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福岡市長からの新年のあいさつ 福岡市民の皆様 、あけましておめでとうございます。福岡市長の 髙島宗一郎です。 新しい年、皆さんにとって素晴らしい年になりますように。 今、時代の流れが早くなってきています 。例えば、皆さんもスマートフォンを持つ方 も増えてきたりとか、手元でいろんな情報を見ることができるようになった。 例えば、市長からこのように動画で新年の挨拶をする という のも 、ある意味、時代の 変化というか、これは新しい時代ではないかと思っています。 こうした時代の変化の速さ、流れの速さに、市役所も対応して 行かなければいけない というふうに 思います。 例えば、世の中では 、今、待機児童ということが問題になっています 。 福岡市では、私が就任してからこの二年間で 3,200 人分の待機児童解消のための保育 所の整備 に着手しております。この 3,200 人という数字は、実は 私が就任する前の、過 去 9 年間と同じ分の量をこの二年間で整備着手している ということなんです。 今の時代、より、その情報化というか、情報も便利になってきていますので、福岡市 では政令指定都市では初めて、コンビニエンスストアで住民票 ですとか印鑑証明を取れ るようになった。こういったサービスもスタートいたしました。 ちなみに、住民票をコンビニエンスストアで取るための住基カード、住基カードの無 料キャンペーンがこの 1 月までとなっておりますので、お急ぎいただければと思います。 このように、時代の変化に応じて、市役所も 色々 なサービスを展開しています。 福岡市では、第 3 次産業が 9 割、これは従業員ベースでも、消費ベースでも 9 割が第 3 次産業なんです。いわゆる サービス業の方が多い。ですから、消費者をできるだけ増 やしていって、この福岡の街の経済を 元気にしていこ う ということで、たくさんの方が 訪れる,そういった取組をまずは短期的に始めています。大型コンベンション、コンベ ンションというのは、会議とか、国際会議とか、スポーツ大会とか,こういったものを 開催したりとか、それから、旅行の方も来ていただきたいということで、オープ ントッ プバスとか、それから福岡の地下鉄の 中 すべて、無線LAN、無料で使える無線LAN の整備、これだけの規模感で整備して い るのは日本でも福岡市だけ、こういった先進的 な取組を続々 と行っ て参りました。 さて一方でこれから ,少子高齢化、少子高齢というのは簡単にい えば、税金を収める 人達の数がだんだん減ってくるという事なんです。 こうした、いわゆる 福岡市としては税収が減ってくる時代にあって、それでもやはり 住民サービスを維持していくための工夫。これが非常に重要になってくるんです。 今年はこうしたものに対応してくために特に、強い絆の地域づくりに力を 入れていき たというふうに思っています。 例えば、市役所など国でもいいんです が 、こういった公共の機関が住民にサービスす ること「公助」といいますけれども、今は ,今からの時代は、それだけでは多様化する 市民のニーズに 応えていくことは出来ません。住民が自ら自分たちのことを自分たちで , 地域 で 行っ て い くと いう「 共助 」、 それ から、 市役 所と それ から住 民の 皆さ んと か、一 緒に力 を合 わせ て取 組んで いく 、こ れは 「共助 」と いい ます 、あ、 ごめ んな さい 、「 共 働」といいます。 「共働」というのは、共に働くとかいて「共働」という ,こうした、 「公 助」 だ けで はない 、「共助 」や 、「 共働 」、これ がこ れから の 大事な テー マにな っ て 参 り ます。 福岡市では、小学校の 校区ごとに自治協議会があって、そして、それぞれに公民館が ある 。これが非常に全国でも珍しい、非常に恵ま れた環境にあるんです 。ですからこれ から は , そ のそ れぞ れの自 治協 議会 の取 組、も ちろ ん、 加入 率が減 って きて い る とか 、 それから、後継者不足とか、当然、こういった悩み というの は各地にあるんですが、こ れからは ,そういったいろんな地域ごとの課題に、これまで 、どういう取組をしてきた か、実は、そういった各地がもっている 課題 をうまい取組によって克服した地域もある んです。こうした、うまくいった事例を、みんなで共有しよう、去年からスタートした 自治協サミット、自治協議会サミットですね、こういったものを活用しながら、それぞ れの地域の地域力をというものを あげていく、これに力を入れていきたいと いうふうに 思っています。 もう一つが、こども の学力です、やはり、こどもという のは、まさに私達福岡市民の 未来がかかっているわけです 。特に福岡市の教育においては、英語力とそれから道徳力 とい う こ と に力 を 入 れてい ます 。特 に英 語でい きま すと 、今 、福岡 市の 中学 校、 高校 、 政令指定都市で一番ネイティブスピーカーの授業を毎週入れているということなんで す。これ、何故かというと、私就任一年目の 時に、実験を行いました。毎週ネイティブ スピーカーを入れる学校と 年間で 25 時間入れる学校、一年間経つと、リスニングのテ ストの結果、6.7 ポイントも差がでました。ですから、今はすべての学校で、これ を 適 用しているわけです。 こうした、こ どもの学力、また、道徳力をあげていくようなことに も力を 入 れていき ながら、将来にわたる福岡市をより強いものにしていきたいと いうふうに考えておりま す。 また、長期的な視点で、その こどもたちが働く場所を確保しなけ ればならない、また 長期的に福岡市の経済を より大きく 発展させていきたい、こういったことから ,今、福 岡に非常に強みのある、例えば、ゲームとか、ファッショ ンとか、こういったコンテン ツ産業に 、力を 入れていきたいと いうふうに思ってい ます。東京などでも企業の誘致の ためのセミナーなど を積極的に開催しておりますし、この福岡のコンパクトな 中に、都 市環境、都市の機能が 詰まっていて、そしてまた、海や山の自然にも恵まれているとい う、この強みを活かして、また、アジアと のネットワーク、こうしたアクセスの良さも 活かし て 、 福岡 のコ ンテン ツ産 業と いう ものを グロ ーバ ルに 戦える 企業 にす るた めに 、 取組を進めてい きたいと 思います。 これからも福岡市がより大きく発展していくために、福岡市政、全力 を尽くしていき たいというふうに思って おります。 皆さんも 、この一年間、素晴らしい年になることを祈念いたしまして、私の新年の挨 拶とさせて頂きます。