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11月15日 [PDFファイル/31KB]
平成22年11月15日(月曜日) 天気(晴) 箕面公園内にあるチョウの食草を育て る温室の横に入館者が増えてきた。温室 でもチョウを見るタケノホソクロバの幼 虫が発生。蛾の幼虫で、いわゆる毛虫型 をしている。幼虫の時に毒を持っており、 被害は、かゆみが2週間程度続くようだ。 笹などの葉を食べて育つので、一般には 住宅街などでは遭遇することは少ない。 成虫は一見チョウのような翅の形をし ていない。 ハラビロカマキリと思われる。羽化す る際に翅がうまく伸びていない。脱皮に 失敗すると途中で死んでしまうこともあ るだろうし捕食されたり、アリに見つか りエサになってしまい、生き延びること は難しい。野外では脱皮に失敗した個体 を見ることは珍しい。 「ハチのまねをしました」展示の説明。 ハチは私たちにとっても識別することは 容易い。黄色と黒色の模様がハチのパタ ーンであり、それを真似する昆虫がいる。 ハチは、長い産卵管を持ったハバチのよ うに刺さないハチから、アシナガバチや スズメバチなどの刺すハチへと進化した と考えられている。そのため刺すハチの 形は、捕食者から逃れるには都合がいい。 全く違う甲虫や蛾の仲間が真似をして いる。 身を守る手段は様々である。毒針で身を守ったり、反対に毒で攻撃するもの もいる。その擬態は相手に毒を持っていることをアピールすることで、攻撃し ないでも身を守ることができる。