...

突撃!隣のSeasarプロジェクト

by user

on
Category: Documents
7

views

Report

Comments

Transcript

突撃!隣のSeasarプロジェクト
Seasar Conference
2006 Autumn
Autumn
突撃!
突撃!隣のSeasarプロジェクト
- 現場で
現場で役立つ
役立つ実践Tipsを教えてもらおう 2006.11.12
株式会社 ティーアンドエフカンパニー
出羽 健一 ([email protected])
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
1
本セッションの概要
• 概要
– Seasar2を採用した実プロジェクトを通じて
獲得した実践Tipsを事例も交えてフィードバック
– 小さな企業が短期間で大規模開発を成功させた
全容に迫る
– 今回の事例紹介により、Seasar2の導入障壁が
少しでも低くなれば幸いです
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
2
アジェンダ
•
•
•
•
講師紹介
事例紹介
アーキテクチャ
Tips紹介
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
3
講師紹介
• 「出羽 健一」の紹介
– 株式会社 ティーアンドエフカンパニー
• CTO
– Seasar2のコミッター
• 新米です
– 金沢工業大学院 客員助教授
• 実は去年から授業でSeasar2を教えていました
– 出身地
• 大阪府
– 趣味
• 格闘技 / ルービックキューブ / 手品
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
4
事例紹介①
• サイト内容
– 学生
学生と
と企業の
企業の就職マッチング
就職マッチング支援
マッチング支援サイト
支援サイト
– 人事担当者 採用業務システム
採用業務システム
• 開発元
– 株式会社 ティーアンドエフカンパニー
• 規模
– 約1000ページ
アプリ数
個)
1000ページ (Webアプリ
アプリ数: 6個
• 期間
– 約9ヶ月 (実装期間:
5ヶ月)
実装期間: 5.5
• 使用S2プロダクト
– S2Contaner 2.3 / S2JSF / S2Dao
• ミドルウェア
– Tomcat 5.5 / Postgre SQL 8.1
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
5
事例紹介②
.
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
6
事例紹介③
ししし、同同同同で
他に3件しSeasar2の
ププププププををををを
(30~90画面程度)
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
7
事例紹介④
会社の
会社の話であって、
であって、
プロジェクトの
プロジェクトの話ではない
• どんな奴らが作ったのか?
– 社員18人(開発者11人) + 学生スタッフ
株式会社 ティーアンドエフカンパニー
標準化され生産性の高い
設計アーキテクチャ
要件
クライアント
ビジネスプラン
アプリケーション
TTFメソッド2.0
人材教育プログラムによる
優れた開発体制
設計
設計メンバー
実装
T倫理・ビジネス教育
開発スタッフ
東京
会津
プロジェクト参加
・遠隔での開発
・学生スタッフも
プロジェクト参加
コンピュータの
専門大学
T先端IT技術の研究
T優秀なSE候補
会津大学生
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
8
事例紹介⑤
• 技術的側面の成功要因分析
– Goyaベースのアーキテクチャ
• ジェネレータとの相性が抜群!!
– 独自開発のコードジェネレータ
– 多くの非機能要件を宣言的・透過的に対処できた
• DI / AOP / アノテーション / 名前規約 / ServletFilter
– 「IDの導入」を採用したERD
– S2Daoの生産性の高さ
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
9
事例紹介⑥
• ふりかえり
– 悪い面も見えたが、全体としては、Seasar2の導入は
SI企業としての開発力を確実に押し上げた
• 正直、Seasar2じゃなかったらやばかった
じゃなかったらやばかったと思う、、、
– 周りが使い始めて良さそうだったら、
自分たちも使ってみようと思う人が多いはず
– 今回の事例紹介により、Seasar2の導入障壁が
少しでも低くなれば幸いです
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
10
アーキテクチャ①
• ベースはGoya(ゴーヤ)
– ひがやすを氏 と 羽生章洋氏 が
共同で取りまとめている設計指針
– 参考:「Web+DB Press vol.31 Seasar2 徹底攻略」
プレゼンテーション層
プレゼンテーション層
サービス層
サービス層
ドメイン層
ドメイン
層
Dto
Dxo
Entity
Action
Service
Dao
Logic
典型的なGoyaのアーキテクチャの概要図
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
11
アーキテクチャ②
• Strutsベースのアーキテクチャの問題点
– 業務設計とプログラム設計との間にズレが発生する
プログラム設計は
この単位で行う
業務設計は
この単位で行う
業務仕様 a
jsp
jsp
Action
業務仕様 b
これは
業務仕様 a
jsp
jsp
①入力データ処理
②業務ロジック呼び出し
③画面出力処理
これは
業務仕様 b
原因は「UI」と「サーバ上のプログラム」が一対一に対応していないこと
原因は「UI」と「サーバ上のプログラム」が一対一に対応していないこと
参照: .NETエンタープライズ Webアプリケーション 開発技術大全 Vol.2
Seasar Conference
2006 Autumn
2つの画面
つの画面の
画面の間に挟まれる形
まれる形で設計・
設計・実装する
実装するプログラム
するプログラム例
プログラム例
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
12
アーキテクチャ③
• S2JSFの場合
– 「業務設計」と「プログラム設計」の間にズレが生じない
• 「UI」と「サーバ上のプログラム」が1対1に対応
– Html名と画面遷移図からクラス設計は機械的に定まる
– シンプル・疎結合・POJO
– コードジェネレータとの
コードジェネレータとの相性
との相性が
相性が抜群に
抜群に良い
html
html
html
html
Seasar Conference
2006 Autumn
Action
Action
・入力データ処理
・業務ロジック呼び出し
・画面出力処理
・入力データ処理
・業務ロジック呼び出し
・画面出力処理
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
13
アーキテクチャ⑤
• 「検索」画面遷移パターン
– 1html = 1Dto + 1Action 方式で知らないと辛いパターン
検索条件入力
検索結果一覧
search.html
search.html
list.html
list.html
詰め込み
SearchDto
検索条件
SearchAction
・初期化イベント
選択項目の値などをDBから
取得してSearchDtoにセット
・検索イベント
検索条件の
検索条件の詰め替え
(SearchDto ⇒ ListDto)
“検索結果一覧”へ遷移
Seasar Conference
2006 Autumn
ListDto 検索条件
検索結果
検索結果一覧は
検索結果一覧
は、検索条件入
力画面に
力画面に依存しないことが
依存しないことがポイ
しないことがポイ
ント。
ント。
こうすることで、
こうすることで、後で、お気に入
り検索機能などが
追加された
された場
検索機能などが追加
などが追加
された場
合でも、
検索結果一覧の
の修正は
でも、検索結果一覧
修正は
不要となる
不要となる
ListAction
・初期化イベント
ListDto内
内の検索条件を
検索条件を使ってDBへ
って へ検索。
検索。
結果をListDtoにセット
・次へイベント / 前へイベント / 再検索イベント
ListDtoに検索条件をセット
“自画面”へ遷移
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
14
ここここTTTT紹紹
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
15
Htmlテンプレート
• Htmlテンプレート
– ビュー(JSP)の代わりにHtmlファイルを使う技術
– プロトタイプとViewテンプレートは同じhtmlファイル
• アプリサーバが無くても確認可能
• 仕様変更時における2重メンテナンス不要
• 何時でもお客様に最新版のプロトタイプを届けることがで
きる
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
16
外部仕様 In Html
• HTMLプロトタイプに『仕様』と
『開発者向けメモ』を書いてしまう
ココにお
ココにお客様
にお客様に
客様に見せる仕様
せる仕様を
仕様を書く
ココに
ココに開発者向けの
開発者向けのメモ
けのメモを
メモを書く
※ 全画面に
で表示・
全画面に対し、一気に
一気にCSSで
表示・非表示を
非表示を切り替えるようにしておく
※ Htmlテンプレート
テンプレート の採用、
採用、及び、 「業務設計」
業務設計」と「プログラム設計
プログラム設計」
設計」の間に
ズレが生じない 1html = 1Action + 1Dto 方式で
方式で効果を
効果を発揮
Seasar Conference ズレが
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
17
Entity Tips
• EntityクラスのtoStringメソッドはcommonsの
ToStringBuilderを使ってオーバーライド
– 関連エンティティのプロパティまでも『変数名 = 値』
の形式で表示されるのでとっても便利です!
toStringメソッド
メソッドの
メソッドの実装例:
実装例:
import org.apache.commons.lang.builder.ToStringBuilder;
import org.apache.commons.lang.builder.ToStringStyle;
public String toString() {
return ToStringBuilder
.reflectionToString(this, ToStringStyle.MULTI_LINE_STYLE)
.toString();
}
Seasar Conference
2006 Autumn
使用例 ⇒
System.out.println(hogeEntity);
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
18
S2Dao Tips
• S2DaoのQueryアノテーションにおいて、
『キャメル文字列のテーブル名 + “Entity“』
の形式で、JOIN句を書かずにFK先のテーブルにアクセスできる
• 前提
– EntityでN:1マッピングの指定が行われていること
• 例
MEMBER
CIRCLE
MEMBER_ID(PK)
MEMBER_ID(PK)
MEMBER_NAME
MEMBER_NAME
CIRCLE_ID(FK)
CIRCLE_ID(FK)
CIRCLE_ID(PK)
CIRCLE_ID(PK)
CIRCLE_NAME
CIRCLE_NAME
~ MemberDao.java にて下記のようなメソッドが定義可能 ~
@Query(“circleEntity.circleName = ?”)
public findByCircleName(String circleName);
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
19
S2Dao で擬似1:Nマッピングを実現①
• 4種類のリレーションのうちで、
S2Daoは N : 1マッピングのみサポート
• 擬似的な 1 : N マッピングの実現方法を紹介
テーブル
MEMBER
CIRCLE
MEMBER_ID(PK)
MEMBER_ID(PK)
MEMBER_NAME
MEMBER_NAME
CIRCLE_ID(FK)
CIRCLE_ID(FK)
CIRCLE_ID(PK)
CIRCLE_ID(PK)
CIRCLE_NAME
CIRCLE_NAME
1:N
マッピ
マッピング
ング用
プロパ
ロパティ
エンティティ
MemberEntity
N:1
マッピング用
プロパティ
CircleEntity
Integer
Integer memberID
memberID
String
<< 1 : N >>
String memberName
memberName
Integer
Integer circleID
circleID
CircleEntity
CircleEntity circleEntity
circleEntity << N : 1 >>
Seasar Conference
2006 Autumn
Integer
Integer circleID
circleID
String
String circleName
circleName
List<MemberEntity>
List<MemberEntity> memberEntities
memberEntities
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
20
S2Dao で擬似1:Nマッピングを実現②
•
やり方
– FKを持っていない側のエンティティに以下のメソッ
ドやフィールドを追加する
1. Listや配列など、複数のエンティティが格納できる型の
フィールド、及び、Setter/Getterメソッドを追加する
2. equalsメソッドをオーバーライドする
(必須では無いがコードが簡潔になる)
3. 1 : N マッピングをセットアップするメソッドを定義する
次ページ以降のサンプルコードをコピーして
少し修正するだけで、手軽に実現できます
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
21
S2Dao で擬似1:Nマッピングを実現③
• サンプルコード (CircleEntity.javaの抜粋)
import org.apache.commons.lang.builder.EqualsBuilder;
private List<MemberEntity> memberEntities;
public void setMemberEntities(List<MemberEntity> entities) {memberEntities = entities;}
public List<MemberEntity> getMemberEntities() {return memberEntities;}
public setupMemberRelation(List<MemberEntity> entities) {
memberEntities = new ArrayList<MemberEntity>();
1 : N マッピング用の
for (entity : entities) {
Entityをセットアップす
if (getCircleId().equeals(entity.getCircleId())) {
るメソッド
getMemberEntites().add(entity);
}
全てのEntityクラスで
}
equalsメソッドの
public boolean equals(Object other) {
オーバーライドを推奨
if(!(other instanceof CircleEntity)) return false;
CircleEntity castOther = (CircleEntity) other;
return new EqualsBuilder()
.append(this.getAdminUserId(), castOther.getAdminUserId()).isEquals();
Seasar }Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
22
S2Dao で擬似1:Nマッピングを実現④
• サンプルコード
(CircleEntity.javaを呼び出す側)
/* 1 : N マッピングの
マッピングの候補となる
候補となるエンティティ
となるエンティティの
エンティティのリストを
リストを取得する
取得する
パフォーマンスを
を考慮して
数を絞り込んでも良
パフォーマンス
考慮してEntity数
して
んでも良いが、
いが、
バグの
バグの温床になるので
温床になるので慎重
になるので慎重に
慎重に! */
memberEntities = memberDao.findAll();
/* 1 : N マッピングの
マッピングの値をセットアップ */
circleEntity.setupMemerRelation(memberEntities);
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
23
ERDの勘所
• IDの導入
– 業務的な意図とは関係の無い
「レコードが存在している」ということだけを
表現するフィールドを各テーブルに定義する
– メリット
• SQL文がシンプルになる
• S2Daoと相性が良い
• 複合キーに比べて、画面⇔DB間のパラメータ渡しのコストが少なく
コーディングが楽になる
• テーブル間の関係が疎結合になり変更が柔軟
参考
楽々ERDレッスン
㈱スターロジック 羽生 章洋
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
24
Seasar 2.3時代の再起動テクニック
• Javaクラス修正に伴うアプリサーバ再起動は開発効率が悪い
• クラスファイルの型情報が不変ならアプリサーバ再起動は不要
(ブラウザのリロードだけで、変更箇所が反映される)
– 先にメソッドのインターフェースを定義してから、
後で内部のコードを記述するやり方で再起動時間を激減
• 再起動必要
– メソッド名、戻り値、引数の変更 / メソッド名の追加・削除
– クラス名の変更、クラスの追加・削除
• 再起動不要
– メソッド内のコード変更
• Seasar 2.4系のホットデプロイを使えば考慮しなくて良い
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
25
さらばプロパティファイル①
• 慣れ親しんできたプロパティファイルの代わりに
diconファイルを使う
• 利点
–
–
–
–
String以外の型も扱える
設定ファイルの構文ミスを実行前にKijimuna が検出
IDEを使えば呼び出しの影響範囲がすぐに分かる
やり方次第で環境依存変数の問題を解決できる
• イメージ
– 従来のResourceBundleクラス ⇒ POJOクラス
– 従来のproperties ファイル
⇒ diconファイル
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
26
さらばプロパティファイル②
• やり方
1. SetterとGetterから構成されるPOJOベースの
Propertyクラスを作成し、DIコンテナに登録する
2. Propertyクラスへセットする値を定義する
diconファイルを作成する
3. Setterを用意してPropertyクラスをDIして利用する
property.dicon
S2Container
S2Container
DataSourceProperty.java
DataSourceProperty.java
Seasar Conference
2006 Autumn
DI
DBPropertyクラスの
Setterメソッドを用意
Hoge.java
Hoge.java
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
27
さらばプロパティファイル③
• サンプルコード:
DataSourceProperty.java
public class DataSourceProperty {
private String url;
private String driverClassName;
private String user;
private String password;
~ SetterとGetterは省略 ~
}
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
28
さらばプロパティファイル④
• サンプル:
property.dicon
<component name="dataSourceProperty"
class=“sample.property.DataSourceProperty" instance="prototype" >
<property name="url">"jdbc:mysql://xxx.xxx.xxx.xxx/hoge”</property>
<property name="driverClassName">"com.mysql.jdbc.Driver"</property>
<property name="user">”hoge”</property>
<property name="password">”fuga”</property>
</component>
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
29
さらばプロパティファイル⑤
• サンプル
Hoge.java
①Hoge.java が S2コンテナで管理されている場合
以下のようなSetterメソッドを定義しておけば
private DataSourceProperty dataSourceProperty;
public void setDataSourceProperty(DataSourceProperty property) {
this.dataSourceProperty = property;
}
DIされたインスタンスを使ってプロパティ値を取得する
String user = dataSourceProperty.getUser();
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
30
さらばプロパティファイル⑥
• サンプル
Hoge.java
②Hoge.java が S2コンテナの管理下にでない場合
S2コンテナ経由でPropertyクラスを取得する
S2Container container = SingletonS2ContainerFactory.getContainer();
DataSourceProperty dataSourceProperty = (DataSourceProperty) container
.getComponent(DataSourceProperty.class);
String user = dataSourceProperty.getUser();
※ 実務では、うまくユーティリィティクラスを作りましょう
例: Java5 のジェネリックを使えば、キャスト不要でいい感じになります
DataSourceProperty property = S2Util.getComponent(DataSourceProperty.class);
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
31
さらばプロパティファイル⑦
•
環境依存問題に対処しよう
–
•
環境が変わるたびにあちこちのdiconファイルの
値を修正するのは避けたい!
Seasar 2.4でスマートな機能が登場したのと、
説明に時間が掛かるので詳細は割愛
–
–
興味のある方は、気軽に私に尋ねて下さい!
一度、設定を仕込めば、以下のような property.dicon
ファイルでコメントを切り替えるだけで対応できます
<!-- ##### 環境依存ファイル (いずれか1つをインクルードする) ##### -->
<!-- <include path="env.dicon"/> --> <!-- 本番環境 -->
<!-- <include path="env_it.dicon"/> --> <!-- 結合テスト環境 -->
<include path="env_ut.dicon"/> <!-- ユニットテスト環境 -->
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
32
複数のWebアプリをどうやって統括するか?①
• 例えば、マッチングサイトで、
「学生Webアプリ」と「企業Webアプリ」、
「管理Webアプリ」、「バッチ」を作る場合
• EntityやDao, Utlity, diconファイルなど各Web
アプリでの共通モジュールをどう管理するか?
– 各Webアプリでの重複は絶対に避けたい
– 更新頻度を考えると共通部分のjar化もイマイチ
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
33
複数のWebアプリをどうやって統括するか?②
• Subversionの「外部定義」機能はとっても素敵
– 一度ディレクトリのマウント設定をすれば、
個別アプリのディレクトリーツリーに共通プロジェクト
のサブディレクトリを組み込めます
学生用
Webアプリ
企業用
Webアプリ
管理用
Webアプリ
共通
プロジェクト
Seasar Conference
2006 Autumn
バッチ
SVNの「外部定義」
機能を使って
共通プロジェクトから
必要なディレクトリを
マウントする
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
34
複数のWebアプリをどうやって統括するか?③
• 手順
– 共通プロジェクトを作り、共通部分をここに集める
– common-app.diconのような共通のdiconファイルを作成
• Dao, Entity など共通箇所の設定をここに移す
• app.dicon から common-app.dicon をインクルードさせる
– Subversionの「外部定義」機能を使って、共通プロジェクトの
ディレクトリを個別プロジェクトにマウントする
• svn:externals属性
• Eclipseのsubversionプラグインを使えば比較的簡単に実現できる
• 例:
ある個別アプリのあるSVN上のディレクトリに共通プロジェクトのDao
ディレクトリをマウントする際のSVNプロパティの設定値
svn:externals dao https://svn.xxx.co.jp/hoge/trunk/common/src/main/java/jp/co/tafc/sample/dao
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
35
Interceptor Tips
• Interceptor内でHttpServletRequest を取得する方法
– Interceptorクラス内でHttpServletRequestの
setterメソッドを定義してもDIされない
– 自身よりライフサイクルが短いものはDI不可
• Interceptorのインスタンス属性は singleton
• HttpServletRequestのインスタンス属性は request
• singleton は request よりも長い
– HttpServletRequestはS2コンテナ経由で取得可能
S2Container container = SingletonS2ContainerFactory.getContainer();
HttpServletRequest request = (HttpServletRequest) container
.getComponent(HttpServletRequest.class);
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
36
リファラー
• 一部のセキュリティ対策ソフトでは、
デフォルトでリンク元(リファラー情報)を
送信しない設定になっている
– 例 : シマンテック社のノートンインターネットセキュリティ
• リファラー情報
(HttpServletRequest#getHeader(“Referer”))
を使うモジュールを使用・開発する際は要注意
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
37
非機能要件対策
• 下記の非機能要件は
「AOP」、「アノテーション」、「名前規約」、「ServletFilter」などを駆使して、
直接的に個別のソースコードを記述することなく、
宣言的・透過的に処理することができる
項目
説明
戻るボタン
ボタン対策
対策
登録完了後に戻るボタンを押して再登録されるのを防止する
ダブルクリック対策
ダブルクリック対策
ダブルクリックによる2重送信を防止する
排他制御
多人数での同時利用環境で、同じデータが更新・削除
存在チェック
存在チェック
既に他のユーザーによりデータを削除されていないかをチェック
URL直打
直打ち
直打ち対策
URL直打ちによるエラーを防止する
ログイン認証
ログイン認証
ログインしていないユーザーへのアクセスを禁止する
権限チェック
権限チェック
権限の無いユーザーには機能を利用させなくする処理
タイムアウト処理
タイムアウト処理
セッションタイムアウト時にログインページ等へ強制転送する
トレースログ
障害発生時の原因究明作業を考慮して、ログインIDなども仕込む
例外処理
メソッド引数、リクエスト、セッション情報をログに書き込み、メール送信
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
38
ご質問について
ススススススススで
お待ちしをちちち
気気にお越ししししち
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
39
Seasar Conference
2006 Autumn
© The Seasar Foundation and the others 2006. all rights reserved.
40
Fly UP