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平成23 年度 公益財団法人全国高等学校家庭科教育振興会事業報告 Ⅰ

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平成23 年度 公益財団法人全国高等学校家庭科教育振興会事業報告 Ⅰ
平成 23 年度
公益財団法人全国高等学校家庭科教育振興会事業報告
Ⅰ公益財団法人理事会・評議員会
1 理事会
(1)第1回理事会は、9月 13 日(火)に全国高等学校家庭科教育振興会事務局において、開催した。
公益財団法人認定までの取組み状況の報告に続いて、平成 23 年4月1日~7月 31 日までの財団法人
全国高等学校家庭科教育振興会にかかる事業報告、財務諸表及び収支計算書報告、監査報告について、
審議し承認された。なお、公益財団法人としての平成23年8月1日~平成 24 年3月 31 日までの事業
計画及び予算は、年度当初のものを引き継ぐ。
(2)第2回理事会は、2月3日(金)にホテルメトロポリタンエドモントにおいて、開催した。
平成 23 年度事業中間報告及び収支計算書中間報告に引き続き、平成 24 年度事業計画案及び収支予算
書案並びに資金調達及び設備投資見込み額について、審議し承認された。
2 評議員会
(1)第1 回評議員会は、10 月14 日(金)に群馬県ホテルメトロポリタン高崎において、開催した。
平成23 年4月1日~7月 31 日までの財団法人全国高等学校家庭科教育振興会にかかる事業報告、財
務諸表及び収支計算書報告、監査報告について、審議し承認された。
Ⅱ 公益事業の報告
1 家庭科教育に関する調査研究
(1)進路調査研究委員会による進路状況調査
期 間: 7月2日(火)
内 容: 全国の家庭学科等設置校対象に卒業生の進路状況調査を実施し、生徒数 1,1091 人、275
学科の実態をまとめた。校長会秋季研究協議会において、発表・冊子を配付した。
期 間: 10 月4日(火)
内 容: 山形昭夫進路調査研究部会長他4人で、国立大学協会・日本私立大学協会・全国専修学校・
各種学校総連合会等、関係 10 団体に要請活動を行った。
(2)家庭科調査研究委員会
平成 22 年度に引き続き「家庭科におけるキャリア教育・職業教育の在り方」に関する調査研究に取
り組んだ。なお、調査内容の一部抜粋を「記念誌」に掲載誌し、全国の高等学校長及び関係団体に配
付した。平成 24 年5月校長会総会・研究協議会において、
「家庭科におけるキャリア教育・職業教育
の在り方」の報告書(冊子)を配付し、説明を行う。
期 間: 平成 22・23 年度の2年間、23 年度は年間4回の会議を開催した。
内 容: 全国の生徒・家庭科教員対象のキャリア教育・職業教育の意識調査及び全国の家庭学科卒業
生対象のケース研究調査(質問紙・面接法)のまとめを行った。
2 講習会・講演会・研究会
(1)全国高等学校家庭科実践研究会(京都大会)
「豊かな心と生きる力を育む家庭科教育―生活文化の伝承と創造を目指して」をテーマに開催した。
文部科学省藤田晃之教科調査官の「高等学校におけるキャリア教育の推進についてー家庭科教育との
かかわりに焦点をあてて」の基調講演、「京の食文化―私のこだわり」と題する瓢亭十四代当主髙橋英
一氏の講演、「新学習指導要領の実施に向けた授業実践」の実践報告、「環境ワークショップ――家庭
科が大好きになるワークショップ」など研修会を実施し、翌日は府内8箇所でのアラカルト研修など、
京都の伝統と特色を生かした工夫ある研修を実施した。
期 日: 平成 23 年7月 28 日(木)~29 日(金)
会 場: 同志社女子中学高等学校他
参加者: 全国の高等学校の家庭科教員 220 名
(2)全国高等学校家庭科技術検定(被服製作・食物調理技術検定)全国専門委員会
文部科学省望月昌代教科調査官、顧問のご臨席のもと、評価の目を揃えるための協議、効果的な運
営の在り方等についての研修を実施した。
期 日: 平成 23 年5月 12 日(木)~13 日(金)
参加者: 各道府県代表家庭科教員等
171 名
会 場: アルカディア市ヶ谷
(3)全国高等学校保育技術検定全国専門委員会
文部科学省望月昌代教科調査官、顧問のご臨席のもと、評価の目を揃えるための協議、効果的な運営
のあり方等についての研修を実施した。
期 日: 平成 23 年6月3日(金)
参加者: 全国の家庭科教員等
110 名
会 場: アルカディア市ヶ谷
(3)全国技術検定代表理事会
文部科学省望月昌代教科調査官のご臨席のもと、
技術検定の円滑な実施及びその推進等について協議
会を開催した。
期 日: 平成 23 年5月 26 日(木)
参加者: 各都道府県の検定代表校長 30 名
会 場: 事務局
3 関係団体と連携した機関誌の刊行
(1)家庭部会報を発行し、都道府県会員校、関係団体等に配付した。
平成 23 年7月 15 日 家庭部会報第 117 号発行、発行部数 4,000 部
平成 24 年1月 15 日 家庭部会報第 118 号発行、発行部数 4,000 部
(2)家庭部会 60 周年記念誌・技術検定 50 周年記念誌を発行し、都道府県会員校、関係団体等に配付した。
平成 24 年3月 31 日 家庭部会 60 周年記念誌・技術検定 50 周年記念誌の合本を刊行、発行
部数 2,500 部
4 家庭科に関する各種の検定試験の実施
平成 23 年度 被服製作・食物調理技術検定
○ 第 33 回検定実施
実技試験
4級~1級:5月 21 日~8月 31 日
筆記試験
3級~2級:6月 24 日
1級:7月8日
受験者数
104,882 名
○ 第 34 回検定実施
実技試験
4級~1級:9月 10 日~2月5日
筆記試験
3級~2級:11 月 18 日
1 級:12 月2日
受験者数
70,437 名
平成 23 年度 保育技術検定
○ 第 21 回検定実施
実技試験
4級~1級:5月 21 日~8月 31 日
筆記試験
2級~1級:7月1日
受験者数
55,221 名
○ 第 22 回検定実施
実技試験
4級~1級:9月 10 日~2月5日
筆記試験
2級~1級:10 月 28 日
受験者数
42,158 名
5 保育技術検定 研究評価における講師派遣
平成 23 年度の新規事業として、保育技術検定の円滑で充実した運営を図り、評価基準への一層の理
解と適正化を確保するため、研修会等に講師を派遣する「講師派遣制度」を実施し、次の6県への派遣
を行った。5月三重県、7月佐賀県、8月大阪府・愛媛県・徳島県・佐賀県。
6 関係団体と連携した家庭科教育の振興に寄与したものの表彰
(1)教員表彰
表彰者数:家庭科教諭 29 名
時
期:2月
(2)被服製作・食物調理技術検定 3種目 1 級合格者(3冠王)の表彰
表彰者数:979 名(内 男子6名)
時
期:3月
(3)被服製作・食物調理技術検定 3種目1級と保育1級合格者(通称4冠王)の表彰
表彰者数:73 名
時
期:3月
Ⅲ 収益事業の報告
1 技術検定にかかわる教材の作成・販売
(1)問題集: 被服製作・食物調理技術検定を受験する生徒の自学自習並びに教師の指導用に資するため
家庭科問題集「基礎編」
、
「被服編」
、
「食物編」を発行した。
「基礎編」は3・4級、
「被服
編」
・
「食物編」は1・2級に対応した「筆記試験」のための学習支援の教材を作成・販売
した。
(2)保育技術検定過去問題集:保育技術検定を受験する生徒や教師の指導のための学習支援教材として
1・2級用筆記試験の「過去問題集」を作成・販売した。
(3)保育検定用のビデオ: 平成 23 年度には、保育技術検定3級、4級の実技試験の教師指導用のため
のビデオ制作に取り組んだ。平成 24 年度から販売する。
(4)型紙:3級用被服製作(和服・洋服)技術検定における実技試験のための型紙を制作・販売した。
(5)指導要項: 被服製作・食物調理の技術検定の実技試験の指導のための教師用テキストを作成、販売
した。平成 24 年度からは無料配付とする。
(6)食物調理検定用のビデオ:食物調理4級、3級用の実技試験のための教師指導のためのビデオ「調
理の基礎」
「豚肉と野菜の炒め物」を販売した。
2 高等学校家庭科の指導にかかわる教材の作成・販売
(1)ライフプランノ-ト: 高等学校の教科指導の展開に役立つ、生徒が使用する学習ノートを改訂し、
販売した。
(2)私たちのエチケット: 高等学校の家庭科の授業や、
ホームルーム指導などにおける生活文化の学習
やマナー教育に関する実習等の指導に生かす副教材を、
出版社と提携して作
成したもので、印税の収入があった。
3 その他の事業
(1)駐車料収入:1階のスペースを駐車場とし、近隣の企業や店主に貸し出した。
(2)家庭部会業務委託:全国高等学校長協会家庭部会から業務委託され、当公益財団職員が家庭部会の
様々な事業を分担・担当した。
(3)会議室収入:3階の執務室を東京都公立高等学校長協会事務局に貸し出した。
(4)教材の収入:出版社と連携した教材を作成した。
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