化する家族援助のニーズ (予習事項)子育て支援が必要な理由を考える。 (復習事項)子育て支援が必要な理由を理解する。 Ⅱ-85 育 内 容 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 <家族援助の展望と課題②> 2.家族援助の課題 (予習事項)保育者の役割について調べる。 (復習事項)保育者の役割について理解する。 10 回 <保護者の心を聴くために> 1.聴く事例と話す事例 (予習事項)子どもとうまく関わりない保護者について考える。 (復習事項)子どもとうまく関わりない保護者について理解する。 11 回 <さまざまな家族とのかかわり①> 1.発達に遅れの疑いのある子どもをもつ保護者 (予習事項)発達に遅れの疑いのある子どもをもつ保護者について考える。 (復習事項)事例に対する理解を深める。 12 回 <さまざまな家族とのかかわり②> 1. 要保護児童とその保護者・学童保育 (予習事項)要保護児童とその家族への援助について考える。 (復習事項)事例に対する理解を深める。 13 回 <保育所・幼稚園・地域子育て支援センターでの取り組み①> 1.保育所・幼稚園・地域における子育て支援 (予習事項)保育所・幼稚園・地域子育て支援センターでの取り組みについて調べる。 (復習事項)保育所・幼稚園における子育て支援について理解する。 14 回 <保育所・幼稚園・地域子育て支援センターでの取り組み②> 1,地域の子育て支援の実践 (予習事項)子育てボランティアについて調べる。 (復習事項)子育てボランティアについて理解する。 15 回 <家族援助や地域の子育て援助の実際> 1.グル−プワークを行う。 2.本講義の総復習をする。 (予習事項) (復習事項) Ⅱ-86 平 科目名 小児栄養 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 高橋 裕司 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育士を目指す者として、小児栄養の基本的理論を理解した上で、保育の実際との関連に おいて実践的な理解をすることを目標とする。 また、保育士には園児の保護者だけでなく、地域の子育て支援も期待されていることから、 子供の心身の健康のための望ましい食環境とはどのようなものかを的確に捉えて食教育の 実践できる保育者をめざす。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げた理論の理解や実践力を身につける。 また、汎用的学習成果として、①保育者としてふさわしい態度、②数量的スキル、の獲得 を目指す。 法 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・復習として、毎授業回後にレポートをまとめる。 テキスト 方 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) 毎回、講義テーマにそった課題について各自レポートをまとめ提出する。 後半には実際の保育の場を想定した指導案や教材を作成し、その教材を使った栄 養・食教育を実演し、お互いに評価する時間を持つ。 新藤 由紀子 他著「小児栄養 発育期の食生活と栄養」学建書院 「新ビジュアル食品成分表」大修館書店 足立 巳幸監修 「子どもの栄養と食育がわかる事典」成美堂出版 学 習 評 価 の 方 法 以下の3つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 ①栄養素の働き、体内での代謝を理解する ②基本的な食品の知識、食事のあり方やマナーを理解する。 ③小児の各時期の発育に応じた食教育の内容を理解する。 評価点(100)=期末試験の得点(70)+課題レポート(30) 60 点以上を合格とする 注意事項 参考図書等: 保育所における食育研究会編「幼児期の食育実践へのアプローチ」第一出版 「子どもの食教育1 チャート編」 「子どもの食教育2 紙芝居・ペープサート編」 「子どもの食教育3 給食だより編」 Ⅱ-87 授 業 回 数 別 教 育 内 1 回 オリエンテーション 「小児の栄養と食生活の意義」 2 回 「小児の発育・発達と栄養」 身体発育と栄養状態の評価 食べる機能・消化吸収機能発達と栄養 3 回 「栄養に関する基礎知識①」 栄養素、栄養生理、代謝に関する基礎知識 4 回 「栄養に関する基礎知識②」 食品に関する基礎知識 5 回 「食生活に関する基礎知識①」 食事摂取基準と献立作成・調理の基本 6 回 「食生活に関する基礎知識②」 食生活指針、食の安全 7 回 「妊娠・授乳期の食生活」 「乳児期の栄養・食生活①」 乳児期の食機能の発育と成長 8 回 「乳児期の栄養・食生活②」 離乳の意義とその実践 乳児期の栄養・食生活上の問題と保育者としての対応 9 回 「幼児期の栄養・食生活」 幼児期の食機能の発達と成長 間食の意義 幼児期の栄養・食生活上の問題と保育者としての対応 10 回 「学童期の栄養・食生活」 学童期・思春期の心身の特徴と栄養・食生活 学童期・思春期の栄養・食生活上の問題 学校給食と栄養教育 11 回 「小児期の疾病の特徴と食生活」 発熱、下痢、嘔吐、咳、口内炎、口唇裂・口腔裂、腹痛、便秘 肥満、やせ、貧血、食物アレルギー 「障害を持つ小児の食生活」 12 回 「児童福祉施設における食生活」 児童福祉施設の特徴と給食の基本方針 児童福祉施設における実際の食生活と保育者の対応 13 回 「保育者による栄養・食教育①」 基本的な考え方 食教育の方法と教材 14 回 「保育者による栄養・食教育②」 教材を使った栄養教育の実際、発表 評価、討議 15 回 「保育者による栄養・食教育③」 教材を使った栄養教育の実際、発表 評価、討議 容 ∼日本・世界における食生活の実態と問題∼ 乳汁栄養 Ⅱ-88 弁当 平 科目名 成 保育内容総論 22 年 度 授業回数 15 教 単位数 育 2 計 画 担当教員 金川舞貴子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] M 棟 410 月・木 9:30∼11:30(※変更の場合は授業で説明します) 教育目標と学生の学習成果 教育目標:本講は、幼稚園・保育所における保育の基本と内容について総合的に理解する とともに、実習体験をもとに保育者に大切な考え方やものの見方について省察することを 目的とする。具体的には、以下の事柄に関して理解を深め、今後求められる保育内容の在 り方について考えていく。 1.保育内容の基本的構造 2.子どもの発達と保育内容 3.子どもを取り巻く環境と保育内容 4.保育計画と保育内容 5.保育内容の歴史的変遷 6.保育内容の現状と課題 学生の学習成果:専門的学習成果は、上記の項目に関する基礎的知識を習得することであ る。汎用的学習成果は、①保育士として相応しい価値を知り、自分なりの意見を確立する ことができる、②論理的思考力を身に付けることである。 法 ・1 回の授業に対して予習・復習を求める。その内容については、毎回の授業でポイ ントを示す。 ・復習として、課題を出す場合がある。 テキスト 方 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・レジュメに基づく講義形式を中心に進める。 ・講義内容の理解を促進するために、授業中に小テストを課す。 ・講義内容の理解を深めるために、授業後に簡単な質問カードの記入を求める。その 返答を次回の講義の際に行うことにより、双方向的な講義づくりをする。 太田悦生編『新・保育内容総論』みらい、2008 年。 学習評価の方法 注意事項 以下の学習成果に関して、同等の比重で評価する。 1.保育内容の基本的構造について理解する。 2.子どもの発達に配慮した保育内容について理解する。 3.子どもを取り巻く環境と保育内容との関わりについて理解する。 4.保育内容の計画、評価の意義と方法について理解する。 5.保育内容の歴史的変遷について概要を理解する。 6.現代における保育内容の在り方や保育者の役割について自分の考えを表明することが できる。 学習評価は、学期末に行う試験、小テスト、課題によって実施する。なお、遅刻 2 回につき 欠席 1 回とみなし、欠席は 1 回につき減点 1 とする。また、授業中に何度か注意しても私語 を止めない場合も減点とする。 参考図書等: 『保育所保育指針』 『幼稚園教育要領』 Ⅱ-89 授 業 回 数 別 教 育 1 回 オリエンテーション ・本講の目的 ・授業の進め方と評価方法 2 回 保育内容の全体像 ・保育所と幼稚園の共通点と相違点(法規的説明を含む) ・保育内容を捉える視点 ・保育内容の5領域 復習:教科書 11∼19 頁 3 回 保育内容の構造 ・保育内容とは ・「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」が示す保育内容 復習:20∼33 頁 予習:34∼51 頁 4 回 3歳未満の子どもの保育内容 ・3歳未満の子どもの生活と保育 ・家庭との連携・関連機関との連携 ・健康・安全・事故防止 復習:34∼51 頁 予習:52∼69 頁 5 回 3歳児以上の子どもの保育内容 ・3 歳、4 歳、5 歳、6 歳児に相応しい園生活と保育内容 復習:52∼69 頁 予習:70∼84 頁 6 回 保育計画と指導計画 ・教育課程・保育課程 ・指導計画の位置づけ ・指導計画の作成と展開 復習:70∼90 頁 予習:91∼107 頁 7 回 子どもの発達を考える ・子どもの発達のとらえ方 ・子ども理解について ・保育所保育指針・幼稚園教育要領における発達観 復習:91∼107 頁 予習:108∼125 頁 Ⅱ-90 内 容 授 業 回 数 別 教 8 回 保育における指導・援助 ・環境を通して行う保育 ・保育方法の原理と指導・援助のあり方 復習:108∼125 頁 予習:126∼139 頁 9 ・ 10 回 遊びと保育内容 ・遊びは保育の基本 ・遊びにおける保育者の役割 ・遊びの指導・援助の実際 復習:126∼139 頁 予習:140∼156 頁 11 回 生活と保育内容 ・子どもの「生きる力」と生活習慣 ・生活習慣の形成と保育内容 ・生活習慣の形成と保育者による援助 復習:140∼156 頁 予習:157∼168 頁 12 回 保育の評価 ・評価の意義 ・評価の種類と方法 ・保育実践の評価 復習:157∼168 頁 予習:169∼184 頁 13 回 保育内容の変遷について ・戦前の保育内容 ・戦後の保育内容 復習:169∼184 頁 予習:185∼200 頁 14 回 保育者に求められる姿 ・子どもの育ちの変化と子どもを取り巻く環境の変化 ・集団保育の困難性 ・全体把握と個への援助の連関を確立させること 復習:185∼200 頁 予習:201∼210 頁 15 回 試験対策 Ⅱ-91 育 内 容 平 科目名 教育課程総論 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 金川 舞貴子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] M 棟 410 月・木 9:30∼11:30(※変更の場合は授業で説明します) 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼稚園における教育課程は、小学校以上の学校教育における教育課程と異なり、遊びや生 活を中心としており、その内容や編制について十分な理解と配慮が必要である。 本講では、教育課程・保育課程に関する以下の項目についての基礎的知識を身に付ける。 ・教育課程・保育課程の意味と意義 ・教育課程・保育課程、及び指導計画の編成 ・教育課程・保育課程、及び指導計画に関する評価 ・教育課程編成における今日的課題 学生の学習成果: 専門的学習成果は、上記の項目についての基礎的知識を習得することである。汎用的学習 成果は、①保育士、幼稚園教諭として相応しい価値を知り、自分なりの意見を持つこと、② 論理的に思考する力を身に付けることである。 法 ・1 回の授業に対して予習・復習を求める。その内容については、毎回の授業でポイン トを示す。 ・復習として、レポートを課す場合がある。 テキスト 方 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・レジュメに基づく講義形式を中心に進める。 ・講義内容の理解を促進するために、授業中に小テストを課す。 ・講義内容の理解を深めるために、毎授業後に簡単な質問カードの記入を求める。そ の返答を次回の講義の際に行うことにより、双方向的な講義づくりをする。 小田豊・神長美津子編『教育課程総論』北大路書房、2009 年。 学習評価の方法 学習成果:以下の項目について、同等の比重をかけて評価する。 ・教育課程、保育課程の意味と意義について理解している。 ・教育課程、保育課程の編成及び指導計画作成のための基礎的知識と方法を習得している。 ・モデルとなる指導計画を参考にしながら、自分で指導計画を作成することができる。 ・教育課程、保育課程及び指導計画に関する評価の目的・方法を理解している。 ・教育課程編成における今日的課題を認識し、幼児期の教育のあり方について自分なりの考 えを述べることができる。 注意事項 学習評価は、小テスト、課題、期末に行う試験によって実施する。なお、遅刻 2 回につき 欠席 1 回とみなし、欠席は 1 回につき減点 1 とする。また、授業中に何度か注意しても私語を 止めない場合も減点とする。 参考図書等: ・幼稚園教育要領、保育所保育指針 授業において適宜紹介する。 Ⅱ-92 授 業 回 数 別 教 1 回 オリエンテーション ・本講の目的 ・授業ルールと授業の進め方、および評価方法 ・保育所と幼稚園の違い 予習:教科書 1∼9 頁 2 回 幼児教育の基本と教育課程 ・教育課程の意義と役割 ・教育課程の編成の基本的な考え方 復習:教科書 1∼9 頁、予習:教科書 11∼27 頁 3 回 保育内容の変遷と教育課程 ・保育内容の歴史的系譜 ・現代の保育内容 ・意図的教育と保育内容の構造 復習:11∼27 頁、予習:29∼42 頁 4 回 あそびと学び ・幼児のあそび ・あそびのなかでの学び ・幼稚園と小学校の連携 復習:29∼42 頁、予習:43∼56 頁 5 回 保育内容と領域 ・教育要領と教育課程の編成 ・保育内容としての「領域」 ・あそびをとおしての総合的な指導 復習:43∼56 頁、予習:57∼69 頁 6 回 発達の理解と教育課程の編成 ・幼児期の発達と保育 ・「発達の理解」とは ・より深い発達理解のために 復習:57∼69 頁、予習:71∼84 頁 7 回 特色ある幼稚園づくりと教育課程の編成 ・過熱化する幼稚園選び ・日常の保育と教育課程の関係 ・親にも伝わる教育課程 復習:71∼84 頁、予習:85∼98 頁 Ⅱ-93 育 内 容 授 業 回 数 別 教 育 8 回 教育課程の評価・改善 ・教育課程の評価・改善の考え方 ・教育課程の評価・改善の方法と実際 復習:85∼98 頁、予習:99∼115 頁 9 ・ 10 回 幼稚園における教育課程編成の実際 ・教育課程編成にあたっての基本的な考え方と留意事項 復習:99∼115 頁、予習:117∼132 頁 11 ・ 12 回 保育所における保育計画の実際 ・保育所における保育計画の意義 ・保育所での子どもの生活と保育計画 ・保育所保育指針との関連 ・保育計画の作成 復習:117∼132 頁、予習:133∼147 頁 13 回 主な国の就学前教育 ・諸外国における就学前教育 ・「発達」理論と文化 復習:133∼147 頁、予習:149∼162 頁 14 回 時代の変化と新たな保育内容 ・「環境をとおしての教育」を支える教育課程とは ・21 世紀の保育に必要な視点 復習:149∼162 頁 15 回 試験対策:これまでの学習内容の総復習 Ⅱ-94 内 容 平 科目名 成 健康(保育内容) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 藤井 真理 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] OH:土曜日 9:10∼10:40 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 社会的背景の変容に追従して引き起こされる乳幼児の健康問題を把握し、子ども達が心身 共に健やかに成長するための生活上の留意点や課題、保護者への働きかけ等について学び、 下記3点を機軸に、健康分野に関する指導シミュレーションを通して実践的指導力を培う。 1.乳幼児の生活環境の変容と現代社会における健康問題の把握 2.乳幼児の発育・発達に即した生活上の留意点と課題の理解 3.乳幼児の健康分野に関する有効なアプローチと実践的指導力の習得 学生の学習成果: ・専門的学習成果として、上記の教育目標を達成すると同時に、幼児の主体的な活動を促し、 幼児期にふさわしい生活が展開されるようにする能力を効果あるものにする指導力を養う。 ・汎用的学習成果として、幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開され るように導くために、社会人として、また、保育者として求められる倫理観や価値観を養う。 授業の進め方 教 方 法 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 1.乳幼児の健康問題に関して、TVや新聞・雑誌等で報道されている喫緊の課題が あれば、積極的に取り上げて授業を展開する。 2.授業の活性化を図り、「質問法」によって学生の積極的な応答を求める。 3.乳幼児期の健康問題や課題を自らの問題として捉える姿勢を養うために、毎時間、 講義内容における重要事項に対するコメントの提出を求める。 予習:次回講義における重要事項について予習を課す。 復習:講義内容における重要事項について復習を課す(ワークシート形式)。 *次回講義において課題の遂行状況をチェックする。 テキスト 1.前橋明編著・2007 年・「健康 Health」 ・明研図書 2.補助教材として、VTRやDVD、スライド等を必要に応じて随時使用する。 学 習 評 価 の 方 法 下記4点の学習成果について、「1」と「2」は「筆記試験 60 点/1回実施」」及び「課 題 20 点/10 回提出・各2点」によって評価する。 「1」 ・ 「2」の評価比率は等分である。 「3」 は「レポート 10 点/1回提出」」、また「4」は「模擬指導実践 10 点/1回実施」によって 評価する。なお、「4」は汎用的学習成果が核となる能力であり、倫理観や価値観の獲得を 基盤に表出される成果であることから、「①挨拶・②受講態度・③協働」の3項目に対する 点検を含めて評価し、私語や非協力的態度等の問題行動は、複数回の注意の後も改善が無い 場合、各授業回における当該事態1回につき5点を減ずる。 1.乳幼児の生活環境の変容と現代社会における健康問題を理解する。 2.乳幼児の発育・発達を理解し、各ステージに即した生活上の留意点と課題を把握する。 3.乳幼児の健康分野に関する有効なアプローチを理解する。 4.乳幼児の健康分野に関する実践的指導力を習得する。 注意事項 参考図書等: ・榎沢良彦・入江礼子編著・2006 年・「シードブック・保育内容健康」 ・健帛社 Ⅱ-95 授 1 回 業 回 数 別 教 育 ■オリエンテーション 1)授業内容について 2)授業方法について 3)単位認定について ■予習:「健康」の意味と意義 2 回 ■健康 1)健康(行動体力と防衛体力) 2)乳幼児期の健康のねらいと内容 ■予習:今日の子どもの抱える問題 復習:ワークシート①/講義内容における重要事項の復習 3 回 ■子どもの心とからだの異変とその対策について 1)今日の子どもの抱える問題と原因 2)将来、顕著となりそうな問題点 その1 ■予習:circadian rhythm 復習:ワークシート②/講義内容における重要事項の復習 4 回 ■子どもの心とからだの異変とその対策について 1)生活リズム 2)生活リズムの乱れによる弊害 その2 ■予習:食の変化 復習:ワークシート③/講義内容における重要事項の復習 5 回 ■子どもを取り巻く大人の問題と課題 1)運動・食事・睡眠の変化 2)保護者への働きかけ その1 ■予習:保護者の問題行動 復習:講ワークシート④/義内容における重要事項の復習 6 回 ■子どもを取り巻く大人の問題と課題 1)保護者の問題 2)保育者・指導者の問題 その2 ■予習:あそび・運動文化の変化 復習:ワークシート⑤/講義内容における重要事項の復習 7 回 ■現代生活と子どもの健康生活 1)環境や生活・あそび・運動文化の変化 2)マスコミからの情報収集・学習 ■予習:基本的生活習慣5項目 復習:ワークシート⑥/講義内容における重要事項の復習 8 回 ■基本的生活習慣の発達と生活観察 1)食事・睡眠・排泄・清潔・衣服の着脱 2)乳幼児の生活観察 ■予習:人見知り・同一化 復習:ワークシート⑦/講義内容における重要事項の復習 Ⅱ-96 内 容 授 9 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ■乳幼児期の心の発達 1)精神の発達 2)子どもの精神発達と養育者の精神状態との関係 ■予習:虐待の実態 復習:ワークシート⑧/講義内容における重要事項の復習 10 回 ■虐待 1)虐待の実態と児童養護施設の役割(VTR視聴/題名:Ichigo 白書) 2)被虐待児に対するケアと社会的なバックアップ体制 ■予習:乳幼児の病気 復習:レポート課題①/虐待について(VTR(Ichigo 白書)を通して得た学び) 11 回 ■乳幼児の保健 1)乳幼児期の病気とその予防 2)日常の健康管理と衛生面の指導 ■予習:摸擬指導準備①/寸劇・ペープサート・パネルシアター・紙芝居等 復習:ワークシート⑨/講義内容における重要事項の復習 12 回 ■安全管理と安全教育 1)事故防止と潜在危険 2)交通安全指導 ■予習:摸擬指導準備②/寸劇・ペープサート・パネルシアター・紙芝居等 復習:ワークシート⑩/講義内容における重要事項の復習 13 回 ■生き生きとした子どもたちを育てるために 1)命・育ち(教科書事例から) 2)子どもの姿(資料事例から) ■予習:摸擬指導準備③/寸劇・ペープサート・パネルシアター・紙芝居等 14 回 ■摸擬指導実践 1)発表(ペア・グループ) 2)代表者発表 ■復習:レポート課題②/テーマ:模擬指導実践を終えて 15 回 ■総括 1)心身共に健康な子どもとは(VTR視聴/題名:子ども輝け命⑤・裸で育て君らしく) 2)心身共に健康な子どもを育むための保育者の役割 ■復習:講義内容(教科書・ワークシート)の総復習 Ⅱ-97 平 科目名 成 人間関係(保育内容) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 尾崎 聡 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):e-mail [email protected] 教育目標と学生の学習成果 【教育目標】 幼稚園教育要領(文科省)および保育所保育指針(厚労省)の項目「人間関係」に準拠しな がら、子ども(特に乳児、幼児)に要求される 自立 と 他者への関心 及び大人(特に 親、保育者)に要求される 子どもへのかかわり方 について知る。その結果、受講者各自 が幼稚園、保育所を舞台として、ある時は戸惑いながら、ある時は感動を体験しながらかか わり合う子ども同士、大人と子ども、大人同士の人間関係について開眼していくことを目指 す。 なお厚労省「指定保育士養成施設の指定及び運営の基準について」の「教科目の教授内容」 を考慮して「保育の基本、保育の歴史、子どもの発達、保育の環境、保育の計画、保育の評 価」を内容として盛り込む 【学生の学習成果】 「専門的学習成果」 ①幼稚園教育要領および保育所保育指針の項目「人間関係」についての知識ができる。 ②子ども(特に乳児、幼児)に要求される 自立 と 他者への関心 及び大人(特に親、 保育者)に要求される 子どもへのかかわり方 という視点に気づくようになる。 「汎用的学習成果」(「人間関係力」 「態度・信念」) ①受講者各自が幼稚園、保育所を舞台として、ある時は戸惑いながら、ある時は感動を体験 しながら かかわり合う子供同士、大人と子ども、大人同士の人間関係 について開眼し、 保育者の態度・信念が身につく。 予習・復習 ・1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業内 において口頭または板書でポイントを示すので気をつけること。 ・予習・復習を行っているかどうかを確かめる方法としては、学期の中盤でノート提 出またはレポート提出を求める テキスト 特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) 授業のラインナップは厚労省「指定保育士養成施設の指定及び運営の基準について 「教科目の教授内容」」を考慮し、「保育の基本、保育の歴史、子どもの発達、保育 の環境、保育の計画、保育の評価」の順に構成する。 「研究」科目においては抽象概念ではなく具体的イメージで捉えていくことが大事な ので、毎回、教育環境の変化や子どもの世界がよく表現されている紙芝居・絵本・昔 話・映像など様々なメディアも利用する。メディアは見放しではほとんど意味がない が、逆に予習・復習を加えると奥深い教養が形成されるので、これを予習・復習の題 材として利用する。 方 法 Ⅱ-98 学 習 評 価 の 方 法 【評価方法】 児童文化に関する学習成果を期末試験および提出物によって証明してもらう ①学習効果の達成度の評価比率 「専門的学習成果」 幼稚園教育要領および保育所保育指針の項目「人間関係」に関する知識形成(25%)、また子 ども(特に乳児、幼児)に要求される 自立 と 他者への関心 及び大人(特に親、保育 者)に要求される 子どもへのかかわり方 という視点の発見(25%)。 「汎用的学習成果」(「人間関係力」 「態度・信念」) 受講者各自が幼稚園、保育所を舞台として、 かかわり合う子供同士、大人と子ども、大人 同士の人間関係 への開眼(25%)、また態度・信念形成(25%)。 ②点数配分 期末筆記試験(90%) 提出物(10%) 欠席回数×(−2)点 注意事項 保育の基本、保育の歴史、子どもの発達、保育の環境、保育の計画、保育の評価 Ⅱ-99 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 【ガイダンス】教育目標、教育方法、学習評価、半期の講義計画について予告する。 【保育の基本】「保育内容」における「人間関係」とは何か、その範囲、内容について説明 する。 【参考映像】 『ためしてガッテン(初めての登園)』(体験入園。友達とはじめて砂場で一緒 に 遊ぶ。ケンかをする。仲直りする。) 2 回 【保育の基本 園児の1日】園児の1日を想像してみる。現代生活において親子がコミュニ ケーションする時間は一日のうち、どのくらいあるだろうか? 【参考映像】 『ためしてガッテン 体験入園』 (7 時にパッチリと目が覚める?…自分でボタ ンをはめて着替えができる?…自分の名前と年齢を言える?…8 時に寝る?) 3 回 【保育の歴史 保育所の誕生】産業革命期のイギリスの工場町。両親は朝早くから夜遅くま で工場で働き、子供たちは放置されていた。ロバート・オーエンという工場長はこのよう な状況に心を痛め、託児施設の建設を思い立った。 【参考映像】原作エクトールマロ『ペリーヌ物語』1978 東宝東和(物語後半はオーエンの 影響がある。工場町に保育所など社会福祉施設を建設する物語) 4 回 【保育の歴史 幼稚園の誕生(フレーベル)】歴史的に見て、幼稚園の起源は保育所の起源 と少し異なる。ドイツやスイスでは早くから自然と文化が豊かな理想的な環境に園の立地 を求め、先端的な幼児教育の実験を目論んだ施設の建設が試みられていた。 【参考映像】 『アルプスの少女ハイジ』 (スイスの山奥とドイツの都会を舞台に繰り広げられ る子供たちの成長物語。幼稚園発祥の地、ドイツの教育事情、保育事情もうかがえる) 5 回 【子どもの発達 発達(人間科学の法則)と個性(子供の人生の不思議)】発達表を見なが ら、幼児の身体機能・精神機能の成長の標準と、発達表には入りきらない幼児の個性につ いて考察する。 【参考映像】 『ゲゲゲの鬼太郎』 (鬼太郎は伝説の早熟児であり、生まれてすぐに立って歩い た。弁慶も同様であった。早熟すぎるのも悲劇であり、人並みはありがたいことである) 6 回 【子どもの発達 0歳児の精神発達と人間関係 人生最初の幸福体験としての授乳を通じ て】 【参考映像】海外 TV ドラマ『ヤング・インディー・ジョーンズ −ウィーン編−』 (19 世 紀ウィーンを舞台にフロイト、ユング、アードラーが子どもの悩みに応えようと活躍する。 フロイトが母親の乳房を求める赤ちゃんの行動に幼児性欲を認め、ユング、アードラーも 愛の意味を語る)1994(米) 7 回 【子どもの活動 ビューラーによる遊びの分類 精神的・肉体的発達の場としての遊び】そ のⅠ ①受容遊び(鑑賞)と道徳性の芽生え、②構成遊び(図画・工作など造形・表現) 【参考映像】 『フランダースの犬』 8 回 【子どもの活動 ビューラーによる遊びの分類 精神的・肉体的発達の場としての遊び】そ のⅡ ③機能遊び(感覚と運動)、④想像・象徴遊び(ごっこ) 【参考映像】たのしい幼稚園『仮面ライダー』1978 毎日放送(愛・正義・勇気・科学を子 どもに訴えようとした企画だった) 、 『仮面ライダー竜騎』2002(バーチャルが生み出す世 界観は子供の精神にまで深く浸透してきた) Ⅱ-100 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 【子どもの活動 パーテンによる遊びの分類 社会的発達の場としての遊び】 ①「ぼーっ」としている ②ひとり遊び ③傍観者 ④平行遊び ⑤連合遊び ⑥協同遊び 【参考映像】 『スーパー戦隊もの(百獣戦隊ガオレンジャー)』2001(なぜ集団なだろうか? 様々な個性が集まって戦隊チームを作るが、個性集団ゆえ一人の突出した行動が全体を窮 地に陥れる。皆でフォローし合うことによって団結力が高まり、個々人の成長する姿を描 く。) 10 回 【保育の環境 親と子をめぐる環境の変化(親と子の今昔)】時代や地域によって実に様々 な生育環境がある。 【参考映像】 監督宮崎駿『となりのトトロ』1988 年 東宝 11 回 【保育の課題 理論と実例① 影の理論・模倣理論と子どもの内面】今、「戦いごっこ」の 是非が盛んに議論されている。 「戦いごっこは人間の残虐性をかなり刺激しながら脳にプ リンティングしている」 「暴れる怪獣は心の影の暴走だ。成長過程でプログラムが暴走す る危険性がある」…こうした不気味な説を採る学者や現場の人もいれば、「戦いごっこは 避けられない。むしろ経験を通じて叩いちゃダメな場所や場面を学習する。子どもは模倣 によって学ぶのだ。」こんな楽観説を採る人もいる。 【参考映像】TV『ウルトラマンコスモス 』2001 TBS 12 回 【保育の課題 理論と実例② ピアジェのシンボル理論とアニミズムを考える】子どもはシ ンボルによって知能を発達させ、思考し、コミュニケーションする。まるで魔法使いのよ うである。 【参考映像】 『ハウルの動く城』(魔法と科学が見事に共存する世界=子どもの空想理論) 13 回 【保育の課題 理論と実例③ 続・ピアジェのシンボル理論とアニミズムを考える】子ども はシンボルによって知能を発達させ、思考し、コミュニケーションする。まるで魔法使い のようである。 【参考映像】 『遊戯王』 (カードから立ち現れる精霊の姿が見える子どもたち) 『機関車ト ーマス』(心をもった蒸気機関車たち) 14 回 【保育の計画 家族の人間関係】一日のうち、一週間のうちでも子供たちは色々な表情を見 せ、ぐんぐん成長していく。例えば朝、登園の時、グズグズして何だか朝から調子の狂っ ている日があれば、珍しく門のところで「僕ひとりで行けるよ」と言って張り切っている 日もある。 【参考映像:昔と今の社会環境・家庭環境から】 『クレヨンしんちゃん・オトナ帝国の逆襲』 (高度成長期に少年・少女時代をすごした親たちが核家族を形成していく物語。おじいち ゃん・おばあちゃん世代は子育て期に高度成長に遭遇した。) 15 回 【保育の評価 保護者との人間関係 面談と連絡帳】 現在では『指針』の内容にも「保護者への対応」が入っている。しかしながら、面談の際 のコメント、連絡帳の記述内容をめぐって保護者と保育者のトラブルは絶えない。保護者 に応対する際の話し方、書き方には作法があり、その根本は昔も今も変わらない。話すこ と、書くことは人の心、心の機微に触れることである。 Ⅱ-101 平 科目名 環境(保育内容) 成 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 2 画 担当教員 山口 雪子 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): [email protected], OH:在室中随時 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 21 世紀を生きるこども達が日本国民としてだけでなく、地球市民として持続可能な社会を 構築・維持する人となるように育み導く保育者となることを目指す。 学生の学習成果: ・ 専門的学習成果: 以下の点を意識した保育活動・環境作りを具体的に計画・実践する 力をつける。 ① こどもが安心・安全に活動するための留意 ② こどもの心身発達に沿ったねらいを考慮した活動内容 ③ 身近な地域・自然に対する興味・愛着を育む活動内容 ・ 汎用的学習成果: こどもの手本となる保育者を目指していることを自覚すると共に、 持続可能な社会を構築・維持する地球市民の一人であることを認識した行動・態度がで きるようになる。 予習・復習 ・ 予習: 各授業内容について、こども・保育者それぞれの視点を事前にイメージし てくる。 ・ 復習: 自らが保育現場で実践することを意識して、授業内容について実践する際 の準備・環境整備、運営にあたっての留意・工夫を考え、整理しまとめる。 テキスト ・ 田尻由美子・無藤隆 編、 2006 年、保育内容 子どもと環境 ―基礎と実践事例―、 同文書院 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 基礎的知識・演習内容に関する解説・講義を行いながら、体験的学びを重視した授 業を実施する。 ・ 体験的学びでは、保育現場で活かせる活動事例をこども・保育者の視点で試すこと により感じたことを保育現場で自分自身がどのように実践するか考えていく。 方 法 学 習 評 価 の 方 法 課題 30 点(2 点×15 回) 、学期末試験 70 点、合計 100 点満点で評価する。 課題は、毎回授業終了時に実施・提出を求める。当日の授業内容理解を測るとともに前回 授業に関する復習状況についても推測し、0∼2 点の幅で評価する。 学期末試験は全 15 回授業内容を問うとともに、保育現場で実践することを意識した計画 力・運営力がついたかを測り、70 点満点で採点する。 但し、受講態度などに著しい問題があり度重なる指導にも関わらず改善が認められない場 合は保育者としての行動・態度に問題があると判断し総合評価から適宜点数を減ずる。 注意事項 参考図書 中村伸子著、行事別のアイデアシリーズ6いきいきわくわく園外保育、2005、フレベール館 塩美佐枝・新澤誠治・佐々木実緒子 編、2001 年、保育環境プランニングブック 1 0・1・ 2 歳児の保育環境、チャイルド本社 塩美佐枝・新澤誠治・小林研介 編、2001 年、保育環境プランニングブック 2 3・4・5 歳 児の保育環境、チャイルド本社 Ⅱ-102 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 科目、授業内容・単位認定方法説明、「環境」の定義 学習のポイント: ① 授業目的、概要について理解する ② 環境の基礎的認識を得ると共に子ども・保育活動における環境について理解する ③ 予習と復習: 上記学習ポイントについて復習し、次回授業内容についてこども・保 育者それぞれの視点について考えてくる。 2 回 〈演習活動①〉身近な自然を楽しむ 学習のポイント: 園庭、公園など保育活動を行う身近な場所での自然遊びを体験、学ぶ 予習と復習: 授業で体験した以外の身近な自然・地域を活かした活動について調べ考えるこ とを復習とする。こどもが野外で安全に活動するためにどのような配慮が必要か考えることを 予習とする。 3 回 〈演習活動②〉「春のお散歩マップ」を作る 学習のポイント: 自然・季節への感性を磨くと共に、散歩ルートの立案を通して保育者と して必要な活動にあたっての準備や留意について考察する 予習と復習: 学習のポイントを意識しながら自分の地域で行う場合を想定した考察を行う ことを復習とする。身近な地域・自然が与えるこどもの発達への効果について考えてくるこ とを予習とする。 4 回 「保育活動における「自然・季節」の役割と留意 学習のポイント: 子どもの健やかな心身発達への自然体験の有効性と、活動に取り入れる 際の留意について理解する 予習と復習: 学習のポイントについて理解を深めることを復習とする。次回授業テーマに ついてこども・保育者それぞれの視点をイメージしてくる。 5 回 〈演習活動③〉科学遊び実践Ⅰ 音遊び 学習のポイント: 科学遊びの事例として、音遊びを体験し、保育活動に取り入れる際の準 備・留意について考察する 予習と復習: 授業で体験した音遊び以外の活動について調べ考えることを復習とする。次 回授業テーマについてこども・保育者それぞれの視点を考えてくる。 6 回 〈演習活動④〉科学遊び実践Ⅱ シャボン玉遊び 学習のポイント: シャボン玉遊びの体験を通して、シャボン液の作り方など事前準備につ いて学ぶと共に活動中の留意について考察する 予習と復習: シャボン液を使った他の活動について調べ考えることを復習とする。次回テ ーマについてこども・保育者それぞれの視点をイメージしてくる。 7 回 〈演習活動⑤〉科学遊び実践Ⅲ 色水手品 学習のポイント: 色水手品の体験を通して、植物からの色水作り・遊びの基本を理解する、 また事前準備だけでなく活動中の留意について考察する 予習と復習: 身の回りの植物や素材を使った色水遊びについて調べ考えることを復習とす る。次回授業内容についてこども・保育者それぞれの視点について考えてくる。 8 回 〈演習活動⑥〉科学遊び実践Ⅳ スライム遊び 学習のポイント: スライム遊びの体験を通して、スライムの作成方法など事前準備につい て学ぶと共に活動中の留意について考察する 予習と復習: スライム作成に必要な材料の入手・準備方法について復習する。こどもが活 動する際の危険について考えてくることを予習とする。 Ⅱ-103 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 保育活動における「科学遊び」の役割と留意 学習のポイント: 科学遊びが子どもの発達にもたらす効果について理解すると共に、保育 者として安全に、より効果的に実施するための方法を学ぶ 予習と復習: 科学遊びを実践する際の安全確保のための準備について具体的に考え、まと めることを復習とする。次回テーマについてこども・保育者の視点をイメージしてくること を予習とする。 10 回 〈演習活動⑦〉室内ゲームの実践Ⅰ アイスブレイク 学習のポイント: 緊張を解きほぐし、コミュニケーションや活動への意欲を促すために行 われるアイスブレイクについて体験を通して学ぶ 予習と復習: 授業で体験した以外のアイスブレイクについて調べてみる。次回内容につい てこども・保育者それぞれの視点について考えてくることを予習とする。 11 回 〈演習活動⑧〉室内ゲームⅡ 作って遊ぶ「紙飛行機」 学習のポイント: 自らが作成した遊具を使うゲームの体験を通して、子どもへの効果、活 動の目的や構成・留意について考察する 予習と復習: 身近な素材を使った制作遊びについて調べてみることを復習とする。次回テ ーマについてこども・保育者それぞれの視点を考えてみる。 12 回 〈演習活動⑨〉室内ゲームⅢ 仲間と協力して遊ぶ 学習のポイント: グループ対抗のゲームを通して、子どもへの効果、活動の目的や構成・ 留意について考察する 予習と復習: 異年齢で行うことを配慮したグループゲームについて調べてみることを復習 とする。次回内容についてこども・保育者の視点をイメージしてくる。 13 回 〈演習活動⑩〉室内ゲームⅣ 生き物・自然のしくみを感じる遊び 学習のポイント: 人間以外の生物や自然界について幼児期から興味・関心を持つように支 援するねらいを持った遊びを体験し、幼児の環境教育について考察する 予習と復習: 遊びの中に含まれた環境教育・科学教育的要素について振り返ることを復習 とする。体験してきた室内ゲームについて年齢にあわせた配慮・工夫を考えることを予習と する。 14 回 保育活動における「ゲーム」の役割と留意 学習のポイント: 子どもの健やかな心身発達への効果を理解すると共に、年齢に応じたゲ ームの選定や活動に際しての事前準備や留意について学ぶ 予習と復習: 自らが保育者として実践する室内活動について具体的計画を立案することを 復習とする。活動の留意としてこどもが冒しそうな危険について考えることを予習とする。 15 回 安全・安心な環境を構成するための基礎と留意 学習のポイント: 保育活動に潜む危険について考える活動を通して、より安全に安心な保 育活動・環境作りについて学ぶ 予習と復習: 危険予知トレーニングの基本的考え・やり方について復習し、活動計画立案 に活かす。期末試験への予習としてこれまでの授業内容についてノート・プリントなどを見 直す。 Ⅱ-104 平 科目名 成 言葉(保育内容) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 浦上 博文 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) :B404授業終了後、e-mail:[email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標:本講義では、幼児の成長及び発達に関する精深な理解を基礎とした実践的指導力 のある保育者を養成することを目指し、以下の4点を教育目標とする。 ① 領域「言葉」の内容、言葉の役割、乳幼児の言葉の発達・その過程における特徴や諸 問題を理解する。 ② 幼児に対する、適切な言葉の援助のしかたを理解する。 教 授業の進め方 ③ 絵本の読み聞かせ・紙芝居・言葉遊びの仕方を身に付ける。 ④ 保育者としてふさわしい話し方を身に付ける。 学生の学習成果:専門的学習成果として、教育目標に掲げる4点に関する知識及び技能を修 得する。また、汎用的学習成果として、態度(社会人としてのマナー・学習態度など)及び 信念(保育者になろうとする信念・継続的に努力する姿勢など)、論理的思考力を涵養する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 目標①・②について ・テキストに沿って講義をする(レジュメ・補助プリント配付)。 ・言葉遊び・児童文化財を通しての援助については、実物・実演等によって説明する。 目標③について ・受講者全員が、絵本の読み聞かせ・紙芝居・言葉遊びの実習を行う。 育 法 予習復習 方 目標④について ・受講者全員が保育者としてふさわしい話し方の実習を行う。 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に、「授業回数別教育内容」に記された復習を求める(「復習カード」提 出)。 テキスト 岡田明編『新訂子どもと言葉』萌文書林、2008 年。 以下の5点の学習成果について、その獲得度合を量的に評価し、おおよその配点を「①: 学 習 評 価 の 方 法 ②:③:④:⑤=30:20:25:10:15」とする。 ① 領域「言葉」の内容、言葉の役割、乳幼児の言葉の発達・その過程における特徴や諸 問題を理解する。 ② 幼児に対する、適切な言葉の援助のしかたを理解する。 ③ 絵本の読み聞かせ・紙芝居・言葉遊びの仕方を身に付ける。 ④ 保育者としてふさわしい話し方を身に付ける。 ⑤ 論理的思考力を身に付ける。 なお、評価は、授業での課題、学期末試験、復習カードの結果を総合して実施する。 態度・信念の評価は全授業を通して行い、担当教員の指導に従わず、社会人としてのマ ナー・学習態度、保育者になろうとする信念・継続的に努力する姿勢などが改善されない 注意事項 場合、評価点より減ずる(1件1点)。論理的思考力の評価は、復習カードにより行う。 参考図書等 ・岡本夏木『子どもとことば』岩波新書、2003 年。 ・川和孝『日本語の発声レッスン 改訂新版・一般編』新水社、2002 年 Ⅱ-105 授 ① 1 回 業 オリエンテーション 回 数 別 教 育 内 容 ② 「保育者としての言葉」の在り方を述べる。 の実習要領を解説し、「話し方」ガイダンスを行う。順番を決める。 ④ ③ 「話し方」 言葉遊びのグル ープ分けをし、担当する遊びを決める。 予習:シラバスを通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ① 「人間生活における言葉の役割」を解説する。 2 回 ② 幼稚園教育要領「言葉」(文部省、 平成20年3月28日告示)、保育所保育指針「言葉」(厚生省、平成20年3月28日告示)を紹介 する。 予習:テキストの該当箇所(p2∼9、p38∼52・p149∼152)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ① 「乳幼児の言葉の発達とその過程における特徴」について解説する。その一回目である。 3 回 誕生から1歳前後までの言葉の発達と、この時期の特徴を述べる。 ②「言葉遊び」の実習 (1) ③「話し方」の実習(1)(授業のはじめに行う。以下同様) 予習:テキストの該当箇所(p11∼14)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ① 「乳幼児の言葉の発達とその過程における特徴」について解説する。その二回目である。 4 回 1歳半から3歳のころまでの言葉の発達と、この時期の特徴を述べる。 実習(2) ②「言葉遊び」の ③「話し方」の実習(2) 予習:テキストの該当箇所(p14∼19)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ① 「乳幼児の言葉の発達とその過程における特徴」について解説する。その三回目である。 5 回 4歳以降の言葉の発達と、この時期の特徴を述べる。 ②「言葉遊び」の実習(3) ③「話 し方」の実習(3) 予習:テキストの該当箇所(p19∼23)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ①「言語障害」の内容と、そのような障害をもつ幼児に対する対処のしかた・指導について 6 回 解説する。 ②「言葉遊び」の実習(4) ③「話し方」の実習(4) 予習:テキストの該当箇所(p28∼36)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ①「言葉の発達を促す諸条件」について、人とのかかわり・子どもの生活・遊びなどの側面 7 回 から解説する。 ②「言葉遊び」の実習(5) ③「話し方」の実習(5) 予習:テキストの該当箇所(p23∼27 p53∼60)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ①幼児の言葉を育むために必要な「保育者の援助」を解説する。一回目は、「言葉かけ」に 8 回 ついて述べる。 ②「言葉遊び」の実習(6) ③「話し方」の実習(6) 予習:テキストの該当箇所(p68∼103)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 Ⅱ-106 授 業 回 数 別 教 育 内 容 ①幼児の言葉を育むために必要な「保育者の援助」の実際(絵本の読み聞かせ)について学 9 回 習する。 ②「話し方」の実習(7) 予習:テキストの該当箇所(p107∼111)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ①幼児の言葉を育むために必要な「保育者の援助」の実際(紙芝居など)について学習する。 10 回 ②「話し方」の実習(8) 予習:テキストの該当箇所(p111∼122)を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ①幼児の言葉を育むために必要な「保育者の援助」の実習(絵本の読み聞かせと紙芝居)を 11 回 行う。(その1) 予習:各自が選んだ絵本あるいは紙芝居の練習をする。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ①幼児の言葉を育むために必要な「保育者の援助」の実習(絵本の読み聞かせと紙芝居)を 12 回 行う。(その2) 予習:各自が選んだ絵本あるいは紙芝居の練習をする。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ①言葉の指導上生じる諸問題を取り上げ、その対処のしかたを解説する。一回目は、話をし 13 回 ない、話を聞かない子どもへの指導について述べる。 ②「言葉遊び」の実習(7) 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する ①言葉の指導上生じる諸問題を取り上げ、その対処のしかたを解説する。二回目は、方言・ 14 回 共通語の扱い方、文字指導などについて述べる。 ②「言葉遊び」の実習(8) 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ①幼児の言語を育むという点から、保育者を目指す自己の課題を考察する。 15 回 ②期末試験について 予習:第7・8・13・14回を中心にして、これまでの授業内容を振り返る。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 Ⅱ-107 平 科目名 成 22 表現Ⅰ(A)(保育内容) 年 授業回数 度 教 15 単位数 育 計 1 画 担当教員 藤井 真理 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] OH:土曜日 9:10∼10:40 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 下記3点を機軸に、表現の核となる精神的開放の意義を理解し、自由で率直な幼児の表現 世界を損なうことなく、豊かな表現力を educate し得る指導法を習得すると共に、思いやり や共感等の相互連関を生み出すことのできる実践的指導力と保育者としての資質を培う。 1 身体的表現活動の基礎技能やバリエーション動作の習得 2 幼児の発育・発達段階に即した動きの dynamics に対する理解 3 幼児の身体表現における readiness に働きかける指導法と作品構成力の習得 学生の学習成果: ・専門的学習成果として、上記の教育目標を達成すると同時に、幼児の主体的な活動を促し、 子ども相互の関係づくりや集団活動を効果あるものにする指導力を身につける。 ・汎用的学習成果として、社会の一員として求められる倫理観や価値観を獲得し、他者との 多様な活動を通して、豊かなコミュニケーション能力(人間関係力)を養う。 授業の進め方 教 方 法 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ・作品の振り移しを通してリズム感や表現力のスキルアップを目指すと同時に、ソロ・ ユニゾン等の形態で発表し、パフォーマンスについて学生相互でモニターを行う。 ・CDやカセットテープ、ピアノ、打楽器等の多彩な音楽提示法を用いることにより、 音刺激からもたらされるイメージを広げ、保育現場における指導力の向上を図る。 ・クラスや学年全体で発表(鑑賞)する機会を設けることにより、表現力を強化する。 ・予習:毎時間、提示した内容について十分な予習を行うこと。 ・復習:毎時間、学習した内容について十分な復習を行うこと。 *双方について、実技テストや課題提出等によって遂行レベルを確認する。 テキスト 1.テキストは使用せず、講義内容に即して作成したプリントを使用して、毎時間の 授業を進める。 2.補助教材として、VTRやDVD等を必要に応じて随時使用する。 学 習 評 価 の 方 法 下記5点の学習成果について、「実技試験 60 点/3回実施・各 20 点」・「課題 20 点/10 回提出・各2点」 ・ 「レポート 20 点/2回提出・各 10 点」によって評価する。評価比率は等 分である。なお、「5」は汎用的学習成果が核となる能力であり、倫理観や価値観、コミュ ニケーション能力の獲得を基盤に表出される成果であることから、「①挨拶・②受講態度・ ③協働」の3項目に対する点検を含めて評価し、私語や非協力的態度等の問題行動は、複数 回注意して改善が無い場合、各授業回における当該事態1回につき5点を減ずる。 1.身体的表現活動の基礎技能やバリエーション動作を習得する。 2.幼児の発育・発達段階に即した動きの dynamics を理解する。 3.幼児の身体表現における readiness に働きかける指導法を習得する。 4.保育現場における身体表現活動の作品構成力を習得する。 5.保育現場における身体表現活動の実践的指導力を習得する。 注意事項 参考図書等: ・前橋明編著、馬場桂一郎他著・1995 年・ 「パパママあそぼうよ・チビッ子の運動あそび」・ 西日本法規出版 Ⅱ-108 授 1 回 業 回 数 別 教 育 ■オリエンテーション 1)シラバスの説明 ①教育目標・学習成果 ②教育方法 2)動きのバリエーション・振り移し時の隊形調整 内 容 ③学習評価の方法 ■予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) 2 回 ■動きの探求(Movement exploration) その1 1)姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊 2)作品振り移し:『サンサン体操』 ■復習:『サンサン体操』の復習・表現ノートへの記録 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) 3 回 ■動きの探求(Movement exploration) その2 1)基本運動スキル(Fundamental movement skill)・歩行・跳躍・回転 2)作品振り移し:『サンサン体操』 ・『アンパンマン体操』 ■復習:『アンパンマン体操』の復習・表現ノートへの記録 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) 4 回 ■動きの探求(Movement exploration) その3 1)身体認知と空間認知(Body awareness and Spatial awareness) 2)作品振り移し:『アンパンマン体操』・『手話歌表現・ともだちになるために』 ■復習:『手話歌表現・ともだちになるために』の復習・表現ノートへの記録 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) 5 回 ■動きの探求(Movement exploration) その4 1)保育現場における手話歌表現の指導と実際 2)作品振り移し:『手話歌表現・ともだちになるために』 ・『さんぽ』 ■復習:『さんぽ』の復習・表現ノートへの記録 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) 6 回 ■動きの探求(Movement exploration) その5 1)実技試験:『サンサン体操』・『アンパンマン体操』 2)作品振り移し:『さんぽ』・『手話歌表現・友達はいいもんだ』 ■復習:『手話歌表現・友達はいいもんだ』の復習・表現ノートへの記録 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) 7 回 ■動きの探求(Movement exploration) その6 1)バリエーション隊形における運動の組み合わせ 2)作品振り移し:『手話歌表現・友達はいいもんだ』・『勇気 100%』 ■復習:『勇気 100%』の復習・表現ノートへの記録 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) 8 回 ■動きの探求(Movement exploration) その7 1)操作運動・手具(布・リボン・鳴り物等)の用い方と展開 2)作品振り移し:『勇気 100%』・『パラバルーン・となりのトトロ』 ■復習:『パラバルーン・となりのトトロ』の復習・表現ノートへの記録 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) Ⅱ-109 授 9 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ■動きの探求(Movement exploration) その8 1)実技試験:『手話歌表現・ともだちになるために』 2)作品振り移し:『エビカニクス』 ・『手話歌表現・BELIEVE』 ■復習:『エビカニクス』の復習・表現ノートへの記録 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) 10 回 11 回 12 回 13 回 ■動きの探求(Movement exploration) その9 1)イメージからのアプローチ 2)隊形・構成の実際:『エビカニクス』を題材にして 3)作品振り移し:『手話歌表現・はじめの一歩』 ■復習:『エビカニクス』における隊形・構成の復習 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) ■動きの探求(Movement exploration) その 10 1)即興(Improvisation) 2)創作活動①:『エビカニクス』 3)作品振り移し:『手話歌表現・ぼくたちのうた』 ■復習:『エビカニクス』創作活動内容の復習 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) ■動きの探求(Movement exploration) その 11 1)ユニゾンによる創作作品の構成 2)創作活動②:『エビカニクス』 3)作品振り移し:『手話歌表現・きみとぼくのラララ』 ■復習:『エビカニクス』創作活動内容の復習 予習:身体づくりのためのトレーニング(姿勢・筋力・柔軟性・バランス・緊張と解緊) ■動きの探求(Movement exploration) その 12 1)動き・構成・隊形に対するフィードバック(VTR撮影) 2)創作活動③:『エビカニクス』 3)作品振り移し:『手話歌表現・おかあさん』 ■復習:『エビカニクス』創作活動 予習:生活発表会における作品制作について 14 回 ■『エビカニクス』発表 1)創作作品発表(VTR撮影) 2)作品鑑賞と相互評価 ■復習:『エビカニクス』創作活動・発表の振り返り 予習:生活発表会における作品制作について 15 回 ■総括 1)作品鑑賞(VTR)及び講評 2)まとめ(学習のポイント) ・身体表現では「目線」が表情のポイントであり、パフォーマンスを左右する(目線) ・動作が雨だれ調子にならないように、緩急を意識してまとめる(動作の緩急) ・動作を際立たせるために、「高低」に変化を持たせて展開する(高低の変化) ・幼児が「無理なく変化できるような構成」に留意して作品全体を構成する(構成) ・観る側にどのように「伝達」されているのかを客観的な視点で評価する(伝達力) 3)後期に向けて(『オペレッタ制作・発表活動』について説明) Ⅱ-110 平 科目名 成 22 表現Ⅰ(B)(保育内容) 年 授業回数 度 教 15 単位数 育 計 1 画 担当教員 藤井 真理 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):[email protected] OH:土曜日 9:10∼10:40 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 下記3点を機軸に、幼児の身体表現における readiness に対して効果的に働きかける基礎 技能を学び、現場での活動を想定した模擬指導や生活発表会を想定した制作・発表を通して、 動きの潜在能力を educate することのできる実践的指導力と保育者としての資質を培う。 1 幼児の動きの幅や音感、リズム感のスケールの把握 2 手あそび・歌あそびの基本パターンを軸にした新奇的表現の展開と dynamics の構成 3 オペレッタ制作における「『表現―理解』関係の構造」に対する理解 学生の学習成果: ・専門的学習成果として、上記の教育目標を達成すると同時に、幼児の主体的な活動を促し、 子ども相互の関係づくりや集団活動を効果あるものにする指導力を身につける。 ・汎用的学習成果として、社会の一員として求められる倫理観や価値観を獲得し、他者との 多様な活動を通して、豊かなコミュニケーション能力(人間関係力)を養う。 授業の進め方 教 方 法 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ・指導力を強化するため、毎時間「手あそび・歌あそび」や「リズム運動」、 「手話歌」 等の模擬指導を実施し、学生相互でモニターを行う。 ・音刺激による動きの多様化を具体的に考察するため、生のピアノ演奏を用いる。 ・VTRを使用して自らの表現力(情報伝達能力)を客観的に認識すると共に、修正 の手掛かりを探り、各々の学習過程におけるフィードバック効果をねらう。 ・予習:毎時間、提示した内容について十分な予習を行うこと。 ・復習:毎時間、学習した内容について十分な復習を行うこと。 *双方について、実技テストや課題提出等によって遂行レベルを確認する。 テキスト 1.テキストは使用せず、講義内容に即して作成したプリントを使用して、毎時間の 授業を進める。 2.補助教材として、VTRやDVD等を必要に応じて随時使用する。 学 習 評 価 の 方 法 下記5点の学習成果について、「実技試験 60 点/3回実施・各 20 点」・「課題 20 点/10 回提出・各2点」 ・ 「レポート 20 点/2回提出・各 10 点」の点数配分によって評価する。な お、「5」は汎用的学習成果が核となる能力であり、倫理観や価値観、コミュニケーション 能力の獲得を基盤に表出される成果であることから、「①挨拶・②受講態度・③協働」の3 項目に対する点検を含めて評価し、私語や非協力的態度等の問題行動は、複数回注意して改 善が無い場合、各授業回における当該事態1回につき5点を減ずる。 1.幼児の動きの幅や音感、リズム感のスケールを把握する。 2.手あそび・歌あそびの基本パターンを習得し、新奇的表現・dynamics を構成・展開する。 3.新奇的表現を展開し、動きの dynamics を構成する。 4.「『表現―理解』関係の構造」を理解する。 5.身体表現活動の実践的指導力を習得する。 注意事項 参考図書等: ・前橋明編著、馬場桂一郎他著・1995 年・ 「パパママあそぼうよ・チビッ子の運動あそび」・ 西日本法規出版 Ⅱ-111 授 1 回 業 回 数 別 ■オリエンテーション 1)シラバスの説明 ①教育目標・学習成果 2)オペッレッタ制作チームのグルーピング 教 育 ②教育方法 内 容 ③学習評価の方法 ■予習:オペレッタ作品に関する紹介文書作成 2 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)オペレッタ作品の紹介・脚本の読み回し 2)手あそび・歌あそびの使われ方 その1 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの脚本のセレクト理由書作成 3 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)キャスト決め・台詞合わせ・伴奏音楽 2)手あそび・歌あそびを通して伝えられること その2 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの台詞練習・イメージの想起 4 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション その3 1)台詞合わせ・感情移入 2)手あそび・歌あそびにおけるリトミック(歌いつつ動く・動きつつ歌う)の重要性 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの登場人物の心理把握・身体的表現方法の探究 5 回 ■『オペレッタ』制作活動 『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)身体的表現系への移行 2)模範のやり方と目線 その4 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの動きの厳選・空間構成の確認 6 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)間 2)空間の使い方と座り方 その5 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの伴奏音楽に対するセレクト・音声表現に対するフィードバック 7 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)伴奏音楽と歌 2)声のトーンと変化の意味 その6 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの挿入ダンスのイメージ想起・歌い込み 8 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)ダンス挿入と全体のバランス 2)身体全体で話をすること その7 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの台詞と動きのフィードバック・空間構成の確認 Ⅱ-112 授 9 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)通し稽古①(VTR撮影によるフィードバック) 2)古くから伝わる手あそび・歌あそび その8 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの台詞練習・時間の使い方と間合いの確認 10 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)通し稽古②(VTR撮影によるフィードバック) 2)お話を聞いてくれないのは何故? その9 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの動き・空間の使い方と間合いの確認 11 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)通し稽古③(VTR撮影によるフィードバック) 2)イントロダクションの重要性 その 10 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの台詞・動き・音の確認・大道具の出し入れのタイミングの確認 12 回 ■『オペレッタ』制作活動・『手あそび・歌あそび』シミュレーション 1)音と台詞・動きのタイミング 2)大道具の出し入れのタイミングと流れの調整 その 11 ■復習:『本日の手あそび・歌あそび』の振り返り・表現ノートへの記録 予習:オペレッタの発表に向けた個人及びグループ練習・多角的且つ総合的な確認作業 13 回 ■全クラス合同オペレッタ発表・前半 1)創作作品発表(VTR撮影) 2)作品鑑賞と相互評価 ■復習:オペレッタ制作活動・発表の振り返り 予習:感想と評価の違いについて 14 回 ■全クラス合同オペレッタ発表・後半 1)創作作品発表(VTR撮影) 2)作品鑑賞と相互評価 ■復習:オペレッタ制作活動・発表の振り返り 予習:感想と評価の違いについて ■総括 1)作品鑑賞(VTR視聴)・まとめ(学習のポイント) 2)大道具・小道具解体作業 15 回 ■復習:手あそび・歌あそびのシミュレーション・オペレッタ制作活動・発表に対する総括 *身体的表現能力(出力の実際)のポイント ●声 :大きさ・テンポ・リズム・間・抑揚 ●表情:目線・顔の向き・口元・身体全体・手先指先 ●題材:季節感・年齢・発育発達段階・TPO・人数 Ⅱ-113 平 科目名 成 22 表現Ⅱ(A)(保育内容) 年 度 授業回数 質問受付:E 棟 105 研究室9:00∼17:00 教 15 育 計 単位数 1 画 担当教員 福井 晴子 e-mail: [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育者として、幼児の造形表現活動の場で適切な指導と援助ができるための知識と基礎技 能の習得を目指す。 1.幼児の発達段階に応じて多様な造形表現があることを理解する。 2.造形素材・用具についての基礎知識と扱い方を知り、体験的にそれぞれの素材と技法の 特徴,幼児が扱うときの諸注意を知る。 3.幼児の造形活動に適切な環境を設定し、支援する能力を身につける。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる3項目を習得する。 また、汎用的学習成果として、①保育者としての態度・信念の形成に自助努力し②幼児を 指導する適正な価値・判断の基準をもち、明確に意見表明ができる力を育成する。 授業の進め方 教 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ①演習に入る前に課題の保育における位置づけ、留意事項等を説明する。 ②課題の演習を通じて、体験的に学ぶ。 ③準備と片付けまでを含めて授業内容として扱う。 ④課題を通して学んだことを文章・イラスト・写真等で記録する。 ⑤課題ごとに自己評価を行い反省と課題を記す。 テキスト 『絵画・製作・造形あそび指導百科』東山明/著,ひかりのくに 『折り紙遊び』福井晴子/編集(貸与) ・ 法 予習 復習 方 ・ 課題の達成速度は個人差があるので、十分に課題を租借し技術を獲得するための 演習を必要に応じて時間外にも行うことを求める。 学習評価の方法 以下の6つの学習成果についてその度合いを作品・記録・その他の提出物によって 100 点満 点をおおむね1:2:1:1:1:1の比重で評価する。ただし、授業態度に問題があった 時は状況に応じて、欠席は1回につき5点・遅刻・早退は各1回につき2点減点する。 ①幼児の多様な造形表現を知り、課題として取り上げる原則的な方法を体験する。 ②造形素材・用具についての基礎知識と扱い方、それぞれの素材と技法の特徴,幼児が扱う ときの諸注意を知る。 ③幼児の造形活動に適切な環境を設定し、支援するための知識を習得する。 ④授業内容について保育者を目指す視点で記録し、適切な評価と自己課題を確認できる。 ⑤視覚情報に対して保育者として価値・判断基準をもち意見表明ができる。 ⑥造形的な応用、工夫を志向する。 注意事項 参考図書:『絵画あそび 技法百科』富山典子・岩本克子/共著,ひかりのくに Ⅱ-114 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 容 〈オリエンテーション〉 ・ 幼児教育における造形表現の位置づけについて ・ 授業の進め方および評価について ・ 受講の注意・記録資料の作り方について スケッチブック pp.0-3 〈幼児の造形活動の意味・環境作りについて〉 ・ 課題1「保育者が行う環境作り」pp.4-5 ・ 課題2「エプロン作り」pp.6-7 テキスト7 スケッチブック,はさみ,両面テープまたは糊,筆記用具(プリント,ポスカセット、エプ ロン用不織布,接着剤) 3 回 4 回 5 回 〈幼児の育ちと造形表現〉ビデオ使用 テキスト 30、147・ 課題3「幼児の育ちと造形表現のまとめ」提出→p.8 〈ポスカで描く〉 ・ 課題4「不織布エプロンに描く」 スケッチブック,テキスト,筆記用具,ポスカセット,アクリル絵の具,カメラ (プリント) 〈幼児のための描画材について〉 ・ 課題5「描画材について」p.9 〈クレヨン遊び〉 ・ 課題6「フロッタージュ(こすりだし)」p.10 テキスト 40 ・ 課題7「水彩絵の具と合わせて」p.11 テキスト 16 〈フィンガーペインティング〉 ・ 課題8「指絵の具作り」p.12 ・ 課題9「描いてみよう」p.13 ・ 課題 10「デカルコマニー」p.14 テキスト 14-19 テキスト 12 テキスト 41 6 回 〈スタンピング〉 ・ 課題 11「野菜を使って」p.16 ・ 課題 12「身のまわりのもので」p.17 テキスト 52 7 回 〈版画・プリント遊び〉 ・ 課題 13「ローラー・ステンシル版画」pp.18-19 ・ 課題 14「スチレン版画」原版と版画を pp.20-21 テキスト 54 Ⅱ-115 記録用 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 〈素材としての紙〉 ・ 課題 15「紙について」p.22 ・ 課題 16「紙等見本作り」p.23 ・ 課題 17「紙の立体化」p.24 先輩の作品を鑑賞 9 回 〈紙の立体化〉 テキスト(参照)120 ・ 課題 18「オペレッタ招待カード」 グループで案作成 ・ 課題 19「オペレッタ大道具・小道具・変身道具」の計画書作成・提出(提出→p.30) 10 回 11 回 12 回 13 回 ・ 課題 18「オペレッタ招待カード作成」 (オペレッタメンバー数+1)部 (提出→p.25) ・ 課題 19「オペレッタ大道具・小道具・変身道具①」製作 pp.26-29 テキスト(参照)124、133 (記録写真を撮ること) ・ 課題 19「オペレッタ大道具・小道具・変身道具②」 (記録写真を撮ること) 〈イメージの広がる折り紙〉 ・ 課題 20「伝承折り紙」pp.30-33 ※パクパク人形紹介と材料準備の説明 14 回 〈切り紙〉 ・ 課題 21「切り紙遊び」pp.34-35 ・ 課題 22「サクラ・星の切り紙」pp.36-37 15 回 ・ 課題 23「新聞紙で遊ぶ」pp.38-39 《まとめ》 ・ スケッチブックの資料整理と提出 ・ チェックポイントの確認 Ⅱ-116 製作 pp.26-29 平 科目名 成 表現Ⅱ(B)(保育内容) 22 年 度 授業回数 15 質問受付:E 棟 105 研究室9:00∼17:00 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 福井 晴子 e-mail: [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育者として、幼児の造形表現活動の場で適切な指導と援助をするための知識と基礎技能 の習得を目指す。 1.幼児の造形活動に対し適切な評価を行い、発達に応じた適切な援助ができる能力を習得 する。 2.造形遊びや児童文化を通して幼児とコミュニケーションを図る技能を身につける。 3.造形指導の計画を立て、適切な造形環境を設定し、支援する視点を学ぶ。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる3項目を習得する。 また、汎用的学習成果として、①保育者としての態度・信念の形成に自助努力し②幼児を 指導するのにふさわしい価値基準と判断力を備え、適正な意見をもつ姿勢を涵養する。 予習 復習 ・ 課題達成の速度は個人差があるので、十分に課題を租借し技術を獲得するための 演習を必要に応じて時間外にも行うことを求める。 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ①演習に入る前に課題の保育における位置づけ、留意事項等を説明する。 ②課題の演習を通じて、体験的に学ぶ。 ③準備と片付けまでを含めて授業内容として扱う。 ④課題を通して学んだことを文章・イラスト・写真等で記録する。 ⑤課題ごとに自己評価を行い反省と課題を記す。 法 ・ 方 テキスト 『絵画・製作・造形あそび指導百科』東山明/著,ひかりのくに 学習評価の方法 以下の6つの学習成果についてその度合いを作品・記録・その他の提出物によって 100 点満 点を,おおむね2:1:1:1:1:1の比重で評価する。ただし、授業態度に問題があっ た時は状況に応じて、欠席は1回につき5点・遅刻・早退は各1回につき2点減点する。 ①幼児の造形的発達を知り、発達に応じた援助や、評価ができる。 ②コミュニケーションとして造形表現を捉え、その手法を身につける。 ③幼児の造形活動を指導する計画を立てられる。 ④授業内容について保育者を目指す視点で記録し、適切な評価と自己課題を確認できる。 ⑤視覚情報に対して保育者として適切な価値基準をもち、意見表明ができる。 ⑥造形的な応用、工夫を志向する。 注意事項 Ⅱ-117 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・ オリエンテーション ① 授業の進め方及び評価について ② 学習の姿勢と視点について ③ 配布されたプリントをスケッチブックに整理して貼る 課題1.造形遊びの指導案作成① 幼稚園教育要領・保育所保育指針の確認 指導案の留意点説明 シラバス pp.0-1 2 回 課題1.造形遊びの指導案作成② 各項目の記述・提出 課題2.パクパク人形① 計画図作成、厚紙貼り付け 課題1. pp.2-5 課題2. pp.6-7 3 回 課題1.造形遊びの指導案作成③ 自己テェック 課題2.パクパク人形② 口・目の製作 課題3.土粘土① 材料調整開始 課題3. pp.8-9 4 回 課題2.パクパク人形③パーツ製作 課題3.土粘土② 説明と状況確認 5 回 課題2.パクパク人形④完成(写真記録) 課題3.土粘土③ 状況確認と記録 6 回 課題3.土粘土③ 調整完了 課題4.幼児の育ちと造形表現 ビデオ「幼児の育ちと造形表現」鑑賞とまとめ 7 回 課題3.土粘土④ 演習と記録 8 回 課題5.紙粘土 課題5. pp.12-13 9 回 課題6.小麦粉粘土 小麦粉粘土作成・体験と記録 課題6. pp.14-15 課題7.リサイクル工作 材料別アイデア提出 作成(牛乳パックを使って) 課題9.不思議遊び プリント配付と説明 (クルクルアニメ・コマ) 課題7. pp.16-17 課題8. 12 回 課題 10.幼児の描画の発達「人を描く」 描画指導の留意点 課題 10 pp.22-23 13 回 課題 11.描画指導 水彩絵の具による絵(大筆と小筆の使 14 回 課題 12.描画指導 お話を聞いて(想像力) 課題 12. pp.26-27 15 回 課題 13.展覧会・イベント企画の留意点 課題 14.記録の整理、評価と提出 課題 13. pp.28-29 10 回 11 回 課題4. pp.10-11 粘土による表現 課題9. pp.20-21 Ⅱ-118 分け) 課題 11. pp.24-25 平 科目名 音楽Ⅰ(A) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 白神 厚子 質問受付の方法(e-mail,[email protected] オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼児教育者としての使命感、幼児の成長及び発達についての精深な理解、幼児に対する教育 的愛情、ピアノに関する基本的な知識や技能を身につけ、それらに関する様々な活動を通し て楽しさや喜びを体験し、保育の中で取り扱う教材やそれらを展開するために必要な知識や 技能を習得させる。 学生の学習成果: 音楽Ⅰを通して幼児の心身を調和的に発達させるための音楽活動を指導する能力を身につ けること 音楽Ⅰの継続的な学びと努力で社会人としての責任を果たすために必要な自己管理能力を 身につけること 授業の進め方 教 方 法 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 各人のピアノ技術に応じて、初級クラス・中級クラス・上級クラスに分け、課題曲を 指定し、個人レッスンする ※ 音楽Ⅰでは 15 時間の予習・復習の授業外練習を必須とする 授業を進めていく上で、人前で弾くこと、人の演奏を聞いて自分の学びとすること、 又、社会人として求められる態度、責任感を獲得するよう指導する 各人の課題曲を 1 週間で1時間以上は予習し、指定した練習ノートにその記録をして 授業時に提出する 授業時マスターできなかった課題曲は、次回までに必ず復習しておくこと テキスト 「全訳ハノンピアノ教本」全音楽譜出版社(コピー配付) 「指づかいつきバイエルピアノ教本」木村ケイ編 全音楽譜出版社 「ツェルニ−100 番・30 番・40 番」全音楽譜出版社 学習評価の方法 試験(3 回)を除く授業での各人の予習・復習による学習成果及び 3 回の試験(第 1 回ハノン実 技試験・第 2 回ハノン実技試験・自由曲実技試験)結果を総合して評価する 尚、評価はハノン実技試験 10 点×2 回・自由曲実技試験 44 点及び授業での予習・復習によ る学習成果 36 点とする 又、社会人として責任を果たすための必要な自己管理能力を身につけるために、以下の項目 については授業時減点(各1点)対象とする ・欠席すること ・演奏に適した身だしなみ(適切な爪、等々)でないこと ・練習ノート未提出 ・授業態度不良(私語、携帯使用、自分勝手な行動、等々) ・20 分以内の遅刻 ・欠席届未提出 注意事項 参考図書等: Ⅱ-119 授 1 回 2 回 業 回 数 別 教 育 内 容 音楽Ⅰ(A)授業説明 クラス分け(初級・中級・上級) 予習 ハノン N0.1 バイエル・ツェルニー 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.1 バイエル・ツェルニー 予習 ハノン No.2 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.1 暗譜 3 回 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.2 バイエル・ツェルニー 予習 ハノン No.3 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.2 暗譜 4 回 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.3 バイエル・ツェルニー 予習 ハノン No.4 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.3 暗譜 5 回 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.4 バイエル・ツェルニー 予習 ハノン No.5 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.4 暗譜 6 回 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.5 バイエル・ツェルニー 予習 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.1∼N0.5 暗譜 7 回 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.1∼No.5 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.1∼N0.5 暗譜 8 回 ハノン第一回目実技試験(No.1∼No.5) 予習 ハノン No.6 バイエル・ツェルニー Ⅱ-120 授 9 回 業 回 数 別 教 育 内 容 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.6 バイエル・ツェルニー 予習 ハノン No.7 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.6 暗譜 10 回 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュ器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.7 バイエル・ツェルニー 予習 ハノン No.8・9 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.7 暗譜 11 回 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.8・9 バイエル・ツェルニー 予習 ハノン No.6∼No.10 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.8・9 暗譜 12 回 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する ハノン No.6∼No.10 バイエル・ツェルニー 予習 バイエル・ツェルニー 復習 ハノン No.6∼No.10 暗譜 13 回 14 回 ハノン第二回目実技試験(No.6∼No.10) 予習 バイエル・ツェルニー試験曲 読譜・演奏するために必要なソルフェ−ジュや器楽に関する知識技能について指導する バイエル・ツェルニー試験曲 予習 バイエル・ツェルニー試験曲 自由曲(バイエル・ツェルニー)実技試験 15 回 予習 復習 夏休み弾き歌い課題曲「おおきなたいこ」 バイエル・ツェルニー課題曲 Ⅱ-121 平 科目名 音楽Ⅰ(B) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 白神 厚子 質問受付の方法(e-mail:[email protected],オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼児教育者としての使命感、幼児の成長及び発達についての精深な理解、幼児に対する教育 的愛情、ピアノに関する基本的な知識や技能を身につけ、それらに関する様々な活動を通し て楽しさや喜びを体験し、保育の中で取り扱う教材やそれらを展開するために必要な知識や 技能を習得させる。 学生の学習成果: 音楽Ⅰを通して幼児の心身を調和的に発達させるための音楽活動を指導する能力を身につ けること 音楽Ⅰでの継続的な学びと努力で、社会人としての責任を果たすために必要な自己管理能力 を身につけること 授業の進め方 教 方 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 各人のピアノ技術に応じて、初級クラス・中級クラス・上級クラスに分け、課題曲を 指定し、個人レッスンする ※音楽Ⅰでは 15 時間の予習、復習の授業外練習を必須とする 授業を進めていく上で、人前で弾くこと、人の演奏を聞いて自分の学びとすること、 又、社会人として求められる態度、責任感を獲得するよう指導する 各人の課題曲を 1 週間に1時間以上は予習し、その内容は指定した練習ノートに記録 して授業時に提出する 授業時マスターできなかった課題曲は、次回までに必ず復習しておくこと 法 テキスト 「指づかいつきバイエルピアノ教本」木村ケイ編 「ブルグミュラー25 の練習曲」全音楽譜出版社 「ソナチネアルバム1・2」全音楽譜出版社 「こどものうた 200」チャイルド本社 全音楽譜出版社 学習評価の方法 試験(4 回)を除く授業での各人の予習・復習による学習成果及び 4 回の試験結果を総合して 評価する 尚、評価は弾き歌い実技試験 10 点×3 回・自由曲実技試験 48 点及び授業での予習・復習に よる学習成果を 22 点とする 又、社会人として責任を果たすための必要な自己管理能力を身につけるために以下の項目に ついては授業時減点(各 1 点)対象とする ・欠席すること ・演奏に適した身だしなみ(適切な爪、等々)でないこと ・練習ノート未提出 ・授業態度不良(私語、携帯使用、自分勝手な行動、等々) ・20 分以内の遅刻 ・欠席届未提出 注意事項 参考図書等: Ⅱ-122 授 1 回 3 回 回 数 別 教 育 内 容 音楽Ⅰ(B)授業説明 夏休み課題曲テスト「おおきなたいこ」 予習 2 回 業 むすんでひらいて・おおきなくりの木のしたで 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する むすんでひらいて・おおきなくりの木のしたで 予習 復習 おかたづけ・しあわせなら手をたたこう 自由曲 むすんでひらいて・おおきなくりの木のしたで 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する おかたづけ・しあわせなら手をたたこう 自由曲 予習 復習 チューリップ 自由曲 おかたづけ・しあわせなら手をたたこう 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する チューリップ 自由曲 4 回 5 回 6 回 7 回 予習 むすんでひらいて・おおきなくりの木のしたで・おかたづけ・しあわせなら手をたた こう・チューリップ 自由曲 復習 第一回目弾き歌い課題曲 第一回目弾き歌い実技試験 予習 あくしゅでこんにちは2・おへんじ 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する あくしゅでこんにちは・おへんじ 自由曲 予習 復習 おててをあらいましょう・ぶんぶんぶん 自由曲 あくしゅでこんにちは2・おへんじ 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する おててをあらいましょう・ぶんぶんぶん 自由曲 予習 復習 こぎつね 自由曲 おててをあらいましょう・ぶんぶんぶん Ⅱ-123 自由曲 授 業 回 数 別 教 育 内 容 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する こぎつね 自由曲 8 回 予習 あくしゅでこんにちは2・おへんじ・おててをあらいましょう・ぶんぶんぶん こぎつね 自由曲 復習 第二回目弾き歌い課題曲 第二回目弾き歌い実技試験 9 回 10 回 11 回 予習 復習 ごあいさつ・ちゅうちゅうねずみ 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する ごあいさつ・ちゅうちゅうねずみ 自由曲 予習 復習 まめまき・まつぼっくり ごあいさつ・ちゅうちゅうねずみ 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する まめまき・まつぼっくり 自由曲 予習 復習 おもちゃのチャチャチャ まめまき・まつぼっくり 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する おもちゃのチャチャチャ 自由曲 12 回 13 回 予習 ャ 復習 ごあいさつ・ちゅうちゅうねずみ・まめまき・まつぼっくり・おもちゃのチャチャチ 第三回目弾き歌い課題曲 第三回目弾き歌い課題曲 予習 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する 14 回 15 回 予習 復習 自由曲 試験課題曲 自由曲実技試験 予習 春休み弾き歌い課題曲「バスごっこ」 Ⅱ-124 平 科目名 音楽Ⅰ(C) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 白神 厚子 質問受付の方法(e-mail:[email protected],オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼児教育者としての使命感、幼児の成長及び発達についての精深な理解、幼児に対する教育 的愛情、ピアノに関する基本的な知識や技能を身につけ、それらに関する様々な活動を通し て楽しさや喜びを体験し、保育の中で取り扱う教材やそれらを展開するために必要な知識や 技能を習得させる。 学生の学習成果: 音楽Ⅰを通して幼児の心身を調和的に発達させるための音楽活動を指導する能力を身につ けること 音楽Ⅰの継続的な学びと努力で社会人としての責任を果たすために必要な自己管理能力を 身につけること 授業の進め方 教 方 法 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 各人のピアノ技術に応じて、初級クラス・中級クラス・上級クラスに分け、課題曲を 指定し、個人レッスンする ※音楽Ⅰでは 15 時間の予習、復習の授業外練習を必須とする 授業を進めていく上で、人前で弾くこと、人の演奏を聞いて自分の学びとすること、 又、社会人として求められる態度、責任感を獲得するよう指導する 各人の課題曲を 1 週間に1時間以上は予習し、その内容は指定した練習ノートに記録 して授業時に提出する 授業時マスターできなかった課題曲は、次回までに必ず復習しておくこと テキスト 「ブルグミュラー25 の練習曲」全音楽譜出版社 「ソナチネアルバム1・2」全音楽譜出版社 「こどものうた 200」チャイルド本社 学習評価の方法 試験(4 回)を除く授業での各人の予習・復習による学習成果及び 4 回の試験結果を総合して 評価する。 尚、評価は弾き歌い実技試験 10 点×3 回・自由曲実技試験 48 点及び授業での予習・復習に よる学習成果 22 点とする。 又、社会人として責任を果たすための必要な自己管理能力を身につけるために、以下の項目 については授業時減点(各 1 点)対象とする。 ・欠席すること ・演奏に適した身だしなみ(適切な爪、等々)でないこと ・練習ノート未提出 ・授業態度不良(私語、携帯使用、自分勝手な行動、等々) ・20 分以内の遅刻 ・欠席届未提出 注意事項 参考図書等: Ⅱ-125 授 1 回 3 回 回 数 別 教 育 内 容 音楽Ⅰ(C)授業説明 春休み弾き歌い課題曲テスト「バスごっこ」 予習 2 回 業 ちょうちょう・かえるのがっしょう 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する ちょうちょう・かえるのがっしょう 予習 復習 おべんとう・めだかのがっこう 自由曲 ちょうちょう・かえるのがっしょう 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する おべんとう・めだかのがっこう 自由曲 予習 復習 こいのぼり 自由曲 おべんとう・めだかのがっこう 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する こいのぼり 自由曲 4 回 5 回 6 回 7 回 予習 由曲 復習 ちょうちょう・かえるのがっしょう・おべんとう・めだかのかっこう・こいのぼり 第一回目弾き歌い課題曲 第一回目弾き歌い実技試験 予習 メリーさんのひつじ・おかえりのうた 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する メリーさんのひつじ・おかえりのうた 自由曲 予習 復習 おそうじ・かたつむり 自由曲 メリーさんのひつじ・おかえりのうた 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する おそうじ・かたつむり 自由曲 予習 復習 みずあそび 自由曲 おそうじ・かたつむり 自由曲 Ⅱ-126 自 授 8 回 業 回 数 別 教 育 内 容 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する みずあそび 自由曲 予習 復習 メリーさんのひつじ・おかえりのうた・おそうじ・かたつむり・みずあそび 第二回目弾き歌い課題曲 自由曲 自由曲 第二回目弾き歌い実技試験 9 回 10 回 11 回 予習 復習 たなばたさま・しゃぼんだま 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する たなばたさま・しゃぼんだま 自由曲 予習 復習 アイスクリーム・おばけなんてないさ たなばたさま・しゃぼんだま 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する アイスクリーム・しゃぼんだま 自由曲 予習 復習 とんぼのめがね アイスクリーム・しゃぼんだま 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する とんぼのめがね 自由曲 12 回 13 回 予習 たなばたさま・しゃぼんだま・アイスクリーム・おばけなんてないさ・とんぼのめが ね 自由曲 復習 第三回目弾き歌い課題曲 第三回目弾き歌い課題曲 予習 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する 14 回 15 回 予習 復習 自由曲 試験課題曲 自由曲実技試験 予習 夏休み弾き歌い課題曲「ぼくのミックスジュース」 Ⅱ-127 平 科目名 音楽Ⅰ(D) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 白神 厚子 質問受付の方法(e-mail:[email protected],オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼児教育者としての使命感、幼児の成長及び発達についての精深な理解、幼児に対する教育 的愛情、ピアノに関する基本的な知識や技能を身につけ、それらに関する様々な活動を通し て楽しさや喜びを体験し、保育の中で取り扱う教材やそれらを展開するために必要な知識や 技能を習得させる 学生の学習成果: 音楽Ⅰを通して幼児の心身を調和的に発達させるための音楽活動を指導する能力を身につ けること 音楽Ⅰの継続的な学びと努力で社会人としての責任を果たすために必要な自己管理能力を 身につけること 授業の進め方 教 方 法 予習・復習 育 (講義・演習・実験・実習・実技) 各人のピアノ技術に応じて、初級クラス・中級クラス・上級クラスに分け、課題曲を 指定し、個人レッスンする ※音楽Ⅰでは 15 時間の予習、復習の授業外練習を必須とする 授業を進めていく上で、人前で弾くこと、人の演奏を聞いて自分の学びとすること、 又、社会人として求められる態度、責任感を獲得するよう指導する 各人の課題曲を 1 週間に1時間以上は予習し、その内容は指定した練習ノートに記録 して授業時に提出する 授業時マスターできなかった課題曲は、次回までに必ず復習しておくこと テキスト 「ブルグミュラー25 の練習曲」全音楽譜出版社 「ソナチネアルバム1・2」全音楽譜出版社 「こどものうた 200」チャイルド本社 学習評価の方法 試験(4 回)を除く授業での各人の予習・復習による学習成果及び 4 回の試験結果を総合して 評価する 尚、評価は弾き歌い実技試験 10 点×3 回・自由曲実技試験 48 点及び授業での予習・復習に よる学習成果 22 点とする 又、社会人として責任を果たすための必要な自己管理能力を身につけるために、以下の項目 については授業時減点(各 1 点)対象とする ・欠席すること ・演奏に適した身だしなみ(適切な爪、等々)でないこと ・練習ノート未提出 ・授業態度不良(私語、携帯使用、自分勝手な行動、等々) ・20 分以内の遅刻 ・欠席届未提出 注意事項 参考図書等: Ⅱ-128 授 1 回 3 回 回 数 別 教 育 内 容 音楽Ⅰ(D)授業説明 夏休み弾き歌い課題曲テスト「ミックスジュース」 予習 2 回 業 どんぐりころころ・やまのおんがくか 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する どんぐりころころ・やまのおんがくか 予習 復習 せんせいとおともだち・夕やけこやけ どんぐりころころ・やまのおんがくか 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する せんせいとおともだち・夕やけこやけ 自由曲 予習 復習 やぎさんゆうびん 自由曲 せんせいとおともだち・夕やけこやけ 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する やぎさんゆうびん 自由曲 4 回 5 回 6 回 7 回 予習 どんぐりころころ・やまのおんがくか・せんせいとおともだち・夕やけこやけ・やぎ さんゆうびん 自由曲 復習 第一回目弾き歌い課題曲 第一回目弾き歌い実技試験 予習 いもほりのうた・ぞうさん 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する いもほりのうた・ぞうさん 自由曲 予習 復習 たきび・ジングルベル 自由曲 いもほりのうた・ぞうさん 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する たきび・ジングルベル 自由曲 予習 復習 あわてんぼうのサンタクロース たきび・ジングルベル 自由曲 自由曲 Ⅱ-129 授 業 回 数 別 教 育 内 容 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する あわてんぼうのサンタクロース 自由曲 8 回 予習 いもほりのうた・ぞうさん・たきび・ジングルベル・あわてんぼうのサンタクロース 自由曲 復習 第二回目弾き歌い課題曲 自由曲 第二回目弾き歌い実技試験 9 回 10 回 11 回 予習 復習 おしょうがつ・ゆき 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する おしょうがつ・ゆき 自由曲 予習 復習 うれしいひなまつり・おもいでのアルバム おしょうがつ・ゆき 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する うれしいひなまつり・おもいでのアルバム 自由曲 予習 復習 いちねんせいになったら うれしいひなまつり・おもいでのアルバム 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する いちねんせいになったら 自由曲 12 回 13 回 予習 おしょうがつ・ゆき・うれしいひなまつり・おもいでのアルバム・いちねんせいにな ったら 自由曲 復習 第三回目弾き歌い課題曲 第三回目弾き歌い課題曲 予習 自由曲 読譜、演奏するために必要なソルフェージュや器楽に関する知識技能について指導する 14 回 15 回 予習 復習 自由曲 試験課題曲 自由曲実技試験 Ⅱ-130 平 科目名 成 音楽Ⅱ(A) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 畑田弘美 質問受付の方法 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では、歌うことの大好きな幼児の育成のための指導ができる保育者を養成する。保育 の中で取り扱う教材や、それらを展開するために必要な知識や技能を習得する。 1.基礎的なソルフェージュ力の強化 2.歌唱及び器楽を伴う演奏能力の向上 3.数多くの幼児歌曲習得と、その指導方法の研鑽 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる3項目を習得し、演奏技術が上達するように訓 練する。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努 力する力や、物事をやりとおす信念を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・腹式呼吸による発声練習を毎回訓練し、点検する。 ・授業時間外での繰り返しの訓練を要するため、その練習方法を実践的に行う。 ・DVDやビデオ等による音楽鑑賞をすることで、広い視野から得た情報により音楽 的知識を深める。 ・毎授業回前に、楽曲の読譜の予習を求める。 ・毎授業回後に、楽曲の習得の為に復習を求める。特に復習は必修である。 テキスト ・教育芸術出版社「声楽教本」 ・チャイルド本社「こどものうた200」 ・ドレミ楽譜出版社「日本童謡選集」 学習評価の方法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。おおよそ「①:②:③:④ =1:2:1:1」の比重をかける。 ① 腹式呼吸による発声を歌唱に応用できる。 ② 正確な読譜力による歌唱ができる。 ③ 数多くの歌曲(幼児歌曲から芸術歌曲まで)を習得する。 ④ 歌唱曲を音楽性豊かに表現し、指導できる。 学習評価はレポート提出と、歌唱試験を実施する。課題曲を数曲提示し、その中から1曲を 自選し独唱の試験を受けること。欠席、あるいは受講態度に問題があった者は、保育者とし ての倫理観が十分でないとして、ケースに応じて減点する。 注意事項 参考図書等: ・各出版社「幼児歌曲集」 Ⅱ-131 授 業 回 数 別 教 育 1 回 ・オリエンテーション ・本授業内容の説明と導入 ・予習と復習の必要性についての説明 2 回 ・発声法について「声楽教本」を元に説明と実習 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲3度音程の指導と点検 3 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲4度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・「音楽Ⅰ」の「弾き歌い」の課題曲の歌唱と実践 4 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲4度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・歌唱試験の課題曲の歌詞説明と歌唱 5 回 ・DVDやビデオによる音楽鑑賞 ・感想レポート提出 6 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲4度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・歌唱試験の課題曲の歌詞説明と歌唱 7 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲5度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・歌唱試験の課題曲の歌詞説明と歌唱 8 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲5度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・音楽Ⅰの「弾き歌い」の課題曲の歌唱と実践 Ⅱ-132 内 容 授 業 回 数 別 教 育 9 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲5度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・歌唱試験の課題曲の歌詞説明と歌唱 10 回 ・DVDやビデオによる音楽鑑賞 ・感想レポート提出 11 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲5度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・音楽Ⅰの「弾き歌い」の課題曲の歌唱と実践 12 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲6度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・歌唱試験の課題曲の歌詞説明と歌唱 ・表現Ⅰとの連帯授業(オペレッタ歌唱点検・指導) 13 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲6度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・歌唱試験の課題曲の歌詞説明と歌唱 ・表現Ⅰとの連帯授業(オペレッタ歌唱点検・指導) 14 回 ・基礎発声指導と点検 ・「コールユーブンゲンⅠ」から抜粋曲6度音程の指導と点検 ・聴音課題 ・歌唱試験の課題曲の歌詞説明と歌唱 ・表現Ⅰとの連帯授業(オペレッタ歌唱点検・指導) 15 回 ・歌唱試験 歌唱試験の課題曲の中から、一曲自選し独唱する。 ・「幼児教育における音楽の重要性について」レポート提出 Ⅱ-133 内 容 平 科目名 成 音楽Ⅱ(B) 22 年 度 授業回数 15 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 畑田弘美 質問受付の方法 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 本講では、音楽Ⅱ(A)で学んだ基本的な音楽表現能力をより発展させて、現場に即応でき る範唱や歌唱指導力を習得する。音楽の楽しさや歌う喜びを体験する。 1.さらに高度な発声法の習得と、歌唱へ応用するための技術的訓練 2.読譜能力を高め、歌唱及び器楽を伴う演奏技術向上とその即興性 3.より多くの楽曲の習得 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる3項目を習得し、演奏技術が上達するよう訓練す る。 また、汎用的学習成果として、保育者にふさわしくない言動を知り、そうしないように努力 する力や、物事をやりとおす信念を涵養する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・ 腹式呼吸による発声練習を毎回訓練し、点検する。 ・ 授業時間外の繰り返しの訓練を要するため、その練習方法を実践的に行う。 ・ 保育・教育実習に向けての模擬授業の体験。 ・ 毎授業回前に、楽曲の読譜の予習を求める。 ・ 毎授業回後に、楽曲の習得のために復習を求める。特に復習は必修である。 テキスト ・ 教育芸術出版社「声楽教本」 ・ チャイルド本社「こどものうた200」 ・ ドレミ楽譜出版社「日本童謡選集」 学習評価の方法 以下の3つの学習成果のついてその獲得度合を量的に評価する。おおよそ(①:②:③=1 :2:1)の比重をかける。 ① 腹式呼吸による発声を歌唱に応用できる。 ② 正確な読譜力による、より難しい楽曲の弾き歌いと、即興性に対応できる。 ③ より多くの楽曲を習得し、それを指導できる。 学習評価は、歌唱試験を実施する。受講した楽曲の中から季節ごとに合った4曲を任意に選び 弾き歌いする。「コールユーブンゲン」より出題する課題を視唱する。 欠席、あるいは受講態度に問題があった者は、保育者としての倫理観が十分でないとして、ケ ースに応じて減点する。 注意事項 参考図書等: ・各出版社「幼児歌曲集」 Ⅱ-134 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・ オリエンテーション ・ 授業計画と概略説明 ・ 予習・復習事項の説明 2 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱 童謡・唱歌の指導と歌唱(特に季節にあった歌曲) 3 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用、小テスト 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱 童謡・唱歌の指導と歌唱(特に季節にあった歌曲) 4 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱と、より実践的な模擬授業の体験 童謡・唱歌の指導と歌唱(特に季節にあった歌曲) 5 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱と、より実践的な模擬授業の体験 童謡・唱歌の指導と歌唱(特に季節にあった歌曲) 6 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用、小テスト 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱 童謡・唱歌の指導と歌唱(特に季節にあった歌曲) 7 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱 童謡・唱歌の指導と歌唱(特に季節にあった歌曲) 8 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱 童謡・唱歌の指導と歌唱(特に季節にあった歌曲) Ⅱ-135 授 業 回 数 別 教 育 内 容 9 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用、小テスト 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱と、より実践的な模擬授業の体験 童謡・唱歌の指導と歌唱 10 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱と、より実践的な模擬授業の体験 童謡・唱歌の指導と歌唱 11 回 ・ ・ ・ ・ 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱 童謡・唱歌の指導と歌唱 12 回 ・ 基礎発声練習 ・ ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用、小テスト ・ 施設実習に向けての実践的な模擬授業の体験 13 回 ・ 基礎発声練習 ・ ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 ・ 施設実習に向けての実践的な模擬授業の体験 14 回 ・ ・ ・ ・ 15 回 試験 ・ 「コールユーブンゲン」より出題する課題を視唱する ・ 受講した楽曲の中から、季節ごとにあった4曲を任意に選び弾き歌いする 基礎発声練習 ソルフェージュの教材として「コールユーブンゲン」の使用 音楽Ⅰの「弾き歌い」課題曲の歌唱 童謡・唱歌の指導と歌唱 Ⅱ-136 平 科目名 体育(A) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 梶谷 みどり 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M613 または体育館火曜日 9:00-14:30 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 運動遊びの実技を通して、指導力・技能を習得するため、以下のことについて学習する。 1運動遊びの意義 2幼児の発育発達の把握 3環境、指導、援助、安全管理のあり方 4基礎技能と体力の習得 学生の学習成果: ・専門的学習成果:①子ども主体の指導ができるようにする。②運動遊びを通して心身共に 発達することを理解する。③環境設定の重要性を理解する。 ・汎用的学習成果:①個の意見をしっかり出し、他者の意見に耳を傾け、実践に関しては協 力し合う力を習得する。②遅刻をしないようにする基本的生活習慣を身につける。③安全に 行うための配慮を習得する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・教材用ビデオ、参考資料等を参考に、乳幼児の発達段階を把握する。 ・ホワイトボードを使用し、遊びのねらいや内容を説明する。 ・グループ活動を通して、指導・援助・安全管理について模索し、計画・実践を行う。 ・身近にあるものを使って実践を行う。 方 法 予習・復習 育 ・「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 参考文献などで遊びを調べ、ノートに記録する。 ・授業内容をノートに記録する。(ねらい・授業内容・感想) 授業内容の部分にイラストなどでわかりやすく解説するとよい。 テキスト 必要に応じて参考資料を配布する。 学 習 評 価 の 方 法 実技評価:30点 鬼遊び10点、幼児体操10点、身近にあるものを使った遊び10点 欠席した場合、レポート提出 毎回の記録ノート:30点 授業内容が記録されていない場合、20点減点 感想が書いてない場合、5点減点 授業態度評価:40点 ①欠席1回につき5点減点、②遅刻・早退2点減点、③ジャージを忘れは3点減点、④見 学2点減点、⑤携帯電話所持で注意を受けた場合3点減点、⑥授業態度の悪いもの3点減点、 ⑦準備物忘れ2点減点。 注意事項 遅刻について:準備運動終了後入室した場合、怪我などの心配があるので、梶谷の指示に従 って授業に参加すること。 トイレ等で退室する場合、入室時に帰ってきたことを伝えること。 Ⅱ-137 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション:授業の進め方、注意事項、成績評価について ・運動遊びの意義 ・乳幼児の運動機能の発達段階の把握(ビデオ視聴) ・子どのも体力の現状 ・子どもを取り巻く環境 2 回 鬼遊び ・発達段階に応じた鬼あそびを把握する ・ルールや役割について ・グループやチームを作って行う鬼遊びについて ・グループごとにあそびを考え、指導・援助・安全管理について話し合う 予習事項:4∼5歳児の鬼遊びを調べ、ノートに記録する。 3∼5回 6 ・ 7 回 ∼ 8 10 回 11 回 ∼ 12 14 回 15 回 鬼遊び ・グループごとに、模擬指導の実践 発育や発達段階に即した指導、興味や関心に即した指導、喜びや楽しさを味わえる指導 意欲を育てる指導、安全面を配慮した指導、以上の項目をもとに評価を行う 幼児体操 ・発達に応じた幼児体操を把握する ・グループごとに幼児体操を創作し、指導・援助・安全管理について話し合う ・選曲、衣装、動き、体系の創造 ・携帯電話を使っての音出しを禁止する 幼児体操 ・グループごとに、模擬指導の実践 発育や発達段階に即した指導、興味や関心に即した指導、喜びや楽しさを味わえる指導 意欲を育てる指導、安全面を配慮した指導、以上の項目をもとに評価を行う 水遊び ・健康と安全に関する諸注意 人の安全管理 水の安全管理 水遊びのいろいろ ・参考ビデオ視聴 ・指導案作成 身近にあるものを使った遊び ・新聞紙、ダンボール、タオル、ペットボトルなど ・物の特性を把握し、遊びを創造、工夫する ・グループごとにあそびを考え、指導・援助・安全管理について話し合う ・予習事項:身近にあるものを使った遊びを調べ、ノートに記録する 身近にあるものを使って遊びの実践 発育や発達段階に即した指導、興味や関心に即した指導、喜びや楽しさを味わえる指導 意欲を育てる指導、安全面を配慮した指導、以上の項目をもとに評価を行う Ⅱ-138 平 科目名 体育(B) 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 梶谷 みどり 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):M613 または体育館火曜日 9:00-14:30 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 体育(A)に引き続き、ここでは遊具を使った運動遊びを通して、指導力・技能を習得す るため、以下のことについて学習する。 1環境、指導、援助、安全管理のあり方 2遊具や用具の扱い方 4基礎技能と体力の習得 学生の学習成果: ・専門的学習成果:①子ども主体の指導ができるようにする。②運動遊びを通して心身共に 発達することを理解する。③環境設定の重要性を理解する。④器械体操の技に対して補助を することの重要性を理解する。 ・汎用的学習成果:①個の意見をしっかり出し、他者の意見に耳を傾け、実践に関しては協 力し合う力、②遊具や用具の整理整頓に心がける態度、③遅刻をしないようにする基本的生 活習慣、④安全に行うための配慮を習得する。 方 法 予習・復習 育 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ・教材用ビデオ、参考資料等を参考に発達段階を把握する。 ・ホワイトボードを使用し、遊びのねらいや内容を説明する。 ・体操系の技が上手にできない場合、どのように援助していくか考察する。 ・グループ活動を通して、指導・援助・安全管理について模索し、計画・実践を行う。 ・遊具や用具の正しい扱い方、整理整頓をする習慣を身につける。 ・「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 参考文献などで遊びを調べ、ノートに記録する。 ・授業内容をノートに記録する。(ねらい・授業内容・感想) 授業内容の部分にイラストなどでわかりやすく解説するとよい。 テキスト 「幼児の器械運動遊び」梶谷信之、梶谷みどり著(大学教育出版) 必要に応じて参考資料を配布する。 学 習 評 価 の 方 法 実技評価:30点 マット遊び15点、サーキット遊び15点 毎回の記録ノート:30点 授業内容が記録されていない場合、20点減点 感想が書いてない場合、5点減点 授業態度評価:40点 ①欠席1回につき5点減点、②遅刻・早退2点減点、③ジャージを忘れは3点減点、④見 学2点減点、⑤携帯電話所持で注意を受けた場合3点減点、⑥授業態度の悪いもの3点減点、 ⑦準備物忘れ2点減点。 注意事項 遅刻について:準備運動終了後入室した場合、怪我などの心配があるので、梶谷の指示に従 って授業に参加すること。 トイレ等で退室する場合、入室時に帰ってきたことを伝えること。 Ⅱ-139 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーション 授業の進め方、注意事項、成績評価について フラフープ遊び フラフープのいろいろな扱い方 物を操作して遊ぶ、手で操作して遊ぶ、他の遊具と組み合わせて遊ぶ 2 回 基本の運動 基本の運動を行うことにより、柔軟性・筋力・平衡性・敏捷性などの能力が養われる。 柔軟、歩く、走る、跳ぶ、登る、ぶらさがる、バランス、模倣運動、二人組の運動など 予習事項:教科書 pp.7-26 3 回 跳び箱運動 幼児の発達段階や能力に応じた遊び 開脚跳びの段階的な遊びを学習する 補助方法の習得 予習事項:教科書 pp.40-46 4 ・ 5 回 マット遊び 幼児の発達段階や能力に応じた遊び 前転・後転・側転の基礎技術の習得 補助方法の習得 予習事項:教科書 pp.28-39 6 回 マット遊び・実技試験 前転・後転・側転の基礎技術 補助技術 7 回 鉄棒遊び 参考ビデオ視聴(一斉指導の様子) 幼児の能力に応じた遊び 環境設定、援助、補助方法について学習する 予習事項:教科書 pp.47-54 8 回 ボール遊び 乳幼児の発達段階や能力に応じた遊び 遊具・用具と組み合わせた遊び ルールのあるゲームなどの集団遊び 9 回 縄遊び 幼児の発達段階や能力に応じた遊び ひも、ゴムなどの道具として利用した遊び 短なわ、長なわでいろいろな遊び方、跳び方 10 回 サーキット遊び 遊具、用具、手具のいろいろな組み合わせ、多種多様な運動の組み合わせを学習する 発達段階に応じた遊具などの組み合わせ、運動の組み合わせを学習する 11 ・ 12 回 サーキット遊び グループごとに遊びを考え、指導・援助・安全管理について話し合う 予習事項:サーキット遊びを調べ、ノートに記録する ∼ 13 15 回 サーキット遊び 模擬指導の実践 発育や発達段階に即した指導、個人差を考慮した指導、興味や関心に即した指導、 喜びや楽しさを味わえる指導、意欲を育てる指導、安全に配慮した指導 以上の項目をもとに評価を行う Ⅱ-140 平 科目名 成 図画工作(図画A) 22 年 度 授業回数 15 質問受付:E 棟 105 研究室9:00∼17:00 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 福井 晴子 e-mail: [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育者として必要な、図画の基礎的技能の習得を目指す。 1.図画の基本的な法則を理解し、習得して応用できる。 2.描画素材・用具の特徴を知り特性を活かして使いこなせる。 3.芸術性を意識し創造性を重視した表現ができる。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる3項目を習得する。 また、汎用的学習成果として、①保育者としての態度・信念の形成に自助努力し②幼児を 指導する適正な価値・判断の基準を知り、明確に意見表明ができる力を育成する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ①演習に入る前に課題の説明と、留意事項等を説明する。 ②課題の演習を通じて、体験的に学ぶ。 ③演習の過程では、個別のアドバイスを適宜行う。 ④準備から片付けまでを含めて授業内容として扱う。 育 ・ 法 予習 復習 方 ・ 課題の達成速度は個人差があるので、十分に課題を研究し、技術を獲得するための 演習を必要に応じて時間外にも行うことを求める。 テキスト なし(必要に応じてプリント配付) 学習評価の方法 以下の5つの学習成果についてその度合いを作品・記録・その他の提出物によって満点を 100 点とし、おおむね2:1:2:1:1の比重で評価する。ただし、授業態度に問題があった 時は状況に応じて、欠席は1回につき5点・遅刻・早退は各1回につき2点減点する。 ①図画の基本的な法則を理解し、消化して応用できる。 ②描画素材・用具の特徴を知り使いこなせる。 ③芸術性を意識し創造性を重視した表現ができる。 ④課題終了後に自己課題が確認できる。 ⑤視覚情報に対して保育者として価値・判断基準をもち意見表明ができる。 注意事項 参考図書:『油絵初級レッスン』視覚デザイン研究所編集室,視覚デザイン研究所 『風景画教室』グラハム・スコールズ著,マール社 『色の本棚』, 『〃2』,『〃3』視覚デザイン研究所編集室,視覚デザイン研究所 Ⅱ-141 授 1 回 2 回 3 回 業 回 数 別 〈オリエンテーション〉 ・ 授業の進め方および評価について ・ 受講の注意 ・ スケッチブック,描画材の配付 ・ ダーマットで線の練習 〈形の捉え方①〉 線・面・固まりで捉える ・ 課題1.「ダーマットによるクロッキー」 ・ 課題2.「面で捉える:色紙」 〈形の捉え方②〉 ・ 課題3.「固まりとして捉える:パステル」 〈光と影の扱い方①〉 光の方向・陰と影 4 回 〈光と影の扱い方②〉 ・ 課題6. 「円柱」 ・ 課題7. 「布のしわ」 5 回 〈遠近法の扱い方①〉 ・ 課題7「透視図法について:箱を描く」 ・ 課題8「その他の遠近法」 6 回 〈遠近法の扱い方②〉 ・ 課題9「室内を描く」 7 回 〈色彩の扱い方①〉 明度・再度・色相について ・ 課題8「配色練習」 ・ 課題9「混色練習」 8 回 〈色彩の扱い方②〉 ・ 課題 10「森の中の多様な緑を描き分ける」 9 回 〈描画材の扱い方・クレヨン〉 ・ 課題 11「手」 10 回 〈描画材の扱い方・クレヨン〉 ・ 課題 12「静物」 11 回 〈描画材の扱い方・アクリルガッシュ①〉 ・ 課題 13「人物」−1 12 回 〈描画材の扱い方・アクリルガッシュ②〉 ・ 課題 13「人物」−2 13 回 〈描画材の扱い方・アクリルガッシュ③〉 ・ 課題 14「静物」−1 14 回 〈描画材の扱い方・アクリルガッシュ④〉 ・ 課題 14「静物」−2 15 回 〈視覚情報の扱い方〉 生活の中の視覚要素・造形要素について ・ 課題 15「視覚情報の扱い方のまとめ」 Ⅱ-142 教 育 内 容 平 科目名 成 図画工作(工作A) 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 1 計 画 担当教員 高橋 敏之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼児教育において、表現活動の一環として位置づけられる造形活動の理論と実際を体系的に 把握させる。また、造形活動を適切に援助させるために必要な造形表現の基礎的技術・能力 を幼児のための木製ジグソーパズルの制作を通して養い、併せて指導方法を考察させる。後 半では保育室の壁を飾る壁面構成についての基礎知識を学びその制作の入門的演習を行う。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げた理論の理解、基礎的技術、指導方法について考 える力、を身につける。また汎用的学習成果として、①保育者としてふさわしい態度の育成 を目指す。 授業の進め方 教 育 方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として実技を通し演習も加えて現場で役に立つ作品を作り、その指導方法も併せ て学習させる。作品は個人制作とし、出来上がった作品は、保育教材として各自に持 ち帰らせる。 ・自主的・主体的な学習を心がけること。原寸大の下絵を早く完成させることが重要 である。制作に関わる材料は、個人が用意するものとする。 ・カット集などを用意しておくと制作がはかどる。 ・担当教員が、参考作品としての木製ジグソーパズルを用意する。 ・造形委員をクラスごとに選出する。造形委員は、用具の準備・後片づけ・清掃の指 示・ゴミの処分をする。 ・壁面構成の基礎についての学習時には、資料を回覧鑑賞し活用する。 ・創造的な作品制作に繋がる下絵を考案する。 予習・復習 法 ・下絵の考案などの予習を求める。 ・復習として、毎授業回の振り返りを求める。 テキスト ・小黒三郎:『シリーズ・子どもとつくる1 動物組み木をつくる』、大月書店. 学習評価の方法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 ・現場で役に立つ作品を作り、その指導法を理解する。 ・保育のための教材となるような作品を作り上げる。 ・自主的・自主的・主体的な学習態度を身につける。 ・制作に関わる材料を適切に用意する。 作品 60 点、その他 40 点の配分によって成績を判定する。開講回数の 3 分の 2 以上出席し ていない者は、作品提出の資格を失う。 注意事項 ・担当教員が、①参考作品としての木製ジグソーパズル、②参考資料としての作品写真集、 ③木製ジグソーパズルの制作に必要な基礎的な材料・用具、④壁面構成の参考作品・各種資 料を用意する。 ・制作上の問題点は、担当教官に相談すること。 ・授業において、制作の準備ができていない者、制作意欲のない者、制作に関係のないこと をしている者など、保育者養成を目指す幼児教育学科にふさわしくない学生には工作室から の退室を命じる。 Ⅱ-143 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・授業ガイダンス ・出席の仕方、受講態度、作品の提出などについて講義する。 ・幼児の発達と造形活動について講義する。 ・幼児期の自己表現の一つである造形活動を保障することの重要性について論じる。さらに 幼児の造形活動の始まりとその後の発達過程について考察する。 2 回 ・作品鑑賞『さまざまな木製ジグソーパズル』 。 ・指示したような方法で、作品を速さで回覧する。作品・資料・作品集を大事に扱うこと。 ・ テキスト、実際の幼稚園の壁面の写真、学生作品の実物と写真などを鑑賞して、これか ら始める制作の概要を知り、イメージをふくらませる。 ・木製ジグソーパズルの制作と教育的価値。 3 回 ・パズルのバリエーションについて講義する。①Var1.画面分割式:1つの絵をバラバラに するタイプー(a)規則性あり:7×7ピースくらいが限界、(b)ランダム、(c)ユニット (部分)。②Var2.ピース独立式:ピース1つ1つに意味がある。2∼4歳:15∼20 ピースく らい。③Var3.はめ絵式:ピースと同じ形の穴がある。1 対1対応。 ・アイデアスケッチ ・枠 10 ㎜以上にする。 4 回 ・木のそり・ねじれ・かわき・割れについて講義する。①木表(皮に近い方)。②木裏(中 心に近い方)がピースの表にくるようにして作る。③割れやすい木目の方向、割れにくい 木目の方向。 ・下絵の制作(1)切り抜きの計画。(2)配色計画①着色なし。②部分的に着色。③全面 に着色。 ・下絵の提出・採点。 5 回 ・下絵の転写。①セロテープで2か所とめる。②カーボン紙は、下向きにする。③赤のボー ルペンなどを使って、できるだけ細い線でなぞる。 ・ 切り抜きの留意点について講義する。①切る線を赤鉛筆でなぞる。②キリで目立たない ところに穴あけする。③板の上下からあけると小さい穴が開けられる。④鋸刃の種類― アサリ目(直線)、飛び目アサリ(曲線)、二つ山(どちらでも)。 ・電動糸鋸盤による切り抜き(1) 。 6 回 ・電動糸鋸盤による切り抜き(2) 。 ・切り抜きの留意点について講義する。⑤糸鋸刃を下向きにつける。⑥直角ターンのとき電 源を切るな。極小カーブがあると思ってまがること。⑦鋸刃にかかる合力。⑧斜めに切れる 原因。 7 回 ・彫刻刀による彫り。 ・彫りの技法について講義する。①彫りクズの始末。②制作版の使用。③角をどこまで削る か。技法を使うかどうか。④側面にサンドペーパー。⑤彫刻刀―丸刃、三角刃、切り出し。 ・素地磨き。 ・素地磨きについて講義する。①サンドペーパー:♯120 荒い→♯180→♯240 細かい(仕上 げ)。②素地みがきは木工の命。最大限ていねいにやる。③側面の処理。④枠の底板との接 着面は、軽くやるだけ。 ・接着 Ⅱ-144 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 ・接着磨きについて講義する。①サンドペーパー。②枠。③底板のベニヤ。④両面:きれい な方が上。鉛筆で枠の形を軽くなぞる。⑤急ぐとき:「G17」か「G クリヤ」で両面接着(圧 着)。百科事典 5 冊程度。はみ出しは、そのまま固める。後で彫刻刀やカッターナイフなど で取って、サンドペーパーがけ。取扱方法をよく読む。⑥急がないとき:「木工用ボンド」 で両面接着(圧着)。はみ出しは、ぬらして固搾りの布で拭取る。ずれないよう側面4か所を セロハンテープで固定してから重しをかける。 9 回 ・水彩絵の具による彩色。 ・着色について講義する。①水彩絵の具:白を混ぜる→不透明字→パステルカラー。木目を 消すので水をたっぷり入れて溶く。②油性フェルトペンは使ってはいけない。水生サインペ ンは使ってもよい。 10 回 ・クリアラッカー仕上げ。 ・クリアラッカー仕上げについて講義する。①ラッカーシンナーで薄める。油性フェルトペ ンは溶けて流れる。②刷毛の洗い方:a.トイレットペーパーでよくふく。b.ラッカーシンナ ーで洗う c.トイレットペーパーでよくふく。③塗り方:(1)24 時間乾燥(日かげ) 。バラバ ラにしておかないとくっつく。ばらして紙袋に入れて持って帰る。24 時間、風通しのよい 日陰で乾燥させる。(2)ケースとピース:横→裏→表の順で塗る。 ・作品の提出・採点。 ・下絵は、提出する。 ・下絵の用紙に、「学生番号 幼児教育学科 氏名 西暦年」を鉛筆で記入する。 11 回 ・壁面構成の保育における意義と目的について講義する。 ・季節感と年中行事について考える。 ・作品鑑賞『過年度生の壁面構成ミニスケール』 12 回 ・壁面構成に用いる素材について講義する。 (1)素材についての説明を行う:①各種紙類に ついて。②身近な自然素材の利用について。③廃物の活用について。④その他の素材につい て。(2)接着剤についての説明を行う。 ・壁面構成に用いる手法について講義する。①幼児の制作への参加。②動きのある仕掛け。 ③半立体への工夫。 13 回 ・7月、8月、9月、10 月の壁面構成を考える。 ・参考資料の回覧と自由鑑賞。 14 回 ・7月、8月、9月、10 月の壁面構成のアイデアスケッチをする。①季節と行事を選定す る。②画面の構成を考える。③材料と手法を吟味する。 15 回 ・7月、8月、9月、10 月の壁面構成の下絵を制作する。①鉛筆書きする。②色鉛筆で着 色する。③材料を記入する。 ・下絵の裏に『学籍番号 氏名』を記入する。 ・下絵の提出と採点。 Ⅱ-145 平 科目名 成 図画工作(図画B) 22 年 度 授業回数 15 質問受付:E 棟 105 研究室9:00∼17:00 教 育 単位数 計 1 画 担当教員 福井 晴子 e-mail: [email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 保育者として必要な、図画の基礎技能の習得を目指す。 1.図画の基礎的技能を習得して応用ができる。 2.描画素材・用具の特性を活かして目的に応じた表現ができる。 3.児童文化財に対する選択眼を確立し、保育の中で自らが製作する絵画等に創造性を意識 した表現ができる。 4.製作するパネルシアターについては、子どもを対象に演じることを想定して課題を明確 にできる。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4項目を習得する。 また、汎用的学習成果として、①保育者としての態度・信念の形成に自助努力し②幼児を 指導する適正な価値・判断の基準を知り、明確に意見表明ができる力を育成する。 授業の進め方 教 (講義・演習・実験・実習・実技) ①演習に入る前に課題の説明と、留意事項等を説明する。 ②課題の演習を通じて、体験的に学ぶ。 ③演習の過程では、個別のアドバイスを適宜行う。 ④準備から片付けまでを含めて授業内容として扱う。 育 ・ 法 予習 復習 方 ・ 課題の達成速度は個人差があるので、十分に課題を研究し、技術を獲得するための 演習を必要に応じて時間外にも行うことを求める。 テキスト なし(必要に応じてプリント配付) 学習評価の方法 以下の6つの学習成果についてその度合いを作品・記録・その他の提出物によって満点を 100 点とし、おおむね2:3:2:1:1:1の比重で評価する。ただし、授業態度に問題があ った時は状況に応じて、欠席は1回につき5点・遅刻・早退は各1回につき2点減点する。 ①図画の基本的な法則を習得して応用できる。 ②描画素材・用具の特性を活かして目的に応じた表現ができる。 ③保育を想定した絵画等に芸術性を意識し創造性を重視した表現ができる。 ④作品製作後に自己課題が確認できる。 ⑤課題製作の過程では、保育者としての態度信念に反しない行動ができる。 ⑥視覚情報に対して保育者として価値・判断基準をもち意見表明ができる。 注意事項 参考図書: 各種の保育絵本 Ⅱ-146 授 業 回 数 別 教 1 回 〈オリエンテーション〉 ・ 授業の進め方および評価について ・ 受講の注意 〈児童文化財・視覚情報への認識〉 2 回 〈絵画練習①〉人 〈パネルシアター①〉絵本を決定 3 回 〈絵画練習②〉魚 〈パネルシアター②〉登場人物のアイデアスケッチ 4 回 〈絵画練習③〉野菜 〈パネルシアター③〉背景のアイデアスケッチ 5 回 〈絵画練習④〉動物 〈パネルシアター④〉場面とせりふの確定 6 回 〈絵画練習⑤〉動物 〈パネルシアター⑤〉下絵作成 7 回 〈絵画練習⑥〉鳥 〈パネルシアター⑥〉下絵作成 8 回 〈絵画練習⑦〉花 〈パネルシアター⑦〉描画 9 回 〈絵画練習⑧〉花 〈パネルシアター⑧〉着色 10 回 〈絵画練習⑨〉昆虫 〈パネルシアター⑨〉着色 11 回 〈絵画練習⑩〉乗り物 〈パネルシアター⑩〉配置の練習と相互の助言 12 回 〈絵画練習⑪〉マイシューズ 〈パネルシアター⑪〉上演練習 13 回 〈パネルシアター⑫〉上演と鑑賞・助言 14 回 〈パネルシアター⑫〉上演と鑑賞・助言 15 回 〈パネルシアター⑬〉上演と鑑賞・助言 Ⅱ-147 育 内 容 平 科目名 成 図画工作(工作B) 22 年 度 教 育 授業回数 15 単位数 1 計 画 担当教員 高橋 敏之 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等): 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼児教育者(幼稚園・保育所)に幼児造形の意義を認識させると同時に、主として実技と 演習を通して表現(幼児造形)の在り方を体得させ、就職後も活用させたい。そこで、幼児 の創造性を養わせる幅広い造形活動の展開について学習させる。特に保育室の壁を飾る壁面 構成のミニスケールの制作を通して、半立体的な造形表現に関する題材や素材の領域を広 め、造形能力を高めさせる。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げた認識や知識、指導について考える力、を身につ ける。また汎用的学習成果として、①保育者としてふさわしい態度の育成を目指す。 授業の進め方 教 育 (講義・演習・実験・実習・実技) ・主として実技を通し演習も加えて現場で役に立つ作品を作り、その指導法も併せて 学習させる。作品は個人制作とし、出来上がった作品は資料として各自に持ち帰らせ る。 ・自主的・自主的・主体的な学習を心がけること。スケール 4 分の1の下絵を早く完 成させることが重要である。制作に関わる材料は個人が用意するものとする。担当教 員が、参考作品としての壁面構成ミニスケールを用意する。 ・造形委員をクラスごとに選出する。造形委員は、用具の準備・後片付け・清掃の指 示・ゴミの処分をする。 法 予習・復習 方 ・下絵の考案などの予習を求める。 ・復習として、毎授業回の振り返りを求める。 テキスト ・保育のひろば編集室/編:『アイディア壁面 12 か月』、株式会社メイト 学習評価の方法 以下の4つの学習成果についてその獲得度合を量的に評価する。 ・現場で役に立つ作品を作り、その指導法を理解する。 ・保育のための教材となるような作品を作り上げる。 ・自主的・自主的・主体的な学習態度を身につける。 ・制作に関わる材料を適切に用意する。 主に作品によって成績を判定する。開講回数の3分の2以上出席していない者は、作品提 出の資格を失う。 注意事項 参考図書:大場牧夫/編著:『壁面構成 12 か月』、世界文化社. ・制作上の問題点は、担当教官に相談すること。 ・授業において、制作の準備ができていない者、制作意欲のない者、制作に関係のないこと をしている者など、保育者養成を目指す幼児教育学科にふさわしくない学生には工作室から の退室を命じる。 Ⅱ-148 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ・授業のガイダンス。 ・出席の仕方、受講態度、作品の提出などについて講義する。 ・幼児期の自己表現の一つである造形活動を保障することの重要性について論じる。さらに、 幼児の描画活動の始まりとその後の発達過程について考察する。 2 回 ・作品鑑賞『過年度生の壁面構成ミニスケール』。 ・指示したような方法で、作品を適当な速さで回覧する。作品・資料・作品集を大事に扱う こと。 ・保育室の壁面をどのように飾るかは、就職してすぐにしなければならない仕事である。テ キスト、実際の幼稚園の壁面の写真、学生作品の実物と写真などを鑑賞して、これから始め る制作の概要を知り、イメージをふくらませる。 3 回 ・アイディアスケッチ(1)。 ・用紙にいろいろアイディアを描いてみる。 ・この回以降、各自必要な用具・材料を各自持参する。主な準備物(その1)、①はさみ、 ②水生のり(アラビックヤマト、木工用ボンドなど)、③化学のり(G17,G クリヤーなど)、 ④カッターナイフ、⑤色鉛筆。 4 回 ・アイディアスケッチ(2)。 ・小画面でアイディアスケッチをする。 ・イメージマップを活用する。 ・主な準備物(その2) 、⑥クレヨン、⑦定規、⑧物差し、⑨水彩での彩色用具一式、⑩新 聞紙、など。 5 回 ・下絵の制作(1)1∼4月。 ・下絵の B4 用紙を 1 人5枚配布する。アイディアスケッチ用1枚、下絵提出用3枚、予備 1枚。 ・配色計画は、色鉛筆で行う。 6 回 ・下絵の制作(2)5∼6月。11∼12 月。 ・細かな材料の指定についての注意を書き込む ・表(おもて)の右下に、学生番号・氏名を 3 枚とも書く。 7 回 ・前期に制作した下絵 4 か月分を合わせる。 ・壁面構成 12 か月の下絵の提出・採点。 ・配色計画をした下絵の 12 枚を提出し採点する。 Ⅱ-149 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 ・12 か月の下絵をもとに制作に取りかかる。 ・材料を集め道具の点検をする。 ・手法を吟味し研究する。 9 回 ・壁面構成の制作(1)1・2月。 ・1月の壁面構成のテーマ例:「獅子舞」「年賀状」「凧揚げ」など。 ・2月の壁面構成のテーマ例:「豆まき」「雪だるま」「鬼」など。 ・カッティングマットとステンレス直定規は、大学備品の使用を認める。 10 回 ・壁面構成の制作(2)3・4月。 ・3月の壁面構成のテーマ例:「雛人形」「つくし」「卒園おめでとう」など。 ・4月の壁面構成のテーマ例:「入園おめでとう」「蝶々」 「チューリップ」など。 ・制作の準備:①小物入れ、②紙箱、③手提げ袋などがあると、制作に都合がよい。 11 回 ・壁面構成の制作(3)5・6月。 ・5月の壁面構成のテーマ例:「こいのぼり」「母の日」「藤の花」「遠足」など。 ・6月の壁面構成のテーマ例:「時の記念日」「雨降り」「虫歯予防デー」など。 ・スティック糊は、接着力が弱いので使用しない。 12 回 ・壁面構成の制作(4)7・8月。 ・7月の壁面構成のテーマ例:「朝顔」「ひまわり」「七夕の笹飾り」など。 ・8月の壁面構成のテーマ例:「花火」「海水浴」「海の風景」など。 13 回 ・壁面構成の制作(5)9・10 月。 ・9月の壁面構成のテーマ例:「お月見」「葡萄の棚」「赤トンボ」など。 ・10 月の壁面構成のテーマ例:「芋掘り」「運動会」「遠足」など。 14 回 ・壁面構成の制作(6)11・12 月。 ・11 月の壁面構成のテーマ例:「紅葉」「みの虫」「縄跳び」 「秋の夕日」など。 ・12 月の壁面構成のテーマ例:「クリスマス」「サンタクロース」「大晦日」など。 15 回 ・作品の提出・採点・壁面構成ミニスケール 12 か月分の提出を採点する。 ・作品上部余白には、「壁面構成ミニスケール ○月」を、黒のフェルトペンで書く。 ・作品下部余白には、「学生番号 幼児教育学科 氏名 西暦年」を黒のフェルトペンで書 く。 Ⅱ-150 平 科目名 国語 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 浦上博文 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) :B404授業終了後、e-mail:[email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 国語力を向上させることは、将来の社会人として、また幼児の言葉の発達に大きな責任を 負う将来の保育者として必要不可欠である。国語に関する専門的知識を身に付けた実践的指 導力のある保育者を養成することを目指し、以下の3点を教育目標とする。 ① 国語基礎力(敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字)を充実させる。 ② 社会人・保育者として必要なさまざまな文章の表現力を身に付ける。 ③ 連絡帳・クラスだよりなど保育の現場で作成する文章の表現力を身に付ける。 学生の学習成果: 学生の学習成果:専門的学習成果として、教育目標に掲げる3点に関する知識及び技能を 修得する。また、汎用的学習成果として、社会人として必要な価値観・意見、論理的思考力、 人間関係力を涵養する。 (講義・演習・実験・実習・実技) 教 授業の進め方 授業は、ほぼ次のように進める。 ① 毎回、授業はじめに漢字の学習(漢検レベルに挑戦!シリーズ)を行う。 ② テキストあるいは配付資料に沿って、担当教員が学習内容に関する解説を行う。 ③ 学習内容を定着させるために、受講生が演習問題・課題に取り組む(必要に応じ 育 て提出)。 法 予習・復習 方 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に、「授業回数別教育内容」に記された復習を求める(「復習カード」提 出)。 テキスト 川本信幹(監修)『日本語検定公式テキスト「日本語」中級』東京書籍、2008 年。 以下の4点の学習成果について、その獲得度合を量的に評価し、おおよその配点を「①: 学習評価の方法 ②+③:④=55:30:15」とする。 ① 国語基礎力(敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字)を充実させる。 ② 社会人・保育者として必要なさまざまな文章の表現力を身に付ける。 ③ 連絡帳・クラスだよりなど保育の現場で作成する文章の表現力を身に付ける。 ④ 論理的思考力を身に付ける。 なお、評価は、授業での課題、学期末試験、復習カードの結果を総合して実施する。 価値・意見及び人間関係力に関する評価は、②及び③の中に含める。また、論理的思考力の 評価は、復習カードにより行う。 注意事項 参考図書等 ・玉井美智子(監修)『保育の実践アイディア事例集 2・3』学事出版、2003 年。 ・岡崎比佐子・古川伸子(監修・執筆)『おたより・連絡帳・懇談会』小学館、2006 年。 Ⅱ-151 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 ① オリエンテーション ② 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(1)」を行う。 ③ テキスト「敬語」(p8∼37)の前半を学び、演習問題に取り組む。 予習:シラバスを通読する・ 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字、 「敬語(前半)」演習問題の復習を 行う。 2 回 ① 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(2)」を行う。 ② テキスト「敬語」(p8∼37)の後半を学び、演習問題に取り組む。 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字、 「敬語(後半)」演習問題の復習を 行う。 3 回 ① 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(3)」を行う。 ② テキスト「文法」(p40∼68)を学び、演習問題に取り組む。 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字、「文法」演習問題の復習を行う。 4 回 ① 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(4)」を行う。 ② テキスト「語彙」(p70∼90)を学び、演習問題に取り組む。 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字、「語彙」演習問題の復習を行う。 5 回 ③ 第1回漢字復習テストを行う。 ④ テキスト「言葉の意味」 (p92∼112)を学び、演習問題に取り組む。 予習:テキストの該当箇所を通読する。漢字復習テストに向けた学習を行う。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字、「言葉の意味」演習問題の復習を 行う。 6 回 7 回 ⑤ 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(5)」を行う。 ⑥ テキスト「表記」(p114∼118)を学び、演習問題に取り組む 予習:テキストの該当箇所を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字、「表記」演習問題の復習を行う。 ① 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(6)」を行う。 ② 「意見文(論説の文章) 」の書き方(その1) 意見文の実例を通して、意見文の書き方を理解し、「文章作成の条件」決定から下書きまで の行為を行う。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 8 回 ① 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(7)」を行う。 ② 「意見文(論説の文章) 」の書き方(その2) 添削の実例によって添削のしかたを知る。それに従って、下書きした文章を相互に添削し合 う。相互添削を踏まえて、文章を完成させる(提出課題) 。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 Ⅱ-152 授 9 回 業 回 数 別 教 育 内 容 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(8)」を行う。 「手紙」の書き方 「手紙の基本形式」に沿って、 「前文」 「主文」 「末文」 「後づけ」などの書き方を知る。封 筒の書き方を知る。実際に「実習のお礼状」と「封筒」を書く(提出課題)。手紙を相互 に批評し合う。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 10 回 11 回 第2回漢字復習テストを行う。 「連絡帳」の書き方(その1) 連絡帳が保育においてどのような役割を持ったものであるかを知る。幼児の年齢によるさ まざまな連絡帳と記入の仕方を知る。連絡帳の内容と記載上の留意点を知る。 予習:配付資料を通読する。漢字復習テストに向けた学習を行う。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(9)」を行う。 「連絡帳」の書き方(その2) 「演習問題1」 「演習問題2」を用いて、実際に連絡帳の文章を書く(提出課題) 。連絡帳 の文章を相互に批評し合う。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 12 回 13 回 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(10)」を行う。 「連絡帳」の書き方(その3) 「演習問題3」 「演習問題4」を用いて、実際に連絡帳の文章を書く(提出課題)。連絡帳 の文章を相互に批評し合う。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(11)」を行う。 「クラスだより」の書き方(その1) クラスだよりが保育においてどのような役割を持ったものであるかを知る。さまざまなク ラスだよりと作成の仕方を知る。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 14 回 15 回 漢字の学習「漢検レベルに挑戦!シリーズ(12)」を行う。 「クラスだより」の書き方(その2) 「演習問題」を用いて、クラスだよりを作成する。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 第3回漢字復習テストを行う。 クラスだより」の書き方(その3) 「演習問題」を用いて、クラスだよりを完成する(提出課題)。クラスだよりを相互に批 評し合う。 期末試験について 予習:配付資料を通読する。漢字復習テストに向けた学習を行う。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。漢字の復習を行う。 Ⅱ-153 平 科目名 児童文学 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 浦上 博文 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等) :B404授業終了後、e-mail:[email protected] 教育目標と学生の学習成果 教育目標: 幼児の情緒や感性を育み言葉の発達に大きな役割を果たす児童(幼年)文学を保育に生か す力が、保育者を目指す学生に求められている。本講義では、児童(幼年)文学に関する知 識と実践的指導力のある保育者を養成することを目指し、以下の4点を教育目標とする。 ① 近代児童文学史の要点を理解する。 ② 絵本の読み聞かせ・紙芝居の要点を理解する。 ③ 学内での絵本の読み聞かせ・紙芝居等の実習に参加し、指導法を理解する。 ④ 保育所での「お話の会」 (絵本の読み聞かせ・紙芝居等の実習)を行い、実践的指導力を 身に付ける。 学生の学習成果: 専門的学習成果として、教育目標に掲げる4点に関する知識及び技能を修得する。また、 汎用的学習成果として、学習態度、保育者になろうとする自覚を涵養する。 教 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) ・第1∼4回は、講義を中心にして進める。 ・第5∼14 回は、実習を中心にして進める。(第5∼12・15回は、学内で行う。第 13・14 回は外部の保育所で行う。) 育 テキスト 法 予習・復習 方 ・毎授業回前に、「授業回数別教育内容」に記された予習を求める。 ・毎授業回後に、「授業回数別教育内容」に記された復習を求める。 ・毎時間、担当教員が作成した教材(プリント)を使用する。 ・担当教員が準備した絵本・紙芝居を使用する。 学習評価の方法 以下の5点の学習成果について、その獲得度合を量的に評価し、おおよその配点を「①+ ②+⑤:③:④=50:30:20」とする。 ① 近代児童文学史の要点が理解する。 (→試験) ② 絵本の読み聞かせ・紙芝居の要点を理解する。 (→試験) ③ 学内での絵本の読み聞かせ・紙芝居等の実習に参加し、指導法を理解する。 ④ 保育所での「お話の会」 (絵本の読み聞かせ・紙芝居等の実習)を行い、実践的指導力を 身に付ける。 なお、評価は、学期末試験、実習、課題の結果を総合して実施する。 態度・信念の評価は全授業を通して行い、学習態度・保育者になろうとする自覚に問題が ある場合、評価点より減ずる(1件1点)。 注意事項 参考図書等 ・大藤幹夫編『展望日本の児童文学』双文社出版、2000年。 ・鳥越信編『鑑賞日本現代文学35巻 児童文学』角川書店 1982年7月) ・川和孝『声でコミュニケーション【日本語の発声から朗読まで】』 (新水社 2002 年 6 月 Ⅱ-154 授 業 回 数 別 教 育 内 容 ○ オリエンテーション 1 回 ○幼稚園・保育園における絵本・紙芝居の活用の仕方を理解する。(ビデオの視聴) 予習:シラバスを通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 近現代児童文学史概説(1)「巌谷小波、お伽噺の時代」「小川未明の出現」について、 2 回 以下の事柄について理解する。①近代児童文学の誕生とその要因 丸』③小波の功績 ④近代児童文学の遅れた出発 ②巌谷小波と『こがね ⑤未明の登場と大衆児童文学 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 近現代児童文学史概説(2)「『赤い鳥』の時代」について、以下の事柄について理解 3 回 する。①「赤い鳥」の創刊 ②鈴木三重吉と「赤い鳥」の作家たち ③童心主義の児童文 学 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 近現代児童文学史概説(3)「児童文学、冬の時代、そして現代児童文学」について、 以下の事柄について理解する。①プロレタリア童話から生活童話 4 回 文学③戦時下の児童文学④敗戦直後の児童文学 ②冬の時代の大衆児童 ⑤第二期、不振と停滞の時期 ⑥第三期 とそれ以後、現代児童文学の時代 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 絵本の読み聞かせを聞き、絵本の持つ力について理解する。 5 回 6 回 ○ 多くの絵本を見ることにより、優れた絵本の要素について理解する。 ○ グループ内で読み聞かせを実践し、読み聞かせの要点を理解する。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 多くの絵本を見ることにより、子どもの発達段階にあった絵本について理解する。 ○ グループ内で読み聞かせを実践し、読み聞かせの要点を理解する。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 多くの絵本を見ることにより、子どもが育つ絵本について理解する。 7 回 8 回 ○ グループ内で読み聞かせを実践し、読み聞かせの要点を理解する。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 多くの絵本を見ることにより、新しい子ども観と近代絵本の特徴について理解する。 ○ グループ内で読み聞かせを実践し、読み聞かせの要点を理解する。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 Ⅱ-155 授 9 回 業 回 数 別 教 育 内 容 ○ 様々な種類の紙芝居を見学し、その楽しさを体感する。 ○ 紙芝居の見学を通して紙芝居の演じ方を学ぶ。 ○ 交代で紙芝居を演じることにより、演じ方を身に付ける。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 耳から入る言葉の大切さについて理解する。 ○ 伝承文学について理解する。 10 回 ○ ストーリーテリングの本を読み、ストーリーテリングがどのようなものであるかを理解 する。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 11 回 ○ ストーリーテリングの実際を見学し、ストーリーテリングの持つ力を体感しつつ演じ方に ついて理解する。 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 ○ お話の会の準備を通して、読み聞かせの本の選び方・お話の会の進め方を学ぶ。 12 回 ○ 絵本の読み聞かせ・紙芝居の練習を通して、各自の改善点を明らかにしつつ実践力を高 める。 予習:配付資料を通読し、絵本の読み聞かせ・紙芝居等の練習をする。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 13 回 14 回 15 回 ○ 保育園における絵本の読み聞かせ・紙芝居の実践を通して、これまでの学習成果を確認す るとともに各自の課題を明らかにする。 予習:絵本の読み聞かせ・紙芝居等の練習をする。 復習:実践を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 保育園における絵本の読み聞かせ・紙芝居の実践を通して、これまでの学習成果を確認す るとともに各自の課題を明らかにする。 予習:絵本の読み聞かせ・紙芝居等の練習をする。 復習:実践を振り返り、復習カードに記入する。 ○ 保育園における絵本の読み聞かせ・紙芝居の実践を通して、これまでの学習成果を確認す るとともに各自の課題を明らかにする。 ○ 期末試験について 予習:配付資料を通読する。 復習:授業内容を振り返り、復習カードに記入する。 Ⅱ-156 平 科目名 児童文化 成 22 年 度 教 授業回数 15 単位数 育 2 計 画 担当教員 尾崎 聡 質問受付の方法(e-mail,オフィスアワー等):e-mail [email protected] 教育目標と学生の学習成果 【教育目標】 児童文化に関する基本的問題や用語や実例について知る。抽象概念ではなく具体的イメージ で捉えていくことが大事なので、児童文化の世界がよく表現されている紙芝居・絵本・昔話・ 映像など様々なメディアも利用して理解する。具体的には以下の通り。 ①児童文化とは何か、その起源と展開について知る。 ②児童文化の内容の概略について知る。 ③日常生活の中で出会う児童文化の実例、自分たちが子どもの頃に体験した児童文化の例に ついて考察する ④保育現場で展開されている児童文化の事例について学ぶ。 【学生の学習成果】 「専門的学習成果」 ①児童文化の起源、展開、内容の概略、保育の場・日常生活における実例についての知識が 身につく ②保育の場で実践、応用する際の視点が形成される 「汎用的学習成果」(「態度・信念」 ) 子ども文化 と異なり、保育・教育的意味合いが強い 児童文化 に関する学習を通じて 保育者の態度・信念が身につく。 授業の進め方 (講義・演習・実験・実習・実技) 抽象概念ではなく具体的イメージで捉えていくことが大事なので、児童文化の世界が よく表現されている紙芝居・絵本・昔話・映像など様々なメディアも利用して理解す る。メディアは見放しではほとんど意味がないが、逆に予習・復習を加えると奥深い 教養が形成されるのでこれを予習・復習の題材として利用する。 教 方 法 予習・復習 育 ・1 回の授業に対して予習・復習が義務付けられる。その内容については毎回の授業内 において口頭または板書でポイントを示すので気をつけること。 ・予習復習を行っているかどうかを確かめる方法としては学期の中盤でノート提出ま たはレポート提出を求める テキスト 特にテキストは指定しないが、毎回参考資料をプリントで配布する。 Ⅱ-157 【評価方法】 児童文化に関する学習成果を期末試験および提出物によって証明してもらう 学 習 評 価 の 方 法 【学習成果の達成度の評価比率】 「専門的学習成果」 ①児童文化の起源、展開、内容の概略、保育の場・日常生活における実例についての知識が 身についているか(50%) ②保育の場で実践、応用する際の視点が形成されているか(25%) 「汎用的学習成果」(「態度・信念」 ) 子ども文化と異なり、保育・教育的意味合いが強い児童文化に関する学習を通じて保育者の 態度・信念が身についているか(25%) ②点数配分 期末筆記試験(90%) 提出物(10%) 欠席回数×(−2)点 注意事項 Ⅱ-158 授 業 回 数 別 教 育 内 容 1 回 オリエンテーションおよび導入 ■講義内容:オリエンテーション(授業の進め方、スケジュール、単位認定方法) 、児童と 児童文化(児童文化の定義、児童文化研究の最前線「子どものしぐさの世界」 ( 股覗き キ ツネの窓 カギしめた など世代を超えて伝承される遊びを考察する) ■参考映像:宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』 (他にも『チビまる子ちゃん』に出てくるこ とでも知られる エンガチョ は時空間を超えて伝えられている子どもの文化、子どもの精 神世界そのものである。 ) 2 回 子どもの心と生活世界 ■講義内容: 里山(身近な遊び場、自然と歴史が豊富な理想的な遊び場で生活経験の源) ■参考映像:宮崎駿監督『となりのトトロ』(昭和30年代の東京・埼玉近郊、世帯の多く が農家であった時代、高度成長以前、燃料革命以前の世界に注目。) 3 回 子どもの心と生活世界 ■講義内容:林の恵み(ドングリと葉っぱ)、森の名残=鎮守の森(塚の森)、園行事(遠足 と散歩) ■参考映像:宮崎駿監督『もののけ姫』(ブナ・ナラ林、照葉樹林、原生林、西日本の里山 の描写に注目。) 4 回 子どもの心と生活世界 ■講義内容:昔話の世界観(坂、穴=おむすびころりん、橋、辻=笠地蔵、浜=天の羽衣) ■参考文献:昔話『かぐや姫』 (天上他界の宇宙観や時空間)、 『浦島太郎』 (海中他界の宇宙 観や時空間) 、『おむすびころりん』(地中他界の宇宙観や時空間) ■参考映像:宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』 (坂・穴・橋を通じて異界に迷い込む家族に 注目。) 5 回 子どもの心と生活世界 ■講義内容:笠地蔵の世界(年の瀬、餅つき、物々交換、村はずれの六地蔵、大晦日にやっ てくる神、小判) ■参考文献:昔話『笠地蔵』 ■参考映像:アニメ『笠地蔵』 6 回 生活世界の環境変化と遊びの変化 ■講義内容:伝統的な遊び場(道、庭、空き地、原っぱ、神社、寺、校庭、小川…) ■参考映像: アニメ『こち亀 激闘カンケリ大戦争』 参考風景:『ドラえもん』(空き地 には土管がつきもの) 7 回 児童文化財 ■講義内容:児童文化の内容(児童自身が作り出す文化と大人が子供のために作り出す文化) ■参考文献:藤子不二雄『まんが道』 ■参考映像: 映画『トキワ荘の青春』(昭和 30 年代、児童向け雑誌最後の時代、手塚治虫、 寺田ヒロオ、藤子不二雄など良質な児童向けマンガを制作し続けることにこだわった人々) Ⅱ-159 授 業 回 数 別 教 育 内 容 8 回 児童文化とは ■講義内容:児童文化(1930 年代)と子ども文化(1960 年代) ■参考映像: アニメ『巨人の星』(高度成長期以降、時代は児童向けマンガから劇画へ移行 していった、劇画タッチの象徴。) 9 回 児童文化と生活経験 ■講義内容:年中行事(新暦と旧暦、花見、花祭り、七夕、お盆、月見、年の瀬、正月、節 分、お雛様…)と園行事 ■参考映像:民放番組『ダッシュ村のお月見』 (団子だけでなく里芋や豆など秋の作物を供 えてススキを活け、皆で楽しく団子・里芋汁を食べて、無事に収穫の秋を迎えたことを祝 う。) 10 回 児童文化と生活経験 ■講義内容:お盆と正月(お盆=先祖霊迎え、園行事=キュウリの馬とナスの牛、正月=先 祖神迎え、園行事=とんど焼き) ■参考映像:NHKドキュメンタリー ふるさとの伝承『上斎原の正月』(年末は忙しく、 お正月は心静かに神を迎えるのが本当だった。 ) 11 回 児童文化と食育 ■給食の文化(パン、脱脂粉乳と牛乳、鯨肉、冷凍食品と食の画一化、米飯給食、先割れス プーンとお箸問題、ランチプレートと犬食い問題) ■参考映像:宮崎駿監督 アニメ『おもひでぽろぽろ』(昭和 30 年代の児童の生活に注目。) 12 ・ 13 回 児童文学とファンタジー ■講義内容:子どもの想像力(フィクションとノンフィクション、空想と嘘) ■参考文献:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ原作、宮崎駿監督『ハウルの動く城』(ファン タジーは意外と難解であり、人生の節目節目に何回も繰り返し鑑賞し、意味解釈を要する。 この作品もそうした好例。) 14 ・ 15 回 児童文学と語り・話し ■講義内容:文学を子どもに伝える方法(語りと話し、物語と昔話) ■参考映像:アニメ映画『ブラザー・ベア』(語り手=私=アメリカ先住民の知者、による 語りに注目) Ⅱ-160