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和 光 の 伝 統 の 味“ 田 舎 ま ん じ ゅ う ” 農 家 の 方 々 と ふ れ あ う ア

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和 光 の 伝 統 の 味“ 田 舎 ま ん じ ゅ う ” 農 家 の 方 々 と ふ れ あ う ア
エンジョイ
わこう ライフ
ふるさと
和光さんぽ
1
No.44
▶販売から 時間で売り切れてしまう
という 半三池 生 活 改 善 クラ ブの〝 手 作
りまんじゅう〟( 個入・400円)
。年数
回の販売を楽しみにしている人も多く、
行 列 ができるほどの人 気 ぶり。 月
日に開催された坂下公民館まつりでは
198パックが完売した
1
5
▲小麦粉ベーキングパウダー、水などを混ぜ合わせた生地は
30分以上寝かすのが美味しさの秘訣。1.5㎏の粉類から60個分
のまんじゅうの皮ができる。仕込みに二日かかる手作りあん
この材料は120個分で小豆1㎏と砂糖1.3㎏。生地の表面を滑ら
かに伸ばしてあんこを包むと艶のあるまんじゅうに仕上がる
5
22
農業体験センター
和光高校
コンビニ コンビニ
10
駅
東武
線
東上
市
和光
まちの見聞
特派員
レポート
愛されている障害児たち
私が「にんじん」に出会ったのは、
中央公民館のホールでした。タイト
ルに引かれて手にとって、
それが
「和
光市心身障害児・者を守る会」
の会報
誌であることを知りました。
守る会は1969年に立ち上がりま
した。その頃の町の方針は、障害児
の就学は免除。
「それはあんまりだ!」
と初代会長の馬場さんを先頭に会の
活動が熱く始まりました。
そして1977年春、多くの人が熱
望した県立の障害児専門の学校が和
光市に誕生したのです。
34年の歴史を持つ2つの学校を訪
ねてみました。行き止まりの広い道を
入って行くと、右側が知的障害児、左
側が肢体不自由児の学校。校庭の前
は緑豊かな樹林公園です。待機してい
るスクールバスを見ながら校舎に入
ると、壁画や生徒の作品の質の高さに
感動です。高等部の卒業生は様々な
9 広報わこう JUL. 2011
まちの見聞特派員
都築 和枝
所で働いています。広報6月号の「ふ
るさと和光さんぽ」で紹介されたパン
やクッキー作りも彼等の仕事です。
守る会の会員は130名くらい。そ
の中で賛助会員が60名以上います。
初代の会長がクリスチャンだった御
縁で、本町の教会と大勢の有志の支
援が42年も続いている、との事。守
る会を変わらぬ愛で見守る人達の存
在を知りました。
七代目会長の工藤さんの息子さん
は19歳。重度の障害で歩けません。で
も、
めげていないさわやかなお母さん
です。これから若いパパ・ママが次々
入会してきたら、この会はさらに良い
働きをしていける、
と思いました。
*只今、新会員募集中です*
灰汁を取り除きながら煮込
みます。次に砂糖を入れて
・
町線
有楽 心線
都
副
9
市民まつりなどでお馴染
みの“田舎まんじゅう”
(写
₃
丁寧にかき混ぜながら炊き
上げます。そのあんを直径
㎝ ほどに手で丸めて生地
東
自 京外
動 環
車
道
₂
真 )は 和 光 市 に 古 く か ら
伝わる甘味です。
新倉ふるさと
民家園
2
坂下公民館まつりや市民
新倉小学校
まります。まず、たっぷり
新倉コミセン
東林寺
の水に一晩漬けた小豆を、
長照寺
3
まつりで年に 回、手作り で包み、蒸し器で 分ほど
まんじゅうを販売する半三 蒸せばでき上がり。
池(はんざいけ)生活改善 ふっくらとした生地とほ
クラブの方々(写真 )によ どよい甘さのあんが絶妙の
ると、昔から農家さんでは まんじゅうは、作りたては
お盆の仏壇への供え物やお もちろんのこと、冷めても
客へのもてなしとして、家 美味しくいただけます。
庭でまんじゅうを作ること 和光の伝統の味といえる
が一般的だったそうです。 “ 田 舎 ま ん じ ゅ う ” は、 市
「 和 光 の お ま ん じ ゅ う は 民まつりなどで購入できる
酒蒸しせず、小麦と小豆の 他、アグリパーク農業体験
素朴な味わいが特徴です。 センターで行われる講座で
地 元 の 農 家 で は、 作 り 方 作り方を学ぶこともできま
は 祖 母 か ら 口 伝 え で 学 ぶ す(今年は 月開催予定)。
もの。当クラブでは中身に アグリパーク農業体験セ
手作りの粒餡を包んでいま ンター(写真 )では観光農
すがこし餡を使う家庭もあ 園や農業関連の講習会、交
り、それぞれの家で“おば 流も行っています。
あ ち ゃ ん の 味 ” を 受 け 継 施設内には市民ボランテ
ぎ、楽しんでいらっしゃい ィアグループ“フラワーメ
イト”が管理する美しい花
ます」(冨岡まゆみ会長)
昔 な が ら の ま ん じ ゅ う 壇もあり、四季折々の草花
は、まずあんこ作りから始 が楽しめます。是非、訪れ
てみてください。
蒸し器の湯気で汗だくで作業をしていた半三池生活改善クラブの皆さん。当クラブは半三
池エリアの農家の女性たちの集まりで、
和光市の事業応援や独自で研修などを行っている
ショッピング
センター
市内の農家と市民が気軽に交流
し、農業体験できる憩いの場と
して平成10年6月2日に開設した
アグリパーク農業体験センター
2
3
₁
和光の伝統の味
“田舎まんじゅう”
農家の方々とふれあう
アグリパークへ出掛けよう
アグリパーク
!!
震災と男女共同参画
No.171
男女共同参画
わこうプラン推進委員だより
震災当日から、3か月が過ぎようとしてい
る。多くの方々が復旧・復興に向けて懸命の
努力をされていることに感謝しながらも、被
災者そして被災地のことや“原発"のことを思
うと、心には今なおトゲが刺さっている。
いろいろな課題が山積しているものの、東
北新幹線の全線開通、学校授業の再開、会社や
商店の事業再開、仮設住宅への入居開始など
の明るいニュ―スも聞けるようになってきた。
そのような中で、昨年度の最後のわこうプラ
ン推進委員の会議での会話が思い出される。
被災地の女性、高齢者や子ども、障害者などの
いわゆる“災害弱者"の問題が話題になった。筆
者も、
“持病持ち"の高齢者のハシクレ。集団で
の宿泊には、人には言いたくない課題もある。
地震当日、スンデの処で帰宅困難者になり掛け
たが、避難所のお世話にならずに帰宅できた。
そのときの困惑は、避難所などの集団生活へ
わこうプラン推進委員
大河内 茂美
の適応が可能かどうかの不安を募らせている。
被災地や避難所では、弱者や少数者、特に妊
産婦や授乳中の母親はもとより、介護や育児
責任を負うことの多い女性の声がどの程度、
反映されているだろうか。また、性被害の問題
は、どうなのだろうか。元気な者や男性では気
が付かない面など、あまりニュースでは知る
ことの出来ない部分の話が気になっている。
大震災のような非常事態という非日常の中
では、個々の“人権"にただでさえいろいろと制
約が課される場面が多い。
“男女共同参画社会
の推進"は日常的な生活に限定されたテーマだ
と思われがちだが、本来、男女の対等な参画を
基礎とし、多様な人々の声や力を生かせてこ
そ、非常事態にも即応可能な“健全で強靭な社
会"が構築出来ると信じている。このようなと
きに備えて、男女共同参画社会の推進に普段
からの努力が必要だと改めて痛感している。
『男女共同参画苦情等処理窓口をご利用ください!』
「市の男女共同参画推進施策や男女共同参画の推進に影響を及ぼす施策への苦情」
や
「セクハラや男女共同参画を阻害する人権侵害の相談」
をお受けします。
問合せ先:人権文化課 ☎424-9088
和光市駅北口から右方向へ徒歩1分。壁面を飾る、和光
南特別支援学校の生徒たちの作品。
このコラムは市民であるプラン推進委員が、男女共同参画わこうプランの基本理念に基づ
き、
男女共同参画を推進するための啓発活動の一環として執筆しています。
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